最近のいずみ

Last Update:2022/8/31



パートタイムアスリートいずみ 22年目に突入 

■2022年8月31日(水曜日)
 日本体育・スポーツ・健康学会大会1日目。2つのシンポジウムに参加した。最初のシンポジウムはトップアスリート養成の拠点としての大学の意義と問題点についての議論だった。社会の中に学歴至上主義と勝利至上主義があり、それは大学でも同じで問題点の一つであることが示された。文武両道という言葉があるが、現在では、運動ばかりではなく学業もバランス良くやるという意味合いで捉えられている。しかし、明治時代にこの言葉が使われた際には、特に当時の大学生は圧倒的な学歴エリートで、勉強ばかりしているので、少しは運動しなさいという意味があったのだという。時代と共に、同じ言葉でも意味が変化してくるという一つの良い例だと思った。トップアスリートが大学に在籍していると、単位取得について優遇されるという話を聞くことがあり、それについての議論もいろいろとなされていたが、単に基準に満たなければ単位取得ができないということで良いのではないかと思った。
 2つ目のシンポジウムは、AIとスポーツについての議論だった。人の目の届かないところにAIが入って審判をするということが始まりつつある。AIが入るということは、選手のデータを大量に取得することになる。その選手のデータは誰のものかということが決まっていない。そういったことがこの分野で議論されているということがわかった。情報技術(IT)、ロボット技術(RT)の発達により人間拡張技術が向上し、将来的には、トップ選手の動きを一般の人がコピーできる時代がやってくるという。運動習慣がない人は7割と言われており、運動に関するマーケティングを考えると、3割の人を対象にせざるを得ないが、運動習慣のない人たちを運動する方向に動かして行くには、どうしたらよいかということで、こういった技術が役立つのではないかとのことだった。運動をするきっかけの多くは、仲間との共感の増強であり、共感の継続だと考えられ、共感が高まれば笑顔が多くなる。みんながより笑顔になれるシステムをITやRTで構築できればと関係者は考えているらしい。その際に、セキュリティーやプライバシーの問題、安全性や中毒性、多様性への配慮など、次々と議論しなければならない項目が列挙され、収拾がつかない感じに見えた。また現段階で、競技場内のファンの興奮度をデジタル化できるということも触れられていて、良いままで数値にできなかったものが数値化されていくということに驚くと共に、サイバー空間とフィジカル空間を融合させる内閣府が提唱しているSociety5.0に着実に向かっているということを実感する議論を聞くことができた。

■2022年8月30日(火曜日)


本日の収穫
 原油価格が高騰して光熱水量逼迫のため、職場で冷房期間を変更するとの連絡があった。それによると、自分のいる建物は、冷房が使えるのは8月31日までとなっていた。9月からは冷房が使えないということは、必然的に扇風機で対処しなければならない。熱中症予防のため、冷房は使うというのが常識になっている中、それはないだろうと思ったのだが、補足として真夏日を超える日については、冷房運転をするとなっていたので、あまりに暑い日については冷房は使えるということなのでホッとした。暑い日には運転し、それほど暑くない日には運転を取りやめるということが合理的な運転だと思うのだが、お役所なので、日程が決まれば、基本的にその日程に沿って動くことになる。そのため毎年、冷房も暖房も使用期間が過ぎた後に、辛い思いをすることがある。そんなことを考えながら、それでも9月は暑い思いをするんだろうなぁと思いながら1日を過ごしたのだが、夜になって新たな連絡があった。それによると、担当者に様々な意見が寄せられ、再調整となったとのことだった。9月も冷房運転がなされる可能性がでてきたということなのだろう。エネルギーは限られている中、折り合いを付けなければならない担当者は、相当な苦労があるだろう。なんとか上手くおさまることを願う。

■2022年8月29日(月曜日)
 授業が対面となり、部活も通常通りとなり、やっと日常が戻ってきた。部活の時間に学生と話している中で、今と昭和の違いについてが話題となった。自分が子どもの頃は、電車の中で当たり前に喫煙できたため、車両の中の空気が白かったということを話すと、学生たちは信じられないという反応だった。駅のホームでも当たり前に灰皿が設置されていた。今では新幹線で喫煙車両はあるものの、白くなるほどモクモク状態を見ることはない。車やバスでも喫煙が当たり前な感じだったのだが、今でもその名残はあるということに学生が氣がついた。観光バスには、前のシートに灰皿があり、学生も子どもの頃に、観光バスに乗るたびに、その灰皿の蓋をぱかぱかと音がするようにいじり回していたとのことだった。当時は、バスの運転手がタバコを吸いながら運転ということもあったのではないかと思う。今では喫煙者が喫煙する場所は限られ、かなり環境が変わってしまったことをあらためて実感した。

■2022年8月28日(日曜日)


砲丸投げ優勝投擲



800m最後の直線



800mフィニッシュ後
 関東理工系学生大会2日目。朝から雨で、審判の方からは、補助員はカッパを持ってくるように伝えてあるかと言われ、伝えていないことが判明し、カッパなしで補助員は仕事をすることになるなど、2日目もいろいろと問題がわき上がった。
 雨は午前中の内にあがり、その後は、涼しい中で競技ができたので、選手にとってはなかなか良いコンディションではなかったかと思う。
 本校学生は、男子800mで4年生3名が決勝進出。東京工業大学も3名が決勝進出ということで、限られた学校の勝負となったが、予選と準決勝の状態から、決勝は、1位から3位の独占も可能だと期待した。4年生3名は、主将、副将、中距離パート長ということで、それぞれが譲れないものがあるということで、面白いレースだった。スタートから副将が先頭に立ち、1周目を56秒台で通過し、後続を10mほど離す独走。2位争いを主将とパート長が演じ、2周目もトップと2位集団との距離は縮まらず、残り50m程で、先頭と2位グループとの距離が縮まり、主将が2位争いから脱落し、副将は先頭を譲らす1分56秒台で優勝。パート長は、群馬大の学生にかわされ3位。主将は4位となった。パート長は、初めて主将に勝ち1分57秒台の自己ベスト。見応えのあるレースで、自分の教え子たちが上位争いをするのは、本当に氣持ちがよかった。
 男子砲丸投げでは、関東インカレで5位に入っている3年生が、2位以下の記録を大きく引き離して優勝。次期主将にふさわしい活躍をしてくれた。
 試合の準備から運営までを請け負った主務の学生は、仕事をしながら、2日間とも試合に出場し、いろいろと緊張の連続だったと思う。いろいろと問題はあったが、無事に試合を終えることができた。記録申請と反省事項を次年度の学校に申し送ることが仕事として残っているが、よくやってくれたと労いたい。

■2022年8月27日(土曜日)


男子棒高跳び



学生たち
 関東理工系大会が3年ぶりに開催。今年は、本校が主催するということで、部の主務が中心に準備を進めてきた。しかし2年間開催されていないことで、この大会を知るのは4年生のみ。その4年生も経験したのは1年生の時ということで、選手で出場した者は誰もおらず、あまり印象に残っていないようで、当日、試合を開催する状況になって、いろいろと準備不足が露呈することになってしまい、審判の方々にも迷惑をかけることとなってしまった。
 久しぶりに上尾競技場へ行ったのだが、少しずつ道が変化していたりして、我が家の車に搭載されている10年以上前のナビでは、誤ったナビをしてしまうため、進む道に迷ってしまった。
 本日の学生の成績は、棒高跳びで優勝。走り幅跳び、走り高跳び、やり投げで下位入賞というものだった。フィールドは、記録としては、誰一人納得のいっていない状態なのだが、出場した全ての種目で入賞というのは、良い結果ではないかと思う。トラックでは800mの3名が明日の準決勝へ進んだが、短距離がすべて予選落ちというのが残念だった。
 今年は、コロナの環境で実施ということもあり、開閉会式はなく、表彰もなく、賞状は後日郵送ということで、対校戦というよりも記録会的な雰囲氣になっている。応援も声を出すのではなく拍手ということになるので、全く盛り上がらない。これも新しい生活様式と同じで、新しい試合様式ということなのかもしれない。 

■2022年8月26日(金曜日)
 短い距離のスピードを上げるトレーニングをしようと思い、フレキのミニハードルを10台使った練習をした。はじめはハードル間を4足長とし、50m中に10台を入れ、ダッシュをアップシューズで2本。ハードル間が狭く、ピッチを上げるつもりで走ったが、思ったよりもピッチが上がらず、もも上げのようになってしまった。次にアップシューズからスパイクに履き替え2本。少しピッチが上げられたが、自分の求めるピッチには上がらなかった。5,6本目はハードル間を5足長へ。4本目までのピッチと変わらず、歩幅は少し伸びて走りやすくなった。7,8本目は6足長で実施。自分のトップスピードの歩幅に近づき、無理なく最もフィットするハードル間だった。9,10本目は7,8本目と同じハードル間隔のまま、走る距離を50mから100mに変更。9本目の70mくらいで右大腿二頭筋に違和感が発生し、また肉離れになりそうな感覚だったため、そこで練習終了。休憩後、ジョグをしてみたが、右右大腿二頭筋の違和感だけでなく、左下腿が攣りそうになりジョグもすぐに中止。1ヶ月前と同じような症状。なかなか速度を上げた練習を継続できないのがくやしい。

■2022年8月25日(木曜日)
 アメリカのバイデン大統領が、連邦政府から学生ローンを借りて、返し終わっていない人を対象に1人あたり1万ドル(137万円)分の返済を免除すると発表をした。アメリカでは学費が高騰し、大学を卒業後に返済に苦しむ人が多いそうだが、今回の措置により、借り手となっている4300万人が減免の恩恵を受け、2000万人は借金が帳消しになる。学生ローンを組んでいる人にとってはありがたいことだが、これにより、大学の学費はさらに高騰することになってしまうと分析する人もいる。卒業した人は借金がなくなるので良いことだが、今の学生や今後学生となる人にとっては、学費がさらに高騰することになると、今まで以上に苦しむという悪循環になってしまう。全てがうまく治まる方法はないものかと思う。

■2022年8月24日(水曜日)
 藤井厳喜氏のメールで、アメリカ国債の現状についてイールドカーブ(利回り曲線)を説明した動画を見た。短期の債権の金利は低く、長期の債権の高いというのが通常だが、現状は、6ヶ月債と30年債の金利が3%で同じで、その間もほぼかわらずフラットになっているという、これは、6ヶ月先が30年先と変わらないくらい何が起こるかわからないということを意味しているという。
 先行きが不透明なときはイールドカーブがフラットになるということだが、1986年12月は1ヶ月物から30年物まで今よりも水平になった時期だった。この年の8月にソ連がアメリカの核軍縮の現地査察を受け入れた時期だそうで、これが冷戦が終結するきっかけとなる出来事だった。 それに近い状況が今起こっている。中国が崩壊するのかもしれないし、アメリカが崩壊するのかもしれないという。そいういったレベルの大きな出来事が起こる可能性があるということだ。アメリカに依存している日本の体制もどうなるかわからないということになる。
 イールドカーブから分析すると、非常に危ない状態であるということなので、しばらく国際情勢を注視したいと思う。

■2022年8月23日(火曜日)
 夏合宿が終わったが、せっかく習慣になった朝練を続けようと思い、昨日以降も朝練を続けている。続けることにした一番の要因は、甲府のホテルの大浴場で測った体重があまりにも重かったこと。朝、起きたときには、歩くのに支障があるほど、アキレス腱の踵の付着部付近に痛みがある。この痛みをある程度抑えないと、走ることができない。寝床から立ち上がる前に、足首やハムストリングスを動かすなど準備運動をし、その後歯磨きをしながら、足裏でゴルフボールを踏み転がし、何とか動けるようになる。1週間前は、ゴルフボールを踏むと激痛だったが、1週間も続けると、痛みは緩和して激痛ではなくなったきた。
 走り始めは、左アキレス腱付近、左大腿二頭筋、右膝に違和感を感じる。走っている間に緩和する場合もあれば、別の部位に違和感を生じることもある。常に氣になるのは左大腿二頭筋。先月末の短距離合宿初日のダッシュ以降、ずっと違和感が続いている。なかなか速度は上げられず、とぼとぼ走っている感じだが、今年1月以降、練習は1週間継続したことはなかったので、1週間連続で走れているだけでとにかくうれしい。ジョッグの後は、200mの流しをするのだが、機能よりも今日の方が走れるようになっていて、実際のタイムも上がっている。以前と比べ、足先に重りがあるように重く、思うような走りにはなっていないが、体重が増えている影響もあるのだろう。継続していく内に少しずつ変化があればと期待している。

■2022年8月22日(月曜日)
 今朝は曇っていてとても涼しかった。今年の夏は、日本だけでなくヨーロッパの方でも猛暑とのニュースが流れていたが、自分の体感では涼しかった印象が強い。特に自分の生活している自宅周辺や職場周辺は、いつも風が吹いていて、暑いと感じる日数は少なく、比較的涼しかった。しかし子どもたちは、暑くて眠れないといういうことで、子ども部屋には寝室にエアコンを設置することになった。自分の寝室は相変わらずエアコンはなく、寝汗だけはよくかいた。
 今日は、歯が欠けていることに氣がついた。下側の前歯がいつもと違う氣がして、指で触ったところ、ゲジゲジした感じで、鏡で確認して欠けていることがわかった。思い当たるのは、昨日、家族で行った焼き肉屋さんだった。焼き肉を食べているときに使った箸が金属製のもので、それを噛んでしまって、箸を折ってしまったと思うくらい強く箸を噛んでしまった。家であれば、箸が折れてしまうところなのだが、相手は金属製だったため、このときに歯が欠けてしまったのだろう。このまま放置するか、歯医者へ行くか、検討が必要だ。

■2022年8月21日(日曜日)
 中長距離合宿最終日。長距離は、早朝に15km走。ジョグに近いペースでのペース走だったが、例年であれば、けが人がいるところ、今日は全員がスタートラインについたということから、今回の合宿の練習強度としては適度な強度だったのだろうと思った。
 中距離は午前中に600m+300m+200mを2セット。ウォーミングアップの段階で雨が降り出し、1本目は雨が降っている中でスタート。自分も5月以来のスパイクで、学生の後ろについて400m+200m+100mを実施。1セット目は60秒7、30秒2、15秒6。距離が短くなっても全くペースアップできなかったが、ウォームアップシューズで走るよりは余裕のある走りができた。2セット目は、先頭を引っ張る学生が靴擦れがひどくなり走らないということで、自分が前半学生を引っ張って走ることになった。タイムは60秒5、29秒9、15秒4。でほぼ同じタイムだった。
 学生たちの夏期休暇は今日で終了。明日からは授業が始まることになるが、春期休暇後の反省を踏まえ、コロナの検査や寮生活の新しいルールが適用されるなど、この1週間は、ストレスのある生活が続くことになる。満足な調整ができないまま来週は関東理工系大会なのだが、学内の状況によっては出場できない場合もある。とにかく出場できることを願う。

■2022年8月20日(土曜日)


甲府城跡と富士山
 今日も朝練を実施。食事が6時半からということで、起きるのが遅く30分しか走ることができなかったが、甲府城跡から富士山を見たり、長禅寺の五重塔を見たり、走っている間に少しだけ観光ができた。
 今日は、午後から雨の予報があり、午前から涼しかった。9年前に来たときにも、暑いはずの甲府が涼しくて驚いたが、今日も予想以上に涼しくて驚いた。
 学生の出場した男子800mは1着と2着以降タイムの上位3名が決勝進出できた。学生たちは7月は訓練でほとんど練習ができず、夏休み以降は、1名は合宿免許で5日前までは練習ができておらず、もう1名は、ある程度は走ってきたがあまり状態は良くないという感じだった、
 2人とも2分が切れれば合格というくらいの状態だったが、合宿免許に行った学生は1分58秒10で5着、もう1名は1分55秒07で5着で、残念ながら決勝へは進めなかった。しかし2名とも予想以上の走りができ、来週の関東理工系大会へ向けては良い刺激になったのではないかと思う。
 帰りは、行きとは別のルートで横須賀へ戻った。競技場を出た後に雨が降り出し、所々で渋滞はあったものの約2時間半で学校へ戻ることができた。また甲府へ学生を連れて行きたい。

■2022年8月19日(金曜日)


富士北麓公園陸上競技場




ほうとう




鳥もつ煮
 学生が明日甲府で関東選手権に出場するということで、学生2人を連れて甲府へ向かった。卒業生2名が富士北麓公園陸上競技場で夏期休暇を使って合宿をしているということで、甲府へ行く途中、富士北麓へ寄って学生も調整練習をすることにした。
 出発時間が9時過ぎだったのだが、東名高速道路へ入る手前から渋滞となり、海老名を過ぎるくらいまでは車がなかなか進まなかった。そして御殿場出口でも渋滞となっていたため、その先の御殿場ジャンクションから、新御殿場インターチェンジへ向かおうと思い、御殿場を通過し御殿場ジャンクションへ行ってみると新御殿場インターチェンジへ進める道はなく、そのまま静岡方面へ行かざるを得なくなってしまった。結局その先の長泉沼津インターチェンジで一旦外に出て、東名の沼津インターチェンジから、御殿場方面へ戻ることとなった。こちら側は、御殿場ジャンクションから新御殿場インターチェンジへ向かうことができ、結果的には御殿場の渋滞に向かっても同じくらいの時間がかかったのではないかと思った。その後も富士五湖道路へ入る前で渋滞となり、富士吉田に入ったのは昼を過ぎていて、卒業生たちは練習を終え昼食に行ってしまったころに富士北麓の競技場へたどり着いた。
 富士北麓の競技場は、午前の利用者が卒業生2名だけで、次に来たのが自分たち3名というくらい利用者が少なかった。標高1000m、気温も25度以下でとても快適な環境だった。競技場周りは、体育館があり、室内走路も充実し、長距離用の周回コースもあり、夏合宿をするにはとても良い環境で、いつかここで合宿をしたいと思った。学生がウォーミングアップを始めた頃に、昼食を終えた卒業生たちが戻ってきてくれて再会できた。午後からは、裾野へ移動しクロスカントリーをするということで、会えたのは短い間だったが、いろいろと近況を聞くことができたことは良かった。
 学生の調整練習に合わせて、自分も少しトラックを走った。メニューは400mと200mを1本ずつ。それぞれタイムは60秒6、27秒8。どちらも全力ではないはずだったが、最後は、ハムストリングスに疲労が来て、全力で走っているような感覚で進まなかった。200mは今年のベスト記録かもしれない。スパイクを履けば、もう少しタイムは出そうだ。
 甲府の競技場では、山梨在住の陸上関係者に9年ぶりに再会。近況を少しはなすことができ、うれしい時間を過ごすことができた。

■2022年8月18日(木曜日)
 日本教育医学会大会2日目。「運動と脳機能〜体と脳のクロストーク〜」というテーマでシンポジウムが行われた。
 現在の推計では、認知症は5人に1人の割合だが、20年後には4人に1人、30年後には3人に1人の割合に増えていくとされている。認知症は、注意機能と短期記憶が低下してくる症状で、日常の活動量の低い人ほど認知機能が低下しているという。
 運動をすると脳血流が増加することは確認されており、運動と脳は関連しているということは間違いないが、運動が先か脳が先なのかはわかっていないらしい。現時点では、何かをしながら運動をすることが認知症には良いとされている。
 興味深かったのは、低酸素が認知機能に影響を及ぼすということ。特に低酸素は脳の注意機能に影響を及ぼし、これは健常者も同じであるため、山に登るとき、または山歩きは注意・判断に影響を及ぼすことを認識しておく必要がある。近年、60代70代の山での遭難者の数が多いが、低酸素による注意力や判断力の低下が影響している可能性があるようだ。
 脳は運動をすると、抗ストレス作用があり多幸感という麻薬作用がある。また、免疫力も増大する。運動は、軽・中等度の運動がよいとされるが、強い運動は、運動後1〜2時間ナチュラルキラー細胞の活性が低下するので、適度な運動を心がける方がよい。
 自分のこととして運動を考えると、基本的には強度の高い運動をしようとしている。競技として運動をしているので当たり前のことだが、そういった意味では、運動の度に免疫力を低下させているということになるのだろう。免疫力が低ければ新型コロナにも感染することになるだろうから、今のところは、免疫力は低くはないといえるかもしれない。

■2022年8月17日(水曜日)
 日本教育医学会大会に参加。本来は大阪で実施される予定だったが、新型コロナの影響で急遽オンライン開催となった。本日のメインは、「医科学と教育の融合」というテーマでのシンポジウムだった。
 シンポジウムの中で脳しんとうについて詳しく知ることができた。脳しんとうは神経機能の障害だが、見た目で捉えることができない。脳しんとうを疑う方法は、顔にケガをしていたり、動きがぎこちない、動きが鈍い等、外から見てわかる症状だったり、頭が痛い等自分で氣がつく症状は評価しやすいが、無症状であっても脳しんとうとしては軽症とは限らない。脳しんとうで意識が消失するのは5%未満。症状としては様々であり、時間経過と共に軽快するが、場合によっては症状が長期化する。スポーツ現場では脳しんとうは正確には評価できず、脳しんとうの発生を疑った時点で重症を否定できる根拠がないため、競技中断と早期病院受診が必要。大げさすぎる対応が許される環境を作っておく必要がある。それが安全な環境の創造につながる。安全管理が不十分なら、指導者は、安全配慮義務違反となってしまう。競技者や指導者だけでなく、競技者を取り巻く関係者にもきちんと教育をし、大丈夫だと思っても、そうとは限らないという認識を共有できるようにする必要性を理解することができた。

■2022年8月16日(火曜日)


練習後のミーティング
 長距離パートの学生たちの合宿が始まった。学内での合宿のため、学生たちは学校へ戻ってくると同時に、全員で抗原検査を実施。全員陰性ということで合宿が実施できるようになった。
 今日のメニューは午後からジョグ。夕方は、ある程度風があり、涼しく感じた。しかしながら、ジョグをしていると、Tシャツは汗がしみこみ、かなり重くなった。学生たちが3グループに別れてグループごとにジョグをしたので、自分もその内の1グループに混じったのだが、後半は上り坂の中でペースアップとなり、呼吸がかなり乱れて、ついていけなくなった。45分で走るのをやめ、最後に300mを走った。45秒くらいを目標にして走り44秒1。からだが重く、全くキレのない走りだった。明日からは学会のため走れないが、朝練だけは参加しようと思う。

■2022年8月15日(月曜日)


街路樹のぎんなん




庭でBBQ
 昨日行く予定にしていた南町田のグランベリーモールへ。東急の駅とつながったショッピングモールで、東急が関係しているというだけでとてもお洒落な場所に見えてしまう。これがブランドの力なのだろう。
 最初にベーカリーに入り朝食を予定していたのだが、あまりにも商品の価格が高かったため、昼食を期待しつつそれぞれがパンを一つ選び朝食とした。
 その後、妻と次男はそれぞれ自分の見たい店があるとのことで2時間後に待ち合わせて別れ、自分は三男についてモール内を回った。三男はナイキの店に行き、販売されているシューズを眺めた。その後は、髪の毛を切ろうということになり、床屋へ行ったが、残念ながら並んでいて、15分以上待つようだったので、待つのはやめてモール内を歩いて氣になる店を見て回った。スヌーピーやひつじのショーンのカフェを周り、ペットショップで犬を眺めて、アウトドアショップで、いろいろなグッズを手にとって楽しんだ。
 2時間後、昼食を食べ、帰るのかと思ったら、次男がどうしても古着を見たいと言い出し、そこからは、次男が古着だけでなく、ブランドのお店で服を長々と見て回ったため、三男は、早く帰りたいと言いだし、妻は次男にくっつき、自分は三男をなだめる役に回った。
 6時間半、モール内でだらだらと歩き、万歩計のアプリは1万歩以上の歩数を数える程になっていた。
 帰宅後は、不機嫌な三男をなだめるべく庭でこの夏初めてのバーベキュー。今日は、家族だけのバーベキューとなったので、食べる量も少なく、ゆったりとした時間を過ごすことができた。長男は、市内の映画で映画を見る予約していたため、グランベリーモールへ行けず、予約を後悔するくらい残念がっていたが、自分の予定を家族に話すことがないので、調整のしようがない。昨日だったら長男もいけたはずだったが、エアコンのエラーによりいけなくなったということで、仕方のないことだったと思う。

■2022年8月14日(日曜日)
 昨夜、子どもが、部屋に入ったばかりのエアコンの冷房ボタンを押したところ、リビングにあるエアコンにエラー表示が出て、リビングのエアコンが急に動かなくなってしまった。エラー表示は「Er 100」となっていた。説明書やウェブサイトでこのエラーの意味について探してみたが、見つからず、メーカーのお問い合わせ窓口が365日やっているということで、午前中に電話で確認してみた。すると、通常200Vで使用するはずのところ、100Vのコンセントを使っているという表示だということがわかった。金曜日のエアコン工事の際、ブレーカーの作業はずっと見ていたので、リビングの部分はまったく触っていないことはわかっていたが、エラー表示が正しいとすれば、エアコン工事が原因としか考えられないということで、購入したお店から、工事を担当してくれた方に連絡を入れてもらい、お昼に確認に来てもらった。
 テスターで電圧を確認すると、コンセントは、きちんと200Vを示していた。今朝も2度リビングのエアコンの電源を切って、もう一度電源を入れるということをやりエラー表示を確認していたのだが、工事の担当の方が電源を入れてみたところ、なぜか正常に動いた。同時に寝室のエアコンを作動させたが、問題はなく、結局何が原因だったかわからなかったが、元通りリビングのエアコンは作動するようになり一件落着。
 リビングのエアコンは12年使っている。たまたま誤動作をしただけということなのかもしれないが、購入して10年以上経ち、そろそろ買い換えなければいけない時期にきているということを改めて認識させられた。

■2022年8月13日(土曜日)
 夕方には台風が接近してくるという予報の中、家族で妻の実家へ帰省。都内へ入ると、ガソリンが横須賀よりも1リットルあたり15円も安いことに驚いた。車のガソリンは半分くらいなくなっていたので、直ちに補給し、なんだか得した氣分になった。それほど距離的には離れていない場所だが、あまりにも金額に差がありすぎる。横須賀への輸送コストは、そんなに高いのだろうか。あらためて、横須賀市民は、高いガソリンを買わされていると思った。
 妻の実家では、みんなで近くのショッピングモールへ買い物へ行った。メインは、子どもたちが欲しいものを買ってもらうこと。長男と次男は、中古の衣類、三男はナイキのシューズ。長男と次男は、いくつも試着してなかなか買う物を選べないということで、同時並行で三男はスポーツ店へ。ゴールデンウィークにも同じお店でシューズを買っているので、その時に担当してもらったお兄さんに会いたいというのが三男の希望だった。最初に店へ行ったときには、お兄さんは昼食で不在だったが、30分ほどで会うことができ、三男はうれしそうだった。会いたかった理由は、800mで自己ベストが出たことを報告したかったから。その後は、シューズの話となり、次々とお店のシューズを試着させてもらった。それぞれの靴について、きちんと自分の感覚について話ができ、一つ一つのシューズが全く違う物だということを足裏でわかっているというのが驚きだった。店員のお兄さんも陸上競技者だったこともあり、こういう感覚の話ができなかなか楽しそうだった。結局シューズは買わなかったが、今日は台風の影響でお客は少なく、お兄さんも楽しい時間が過ごせたというコメントをいただき、三男は満足してお店をあとにすることができた。
 久しぶりに1日中だらだらと人のショッピングに付き合い、マスクを付けっぱなしにしなければならず、何かをやったというわけではないのに、ものすごく疲れた。

■2022年8月12日(金曜日)


接地前






接地後
 久しぶりに朝寝坊し、犬の散歩がいつもより日が高くなってしまって、犬には迷惑だったかもしれない。明日は、台風が来るとの予報が出ているが、まったく台風が来る雰囲氣はなく、夏らしい1日だった。
 午前中は、芝刈り。植木のウコギが次々と枯れて葉を落としているため、芝刈りと共に落ち葉も芝と共に回収でき、久しぶりに芝生が全体的にはきれいになった。アリの巣が密集しているところは、芝も盛り上がり、芝刈りがやりづらく、ちょっと腹が立って、盛り上がったアリの巣を踏みつぶして平らにして、あらためて芝刈りをしてみたが、結果的にはあまりきれいに刈ることができなかった。
 新築に引っ越してきて2日前にまる12年となった。その間、寝室は、エアコンなしで扇風機だけで過ごしてきた。2〜3年前から子どもたちが暑さが我慢できないと言いだし、先週やっと重い腰を上げてエアコンを購入することにした。今日は、11時から13時の間に子どもの寝室用のエアコンの納品が予定されていた。業者さんが北のは12時前。設置場所の特質上、はしごが必要とのことで3000円、40kg以上の物を持ち上げるということで6000円。さらに一人では持ち上げられないため、もう1名の作業員を必要とするため5000円の追加費用が必要となり、税込み15,400円の追加費用が発生した。追加の作業員が来るまでは、1人でできることをやっておくとのことで、作業をお願いした。作業中に、次男が高校の部活体験へ行くということで送りに行ったのだが、帰ってくると、重量物の室外機は、すでに上に上げられていた。いつ追加の作業員が来たのだろうか?と思ったのだが、帰ってきたときには、最初の作業員の方しかいなかった。作業が終わったのは14時半頃。エアコンの動作確認も終わり、追加費用を支払い、作業終了となった。
 業者さんが帰った後、妻に追加の作業員はいつ来たのか確認したが、妻も確認していないとの回答。はしごを使って一人で室外機を持ち上げたということなのだろうか。作業の証明する書類には15,400円となっているので、作業員の人がねこばばということにはならないだろうが、少し追加費用に疑問が残る形となった。

■2022年8月11日(木曜日)


パッションフルーツ熟れてきました
 午前は小学生陸上教室の強化練習。今日は昨日以上に指導者が少なくなると予想されていたのだが、実際は、昨日より指導者は多く、自分は、メインの先生のサポートをした。また800mの子どもたちの指導だったが、後半は、ジャベリックボール投げの子どもたちの指導をした。メインの先生が、肩周りの特別なウォーミングアップをすることなく、いきなりキャッチボールを始めてしまったので、実際の投擲練習の際に、肩周りの動きを良くするマッサージ等を指導し、子どもたちの投擲の距離が伸びるなど、成果が確認できてホッとした。
 午後は、三男の友だちが陸上教室のまま我が家へ来て遊ぶということになっていたため、子どもたちに昼食を作り、みんなで食べた。子どもたちは遊ぶといってもゲームになってしまうことは目に見えていたので、一緒に映画を見ようと言って、サブスクリプションの映画、ドラマ、アニメのタイトルを見て、子どもたちの見たい映像を探した。その最中に三男の友だちが、「ハゲ丸くん」か「おぼっちゃまくん」が見たいというので、検索したところ、すぐに「つるぴかハゲ丸」がヒットし、久しぶりに懐かしいアニメを見ることとなった。久しぶりに見て、なんとつまらない内容なのかと驚いた。今だったら、マンガも売れないし、アニメ化もないのではないかと思えた。午後は、自分の練習をするつもりだったが、そのまま疲れてしまってアニメを見ながら昼寝になってしまった。
 その後は、3時間半庭の芝生の雑草抜き。雑草を抜いているときは、無心でやっているためか、やり切った後はとてもスッキリする。明日は、芝刈りをやりたい。

■2022年8月10日(水曜日)


井上文太の絵




きれいな空でした
 午前中は、小学生陸上教室の強化練習に参加。今日は指導者が少なかったため、自分は800mを走る子どもたちの指導を任された。種目別練習は、今日が初めてとのことだったので、800mのペース感覚を身につけるため、自分の目標とするペースで、400mを4本、500mを1本走ることを目標とした。しかし、風が強く、前半が追い風で、後半が向かい風という影響もあり、1本目を走ったところで、一定ペースで走れず、最後の向かい風でかなり無理をして余裕のない走りになったため、練習内容を変更。タイムは氣にせず、子どもたちの感覚で、ペースアップをする区間を決めて、400mを4本目までやって終了となった。休息は10分近くあったので、その間に、動かなくなったからだをリセットすべく骨ストレッチを入れてみたのだが、反応はとても良かった。
 午後は、次男と三男を連れて横須賀美術館へ。「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展を鑑賞した。東大寺へ行ったときに、金剛力士像を前にして、手をかざしたときに、手に圧やピリピリ感があり、何かエネルギーを発しているように感じた経験があったので、金剛力士像を作った運慶の作った他の仏像はどうだろうかという興味があった。展示を一通り見て、最も独特な何かを感じたのは浄楽寺にある不動明王立像だった。手をかざすと、明らかに熱さを感じ、次男と三男も同じように感じていた。隣にあった毘沙門天立像に手のひらの方向を変えると、スッと温度が下がるような違いがあった。他の人が同じように感じるのかどうかはわからないが、我が家の3人にとっては、これが真実であり、何か目に見えないエネルギーがあるのかもしれないということを改めて実感する機会となった。

■2022年8月9日(火曜日)
 昼休みに練習。メニューは3000m+300m+200m×2+100m×3。休息は次に走る距離をウォーク。3000mは3分49秒9、3分59秒4、3分59秒2ということで、ホームストレートが強い向かい風ということと、7月末の疲労がいまだに残っていて、思うような走りができなかった。ペースは遅いのに、終わった直後は呼吸が辛くえづいた。つなぎはジョグでやろうと思っていたが、ジョグではまともな走りができないことが予想されたため、つなぎはウォークに変更。
 300mは、前半向かい風、後半は追い風で走り49秒8。前半は全く進まず、52〜53秒くらいかかるかと思ったのだが、後半の追い風でなんとか50秒を切った。走り終わった直後には、またえづいた。
 200mは30秒5と29秒9。追い風でこのタイムということで、まったくからだが動いていない感じだった。
 100mは14秒6、13秒5、14秒5ということで、追い風の時と向かい風の時では1秒もタイムが違った。
 7月末以降、アキレス腱の付着部の痛みが氣になり、なかなか思い切った走りができない。週に1回のトラック練習では、競技復帰はいつになるかわからない。もう少し1週間の練習回数を増やしたい。

■2022年8月8日(月曜日)
 為末大著『「遊ぶ」が勝ち』という本を読み終えた。「サンク・コスト」という言葉が出てきた。過去は取り戻せないというような意味合いで、過去の出来事にこだわっても何も変わらず意味がないので、それを手放し、未来に向かっていく方が良いということになるのだが、多くの人にとっては、過去に対して、いかに対処するかということが人生の大問題となっている。アスリートであれば、過去に良い成績を残した選手は、選手を終えたときに、セカンドキャリアを歩むことにとまどいを示してしまう。良い成績は過去のことだと割り切って、新しいことができる選手は問題ないが、割り切れない選手はとても辛い思いをしていたりする。自分も選手を辞めさせられて、そのことをズルズルと引きずっていたことを思い出す。
 日常でも、子どもたちに対して、どうしても過去の行いについてとやかく言ってしまう自分がいることを認識した。たたんだ洗濯物が山のように積み上がり、タンスにかたづけていなかったり、宿題をやっていなかったことを注意したり、過去のことばかり追求している自分がいる。何事も遊び感覚を入れて、自らやることで、モチベーションが高まる。義務を押しつけるのではなく、遊びになるような感じに促す方法を考えていきたい。

■2022年8月7日(日曜日)
 骨ストレッチ講習会に参加。動作改善の講習では、87歳になる大学の先輩と再会。出会ってから5年になるが、5年前と比べると骨盤が後傾し、見た目がちょっと小さくなられたように見えた。最近は、歩いていると腰痛になってくるとのことで、立っているときの姿勢が変化してきた影響なのではと思い、講習中はペアを組んだこともあり、自分の感じたことを先輩にも伝えることができ、きちんと立つということの重要性をあらためて実感した。動作改善はテーマが鎖骨だった。鎖骨を触ってパンチをするだけで、体重の乗ったパンチになるのだが、先輩は、空手家のため、87歳とはいえ、キャリアが違い、20代よりも強いパンチで、最も完成された最後のパンチは、受けるのが怖いくらいだった。
 動作改善の後の骨格トレーニングは、丹田を意識して構えや姿勢を変えるということに挑戦した。胸骨筋を緩めるのに、強引にほぐしたため激痛でとても苦しかったが、終わった後は重心が安定し、前から押されても倒れることがなくなり驚いた。その後は、胸骨筋の部位がシャツと触れるだけで痛みがあり、明日以降しばらく、打撲のような跡が残るかもしれない。

■2022年8月6日(土曜日)
 午前中は、小学生の陸上教室。今日は3,4年生の記録会があり、50mのタイム計測実施。夏休みに入ったこともあるためか、参加人数は少なめで、意外と早く終わった。余った時間は、5,6年生の800m計測の伴走。両アキレス腱付着部の痛みがあり、ジョグのようなペースでありながら走るのが辛く、ひどいフォームで走っているように感じた。
 午後は自分の練習をしようと思っていたが、アキレス腱の痛みにより、何もできず、家でぼーっとしていた。妻に外の風呂屋でゆっくりしてきたらと促され、久しぶりに外の風呂屋へ行き、時間をかけてゆったりとからだをほぐした。たまたま近所の高校の陸上部の先生とも遭遇し、初めてゆっくりと話ができた。昨日まではインターハイで鳴門へ行っていたとのことだった。鳴門は宿泊施設が少ないそうで、多くの学校が神戸に宿泊し、毎日淡路島経由で鳴門まで通っているという話を聞き驚いた。インターハイの支援に行っている知り合いも、鳴門で試合なのになぜか兵庫にいるという話をFacebookに書き込みをしていたので、どういうことなのだろうと思っていたのだが、先生の話で理由がよくわかった。四国できちんと宿泊を含め試合ができるのは松山くらいだろうと先生は話していた。インターハイは、以前は、県単位で開催していたが、今回は四国総体というように種目を分散して地域で開催しているので、宿泊施設も分散しているかと思うのだが、それでも宿泊施設は足りないということなのだろう。

■2022年8月5日(金曜日)


公園もユリだらけ
 メールで送られてきた上島嘉郎氏の無料動画を視聴。テーマは、「逼迫するエネルギー需給の裏で続く愚策」について。
 日本の外務省が6月22日にバングラディシュでの石炭火力発電所建設計画への援助を中止する発表をしたという。日本の石炭火力発電は、世界トップクラスの技術を保持しており、この技術を維持する必要と、輸出産業の基盤としても重要な計画だったが、結果的には、日本の産業の芽を摘むことになってしまった。
 カーボンニュートラルが叫ばれるようになったが、火力発電に頼らなければならない地域は世界中にたくさんある。そういう地域では、日本の援助はプラスにはなってもマイナスにはならないはず。カーボンニュートラルと言われようが、技術保持など日本の産業の立場を打ち出して、計画を継続することがなぜできなかったのか。ウクライナ危機により、ヨーロッパは、火力発電と原子力発電の見直しを行っている。ドイツ、オランダ、イタリアは石炭火力発電の利用を増やすことを決めた。日本も、軌道修正すれば計画は継続できたはず。しかし、これができなかったのは、小泉新次郎前環境大臣によって進められた政策の結果であるとのことだった。
 カーボンニュートラルを理由に、海外での石炭火力発電所の建設支援を中止するほど、カーボンニュートラルにこだわっておきながら、なぜ、横須賀の石炭火力発電所の建設は現在も続いているのか?建設が始まったときには、環境大臣は小泉氏であり、しかも大臣の地元での建設。2019年までに建設が始まれば、建設可能ということはあったが、同じ時期千葉でも建設計画があったもののこちらは中止となった。横須賀での建設は、日本の先端技術維持のために必要だったという理由は聞いたことがない。必要な電力を作り出すということから建設が必要であれば反対はしないが、一貫性がないように見えてしまっているので、一貫性のある説明が欲しいところだ。

■2022年8月4日(木曜日)
 昼にトラック練習。メニューは3000m+300m+200m×2+100m×3。休息は次に走る距離をジョグ。先週も同じメニューをやり、想定以上によく走れ、最後は下腿が攣って最後の100mは中止したのだが、今日は、対照的に、カラダは全く動かず。3000mは、3分56秒4、3分56秒4、3分52秒2。2000m以降は、いつも通り何度もえづき、その後の短い距離は、感覚的には、ジョギングの延長のような動きになってしまった。300mは52秒0、200mは32秒3、31秒7、100mは14秒7、14秒1、13秒9だった。思い通りに動けず、もどかしさを感じるばかりで、練習をやり切ったというスッキリした感じが全くなかった。トラックで練習をしたということだけでも頑張ったと自分を認めることにした。

■2022年8月3日(水曜日)


ユリ
 今朝は犬の散歩をしているときに、車道と歩道の間にあるツツジの間から、たくさんのユリが伸びていて、花を咲かせているのに氣がついた。ツツジよりも背がかなり高いので、とても目立ち、それが1カ所だけでなく、ツツジが続いているところは、適度に間隔が開いた状態で生えていることが確認できた。以前は、スイセンが同じように生えまくっていて、時期になると花を咲かせていたが、今はユリの時期ということなのだろうか。ユリは、スイセンと同じく球根で増えていくものだろうと思ったので、どうやって街路樹の間に入っていたのだろうと不思議に思った。
 昼に観音崎をジョグしていたときに、公園内の看板が目についた。ヤマユリを植えていて、増やし方として鱗片栽培と種子栽培があるということが記載されていた。球根を増やして分離する鱗片栽培だけでなく、種が飛んで新たに芽を出すという種子栽培という方法があるということを知った。花が咲くまでには、鱗片栽培で3〜4年。種子栽培では5年ほどかかるのだという。ツツジの間に伸びていたユリは、全てが同じくらいの背丈だったことから、同時に種子が飛んでいった結果なのかもしれない。しばらく犬の散歩では、ここまで来るのに長い時間をかけてきたんだなぁと思いながらユリを眺めることになりそうだ。

■2022年8月2日(火曜日)
 毎朝犬の散歩をしているが、最近、自分がバリウムを飲んだ影響で、全く便が出なくなった期間があったこともあり、散歩の度にきちんとウンチをして偉いなぁと思ってしまった。家の中では排尿排便は基本的にはせず、外でやってくれる。雨のために何日か外へ出られないときには、仕方なく排尿はしても、めったに排便まではせず我慢している。規則正しくもあり、我慢強くもあり、なんでもない当たり前のウンチを見ながら、あらたて我が家の犬って偉いなぁと思った。
 しかし、我が家の犬は、他の犬と比べ、犬が嫌いなのかよく吠える。今日は、3頭がくつろぎ、飼い主たちがおしゃべりしている場面に遭遇し、飼い主同士で挨拶をしている最中に、ものすごい勢いで吠えだしてしまい、あちら側も2頭が吠えだした。近所迷惑なので3頭から逃げるように、無理矢理引き離しその場を離れた。犬に対してはよく吠えるので、遠くでうちの犬を見かけるだけで、近づかないように離れようとする飼い主もいたりする。特定の犬とだけ仲良くし、基本的には、犬とは仲良くせず、人と仲良くしたがる傾向にある。外では喜んで人に寄っていくのに、家の中だと、外の人が家に入ってくると吠えまくる。犬の中で、自分の内側と外側という基準があるのかもしれない。もう3年ほど観察しているが、どれだけ観察していても飽きることがなくかわいい存在だ。

■2022年8月1日(月曜日)
 NHKのEテレで映画監督の細田守監督が、若い人と対談するという番組が放送されていた。映画を作る際に意識していることの一つに、「人には二面性があり、世界も二面性がある」ということだった。テレビの報道等は、偏った視点によっていることが多く、別の見方があるということが忘れられているようにも見える。本来は、どっちが良いということではなく、どちらも存在し、その両者のせめぎ合いが現実なのではないかというのが監督の視点だった。
 街にも2つの顔があり、監督が材料集めをする際には、自分が見ている視点とは反対の面を探しているという。そしてその両者の対比が大事だと述べていた。はっきりとした対比を作るのがコツで、このコントラストがあって、なおかつせめぎ合っているのが大事。人は、葛藤と対立でできた世界に生きているので、それを表現することで、リアルな世界が表現できるようだ。
 言葉では表現できないことをアニメーションで表現するということで、監督は、現実をシビアに見つめているということがよくわかる対談だった。



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