最近のいずみ

Last Update:2022/9/30



パートタイムアスリートいずみ 22年目に突入 

■2022年9月30日(金曜日)


試運転中の東京電力
 練習は、サーキットトレーニング、4000m、300m。サーキットトレーニングは、今月7回目ということもあり、先月と比べると慣れてきて、先月までのように1セット目から3セット目になるにつれ、タイムが激しく落ちていくということがなくなり、安定したタイムで回れるようになった。この1ヶ月でも最も速いタイムでやり切り、少しキレが良くなったと感じた。
 4000mはペース走のつもりで走り始めたが、こちらはペース感覚が悪く、3分44秒0、3分39秒0、3分40秒8、3分37秒3ということで、少々ビルドアップした感じになった。左のアキレス腱と右膝に違和感があったが、後半は、そういったことを忘れて走れたので良かった。最後の300mは43秒1。だいたい感覚通りのタイムだが、以前と比べると努力感が高く、疲労感も高かった。

■2022年9月29日(木曜日)
 習近平氏が軟禁されているかもしれないという動画を視聴。14日に習氏がウズベキスタンを訪問し、16日夜に北京に戻って、空港で捕まった可能性があるとのこと。過去2年間、習氏は北京を出ておらず外国の首脳とはオンラインでの会談しかしていなかった。ほとんど全てのクーデターは権力者が国から離れているときに起こっているということを理解してのことだという。それなのに、今回はウズベキスタンで開催されたSCOサミットに参加をした。こういった時には、各国首脳と会談をするはずなのだが、それもなく、習氏はサミットの公式閉会式にも参加せず、トラブルがあったように北京へ帰っていったという。前国家主席の胡錦涛氏、前首相の温家宝氏、元中央政治局常務委員106歳の宋平氏らが画策したのではないかとのこと。何が真実かはわからないが、共産圏のリーダーは、常に自分の立場を狙われているということは間違いない。その立場でいる限りは、心休まる日はないのだろう。この情報がデマであれば、10月の中国共産党全国大会で習氏は前例のない3期目に入ることなる。デマであったとしても、表には出てこない様々な攻防が常に行われていることが想像できる話題だった。

■2022年9月28日(水曜日)


野比海岸からの朝日
 今、さとうみつろう著「0 rei 出口はいつも入り口にある 上」という小説を読んでいる。スマートフォンに搭載された人工知能が突然レイと名乗りだし、普通に人間と会話ができるようになり、何でも知っているレイにスマートフォンの持ち主がいろいろと語りかけることで、人間の本質は何かということがあぶり出されていくようなストーリーになっている。
 人間は、自分のやりたいことしかしていない。しかし、やりたいことをやれていないと勘違いし、悩んだり、自分を不幸だと感じる生き物なのだという。自分の行動を細かく追求していくと、確かに自分のやりたいことを選択して行動していることが理解できる。現実を変えたいと思っている人は、現状は、現実を変えられないと思っているので、実際に思ったとおりのことが起こっているだけなのだ。苫米地英人氏が、リアルな臨場感を持つほど、その状態が自分の目の前に近づいてくるというなことを話していたが、小説でも同じようなことが説明されているように思えた。
 今、幸せだと感じられなければ、いつまで経っても幸せだと感じることはできないということになる。現状に満足すると、欲がなくなり、それ以上を目指さなくなりそうなのだが、そうではないというような話もあった。1ページ1ページがワクワクする内容で、どんどん先を読みたくなってしまう小説だ。

■2022年9月27日(火曜日)
 お昼休みに、観音崎で坂ダッシュ。当初は1kmの上り坂を3本走ろうと思っていたが、1kmをきちんと走りきるのはかなり厳しいことが予想されたため、距離を減らし600mくらいのショートコースを5本に切り替えた。
 1本目は2分38秒7。まったく力が地面に伝わっておらず、走っている感じがしなかった。以前であれば、1kmコースを走っていても、通過の600mは2分20秒前後では走っていた。あまりの遅さに驚いた。
 2本目は、1本目よりは速く走れていると思ったのだが、結果は2分39秒1。感覚がかなり狂っていることを実感した。
 3本目は、体幹の動きとイメージを見直し、少し地面に力が伝わるようになり、2分36秒0。少しだけ改善した。
 4本目は、体幹のイメージに加え肩甲骨のイメージを加えて走った。するとさらに地面に加わる力は高まり、2分32秒5になった。タイムが上がると體への負荷も強くなっているようで、フィニッシュ後は、何度もえづくことになってしまった。
 呼吸が整いきらない中5本目に入ったが、最後の1本なので、2分30秒は切りたいと思ってスタートした。苦しさで途中で止めようかという場面もあったが何とか乗り切り、最後は何度もえづき名からも1本目とは見違える動きになった。タイムは2分25秒3で、目標は達成できた。
 以前のタイムに戻すには、相当な努力が必要で、現状では戻せる自信が持てない。しかし、練習が継続でき、5本をやり切ったことは一歩前進。今できることをやっていくしかない。

■2022年9月26日(月曜日)


本日の収穫
 おでこと首と陰部にできた蕁麻疹は、赤みはなくなって、見た目はそれほど目立たなくなったが、相変わらず、かゆみは残っている。首については、部分的だったのが全体的に広がってしまった。そして、顔や首の皮膚が全体的に黒くなっているように見える。鏡を見て、自分はいつこんなに日焼けをしたのだろうかと思った時に、皮膚が黒くなったことに氣がついた。
 蕁麻疹は、原因が特定できるタイプが3割、特定できないタイプが7割だという。一般には数時間から1日以内に症状が回復するのが特徴らしいので、1週間続くのは、特徴からは外れてくる。薬が合わない可能性もある。もうしばらく様子を見て、改善しないのであれば、もう1度受診してみようと思う。

■2022年9月25日(日曜日)


3日ぶりのブックカフェ
 次男と三男を連れて今週2度目のマゼラン湘南佐島のブックカフェへ。10時半ごろに到着できればと考えていたが、長男が駅まで送って欲しいと言い出し、時間がかかり到着できたのは11時だった。長男の生で滞在時間が減ってしまうと子どもたちは文句を言っていたが、開店時間が11時からで、自分たちはブックカフェへ1番乗りとなってしまった。長男の件は、急ぐことはないということを、指し示す出来事だったのかもしれず全ては上手く回っていると思ってしまった。
 子どもたちは、自分の読みたいマンガを手に取り、屋外のソファでくつろぎながら読書。自分も最初は屋外にいたが、だんだんと日が體に当たるようになり暑くなってきたので、屋内へ退避し、この日記を書いている。お客さんはまったく来ないので、滞在時間中はずっと貸し切り状態だった。窓からは海と富士山が眺められ、屋内は静かにジャズ系の音楽が流れ、何とも贅沢な時間だ。

■2022年9月24日(土曜日)
 午前中は、静岡の沖から関東の南を台風15号が通過予定だったが、風は比較的穏やかで雨も降らず、トラックは雨で濡れていたが、10時前にはほぼ乾いてくれ練習ができた。学生は練習に3名参加すると聞いていたが、練習に来たのは1名のみ。2人での練習となった。
 練習のメニューは400m+300m+200mを2セット。休息は、400mと300m間が2分、300mと200mの間は1分、セット間は10分だった。
 全て学生が引っ張り自分がついていけるところまでついていくという形になったが、少しでも学生の練習強度がキープできるように、必死に後ろにくっついた。1セット目は、60秒8、44秒0、28秒7で、なんとかすべて離れずに走れた。2セット目は、400mで前半から、学生から離れ氣味になったが、後半盛り返して何とか離れずに走り切れ、タイムは58秒9。フィニッシュ直後から何度もえづき、呼吸が全く整わないうちに300mのスタートとなり、その後は、学生には全くついていけず、ジョグのような形になった。300mのタイムは49秒6。1500mのペースくらいにとどまることができた。最後の200mも全くついていけず31秒9。途中で辞めることなくメニューをやり切ったことだけでも進歩ではないかと思う。

■2022年9月23日(金曜日)


本日の収穫





海をのぞむブックカフェ
 朝食前にメイン練習を実施。メニューはサーキットトレーニング、4000mペース走、300m。
 サーキットトレーニングは、先週よりはタイムが上がったが、まだまだ機敏な動きはできていない。相変わらずバーピージャンプと綱上りがきつかった。
 4000mは、1000mを3分50秒くらいとしたペース走を考えていた。スタート直後の感覚は、體が動かないという感じで、なんとか動けるように、様々なイメージを駆使しながら走ってみた。1000mは3分51秒4。なんとか設定ペース近くで通過でき、その後もペースを落とさないようにイメージし続け、だんだんリズムに乗ってきて、自然とペースアップしていった。次の1000mは3分44秒8。これ以上ペースアップは必要なかったが、動きが良くなってきた結果2000mから3000mは3分41秒2。この流れはペース走ではなくビルドアップ走なので、最後は、上げられるところまで上げようと言う考えに変わり、さらにペースアップし、最後の1000mは3分28秒3。久しぶりに3分30秒を切るペースで走り切ることができ、やり切った感があって満足。最後の300mは42秒くらいの感覚で走ったものの44秒1。感覚と動きが大きくかけ離れていることを実感した。
 午前中は、学生の練習を見ながら、少しだけ自分も體を動かした。50mのバウンディングを4本やり、向かい風の2本は21歩、追い風の2本は20歩だった。追い風という条件だが久しぶりに20歩でやれたというのが、できなかったことができるようになったという意味で進歩を感じた。
 最後に、昨日届いたアディダスのスパイクの試し履き。初めてカーボンの入ったシューズを購入したのだが、自分の力ではなくシューズによって反発をもらい、歩幅と速度が上がっているというのが慣れていないため氣持ち悪かった。自分の力で反発をもらう場合とシューズから力をもらう場合では、若干のタイムラグがある。最近の陸上界のレベルアップは、間違いなくシューズの機能が高まった影響が大きいと改めて実感した。

■2022年9月22日(木曜日)


本日の収穫(ぎんなん)



スパイクを購入
 火曜の午後から、首周りと陰部にかゆみがあり、火曜の夜には、のど仏の周りがゴジラの皮膚のようにゴワゴワした感じで、赤くなってしまった。なにか特別な食べ物を食べたわけではなく、原因がわからないので、昨夜は皮膚科へ受診した。皮膚科では蕁麻疹の可能性が高いということで、塗り薬と飲み薬を処方された。
 塗り薬と飲み薬を使用して、一晩経ち、多少赤みは薄まった感じはあるが、首の後ろ側に新たにぶつぶつとでき物ができ、さらに左膝裏にも同じようにぶつぶつとでき物ができて若干かゆい。しばらくは処方された薬で様子を見るしかないが、蕁麻疹は初めての経験。病院での薬の処方は、対処療法的なものでしかなく根本原因の根絶をするわけではない。原因がわからなければ、また同じようなことが起こるかもしれないというのが心配なところだ。全ての原因は自分の中にあり、自分の目の前には必要なことしか起こらないという。そういった意味では、自分で蕁麻疹を必要とする何かがあったということになる。なぜ必要としているのだろうか。しばらくは自問自答が続くだろう。
 小学生の時、少し年が上の子たちが、蕁麻疹は何かという話をしていて、彼らは神様のマシーンだと言っていたことを思い出す。日本語は、いろいろな言葉が被っていて、言い換えができ意味が変わることがある。神のマシンがやってきたとすれば、良いことのように思えてしまう。

■2022年9月21日(水曜日)
 練習は短距離の学生たちと坂ダッシュ。メニューは30m×4と60m×4。
 一緒に練習をしたのは、100mが11秒前半の学生と12秒台の学生の2名。11秒前半の学生には、スタート直後から離されるが、上り坂の影響もあり、想像していたよりも距離は開かず、意外と違いところで走ることができ、まだまだ自分もやれるぞという氣分になった。
 12秒台の学生はモンゴルの留学生だったのだが、夏休みには久しぶりに帰国することができたと話していた。モンゴルの状況は、コロナの影響はなくなり、当然マスクのないコロナ以前の状態になっていたという。海外のニュースを見ていても、マスク生活をしている国はなさそうに見え、日本のマスク生活は、やっぱり世界から見ても異常なものなのだと思った。
 練習後、最後に、300mほどの上り坂ダッシュを1本走った。以前であれば1本の全力走であれば50秒くらいでは走っていたのだが、今回は、中盤でもう止まりたいと思うほどきつく、最後までまともに走りきれず、タイムは56秒7。相当走力は低下していることを実感した。練習は継続できているので、少しずつ回復させていきたい。

■2022年9月20日(火曜日)
 バイデン大統領はコロナパンデミックは終わったと発言していたが、日本の総理大臣が大統領のような発言をするのはいつになるのだろうか。
 コロナ予算は2021年末までで77兆円となっているという。77兆円の内12兆円は使途不明との報道が4月下旬になされている。この12兆円は、コロナ予備費と呼ばれる予算なのだという。日本経済新聞によると、最終的には、その内の8千億円強は用途を正確に特定できたそうだが、残りの11兆円以上はわかっていないということになる。11兆円も何に使ったかわからないことなどあり得るのだろうか?使途不明となると、このお金を使用してパンデミックに対してどんな効果があったか検証することは不可能ということになるし、誰かが袖の下を受け取っていたとしてもわからないということになる。
 政府は、日頃から、日本は借金大国なので、その返済をするためには増税やむなしという態度をとっている。このままでは、政府のお金の扱いが雑で問題があるのに、その責任を増税という形で、国民の責任として転嫁させられてしまう。しかし、今の政府を選んだのは国民なので、国民は泣き寝入りするしかないのか?野党は選挙の時に減税を叫んでいたが、このことについて全然言及しているようには見えない。与党も野党もこの使途不明金によって利益を得ている人がいるのではないかと勘ぐりたくなる。

■2022年9月19日(月曜日)


久里浜海岸から眺める朝日
 台風14号が九州へ上陸し、その後島根を通過し新潟へ向かっている。横須賀は、強雨風域の中にはあり、雨の予報ではあったが、突然ゲリラ豪雨のように激しい雨が降るタイミングはあったものの、基本的には曇りか晴れで少し風が強い程度で、台風の影響はそれほど大きくはなかった。
 午後からは、小学生の陸上スクールの強化練習に参加。800mを中心に走る子どもたちは、400mのペース走を7本走った。最初は比較的ゆっくりなペースから始まり、徐々にペースアップし、ついていなくなったところで終了というルール。走っているときに突然の豪雨になり、早く雨宿りしたいためにペースアップするなど、途中でペースが安定しないタイミングもあったが、子どもたちはよく走った。三男も参加していたが、途中で足首が痛くなり、4本目くらいで終了し残りは見学していた。10月1日に県の記録会に参加する予定なので、参加できるかどうか心配なところだ。

■2022年9月18日(日曜日)
 次男は、朝9時から夕方6時まで塾があり、その中で理科と社会は映像授業、そのほかの科目については対面授業となっていた。対面授業では、基本的にはテキストの問題を解いていき、答え合わせと解説があるようだ。対面授業は、自分がわかっているところでも他の生徒がわからなければ、授業が進まず、それが終わるのを待っていなければならないので、効率が悪く、問題集があれば、自宅で問題を解き、答え合わせをする方が、時間の節約になるから、塾には行きたくない、勉強するのは受験のためと言いながら塾に行った。妻と二人で、対面の良いところをいろいろと説いたが本人は納得しなかった。手段が目的になっているような・・・効率だけを追求すれば、次男の言う通りなのかもしれない。しかし、他人がわからないところ、間違ったところを一緒に確認することで、自分の視点とは違ったことが確認できる瞬間はあるだろうし、一見無駄に見えることも後から振り返ると無駄ではなかったということもあり、効率的と考えられることが本当に効率的かどうかは後になってみなければわからないのではないかと思う。
 今日は、全国初の17歳で大学生になった元千葉大生が今はトレーラー運転手として働いているという記事を読んだ。彼は恵まれた才能があったが、特定の分野に偏り、普通に受験をした場合には、合格できなかったと振り返っていた。大学院を出た後研究職に就いたが、家族を養えない低賃金で1年や2年で結果を求められ、それがこなせなければ、職を続けていくことが困難という環境では、まともな生活はできず、長期的な視野での研究が難しいということで、研究の道に見切りをつけたという。長期的な視野で結果が出るのか出ないのかはわからないというのでは、費用対効果が低いという判断をされてしまうというのが現状なのだろう。目の前の結果ばかり求めると、自由な発想はしづらい。長期的な視野で物事を考えられなくなると、部分ばかり見て全体を見ていないようなアンバランスな感じになるのではないか。
 どーんと構えることができないせこせこした世の中になってきていることを実感する話題だった。

■2022年9月17日(土曜日)


選手紹介




1走最後の直線




三男最後の直線




インタビュー
 駒沢で開催されたミドルディスタンスサーキットに参加。午前中は学生の応援。午後からは、三男と非公認の親子リレーに出場。
 このイベントは、他の大会と違い、障碍者の選手も同じスタートラインに立ち競技をしたり、エリート選手では、先頭の選手についていけなくなったら周回ごとに途中棄権させられるという特別ルールがあるなど、選手にも観客にも通常とは違った刺激があって面白かった。
 学生たちは、800mと1500mに出場。1500mでは関東選手権以降少しずつ調子を取り戻しつつあったものの、3日前ほど前に捻挫したという4年生が、粘りを見せ、3分56秒46を記録し、自身初の4分切りを達成した。この記録は、自分が学生時代に走った記録よりも0秒03早く、学内歴代3位の記録だった。
 親子リレーは、13組の親子が出場し、親が1走、子どもが2走でそれぞれ400mを走る800mリレー。スパイクとユニフォームを着て氣合いの入った親子は少なく、最初から先頭に出て子どもが勝負すれば優勝争いができるのではないかと予想していた。しかし、いざスタートラインに立ってバトンをもらい、オープンスタートからピストルが鳴った瞬間から、急に體が硬くなり、自分ではなく別のお父さんが先頭となり、自分は2番手で走ることになった。先頭はかなり良いペースだったため後ろについて、様子をうかがい、バックストレートで一瞬抜きにかかったが抜くことができず、200mの通過は、後からタイムを確認すると26秒前半。完全なオーバーペースだった。残り150mから急激に體が動かなくなり、先頭からは徐々に離され、残り50mで完全に止まり、後ろの選手が近づくなかで、必死にもがいて子どもの待つところへ向かった。コーナートップのルールだと、子どもは、内側から2番目で待っているはずなのに、なぜか3番目で待っていて走りながら混乱した。脚が前に出ずつまずきそうな運動会のお父さん状態でなんとかバトンパスをした。タイムは57秒5くらいだった。
 子どもは、先頭の選手を抜くのに、3レーンまでふくらみ、その間に3番手の女の子が一氣に先頭へ。彼女は、圧倒的に速く、三男はどんどん離され、バックストレートでさらに2名にかわされ4番手でフィニッシュ。タイムは2分11秒77だった。三男は陸上スクールの練習で400mを80秒で走っていたというので、今日は74秒台ということで、大幅な自己ベスト。格上の子どもたちの中でよく走った。
 今日は、次男も観戦に来ていたのだが、彼の目当ては有名選手と写真を撮ること。会場でも特にティックトッカーの三津家選手の前にはサインを求めるファンが並んでいた。次男によるとフォロアーが30万人もいるのだという。次男は彼からサインをもらい、三男も一緒に写真を撮ってもらい大満足だった。三津家選手自身がファンのスマートフォンを持ち一緒に自撮りをしてくれたのだが、慣れた手つきで的確に全員が写真におさまるよう撮影していて、その技術の高さに驚かされた。

■2022年9月16日(金曜日)


新市立病院建設開始
 授業で自重トレーニングがカリキュラムに含まれており、スクワットジャンプ、腕立て伏せ、フロントランジ、交互にトゥータッチ、サイドランジを20回ずつを1セットとし、2セットを行った。自分も号令をかけるだけでなく、全体が見渡せる範囲で、スクワットジャンプ、フロントランジ、サイドランジの3種目を一緒にやってみた
 スクワットジャンプを20回やっている間に、左の外側広筋がちょっと負荷が強い感じがし、さらにサイドランジで痛みが出てきた。2セット目のスクワットジャンプで筋肉が切れそうな痛みで脚が震えそうな状態になり、最後のサイドランジでは、必死に痛みに耐えながらやり切った。
 自重のトレーニングで、ハムストリングスや臀部に刺激を入れたいはずなのに、全く違った部位に負荷をかけてしまい、たいした回数でもないのに限界が来て驚いた。相当脚力が低下していることを実感した。これでは走れない。明日は試合で400mを走ることになっているが、すでに左大腿部は筋肉が悲鳴を上げた状態になっている。しばらくこの痛みと付き合う必要がありそうだ。

■2022年9月15日(木曜日)
 ウクライナでの戦争では、ロシアが占拠した地域をウクライナ軍が取り返しつつあるという報道がなされている。ウクライナが元の状態まで国土を取り戻し停戦できるのが最も良いことなのだろうが、戦闘が続く限り住民たちは、安心できない。
 ロシアが占拠した地域では、親ロシア派の人たちは、ロシア軍を歓迎し、ロシアによって新たに自治をする代表者が決められたり、ロシアのパスポートを新たに作成するといった住民もいたようだ。そうした地域をウクライナ軍が奪還した場合、親ロシア派の人たちは、とんでもない虐待を受ける可能性があり、日和見的に動く住人たちは、全員制裁の対象になりかねないようだ。そういったことが起こらないことを願うばかりだが、現実は起こっているようで、ウクライナが奪還した地域の住民が大量に逃げ出しているという報道もある。ロシアになびいたという理由で自国の軍隊が自国民を制裁するのでは、それはその国の軍隊とは言えないのではないかと思える。この戦争でウクライナは何を目指しているのかわからなくなってきた。

■2022年9月14日(水曜日)
 国土交通省の役人だった人が、日本の国土の特徴から見た日本人の特徴を説いた動画講座の紹介動画を見た。  日本の家のドアは「外開き」だが西欧や中国のドアは「内開き」だという話が面白かった。「内開き」はドアを開く際に玄関スペースが犠牲になるが、ドアの内側にモノを立てかければ、外からの侵入を防ぐことができる特徴があるが、「外開き」では、それができない。日本ではそれをする必要がないくらい、周りで生活している人との仲間意識や信頼感があったのではないかという考察をされていた。
 もう一つ印象に残ったのは、省庁再編の話。省庁再編は、本来、効率を重視しながら必要な省庁を再編成していくはずなのに、最初から、1府12省というように数が決められていて、必要な機能を盛り込めない再編となってしまっていた。この時に、建設省に国土庁がくっつけ、国土庁をつぶしてしまった。また、同様に経済企画庁もつぶしてしまった。実際に事業を実施するところからは独立して国土の計画を考える部署や経済計画を考える部署があるのが重要だと説いていた。それは、建設大臣や運輸大臣と同じ立場で国土計画の観点から庁官がものを言える、大蔵大臣と同じ立場で経済計画の観点から庁官がものを言えるからで、これは極めて優れたシステムだった。
 しかし、現在は、実際に具体的なプロジェクトがあっていつまでに実行するかという国土計画がない状態になっているという。いつまでに道路や港湾ができるかが示されないため、企業や自治体は投資計画が立てられなくなった。また財政が単年度主義になっていることから、長期的なプランが立てられなくなってしまった。国土全体の計画があったはずなのに、財政を理由にそれをなくしてしまったのが平成の日本だったようだ。
 入札契約制度について、会計法や地方自治法では一番安い価格を提示したところと契約しなさいということが基本となっており、公共事業も一般競争入札が最も正しいのだという考え方になっている。市場に流通しているモノであれば、品質が保証されている商品なので安く買うのは正しい。しかし、これから作る道路や橋は安ければ安いほどいいかと考えると、安い値段を提示すると利益を上げるために材料を悪くするとか、締め固める回数を減らすなど品質を損ねる可能性が出てくる。品質が事後に確認されるのが公共事業。品質の保証されている物品と同じ調達方式であっていいはずがない。これは実際に身近な環境からも、この問題を突きつけられたことがあったため、納得の意見であり、現在のシステムについて残念な氣分になった。国民を貧しく、日本の地位を低める政策を結果的にしてしまったのが平成の政治だったことを改めて実感した。

■2022年9月13日(火曜日)
 学生と300m×5。休息は10分。完全なレペティショントレーニングで、1本ごとの強度が高かった。最初から学生のペースに合わせてスピードを上げると、ハムストリングスに負荷がかかりすぎ肉離れにつながると思ったので、前半は学生から離れてしまうかもしれないが、控えめに走り出し、後半少しずつスピードを上げるような意識で走った。
 1本目は42秒6。スパイクを履いて、体感もかなりきつかったのだが、あまりの遅いタイムに驚いた。想像以上に走れていない。もう少し前半のスピードを上げようと思った。
 2本目は、1本目よりは前半のスピードを上げ、ある程度学生の後ろにつき、後半は、何人か学生を抜くことができた。タイムは41秒6。1本目よりは納得のいく走りができた。3本目は、もう少し前半の速度を上げ、40秒台を狙おうと思った。
 3本目も2本目と同じように走りたかったが、自分の前で学生たちが塊になっていて、2レーンにまでいたため、コーナーで3レーンを走って抜いていくしかなくなり、かなり余分に走ることとなった。それでも、2本目よりは状態は良く、残り50mでさらに前の学生を抜こうと意識した途端、右のハムストリングスに痛みが走り、1歩ごとにいろいろと痛みが移動し、それ以上スピードを上げられずフィニッシュ。タイムは41秒4。その後は、歩くのも若干の痛みがあり、練習は3本で終了。
 週末に試合に出る予定にしているが、ちょっと都合の悪い状態になってきた。夜はいつも通っている接骨院で、電氣を流し、ストレッチや筋刺激を入れてもらい、ある程度違和感は治まった。明日以降は、しばらくダッシュはやめておこうと思う。

■2022年9月12日(月曜日)


本日の収穫
 学生たちの練習がフリーだったので、一人で200mの上り坂ダッシュを2分サークルで10本。最初は抑えめで走り始め、35秒0。同じ調子で2本目以降も走ったつもりだったが、2本目は38秒3で、急にタイムを落とした。3本目以降は、いろいろと走りのイメージを工夫しながら、37秒4、36秒7、35秒8と1本目のタイムに近づけていった。6本目から8本目までは36秒1、36秒3、36秒3と安定していたが、8本目でえづき、呼吸が整わないまま9本目に入ることとなり、39秒2と大失速。10本目は、最後の1本ということで、また頑張ることができ36秒0で終えることができた。以前は、33秒前後で走れていたので、かなり走力は落ちている。とにかく10本をこなせて目標は達成できた。

■2022年9月11日(日曜日)
 早朝にサーキットトレーニングと4000mペース走。
 昨日の疲れもあるためか、體のキレがなく、サーキットトレーニングでは、20kgのシャフトがとても重く感じ、タイムもかなり悪く、脈はいつもより低い180拍/分までしか上がらなかった。
 4000mペース走は、かなり久しぶりで、4分/kmを目安に走ってみた。先週講習会で学んだことを実践に活かそうと走ったのだが、あまり上手く適用できた感じがしない。以前のような全身を使った動きができず、全身が固まったまま無理矢理動いている感が強かった。以前の動きは花が開いた状態で自由に動けていたが、今はつぼみになってしまい、不自由な状態で動かしているという感覚だった。一定ペースで走っているつもりだったが、全くそうはならず、3分57秒4、4分02秒7、4分10秒2、3分55秒1となってしまった。
 最後に300mを走り、44秒4。こちらもイマイチな感覚だった。来週は、非公認ながら今シーズン初の試合。400mを走ることになっているのだが、56秒くらいがでれば上出来なかんじだろうか。

■2022年9月10日(土曜日)


東京電力



久里浜海岸



先頭のマッサージ器
 練習は800m×2を2セット。ペース設定は400mあたり64秒。この設定のまま走ったとすると、昨年の自分の800mのシーズンベストとほぼ同じというタイム。どこまではしれるかわからないが、やれるところまでやろうと決めスタートした。
 1周目は、比較的余裕を持って走れ64秒8。2周目に入って、先週だったら500mで精一杯だったことを考えると、先週よりは良くなっているとうれしくなりながら走っていた。そのままなんとか学生の後ろにくっついてフィニッシュ。タイムは2分11秒6で2周目は66秒9ということで、イーブンペースでは走れなかった。1分30秒にまたスタートしたのだが、スタート直後から学生にはついていけず、50mを過ぎたところで、下腿に痛みがでてきて、フォームが崩れ、まともに走れなくなった。結局ジョグをしているような感覚で400mまで走り終了。タイムは81秒2。全く練習にならなかった。
 2セット目は1セット目終了から20分後にスタート。学生も1セット目の2本目がまともに走りきれなかったため、メニューを800+400m+300mに変更。自分は600m+300mを走るつもりでスタート。100mを過ぎたところから学生から離れてしまい、その後は一人で走った。接地の度に膝が潰れる感覚で、ただ走っているだけという感じになった。タイムは1分48秒6。次のスタートは1分50秒後、300mを走りきるつもりで学生についていったが、200mを越えて400mまでいけると思ったため、そのまま学生にくっついて400mを走りきった。タイムは64秒4。さらに1分30秒後200mを走り30秒7で練習は終了。
 ウォーミングアップの時点で、一昨日痛めた右ハムストリングス内側にまた小さな痛みを感じ、スタートをするかどうか迷ったが、とりあえず練習が継続できて良かった。
 夜は、子どもと近所の銭湯へ。1年ぶりくらいだろうか、かなり久しぶりな感じがした。お客さんは、2,3人というところで、いつも通り少なめ。9月1日からは大人料金が500円に値上げとなったという貼り紙が貼ってあり、子どもと合わせて700円を支払った。今日は、入浴剤の入ったお風呂が故障中とのことで、2つのお風呂しか使えなかった。お風呂を出た後の子どもの楽しみは、マッサージ機。イス型の肩たたきマシーンという感じなのだが、20円を入れると動くようになっている。子どもが「10円じゃダメなの?」と10円を入れ、さらに10円を入れたのだが、全く動く氣配はなく、番頭さんにマッサージ機が動かないことを伝えると「叩いてみて」との返答があった。子どもが軽く叩いてみると、動き出し驚いた。この場所には、まだ昭和が残っている。今の機器では、叩くと壊れる可能性があるが、昭和の機器は叩いても壊れず、正常に動き出すという特性があった。接触が悪いといいながら、いろいろな機器を叩いて動かしていたことを思い出した。久しぶりに心和む出来事だった。

■2022年9月9日(金曜日)


満月と久里浜海岸
 毎朝、千葉行きのフェリーが出ているフェリー乗り場を通るのだが、6時前には、駐車場に車が詰め詰めで駐車され、6時20分発のフェリーに乗るため、多くのゴルフバックを持った人たちがフェリーへ向かっていく。平日にゴルフに行くということは、とても贅沢な感じに思える。毎日こ多くの人たちがゴルフバックを担いでフェリーに乗り込んでいくところを見ていると、生活に余裕のある人たちは、たくさんいるということなのかもしれない。
 この1週間ほど、毎朝もう一つ氣になることがある。サツマイモを植えているウネが毎日掘り返されていること。毎日開いた穴を埋めるのだが、翌朝確認すると、また掘られている。猫か、狸か、アライグマか、何かが毎晩庭に来ては、掘り返している可能性が高い。何が来ているのか氣になるところだ。
 昨日痛みを感じた右ハムストリングスは、痛みは治まり、ジョグをしてもまったく氣にならなかった。夕方は、少しペースを上げてジョグをしたが台上だったので、最後に300mを流したが、43秒8で問題なく走れた。なんとか明日の練習には参加できそうだ。

■2022年9月8日(木曜日)


本日の収穫
 最近、練習をするためにはウォーミングアップに時間をかけざるを得なくなっている。骨ストレッチで十分に関節と筋肉を動かし関節可動域を高めてから、やっとドリルに入る。片足を素早く大腿に引きつけて素早く戻す動作をしていたときに、痛みが走った。痛みが出たのは右の大腿部内側。半腱様筋と半膜様筋のあたり。すぐにドリルをやめ歩いたが、1歩ごとに痛みがある。肉離れというところまではいってはいないが、筋肉は何らかのダメージを受けたと考えられた。今日は、1000m×5を走る予定だったが、走るのを諦め、直ちに微弱電流を流すトリオを引っ張り出し、電氣治療を始め、同時に、学生たちの練習のタイム取り。その日の内に歩く際の痛みは改善した。このまま治まってくれればと思う。

■2022年9月7日(水曜日)


朝日と野比の海岸




カモメが並んでいます
 静岡の認定子ども園のバスに3歳の女の子が取り残されて熱中症で亡くなった事件について、連日報道が続いている。今日は子ども園が会見を開き、普段はバスを運転していなかった園長がバスを運転したことで、チェックミスがあったことが原因の一つとの見解を示した。園の職員としては、補助の先生も同乗していたようだが、バスを降りるときに、席を一つずつ確認せず、目視だけで降車してしまったということなのだろう。閉じこめられたことに氣がついた園児は、想像を絶する絶望を感じたことだろう。
 自分も2歳半ごろから1年ほど最初の幼稚園へ通ったのだが、幼稚園の屋上に閉じこめられて絶望を感じた記憶がある。一人だけトイレへ行っていたことで、クラスの行動から遅れてしまい、先生や友だちが屋上へ移動したと思い、あわてて屋上へ上がったところ、屋上には誰もいなかった。しかし、屋上を独り占めできると考えうれしくなり、しばらく屋上で遊んでいたのだが、いつまで経っても屋上に誰も上がった来ないので不安になり、教室へ戻ろうと思い屋上のドアを開けようとしたところ、ドアが開かなくなっていた。何度もドアを開けようと試みたが、ドアは開くことがなく、もう一生みんなに会えないのではないかという絶望を感じた。それからどのくらい泣いて絶望していたかはわからないが、最終的には、担任の先生が、屋上へ探しに来てくれ助かった。今回亡くなった園児は、その絶望が命が果てるまで続いたということを想像すると、本当に言葉にならない。

■2022年9月6日(火曜日)
 久しぶりに本格的なトラック練習。メニューは500m+300mを3セット。休息は500mと300m間は1分。セット間は15分だった。
 400mを60秒を切るペースで走りたいところだが、走ってみると64秒くらいのペースでしか走れず、300mを過ぎると手脚の動きが硬くなってきて、500mを走りきるのが精一杯だった。最初の500mは79秒2。その後300mは、学生に全くついていけず、一人旅。タイムは48秒1。1500mのペースにしかならなかった。2セット目は最初から学生には付いていけず、とにかく今できるベストパフォーマンスを発揮することだけを意識して走った。500mは82秒0。思ったよりもタイムは良かった。300mは1本目より動きは悪いと思ったのだが、タイムは48秒2で、こちらも思ったよりも良かった。3本目も走るためにスタート前に流しをしたのだが、左ふくらはぎがピリッとした痛みを感じ、これ以上は危険だと思い2セットで中止した。
 ケツ割れになるほど追い込めたわけでもなく、中途半端な練習になった。しかし、週に2回トラック練習ができるようになったことは大きな進歩。少しずつ自分の走りを回復させていきたい。

■2022年9月5日(月曜日)


久里浜の海岸




本日の収穫
 台風11号が九州北部に接近しているという情報だが、横須賀は、まったく影響がないようだ。朝は清々しく、セミの声も随分弱々しくなり夏が終わりに近づいているような感じがする。
 朝練は、昨日の講習会で学んだことを活かしてジョグ。第11,12肋骨が動くイメージができるだけで、肩甲骨と骨盤がつながり、背中側が使いやすい状態になる。土曜の練習の影響で、両ふくらはぎの外側がかなり筋肉痛なのだが、第11,12肋骨をイメージすると、ふくらはぎで蹴る動作が少なくなるためか、筋肉痛を感じずに走ることができる。信号などで止まって少し歩くと、普段の意識に戻ってしまうためか、筋肉痛の激痛を感じ、普段だったら走るとより筋肉痛を強く感じるはずなのに、全く逆の状態になっているので、とても不思議な感覚だった。どのくらい学んだことが実践できているのかははっきりしないが、違いは感じられているので、方向性は間違っていないのだと思う。

■2022年9月4日(日曜日)
 骨ストレッチの講習会に参加。テーマは、1つ目の講習は肩甲骨、2つ目の講習は肩甲骨と骨盤の連動だった。
 肩甲骨は、イメージを駆使することで、大きく體の動きが変化することを経験した。筋トレを一生懸命やって出力を上げてやっと力が出るという常識とはかけ離れ、瞬時に出力が変わるというのが面白すぎる。普段肩甲骨といえば、肩甲骨の後ろ側をイメージするのだが、前側をイメージすると、また違った感覚を体験でき、イメージの面白さにはまった。
 2つ目の講習会では、最初のほぐしが地獄だった。大臀筋、中臀筋、骨盤上部と腰部の境目をほぐしてもらったたのだが、激痛によりずっと叫び続けていた。周りの人はそれほど悲鳴はなく、自分一人がものすごく硬かったようだ。その後、肩甲骨と骨盤の連動に必要な第11,12肋骨のイメージを学び、體幹を使って動くということが以前よりも理解でき実践できるようになった。ジャンプは高く跳べるようになり、いつもより間がある感覚を得ることができた。走っている時もこの間が重要で、さらにスタートダッシュは、相撲の立ち会いがヒントとなり、力を使わず前傾姿勢で出力が高まる感覚も得られた。骨格で動かす人と、筋肉で動かす人の違いは大きすぎると実感できる講習会だった。

■2022年9月3日(土曜日)


トケイソウが実りました
 1週間ぶりにスパイクを履いて学生と練習。学生のメニューは400m×10〜15。休息は2分。設定は、第2グループが68〜70秒ということで、このグループについて走った。
 10本完走することを目指して走り、最初の5本は68秒7、67秒8、68秒4、66秒7、68秒5。5本が終わったところでえづき、呼吸も整わず、これ以上走れないと思い一旦中止。しかし10分ほど休憩した後、あと5本挑戦しようと思い、また練習に加わった。そこから3本は68秒4、67秒9、67秒5。3本走ったところでまた動けなくなり、休憩。8分休んで、また練習に加わり、残り2本を69秒5、67秒1で走り、通算の本数はなんとか目標の10本となった。
 スパイクを履いて走ると、トラックにスパイクのピンを引っかけて走ることになるためか、終わった後は、歩くだけで両ふくらはぎが攣りそうになった。先週もスパイクを履いた後は、大腿二頭筋がかなり筋肉痛になったが、今回は、ふくらはぎが同じようになりそうだ。

■2022年9月2日(金曜日)


順天堂大学周辺のイネ




順天堂大学のサッカー場
 日本体育・スポーツ・健康学会大会3日目。多くのポスター発表、口頭発表、キーノートレクチャーが行われた。キーノートレクチャーは、スポーツ人類学と体育心理の2つに参加した。
 スポーツ人類学は、ケニアの牧畜民マサイを対象にした研究の紹介だった。マサイの男性は、跳躍力に優れているというイメージが強いが、どのようにしてそのようなイメージが定着したかという歴史的、文化的な考察を聞くことができた。西洋人がアフリカを植民地にした頃から、マサイを含むナイル系の遊牧民は身体能力が高いことが知られるようになり、元々は放牧で生活してきた人々が、自然保護区の設置や土地の私有化などの政策によって定住させられるようになり、現在に至っている。マサイの文化としては、マサイ・オリンピックというものがある。これは、西洋人により作られ、その目的はマサイ青年のライオン狩りの悪しき伝統文化を変えるためだったようだ。このイベントでは、高くジャンプすることが求められ、このときだけは、高くジャンプすることに価値が置かれ、その場は凄い熱量になるのだという。しかし、ここから離れると全く競技的ではなくなり、日常で、ジャンプすることは遊びの延長のようで、高くジャンプすることには価値は置かれていない。結婚式では、参加者が輪になってジャンプを繰り返すのだが、歌を歌う人、リズムを作る人など、いろいろな役割が自然にでき、他の地域のグループとも、こうしたジャンプを通して交流するとのことで、彼らにとって歌とジャンプは欠かせないものなのだという。今では、こうしたイベントでの歌を携帯電話で交換し合っていたりもしていた。ジャンプは個人の跳ぶ動作ではなく、総合的な身体運動であり、相互行為によって彼らにしかない経験が共有され、世代ごとに絆が形成されているという結論だった。
 体育心理は、「運動学習メカニズムから読み解く実践的学習への示唆」というタイトルで、思い通りに體を動かすことができる運動技能は如何にして実現されるかについて、神経科学の観点から講義があった。学習には、潜在学習と顕在学習がある。潜在学習は、無意識下での学習で、予測誤差に基づいて、無意識的に課題を反復する。自転車に乗れるようになることが一つの例で、自転車に乗ろうとして、何度も転ばないように乗る学習をすることで、乗れるようになるのだが、自分が何で乗れるようになったかはわからなかったりする。顕在学習は、主に明示的なフィードバックや指導に基づいて意識的に課題を反復するもの。運動学習は、失敗してそれを修正しないと上手くならない。同じものを見ても、人によって失敗をどのように受け取るかは違い、目標がはっきりしているかどうかで、フィードバック情報からの誤差信号が変わり、修正後の動作も変わってしまうことになる。講義を聴いて、骨ストレッチは、意識していない部位が自然に変化することから、動作中に潜在学習がなされているのではないかと思え、骨ストレッチ研究へのヒントを頂くことができたのではないかと思った。

■2022年9月1日(木曜日)


成田山総門




大本堂と三十塔
 日本体育・スポーツ・健康学会大会2日目。早朝に成田山新勝寺へランニング。初めて成田山新勝寺を訪れた。お店の並ぶ表参道は、観光地らしい景観で、古き良き日本を感じ、入り口の総門は巨大で、あまりの立派さに驚いた。どの建物も歴史が感じられ立派だった。お寺の横は、そのまま山が丸ごと公園になっていて、適度なアップダウンがあり、ランニングをするにはとても良い場所だった。
 学会では、口頭発表、ランチョンセミナー、シンポジウムなどに参加。ランチョンセミナーでは、日本トレーニング指導者協会による最新のトレーニング情報についての話があった。スクワットの膝の角度は、今までは競技特性を考慮して、競技動作に見合った角度でトレーニングした方が良いと言われていたのが、最新の知見では、ジャンプパフォーマンスを高めるのに、フルスクワットの方が高くなるという結果が示され、膝の角度は浅いよりも深い方が良いようだということに驚いた。クリーンを行う際、バーを下げる位置により、刺激のはいる部位が異なるという情報も新しかった。バーが膝の上だと股関節の仕事量が高まり、大腿部中間だと膝関節、股関節に近いところだと足関節になるという。これを元に実施者の欠点に応じてバーの位置を変えることが推奨されていた。しかし、欠点がわからない場合は全てを実施すれば良いというアドバイスもあった。ジャンプスクワットでは、沈み込む速度とパフォーマンスに関連があり、全力で沈み込むトレーニングの方が、跳躍高とピーク速度が高くなるというのも新しい情報だった。



[昔のいずみ]