ベトナムから中国へ移動。熱は相変わらず37度を
越えてつらい状況だったが、飛行機の時間は決まっているためホテルを朝5時に出発。
中国広州へは日本語が出来るガイドが飛行機で待っていて、観光案内してくれるという
予定を聞いていたが、到着してみると誰もいなかった。そのためホテルのバスを見つけて
ホテルまで連れて行ってもらった。旅行会社もいい加減なものだ。
食欲はなく、動き回る気力もなかったため、そのまま部屋に入って就寝。久しぶりに
昼寝が出来た。
昼寝から目覚めた直後、旅行会社から電話があり、ガイドを空港で待たせてなかった
ので、ディナーはサービスするとのおわびがあり、すぐにガイドをよこして観光に出かけ
られるようにすると言われた。こちらとしては体調も悪いし、観光はどちらでも良かった
が、せっかく来てくれるというので行くことにした。
行き先は陳氏書院と広州博物館。陳氏書院はすばらしい彫刻(木彫り、石彫り、鉄彫り)
の屋根や壁があり、、象牙の彫刻などの伝統工芸も展示販売していた。この人達は、象牙
をどこから手に入れてくるのか疑問だった。
広州博物館は、広州の歴史が展示してあり、5階建ての塔になっていて、眺めはよ
かった。塔を登っている間に急に体調が悪くなり、頭痛と腹痛がひどくなった。塔を
降りた後、売店で飲茶をするところがあり、頭痛や腹痛にいいお茶を飲ませてくれと
頼んだところ、ライチのお茶が出てきた。匂いが甘く、おいしい。5,6杯飲んだ
ところで本当に頭痛と腹痛が緩和した。おそるべし、中国茶!!
緩和した勢いでそのまま旅行会社の招待で広東料理を食べに行った。とてもからい料理
を想像していたが、実際は逆で、すべてが甘かった。豚には砂糖が出てくるほど。本当は
塩・コショウが欲しかった。食欲はなかったが、一通り箸を付けることが出来た。ライチ
茶のおかげに違いない。
|