じゃりまん小学校

漫画読書感想文
2001年12月分


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2001年12月度 印象に残ったナイスな作品 一般漫画の部   

「週刊少年チャンピオン」
 ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗

 虹色ラーメン:馬場民雄
「光の島」1巻●小学館 尾瀬あきら
「賭博破戒録カイジ」4巻●講談社 福本伸行
「Home Sweet Home」2〜6巻●少年画報社 五十嵐浩一
「タオの緑」1巻●秋田書店 原作/笠原倫・漫画/神谷隆光


ざっとこんなもんで。
虹色ラーメンとショー☆バンはぐんぐんおもしろくなってきてるよなー。
光の島は唄美小学校たった2人の児童たちの今後の動向が気になる。
カイジは班長が崩れていく様がイイ。
Home Sweet Homeは土屋家の変わった日常が興味をそそる。
タオの緑は内気なタオがゴルフを通してこれからどんどん成長いくでしょう。
それに期待だ!

2001年12月31日 「HORIZON」2巻●小学館 菊田洋之

まだまだ本格的なラグビーの試合を見ることはできませんでしたが、
アルバイトの話や元相撲部の華山の話とかがおもしろかったです。
体の小さい者が小手先の相撲をとるということが監督や部員に
気に入られなかったために相撲部にいられなくなった華山。
やっぱり悔しいよね。一種の差別だね、これは。

華山は今度はラグビー部の一員として大いにがんばってもらいたいものだ。

今のところはキャラクターを印象づけるためのストーリーが多いって
感じですね。

次巻に期待。

2001年12月31日 「パスポートブルー」12巻(完)●小学館 石渡治

小坂の復讐劇がメインでしたが、なんというか
緊張感も小坂に対する憎しみもなーんにも感じなかったです。
この作品って説明的なセリフが多くてマンガとしてのおもしろさを
損ねているような気がするんですよね。

そんな中、小坂にとどめをさしたキクはなかなかやるねと
思いました。おかげでハルと真一は手を汚さずに済んだものな。

まあ最後にガラクタ町がニュータウンとして生まれ変わったのは
良かったと思います。

2001年12月31日 「プニャリン」4巻(完)●小学館 コージィ城倉

なんだかよく分からないまま終わってしまったなあ。
相撲ギャグマンガじゃなかったの?これ。
4巻だけを見ると男股山漫画家物語って感じだよね。
でも最後の最後はちゃんと相撲やってたけど。

正直言ってあまり楽しめなかった。
素直に男股山のホモっぷりを活かした相撲マンガをやってれば
いいのにと思いました。

2001年12月30日 「100万$キッド」1巻●講談社 石垣ゆうき・原案協力/宮崎まさる (文庫本)

ギャンブルマンガです。日本有数の財閥である二階堂家の三男、
二階堂ひろし(14)という少年が主人公。

ある日、ひろしの父は二階堂家の次期当主を決めるために
三兄弟にそれぞれ1億円ずつ与える。この1億円でもっとも有意義な
使い方をした者が父の跡を継げるというわけだ。
上の兄2人は株式に投資したりして堅実な使い方してるけど、
三男のひろしはこの1億円を元手に
ラスベガスへギャンブルしに行くんですよ。
末恐ろしい。


それはともかく、ひろしはアメリカを舞台にいろんなギャンブラーと
ポーカーをしまくります。かと言ってロイヤル・ストレート・フラッシュで
バンバン勝ちまくるって訳ではありません。
ポーカーは心理戦。ひろしが相手のイカサマやポーカーフェイスを見抜き、
そして勝利をものにするってパターンが多いですね。

ひろしもカード5枚のうち3枚破いてワンペアで勝負したり、カードを伏せたままで
スリーカードを完成させたり、結構あれやこれやと見せてくれて
楽しませてくれました。
でもこんなことやって負けたらどうすんだろね・・・

なかなかおもしろかったです。

2001年12月30日 「タオの緑」1巻●秋田書店 原作/笠原倫・漫画/神谷隆光

原作が笠原倫だから買ったんじゃなくて、表紙の絵が
良かったから買った。

主人公は赤木タオ(小6)という内気な少年。学校には友達もいないし、
ちょっと登校拒否症気味でもある。

タオはゴルフ場の緑が好きで、そしてその中を飛び跳ねる白いボールも好き。
うーん、いい表現ですね。
良い天気に恵まれ、青々とした芝生の上で真っ白なゴルフボールが
飛び跳ねる、そんな光景をぱっと思い浮かべます。

また、タオには友達がいなかったけど、ゴルフを通して乱暴者のタケシを
友達(ダチ)にすることができました。ついさっきまでタオはタケシに脅されて、
賭ゴルフをやらされていたのにですよ。タオのプレーに惚れちゃったんでしょうなあ。
ステキです。

あとキャラクターの名前が赤木・黒田・青山・碧と、色で統一してますね。
おもしろいです。

このマンガが月刊少年チャンピオン新連載の時と同時に、週刊少年チャンピオンでも
別のゴルフマンガ、ベリースペシャルが新連載されたのですけど、そのおもしろさの差は歴然。
タオの緑を読んでるといかにベリースペシャルがゴルフマンガとしてレベルが低かったか
よく分かる。

2001年12月28日 「ガウガウわー太」1巻●新潮社 梅川和実

NOC 憲公初のバンチコミックス。表紙見で購入。
まあ思っていたよりはおもしろく読めたかな。

主人公は動物病院の獣医を父に持つ社(やしろ)太助(高2)。
父は動物の言葉を理解できるので動物のカウンセリングなんかも
行っている。太助は「獣医になんかなりたくない」と頑なだが、
徐々に犬や猫の言葉を理解できるようになってしまい、
父の跡継ぎへまっしぐら・・・といった感じでスタート。

太助は全ての動物の言葉を理解しているわけではなく、
今のところは太助の憧れの女子高生、舟越みさと(高3)の飼っている犬
“わー太”とのら猫の“クロちゃん”だけしか理解できない。

この2匹(わー太とクロちゃん)は何度か人間にひどい目に遭わされているせいか
ご主人様のみさとちゃん以外は人間をバカにした態度で見る。
太助もこの2匹には手を焼いており、生キズが絶えません。ちょっちかわいそうだね・・・

わー太は老犬だけあって、長い人生を生き抜いた年寄りみたいな発言をしてるよなあ。
人間キャラよりも、わー太やクロちゃんの方がよっぽど人間らしいですね。

さすが、老犬わー太の人情コメディと謳ってるだけはあるね。
太助もこの巻では犬猫と話している場面がかなり多かった。

2001年12月27日 「週刊少年チャンピオン」2002年4+5号●秋田書店

ゲーマーズで秋田書店のコミックスを買うともれなく人気コミックの
PRカードがもらえるそうです。もれなくだから是非、欲しいですね。
さーて、近くにゲーマーズはあったかな・・・

▼転生ANIMA:うういずみ
いいんじゃないでしょうか。おもしろいですよ今のところ。
そっかー。タイガーとウルフは完全な形で人間に生まれ
変われなかったわけですか。それでしっぽが残っていたわけね。

創造神はかっこよく登場したもののあっという間にギャグキャラに
なってしまう様が可笑しかった。

呼春は家族にウルフとタイガーのことをどう説明するつもりだろう。
あんな着ぐるみで押しかけられては誰だって不気味に思いますよね(笑)。

▼キリエ 吸血聖女:杉村麦太
ああ・・・パット親子・・・なんて救われない・・・
パットのにやけた顔が却って虚しさを感じさせるなあ。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
ここまでツキまくってた番太郎ですが、
今回一気に3点取られてしまいました。
立ち直れるんでしょうかね、番太郎は。

▼A.-D.O.G.S.:原案/北嶋博明・漫画/鈴木ダイ
あの生け贄の少年、絶対死ぬと思ってたんですが
軼狼が少年を救ってあげるのは意外でした。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
非常におもしろかったです。
良太くんは太陽のラーメンを食べて明るくなりましたね!
感動はしませんでしたけど、それでも微笑ましく楽しく読めました。
思わずクスッて笑っちゃいますよ。

あと良太くんの鶴の恩返しの夢がサイコーでした。
鶴がラーメン作ってるんですよ。
しかも絵が結構サマになってるから驚き。

▼七人のナナ:原作/今川泰宏・漫画/国広あづさ
7人のナナが49人に。49人のナナが343→2401→16807人と
大増殖。増えすぎて収拾がつかなくなったところで究極の魔法、
夢オチにて一件落着です。
夢オチは今までの無茶苦茶な展開を全て無効にすることができる
すばらしい魔法ですが、MPを激しく消費するのでは使いすぎは禁物です。
作者の方。

あのクリスタルは処分した方がいいのでは・・・?やばいよ、アレ。

▼悪夢でゴメン!:東篤志
前後編の読み切り。なかなかおもしろかったです。
柳井良太(高1)の住むアパートの部屋にかわいい女の子の亡霊が現れ、
そいつと一緒に暮らすことになるという話。
かわいいと言っても良太に取り憑いている間は良太の精気を
吸い続けるので実はとんでもない亡霊だったりします。

亡霊のナツミちゃんは、ちゃぶ台にぶつかることなく通り抜けてしまうのに
どうして物を掴むことができるのかとかいうツッコミは無視しましょう(笑)。

死神に対する良太の態度とかがおもしろかったです。

あと結構明るい亡霊のナツミちゃんですがなぜ死んだのでしょうね。

▼ORANGE:能田達規
ムサシ、あざだらけ。いつの間に。
それでも何も言わず耐えるムサシ。敵も勝つために必死なのだ。
でもムサシのいる南予オレンジも必死だ。何せ負けたら南予オレンジは
消えてなくなってしまうのだから。

▼ナックルボンバー学園:川島よしお
あの猫、エラソーだね。

2001年12月27日 「銀牙伝説ウィード」12巻●日本文芸社 高橋よしひろ

新たな仲間を得るために甲賀忍犬の哲心に説得・交渉をするウィード。

部下にその場で銀を踏みつけるように命令する法玄。

奥羽軍の牙城を我がものにせんと大群をなして突撃する玄婆の一派。

奥羽の戦士達は退くことを知らない。どんな不利な状況でも果敢に敵に襲いかかる。
でもそれが若い命を捨ててしまうことになる。法玄の思うツボだ。

ウィードよ、早く強力な仲間たちとともにこの法玄を倒すのだ!
一刻の猶予も許されないぞ!

2001年12月26日 「Home Sweet Home」6巻(完)●少年画報社 五十嵐浩一

この巻はまるまるラストエピソード。

郷田も沢渡も今やすっかり土屋家に溶け込んでしまい、
なくてはならない存在にまでなりました。

それだけに居候達が家を出ていくという話が少しでも出ると
寂しい気持ちがなんかこう、込み上げてきますよね。
でもいずれそんな時が来ても仕方がないさ。

土屋も再婚問題とか郷田や由香との言い争いとかいろいろありましたが
結局また元通り落ち着いた生活に戻って。

エンディングは数年後、皆で再会するような感じになってるんですが、
由香ちゃんがねえ・・・ふーん・・・伏線あったっけ?

諒・・・おまえなんでそんなヒネガキに成長しちまったんだ〜
・・・いえ、まあ良いでしょう(汗)。

全巻通しておもしろかったです。とっても。
大の男達3人がひとつ屋根の下で暮らしていても男臭さを
全く感じなかったのは、由香や諒といった素直な子供達の存在と
土屋家におじゃまする女性ゲストキャラ達のおかげなんでしょうね。

男親3人と子供2人のちょっと変わった土屋家の日常を覗いてみたい
そんなあなたにオススメ。

2001年12月26日 「Home Sweet Home」5巻●少年画報社 五十嵐浩一

子供の成長と講師の忙しさで、子供との会話も少なくなってきた土屋。
・・・そこへ郷田が生活費まるまる入った財布を落としてしまうトラブルが発生。
土屋家メンバーは、この危機を乗り越えるため一致団結して、節約作戦を実施。
本やゲームを売ったり、食費を浮かしたり、そりゃ大変な日々が続きます。
でもおかげで土屋家にあたたかい家族の会話が戻るのでありました。

それと諒くんのクリスマスツリーの飾りの話も良かった。
母と一緒に買った思い出のツリー飾りをなくしてしまい、
それがないと他のクリスマスツリーの飾りをつけないぞ、と
諒くんが強情を張るお話です。
諒くんは頑固であっても母との思い出を大切にするという
やさしい一面が見られた回でありました。

あと沢渡とモト子の結婚話もありますが・・・
まあぼくにとっては割とどうでもいい話。

2001年12月26日 「Home Sweet Home」4巻●少年画報社 五十嵐浩一

ありゃ。由香ちゃんはツッコミどころがないなんて書いてしまいましたが
この巻では由香ちゃんに関するトラブル話がありますなあ。
確かに来年中学生だし受験とか塾とかいろいろツッコミどころはあるよな。

あと土屋の両親と妹の恵美が登場してます。お話を見る限りでは
過去の土屋一家からは家族愛というかそれがあまり
感じられませんでしたね。恵美はほったらかしにされてるみたいだったし、
土屋は母の反対を押し切って妙子と結婚したみたいだし。

でも土屋の母が、由香や諒と会って喜んでるのを見て
少しホッとしました。それでも土屋と土屋の母の間にできた
溝は深いままなんですが。

恵美は土屋と土屋の母を会わせるためにいろいろととんでもないこと
やらかしますが、はっきり言って回りくどいですね。
子供2人を夜遅くまで連れ回したら誰だって腹立つと思います。

ところで土屋家にはあばずれ女ちょっと態度のデカイ女性が
よくおじゃましますよね(笑)。

2001年12月25日 「Home Sweet Home」3巻●少年画報社 五十嵐浩一

同居人の沢渡も郷田もすっかり土屋家に溶け込んでるなあ。
料理もうまいし世話好きだし、そのせいかちっとも男臭さを感じさせない。
まさにあったか家族。

土屋の2人の子供ですが、やっぱり姉の由香ちゃんより弟の諒くんのほうが
目立ってます。由香ちゃんは小学6年生で結構しっかりしてるので
これといって特にツッコミどころがないんですよね。

諒くんは母親の葬式の時、母親が亡くなってしまった悲しさよりも葬式の退屈さに
駄々をこねていた大変わがままな子でしたが、今では亡き母のことを思い出し、
ちょっと寂しがる場面を見てると彼の心も成長しているんだなあと思ってみたり。

2001年12月25日 「Home Sweet Home」2巻●少年画報社 五十嵐浩一

土屋の予備校講師問題やら、諒くん問題やら
モト子おばさんお姉さんの野菜&料理嫌い問題やら、
土屋家の周りはいつも苦労が絶えません。

そんな問題が起こる度に土屋は同居人の沢渡や郷田にも
協力してもらって、少しずつ前向きに問題点を
改善していこうとする様が見られます。

諒くんは母親の葬式の時にも涙一つ流さなかったのが
気になってたのですが、やはり親とのコミュニケーションを
欲しているんだなあとこの巻を読んで思った。
そんな諒くんも小学1年生になるのか。

あと、地域振興券とはずいぶん懐かしいものが出てきましたねー。
ぼくがその恩恵を受けることはありませんでしたけどね。

2001年12月24日 「フルアヘッド!ココ」24巻●秋田書店 米原秀幸

エレクティスの正体が化獣だったとは・・・こわ。

今回デッドがカッチョよかった。
兄が囚われの身になってしまって悲しい目に遭っている
サンドラ・ミラージュ姉妹のために一肌脱ぐデッド。
デッドに小さな子供って絶対合わないと思ってたんだけど
よく見れば妙な組み合わせでなんとも心地よいではないか。

ミラージュとの別れ際に言ったデッドのセリフ

死神に    天使は似合わん・・・

ええセリフやあんた。
しびれるねえ。

2001年12月24日 「フルアヘッド!ココ番外編」●秋田書店 米原秀幸

キャプテンバーツ率いるスイートマドンナ号のクルー達が
バーツとどのような出会いがあったのか、というお話が綴られています。
元は特別編として個別に描かれていたものがこうして1冊の本として
ちゃんとした話になっているのは見事というかなんというか。

単行本化の予定はないとのウワサもあったのですがこうして
単行本化が実現できて嬉しい限りです。

あのスイートマドンナ号の船首に飾られている女性像が実は
ノーズの住んでいた街の女神像だったのには驚き。
さらにその像の上半身だけを船首にくっつけるというのが
なんとも大胆かつ豪快。下品だなんてとんでもないです。
いや、恐れ入りました。

ただちょっと違和感があったのが「奪取の仮面」でしょうか。
64564(ムシゴロシ)という語呂合わせやケンケンパーが
出てくるのはねえ・・・日本が舞台設定じゃああるまいに。

しかしながら全体的にスムーズなストーリー運びで
一気に読めました。スイートマドンナ号の仲間が
だんだん増えていくのが目前で分かるのが良いですね。

2001年12月23日 「ひがわり娘」1巻●芳文社 小坂俊史

あるときはマラソンランナー、あるときは女子高生、そしてまたあるときは
野球部のマネージャー、果たしてその実体は!?
・・・なんのことはないただのズボラな20歳くらいの娘、笹木まみであった。
そんな笹木まみのものぐさぶりを堪能する4コママンガ。

最初、このマンガを読み始めた時は「何、これ?」と思った。
でも読んでいくうちに「ああ、このマンガってこういうマンガだったのねー」
と気づく。つまり笹木まみというキャラクターを女子高生だのフリーターだの
いろんな状況に置かせてそれを楽しむマンガなのだと。
要は、もし笹木まみが○○○だったら?というシチュエーションを
楽しむマンガなのである。
でもやっぱり基本である、笹木まみのものぐさでテキトーな性格は変わらない。

この人のマンガって突出したおもしろさはないんですけど
ぼくが小坂俊史氏の単行本を買い続ける理由は他の人とは
ひと味違う4コママンガを描いてくれるからなんだよな。
もちろん、このマンガもそう。青年4コマであっても、作者の子供らしい
発想がどこかしらで読みとれる作品なのです。

それにしても小坂俊史氏っていい加減な性格の若者を描くのがうまいよね。

2001年12月22日 「賭博破戒録カイジ」4巻●講談社 福本伸行

いやー大変おもしろかったです。
ついに班長、殺りました。イカサマだったのね。
イカサマがばれてからはそれをカイジは逆に利用して
今までの恨み辛みを晴らすかのようにやりたい放題!
もうまともなチンチロ勝負などそこには既にないのであった。
でも見ていて気持ちいいくらいスカッとしたなあ。

福本伸行氏の描くギャンブルマンガでの常勝の秘訣は
やっぱりイカサマの一言に尽きるのよね。
Eカードもそうだった。

2001年12月21日 「葉弥」1巻●小学館 村川和宏

主人公は釣りと魚と自然を愛する女子高生・水上葉弥。
葉弥が幻の魚、“カミノツカイ”を求めて高知県から
東京に越してきたところから物語がスタートします。

このマンガを読み始めたら、いきなり葉弥が素っ裸で崖から
飛び降りるシーンがあったので「えっ!?」と一瞬不安になりましたが、
そのあと読んでみたらなかなかおもしろかったのでホッと一息。

葉弥は釣りをしながらも魚に愛情を注いでいることがよく分かります。
泳いでる魚たちを“この子たち”と表現したり、大きな魚でもリリースしたり。

釣りは男がするというイメージが強いんですが、そこを敢えて
女性にするところがイイ。しかも嫌味な性格ではない。むしろ葉弥を
見てると清々しい気分にすらなる。あの釣りっぷりを見てると。

お話自体もすっきりした内容が多く、出だしとしては好感触。
葉弥の持っている“紅式部”という伝説の名竿をつけねらう
古賀の存在が気になりますが、2巻も大いに期待。

2001年12月21日 「華麗なる食卓」2巻●集英社 ふなつ一輝

まあふつうに読めたけどやっぱりスケベなシーンが
少々目立ちます。おもしろい時もあるけど、大半は
めざわり(汗)ですね。正直言って。

このマンガはカレーマンガとなっていますが
カレーライスとかあんまり出ないです。(出ても印象が薄い)
なんかカレーショップを経営する高円寺マキト物語って感じ。
料理マンガとは言えないですね。

カレーが完全に脇役になってしまっていて、
別にカレーがなくてもいいんじゃないか?
と思ってしまうお話が多いです。
もうちょっとカレーを目立たせてあげても
いいんじゃないかなあ。

新キャラの向井新二くんと宗方陽子さんも加わったことだし
もっとカレーショップを盛り立ててあげましょう。
マキトにはもっとおもしろいカレーを開発してほしいですね。

でも4人のお客さんが同じカレーを注文したとき、
4人の味の好みに合わせてそれぞれ微妙に味の違うカレーを
4つ作るお話は良かったです。

とりあえずこの巻でわかったことはマキトが、昔母親に
食べさせてもらったカレーの味を求めているということですね。
その手がかりとなる本、「近代亜細亜料理紀行」が
実はSM小説だったのには大爆笑しましたが。

2001年12月20日 「機巧奇傳ヒヲウ戦記」1巻●講談社 原作/會川昇・漫画/神宮寺一

時代は嘉永六年。場所は今の神奈川県浦賀付近。
「りゅう」という侍が主人公でからくりメカに興味を持っている。
そんなわけでこのマンガにはいろいろなからくりメカが登場します。

このマンガはアニメにもなっており、1巻はアニメーションの
前史ってことになってるらしいです。
ただ私はこのアニメは見てないのですけどね。

前史だけにあまりのめり込めなかったのが正直な感想ですか。
特にこれといって印象に残る場面もなかった。
2巻からが勝負だね。

2001年12月19日 「築地魚河岸三代目」1巻●小学館 はしもとみつお

はしもとみつおって言ったら昔、学習誌で天才ドンベとか
描いてる人じゃなかったかな〜・・・という理由で購入。

元銀行マンの赤木旬太郎が主人公。銀行を辞めてしまった
旬太郎は、妻の実家が築地魚河岸の仲卸の名店、「魚辰」である
こともあってそこの三代目として働くことになった。
旬太郎は魚河岸のことについて何も知らないウルトラ級のド素人。
最初はミスばかりしているが・・・といった感じの内容。

まあ、はっきり言ってしまえば、実にオッサンくさいマンガです。
好きな人にしか読めんでしょうね。
実際、少し読み始めた辺りから「あ、これはぼくが好んで読むタイプの
マンガじゃないな・・・」と思った。
ぼくの好きなマンガ基本ベースでもある「元気な子どもが登場するマンガ」
ではないし。出るキャラみんなオッサンばかり。

でも不思議なことに最後まで苦もなく読めたんですよ。
旬太郎が魚河岸についての知識を身につけていく姿とか、
それを通していろんな人との会話ややりとりなんかが
自然に描かれていて割とスラスラ読めたので
それが良かったのかもしれません。

すごくおもしろい!って訳ではないけど、この魚河岸のド素人、
旬太郎の今後の動向が気になるのでとりあえず2巻も買ってみようかな、
とは思わせます。

自分の中では旬太郎よりもサポート役の拓也クンにチェックですね。
あの顔・・・夢に出そう(笑)。

2001年12月19日 「HUNTER×HUNTER」13巻●集英社 冨樫義博

そういやこのマンガ、今、本当の目的ってなんだっけ?
・・・と思っていたところ、そうだよ、ゴンがジンを追う話だったんじゃないか、
とオークションが始まった辺りから気づき始める。
だって旅団員だのクラピカの復讐劇だの、いろいろ脇道それるんだもん。
しかも見入ってしまうほどおもしろいし。

今度はG・I(グリーンアイランド)だけに要点を絞って欲しいな。
もうメインキャラはゴンとキルアだけでいいから。ホントに。

2001年12月18日 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」127巻●集英社 秋本 治

大変おもしろかったです。大爆笑の連続。
値下げ合戦のお話とかガチャガチャの景品に麗子の結婚許可証が
入っているお話とか。ワイルド7がワルイド7になっちゃったオチも好き。
このマンガで久々に大笑いしました。
この調子だ!

2001年12月18日 「ななか6/17」4巻●秋田書店 八神健

ななかが看護婦になったり婦警になったり。
そして特撮ヒーロー・バイカーと少年のお話や、
顔は怖いけど根は優しい暈間くんのお話などなど、
人情味あふれるお話とコスプレななかの両方で大いに
楽しませていただきました。充実の1冊。

2001年12月18日 「駐禁ウォーズ!!」1巻●小学館 作/今井亮一・画/ウヒョ助 

駐車禁止にまつわるマンガ。違反金とかレッカー料金とかいろいろ。

しかしすごいマンガだ。女性主人公がすごくキレまくってて
あっという間に読み終えてしまった。
勢いで読ませるよなあこのマンガ。

本来なくなって欲しい駐車違反が逆になくなったら困るという
今の世の中って一体なんなんでしょうねー。
まいっちんぐ。

2001年12月17日 「光の島」1巻●小学館 尾瀬あきら

表紙を見ただけで購入に踏み切りました。
読んでみたらかなりいいマンガでした。

東京に住む照屋光くん(6)は両親の元から離れ、沖縄県の
唄美島(うたみしま)にある唄美小学校に行くことになった。
これは僻地校で実施しているところもある“山村留学”とか
そんなレベルではなくて、光の父の生まれ故郷、唄美島の
小学校の児童数がゼロになり、廃校→島の廃村という危機に
さらされていたので、これを回避するため半ば強引気味に
光くんを唄美小学校に入学させたのであった。
ただ当の本人は嬉しそうでしたが。

通常の市町村の場合なら小学校を統廃合するとか
手はあるけど、島の場合はそうはいかない。
廃校になるということは島に小学校がなくなり、
子どもたちが島から出ていくということになる。
高齢化・過疎化が進む島民たちが廃村の危機感を持つのは
当然だ。事実、唄美小に通うことになった2人の児童も
他から呼ばれてきた子どもなのだから。

まあ大人には大人の事情があるようですが、ぼくとしては
唄美小学校に通うたった2人の児童、光くんと由美ちゃん(小2)を
応援していきたいですね。頑張れ!

・・・で、これいいマンガだと思うんですけど、実際マンガ好きの人に
薦められるかときかれたら“NO”を唱えますね。
なぜならマンガ好きな人をターゲットにした内容ではないと思うから。
まさにこのマンガの内容みたいな境遇に遭っている人や
共感を得た人がターゲットになるでしょう。
中高生にこれを読ませても分からないだろうしね。

中学校や高校、または僻地校に指定された小学校の図書室の
本棚においておくといいかもしれない。

ある意味、本当の大人向けのマンガと言えます。

2001年12月17日 「20世紀少年」7巻●小学館 浦沢直樹

ショーグンと角田の海ほたる刑務所からの脱出劇が
おもろかったなーと思ったら、そのあとはあの2000年の
大晦日に起きた大事件について描かれていてそのまま次巻へ。

テロって怖いね。以上。

2001年12月15日 「R・PRINCESS(ロケットプリンセス)」2巻(完)●小学館 安西信行

小姫がサイボーグであることがばれそうになった時に
甘悟が必死になって小姫を守るというシリアスな場面もあれば、
関西弁を使うとてつもなくスケベなくまのぬいぐるみ、
くまタンちゃんの登場で笑える場面もあり、
そして唐突とも思われる最終回への展開と・・・
まあ、いろいろありましたね。

全体的に見ておもしろかった。
この人の描くスケベギャグは笑えますね。

読み切りのヴァルキリー+♂(ワン)もおもしろかった。
女の子ような顔をしてるけど根っからの
スケベな少年、安生洋一(中2)が主人公。
洋一が女子ソフトボール部から助っ人を頼まれ、
女装して試合に出るというお話。

洋一が助っ人に入ったソフトボール部の対戦相手はブス(←死語)ばっかり。
いや、ブスと言うよりは男らしい顔と言ったほうがいいな。
とにかくこいつらの言動とか見てるだけで可笑しいですね。

スケベギャグとほんのちょっぴり下ネタがうまくブレンドされて
素直に笑えるギャグに仕上がってます。

2001年12月14日 「ラーメン発見伝」5巻●小学館 作/久部緑郎・画/河合単

比較的おもしろく読めました。
このマンガは“ラーメンに限定された美味しんぼ”といった印象が
強いですね。つるっパゲの芹沢のあんちゃんなんか
海原雄山役に徹してるし。
ラーメンで人助けをしちゃうとこなんかも似ています。

この巻で良かったのはラーメン出前の回とつけ麺の回ですね。
ラーメン出前の回は、ラーメンを出前で注文すると、届けるまでに時間が
かかってしまい、どうしても麺がのびてしまうという欠点を、
予め作っておいたスープをポットに入れて麺とは別々にして配達し、
お届け先でラーメンを完成させることで克服。
でもこれってミスター味っ子でも同じことをしていたような・・・?
まあ出前ラーメンにも未来があるということが分かったので
それが良かったかなという感じ。

つけ麺の回は藤本と芹沢のそれぞれ違った発想で作られたつけ麺が
見られたのでおもしろかったです。

2001年12月13日 「週刊少年チャンピオン」2002年2+3号●秋田書店

合併号ってことは次号発売日は再来週かあ。
待ち遠しいですね。

▼浦安鉄筋家族:浜岡賢次
なるほど。最初の大沢木一家のお食事タイムは
最後のオチのための伏線だったわけですな。
今回は大鉄・順子夫妻が活躍。

▼キリエ 吸血聖女:杉村麦太
うん、西部劇っぽい雰囲気が出てるね。
いいんじゃないでしょうか。

キリエのバトルシーンもかっちょいいですが、
今回は山賊達がやられるのを見て喜ぶパットが
印象的。次号、山賊達の死体をむさぼるシーンは・・・
ないよね?

▼フジケン:小沢としお
作者は結婚式とかの場面を描くのが苦手な人と見た。

▼転生ANIMA:うういずみ
なんか少女マンガっぽいノリですね。別にかまいませんけど。

んー、タイガーとウルフにはしっぽがあったのか。
ってことは呼春の飼っていたペットの生まれ変わりとは
ちょっと違うのかもしれませんね。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
太陽、今度は山形でラーメン修行ですか。
温泉旅行に行ってもラーメンから離れることはできないのね。
それにしても与田老人の名がこんなところにまで
知れ渡ってるとは。知名度高いね。

今回、良太という子が登場するんですが、ひかりちゃんとの出会いを
鶴の恩返し風に描かれてるのが良いですなあ。

で、太陽は良太くんを喜ばせるためにラーメン作り奮闘中。
でも、ただ子供向けのラーメンってだけではだめだろうなあ。
良太くんは母親が亡くなっていて結構寂しい思いをしてるようなので、
なかなか心を開いてくれなさそう。
でも良太くんが太陽のラーメンを食べて心を開いてくれた時にはきっと
ものすごく感動的なお話になるんじゃないかと期待してるんですが。

赤城は・・・壊れてるね(笑)。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
ホントにピッチャーって爪やすりで爪を削るべきなの?

▼A.-D.O.G.S.:原案/北嶋博明・漫画/鈴木ダイ
爆弾魔・古葉は完全に狂ってますね。
姿は見せずとも彼の残忍ぶりが生け贄を通して
よく分かる。

▼ナックルボンバー学園:川島よしお
今週はおもしろかった。くだらないけどね(笑)。
ただ将棋の金、玉ネタはありがちです。

2001年12月8日 「魔法陣グルグル」2巻●エニックス 衛藤ヒロユキ 

女の子2人をさらったノコギリ山のボスを倒した勇者ニケ。
しかしボスとの戦いは緊張感がなかったよなー。
とにかく内容がふざけまくっていて笑えるところが多かったです。
なんか漫才のボケとツッコミを見ているようなノリ。

まあ冒険マンガにありがちな殴り合いや殺し合いのシーンが
ほとんどないので安心して子どもに見せられる内容ではあるわな。

ニケって普通の少年だと思っていましたがウルトラ超強力な光の者
だったのはビックリ。だからといって別に今のところはなんでもないけど。

ニケとククリが別々に修行を始めました。ニケは剣の、ククリは魔法の修行です。
ククリはなかなかがんばっているようですが、ニケは・・・・・・
相変わらずやる気あるんだかないんだか分かんないねー。

このマンガ読んでいるうちに、衛藤ヒロユキ氏の描くマンガの
持ち味とかが少し分かったような気がします。
真剣味のないマンガなのでつき合いきれない人もいると思いますが
ぼくは楽しめてます。作者も言ってるとおり、「読めば都」ですね。

3巻以降もGET予定。

2001年12月7日 「ライジングインパクト」13巻●集英社 鈴木央

キャメロット杯のお話って7巻分も続いてたのか。
その割にはダレてなくておもしろく読めたように感じます。

フェニックスバージョンに変化したガウェインのスーパープレーに
引き込まれるように意識し始めるトリスタン。
あとパーシバルもガウェインを見る目が変わってきましたね。
ガウェインのことが好きになったのかな?
とにかくいろいろ見どころはありました。

ま、キャメロット杯が終わっていつものプニプニガウェインに戻ってくれて
何よりですわ。プニチンも拝めたし。

あとは読者質問コーナー発表のページがおもしろかったです。
ランスロットは姉が入院するまでは姉弟一緒にフロ入ってたそうです。
とんでもないやつですね。

2001年12月6日 「週刊少年チャンピオン」2002年1号●秋田書店

今週は全体的におもしろかったですね。

▼転生ANIMA:うういずみ
新連載です。港区海浜高校1年3組の源呼春(みなもとこはる)は
女子高生。ある日突然、呼春のいるクラスに犬城狼怖(けんじょうウルフ)と
猫野大河(びょうのタイガー)が転入してきた。
この2人はやけに呼春ちゃんにつきまとうのでどうしてかな?
と思ったら実はこの2人は交通事故で死んでしまった
呼春ちゃんのペット(犬と猫)の生まれ変わりであったと。

今後は呼春ちゃんを中心に大河と狼怖がハチャメチャしまくる
お話になっていくのかしら。

なんか「うういずみ」というだけでいやがる人が多いみたいですが
ぼくは普通に読めました。
絵、内容ともにいかにも「うういずみ」って感じの作品ですね。
さーこのマンガこれからどうなっていくのでしょうか?
初回としては良い方だと思いますが。

▼A.-D.O.G.S.:原案/北嶋博明・漫画/鈴木ダイ
今回は軼狼の未熟な点が描かれてましたな。
ボンバーキング(なんのこっちゃ)を捕らえる途中の段階で既に2度のミス。
軼狼の今後の動向は?

▼浦安鉄筋家族:浜岡賢次
小鉄らしさがよく出ていておもしろく読めた。
小鉄ってネボスケさんじゃないんですよね。
むしろ寝てるのがもったいないよって性格。
「早起きは三文の徳」と聞いて日に日に起きる時間が
早くなっていく小鉄って単純でおかしいですね。

▼七人のナナ:原作/今川泰宏・漫画/国広あづさ
7人のナナが学校に通うことに。
やっぱナナ達を1人ずつかわりばんこで学校に行かせるよりは
こっちの方がお話としておもしろそう。

また、7人のナナそれぞれの性格に合ったニックネームを
つけるのもまた良し。

・・・しかしこの回はなんといってもアレでしょう。

ラーメン与田。

馬場民雄氏公認とはいえ

与田のおやっさんまで登場しているとは。

しばらく開いた口がふさがりませんでした。
まさかアニメの際、ラーメン与田をそのまま
登場させる気じゃあるまいな。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
そーだろそーだろ!
やっぱウソはつけない性格だったんだなメグちゃん!
太陽の三色ラーメンを無我夢中にすすり、
そしてそのうまさに感動の涙を流す。
もうこれだけで太陽のラーメンの勝ちは決まりでしょ。
というか二刀流ラーメンが勝手に自滅してくれたおかげも
ありますけどね。

メグちゃんの実家がラーメン屋だったってのは意外。

▼バキ:板垣恵介
鎬ミ昇VSドイルかあ。
どっちが勝つのかちょっと予想がつかないなあ。

▼キリエ 吸血聖女:杉村麦太
こちらも新連載。吸血少女が主人公の
ガン・バイオレンス西部奇譚。

相変わらずキリエのパラソルを使ったアクションが
冴えてます。パットという少年がなんかありそうですが
今週はとりあえず様子見と言うことで。

▼ORANGE:能田達規
あのとんでもないTV放送が却って
南予オレンジの人気を集めてしまいましたね。
おかげで南予オレンジ観客席は応援する人でいっぱい。
連載開始当時に比べるとホント、賑やかになりました。
それはとても嬉しいことなのですが、対下関パイレーツ戦に
負けたら南予オレンジはなくなってしまうんですよね・・・
ま、そんなことはないと思いますが。

▼ななか6/17:八神健
そういや久里子ちゃんって稔二そっくりな
兄貴がいたんだっけ。ホント、似てますね。
しかし今回この兄貴のせいで、稔二たちが
大変な目に遭うんですよね。

▼迷探偵史郎シリーズ:芹沢直樹
ついに最終回。きっと史郎の中では“玲子一”と書いて
“せかいいち”と読むのでしょうね。
まあ史郎の相変わらずな性格も最後に見られたので
良い最終回だったのではないかと。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
アー坊か〜いいなあ。
こんなかわいい弟がいる番太郎がとてもうらやましいですよホント。
そうか。アー坊って学校行ってたのか。うーん小学1・2年生くらいかな?・・・って
なんかどうでもいいこと言ってますね俺。

・・・で、本題。
爪切りがピッチャーのコントロールに影響が出るなんて
聞いたことありません。でもこのマンガ読んでると本当に
爪を切ることでピッチャーのコントロールに影響が出るのでは
ないのか?と思ってしまいます。爪切りに目をつけるとはねえ。
作者の着眼点がすばらしいです。

2001年12月5日 「BMネクタール」7巻●秋田書店 藤澤勇希

いやー、完たちはやっとあのBMだらけのビルを脱出できましたね。
あれがたった1日の出来事だったなんて考えただけでもぞっとしますな。
脱出するまでに何日もかかっているような、そんな錯覚さえしてしまうくらい
完たちにとっては長い1日だったのではないでしょうか。

あと篠浦くんことミドくんの成長ぶりも見逃せません。

第3部は20歳になった完が登場。
もちろん日本中いたるところにBMがウヨウヨってな感じ。
恐ろしいですね。

2001年12月4日 「虹色ラーメン」2巻●秋田書店 馬場民雄

東雲(しののめ)ラーメン部発足!まあ太陽のために作られたような部活だな。
太陽と、ラーメン作りにひたむきな太陽に惹かれてしまった生徒たちの集まった部活、
とでも言えばいいんでしょうか。

何度も失敗を繰り返し、徹夜することもしばしば。
だけどラーメン作りが楽しくてたまらない太陽。
太陽は本当にラーメンが好きなんだなってのが
手に取るように分かります。
なんだかうれしくなっちゃいますね。

このマンガに登場する人たちはラーメンをとてもうまそうに
食います。見ているこっちが気持ちよくなっちゃうくらい。

ラーメン部最初の活動は関西からやってきた乾とのラーメン勝負。
ぼくとしてはみんながうまそうにラーメン食ってるところを見られれば
それでいいんだけど。

2001年12月3日 「ファンタジスタ」11巻●小学館 草葉道輝

この巻も一気に読めるおもしろさ。
まるまる日本対イタリアの試合ですね。
主人公のてっぺいよりも近藤を重点において
描いているような気がします。

また、監督がボソッ、ボソッと何か言う度に
その通りの試合運びになっていくのが気になるかな。

試合の方は近藤が才能あるレジスタとして目覚めたようで、
日本チーム全員にも勝つぞという気持ちが強くなり、執念で2−2と
イタリアに追いつくもマルコ・クオーレの意表をついたプレーで
2−3と再逆転されてしまうという目が離せない状況っす。

勝てるか!?ニッポン。

2001年12月2日 「RED」8巻●講談社 村枝賢一

この巻は終始レッドの過去のことについて触れていましたね。
レッドはマザスカ族の人たちの厚意にも背を向けて
ウイシャの生き残りとして村を出ていかなければならなくなるとは・・・

なんとも切ない話です。

2001年12月1日 「泌尿器科医 一本木守!」1巻●秋田書店 高倉あつこ

“日本初のシモ半身医療コミック”とありますが、俺は既に
「コミック男の美学(海苑社)」というチンチンの手術に関するマンガを
購読してますので、日本初じゃありません。あしからず。
でも女性漫画家としては日本初なのかな。

・・・で主人公は一本木守という泌尿器科医の先生。
一本木守を中心とした看護婦や患者たちとの人間ドラマを描く。
といってもかなり安っぽいですが。
いや、人間ドラマというよりは医者と患者のコントだなこりゃ。

一通り読んでみたのですが特に突出したおもしろさはなく、
かといって過度につまらないというわけでもなく、わりとサラッと
読めた感じ。普通ですね。

“包茎”という単語は普通に表記してるのに、なぜ“オチ○チ○”なのでしょう。
オチンチンって普通に表記すりゃいいじゃないか。