じゃりまん小学校

漫画読書感想文
2002年6月分


卒業文集に戻る

2002年6月度 印象に残ったナイスな作品 一般漫画の部   

◎「天」18巻(完)●竹書房 福本伸行
◎「Oh!透明人間21」1巻●集英社 中西やすひろ
◎「ガウガウわー太」3巻●新潮社 梅川和実
◎「タオの緑」2巻●秋田書店 原作/笠原倫・漫画/神谷隆光
◎「ハーイあっこです」20巻(完)●立風書房 みつはしちかこ 
◎「週刊少年チャンピオン」2002年30号●秋田書店
  元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
◎「リベロ革命!!」12巻●小学館 田中モトユキ
◎「週刊少年チャンピオン」2002年31号●秋田書店

  恋愛出世絵巻 えん×むす:瀬口たかひろ
  フルアヘッド!ココ:米原秀幸

今月は以上ざんス。
Oh!透明人間21は主人公が大人になっても高校生の時のおもしろさを
維持しているのが良し。
タオの緑は内気なタオがどんどんいろんなことに挑戦していく様が見てて楽しい。
元祖!浦安鉄筋家族はやっぱり空を飛んでしまう小鉄がすばらしすぎ。
えん×むすは初回おもしろかったので一応チェックしておく。
前作の菊之助があんまり好きじゃなかったのでね。 

2002年6月30日 「1年1組甲斐せんせい」6巻●小学館 一丸

いやはやどうして1クラス16人の少人数なのに
3年1組はいつも騒がしいですなー。
男子も女子も毎回トラブルが絶えないけど
それを乗り越える度に3年1組のクラスの絆はまた1つ深まっていく。

さてこの巻ではちょっと理屈っぽい少年の平井博也くんが目立ってましたね。
社会見学のバスの中でみんなが酔って吐かずに我慢してる中、
平井くんはゲロを連想させることばかり言っている。
甲斐先生は厳重に平井くんを注意するが、実は平井くんは
他の誰よりも自分が車酔いしやすく、もう吐く寸前であることを
甲斐先生にアピールしていたのだ。

いやー、危なかったですね。生徒の心を読むのって難しいです。
当の平井くんは吐いた後ケロッとしてましたが、甲斐先生は大変でした。
別の話では平井くんに顔も性格もそっくりな、平井くんの父親が現れて
甲斐先生はキャッチボールの特訓につきあわされてしまいます。
親の相談にも乗らにゃあならん甲斐先生はやっぱ大変だあ。


裏表紙に甲斐先生のクラスの生徒達を少しずつ紹介していますが
この6巻で全員紹介したことになります。
甲斐先生の息子の太一くんが紹介されていたので、
もしかしてこの巻でおしまいかとも思ったのですが
そうではありませんでした。

私としては3年1組のみんなが潮小学校を卒業するまでを見守っていきたいけど
6年間、生徒と先生が同じという話を聞いたことないので、
その前に終わってしまうのなら仕方がないけども、
ちょっと寂しいかもしれない。

2002年6月29日 「築地魚河岸三代目」5巻●小学館 作/鍋島雅治・画/はしもとみつお

読み応えバッチリの満足のいく1冊。
おもしろかったです。

このマンガは魚の知識だけでなく、魚河岸で働くいろいろな人の
人生観も描かれていて、プチドラマを見る感覚で楽しめます。
魚が結ぶ人との出会い。

キャペリンをししゃもの代用品として売り出されているとは
知らなかったなあ。っつーかししゃもの仲間ではないキャペリンを
ししゃもの名前にして売り出す行為ってOKなの?
しかもノルウェー産ということだから大抵スーパーで売られてる
子持ちししゃもはキャペリンということになるじゃないですか。
ノルウェー産と表記された子持ちししゃもはキャペリンだと
思っておいた方が良いですな。

でも決してキャペリンが粗悪ということではなく、キャペリン自体も
美味しいので、ちゃんとした名前で売ればいいのにねと思います。
日本人の悪いクセだね。

旬太郎行きつけの居酒屋のお品書きには、ししゃもとキャペリン
それぞれ別にしてあったのが良かったです。

シシャモのオスもおいしそうだったよな〜。

2002年6月28日 「昴」9巻●小学館 曽田正人

ま、昴がとんでもなく過激な感情を持っていることは
今までのこのマンガを読んでみればイヤというほど
分かるはずなんですが、そうですか。自己陶酔ですか。
確かに自己陶酔はダンサーとしては極上、
昴の性格にピッタリハマるというわけだ。

「ボレロ」で、昴のいるシステロン・バレエ・カンパニーと
バレエ界の大物、プリシラ・ロバーツが同じ日に公演することに。
こんな形でバレエ勝負が見られるなんてこのマンガってすごいですね。
白熱したバレエ対決ってのもおかしな表現ですが
そんなバレエ勝負が見られそうですな。
 
言えることは、昴もシステロンのザックもプリシラも
バレエに対する取り組み方が尋常ではないってこと。
火で熱した鉄板の上で昴を踊らせるなんて
ザックも拷問豪快な練習をさせてますね・・・

2002年6月27日 「週刊少年チャンピオン」2002年31号●秋田書店

▼恋愛出世絵巻 えん×むす:瀬口たかひろ
新連載です。学校でもクラスメイトにパシリに使わされてしまう
典型的ないじめられっ子の蟻川義介(ありかわぎすけ・高3)が主人公。

ある日義介のいるクラスに謎の転校生・ソーニャという女の子が出現。
そして亡くなってしまったある資産家からソーニャに託された
謎のお守りを義介くんに渡すのであった。
そのお守りこそが、どっかの大企業の後継者の証だとか。

ソーニャはお屋敷の制服で学校に来るなんて
ちょっと頭おかしい恥ずかしいという感覚がないのかしら。

ソーニャは義介くんにはとってもやさしくしてくれるので
義介くんにとっては彼女はまさに女神のような存在といったところか。
いじめられっ子にかわいい女の子の組み合わせって
ありがちだけど結構おもしろくなりそうじゃないですか?

1回目を見た限りでは萌えマンガの部類に入るのかな。
なかなかいい感じだと思います。
ページ上に「勝ち残れ御守りバトル」とありますが、
お守り争奪戦みたいな感じで話が進行していくのかな。
とりあえず義介くんの今後の成長に期待、といったところか。
(エッチな方に成長して欲しくはないですが・・・)

▼バキ:板垣恵介
うわあ、マスター国松は過去に柳に切り落とされた腕を道場に飾ってますよ。
尋常じゃない。あの鬼のような手だけでも驚きものなのに。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
金鉄が苦悶の表情で孫を抱き上げるというあのネタが再び。
しかしまさか晴郎が出てくるとは思わなかったなあ。
かわいらしさだけでも裕太と晴郎じゃ大違いだって言うのに。
っつーか抱き上げる立場が逆です。
じーちゃんが抱き上げる孫といったら赤ちゃんに決まってるでしょ。
いえ、だから晴郎の精神年齢じゃなくてさ。

▼虹色ラーメン:馬場民雄

鳳レイの復讐劇がスタート。復讐のために作った塩ラーメンは
美味しかったのか。

太陽は母に「ラーメンのどこが好きになったの?」と問われ、
太陽はすぐさま頭の中で虹がパーッ・・・と思い描かれる。
これで太陽は初心に戻ることができたのか。
次の試合に気持ちよく臨むことができるのか。

▼フルアヘッド!ココ:米原秀幸
いやはや、なんとも感動的でしたね。
ココは子供たちだけでまた大海原へと旅立ちましたか。
それぞれの新時代。とても印象深いものがあります。

個人的にはライツワイズの巨大閃光の犠牲になってしまったとばかり
思ってたミラージュが生きていたのが嬉しかった。
デッドと手をつないでる場面がすごくよかったです。

次号最終回。

▼無敵看板娘:佐渡川準
今週もバカらしくておもしろかったです。

ヒーローの着ぐるみを着てるのならともかく、
そのまんまのカッコで子供の前でヒーローポーズを
キメてみても他から見たらただのアホです。

▼フジケン:小沢としお
なんか丸く収まらない形での最終回となりました。
とりとめがない。

10年後もフジケンと紋二のコンビは健在で、
しかもテレビに出て漫才してるっつーんだから
驚きですなあ。

それにしても元ヤンキーだったみなさんは、結構まともな職に
就いてるんですね。

・・・ってことでハッピーエンド。

あとは「いちばん」で楽しむか・・・・・・と思ったら
もう新連載の予告が!しかもすぐですよ!
応援団ですか。
これまたちょっと下ネタな雰囲気がぷんぷんと・・・
い、いえ、期待しときましょう(汗)。

▼キャラメルリンゴ:内海甲介
なるほど〜、グルグル忍者は3人兄弟だったのか。
だからたくさんの巻物が必要だったのね。
しかし三つ子で分身の術だなんて、あのドラゴンボールの
ムラサキとかいうおマヌケ野郎を思い出しちゃいましたよー。
おもしろいねえ。

▼SAMURAIMAN:芹沢直樹
おや〜?龍馬はエロガメ退治の時は前向きな態度を見せていたのに、
今週はやけに後ろ向きだな〜。

戦いが終わり、平常心に戻ってようやく自分のしてきたことを
思い直したといったところか。

そんな中やっぱ呪罹と勝海の関係が気になるんだよな。

▼ラフ&ラフ:立松ミ治
バンカーに入れなきゃいいだなんてすごいこと言ってるね虎木は。
もし入れたらどうするんだよ!

▼一丸伝記:岩塚佳和
一丸ってバカだねー。でもそのおかげで却って安心して読めるのですよ
不思議と。

ところで一丸はリンゴ3個とみかん2個で合わせて5個と言ってますが
なにが5個になったんですか・・・?

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
おお!アー坊が兄ちゃんを応援しにやってきた!
でもその途端、番太郎の調子がみるみる落ちていく。
試合開始時のお山の大将気取りはどこへやら。
じりじりと番太郎に迫る汚名挽回の機会。

あ、アー坊は決して疫病神なんかじゃないぞ!
疫病神は番太郎の父の方ね。

▼ORANGE:能田達規
おおお、白鳥の「オーナーの仕事を金策やマネージャー業だけだとでも
思っているのですか?」のセリフに五寸釘を胸に打ち込まれたかのような
衝撃を受けてしまいました私。
美菓ちゃんにはキツイ言葉なのかもしれん。
あの白鳥もやるべきことはやっているんだな。
ただのええかっこしいのにーちゃんじゃなかったんですね。

ムサシがスペインにいた頃に対戦したこともあるシュミットのポジションはリベロ。
広いコートを縦横無尽に動き回る彼の姿は、さながら戦場のまっただ中を
高速戦車が駆け抜けるが如く。ムサシも思うようなプレーができない。
こうなったらムサシもコートの中を・・・・・・思いっきり動き回ってみるか?
(スタミナが心配・・・)

何気に三島が活躍しているのが良かったりします。

2002年6月27日 「きみの声 ぼくの指」2巻●講談社 横谷順子

夏木るるという生まれつき耳の不自由な女子高生が主人公です。
1巻よりもずいぶん読みやすくなってるような気がします。

そっかー。るるは体育の先生を目指してるんですか。
なるほど。耳の不自由な人でも体育ならボディランゲージで
生徒と思いっきりコミュニケーションがとれるという訳か。
これも新しい可能性へのチャレンジというべきなのかな。
るるには是非頑張って欲しいもんですね。
大学生編は大いに期待です。

目の不自由な女性、松崎さんとるるとの最初の出会いはちとアレでしたが
松崎さんと知り合えたことはるるにとってはとても心強かったんじゃないですかね。
勇気づけられたこともあったし。

自分が聴覚障害であることを隠さずに、どんな場所でも手話などを用いて、
それが特別なことでも何でもないことを他人に理解してもらうことの大切さ。
松崎さんはるるにも読者の私にも教えてくれました。

あとは丸くんの母親だな。丸くんとるるとの手話を途中で中断させてしまうあの行為は
自分の子供が聴覚障害であることをまるで恥じているようで見てて嫌だったな。
でもそのうち丸くんの母親も聴覚障害を真正面から受け止めなければならなくなる時が
来ると思いますが・・・

あと、清水谷先生とブタマン先生の話も好きだったなー。
るるはいい先生に恵まれてるよ。ホントに。

2002年6月26日 「釣りキチ三平平成版」2巻●講談社 矢口高雄

三平くんはゼンマイとジャガイモのみそ汁が大好物なんですか。
マグロの刺身よりも好きだと言う辺りはやはり三平くんは山の子なんだなあと
しみじみ思ってしまいます。

まあ釣りと言ってもこのマンガは川釣りがメインですからね。
だから釣りを通して日本の自然のことや古くからの言い伝えなんかも
楽しく勉強できるってことで良いと思います。
釣りと一緒に山の自然も堪能できるマンガなのです。

この巻では滝の上流にある通称隠れ蓑池に潜む謎の巨大魚に
三平くんと魚紳さんが挑みます。
なかなか釣れなくていつ釣れるんだろうと思いつつ
どんどんページをめくっていってしまいました。
おもしろかったなあ。

子天狗の隠れ蓑伝説もかわいくておもしろかったです。
モザイクがちとアレでしたけど。

2002年6月25日 「今日のおススめ!」1巻●竹書房 新田朋子

同作者の作品、「おきらくママ」がおもしろかったので
ものは試しで1巻だけ購入してみた。
結論からいうとやっぱおもしろかったです。

いつか自分の店を持つことを夢見て、調理師専門学校に通いながら
ファミレスで健気にバイトをし続ける戸崎登紀(とざきとき)という
アルバイター娘が主人公のファミレス4コママンガです。

今のトキちゃんは色気より食い気。そしてなによりもお金。
そんなわけで彼女は食い物と金のことにはかなりうるさいです。
他人におごってもらおうとすることはもちろん、レストランの残り物や
古くなった材料を家に持ち帰って食費を浮かす彼女の節約根性には
頭が下がります。

食い物と金以外でも仕事場での彼女のドジぶりも見ていて楽しいし、
女の子に奥手な店長やベテランウェイトレスの大道さんなど
トキちゃんの周りにいるキャラも楽しいヤツらばかり。
読んでると明るい気分になれそうなマンガですね。

うーん、これを機に新田朋子マンガを全部集めてみようかしら。

2002年6月25日 「+ANIMA」4巻●メディアワークス 迎夏生

クーロ達プラスアニマ一行はマギーコロシアムに到着。
そこでクーロとハスキーは危険が伴う闘技会に出場することに。
でもそこはこのマンガ。お互いが血を見る闘いまでには発展しません。
動物の能力を持っているプラスアニマですが、その能力を使っても
格闘バトルの域を超えないところがこのマンガのいいところ。
あくまでヒューマンファンタジーに徹してます。

もともと当てのない旅ですから真の敵なんているわけじゃなし
無駄な争いは必要ないってことでいいんじゃないでしょうか。
この作品がもし週刊少年ジャンプに載っていたら
どんなマンガになっていただろう?
やっぱバトルになるんだろうね。

ローズの8歳の弟・ピニオンがここで初登場ですね。
体が弱くてあまり人とも話さず、絵ばっかり描いてるんで
1人きりにしておけないタイプのお子さまですね。
特殊能力もあるようだしヘンな大人がよりつかないように
ローズが見守ってやらんといかんなあ。

そしてこの巻の最大の問題児、コロシアム内でわがままの限りを尽くす
“マギー”というある意味かわいそうな運命を背負わされた娘・マグダラ。
彼女がハスキーに闘技会参加を促すセリフでこんなことを↓

男なら闘技会くらい出るわよね
それともその棒は飾り?

えっ!?その棒って・・・と一瞬思ったのですが、
ハスキーはちゃんと木の棒を持ってました。あーびびった(汗)。

マグダラにひどい目に遭わされ、コロシアムからの脱出を謀ったシノンが
突然水鳥のプラスアニマとなって大空へ羽ばたくシーンがありましたが
優しく描かれていて幻想的でいいなー、と思いました。

2002年6月24日 「茄子」2巻●講談社 黒田硫黄

んー、よく分かんねってのが私の正直な感想でしょうか。
いや、登場キャラクターにそれぞれ味があるとは思うんだけどさ。
きっと実写で一昔風のドラマに仕立て上げたら
結構見られるようになると思うよ。

んー、でもなんつーか、このマンガは登場キャラの日常というよりは
日常のどうでもいいことをピックアップしてるみたいでさ、
いざ感想を書こうと思ってもなんとも書きにくい
困ったちゃんなマンガなんですよね。

そうだなー、例えれば小学生が主人公のマンガで、小学生が元気に
遊び回る話が中心なら見ていて楽しいが、国語や算数などの授業風景を
きめ細かく延々と見せられても困るのよね。このマンガがまさにそれってことで。

2002年6月24日 「鋼の錬金術師」2巻●エニックス 荒川弘

キツイですねー、綴命(ていめい)の錬金術師、ショウ・タッカーとかいうヤツ。
自分の娘・ニーナを合体獣の実験材料にしてしまうとは。ぞっとした。
あのあどけない顔をしたニーナが・・・
しかも無残な最期を遂げてるし、錬金術師もなんでもできるということではなく、
なんか悲しい宿命を背負わされてる感じ。全体的にダークな内容だあね。
でもたくさんいる錬金術師の中にはおもしろいヤツもいて楽しませてはくれますけど。

アルフォンスの体もボロボロになっちゃったし、元の体に戻るための
エルリック兄弟の旅は危険で長い旅になりそうだあね。

2002年6月23日 「666〜サタン〜」2巻●エニックス 岸本聖史

いいんじゃないですか。冒険マンガらしくなってきておもしろいです。
でもジオとルビィが伝説のオーパーツを見つけるべく旅をしているというよりは
ほとんど当てのない旅に近いような気がする。
まあこのマンガを楽しむ上ではどっちでもさほど影響はなさそうだけど。
そういえばジオがこの巻では悪魔にならなかったですね。
どうなってるんでしょう。

ジオの「ぬ」という口癖はジオの師匠、一匹狼のゼロの口癖と
同じだったんだなあ。そういえば1巻を読み返してみたら
あの頃からジオは「ぬ」とか言ってましたね〜、確かに。

現在ジオとルビィは蒸気に閉ざされた街、「エントツシティ」に突入。
その街の不気味な長官・ジャガが一般人を街中に閉じこめて苦しめているようだ。
さらにルビィがそのジャガにさらわれてしまった。
そうなるとジオがなにかやらかしてくれそうなのでこの先楽しみでありまっす。

2002年6月23日 「七人のナナ」2巻●秋田書店 原作/今川泰宏・漫画/国広あづさ

おもしろかったです。
この巻でも7人のナナ達がちょっとおバカさんなことやってますんで
思わず笑っちゃいますね。
まあ絵そのものも、のほほんとした感じなので、見てるだけでも微笑ましいのは
確かなのですが。

恋に受験にいろいろとせーしゅんをおーかしているナナ達なんですが
一番彼女たちのせーしゅんを感じたのはナナ達が高校生と野球をする回ですかな。
高校生相手に出血大サービスのモロ出しポーズを見せつけて勝利したナナチーム。
高校生は試合に負けはしたものの別の意味で満足のいく試合だっただろう。
杉田は特にナナっぺの(以下自主規制)

2002年6月23日 「DANDOH!!Xi」8巻●小学館 原作/坂田信弘・漫画/万乗大智   

今までラミアが女であることがバレそうでバレない展開を
楽しんでおりましたが、ここへきてラミアのお姉さまが登場してますねえ。
双子なんでしょうか?
もしかしたらラミアが男のフリをしてるのもその辺が絡んでるかもしれないなあ。
・・・とはいえなぜダンドーだけには自分が女であることを隠しているのかは
相変わらず謎。

ゴルフの方はといいますと、今度はコース上に雪女が現れます。
ゴルフ場で起きる様々な自然現象を怪物と見立てるのは
このマンガではお約束。

今度はどういう自然現象がダンドーたちの前に現れるのか。
そしてどんな怪物に見立ててしまうのか。
このマンガを楽しむ上でのポイントですな。

ニコボールに息吹を与えてるのもこのマンガならではですね。

2002年6月22日 「焼きたて!!ジャぱん」2巻●小学館 橋口たかし

表紙の絵がサングラスをかけたおっさんの顔のどアップだったので、
単行本を買おうと伸ばしたその手が一瞬止まってしまいました。
でも中身はちゃんと主人公達が出てたので良かったです。(←当たり前か・・・)

どの料理マンガもそうなんだけど、少年マンガに於いては
ウマイものを食ったときに、そのウマさを読者に楽しく伝えることって
重要だと思うのですよ。

このマンガだったら、ヤギの乳入りパンを食って「美メェ〜」と言ってみたり、
炊飯ジャーで作ったパンを「炊飯ジャーぱん」とか言ってみたりね。
思わず笑っちゃいます。

歌舞伎揚げパンのジャぱん57号は、売れ残りの固くなったパンを捨てずに
その固さを逆に利用して開発した日本人向けの歌舞伎パンです。
そんなパンを考えついてしまう和馬のジャぱんに対する思い入れはスゴイものがあります。
おいしいし食い物を粗末にしないしでいいことづくめ。
歌舞伎揚げというと中年っぽいイメージがあるんですが、
子供がジャぱん57号を求めて食べにきましたね。
(結局食べられませんでしたが)

あとは漫画家にでも簡単に作れるジャぱん2号。
パンケーキみたいでなかなかおいしそうですね。
子供とじゃれる和馬の気持ちが分かるなー。

和馬がどんな最新のパンを作っても、ジャぱん○○号ということになりますので
名前付けは楽かなー、とか思ってみたり(笑)。

2002年6月22日 「MAJOR」40巻●小学館 満田拓也

ファンタジスタと同じくMAJOR40巻も前巻が発売された翌月に
もう発売されてる。ペース早いな〜。

吾郎くんはホントに足をケガしてるのかな〜?と思ってしまうほどの
すごい球をずっと放っていますが大丈夫なのか?
俺の予想ではもう既に足がすごいことになっちゃってると思うんですが。

さらに大河くんも指骨折。どうして聖秀高校の主力選手が
こうも致命的なケガを負ってしまうのだろう。
結局、吾郎くんはまたまたケガを押して次の試合にも出場することに。
それが美徳だと思うなら改めろと、「健太やります!」の
坂見台高校の江頭コーチも言ってたじゃないですか。
人間あきらめが肝心ヨ♪
・・・なんて吾郎くんはあきらめるわけないか。

寿くんの「興味がない」発言は、前に吾郎くんが海堂高校に
スカウトされたことに不満を感じてたあの時の寿くんを思い出してしまった。
寿くんキレると怖いのよね。彼の冷徹な部分がモロに出るからなあ。
何考えてるのか分からん。


・・・ところで吾郎くんに妹なんていたんですか?
省吾とみはるって・・・
単行本読み返してみるかな。

2002年6月21日 「リベロ革命!!」12巻●小学館 田中モトユキ

おもしろすぎます〜。あっという間に読み終えちゃった。
やっぱスポーツマンガというものは読み終えるまでの
時間が短い方がいいですね。
試合の流れを絵で見せてくれてるから一気に読めちゃう。

それにしても熱い。要たちも藤原学園も応援席も。
藤原学園との対戦も熱かったし、試合が終わっても
なお試合の時の熱さが残ってる。

強敵を前に「勝とう」という要たちの強い精神があそこまで白熱した試合を
見せてくれるのか。もう言葉にできないくらいのおもしろさでした。

試合中に一馬が足をねんざして出られずに悔やんでいる時、
要が一馬の気持ちを青海メンバー達にちゃんと伝えてるところが最高でした。
それを感じた一馬の目から涙が止まらない。


・・・次号最終巻。

2002年6月21日 「ファンタジスタ」14巻●小学館 草葉道輝

単行本13巻が発売された翌月にもう14巻発売か。
早いね。

てっぺいがいないほうが却って水本高校SCのプレーが
良くなってきてるので、こりゃいよいよてっぺいは
収まりきらない水本高校SCを飛び出して再び世界へ?
なんて思ってたのですが、そんなことはあるはずもなく
引っ込むことでてっぺいは自分のプレーが
ひとりよがりだったことに気づき、チームメイトのことを考えて
プレーするようになったのでした。
チームの結束力がまた一段と固くなりましたね。
中岡も随分目立つようになっていい感じ。
ジャパンユースでの練習を活かしてるのがいいね!

準決勝ではジャパンユースでてっぺいのチームメイトだった
懐かしの顔がゾロゾロと。
近藤は相変わらずいけ好かない性格だけど、
彼はこのマンガではとても重要なキャラなので
このマンガから出てけとも言えない。困ったもんだ。

近藤はどれぐらいてっぺいのことを気にしてるんだろ。

2002年6月20日 「週刊少年チャンピオン」2002年30号●秋田書店

次号から菊之助でおなじみの瀬口たかひろ氏の新連載が始まる。
恋愛マンガのようなんですが、菊之助はともかく読み切りのスイートレガシーは
まあまあおもしろかったので新連載には少し期待してみる。

▼SAMURAIMAN:芹沢直樹
おもしろかったー。
龍馬は、エロガメの甲羅の隙間にガソリンをしみこませて
甲羅の内側から熱弾道の炎でダメージを与えたわけだ。
龍馬の機転の利く攻撃法がかっこよかったです。
最初は遮那王の存在にうろたえてたのに
今ではその現実をしっかり受け止めて
積極的に敵に立ち向かっていく。
龍馬って結構勇気があるんですね。

でも遮那王とのフュージョンが解ける度に
龍馬が素っ裸になるのはみっともないので
なんとかしてほしいところだが。

やっぱり黒幕は黒部勝海が絡んでいたようですね。
勝海と呪罹の関係も気になります。
まさか龍馬と同じように呪罹がいきなり勝海の前に
現れたわけではあるまい。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
これはすばらしい!!

頭をケガしてプールに入れなくなった小鉄。
前にも、ヒザを故障した小鉄が医者の忠告を無視して
ヒザを酷使してしまうお話があったけど、
今回も大体それと同じかな、と思ったら
なんと小鉄はプールで泳ぎたいあまりに
クロール(のまねごとで)で空飛んじまいました。

いやー、これはまさに予想を裏切るおもしろさだ。
単行本収録の際、巻末の作品評はきっと
浜岡センセの満足の一言が得られるに違いないでしょう。
まさに「バカの一念 空をも泳ぐ」ですね!

▼フルアヘッド!ココ:米原秀幸
特にコメントはないんだけど、毎週見てるし
おもしろいと思う。今回もそう。

もう少し冒険は続くんでしょ?動力石を見つけて
世界中に放ってその後を見なければねえ。

▼ORANGE:能田達規
幕張イーリスのオーナー・白鳥は完全に悪役に徹してますね。

白鳥はシュミット選手が南予オレンジに失礼をした詫びの印にと
美菓ちゃんに花束を渡しながらも金がないだのブザマだの
ふざけんなバカヤロー的な発言を言ってのける。
失礼なのは白鳥さん、あんただよ!

幕張イーリスの選手達が一体どんなプレーを見せてくれるのか
今から見せてもらおうじゃんか。
チームワークなら南予オレンジのほうが上!!

▼一丸伝記:岩塚佳和
今回割と平凡。でも最初の方は岩塚氏らしいギャグのノリだったかな。
夢の中でじっちゃんと再会しようとする一丸がおもしろかったです。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
鳳レイは女だったのか。ビックリ。
それにしても鳳レイは過去にラーメン業界で随分と
女であることで罵られたようですね。
男の俺が見ても気分悪かった〜。

でも気持ちは分かりますが復讐のために作ったラーメンなんて
美味しい訳がないと思うのでその考えを改めてほしいところだ。

女のプライド持ってるなら堂々と女性の姿で参加すりゃいいのにね。
まさかラーメン業界は女子禁制ってことはあるまい。

鳳レイのすさまじい過去を前に太陽の父親のことは
どうでもよくなってしまいました。

▼キャラメルリンゴ:内海甲介
試験に必要な巻物よりも、ララの危機を救う方を選択するリンゴは
友達思いのいいヤツなんだけどやはり試験を完全に無視するのは
良くないんじゃないかいな。

まあでもララを襲ったグルグル忍者を倒せば
リンゴもララも百天丸も仲良くみんなで巻物がもらえるわけだから
これでいいのかな。

なんか話がうまいことできてますな。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
調子づいてる番太郎くんにとうとう暗雲が
立ちこめてきましたか。
本当におもしろくなるのはこれからかも。

▼無敵看板娘:佐渡川準
これもおもしろかったです。

神無月めぐみとかいう、美輝とキャラがかぶってるようなパン屋の看板娘が登場。
そして美輝VSめぐみの看板娘同士の対決。

どうでもいいけど社会見学に来た小学生にそんなしょーもない対決見せないで下さい。
対決するんなら人気(ひとけ)のないところでネ♪

▼ラフ&ラフ:立松ミ治
虎木は今まで天性のゴルフの腕を見せておきながら
バンカーでは大苦戦・・・というか論外。
でも室伏が言うように“(虎木が)練習場の中だけのゴルフ”ということであれば
合点がいく。

▼フジケン:小沢としお
このマンガもついに最終回の時が来ましたか。

僕は数年前まで不良マンガが大の苦手だったんですが
このフジケンのおかげで不良マンガを克服できたんですよね。
ヤンキー達の顔がギャグ化してるのでケンカの時でも
比較的楽に読めたんです。

今月もフジケンの知り合ったヤンキー達の将来が簡単に書かれてる。
なんだなんだ、みんな派手な人生を送るんじゃん。(今も派手だけど・・・)

次週最終回はフジケン・紋二の10年後か。
なんかギャグになりそうなんですが・・・
笑う用意をするべきなのか。期待。

▼しゅーまっは:伯林
あの妖精しゅーまっは、かわいいじゃないですか。
まはとコンビ組んだらいいのに。

▼拳魂:今谷鉄柱
拳太といい勝負をした北沢の腕を折った謎の男。
気にはなるけど後ろにいる腰巾着2人の方が
もっと気になったりして。

▼B−ONE:岡田蜜
読み切りです。イジメられっ子のシンジくんは
実はサッカーがうまかった!!

そしてそのおかげでイジメっ子と仲良くできたので
ありました。

・・・ってことでしょうか。(←違うか!?)

なんか読みづらかったなー。
個人的には絵ももうちっとなんとかしてほしいところです。

▼ナックルボンバー学園:川島よしお
今週もいいねいいね。

婦警さんの下着に警察紋章が!!
これなら下着ドロ対策にもなる!?
(ならないか)

サウナの星では少年のタマタマが暑がってますが、
言ってるのは精液くんなんでしょうねきっと。

▼BMネクタール:藤澤勇希
いよいよゴムボート脱出作戦敢行。
激流にもまれるうちに、香ノ宮さんの包帯と
ミド君の眼帯が取れてしまわないかな(ドキドキ)。

・・・と悪魔みたいなことを考えてみたりします。

2002年6月20日 「かってに改蔵」16巻●小学館 久米田康治

いつものようなネタ。
いつものようなどぎついパロディ。
いつものようなおもしろさ。

ま、いつも通りのマンガですねホント。

この巻では心の初心者マークが気になったかな。
マンガは初心に返って純粋に楽しむのが1番。
作者が誰々のアシとか、嫁さんが誰だとか
そんなことはマンガを楽しむ上では
どうでもいいことなのにねえ。

初心を忘れると増長する者、現実に打ちひしがれる者、
いろいろいますな。

2002年6月19日 「うえきの法則」3巻●小学館 福地翼  

読んでみたら意外や意外。結構おもしろかったです。

植木耕介ってぼーっとしてて覇気のない中学生かと思ってたけど
昔、コバセンに助けられたこともあってか
「他人のために自分を投げ出せる人になろう」だなんて
かっこいいこと言っちゃってる。
心の内では熱いハートみたいなモンを密かにたぎらせていたんだね。

神候補が小林から淀川に変わってからは、
プニッとかわいい男の子、フクスケくんが登場。
この子は今後も出るのかしら。いや、是が非でも出すべき。

なぜならヒーロー(植木くん)におねえさん(森さん)とちっちゃい男の子は
付きものだからだ。(←ホントかよ?)
まあとにかく活きのいいキャラが増えるのはいいことだな。ウン。

・・・で、当面の敵はロベルトとかいう謎の少年ってことで
よろしいかな?

2002年6月19日 「ピアノの森」8巻●講談社 一色まこと

前巻から5年の月日が流れました。
カイも修平も高校2年生か。

確かカイは日本に残り、修平は外国へ留学したんでしたね。
修平の方は随分外見が変わっちゃったようなんですが
カイの方は相変わらず。まあ不思議な子ですわ。

留学先の学校が休みになったのを利用してカイを尋ねて
日本に帰国した修平。
カイと修平の2人が再会するまでの過程がスゴかったデス(汗)。
ストリップ劇場でピアノを弾いてた女の人が修平の目の前で
カイに化けるなんて衝撃的な再会だぞあれは。

それにしてもカイが修平と再会したときの喜びようと言ったらすごいよ。
修平しか友達がいないのかしら。
もっとも修平のほうもカイしか気を許せる友達がいないんだろうけど。
お互いが唯一の親友同士であり、ライバル同士って感じですね。

しかし一ノ瀬カイはすごすぎ。修平でなくてもカイのその生活ぶりには驚かされてしまう。
カイは一体どんな大人に成長していくのか興味がわきます。

そんなわけでおもしろかったです。

2002年6月18日 「ハーイあっこです」20巻(完)●立風書房 みつはしちかこ 

なんとこの巻で最終巻でした。

あったかくて、優しくて、微笑ましい坂本一家の日常を描き続けて22年。
22年といったら生まれたばかりの赤ちゃんがもう大人になってしまう年数です。
長かったよなあ。作者のみつはしちかこさんには
「お疲れさまでした」と心から言いたいですね。

22年前(1980年)に坂本家の長男、タローくんが誕生。
その後はゆっくりゆっくりと少しずつ成長していき、
タローくんがついに小学生になって、この作品の締めくくりとなりました。

元気に動き回る子供達が優しい絵のタッチで描かれていて
見ているだけで子供達の声が聞こえてきそう。
子供達だけでなく、あっこさんやジュンイチ、セツ子さんも、みんな優しくて
こんな家庭があったらいいな、と思わざるを得ない、
本当に見ていて心温まるアットホームマンガでした。

僕がこのマンガを知ったのはドラマだったかな。その後のアニメも
見てましたし、アニメの挿入歌も集めたくらいこの作品は大好きでした。

このマンガが終わるのは寂しいけれど、これからは心の中で
坂本家の子供達の成長を想像することにしよう。

そんなわけでどうでしょう?22年間という長い連載期間を終わったことを
記念してDVDを発売するというのは・・・ 
約160本だからDVD25枚位にはおさまりそう?

2002年6月17日 「新鉄拳チンミ」14巻●講談社 前川たけし

このマンガも通算49巻目だというのにテンション落ちませんねえ。
いや、ある一定のテンションをずーっと保ってるというべきか。
ホントに良くできたカンフーマンガですわ。立派立派。

・・・で、皇帝からなにやら勅命を受けたチンミですが、
タンタンとシーファンも一緒だってことが嬉しいですよね。
こいつら3人ならどんな困難も難なく突破できるような気がするんですよ。
なにせ天覧武道会で派手にやらかした3人ですもん。
闘いを通して芽生えた友情は厚いのヨン。
早速タンタンがピンチになってますが、大丈夫、きっと大丈夫。

2002年6月17日 「魁!!クロマティ高校」4巻●講談社 野中英次

このマンガの登場キャラは高校生ばかりなのに
高校生って感じがしないんですよね。
今時の高校生みたく騒がしくないし、顔の表情の変化も乏しいし、
なによりもう絵柄からしてオヤジクセーです。
だから正直言って読む前は“つまんないだろうなー”と
思ってしまうわけですが、いざ読み始めると思わず笑っちゃうところも多く、
このマンガの妙なギャグセンスっつーものを感じずにはいられません。

さてこの巻で、乗り物酔いの神・竹之内くんが帰ってきましたね。
彼曰く、“世界の車窓から”をテレビで見ただけで酔ってしまうとのことなんですが
そりは乗り物酔いとはちと違うんじゃないですかねえ。
まさかそのトシでまだ三半規管が未発達ってこともないだろうに。

新幹線の中で自分の威厳を保つために必死に吐くのをこらえてる
竹之内くんがおもしろかったです。
ものすごい形相で歯を食いしばり、拳に力を込めて

き・・・気持ち悪りぃ・・・

ホント竹之内くん気持ち悪そうでお気の毒さま。

あと笑えたのはメカ沢くんの弟だな。
弟が「メカラッタ」としか言えないのがなんとも適度なバカらしさがあって
クスクス笑っちゃうのです。

2002年6月15日 「ORANGE」3巻●秋田書店 能田達規

よみがえーる〜よみがえーる〜よみがえーる〜オレンジ〜♪
(↑機動戦士ガンダムの歌で)

少しずつ南予オレンジが魅力的なチームになりつつありますな。
確かに最初は貧乏・万年最下位のダメダメチームだったけど
選手達までダメだったって訳じゃない。
みんな底知れぬ実力のある選手ばかりなのだ。
それはこのマンガを読めばわかることです。

それにしてもオレンジメンバー1人1人が際立ってるなあ。
作者さんはキャラクターをとても大切にする方なのですね。

今回ピックアップされてる選手はゴンザレスや下柳、
ゴールキーパーの田村、スペイン時代のムサシなどなど。
中には妻子持ちの方もいらっしゃるようで、
サッカーで家族を養ってる選手もいることを思い知らされます。
選手達はどんな苦境に立たされてもプロだから腐ってる暇はないんだね。
このマンガ読んでるとマンガでドラマを見ているような感覚になります。

妻や子供が見ている試合でまた一段と強くなった下柳選手。
サイドラインの魔術師と言われるだけあってかっちょよかったな〜。
“ひとりワンツー”には思わず「スゲー」と言ってしまいました。

2002年6月14日 「虹色ラーメン」5巻●秋田書店 馬場民雄

いいじゃん。おもしろかった。
このマンガも少年マンガらしいよな。目で楽しませてくれるよ。
おいしいラーメンを食うと背景に虹が出たり鳳凰が出たり・・・
そのラーメンがどんな素晴らしい味であるかが一目瞭然って訳だね。

さて、この巻では“虹色ラーメン版鶴の恩返し”の物語が収録されている。
恩返しに来た鶴が機(はた)を織るのではなく、ラーメンを作ってしまうのが
このマンガのすごいところ。童話・鶴の恩返しとラーメン作りが
うまい具合に融合している。スゲエ。

そしてこの物語に登場する良太くんという小学1年生の男の子。
母親を亡くして寂しがっている割には馬場民雄マンガ初のフルチン
ひかりちゃん達が入浴中の女湯にすっぽんぽんになって飛び込むなど
大胆な行動を見せてくれる。さらにひかりちゃんにキスまでして
こいつはきっと将来大物になるぞ。

そのあとは高校生ラーメン職人16人が腕を競う、“ラーメン甲子園”に太陽が出場。
強者、曲者、強豪達とラーメン味勝負をして勝ちあがっていくのだ。
ラーメン甲子園で太陽がどんなラーメンを作るのか楽しみなんだけど、
他の高校生ラーメン職人の中には、その土地でしか味わえない
「ご当地ラーメン」なんてもので勝負をしてくる者もいるので、
どんなご当地ラーメンを見せてくれるのかも楽しみのひとつですね。期待期待。

2002年6月14日 「バキ」13巻●秋田書店 板垣恵介

バキ13巻を入手するのにちょいと手こずった。
何せ発売日が延期になったとは知らずに
探しまくりましたからね。まあそんなとこで。

鎬ミ昇はドイルの胸に仕込まれた爆薬で撃沈。
う〜ん、やっぱり鎬ミ昇ではドイルは倒せなかったか。
もし烈海王だったら爆薬ごときでノックアウトしてしまうことは
ないだろうからなー。(←多分)
残念ながら烈海王を越えることができなかった鎬ミ昇クンでした。(←多分)

さて、この巻最大のウリであるバキと梢江のベッドシーン。(ベッドじゃないけど)
最初は「バキ、はやくヤッちまえよォ」と、
デバカメの気分になって、バキに心からの声援を送っていた
オイラでしたが、しばらくして我に返り、
なんだ、怪物の性交なんざ見てもしょうがないか、
今では思うようになりました。
まあ少年誌のマンガを読んでる以上は他人の性交なんて
見たくないからね。自ら進んで見るモノでもないし。

最後にバキのお兄さまでもあるジャックハンマーが登場。
しかも烈海王と一緒。この2人のこれからの行動はどうなるのか???

2002年6月13日 「BMネクタール」10巻●秋田書店 藤澤勇希

なんだかんだ言われても10巻突破しましたよ。
小学生編・中学生編・そして大人編と3部に渡っての10巻達成となりました。
最初はスパッと短い話で終わらせて欲しいとの意見もあったんですが、
読者からの絶大な人気と、完たちが成長するにつれ拡がっていく舞台設定。
さらにBM脱出劇自体もスケールがでかいものになり、こりゃ短い話で終わらせられないや、
ってことでまだまだ続きます。

BMは食い物って感覚はもはやないですね。
暴走したBMに襲われる恐怖という感覚が常につきまとう。
BMは一種の人食い生命体だ。なんでこんなの造ったんだろ。
コンキエンスの隊長は気が狂っていたみたいだったけど、
そのことを身をもって教えてくれただけマシな人物ではある。
コンキエンスの3バカは文字通りバカなヤツだったけにすぎなかったけどネ・・・

さあ、3バカが放ってしまったBMたちの群れ。
犠牲もいっぱい出そうでシンゴくんは苦戦を強いられそう。
今後の展開に期待。

2002年6月13日 「週刊少年チャンピオン」2002年29号●秋田書店

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
今週2本立てで久々にバカ春巻登場。
作者に忘れ去られていた訳ではなかったのか。

春巻の妄想ネタで終わるのかと思ったら最後はものすごいオチ。
冷凍保存状態のカジキを食おうとした春巻の手によって(!?)カジキは蘇生され、
逆に春巻がカジキに冷凍車に送り込まれる羽目に。
冷凍人間と化した春巻がちょっと怖かった。
あ、ソイツ解凍しなくてかまわないから(笑)。

空き地でアジを食う夢を見ていた春巻はいつの間にか
クツをむさぼっていたのですが、私はてっきりそばにあった
犬のウンチョをむさぼるのかと思いました。
まあさすがにそれはなかったか。(でもちょっと期待してた)

▼SAMURAIMAN:芹沢直樹
龍馬はなんだかんだ言ってもがんばってるじゃん。
いつの間にか遮那王と息が合ってたりして。

あのエロガメのガメラ攻撃はすごいけど
同じ技ばかりでは弱点とか見抜かれちゃうんじゃない?

▼ORANGE:能田達規
オレンジメンバーがマイクロバスで長距離移動?
ああ、そんなこともありましたっけね。
すっかり忘れてましたよワタクシ。
っつーか、まーだそんなこと言ってる人がいたのねー。

ところで今度、南予オレンジが対戦する幕張イーリス。
なんなんですかあのオーナーは?

勝利のためには金を惜しみません
それがたとえ極東の2部リーグであってもね


こんなことをテレビカメラの前で平気で言うヤツに
視聴者&イーリスサポーター達から好印象が
得られるのでしょうか?疑問です。

南予オレンジVS幕張イーリスの試合は
確かに金の面では弱小南予VS強豪幕張なのかもしれないが
実力の面でもそうとは限らないぞ!がんばるんだ!南予オレンジ!!

ところでムサシのことを知っているシュミットは何者?

▼無敵看板娘:佐渡川準

美輝の稚拙な探偵ごっこの回。
・・・というよりは美輝の夜中のアホな行動の回
といった方が正しいかな。なかなかおもしろかった。

美輝に夜這いは俺もNo Thank youだ。

▼がんばれ酢めし疑獄!!:施川ユウキ
とりあえず萌えキャラの時代は終わってんじゃないの?

▼虹色ラーメン:馬場民雄
一瞬、太陽の態度がショー☆バンの番太郎と
ダブってしまったのは俺だけなのか?

今回どトンコツラーメンがすごいと思いました。
三代に渡ってトンコツスープをかきまぜてきたというあのシャベル。
ただ調理法が大胆なだけでなく、長い歴史を持つどトンコツラーメンは
やはりただものではないということを思い知りました。
職人・調理法・そしてあのシャベル。スケールがでかいでかい。

でも俺的には太陽のラーメンも悪くないと思うんだけどね。

どトンコツラーメンの迫力を前に鳳レイのことなんて
どうでもよくなってしまいました。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
試合中に清田が「丸吉中に謝れ」と言ってましたがそれよりは
涼山中のメンバーに謝った方がいいのでは?とは思いますが。
でもどっちにも謝らなくてもいいんだよね。

番太郎とノブチンの仲はいつ回復するんでしょ?

▼ラフ&ラフ:立松ミ治
とりあえずゴルフボールがマネージャーの股間に直撃!!
のところだけ笑えた。

▼一丸伝記:岩塚佳和
派手な笑いはないけれど思わずクスッとしてしまう
妙なおもしろさはある。
一丸のテレビ中継が今回のツボ。

▼キャラメルリンゴ:内海甲介
なんかさー、先週の目の不自由な少年といい
今週の病弱な女の子といい、これもしかして
試験内容の一環なのか・・・???

見殺しにしたヤツは失格、とかさ。

巻物争奪戦はリンゴと百点丸の一騎打ち。
くれぐれも地面に差し込んだ巻物を第三者に
盗られないように注意してネ♪

▼フルアヘッド!ココ:米原秀幸
いよいよエンディングに向かってまっしぐら的な展開であると
ようやく思いはじめる。

ココとバーツが笑顔で語るシーンがステキですね。

▼しゅーまっは:伯林
ゴキブリの次にカタツムリが嫌いな彩ちゃん。
ゴキブリはともかくカタツムリなんて童謡にもなってるくらいだから
かわいいもんだろ。ねえ。

カタツムリしゅーまっはの姿に爆笑。
ちょうど殻が股間の位置にあり、しかもぷらぷらしててとっても気になるので
戦闘意欲がなくなってしまう。
とってもコミカルなしゅーまっはなのです。

大量のカタツムリの処分方法はやっぱり塩をまくことですかね?

▼フジケン:小沢としお
こちらも最終回のニオイがぷんぷんと。
かつてフジケンが出会ったヤンキー達の後(のち)の人生が描かれてる。
あのマーチンが建設会社を立ち上げるんですか。ビックリ。
しかし高校生時代は不良生徒だったヤツらがこんな平凡な暮らしをして
いいものか?

そして卒業式前日に豊樹が帰ってきたということは・・・
・・・やっぱ終わってしまうのか!?このマンガ。

▼BMネクタール:藤澤勇希
シンゴくんはまたひとつ死線をくぐり抜けましたね。
やるじゃん。

そのあと完たち5人が全員ケガした手で握手して脱出成功を喜ぶなんざ
演出がニクイね。脱出できる可能性が0.01%だっただけに喜びも一際大きい。

しかし今度のゴムボート移動もかなりキツソーよ。
こちらも生き残れる可能性は低そうだし。
0.01%の可能性に賭けるチャレンジ精神旺盛な5人だ。

▼ナックルボンバー学園:川島よしお
この人の下ネタギャグはおもしろい。
精液くんは早くもレギュラー入りですか?

あの女子高生は、精液くんのお世話になるだけでなく
早くチンチンくんにもお世話になって欲しいですねえ。

▼A.-D.O.G.S.:原案/北嶋博明・漫画/鈴木ダイ
最終回。第1部終了だそうですが、第2部でもニシキは
登場させるべきでしょう。
結局、凶悪少年討伐という設定はどこへやら。

2002年6月12日 「銀牙伝説ウィード」15巻●日本文芸社 高橋よしひろ

法玄編も長いこと続いてますね。
それほどの強敵ということか。
でもコイツには威厳というか勇ましさというか
そんなものは皆無に等しいので、ボス的存在と言うよりは
少しばかりナリが大きいザコにしか見えない。

ウィードの言うように所詮こいつらは信頼できない
集団でしかないのだ。一致団結という言葉を知らん。
瀕死の状態であるとはいえ数々の修羅場をくぐり抜けた
銀がまさかこんなチンケなヤツにやられはしないだろう。
というかやられないでほしい。
本当の強敵と言える犬にやられるのなら納得もいくが
法玄はそれに値しない犬なのでコイツにやられてしまうというのは
どうにも納得がいかんぞ。無様でいいから生き延びろ!銀!

ウィードに傷を負わせられ、怒りに身を任せるカマキリ。
法玄と合流するつもりらしいがどうなんでしょ?
あっさり法玄に裏切られて、悪魔の息吹を吹き返した
スナイパーの餌食になっちゃたりして。(←予想)

2002年6月11日 「タオの緑」2巻●秋田書店 原作/笠原倫・漫画/神谷隆光

いい!すごくいい!おもしろかった!
今、私が読んでるゴルフマンガの中でコレが1番おもしろいよ。
根性・友情・テクニックがコレ1冊でまとめて堪能できます。
う〜ん、少年マンガしてるねえ。

友情というのは勿論タケシのことなんだけど、タオの友達って
タケシだけだったりするんですよね。
タケシと友達になる前はゴルフボールや芝生が友達だったわけで。

もともと内気で人付き合いが苦手そうなタオだから個人競技であるゴルフは
彼にとっては打ってつけのスポーツって訳だ。
緑の芝生を見てそこで思いっきりクラブを振りさえすればタオは幸せなんだね。

そんなタオは有名ゴルフ中学の面接で試験官の
「君が選んだのはなぜゴルフなんですか?」の問いに
おもしろい答えを返してきました。
一緒に面接を受けた藤井銀牙と立花水奈もおもしろい返答です。

いや〜、私だったら重要な面接でそんな頭のやわらかいこと
試験官の前で言えないですよ。この3人はクセモノ揃いですね。
タオ、銀牙、水奈とそれぞれ個性あるプレーをしてくれるので
実技の試験、どうなるか楽しみです。

2002年6月11日 「ガウガウわー太」3巻●新潮社 梅川和実

とてもおもしろかったです。

人間と同じように動物たちにも人生ってモンがある。
悩みってモンがある。
動物たちが喋るだけで終わらせておらず、動物の立場に立って
話を進めているので、動物たちの気持ちや人生観がダイレクトに
伝わってくるんですね。それだけこのマンガの世界に
のめり込みやすいということ。

あのシーズー犬・小次郎のお話は考えさせられます。
飼い主は自分の気持ちを飼い犬に押しつけてはいないか?
飼い犬に芝居を見させられてはいまいか?

・・・しかし自分の飼い犬が小次郎のような犬だったら
イヤですね(笑)。
「さーてご主人様のためにシッポでも振ってやるか」
ですよォ。
小次郎に言わせれば飼い犬は(エサにありつくための)ビジネスなんだそうです。
じゃあ野良犬は犬の世界ではプー太郎って訳ですか???

もちろん現実の世界では人間が優しく接してくれれば犬は喜んでくれるだろうけど
妙にリアリティあるんだよねこのマンガ。
犬が人間より人間らしいというか・・・
まあ良くできた話です。

2002年6月10日 「ななか6/17」7巻●秋田書店 八神健

この巻もまったりほのぼのさっぱり仕上げ。
心地いいなあ。

この巻では占い師の那由ちゃんがななかをいじめるお話があるのですが、
全然陰湿でなく、やはりさっぱり風味に仕上げてます。
どんなお話であろうとも、絵も内容も淡泊だから気を楽にして読めるのさ♪

6歳ななかは純粋で無邪気。しかしそれが他人に不幸を与える時もある。
今回その1番の被害者は吉田くん。バレンタインの日に
ななかに「吉田くんにチョコなんてあげるわけないよ!!」
はっきり言われてしまいました。キツいよなあコレ。
勘違いとはいえ吉田くんがちょっとかわいそうでした。

あと、ななかキャラの人気投票がありましたけど、俺が好きなキャラは
6歳ななか。それと稔二と久里子ちゃんですか。

2002年6月9日 「浦安鉄筋家族」31巻(完)●秋田書店 浜岡賢次

これにて最終巻なのです。といっても「元祖・浦安鉄筋家族」に
続きますのでこのマンガ自体は終わりじゃないです。
それに最終巻って感じがしなかったし。

最終話に出てきた本田くんは作者自らもフェードアウトと言っているように
随分前からほったらかしにされてたキャラクターです。
最後の最後で彼のやることなすこと全て出尽くしたといった感じで、
作者は完全に本田くんとは決別したように思われます。

ま、けじめをつけたということでね。浦安鉄筋家族の終わりは
本田くんのフィリピン高飛びとともに幕を閉じました。
思わず「ちゃんちゃん」って言いたくなるような最終話でした。

次は元祖・浦安鉄筋家族1巻(=浦安鉄筋家族32巻)で
お会いしましょう!

2002年6月9日 「思い出の味 大陸食堂」1巻●講談社 原作/西村ミツル・作画/吉開寛二

表紙の絵が良かったことと料理マンガであるということで購入。

“思い出の味 大陸食堂”を経営する大海大陸(おおうみたいりく)という
妻子持ちの男が主人公。

最初はアットホーム的な表紙の絵とは裏腹に、
大陸とは仲が良くない兄の大洋と、料理のことでもめて対立しているところから
話がスタートしてるので、兄の店と、大陸の店の直接対決みたいな内容になるのかと
思ったのですが、先を読んでみたら兄の大洋についてはあくまでサブであり、
みんなが昔食べた、決して忘れることのない“思い出の味”を再現することが
このマンガのメインとなっている。
だから大陸食堂のお品書きには通常のメニューの他に
「思い出の味」なるものが存在するわけだ。

「思い出の味を再現してくれ」と依頼人。
その依頼人の微かな記憶を頼りに、大陸は頭を働かせ、
日本中を奔走し、思い出の味を完成させてしまうのだ。
料金は時価だが、結構な金額をもらっているようなので、
かなりオイシイ商売といえるかも。

思い出の味は失敗することもなく、2話構成になることもなく、
1話内でキッチリ完成させてしまうので内容が濃く、テンポ良く読める。
お話も思わずホロッとさせられてしまうこともあり、読み返すこともしばしば。
ヤクザとインスタントラーメンの話はグッと込み上げてくるものが
ありました。

とりあえず2巻にも期待。
兄の大洋は外国で料理の修業を積んだみたいですが
タバコなんぞガンガン吸っている時点で料理人失格なのでは・・・?

2002年6月8日 「シャーマンキング」19巻●集英社 武井宏之   

葉くんが蓮を救うためにシャーマンファイトを辞退するコトに。
オイオイオイ、マジですか!?葉くん。しかもあっさりと。
でもそこが葉くんらしいと言ってしまえばそれまでだが、
蓮がこのこと知ったら怒るだろうね、きっと。

それにほかのシャーマンファイトに出場している仲間達はどうなっちゃうの?
・・・という疑問を残しつつそのままアンナの5年前の回想シーンへ突入。
ものすごい長い回想です。ハンパじゃありません。
この巻のほとんどがそれで占めちゃってる。

アンナが5年前に葉と出会ってからいろいろなことがあったのは分かりますが
あんまり回想シーンが長いと本筋を忘れちゃいますので
ほどほどにしてネ♪あ、でもこりゃダメだ。次の巻もまるまる回想シーンに
なりそうな勢いです。本筋に戻すとき、どうすんだろね・・・

そんな中、コンチとポンチの名前はやっぱりアレからきていることが
アンナのセリフから判明しました。そうか、やっぱりか・・・
しかしそんなあからさまにコンチとポンチの名前の由来を暴露しなくても・・・(汗)

そういえばシャーマンキングキャラクターファイルにある
縄巻独楽太くんや六道獄くんがマンガでは登場していないのは
どういうことなのだろうか。次巻に登場するのだろうか。登場してました。

2002年6月8日 「NARUTO」12巻●集英社 岸本斉史

日向の憎しみの運命なんてどうでもいいんだけど(汗)、
中忍選抜試験本選の方は楽しめたかな。

ナルトは試合で九尾のチャクラを使ったけれど
土壇場でないと使えないのかしら。
だってやっとこさ口寄せの術を覚えたところだってのにねえ。

いやしかし、本来恨むべきはずの九尾をナルトがそのチャクラを利用するというのは
これもひとつの共生ってことなんだろうか。
だってナルトの体に九尾が封印されてなかったら当然、九尾のチャクラなんて
使えないはずだろうからね。

九尾のせいで木の葉の里では大人達から冷たい目で見られてたナルトでしたが
九尾に「クソギツネ・・・力を貸しやがれ・・・!!」と言えるまでになり、試合では
その力をいかんなく発揮する。
ナルトにとってはこれだけでも自分の運命を変えたことにはならないのか?
運命を切り開いたことにはならないのか?
・・・と思うオイラでありました。

試合中にナルトは「分身の術が一番苦手」と言ってたけど、そんなことはないだろう。
ハーレムの術が得意なんだから(笑)。

テマリVSシカマルの対戦もおもしろかったです。

2002年6月7日 「Oh!透明人間21」1巻●集英社 中西やすひろ

昔、ある高校生がイクラを食べると透明人間になって、
その度に女性の身体をなでくりまわすとんでもスケベマンガがあったけど、
このマンガはその高校生が大人になってからのお話です。

主人公は荒方透留(あらかたとおる・26)。普段は明朗快活な百貨店の主任。
ある日、透留は居候先の冷凍庫の中から、あの10年前のイクラを発見し、
食べてみたらまた体が消えることに気づく。もう2度と透明になれないと
思っていただけにこれにはビックリ。そして透留は案の定イクラを利用して
女のハダカを覗くゴージャスなどスケベな日々がまた始まるのだった。

ハダカになってしまう女性の対象が高校生ではなく大人なので、
もし中年臭い裸体だったらどうしよう・・・と心配したのですが
読んでみてそんな心配は一気にぶっ飛びました!

そしてこのマンガの相変わらずのバカぶりに安心したと同時に大爆笑しました。

透明人間になった透留が女性のオッパイをまじまじと眺めて批評したり
女性の左右のオッパイが上下に動いたりと、なかなか楽しませてくれます。

このマンガを読んでも女のハダカが載ってるからいやらしい、とはちっとも思いません。
透留が透明人間になって女性の裸を覗いた時に起こるトラブルを楽しんでます。
だからこのマンガなら電車の中だって堂々と読めるぞ。(←ホントかね)

とにもかくにも2巻にも、大いに期待なのです。

基本的にはスケベマンガが好きじゃない私ですが、このマンガと瞳ダイアリーは別。
おもしろいのです。

2002年6月7日 「葉弥」4巻(完)●小学館 村川和宏

おもしろかったです。
葉弥という釣り好きの女の子が主人公のこのマンガ。
釣りをするシーンひとつとっても女性ならではの優しさ、繊細さが
葉弥から感じ取れました。

また、釣りが好きなのはもちろん、魚たちのことも愛していたんですね。
それは必然的に川や湖の自然も愛しているということで、
そんな彼女の釣りシーンに私は惹かれてしまったわけです。
自然体なんですよ。

全体を通してみると、彼女の釣りは決して自然に逆らうことはなく、
常に魚達に思いやりのある釣りをしていたんだよな。
(とは言ってもあのワカサギ釣りの仕掛けは少々荒々しかったですけどね)

とにかく葉弥の釣りには、“魚と勝負”という概念がないので
そこが魚を愛すことにも直結してるんだなと思います。
なかなか良い作品でした。

またこのような女性釣りマンガが出ないかな。

2002年6月7日 「週刊少年マガジン」2002年27号●講談社

今回は特別に週刊少年マガジンを購入。
理由はコミックボンボンのモロキューくんでおなじみのサダタロー氏の
新連載が見たかったからだ。

タイトルは「蹴犬伝説 ゴーゴーゴロー」。
東京の外れにある小さな町「花盛町」に引っ越してきた
森崎マモルくん(小4)とペットの犬、ゴロー。

このマンガはゴローを始めとする町中の犬たちが集まって
犬サッカーをするという世にも珍しいお話なんです。

キャラクターがほのぼのとしてていい感じなんですが、
犬がこれだけ集まると犬サッカーと言うよりは犬の集会にしか見えないなあ。

ま、犬サッカーとはどんなサッカーなのか次週以降で見せて欲しいもんだネ。
今週見た限りでは犬が2本足で立ってボールを蹴ってましたので
人間のとそう変わらないような気がしないでもないですけど。

こりは期待していいのかしら?

★その他のマンガの感想

▼空の昴:本島幸久
おおっ?蒼北学院のゴルフ部が生き返ってるぞ!
昨日の敵は今日の友って訳ですね。いいねえ。
団長・沢渡守のセリフが吾妻を救ったんだな。

▼JUMPMAN:井上正治
途中から読んだのですがおもしろかったです。
あのカムパネルラという馬、とんでもない走りをしてましたね。
あ〜、早く単行本でまとめて読みたい。

▼雲の上のドラゴン:塀内夏子
ジャンプはSFっぽい、マガジンはスポ根・学ラン、
サンデーはオシャレっぽいって・・・
オレの愛読している週刊少年チャンピオンは
完全無視ですか?


▼わんる〜む:三ツ森あきら
うーん・・・イケてないねえ・・・
ぬぷぬぷは好きだったんだけどな。

2002年6月6日 「週刊少年チャンピオン」2002年28号●秋田書店

▼キャラメルリンゴ:内海甲介
リンゴが試験の途中で出会った目の不自由な男の子、
蓮乃蓮華(れんのれんげ・11歳)。この蓮華のために
リンゴの幼少の頃から一緒だった相棒犬のシロは自らの意思で
この子の盲導犬代わりになることを決意したのだった。

そんなシロにガンバレの声援を送り、その場を立ち去るリンゴ。
ええシチュエーションだねえ。おれってこういう場面に弱いのよ。
今は一旦バイバイだけど、蓮華とシロにはきっとまた会えますよね。
いいことしたよリンゴは。きっと恩返しが来るにちがいない。
・・・でも試験の方はまだ途中だが大丈夫なのか・・・?

なんだかんだ言ってもこのマンガは読みやすいのがいい。
内海甲介氏の忍者モノ冒険活劇は全体的に明るくって
元気が良くって見てるだけでウキウキしてくるんです。
おもしろいですよ。あとはこのマンガの世界観を
もっと広げて見せて欲しい。
今後の展開に期待。単行本が出たら買おうかな。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
ヘビースモーカーもああなってしまっては
もう手の打ちようがないですね・・・重症。
タバコの煙でジャンケンは笑ってしまいました。
煙でメッセージを伝えるなっての。

それにしてもあのタクシー、ものすごい駐車の仕方してますね。
さすが運転のプロ!

▼BMネクタール:藤澤勇希
ついにロープ脱出作戦開始!

幡場くんは2番手かい。しかもあっさりクリアしたんで
ちょっと拍子抜け。しかしよくワイヤーが耐えたモンだ。

完もミド君も香ノ宮さんもあっさりビル脱出に成功し
気がつけば成功率が0.01%どころか、あっさり80%!
こいつらの肝の据わった度胸にかかれば
どんなに低確率でも脱出成功をしっかりものにしてしまうんだよな。

死線を何回もくぐりぬけた彼らにとって
こんな脱出なんぞ朝飯前ですよね。
ねえ、シンゴ君。

▼フルアヘッド!ココ:米原秀幸
最後のページのローグが手をあげている画が印象的。

▼SAMURAIMAN:芹沢直樹
いや〜龍馬は役者ですねえ。
本当に逃げ出したのだとばかり思ってました。
あんなに後ろ向きな態度を見せられてはねえ。
遮那王だけでなく読者のオレまで欺かれてしまった・・・

下ネタガメラが言っていた「あのお方」って黒部勝海の
ことなのでしょうか?

▼無敵看板娘:佐渡川準
美輝ちゃん、掃除が好きなのはいいことなんだけど・・・
やっぱどこか社会的な感覚ズレまくってますよ。
早い話一人暴走娘。

▼ORANGE:能田達規
なるほど、片岡の母親が息子にサッカーをさせたくない理由は
元サッカー選手である片岡の父親のケガが絡んでいた訳か。

でも片岡のサッカー選手としてやっていく意志がとても固いことは
この試合と、過去に片岡のやってきたことを思い返せば分かること。
最後には母親にもそれが理解できてよかったですね。

最後に、片岡の若き日の母・・・・・・
いやはや時の流れというものはとてつもないですネ。

▼ラフ&ラフ:立松ミ治
椿エリカの悩殺ポーズに爆笑。
あんたゴルフ場に何しに来てるの?

でもまあ虎木くんはそんなポーズには全く動じなかったので
それが良かったかな。

強くて、女性キャラにはベタ弱な男性キャラは
今は食傷気味なんで。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
太陽はラーメンに柚子を使ってきましたか。
でもなんでそれがいけないんだろ?
うどんに柚子を薬味として使うのは聞いたことありますけど
ラーメンに於いては邪道なのかしら?

有馬の「どトンコツラーメン」は獣臭いらしい。
近い将来、有馬はブタ1頭をそのまま大釜にぶちこんで
スープを煮込む・・・なんて大胆な調理法をしそうなんですが。
なんかそんな雰囲気。

▼拳魂:今谷鉄柱
とても大きくて強そうな北川ですが、
語尾に「ラァ〜」をつけてしゃべっているので
あんまりオツムのほうは良くなさそう。

・・・まさか方言じゃないよね?

▼ブラックワーカーズ:タカタカオ
読み切り。害虫駆除屋さんが社会の害虫を駆除するお話。
蜂を使ってマフィアを捕らえるシーンはすごかったけど
あんまりおもしろいとは思わなかった。

▼一丸伝記:岩塚佳和
今週も笑った笑った。
土土土土→度度度度→怒怒怒怒→打打打打→座座座座は
岩塚氏らしいギャグだ。いい意味でくだらない。

それと忍法「なんとなくわかるの術」が大爆笑でした。
フラミンゴを見て恩返しとか言ってる一丸がおもしろかった。
全体的にバカバカしい雰囲気が漂っていてイイ。

▼ナックルボンバー学園:川島よしお
精液クンがかわいいなあ。自分の生んだ精液クンに
「パパ」と言われたあの少年。そう言われると男も生みの苦しみが
分かるってモンよ!?
さらに母性本能ならぬ父性本能をくすぐられたか!?

▼A.-D.O.G.S.:原案/北嶋博明・漫画/鈴木ダイ
次号最終回。うーん、凶悪な少年犯罪者を
退治していくお話だと思ってたのにいつの間にやら
こんなバイオテクノロジーめいた内容になっちまいました。

バイオレンスアクションとしてはおもしろかったんだけどね。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
もう番太郎はノブチンだけじゃなくチーム全体を
敵に回してしまっているような。
もはや彼は止まることを知らない暴走機関車。

・・・ということで以下同文。

▼フジケン:小沢としお
フジケンと紋二が殴り合いのケンカ。
・・・といってもお互い容認した上でのケンカなんだけどね。

「そろそろ終わりにしますか!!」って事は
決着がつかなかったって事でしょ。

2002年6月5日 「天」18巻(完)●竹書房 福本伸行

福本伸行氏の強力な麻雀漫画のひとつであるこの作品も
この巻にておしまいです。連載期間は14年。長かったなあ。
最終巻だけあって分厚かったけど一気に読んでしまいました。
赤木というならず者の人生観を物語るドラマだねこりゃ。

やっぱ赤木はスゴイわ。自分の生き方、人生観をあそこまで明確に
相手に述べることができるなんて。実際、あんなふうに自分の生き方に
強く信念を持てる人って一体どれぐらいいるだろう。

俺は赤木みたいに自分の生き方や信念なんてモンを明確に述べることなどできん。
「今だらだらと生きてます」と答えるだけで精一杯。
俺って自分の生き方に自信がないからなあ。
という訳で赤木のセリフひとつひとつが俺の今まで歩んできた人生のなんたるかを
再度見つめ直すきっかけとなったのでした・・・・・・って、

俺が赤木に説得させられてどうする。

ま、それほど赤木の人生観には説得力があったということで。

このマンガは終わったけど、赤木の青春時代が載っている「アカギ」を
今後は見ていくことにしよう。

2002年6月3日 「駐禁ウォーズ!!」4巻●小学館 作/今井亮一・画/ウヒョ助 

駐禁レッカーの不服申し立てだけでここまで長びくとは・・・
面倒くさいと言うよりは面倒くさくさせてんのよね。交通違反のシステムが。

で、検察庁に呼び出されたものの、検察官の取り調べでは不起訴処分となった羽鳥。
「あれ?やけにあっさりと・・・罰金も払わずに済んだしこのままエンディング?」
かと思ったら、今度は駐車違反の点数が消えてないことに腹を立て、
羽鳥は再び警察に殴り込みを決行。

しかしまー警察はトラップ仕掛けすぎだよ。
あの分かりやすい絵入りフローチャートがそれを物語っている。
つまり、GAMEOVER=泣き寝入り=罰金早よ払えやってこと。
罰金を払わなければ、通告センター→交通裁判所→検察庁とラウンドは進んでいき、
どのラウンドでも面倒くさくなったら好きな時におりてGAMEOVERにできるって寸法。
都合良くできてるネ。

あのタラコビッチこと稲子原巡査長はまーだこれでもかこれでもかと
一般市民を苦しめて・・・・・・何が楽しいんだろ。

その上、自分たち警察を「神様」などとイカレポンチなことをぬかしてるし。
一件横暴だが、冷静になって見ていると彼女がなんだか哀れでかわいそうにも思えてくる。
ホント、救いようがないっス。

2002年6月2日 「華麗なる食卓」4巻●集英社 ふなつ一輝

この4巻が今までの中で一番カレーマンガしてて且つ
内容も充実してておもしろかったのではないでしょうか。

ありきたりかもしれないけどカレー勝負の時に審査員が
滑稽な顔の表情をして「うまいっ!」と言ってくれれば
「ああ、このマンガは料理マンガなんだな」と思わざるを得ません。
今までこのマンガそういうインパクトに欠けてたからなあ。
これからもカレーマンガらしさをどんどん表に出してほしい。

それとカレー勝負の時に常連客の女子プロレスラー、タンク篠崎が
応援しに来てるのが良かった。心強い応援団がいたもんだね
マキトくん。

その後、放火で燃えてしまったマキトの店が直るまでは
車を使って移動しながらの経営。
こちらも移動先でカレーを通して様々な人たちとの出会いがあり、
おもしろかったです。

小心者の婦警さんやキザなクレープ屋さんまでいて
強烈な個性のある人たちばかりだったなあ。

迷子のゆーたくんはかわいかったですね。
今後は車で移動した話を描いた方がいいような気もするんですが
やっぱりそうは言ってられまい。そろそろ暗雲が立ちこめてきそうですよ。

あ、そういえば単行本のカバーをはずしたら笑っちゃったんですけど。

2002年6月2日 「ラーメン発見伝」6巻●小学館 作/久部緑郎・画/河合単

うん、なかなかいい感じ。おもしろかったです。

裏表紙にも書いてあるように「先入観を拭い去れ!!」が
テーマになってるような気がしますねこの巻は。

「ラーメンにネギは使わなくてもいい」と藤本サン。
代わりにバジルを使うとはなんとも奇抜なアイデアだ。
いつの間にかオレの中ではラーメンとネギは切っても切り離せないものだと
決めつけてしまっていたんだなあ。

そういえば美味しんぼの海原雄山も何にでもギョウザにニンニクを使うのは
バカの一つ覚えと言ってたっけ。

ラーメンに限らず1つの物に固定観念を持ってしまうと、
自然と時代から淘汰されてしまうんだなあ。
伝統を守る気持ちも分かるけど変化の激しい物については
臨機応変に合わせていかないとな。

ラーメンは店の数だけ種類もあって、職人の創意工夫の集大成が
1つのドンブリにギュッと凝縮されていることがよく分かる。
まずいラーメンも一つの個性だけどやっぱまずいよりは
おいしいラーメンの方がいいよね。(当たり前か)

2002年6月1日 「ジャジャ」2巻●小学館 えのあきら

バイクショップを経営するバイクメカニカルウーマン・滝沢レナと
フリーターの宮城進武の2人を中心に繰り広げるバイクづくめマンガ
第2弾。

一応、タンデムラブコメと謳ってますが全然ラブコメって感じはしませんね。
ミヤギがレナのことを好きなのは分かるんですがレナがバイクに夢中なので
恋にまで発展しないかなって感じで。
大体バイクなのにタンデムってのも変な話ですが。

でも全体的におもしろいお話が多かった。
ミヤギののほほんとした笑顔がいいなあ。
バイク便では小説家に気に入られてるようだし
割と年輩の方からの人望がある(?)のかもしれないね。