★算数王子


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「算数王子」 1巻まで まんが:中山雅也 数学理論監修:秋山仁 小学館:てんとう虫コミックススペシャル

●算数王子というマンガ

なんでも「算数王子」は算数のパワーで、地球を平和にするために算数の星から
やってきたとか・・・
だが、彼は地球を平和にするどころか、算数の問題を解くのに女の子の下着を使用したり、
すぐにチンチンを出したりと、ロクなことをしない。
まあ、そこが小学生読者にはウケるのかもしれないが・・・(特に男子)

このマンガは小学館の「小学五年生」と「小学六年生」に連載されていたので、
全24話うち前半と後半とで登場キャラクターが違うようである。
前半の主な登場キャラクターは小学生の「吉田くん」、理科の国の王「リカ王」など。
そして後半のおもな登場キャラクターは小学生の「松本きよし」などである。

●小学5、6年生の男子にあわせたマンガか?

ただでさえ、「お下品マンガでござい」ってな感じのクセのある絵に加え、
内容までもが下ネタギャグが多いので、そういう系のマンガが苦手であったり
くだらないとか思ってる方はきつすぎてまず読めないでしょう。
でも、そういう内容は大抵の小学生男子は大好物のはずなので、
女の子向けのマンガがやや多めの「小学五年生」や「小学六年生」には、
こんなマンガがあっても良いのではないかと思います。


●こんな風に算数の問題を解きます

「三角形のパンティの面積を求めなさい」
「パンツからはみでたタマ@ンの面積を求めなさい」
こんな調子で算数の問題が出され、解いていく。
下ネタと算数のお勉強の融合である。
中にはちゃんとした問題もあり、「おおっ、そうか!」
と思わず納得させられてしまうこともありますが、
ほとんどが、下ネタを使った問題です。

●青年誌に連載されていたことがあるってホント?

これでもかこれでもかと下ネタギャグを前面に出す内容であっても、
少しもくどいと思わせないセンスは大したものだ。
しかし一部、「ちょっと小学生マンガとしてはやりすぎではないか?」
と思ってしまう部分があるのも事実である。
また、このマンガはその昔、青年誌で連載されていたこともあるらしいが
詳細は不明である。


2001.8.7更新