モニタに向かって独りごちてみたり(2001.10.15.)



 んじゃらげ、皆様いかがお過ごしか。ここんとこ本当に忙しく、テキストの「テ」の字も忘れてました。だからファーストフードでポテトを注文したりするときは、うっかり「ポトください」と言ってしまい、恥ずかしさに涙を ポトポト 落とす羽目になったり、テストの日には「ストの日だあ」なんて、うっかり賃金引き上げを要求してしまいそうになったりして、困ったもんです。だから、テキストなんて書こうとしたら、キストが、キストがぁ、んーキストでは何も思いつかないことに早く気づくべきでした。まあ、忙しい時ってのは、テキストのネタみたいなものに遭遇し、あ、これ書けるなんて思っても、数時間後には忘れてしまってるもので、コンピュータの前に座っても、ありゃ、なんか面白いことあったんだけどなあ、なんて考えているうちに次の用事ができたりして、結局なんにも書けないんですよね。

 ええ勿論、私の遭遇する面白い事なんていうのは、たかだか知れていて、例えば、お気に入りのズボンを洗濯して、晴れた日にベランダに干しておいたのをすっかり忘れていて、雨が降ってきて、ずぶ濡れになり、まあ、また天気になったら乾くだろうと思って、放っておいたら案の定晴れて乾いたんだけど、またうっかり忘れてしまって、雨が降ってきて、かれこれ1週間近く家のベランダに、お気に入りの深緑色のズボンが風に揺られていたりするくらいのことで、別に書いても書かなくても、どっちでもいいようなことばっかなんですけど。やっぱし、もう一度、洗い直した方がいいでしょうか?

 まあ、そんなこんなで、最近、変化のない生活を送っているんですが、最近、ふと気になることというのがあって、それは、牛骨粉のことでも米テロのことでもないのだけれど、近頃、何かと話題の出会い系サイトが面白いことになっているんです。インターネットの歴史については、この間、テレビでやっていて、ははん、これがHTMLって言葉の語源なのね、とか、TCP/IPってのは、ごにょごにょごにょとか、大変勉強になったんだけれども、そういうインターネットの先カンブリア紀やジュラ紀みたいなのは、おいておくとして、ここ数年のインターネットの普及ってのは目覚ましいもんで、今では小学生からお年寄りまで楽しめる手軽な遊び道具として爆発的に普及してきたようです。その隙に乗じてきたのが、さっき言った出会い系サイトと呼ばれる一群のサイト達なのだけれど、あ、別に難しい話はしないので、ブラウザはそのままで。とにかく早い安い、旨いの三拍子揃った牛丼屋のような、お手軽恋愛が待っているという、それはそれはウキウキ、ワクワクな仕掛けがあるようです。まあ、この手のサイトの弊害は、ワイドショーで色々話されているから別段、あらためて書く気にもならないのだけれど、私が大変なことになってるなあって思うのは、彼のサイトの待機メッセージだ。

 最近、私は研究室に引きこもることが多く、エロ動画をダウン、あわわ、ファイル検索して、論文のデータ処理なんかしている間なんかに、10分くらい手持ちぶさたになることが時々ある。そんな時は、面白そうなサイトが無いかなあなんて、つらつらと、巨大掲示板群を覗いたり、そこからリンクされてるサイトに飛んだりするんだけど、やっぱし今、何が熱いって出会い系サイトほど凄まじいところはないですね。出会いの掲示板の類ってのは、情報が止まってることが多くて、リアルタイム性に欠けるため、それほど面白くないんですが、チャット、特に、あの2ショットというやつは面白い。既にご存じの方も多いかと思いますけど、ずらーっと並んだ個室に欲望に餓えた獣、あわわ、男性の方々が女性陣の入室を心待ちにしております。しかし、ただ待っていても人は入ってこないんで、魅惑的な待機メッセージがちりばめられていたりするんですね。「こんばんは!ちょっとお話しませんか♪」こういうのが無難な線だろうか、クォーテーションマークと、音符のマークが小気味よく効いている。なるほどこれなら、んとぉ、えっとぉ、お話だけなら...うふ、なんて、女の子が、ついうっかり魔窟の門を叩いてしまうかもしれない。「寂しい女の子。秋は人恋しくさせる季節だよね。二人でさびしさ忘れるくらい楽しく話そうよ.」ほほぉなかなかの名文句、人恋しいよね、さみしさを忘れるくらい話そうね、え?男に用は無い?ああ、そうか、そうだよね、入室してごめんよ。

 とまあ、ふと人をその気にさせるメッセージきらびやか。しかし、中には欲望に焦った人々のメッセージが提示されることもある。「 近くの子話そうよ」まあ、こういうのは、最初から会う気満々なのが見え見えでかわいらしいともいえる。ハンドルネーム「トモくん」よ、ネットの出会いは高く険しい。最初から地域限定でなんとかしようなんて考えては駄目だ、頑張れ。

「うーんと年下の彼女募集中!できれば 近くのオジサンでもOKな人がいいな♪(笑)」ハンドルネーム「★たあ」さん、自己申告年齢41歳。社会にて、それなりの地位を築いてきた41歳の熟年男性、ハンドルネームに星のマークを付けてみたり、がんばって可愛く「うーんと」とか「(笑)」とか付けてみたのだな、おおよしよし。でも、さりげなく自分より年下の彼女を募集したりして、さらにご近所さんという地域限定。何を企んでおるか。

「××の方、学生、主婦ほかどんな方でも大歓迎^^どんな話でもOKです」、××のところには地域名が入るので伏せておくとして、地域も限定していない、さらに学生、主婦層にターゲットを絞ったなかなかの強者だ。トモくんよ、こういうのを見習うんだ。心優しい「ぴろ」くん。笑顔の顔文字で、「ほかどんな方でも大歓迎」ということは、私が入ってもいいんだね?ほんとにいいんだね?って、駄目でした。断られてしまいました。間口を広げすぎても駄目なようです。誰でもいいっていったじゃない。遊びだったのね、およよ。

「ぼくより年下の人、入ってきて下さい」は、「ゆーすけ」さん。あのう、差し出がましいようですけど貴方の年齢が書かれていないのです。

「相×原市近辺の女性いますかぁ^^?楽しく話そうよ!!またはノリのいい女の子いるかなぁ^^?楽しく話そうよ!!○田市近辺の女性いるかなぁ?または暇つぶしにどうぞ^^」はハンドルネーム「拓」くん。君は一体、どこに住んでいるんだ。それとも両市に別荘でもあるのか、しかし君は「または」がちょっと多いぞ。確かに「相×原市近辺」かつ「ノリのいい女の子」かつ「○田市近辺の女性」かつ「暇つぶし(の人)」という集合は物理的に存在しないけれど、全てを「または」で括ると、共通集合ができすぎて後で統計を取るときに面倒だと思うんだけどなあ。って統計は取らないか、拓くん。とまあ、最近私がはまっているのは、2ショットチャットの待機メッセージに対し、モニタに向かい独り突っ込みを入れることなんだけど、そういうことしてる人、他にいない?気軽に話そうよ。できれば年下で、ご近所さんで、またはヒマしてる人、または主婦なんて。(笑)秋の夜長は寂しいね。^^恋人気分で話そう!!(28歳)★aero♪ 


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