1 通行人 性転換したい人のための本2000.11.10-06:44:06
性転換をまじめに考えている人、何かの間違いで性転換しちゃったら いいなと思っている人、自分の性別に違和感を持っている人のための 本でいいのがあったら推薦してみませんか?
黒柳俊恭『彷徨えるジェンダー』現代書館 ちょっと古いですが、性転換を望んでいる人の心理をひじょうによく 分析しています。私自身この本を読んで自分の生きていく道が見えて きた感じでした。もしかしたら書店では入手困難かも。図書館で検索 かけてみた方がいいかも。
エマ・ユング『内なる異性』海鳴社 これは古典的な本です。ユング心理学の本で、アニムスについて 特に詳しく述べたものですが、自分の心の中を見つめ直す手懸かり としては使えると思います。
性の問題研究会『図解・性転換マニュアル』同文書院 このシリーズは基本的におふざけかなと思っていたのですが、わりと よく書いてありました。最近の本ですから入手は容易でしょう。もっ とも立見で済んじゃう内容かも知れませんが。。。
佐倉智美『性同一性障害はオモシロイ』現代書房 副題が「性別って変えられるんだョ」。著者については、ここに アクセスなさっている方はご存じの方が多いでしょう。智美さん の内面的な悩みの経緯なども読めて、なかなかいいと思います。
済みません。著者と出版社は分かりません。結婚する前に処分 してしまったので。もう20年くらい前に出た本なんですが、 常時女装している人や性転換手術を受けた人のレポートが大量 に載っていました。世界初の性転換者アイナー・ヴェゲネルを 知ったのも確かこの本だったと思います。この本では性転換 手術のことを「肉体的女装」と書いてありました。文体が古く て、写真もえらくクラシックなのが多かったので元々は40年 くらい前に出た本かも知れません。 著者・出版社分からないかなと思ってWWW上で検索してみたの ですが引っかからないですね。「第三の性」というタイトル の本自体はたくさんあって、半分はヒジュラの本、それから 「少女」というスカもありました。私が持ってた本と同じ物 にはヒットしませんでした。
書店の医学書のコーナーで「手術がわかる本」という本を見つけました。 ロバート・M・ヤンソン著(日本語訳) マール社 定価¥1748 ISBN4-8373-0651-9 C0047 (ホームページhttp://www.maar.com) 初版が1995年と少し古いですが、男性から女性への性転換手術について、5つの図を用いて7ページにわたって書いてあります。写真はありませんが、アメリカの形成外科の雑誌に載っていた手術法と同じようです。(ただし、亀頭の一部を陰核として利用する最近の方法では、ありませんでした。) 女性から男性へは2つの図で3ページです。 値段も手頃ですし、その他の手術、睾丸摘出、豊胸術なども書いてありますので、一見の価値はあると思います。
産婦人科のお医者さんや、医学生の人向けの本のシリーズ ですが、その21号に性転換手術(M->F)や造膣術のやり方、 それから半陰陽の事例の写真などが載っています。初版は 1982年ですがその後何度か重版されているようです。私は 1990年頃新宿の紀伊国屋で入手しました。今でも入手でき るかどうかはちょっと不明ですが、念のため。