「なぁなぁ、庵〜、トルコの伝統ってオモシロイナ‥‥」 ちょうど、風呂から上がってきて、風呂上がりの一杯と言うのをやるために
缶ビールに手をつけた所だった。
そんなときに京がトルコの話なぞするから少しは勉強する気になったのかと思い、
俺は少しながら感動したのだった。
それが甘かった。
アノバカには勉強は勉強でもチガウ方の勉強しか頭にないのだ。
アノ時に気づいていれば良かった‥‥。
そうすれば、こんなことにはならなかったのに‥‥。
「どうした?トルコなんて‥少しは勉強する気にでもなったのか?」
「ん〜?いやぁ、テレビで今やってたんだけど、トルコの伝統競技。‥‥やってみない?」
京が俺のほうに振り返りニヤッと笑っている。
この笑みにイイ事など無いのは知っている。
「やらん、やるなら貴様一人でやっていろ」
「伝統競技のことも聞かないで寝ちゃうの〜?」
訊くだけならいいだろ?と、縋るような目で見てくる。
俺がこの瞳に弱いことを知っていて‥‥。
「訊くだけならいいだろう、訊くだけならな?」
訊くだけを言う単語だけを強調して言ってやる。訊くだけというのに、京は目を輝かせて話し出す。
そんなにおもしろい事なのか?
「オイルレスリングって言うんだどさぁ、全身にオイル塗ってレスリングするんだってよ〜」
「全身にオイルなんか塗ったら気持ち悪いだろう?」
「でも、塗って勝負すんだよ、
もちろんアソコの中も‥‥」
何か嫌な予感がしてきた‥‥。
「でなぁ、コレの必勝方法がぁ、パンツん中手突っ込むんだってよ〜」
まさか、まさかとは思うが‥‥。
「そうあ、それはおもしろそうだな。じゃ、俺は寝る」
「やんねーの?やろってばよ〜、なぁ、イオリィ〜‥」
「断る!!第一にオイルなんかこの家にはない!!」
早く逃げなければこの男は何をするかわからん‥。
「いや、変わりになるものはあるからさぁ、やろうよ」
な?と迫ってくる
「イヤダ、イヤダ!!俺はもう寝る!!」
「‥‥庵、もしかして俺に負けるから嫌なの?」
ぐっと息を飲む。
勝負事に話し持っていけば、俺が断らないのをいいことに‥‥。
「ふ〜ん、そっかぁ。庵は俺に負けるからやなんだぁ〜」
「誰が負けるか!そこまで言うならその伝統競技とやらを勝負してやる!」
俺がしまったと思ったときには京はニコニコして、
「じゃ、やろっか?」
と手にローション(媚薬入り)を持ちながら庵の目の前に立っていた。
やはり、オイルの変わりになるものはローションだったか‥‥。
「京、まさかとは思うがオイルの変わりにローション(媚薬入り)何か使わないよなぁ?」
「えっ?コレ以外オイルの変わりになるもんねーじゃん」
「そ、そうか‥‥」
まさかとは思ってたが、こう予想があたると恐い‥‥‥。
ローション(媚薬入り)何か、全身に塗ってみろ?
全身性感帯になるんだぞ!?
「おい、庵、俺もう塗ったからおまえ塗れよ」
目の前にはもうローションを全身に塗ってヤるき満々の京がいた‥‥。
「庵?はやくしろよ。塗れないんだったら俺が塗ってやろうか?」
「い、いやっ、自分で塗る!」
もし、勝負の途中に京の言っていた必勝法を使われると大変なことになる‥‥。
アソコの中にもって言うことは‥‥。京は必ず下着の中に手を入れてくる‥。
その手の感触に感じなければいいのだが‥‥。
ローション(媚薬入り)を全身くまなく塗りながら思うことではないな‥‥。
「庵?終わった??」
「あぁ‥」
引き釣った笑みを見せながら躰は小刻みに震えてた‥。
これからの勝負の恐さに‥‥。
その日の夜。
東京某マンションの一室では男の悲鳴(もとい喘いでる声)と
ベットの軋む音だけ聞こえてきたと言う。
合掌
END
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
しらす:エロくさーいvv春ちゃんの話では、本当にあるらしいです、この競技。
600年続いてるとか。オイルってのがエロくさいですね!!!
単純ですね、庵ちゃんってばvvvもう、ベッドなんか、オイルだらけなんだわきっとvv
きゃーーーーvvv
|