撮影こぼれ話

マイルドセブンの丘から南側を向くと夕陽に照らされた十勝岳が浮かび上がっていました。 でも誰もカメラを向けようとしないんですよね〜。なんでなんでしょ?

ところで・・・
北海道は食糧自給率が300%もあるんですよ。
日本全体で見たらほとんど輸入に頼りっぱなしの感があるのに、この数値は破格です。 広大な田畑で大規模に農業が営まれている結果なのでしょうね。しかし・・・弊害も あります。
写真はトラクターで消毒作業をしている風景。消毒と言えば聞こえはいいけど 平たく言えば"農薬散布"。特に葉物の野菜には虫が付きやすく農薬に頼らざるを得ない 状況になっているようです。
でもそれは農家が悪いんでしょうか?
虫が付くと言うことは人間が食べても大丈夫!という証なのに、いざ皆さんがスーパーマーケットで 買うときには虫が食ったような野菜を選ばないでしょう。 結局売れない物を作るわけにはいかない・・・だから農薬を使う。
昔は違ったんですよ。 無農薬で栽培して虫の食ってないものだけを出荷する。でもそれではあまりに効率が悪すぎます。 背に腹をかえられない事情の中で少しずつ変わってきてしまったんでしょうね。
歪んだ価値観が歪んだ農業を促進させた・・ということでしょうか。

"Natural"とは決して呼べない光景ですが、この光景も現実の北海道の姿なのです。

ただし、そういう農薬に頼った栽培は間違っている・・・という風潮が徐々に広がってきて いるのも事実。農薬を一切使わず手作業で青虫を除去したり、人間に害のない農薬の開発も 盛んに行われてきています。いつか本当の意味での"Natural"な農作業風景も撮ってみたいものです。(^-^)


撮影データ
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Body Canon EOS-55
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Lens Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM  400mm付近
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Exposure 絞り優先AE F16
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Film FUJICHROME PROVIA100F(RDP3) ISO 100
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Filter Kenko MC UV
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etc 三脚使用
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