ailerakさんに頼んで書いていただきました。
内容はちょっとコアで本編を知らない人はちょっと敬遠してしまうかもしれませんが
知らなくても十分楽しめると思います。
読者参加型の連載小説なので、
どんどん意見を送ってみてくださいね〜!!

デバイスレイン  J.B.を倒してから…その後      

第1話 導入編

作者:ailerak

 

「これはこれはみなさん。はじめまして。
 わたくしビショップ申します。見た通り神父をやっています。
 なんでもailerakという方にナレ−ションというものを
 頼まれたのですが、はて何をすればよいのやら…。」
がららららら
「は〜いビショップ、いる?何してんの?」
「おおジョ−カ−、ちょうどよいところに来てくれました。
 ナレ−ションを頼まれたのはいいのですが
 どのようにやればよいのか分からなくて
 ほとほと困り果てていたところです。」
「あら、そういうことだったの…。
 あたしもね、お店で踊ってたらいきなり声をかけられて
 ビショップの手伝いをしてくれって頼まれちゃってね。
 前払いでポ〜ンって払ってくれたから2つ返事でひきうけちゃった。」
「う〜む、いったい彼はなにものなんでしょう?」
「そんなのどうだっていいじゃない。
 ささ、ビショップ、ナレ−ションやりましょ。
 あれ?そういえばなんのナレ−ションするの?
 道具もなしに……。」
「なんでもこちらへ一揃い送ってくれるそうだから
 家で待っていてくれということでしたが…。」
がらららら
「すいませ〜ん、だれかおられませんか〜〜〜?」
「おっと客人のようですね、すこし席をはずさせてもらいますよ、ジョ−カ−。」
「はいはい、ちゃっちゃと行ってきちゃいなさいよ。まったく…。」
トコトコトコ
ビショップ退室
「まったく…。しっかしJ.B.倒したのに何で
 あたしってこれ持ってるのかしら…。」
 そう言いながら自分のオ−ギュメント『ル−イナス・シ−ルド』を見る。
「ビショップは神父だからオ−ギュメントが聖書で
 ちょうどいいだろうけど…。
 理子ちゃんたちも捨てるといっていながら捨ててないみたいだし…。
 なにか意味でもあんのかしら……。
 あら?そういえばここにお客なんて珍しいわねぇ。」
一方玄関では
「これはこれは…。え〜と………はい、これで…。」
「どうもありがとうございました。」
がららららら
トコトコトコ
「噂をすれば影ですね。荷物と手紙のようです。
 ふう、しかし重いですねぇ…。何が入っているのでしょう?」
「とっととあけましょ」
ビリビリビリビリ
「ちょっとジョ−カ−、そんな開け方したらかたずけが…。」
「ちょっと見てよビショップ、PCよ。
 あとは携帯電話?
 それと説明書と接続用のケ―ブルとソフトね。」
「困りましたねぇ、ジョ−カ−。あなたパソコンできますか?」
「ばかにしないでよ。パソコンぐらい簡単よ。」
がららららら
「ちょっと〜、ビショップいる〜〜〜?」
「おやおや、あの声は空木さんでしたか…。少し行ってきますね。」
「はいはい、とっとと行ってきなさい。あたしは組みたててるから……。」
とことことこ
「え〜と、これがここで、アレがこうで、
 ここにこれをつけて…………。
 キ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
 もうもうもう、なんなのよ。爪が長くって上手くやれないじゃない。
 あ、そうだ。理子ちゃんにやらせちゃえ…。」
とことことこ
ジョ−カ−退室


玄関先
「これはこれは空木さん、慌てたご様子でどうなさいました?」
「落ち着けっていう方が無理よ。
 カスミちゃん達がいなくなっちゃったのよ。」
「はて、あのぐらいの年頃なら誰だってあるように思うのですが…。」
「違うの。もう2週間帰ってきてないのよ。
 どこの家にもいないし…、そしたら変わった人が 『ビショップの家に行けばわかる』って言ったと思ったら
 目の前でいなくなっちゃうし。何かしらない?」
「う〜む、それは深刻ですねぇ…。
 しかし『私のところに来れば』とはいったい…?」
「は〜〜い、理子ちゃん。ちょうどよいところに来てくれたわ。」
「ジョ−カ−!!あなた何か知らない?」
「ぜ〜んぜん。ま、そんなことはいいから手伝って…。」
そう言って理子の手をつかんで引きずっていく。
「ちょ、ちょっとジョ−カ−、待ってってば…。」
ズルズルズルズル
抵抗虚しく引きずっていかれる理子ちゃんであった…。
(注:ジョ−カ−はドラッグクイ〜ンです。ようするに『男』ってこと)
あとに残されたビショップは
「ふう、やれやれ。わたしも様子を見に行くことにしますか。」
がらららららら   ぴしゃ
とことことこ

居間
居間ではジョ−カ−に頼まれてしぶしぶパソコンを組みたてている 理子ちゃんの姿があった…。
「もう…、なんで私がこんなことしなきゃいけないのよ。」
「ま〜そう堅いこと言わずにさ〜。細かいこと気にするのは年増の証拠よ。」
「だ、だ、誰が年増だって言うのよ〜〜〜〜〜」
理子ちゃんの絶叫が響いた。
「まあまあ、空木さん、ジョ−カ−もからかうのをやめないか。
 すみません。わたしこういうものには疎いもので…。」
「あら?そういえばビショップ。このパソコンどうしたの?」
「実はナレ−ションを頼まれたのですが道具は後から送ると言われて
 送られてきたのがそれなのです…。」
「そういえばビショップ、それと一緒に届いた手紙には
 なんて書いてあったの?」
「おお、わたしとしたことが…、うっかり忘れていました。」
がさがさ
「え〜〜と、2枚のうち1枚は小切手のようですね。
 もう1枚が手紙のようです。
 『よう、ビショップ
  これ読んでるころにはジョ−カ−と理子ちゃんもいるんだろ?
  ま、そんなのはどうでもいい。
  で、仕事内容だけど荷物に入っていたCD―ROMのNo.1を
  PCで再生して、それを見てくれればいい。
  特殊な構造で番号順に見ないとエラ―が出て再生できないだけだけどよ。
  ま、その内容に対してああだこうだ言って楽しんでくれればかまわねえよ。
  そのパソコンがその状況をこっちに転送してくれてるから…。
  もっとも理子ちゃん。
  パソコンの構造は解析不可能で 
   ついでに俺の居場所はつきとめられないし、
  当然のことだが十夜達のいるところにいく事も無理だぜ。
  なんせ異世界だから…。
  ヒャ〜〜〜〜〜ハハハハハハハハハハハ。
                           ailerak
  P.S:十夜と名城がくっつくかこっちの人間心理の観察が終わったら
     返してやるよ。それと一緒に入ってた携帯電話で
     連絡はとれるようになってるぜ。う〜ん、俺って親切…。』

一同は固まっていた。あまりの話の唐突さに…。
「異世界…。理論上存在はしうるんだろうけどまさかね…。」
「おお、神よ。わたしに試練を与えなさるのか…。」
「ちょっとちょっとビショップ。神様へのお祈りもいいけど
 とっとと見ましょ。内容が気になるから…。
 理子ちゃんもさっさとセットしなさい。」
「え、ええ……。」
ポチッと
  カシュ  カチッ
   カシュ  ピ〜ピ〜   ギュィ〜〜〜〜〜〜ン
映像が移る

次の瞬間、又言葉を失うことになる。
一同が見たものは見慣れない風景とそこにいるカスミ達であった…。

                                  TO BE CONTINUED

あとがき

ailerakです。
うわ〜〜〜、ついに書いてしまった。
Luciferに頼まれて書いてしまった。
出来はどうなんだろう…?
感想がすっごく欲しいねぇ…。
ま、それはそうと、連載でいこうと思ってます。
現在のところ結末の方向性は決めてません。
あと異世界にいっているのはカスミ・十夜・名城・柊の4人です。
次回からは異世界側の話になります。
異世界の舞台はエンフィ−ルド(悠久幻想曲の…)っていうことでやろうと思ってます。
こうして欲しいって要望があったら喜んでやりましょう。
ただ『ラブコメ路線ぶっちぎり』は経験や伝聞がないので書きづらいので避けて欲しいです。
こんなとこかな。
やっぱジョ−トショップに居候になるのかなあ…。
(本編に登場するailerakは作者のailerakと
 人柄も性格もまったく違います。たぶん・・・・…。)


続く


一言感想欄
作者さんへの感想、助言等一言でもいいので書いてくださいね。

                  


2000.07.06