ゆうひにとけて by DONALD FAN さん

 

 

やわらかい夕陽のひかりに透かされて きみの瞳の奥が

すこしだけ見える気がする

たとえばきみが僕のこと カケラも想ってないのなら

こうしてふたりきり 座ってたりしない

 

きみが一枚脱ぎすてるような

そんな瞬間をね

僕はいま 待っているの

 

 

Ah もっとつよく輝いて夕陽よ

そのひかりで きみに火をつけてしまいたい

こぼれるように自然な言葉をきみの口から聞きたくて

ふたり ゆうひにとけてゆく…

 

 

手紙のきみはあんなに明るくて いまこうして僕ら

こんなにも静かになってる

たとえばきみが僕のこと カケラも想ってないのなら

これからふたりきり どこへゆくのだろう

 

僕が耳もとでそっと名を呼んで

急にきみがふりむいて

くちびるひらくの 待っているの

 

 

Ah もっとつよく輝いて夕陽よ

そのひかりで きみの心燃えてしまえ

あふれだすように素直な言葉をきみの口から聞きたくて

ふたり ゆうひにとけてゆく…

 


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2000.06.25

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