せいのび by Junk さん
はじめてあった あのときは
ひとり心細くほほえんだ
新しいもの この小さな手で
あふれてしまうほど 握りしめた
キラキラ光る ひとみには
見たこともない しあわせが
しあわせと分からず眠っている
いつかのために眠っている
いつもよりおめかしして
いつもより刺激もとめてた
大好きなあの子が来るから
「おはよう」の一言くり返す
にあわない その服で
ぎこちない 敬語ばかり
人に話しかけられるより
みんなに話すことが多かった
なにかと理由をつけては
1秒だって君のそばにいた
やさしくさわってあげないと
簡単にきずついてしまう
青く晴れた空に向けて せいのびした
君はふり返り笑ったよ
つかめるだけの しあわせかかえ
笑って、、、笑って、、、
それだけでいい
いつのまにか 君ははなれて
あとに残ったのは 思い出だけさ
そして、、、
やっと気付いたんだ
せいのびしてた
本当は 僕が、、、
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