舞風 by 若月 裕 さん
光澄み渡る 草原の 果てに広がる れんげ畑
遠く記憶を辿る僕に 季節外れの 向日葵が揺れた
あの日 何故に 君は 僕を
そっと そっと 抱いてくれたの
風よ 遠き空よ まだ僕は彷徨ってる
今を走り抜けた いつかの少年へと
幼い契りに抱いた夢は 今も 街外れに眠ってるの
忘れ難きあの日の笑顔 今も 今も 待っているの
あの日 君は 何を 一人
ずっと ずっと 探してたの
夢よ 遠き空よ まどろみかけた君に
春の 冷たい風 窓をたたいてるはず
紅く染まる ひつじ雲を
今も 今も 待っているの
風よ 遠き空よ まだ僕は彷徨ってる
今を走り抜けた いつかの少年へと
夢よ 遠き空よ まどろみかけた君に
春の 冷たい風 窓をたたいてるはず
今は会いたくない 誰もいない海辺で
独り 遥かな街 帰れない日々の詩
風よ 遠き空よ まだ僕は彷徨ってる
僕を走り抜けた いつかの少年へと…
Friday, May 19, 2000
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2000.07.14