サヨナラ by 若月 裕

 

季節は流れて あの日にと巡る 途切れた思い出 微かに苦くて

言葉にならない くすんだ優しさ 伝えきれなくて 君を探してた

 

夕焼けが遠くで揺れてる 一瞬触れた手の温もりが 切ない

舞い上がった 白い息を 二人見上げる

いつか二人 違う季節 「また並んで歩けたらいいね・・・」

きっと変わらないよ あの日から 何一つ

 

会いたい きっと何処かで・・・ いつか何処かで・・・

 

帰らない

「忘れないよ」 震えた声 サヨナラ告げた

帰らない

「もう誰かを 好きになれない」 そんな気がしていたけれど

明日からの日々に 君はいなくて

変わることはないと 信じてる・・・ 何一つ

 


2000.05.23

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