ToHeart

Luciferは「ToHeart」はまだやりこみ中です。
星蒼矢さんにレポートを贈っていただいたので、ここではそのレポートの紹介をします。
感謝!!m(_ _)m
「ToHeart」をやりこんだ!!という状態になったらLuciferのレポートも追加する予定。


コメント

僕はあまり他のゲームはやっていないので、かなり独断と偏見に満ちたレポートです。 (レポーター:星蒼矢)

キャラクター・ランキング(一位から順に)

PS版 ヒロイン編

保科智子(いいんちょー)
雛山理緒(りおちゃん)
松原葵 (あおいちゃん)
HMX―12型(マルチ)
神岸あかり (あかり)
姫川琴音(ことねちゃん)
来栖川綾香(あやか)
来栖川芹香 (せんぱい)
宮内レミィ(レミィ)
HMX―13型(セリオ)
長岡志保(しほ)

PC版(敬称略)

琴音、葵 智子、あかり、理緒、マルチ、芹香、レミィ、志保

脇役編

セバスチャン、良太(理緒弟)、セリオ、あかり母、長瀬開発事務所署員、 チャッピー(琴音の犬)、ボス、保科父

キャラクター紹介

神岸あかり
一応本編のヒロイン。主人公とは幼なじみで、小さい頃からの気心の知れた関係。でも、 友達以上、恋人未満という微妙な関係を続けて…。

来栖川芹香
愛すべき我らが先輩。唯一の上級生で、来栖川財閥の箱入り娘。無口で、ほとんど喋らず、 オカルトに興味をもつ一風変わったお嬢様。執事のセバスチャンが影のようにおつかえし ては、近寄るこわっぱをけちらしているために、友達は少ない。でも、無口な彼女の口からでる数少ない言葉の威力は…。

保科智子
お高く止まった委員長。ものを言わせない毅然とした態度と雰囲気、勉強の成績は抜群。 でも、そんな彼女も人知れず、悩みを抱える普通の女の子。誰にも見せないように繊細な心と細い肩を鉄の仮面で覆い隠している彼女。彼女がその仮面を外す時…。

長岡志保
中学時代からのあかりの親友で主人公とは喧嘩仲間。歩く校内ワイドショーと呼ばれ、主人公との名勝負は数知れず。でも、そんな彼女も立派な女の子であり、義理高い一人の人間。騒々しい日常に隠された彼女の密かな想いとは…。

松原葵
戦う美少女。憧れの先輩、来栖川綾香を追いかけて、空手部の誘いを断って格闘技同好会 を設立したあおいちゃん。主人公を唯一のパートナーに繰り広げられる厳しい練習と、壮絶な戦い。果たして、彼女は憧れの先輩に近づけるのか?彼女を狙う空手部から、格闘技 同好会を守り切れるのか?

マルチ
人間より人間らしいロボット。愛らしくて、ドジで、泣き虫で、とっても頑張り屋のマル チの特技は唯一お掃除だけ。でも、いつだって、モップを片手に気合意を入れて掃除に励みます。そして、いつの日にか、立派なメイドロボットに成長して、素敵な家庭で仕事が したい。彼女の願いはかなうのでしょうか?

姫川琴音
悪霊。魔女。クラスに広がる良からぬ噂。全てが、彼女がウチに秘めた超能力のなせるわざ。悲しいかな、彼女の超能力は彼女の意思とは反して、多くの悲しい結果を生んできました。彼女は超能力を克服できるでしょうか?彼女本来の、あの明るい笑顔を取り戻せるのでしょうか?

宮内レミィ
太陽の香がするパツキンガール。大胆で陽気な性格はその容姿に劣りません。でも、実は 彼女はとっても素敵な想いでの持ち主。街で迷子になった子どもに向ける彼女の笑顔はまさに天使そのもの。果たして、彼女が本当に探していた迷子の子どもとは…。

雛山理緒
密かな思いを秘めて、家族の為に頑張りつづける女の子。健気で、懸命で。でも、いつだって、どこかついていない。そんな彼女にさっと差し伸べられた手。彼女はちゃんと掴めるのでしょうか?

来栖川綾香
あの来栖川のお嬢様の次女。芹香の妹で、葵の憧れの先輩。父親に連れられて長くアメリ カにいた帰国子女。姉の芹香とは対照的に社交的で活発。執事のセバスチャンとは馬があいません。そんなエクストリームのチャンプのである彼女に主人公の一撃が…。

ゲーム評価

総合評価(☆★★★★)

キャラクター(☆☆☆★★)
どのキャラクターも愛らしい性格を示して、また独自の個性を持っていて、感情移入はしやすいと思います。ただし、どのキャラクターもセオリー通りの設定といえば、それに違 いはありません。ハッとさせられるような特質すべき特長を持ったキャラクターはでてきません。返って、そのことが日常性をだし、入り込みやすくしているともいえるでしょう。

シナリオ(★★★★★)
抜群。まずは、日常の会話が自然であること。また、約二ヶ月に渡る生活の描写の中でく り返される描写が一つもないことは、脅威的です。日常の表現とはかなり難しいものです。 また、PS版では間に入るラジオのシナリもよくできていて、ラジオらしさが存分に楽しめます。また、キャラクター同士の横のつながりも外せません。とくにPS板では横のつながりによってぐっと楽しみが増えます。また、各キャラクターのイベントについても、 キャラクターの個性を十分に生かしたものになっています。さらに、イベントそのものが伏線となって、後半のクライマックスやエンディングに生きている辺りも心憎い限りです。
 描写も高校生っぽさ、が十分に出ていて、うんうんと頷ける人、そうだなぁと懐かしめる人といるのではないでしょうか?
  PS板はPC板それぞれに良さがありますが、総合的にPS板の方が好きです。(琴音、 レミィはPCの方が好きですけど)  また、内容的にしっかりしています。例えばオカルト研究会の霊やその他のものに対する説明や、マルチのスペック、料理のレシピなどは非常にリアリティがあります。また、 格闘技の動作については、(特に綾香に関して)実に具体的で、要点を得ていると言えます。 あれを読んで勉強してもそれなりに通じるんじゃないでしょうか?

システム(☆☆★★★)
VSイベントやイベントが伏線になっている辺りはよくできていると思います。また、選択肢の解答に対する評価(キャラクターの反応)が簡単に判断できないところも請ってい て良かったですね。このお蔭で、「セーブ&リセット」というのが難しくなってきます。
 ただ、とくにPC板ではであった回数がそのまま恋愛度につながる傾向があります。その辺りが安易なシステムですが、シナリオの面白さを考慮すれば仕方ないことかもしれません。また、CGを撮影したり、一度読んだ文章を流して、選択肢まで飛ばすという機能はこの手のゲームでは非常に役に立ちますし、味を与えてくれるでしょう。

サブゲーム(★★★★★)
PS板ではサブゲームが相当数登場しますが、これについても絶品です。従来のようにサ ンプル的なものではなく、それ単体で十分に楽しめる内容のゲームとしてサブゲームがは いっています。「○△□×」などはゲームとしてあるなら、買っても構わないとさえ思わせてくれました。また、サブゲームの中にもいくつかの「裏技」がありますので試してみて ください。

CG(☆★★★★)
絵に付いては全く心得がありませんから追求はしません。けれども、文章に劣らず、日常の雰囲気がでています。どこにでもあるもの(学校など)の特長をしっかり捉えた作画になっているようです。キャラクターもカワイイし。ただ、PC板ではキャラクターが驚いた時の「目」とPS板では各キャラクターに「肩がない」という二点が個人的に好きになれない点でしょうか…?

音楽(☆☆★★★)
これもよかったと思います。主題化もよい。各キャラクターの曲も、キャラクターの感じ を上手く表現できていると思います。実は手元にPS板のサントラCDがありますが、た しかにいいものです。音としてはもちろん、PC板のCD音源(PC板のCDを通常の音 楽機器にセットし、二曲目以降から通常通りに聞きます)のほうがPSの内部音源よりも ぐっといいものです。PS板移植で少々曲にアレンジがかかったのも残念なところです。 もっとも、それを差し引いても十分によい曲といえるでしょう。

 

ネタバレキャラクター評価

保科智子

だれもがそうだと思いますが、最初は嫌いでした。が、彼女が心を開き「中学生のデート」 イベントあたりから、グッときました。「保科父登場」では一風違った委員長にハッとさせ られます。が、やがり、公園で泣きつかれた時は優しく抱きしめてあげたい気になります。 最後まで続く二人の掛け合いも忘れられませんが、PS板の「好き」にかなうものはない でしょう。

あかり

想いでイベントをはずさずに彼女は語れませんねぇ。手をケガした主人公に「ね、いたい? いたい?だいじょうぶ?」と声をかける彼女に瞳をぬらした人もおおいと思います。PC 板では彼女を前にしぼんでいく感覚を味わされましたね…。

来栖川芹香

個人的には「セバスチャンの風邪」が気に入ってますが、「思い出」の方が気に入ってる人 もいると思います。いずれにしろ、惚れ薬ができた瞬間の喜びようはありません。PC板 の先輩にはかなりおどろかされましたが、PS板では最後まで神秘的な儀式が二人の関係 を結びつけている辺りが、なんともはかないじゃありませんか?

長岡志保

実はどちらのシナリオもあまり気に入ってはいません。日常はPS板の方が若干好きですが、エンディングはPC板の方がいいかなぁ、なんて。ただ、PS板のギター伴奏の「それぞれの未来へ」にはグッときました。志保ちゃんは本当に歌が上手い…。PS板の「宇宙旅行」でも、ちょっと違った志保ちゃんが見れて面白かった。ただし、「お嬢様は魔女」、 絶対に勝てません…。

松原葵

「葵ちゃんは強い!」空手も柔道も経験のある僕にとってこの言葉は泣けました。そして、 坂下に勝って主人公に抱きついたときの彼女は本当に雄々しい。可愛くもカッコヨクもありますね。神社の境内で主人公の修学旅行からの返りを待ってるあのけなげな姿も忘れられません。主人公の気持ちに気づいていない辺りは苦笑ものです。PC板で一段落ついた休憩時間に「私本当に…。大切な……ですけど、後悔はしてません」というあたり、後半戦の始めで「私のこと嫌いにならないで…」というあのあたりはやっぱグッときますね。

宮内レミィ

これも志保ちゃんどうようどうも納得のいかない…。エンディングまではPC、PSでそれぞれ良いんですけど、特に、PSでは木から落ちてきた彼女を受けとめるあたり、PC では約束の小びんを探す辺り。ただ、エンディングがどちらもしっくり来ない。もっとも、 あれが無難な締め方だということもいえますがね…。

雛山理緒

琴音同様にPCとPSでかなりシナリオが違いますが、どちらとも面白い。個人的には良太が好きですね〜。PS版での様々な動物がやはり印象に残ります。イグアナとかカラスとか。でも、彼女の告白(クリスマス)に至ってはもうカッコイイったらない。あそこで謎が解けるあたりもいいし、髪を下ろした彼女も最高です。PC板ではなんとも無垢な彼女が拝めましたが、さすがにあそこまで無垢だねぇ。しか し「どうしてもお礼を…」という彼女の心意気にはグッとくるものがねぇ。

来栖川綾香

僕が格闘技経験者ということもありましょうが、彼女のアドバイスは為になります。最初 こそ名前もしらなかった彼女と知り合い、勝負を挑むような仲にまで発展したときには、 「委員長」の心をゲットしたときと同じ位に嬉しかったものです。そうすっと、やっぱ膝 枕。まさしく、「ロマン」ですね〜。その後の彼女の意外な行動も嬉しい。「雑誌」とは違 った彼女を知っているというささやかな優越感をクラスで感じることができたでしょう。

以上が星蒼矢のレポートでした。


関連リンク集

「ToHeart」の制作会社さんです。

「ToHeart」PS版の関連会社さんです。
趣味の部屋に「ToHeart」の声優さん情報が置いてあります。
希愁さんのLeafやkeyを題材にしたページです。コンテンツが多くてびっくりです。