ある戦士のお話2

 

鉛色の天蓋を 紅い炎が染め上げる

焼けた大地を踏みしめて 戦いが始まった

磨き上げた甲冑と とどろく雷鳴が

俺の心を奮い立たせる

 

・・・・・・・破壊の衝動!・・・・・・・・

 

心地よい震えが 腹から脳まで突き上げる

生と死の狭間で俺は吼えた

剣と剣とを交わすとき

敵が血しぶきをあげたとき

それは唯一

俺が自分を取り戻せるとき