−それぞれの幸せ−
あとがき
◆『それぞれの幸せ』の事〜後書き〜
このシリーズを書こうと思ったきっかけは、『こんなの嫌だ!』でやり過ぎたと言う事を反省しての事でした。…あの強烈に壊れたミントは、一部の方々に不快を与えてしまったみたいで、今思うととても愚かな事をしたと思っています。その時に、不快を感じた全ての方々に申し訳ないと思っています。
その罪ほろぼしの為に書き始めたのが、きっかけと言えばきっかけになりますかね。…初めの頃は、ほんとそう言った理由で書いていたのですが、段々と『どうせこう言う話を書くなら、ちゃんと書こう』と思う様になって、その思いのおかげで(せいで?)こんなに長編シリーズになってしまったのです。……自分でも、よくこんな長いの4つも書けたなとつくづく思っています。
今回のは、本当は9月中に完成させる予定だったのですが、俺特有の悪いくせ(サボリ癖とか…)が出たり、途中で詰まったりとで大幅に遅れてしまいました。待っていてくれた方々には、ほんと申し訳ないと思っております。その上、今回はあまり自信が無いので面白くなかったら更にごめんなさいです。
今回のそれ幸は、今迄まったく出番のなかった『クラース』であります。彼を一番最後に持ってきた理由は、確か『みんなに聞いた結果、この順番になった』だったと思います。…でも、個人的に一番最後に書くのが『クラース』でよかったと思っています。…理由は、まぁ色々ですね。
で、今回はそれ幸シリーズで初めて、キャラが死ぬ場面を書いてみました。……これについては賛否両論あると思います。が、元々『クラース編』の予定は『クラースの人生を描く』のが目的でしたので、そう言うシーンは必然的に入れなくてはいけないのです。……死ぬ事に幸せは存在しませんが、幸せな死に方はあるはずでしょう、多分。…もちろん、そのまま終わってしまっては後味悪いので、エピローグにミラルドの生まれ変わりとして『ミルダ』と言うキャラを出して、クラースの生まれ変わりの男性もでています。二人がどうやって巡り合えたのかは、皆様のご想像にお任せします。……ちなみに、『ミルダ』とクラースの生まれ変わりは後に結ばれ、二人の間には子供が二人出来ます。兄の名は『レスト』で、妹は『メリル』です。
それにしても、このシリーズもこれで一応の完結と言う事になっちゃいますね。……さっぱりしたような、何か寂しいような気がします。…でかい仕事を終えたと後って、こんなものなんでしょうね。
最後に、このシリーズを支持して下さった全ての方々に。
今迄読んで下さって、本当にありがとうございました。
それでは、また別のシリーズで会いましょう。
作者・たっちゃん
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