![]() 空が泣くのを止めて 月の顔が見えるようになったら 夢の欠片を拾い集めに 月光のなかを歩いてみよう 月光の中に光る夢の欠片 時計の短針が山の峠にさしかかるまでに その光る夢の欠片を全部集めよう 両手いっぱいに夢の欠片が集まったら 一つ残らず家へ持って帰って その欠片をベット一杯にに敷き詰めて 眠りの世界にダイブしよう 夢の欠片を眠りの世界で組み立てれば 足りない欠片が一つ 全部かき集めてきたつもりなのに あと一欠けら忘れた 夢の欠片 絶望的な眠りの世界に 一筋の紅い光 僕を抱きしめる貴方の手には 「わすれものだ」と 一番重要な夢の欠片 完成した夢は 眠りの世界より現(うつつ)へ 貴方に抱きしめられ 夢は現のものへ 一人では 全て集まらない夢の欠片 二人でなら 全て揃う夢の欠片 |
《飛鳥さまのコメント》 一人で組み立てても夢は現実のものにはならない。 でも二人でなら、夢は現実のものになる。 八戒と悟浄。 二人で夢を現実のものへ、作り上げて行って欲しいです。 「夢の欠片」を集めて…でもひとつ足りないと思ったら 彼がそれをくれる…というあたりで、メーテルリンクの 「青い鳥」を連想しました。 本当の幸せはいつでもほんの近くにあるんですねvv きれいな詩ありがとうございます。 使用キーワードは「月」「時計」「夢」だそうです。 |