最遊記
     
えー。久しぶりの川柳です。みんな待ってたか〜い!(いや待ってないって)
最初に愚痴でなんですが、ゼロサム売ってる店がまた一件消えました。
いや、店はあるんですけどね。おかなくなっただけで。
家の周りに本屋がないので、会社近くのこの店だけが唯一の頼りだったんですが
なんか先月あたりから急に消えました;(T_T)
やっぱこうなったら取り寄せかなぁ…って、そんなに人気ないのかゼロサム?
やばいじゃん。

っていうことで本題。
バン(鷭):ツル目 クイナ科 キジバトとほぼ同大で、水辺の鳥の基本種
だそうです。いや「番の鳥」っていう漢字だったから、何の鳥かと思って調べて
みました。鷭の里…ねぇ。もうちょっと調べてみると、何か名前にいわくがある
のかな〜と思ったんですが面倒だったので中断。
さて、彼の名前に思わずチャゲ&飛鳥の名曲を歌ってしまった人は、いったいどれ
くらいいるだろう?というか居るはずだ;………居てくれよ;

今度こそ本題。
扉絵をしばらく見つめ「…あ!花喃ちゃんか!」と解ったのは私。鈍い?
というか私、一瞬「おお!八戒いきなり女体化かぁ!?」と思ったんですが。
いや、そういう同人ノリを原作にされてもちょっと…なんだけど。
ああでも、八戒が女体化したらこんな感じなのね〜♪やっぱり美人よね〜♪と変な
方向で萌える自分が大好きさ!

「コッチに河岸替え」発言。鋭いよ鷭里くん。ああでもね、ちょっと違うかな。
「コッチ」は「性愛対象:男」じゃなくって「大本命:八戒」になっただけなの。
だから「河岸替え」じゃなくて「運命の出会い」なのよ!と腐った思考を持ったの
はこれを見ているあなたもそうにちがいない。きっぱり。

きっと鷭里は、悟浄が禁忌の子であることを知っているんでしょうね。
彼は悟浄と自分の事を「昔一緒に悪い事した仲間」とさも悪友のごときに表現して
おりますが、悟浄の事を「ハンパ者」と言ってるあたり「自分と同じくらい(もし
くはより下)社会の底辺にいる者」がいるのを確認して自分を慰めているだけじゃ
ないかと思うんですが。
「自分が悪いんじゃない、世間が悪いんだ」と言う彼は、歪んだナルシストってい
うのかな?まあよくある話なんでしょうけど。
要は「自分より不幸だと思ってた奴が、なんか上の方へ行こうとしている」という
のは、鷭里にとってはかなり不愉快な事じゃないのかな。
自分一人だけ、底辺に取り残されてしまうのを認めるのは怖いと思います。
ほら、よくあるじゃないですか。

「あんたなんてずっと不幸なままでいればいいのよ!
 私より幸せになるなんて絶対許せない!」

ってな感じの漫画とか小説とか。(笑)
だから悟浄が以前の彼と変わろうとしているのを、敏感に察知して「前みたいに」
的な発言をして押しとどめようとしているように見えます。
こういうのは友達っていうんじゃないんだよ〜。傷の舐めあい…でもないかなぁ?
なんだろう。「上見て暮らすな下見てくらせ」こんなもんかな?
と、なると彼にとって邪魔なのは八戒という存在なんだろうけど…。
八戒を何とか追い出そうとするのか、悟浄を言いくるめてあの家から連れ出すのか。
最悪の場合、悟浄が「禁忌の子供」だという事をあちこちで言いふらして、町にい
られないようにしてしまうか。
さて、どれでしょうか。どれでもないかもしれないけど。
これで案外「結構いい奴じゃん」だったら、それはそれで楽しいかも。
まあなんにせよ、彼の出現が「雨降って地固まる」となる事には間違いないんだろう
なぁ。雨が止んだら、激愛夫婦誕生?(笑)

さて、八戒さんですが。
美人度高いですね〜!色っぽいですね〜!(こればっかり)
あのきれいな耳に触れられるなんて、鷭里がうらやまし〜!〔本音)
「大切な人を奪われた」彼にとって、妖怪とか人間とか言う事なんて知ったことじゃ
ないんですよね。そこにあるのは純然とした「弱者と強者」であり「奪う者と奪われ
る者」だったり。村人を殺し、千人もの妖怪を殺し、それでもなお彼女を救えなかっ
た八戒からすれば「自分たちの愚行を社会のせい」にして、ぬくぬくと自己満足して
いる彼は、そりゃ虫酸が走るでしょう。
「僕を怒らせないでくれ」とか「もう誰も傷つけたくない」というのは、鷭里に対し
て殺意を少なからず抱いているという警告じゃないかと。
作り笑いの消えた八戒の瞳の暗さが、彼の抱えた心の闇そのものなのかも。

まあ、でもね。今回の話を簡単にまとめると

「ごじょうに近づいたらダメです!」
「なんだよ!オレの方がずっと前からトモダチだったんだぞ!」
「ボクの方がずっとずーっとごじょうがスキなんだからダメ!」
「おまえなんかキライだ!」
「ボクもダイキライです!べーだ!」

水色スモック黄色い帽子の園児二人で連想してください。
案外ハマると思うんですけど。(笑)
「まとめると 悟浄取りあい モテモテね」
今回のボツ川柳でした。

長くなりそうなんで、三蔵とか悟空とかについては割愛。ちーん。




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