Windows Vistaの新機能         ※機能はエディションによって搭載内容が異なります。

Windows Aero インターフェイス

ウィンドウズ・エアロの代表的な機能として、ウィンドウが半透明になりガラスを通して見たように下の画面が透ける、複数の画面を 3D 表示して簡単に切り替えができる、タスクバーにマウスカーソルを近づけるとサムネイルが表示される、多用されるアニメーション効果などがある。

Windows Aeroの特徴
透明なウィンドウ
3D表示
高度なインターフェース
洗練された色彩
・アニメーショ


Windows Aero インターフェイスは、Home Basic以外のエディションで、利用することができます。
Windows Defender
常駐してスパイウェアを監視!


スパイウエアの検出・駆除に特化したソフト。悪意あるソフトがPCにインストールされそうになると警告を表示、停止や削除といった処理を選択できる。また標準で1日1回、HDD内のファイルをスキャンするほか、細かなスケジュールを設定してスキャンも可能
Windows ReadyBoost

Windows Vistaのメインメモリのディスクキャッシュ機能を拡張する技術で、フラッシュメモリを追加のメモリキャッシュとして活用します。HDDにアクセスするよりもフラッシュメモリのほうが高速にアクセスできるため、結果としてPCのパフォーマンスがアップします。ReadyBoostを使うには、256MB以上のUSB2.0接続の高速転送できるフラッシュメモリが必要です。USB2.0対応でも、転送速度が遅いために使えない場合もあります。ReadyBoost対応の製品を選ぶのが安心でしょう。
その他の主な新機能
 
Internet Explorer 7

おなじみWebブラウザの新バージョンを搭載。タブブラウジングやフィッシング詐欺検出機能、RSSフィードなどをサポート。
Windowsメール

アウトルックエクスプレスに代わって搭載されたメールソフト。基本機能や操作性に変わりがないが、迷惑メールの自動振り分けやフィッシングメールの警告などセキュリティ機能が強化された。また、OS標準のデスクトップ検索と組み合わさった検索が強力で、瞬時に必用なメールを探し出せる。
サイドバー 様々な用途に使用可能なミニアプリケーション「ガジェット」をデスクトップの片側に整理して表示できる機能。
シャドウコピー HDD上の文書ファイルやフォルダーの複製を自動で作成し、誤って削除や上書きしてしまった場合などに過去のバージョンに戻せる機能
マルチメディア機能 最新のメディアプレーヤー「Windows Media Player 11」や「Media Center」、HDV(高精細ビデオ)対応のムービーメーカー、DVDメーカーや画像の整頓や画像補正のできるフォトギャラリーなどを搭載。
保護者による制限 お子様が使用する時間帯や閲覧可能なWebサイト、使用可能なソフトウェアやアプリケーションなどをコントロールできます。
Windowsカレンダー 特定のタスクや今後の予定について自動的な通知やアラームを受信するように設定するための機能も組み込まれている、柔軟で使いやすいカレンダーです。
ミーティングスペース 多様なネットワークを利用して、Windows Vistaユーザー間のグループで共同して、ファイルの修正などが行なえます。
 
各エディション比較
内容 Home Basic Home Premium Business Ultimate
基本機能の進化 Windows SuperFetchやロープライオリティI/Oで大幅なパフォーマンス向上を実現
Windows DefenderとWindowsファイアウォールを装備し、安全性を極めたWindows
美しさと
操作性
クイック検索とWindows Internet Explorer 7で必要な情報をすばやくキャッチ
Windows AeroとWindowsフリップ3Dナビゲーションで優れた視覚効果とスマートな操作性を提供  
デジタルエンター
テイメント
写真やビデオ、音楽など、あらゆるデジタルエンターテイメントをオールインワンで実現するWindows Media Center    
Xbox 360などのデバイスから、家中のどこでもデジタルエンターテイメントが楽しめるWindows Media Center Extender    
HD対応のWindowsムービーメーカーで、HDV(高精細ビデオ)形式のデジタルホームビデオの取り込みや編集も簡単に    
Windows DVDメーカーで、プロ並みのDVDも手軽に作成可能    
ビジネス環境の強化 強化されたWindowsモビリティセンターとタブレットPC(※1)のサポートで、モバイルPCに最適の選択  
Windowsミーティングスペースを使った共同作業とドキュメント共有 ※1
リモートデスクトップ機能で離れた場所から自分のコンピュータに接続 ※2 ※2
ドメインの参加    
シャドウコピー:進化したバックアップ機能による、ファイルとコンピュータの保護    
アルティメットだけの新機能 Windows BitLockerドライブ暗号化でデータの損失や盗難から安全に保護      
Windows Ultimate Extrasによる追加ソフトウェアやサービスの提供      
36のユーザーインターフェイス言語に対応しており、多言語対応バージョンの購入が不要      
※1 表示のみ
※2 クライアント(接続元)としての使用は可能ですが、ホスト(接続先)としてはお使いいただけません。
 
アップグレード対象製品   (旧Windowsから Vistaへ)
  Home Basic Home Premium Business Ultimate
Windows XP Home Edition (SP2)
Windows XP Professional (SP2)
Windows XP Media Center Edition (SP2)
Windows XP Tablet PC Edition (SP2)
Windows XP Professional x64 Edition
Windows 2000 Professional (SP4)
アップグレード、新規インストールの両方が可能
新規インストールのみ可能。現在お使いのコンピュータの設定などは保持されず、新規にWindows Vistaがインストールされます。
 
アップグレード対象製品   (Vistaから上位Vistaへ)
  Home Basic Home Premium Business Ultimate
Windows Vista Home Basic -
Windows Vista Home Premium -
Windows Vista Business -
Windows Vista Ultimate -
アップグレード、新規インストールの両方が可能
新規インストールのみ可能。現在お使いのコンピュータでの設定は保持されず、新規にWindows Vistaがインストールされます。
 
※アップグレード版を利用したインストールの注意点
●現在お使いのコンピュータに、上記一覧表にあるアップグレード対象オペレーティングシステムのいずれかがインストールされている必要があります。
●インストール後は現在お使いのオペレーティングシステムはご利用になれません。
●Windows XP Service Pack 1以前またはWindows 2000 Professional Service Pack 3以前をご利用のお客様は、Windows Vistaのインストールを開始する前に、Windows XP SP2またはWindows 2000 Professional SP4をインストールする必要があります。


 

システム要件
Windows Vista Home Premium、Business、Ultimateの推奨システム要件※2
CPU 1GHz、32bit(x86)または64bit(x64)プロセッサ※1
システムメモリ 1GB以上
HDD 40GB以上のハードディスクかつ15GB以上の空き容量
グラフィック Windows Aero対応※3かつ128MB以上のグラフィックメモリ
 
Windows Vista Home Basicの推奨システム要件
CPU 800MHz以上の32bit(x86)または64bit(x64)プロセッサ※1
システムメモリ 512MB以上
HDD 20GB以上のハードディスクかつ15GB以上の空き容量
グラフィック DirectX 9対応かつ32MB以上のグラフィックメモリ
 
Windows Aeroの動作検証

マザーボード内蔵グラフィック(チップセット)

インテル

915G

×

945G/945GM

G965

AMD(AMD)

・RADEON XPRESS 200/200M

・RADEON XPRESS1100/1150

・RADEON XPRESS 1250

NVIDIA

・GeForce6100

・GeForce6150

-

VIA

・P4M890

×

・P4M900
・K8M890

SiS

・SiS761GX ×

-

-

         
グラフィックボード

エアロはローエンドボードでも十分快適に動作します。
GeForce FX5200シリーズ以降、RADEON X300シリーズ以降であれば、世代が古くローエンドであっても十分実用可能です。

搭載メインメモリ 768MB以上 (1GB以上推薦)
グラフィックメモリ 123MB以上(128MB以上推薦)
 
 
サポートされている最低システム要件
サポートされている最低システム要件を満たすPCを使用した場合に、Windows Vistaの中核的な機能を実行でき、基本的なユーザーエクスペリエンスを実現できます。
CPU 800MHz、32bit(x86)または64bit(x64)プロセッサ※1
システムメモリ 512MB
HDD 20GBハードディスクかつ15GBの空き容量
グラフィック SVGA(800×600)
その他 内蔵または外付けのCD-ROMドライブ
※1 ここに記載されたプロセッサ速度は、デバイスに対するプロセッサの公称動作周波数を示します。
プロセッサを低速で実行して電力を節約することができる電源管理機能を備えたプロセッサも一部存在します。
※2 機能により、さらに追加のハードウェアが必要となる場合があります。
例:Windows Media Center(Windows Vista Home PremiumおよびWindows Vista Ultimateに搭載)でTV視聴、録画をする場合は、TVチューナーが必要です。
例:Windows DVDメーカー、WindowsムービーメーカーでDVDを作成する場合は、書き込み可能なDVDドライブが必要です。
※3 DirectX 9対応かつピクセルシェーダ2.0のサポート、Windows Display Driver Model(WDDM)対応デバイスドライバ、およびピクセルあたり32bitの色深度
 
DSP版とパッケージ版の違いや、DSP版の注意点
WindowsのDSP版と、パッケージ製品との違いは2つの大きな点があります。

@ライセンスです。
パッケージ製品は1ライセンスあたり、1台のどのPCにでもインストールすることができます。もちろん、ライセンスはインストールしたPCだけに与えられます。
DSP版はパッケージ製品と違い、どのPCにでもインストールできるわけではありません。
DSP版は、なにかハードウェアとセットで購入する必要があり、ライセンスはその一緒に買ったハードウェアに与えられます。
例えば、ハードディスクと一緒に買った場合は、そのハードディスクと一緒にDSP版OSを使わなければいけません。PCと一緒にDSP版を買ったなら、そのPCでしかDSP版OSを使うことはできません。

Aサポート窓口についてです。
パッケージ製品であればマイクロソフトが窓口となりますが、DSP版は購入したお店が窓口(インストールのみのサポートになります)となります。DSP版を使用する場合マイクロソフトの無償サポートを受けられませんのでご注意ください。
ほかにも以下のような注意点があります。


ライセンス認証(アクティベーション)
きちんとライセンス通り使っていれば、簡単な手続きで認証は完了できます。

アップグレード
DSP版はクリーンインストールしかできません。アップグレード用のパッケージ製品をお使いください。

COAラベル
インストールに必要なラベルがパッケージにつけられています。これを捨ててしまうとインストールできなくなってしまいます。また、再発行もできませんので大切に保管しましょう。
DSP版COAラベルの例