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| 2008.12.26 「今年も解決できなかった」 年も押し詰まってきたが、結局「拉致事件」の解決を見ることは無かった。 その一方で、被害者の家族のなかで倒れて言った人もいた。 実は、今年の7月ごろに、「拉致は動く」との話が政府関係者の中で広まっていたことは確実であったようだ。 しかし、金正日の健康問題が発生し、北朝鮮サイドが動けなくなったということだろう。確かに、日本政府も「総理の辞任」という突発的な出来事もあったが、北朝鮮内部の問題の方が問題であったと思う。 現在、金正日は回復しつつあるが、実質的な支配には厳しい状況であり、張成沢(チャン・ソンテク)が実務を代行しているという情報がある。韓国政府が発表した内容だが、これが確かだとすると、来年どのように動くのか不透明な状況が続く。 そんな中、調査会主導で「ビラ作戦」が再開されるという。家族会としても、積極的に北朝鮮に対し発信していくことが必要であろうと考え、「ビラ作戦」に参画していく方向である。とりあえず、日本政府がなかなか発信しようとしない「北朝鮮にいる国民」へのメッセージを送ることにした。 「拉致被害者を決して傷つけるな!日本人は、被害者の安全を確保及び情報をもたらした人に報奨金を用意している。しかし、万一傷つけたことが判明した場合、日本人は北朝鮮政府を決して許すことはないし、今後の経済的協力に関しても参加はできない」 という文言を入れてもらうことにした。 北朝鮮内部が混乱していく中、被害者の居場所を特定できないわが国にできることといえば、電波に乗せて「被害者の安全を確保」する方法をとるしかない。 残念ながら、この方法しかないのが実情であり、「拉致を動かすことができない」日本政府だから致し方ない。 もう一つ、麻生総理に決断をしてもらいたい。 北朝鮮に日本政府が「拉致問題」を重視しているというメッセージとして、膠着している状況が続けば、「追加制裁の動きを促進させる」と発表することだ。 拉致者も放置している時間はない。 鳥取選出の参議院議員「川上義博氏」のように、「民主党が政権をとったときに、北朝鮮と接触できなくなるから、今は動かないほうが良い」という見解では、また来年も動かないということになる。いや、「すべての被害者を救出するという観点からは、全く違う方向に向ってしまう」危惧がある。 私は、被害者の命を政局と絡める国会議員を許すことはできない。 |
| 2008.12.18 「ダブルスタンダード パート2」 今日は、忙しい一日であった。午前中に、るみ子の戸籍回復の件で弁護士の先生との打合せを行い、今後の主張の方向性を話し合った。 結論からいうと、先ず、日本と北朝鮮が被害者を拉致したという事実から証明できるものを提出し、1978年8月12日に失踪したという事実は誤りで、喜多町s根に夜拉致という現実があり、所在を明らかにすることができなかった点から、父の出した失踪届け事態が誤りであったということを証明する方向で申し立てをするということだ。 次に、斎木局長から「六者会合」の報告があるため、内閣府に出向き、斎木局長の説明を聞く。家族からは多彩な意見や質問が続いたが、結局、今後の六者会合は停滞する恐れがあるということの確認と拉致被害者の救出に多少の時間が必要ということだ。 この後、民主党「拉致問題対策本部の総会」に出席。事前に先に民主党拉致問題対策本部がまとめた「制裁追加案」に関して採決するという場に呼ばれたのである。 家族会・救う会・調査会の各代表が挨拶を終え、いざ論議に入ると、ある議員が挙手し、「家族会の皆さんの話はお聞きしたが、議論の場は議員のみで行うべきではないか」という意見を出された。あえて、個人名は出さないが、密室の話し合いをするのであれば、それなりの場で行っていただくことが肝要だろう。国会での議論もすべて傍聴者を含めオープンにして議論する国であることを忘れ、「議論は議員だけで」という議員の見識を疑うものだった。民主主義の基本を忘れたかの様な発言にあきれる。密室政治を推進する方々の意見と思われる。北朝鮮がらみでは「密室談合」がしたいということか? さらに、この議員の持論は、「これまで『対北制裁措置』をしてきて、何の成果も出なかった。ここで、更なる『追加制裁』をして本当に解決になるのか疑問である。次期民主党政権になった場合、現与党より先にこのような『追加制裁措置』の政策を行うとした場合、北朝鮮との対話をする場合の足枷手枷になる。日本が強攻策をとることによって、北朝鮮の強硬派を勢いづかせ、民主党としての対話が困難になる。北朝鮮には、強硬派・中間派・宥和派がいると信ずる。であるから、現時点では何もしないほうが良い」ということでした。(忠実に記録したつもりだが) 民主党にもいろいろな方がいることは知っていたがこれほどとは。 しかし、家族会・救う会・調査会の面々の前ではっきりと言うことに対する姿勢には、敬意を評しよう。 補足をしておかなければならないが、中井洽会長をはじめ他の議員は「制裁追加すべし」という意見であったことを付け加えておく。決して民主党が消極的というわけではない。 自民党にも同じ考えの方がいることは百も承知だ。「被害者5人はいったん帰すべきだった」といった加藤紘一氏のような方もいる。あ、そういえば民主党のこの議員も「加藤紘一氏」に近い方だった。 ただ、「不況対策」に対しては、積極的に早期の手を打たなければならないと自民党与党を攻撃する民主党議員が、逼迫した命のかかわる問題では、「何もしないほうが良い」という。これもダブルスタンダードの一例ではなかろうか? もしくは、被害者の命より「政局」を優先する姿勢の現われか? その方は最後に功付け加えられた。「被害者を助けたいという思いは同じ」と。 この議員の評価は、敢えてしない。 |
| 2008.12.17 「ダブルスタンダード?」 朝の報道番組の中で、「大不況による雇用問題」を取り上げていた。コメンテーターも有識者といわれる方々も、麻生政権及び日本政府の「会社の内定取り消し問題」や「非正規雇用者の首切り問題」に対する対応・政策の遅いことを非難し、「この冬にも自殺者が出るかもしれない。人の命にかかわる問題だから、早期に対策をとるべき」と言っていた。 |
| 2008.12.14 「米国もなめられたものだ!」 六者協議の北朝鮮代表・金桂冠に翻弄されて、閉幕を待たずに帰国したヒル次官補の無責任さにあきれるばかりだが、その後、マコーマック米国報道官が12日の記者会見で「見返り措置としてのエネルギー支援を中断する」と発表した。それに際し、「北朝鮮を除く六者協議参加5カ国が一致した見解」と言ったにもかかわらず、ロシアはすぐにアレクセイ・ポロダフキン外務次官の言葉として、「米国とエネルギー支援に関して協議したことはない。重油支援は継続する」と反論している。 これでは、米国の権威は地に落ちたとしかいえない。 おそらく、ヒル次官補の希望的観測か、米国が発信することで他の参加国は追随すると思い違いをしていたヒル次官補の謝った報告がなされたとしか思えない。ヒル氏は、米国の国益をなくした外交官として、叱責されかねない状況だ。 北朝鮮代表の金桂冠には、「米国は怒りを晴らしたいだけ」という言葉を浴びせられ、完全になめられてしまった。北朝鮮は、時期オバマ政権との交渉に望みを託し、今後、ブッシュ政権下での交渉はしない腹積もりであろうが、ここまでなめられて米国が黙認すると思うのだろうか? 確かに、オバマ政権の周辺には「クリントン時代」からの親北勢力がそろい、オバマ自身も2国間の対話の用意があると言っているが、ここまでコケにされて黙っているとは考えずらい。 今後の米国の対応が見ものではある。 TVでは、ようやく「北朝鮮は、核を放棄しないことを確認できた」などと、これまで六者協議に期待していたコメンテーターすら言い始めているのだが、有識者のいい加減さが、みえる。北朝鮮が各を放棄しないことは、北朝鮮と長く闘って来た者には自明の理であって、検証を鳴らし続けていたにもかかわらず、メディアは北朝鮮の核放棄を期待し、六者協議に期待し、評価してきていた。 おろかな報道が、日本国民を一時誤らせ、北朝鮮問題を先延ばしに来ていたといえる。 もう幻想から解き放たれるべきだ。北朝鮮政策を根本から考え直し、隣国に存在する「狂気の集団」に対し、時刻の安全保障の観点から政策を実行していくべきときだ。 わが国は、拉致という重要な問題を持ち、北朝鮮に対し早期に対策をとっていくべきだ。 制裁追加を準備、粛々と開始すべきときではないか。 今、やらなくて何時やるのだ。 政局がどうであろうと、国家の安全のためには欠かせない政策を実行すべきだ。 |
| 2008.12.12 「ヒルの重い責任」 六者協議が何の成果無く終了した。今回の六者協議の動向は、北朝鮮をよく知る人間には当然の結果と思うのだが、それにしても米国・ヒル国務次官補の事前協議に臨む前の発言には、結果を予想できなかったヒルの認識不足が露呈している。 事前にヒルが発言していたのは「文書化できると思う」とか「会議は前進する」といったものであった。しかし、結局北朝鮮の「核検証」に対する頑なな姿勢に、打開することも合意することも出来なかった。 このすべては、北朝鮮と「いい加減な」合意を続けてきたヒル国務次官補の責任であろう。 米国は、ヒル氏の希望的観測のもとに「核の無能力化」が進むと判断し、「テロ支援国指定解除」にまで踏み切った。しかし、ここに来てはっきりと北朝鮮の「核を放棄しない」という立場の確認が出来たと思うが、「時既に遅し」、テロ支援国の再指定には高いハードルがあり、再び指定することは容易ではない。 そうこうしている間に、北朝鮮は「テロ支援国指定」という呪縛から外れたことを受け、海外資本の誘致を始めた。懸念していたことだが、北朝鮮の一人勝ちの様相を呈してきた。 今後、北朝鮮は米国の一番懸念する「イスラム世界との深いつながり」を促進し、核の開発の協力を行うことによって、自分の存在感を浮き立たせ、外貨を稼ぐことも出来るようになっていく。 世界を危険区域まで導いたヒル氏の責任は重い。 北朝鮮の核保有で、わが国の安全についても厳しい現実が訪れることになった。 日本の外務省はそれを阻止することなく、米国の思惑通りに動かざるを得なかったことを考えると、わが国の外交力の無さに寂しさを覚える。 ヒル氏は、自らの失敗を明らかにすることは無く、上司に報告するときも「成果」と「希望的観測」を述べるに留まった。そのために米国が誤った外交姿勢に導かれたとすると、ヒル氏の行為は米国の国益さえも失ってしまったといわざるを得まい。 歴史は、ヒル氏の行為に対して厳しい審判を下すだろう。 |
| 2008.12.8 「脱北者の叫び」 昨日、7日は都議会主催の集会、救う会神奈川主催の集会、No fence主催の集会と「北朝鮮人権啓発週間らしく、三つも重なってしまった。 わたしは、藤沢での集会に参加したのだが、そこに出席した「木下さん(仮名)」という脱北者の証言は激しいものあった。私より過激な「金正日政権」への批判や総連に対する批判を繰り広げていたが、それより「No fence」主催の集会で話された「脱北者」の証言は、衝撃的なものであったと聞く。 6日、久しく形式として経験していなかった「市民集会」に参加し、質疑応答があったのだが、その最後に発言された30から40代と思われる女性の発言に耳を傾けた。 その女性は、「皆さん、忘れてはいませんか?」という言葉で始まり、長野における在日への差別や戦時中に朝鮮半島から連れてこられた(彼女が言うには)朝鮮人民に対する虐待を話されていた。 映画「めぐみ」の中でも茅ヶ崎の集会で涙ながらに「60年前、日本は朝鮮に対して同じようなことをしてきたと言われてどうしたらよいのか・・・。」の場面を思い出した。 きっと、純粋に朝鮮人民の苦境を憂い、現在の「拉致被害者救出運動」の実態が北朝鮮いじめに見えているのだろう。 しかし、敢えて言いたいのだが、その純粋な方達に「脱北者の証言」を直接聞いて欲しいと思う。No fence の集会で訴えていた「北朝鮮で看護士をしていた女性」の悲痛な叫びを聞いて欲しい。北朝鮮・金正日政権が犯している大きな人権侵害について知るべきだ。 過去の逸話に遮られ、思考停止したように同じ文言を繰り返す人たちに、今現在、苦しみ非人道的な扱いを受ける人々の生の声を聞いて欲しい。それでも過去のことが終わらなければというのであれば、もう確信犯的な人物だろう。 米国の韓国系アメリカ人のキリスト教の方の中には、「慰安婦問題を言う前に、中朝国境にいる脱北者の人権をいうべきであるし、これを問題視しない人たちは『似非人権家』としかいえまい」とまではっきり言う人もいる。 私も同じように考える。過去の物語にとらわれて目の前にいる非人道的扱いを受ける人のためにものを言わないのであれば、それはイデオロギーのために動いている人たちだ。 もし仮に、朝鮮半島の人たちに贖罪意識を持っているのであれば尚こそ、人民を苦しめる金正日政権に対してものを言うべきだ。 偏った歴史認識で、おぼれる人を見過ごす人々は人権を語る資格はない。 |
| 2008.12.5 「六者協議の行方」 相変わらず、北朝鮮の言い分を聞いているようだが、中国が「六者協議開催日程」を明言していないため、12月8日に開催されるのかは未だ不透明だ。 |
| 2008.11.26 「外務省に騙されたのか?」 六者協議が開催されるという。 六者協議に関しては、外務省の家族に対する説明では「北朝鮮の核問題とともに、拉致を含む人権問題も問題にしていくというコンセンサスを参加国の間で得られている。(北朝鮮は除く)」と説明し、さらに「六者の枠組みの中で形成されている『作業部会』(主に三つ―米朝・日朝・経済的支援に関する)は、日朝間の対話を促進するために作られた枠組みであり、これは、米朝だけが先んじてもいけないし、日朝だけが先んじもしない、全体として前進していかなければいけない枠組みである。」と、薮中氏が局長時代から言われたものであると記憶している。 然るに、昨今の「六者協議」の進め方を見ていると、「米朝協議」が先んじているだけで、日朝が全く進まないにもかかわらず、「六者協議」の次の段階―即ち、第3ステージ−への進行が云われているではないか。 六者のなかで、日朝の対話がなされていないことに一顧だにしないやり方だ。 これでは、今まで外務省が家族会に説明したことは何だったのか? 我々は、外務省に「騙されていた」としかいえまい。 市川トメさんが亡くなって、検めて考えると、こうやって家族会の人間が少なくなっていくまで、とにかく騙し騙し時の過ぎ行くのを待っているとしか思えない。 日朝が進展していないのであるから、六者協議も次のステージに入っていくということは駄目だろう。 それも、北朝鮮のやりたい放題で翻弄された形での進行はまずかろう。 拉致被害者を何時、どのように取り返すのかの展望も見えないまま、「六者協議」の進展だけが突出することは許されない。 日本政府は、拉致・核・ミサイルと言う問題を包括的に解決していくといいながら、「ミサイル問題」は以前話し合われた形跡は見当たらないまま、拉致問題の進展も見ないまま、米国の都合で「六者協議」を進められている。 日本の主張は一切受け入れられていない枠組みのなかで、日本は無視されたまま黙っていては、外交交渉を独自でやっているといえるのか? 結局は、米国・国務省に引っ張られているに過ぎないではないか。 12月8日にも開催されるという「六者協議」で、日本の主張を大々的に通していく覚悟を見せてもらいたい。 |
| 2008.11.18 「市川さん葬儀」 16、17日に行われた「市川トミさん」の葬儀に参列いたしました。 家族会からは、飯塚代表と増元夫妻、平野フミ子、斉藤文代さん、救う会から西岡会長代行、議連から西村幹事長が参列しました。内閣府からは河内室長と高根さんが出席。 生花には、「議連会長・平沼赳夫」・「救う会全国協議会」・「家族会」・「安倍晋三衆議院議員」・「河村建夫内閣官房長官」・「中川昭一財務大臣」・「中山恭子首相補佐官」の名が並んでおりました。 弔電で内閣総理大臣・麻生氏からもいただいております。 葬儀において、飯塚代表から「お別れの言葉」をいただき、閉会となりました。 市川健一さんは、「本来なら、91歳での大往生であり、送り出すほうとしても満足しながら送ることが出来るのだが、修一と会えずに死んだことで悔しく残念な思いだ。修一との再会を望んでいた母に、修一を胸に抱かせてやりたかった。」と述べられております。 本当に無念です。 今後は、修一さんや他の被害者を早期に帰国させて、トミさんの本当の安らかな眠りを迎えられるように祈るばかりです。 「トミさんの思い出」として、生涯の写真が披露されましたが、そこにあるべき「市川修一さん」との2ショットがなく、私の姉「るみ子」との3ショットもありませんでした。 そのことが、私の胸に響いて哀しみが倍増してしまいました。 当初、西村先生に弔辞をお願いしようとしたのですが、「自分にはその資格が無い。現時点で、取戻せないでいる国会議員として申し訳なく、とても言葉をかけることなど出来ません。」と固辞されました。無理にお願いすることも出来ませんので断念しましたが、さすがに覚悟を持った人だと感服しました。どのようなお気持ちで葬儀に駆けつけて下さったのかが理解でき、思いの深さを知ることが出来ました。このような思いの方が、国会議員として国民の命を守っていただけるのであろうと思います。 市川家では、更に最高齢の「平さん」もいらっしゃいますが、健一さんも龍子さんも負けることなく、被害者救出の為運動を続けていくと固い決意を語っておられましたが、平さんの健康問題もあり、考えながらの活動になると思います。 私達がカバーできることはカバーしながらやっていこうと思います。 トミさん、修一さんが帰国して安らかな眠りにつけるように頑張ります。見守っていてください。 |
| 2008.11.16 「訃報、それでも動かないのか!」 今月10日朝、クモ膜下出血で倒れ、鹿屋市内の病院に搬送され治療中だった「市川修一さんの母―市川トミさん」が昨日午後3時22分、永眠された。 10日の時点では、手術を施し持ち直す可能性もあったのだが、11日、再び出血したため、手術をすることなく、危篤状態に入られた。その後は、家族の見守る中、一進一退の情況であったのだが、ついに15日に力尽きられたということだ。 修一さんの拉致から30年あまり、失意の中で生涯を閉じられたことを無念に思うし、残念である。私達の力不足を痛感し、慙愧に堪えない。 金正日が拉致を認めてから6年、その間、拉致被害者の救出は遅々として進まず、苛立ちを覚える毎日を、自分の体力の衰えと闘いながら生活している被害者の両親世代。毎日、被害者のことを思い、政府の無策を嘆き、どうしようもない焦燥感を抱いてきた6年であった。 目の前で、衰えていく両親世代を見ていた者には、こんな日がいつか訪れるかももしれないという不安を持っていた。 残念である。 日本政府のこれまでの動きをみていると、被害者家族が鬼籍に入っていくのをじっと待っているかのように、全く危機感の無い対応であったといえるだろう。 北朝鮮が如何であろうと、わが国の国民を拉致していった国から国民を取戻そうとする意気込みが全く感じられない対応であったのではないか。 人の命には限りがある。被害者にも、被害者家族にも。政府はそれを意識しながら動いて欲しい。のんびりと北朝鮮の出方を待つときではない。被害者を帰せという声を発していかなくてはならない。 父の死は、平成14年の10月17日、その日は帰国した被害者が故郷に帰り、歓喜の声で迎えられる日であった。父の死は、喜ばしいことだけではない「拉致の悲劇」を国民に投げかけた。あの時、私はるみ子が「私のことも忘れないで」と叫んでいるような気がした。 昨年、米国に「テロ支援国指定解除」の無意味さを示しに行き、ヒル国務次官補に面会して、「断固反対」の意思を伝えたのが、11月15日。その時、めぐみさんたち被害者が「指定解除なんてしないで」と呼びかける声が聞こえた。 そして今年の11月15日、拉致被害者の救出が北朝鮮の勝手な論理でままならぬまま、市川トメさんが亡くなられた。 ここにも被害者の「叫び」が存在するような気がする。 「なぜ、助けてくれないの」 「なぜ、放っておくの」と・・・。 |
| 2008.11.14 「一連の写真」 金正日の写真が頻繁に出ている。 |
| 2008.11.12 「多くの方々が他界される。」 先日、調査会の村尾さんの父君が亡くなられた。父君は、生前脚本を生業とされていたようで、村尾さんの活動を知り、拉致事件解決後は、これを題材に脚本を書きたいということをおっしゃっておられたということである。 事件発生から30年強、その間に多くの方々が他界された。 私の父もその一人だが、特定失踪者のご家族を含め支援者の方々にも他界された方が多くいる。金正日が拉致を認めてからも6年強が過ぎてしまった。 11月15日22:30からのNHKの番組内で、拉致被害者家族で最高齢の市川ご夫妻を焦点にあてたプログラムを作った。 杳として進まない「拉致事件の解決」が、命を削りながら待つ両親の姿を浮き彫りにし、被害者が帰国できたとしても、両親のどちらかがかけていたら、よかったと言うことにはならない。だからこそ、政府は真剣に被害者救出を急ぐべきだというスタンスで制作されたという。 悲痛な家族の声を多くの方々に見てもらいたい。 いろいろな方々が他界する中で、私たち自身にも時間がないということを痛感せざるを得ない事態が続いていることを嘆いているだけではどうしようもないのだが・・・。 どうしようもないという事態を政府に作って欲しくない。 多くの人たちが歓喜する中で、祝福を皆さんからいただきながら帰国させたいと思う。 |
| 2008.11.6 「オバマ勝利!」 昨日から連続して、アメリカ大統領選挙結果が報道されている。民主党オバマ候補の圧勝劇とオバマ氏の勝利演説、変革する米国への期待が報じられた。 それに連動して、家族会へも報道から「変革する米国とオバマ新大統領への期待」という感想を聞かれる電話が相次いだ。 正直言って、オバマ氏に関しては白紙の状況で、どのように答えてよいのかわからない。 しかし、ブッシュ政権末期に見せた「米国の立場」を考えるとき、今後、米国に期待することの難しさを感じている。 米国に期待するより、今後は日本政府にしっかりとした発信をしてもらわねばならないと思う。 又、オバマ氏は「イリノイ州選出」の上院議員である。3年ほど前に同じイリノイに住む韓国系米国人の婦人の夫―韓国のキリスト教の牧師―が、北朝鮮政府に中朝国境において拉致された事案を受けて、「金・ドンシュク氏(拉致された牧師)のことが明らかにされない限り、『テロ支援国指定解除』することに反対する」という書面にサインしているにもかかわらず、今回の米国の対北政策―即ち、「テロ支援国指定を解除する」というブッシュ政権の方針―を評価すると言っている。 北朝鮮事情に詳しくないし、思い入れもないのだろうが、金牧師のことを忘れたかのような発言には失望したものである。 日本政府は、これから日本の立場や連携をオバマ新大統領に呼びかけ、協力をしてもらうというが、米国への依存を深める必要はあるまい。 日本政府がやるべきことを粛々と実行していくことで、米国へ日本にとって「拉致被害者の存在」が如何に重要な問題であるかがわかるはずだ。 六者協議で合意された「エネルギー支援」は、「拉致問題の進展なし」には実施しない。エネルギー支援の肩代わりは、日本の意思をぼやけさせててしまうので、もし、米国がそれを強硬に実施するのであれば、茶番ともいえる「六者協議」には協力できないし、六者協議からの離脱をも考えざるを得ないことを示唆するメッセージを送る。 北朝鮮政府には、はっきりと「拉致被害者をかえせ!」と強く要請し、それが叶わないと言うことであれば、追加制裁の発動を行う。 ここまで実行すれば米国とて無視は出来ないだろうし、米国や中国はあわてることになる。 でも、ここまでやらなければ「日本政府の強い意思を発する」ことは出来ない。米国がどうあろうと、新大統領がどのように考えていようが、日本は確固たる姿勢を見せていくべきだ。 |
| 2008.11.2 「誕生日!」 11月1日は、るみ子姉の55回目の誕生日。 24歳で北朝鮮に拉致されて30年が過ぎ、ついに55歳になってしまった。この間、本当に日本政府は救出することが出来なかったのだろうか?もし、あの時、ああしておけば如何だったろう?もし、あの時、こうしておけば・・・後悔だけが残る30年である。 昨日は、朝早くから新潟長岡市に赴いて話しをさせてもらった。その中で、「今日が、姉るみ子の誕生日であり、朝起きたときに妻が『お姉さん、誕生日おめでとう』と言い、私にも言わせて姉の誕生日を迎えたことを喜んで見せた」と話したが、北朝鮮という極貧の地で、まともな誕生祝も出来ないだろうに、なぜにここまで救出が遅れたのか?どのように詫びればよいのか、言葉が見つからない。 姉るみ子は、「どうしてこんなところで、誕生日を迎えなければならないのか?」「なぜ、日本は自分達を助けてくれないのか?」、悩みながら、この30年余りを過ごしてきたのだろう。 時には、悔しい思いを抱きながら、時には、悲しい思いを抱きながら。 残念な30年余りである。 もし、姉るみ子に言葉が届くなら、「ごめん!」という言葉しかいえない現状が情けない。 |
| 2008.10.31 「何が、目的なのか?」 和田春樹日朝国交促進国民協会事務局長が、10月18〜22日の訪朝日程を終え、外国特派員協会で、記者会見した模様だ。 |
| 2008.10.27 「韓国での国際会議」 24日から26日まで、韓国で開催された「北朝鮮の脱北者のための人権問題国際議員連合」の会議に出席した。 世界61カ国、205人が登録する会議ではあったが、実質は日本と韓国の国会議員を主とする会議である。日本の国会議員43名、韓国45人、モンゴル6人、米国12人、カナダ7人、ドミニカ8人といったところが比較的多くの国会議員が登録されている国々だ。 韓国で開催されるのは、今回で3回目である。今回は韓国政府が資金提供し開催されたもので、韓国のロッテホテルの会議室で開催された。 早朝09:00〜夕方の06:30まで、4つのセッションに区切られ、それぞれで北朝鮮の脱北者の人権問題を問う会議である。当然北朝鮮による拉致問題も討議される。討議されるというよりは話し合われるといった感じだが。 第二セッションで拉致問題が討議され、日本から森ゆう子議員、山谷えりこ議員が発言されていた。その発言者の中には、日本の被害者救出運動にかかわる救う会・神奈川からの発言もあった。 一人、6分ほどの持ち時間を使い現状を説明していく。議員達は、今回の米国の「テロ支援国指定解除」に対する遺憾の意も添えられ、六者協議での日本の「エネルギー支援は出来ない」との立場を説明。パネラーの発言の後、他に、民主党内藤正光議員、自民党塚田一郎議員も発言されたが、多くが六者協議でのエネルギー支援はできないという立場の表明であった。 議員の質問や発言後、オブザーバーとして参加したNGOや私のような民間人の発言も許される。私の前に韓国の拉北者家族連絡会の李美一さんの発言があり、私の番となる。 この会議、私としては3度目の出席となるがそのたびに不完全燃焼のような物足りなさを感じていたのだが、提案として「モンゴルに難民キャンプの設営」を述べた。 勿論、中国の脱北者の強制送還を見据えて、モンゴルに正式な「難民キャンプ」が創設されれば、北朝鮮の脱北者を強制送還する中国の非道を国際社会に紹介することが出来るし、「エネルギー支援に参加しない」ことで、日本への批判が生じる可能性をかわす為に、人道的な支援に対しては、積極的に日本政府も協力することを示す意味でのものだ。 それに対するモンゴルの国会議員(会議の共同代表)の回答が笑わせた。それは、「現在モンゴルには年間700人ほどの脱北者が入国しているが、モンゴル政府は彼らを人道的に扱い、彼らの希望する国へ送還している旨」の説明があり、「現状では充分と考えているので、『難民キャンプ』の創設は考えていない」という。しかし、北朝鮮の脱北者の現状ではいけないという思いから、国際会議を開き、何時間も費やしているのではないか?それなのに、モンゴルの現状に満足しているから、これ以上の支援は考えていないと言う。 まさに、危機感のない答えだ。これが。共同代表の考え方だとするとこの会議の先行きは見えている。現状に満足できないから、どのような手立てを講じていくかが問題としてあるべき会議で、現状の処置以上のことを考えもしないというのは如何なものだろう。 もとより、私の提案が最善とは思わないが、せめて検討するとか、今後の課題にするとかいえなかったものだろうか?日本の国会議員の皆さんは、それなりに北朝鮮の姿勢を非難し、協力を求めるような発言ではあったのであるが・・・。 最終的な決議で、中川正春共同代表がいわれた「六者協議において、核問題だけでなく『人権問題』をも含めた討議を求めるという決議に対しても、イギリスの議員からの「核問題を話し合う『六者協議』に対し、制限を求めるべきでない」という反対意見があり、結局可決されない状況であった。 世界的な「北朝鮮の人権侵害」に関する認識の低さが伺える。 青島刑事風に言うならば、「事件は現場で起こっている。」のであり、机上で討議しているときではなかろうと感じてしまうような危機感の無さが漂っていた。 |
| 2008.10.22 「エネルギー視線の肩代わりって!?」 米国が、六者協議の枠組みの中で合意した北朝鮮の「核の無能力化」の見返りとして、100トン相当のエネルギー支援に対し、日本政府が「拉致問題の進展がない」ことから、エネルギー支援に参加しない姿勢を示したにもかかわらず、日本の拠出分をオーストラリアに肩代わりさせようとする画策をしているという。 何たるざまであろうか? 米国・ブッシュ政権末期になり、どうしても外交実績を残したい米政府の意向らしいが、これが、「拉致問題は忘れない」・「米国は日本政府の立場を支持する」を言ってきた米国のやることか? どこまでも、米国国務省にとって、いや、ライス・ヒルラインにとって益のある「北朝鮮との和解」の姿を見せたいがために、日本政府の意思さえも無視した暴挙ではあるまいか? 日本の拉致問題に対し、協力・理解を示すのであれば、日本が何故「エネルギー支援」に参加できないかを理解し、指示し、北朝鮮へのプレッシャーを書ける方向に持っていくべきだろう。 これでは、日本の主張など無視し、無計画に北朝鮮に迎合するものだ。ここまでくるとあきれて言葉にならない。 そんな中、わが国は米国の始めた「テロとの闘い」に忠実に参加するために、「テロ特措法案」の可決を急ぎ、何の審議もせずに可決へひた走っている。このような同盟国の協力にも一顧だにしない米国のやり方であろう。 麻生総理は、 Q:6カ国協議の枠組みで、北朝鮮への重油支援でアメリカがオーストラリアに日本分の肩代わりを依頼したという報道があります。北朝鮮も6カ国協議から日本はいらないと言っています。拉致問題の方針も変わっていくのですか。 A:ちょっと2者無理やり結びつけて質問しているから、分けて質問したほうがいいよ。まず、最初に6者協議の中で日本だけが疎外されていくんじゃないかっていう、被害者意識の話の塊みたいな話ですけど、そんなことはありません。ほかの国はこの国の拉致問題に関しても、理解は各国みんなついてますから、これは韓国に関しても、特にアメリカはこの問題に関しては十分な理解がある。それが一つ。二つ目の話はこの問題によって、拉致問題などの関係が日本が弱くなるとか、強くなるとか関係ありません。日本はこれまでどおり、拉致の問題の立場を変えることもありませんし、今後ともこの指定をずっといく。それは6者協議の枠からはずされることもありません。 と毅然と答えていることは心強い。 米国がどのように動こうとも、六者からの圧力があろうとも、日本の立場を主張していくことが、今後の六者協議での日本の立場を確立することになる。 他の国が「肩代わりする」というなら、させればよい。 |
| 2008.10.21 「孤立化はない!」 北朝鮮が、日本の六者協議参加資格の剥奪を主張しはじめたようだ。北朝鮮の機関紙「民主朝鮮」−何処が民主か知らないがーの主張として、冒頭の主張を始めた。 これは暴論であり、そもそも「六者協議」では、北朝鮮の核廃棄に向けた作業部会があり、その中で「日朝間の諸問題」に関して進展させていかなければ、総括的解決はない。との立場である。その点からすると、「日朝間の主要問題」である「拉致問題」の解決に対して消極的であり、非協力的な姿勢を続ける北朝鮮こそ、資格を剥奪されるべき行為を繰り返している。 日本政府は、六者協議で積み重ねてきた「人権問題」をも含めたフレームワークを維持すべく、主張をし続けることが必要となる。 これが受け入れられないのならば、日本が六者協議において発言権を失ったものとなる。そのようなフレームワークにしがみついて、金だけ毟り取られるような外交交渉を続けるべきでない。 さらに、「北朝鮮は今後の6カ国協議で、日本の義務不履行を理由に日本排除論を強く提議するとみられ、日朝間の実務協議で合意した拉致問題の再調査にも応じない可能性が高い。 民主朝鮮は「日本の6カ国協議への参加資格を論ずるときがきた」と題した論評で、「6カ国協議の参加国が義務を履行しようとするとき、唯一それに反発する日本の協議参加資格をはく奪することは当然のことだ」と主張した。」とした表明を行っているが、日本の多額の支援金を当てにした枠組みの中で、他の参加国が日本の離脱を歓迎することは出来ない。必ず、日本の主張に耳を傾けざるを得ない枠組みであることを忘れているようだ。 わが国が、このような北朝鮮の主張に困ることはない。毅然とわが国の主張をしていくことが必要だ。 おそらく、日本国内の「親北派」も口を揃えて、「孤立化」という言葉をもって、北朝鮮に対する原則的な姿勢の批判を始める。 ある人は、北朝鮮に埋まる「レアメタル」の存在をちらつかせ、「経済的な損失」という言葉で、政府の対応を批判する。 日本国民の命のかかる問題を置き去りにして、経済優先、和合優先の外交をしていては、本当にいつか「国を失ってもなんら通用すら感じない国家」となってしまう。 北朝鮮の恫喝外交や、陽動に負けない姿勢を貫け。 |
| 2008.10.20 「七回忌法要」 父が他界してから、丸六年がたった。 |
| 2008.10.13 「旗幟が鮮明になりつつある。」 2001年、米国はアフガン戦争に突入する際に、「旗幟を鮮明にせよ」と国際社会に迫った。 いま、北朝鮮問題では米国が日本とは違う立場であることが浮き彫りになり、「旗幟」という点では鮮明に見方ではないということが明らかになった。 韓国政府も、「今回のテロ支援国指定解除で北朝鮮の核問題が進展することを期待し、歓迎する」という立場だ。 韓国も10年の「左翼政権」が続いたことにより、北朝鮮政府に擦り寄る国であることから脱却できない。ロシア・中国も同様だろう。まさに「旗幟」が鮮明になってきた。 6者協議参加国の中で、わが国が孤立に追いやられることもあるかもしれない。その場合、わが国は「孤高を貫き、原則的な立場を守らなければならない」 米国が「テロ支援国指定解除」を断行し、地位を「世界の警察」という立場から「テロ国家支援国」の地位まで下げてしまった以上、わが国が積極的に「北朝鮮テロ集団」との闘いを推進せねばなるまい。 米国国務省は、「日本は米国が合意したものに結局はついてくる」と考えているだろうし、北朝鮮も米国を押さえた以上、日本からの多額の経済的な支援も勝ち取れると高をくくっているだろう。この図式を変えるためにも、わが国が毅然と「米朝合意」に反対し、「正確な核無能力化検証システム」の構築に努力すべきときだ。 「ごり押し」や「脅し」に屈して、この合意を容認する立場をとるならば、1994年の「米朝合意」に基づき、10億ドルの軽水炉建設資金を出させられた時の二の舞となる。 メディアの中には、「これで6者協議の中で、日本だけが孤立する」危惧を喧伝するところが出てきた。 いいではないか。6者協議というのは、「北朝鮮の核の無能力化」を推進するために出来上がったフレームワークであり、決して可愛そうな北朝鮮を支援する枠組みではない。「正確な検証」をできないものなら、わが国は反対すべきである。 8月の日朝協議の合意の際に、斎木局長はスピード感ある対応を迫るといったはずだ。あれから2ヶ月、なんら動こうとしない北朝鮮政府に対して、明確なメッセージを送らなければならない。 動かないのであれば、動くように「全面解決」をするためには、「宥和」ではなく、「毅然」とした対応だろう。 合意違反には、それだけの厳しさが無ければ履行させられない。 |
| 2008.10.12 「米国の権威、失墜せり!」 米国が「テロ支援国指定解除」に踏み切った。6月26日、大統領が議会へ通達した以上、何時かは自国するだろうとは思っていたが、このような時期に、このような形の合意をしての実行とは考えていなかった。 米国は、北朝鮮の「脅し」に屈してしまった。テロに対しては、いかなる「脅し」があろうとも屈してはならないと言い続けてきた米国が、いとも簡単に屈した背景は何処にあるのだろう? ニューヨークで行われた米朝の話し合いの中で、次のような会話がなされていたかもね。 北朝鮮:このまま、テロ支援国指定解除しないなら、日本・南朝鮮に対して「核」を打ち込むぞ〜。 米国 :そ、それは困る。今、日本が混乱し経済的な損害が生じたら、わが国の経済も世界経済も破綻することは見なくても判るだろう。それだけは止めてくれ〜〜。 北)じゃ、指定解除するんだな。日本が反対しても、お前が決めればどうにかなるだろう。南朝鮮にも訳を話して納得させろ。 米)う、う〜ん!考えさせてくれ! 北)考えてもいいけど、その間に我が方は「ミサイル実験」なんかやっちゃって、脅しちゃおうかな〜〜。 米)とにかく善処する。 これは、ヒルが訪朝しても「ミサイル実験」を行い、「IAEA査察官の立ち入り制限」した行為にも通じる。 世界で起きている事象には、我々の計り知れない物がある。このような会話がなかったとは言えない。そして、米国は指定解除に踏み切った。 それにしても世界の大国相手に何時までも、「瀬戸際外交」が通じると北朝鮮に思わせてしまったヒル他、米国国務省の面々は多大な過ちをしたことを知ることになる。 だが、この行為が米国の過ちで済む問題ではないから困る。私の家族の生命に及ぶ問題であるのだ。 今、気に掛かるのは日本がこの検証方法をのむのかどうかだ。安全保障の大きな問題でもある「核の検証方法」を曖昧なまま合意することに賛成するのかどうかだ。 融和的になっている「外務省」の姿勢には問題がある。 |
| 2008.10.9 「北朝鮮との合意」 ヒル米国国務次官補が訪朝し、その協議内容が明らかになるにつけ、米国の国務省官僚のエゴイスチックな面が見えてくる。これは。2002年9月17日に見せ付けられた日本外務省高官の姿をダブらせてしまう。 自分の思いや利益だけで国益を考えていないような発言・行動を見せ付けられる。 10月8日、ソン・キム北朝鮮核問題特使の報告内容が、新聞情報どおりだとすると、北朝鮮という集団の本質を見誤ったやり方であるということは、韓国の専門家の見方で判る。 〈今月初めに訪朝したヒル米国務次官補との米朝協議の内容は公表されていないが、まず寧辺の核施設を検証し、ウラン濃縮や核拡散問題などに関する検証はその後に実施する案が提示されたという。韓国メディアは、こうした取り組みでは「百年河清をまつ」ようなもので、北の核問題は一向に解決できないと批判している。〉 北朝鮮という集団と真正面から向き合ってきた国だからこそ理解出来る言葉だ。日本もそういった点では、長く北朝鮮という集団と向き合ってきた国であるが、そこに思い入れや利害が関係して誤った情報を国民に植え付ける結果を招いた。 韓国も、金大中・ノ・ムヒョンという二人の左翼系大統領の存在によって、韓国国内の見方を曇らせてしまった感は否めない。だから「統一省」や「外交通商省」といった官位の人たちの楽観論が芽生えることになった。 しかし多くの韓国保守系の人たちは、北朝鮮という集団の本質を捉え評価をし続けていることを忘れてはいけない。 米国が、北朝鮮に軟化するような姿勢を見せている中でも、北朝鮮はミサイルの発射を敢行した。たとえ、北朝鮮領海内に発射された者とはいえ、米国の譲歩をあざ笑うかのような行為ではないか。 又、今日(9日)の報道では、「IAEAの査察官の立ち入りを制限された」という報道まで出ている。これは、ヒル国務次官補が訪朝後になされたことであり、北朝鮮特有の「脅し」であったものかもしれないが、「核無能力化の検証問題」が話しあわれ、合意をされたとみられる段階での措置としては、解せない行動だ。あくまで、「核放棄はしない」という北朝鮮の意思表示ではないか。それを受けても米国が「テロ支援国指定解除」に向かうならば、馬鹿にされた米国という構図を世界に見せ付けることになる。 これで、イランの「核開発」を止めるすべを失うことは火を見るより明らかになる。 ヒル国務次官補は、自分益のために米国を危険にさらした官僚としての汚名を残すことになろう。 |
| 2008.10.8 「何処まで譲歩を続けるか?超大国」 ヒル国務次官補の訪朝結果が、明らかになりつつある。 |
| 2008.10.7 「誕生日!」 10月5日、誕生日を迎えた。るみ姉がいなくなってから31回目の誕生日。 22歳だった私も既に53歳となり、今は姉の救出運動をしている。 毎年、今年こそは誕生日を姉と迎えたいと思いながら30年も過ぎてしまっている。横田家でもめぐみさんの44回目の誕生日を迎え、新潟で同級生たちがめぐみさんの誕生日を祝っていた。 テレビでは、国会審議が朝から中継され、論戦をしているが、そこに「拉致被害者の救出」を真摯に話し合うという場面は見られない。 先日、札幌で民主党鳩山幹事長が、横田さんを隣において「拉致問題の早期の解決」をぶち上げていたが、その民主党の重鎮たちがかわるがわる質問しながら、「拉致被害者の救出」を具体的なスケジュールを持って解決できるように政府に迫っている場面は何処にもない。 小沢民主党代表は、本会議の「所信表明」と思われる演説の中においても、民主党のマニュフェストの中身で、「拉致問題の早期解決」の流れを述べていたとは思わない。 マイナス30度にもなる「北朝鮮の冬」を迎えようというこの時期に、被害者救出を喫緊の問題と捉える国会議員がいない。 旧社民党の代議士を抱える民主党では、政府への追及がしづらいということなのか? 拉致は「国家存亡の問題」と捉える人たちが余りに少なすぎて悲しくなる。 横田夫妻の「来年は、国民の皆さんのお力を借りて、めぐみとともに誕生日を迎えたい」という言葉の裏には、政府や国会議員が当てにならないという思いがあるのだろう。 嫌になるほど失望感を味わわざるを得ない国会中継である。 ヒルが訪朝後の報告をライスに行ったようだ。その内容は譲歩を重ねたものということだが、人間の業というものは怖いと思う。 米国という超大国の交換でさえ、人間の欲望には勝てないものなのだろう。 北朝鮮という不可解な集団にかかわったがために、将来における歴史上の「愚か者」として、名前を残すことになった。しかし、その愚か者の欲望のために家族の命が左右されかねないことが腹立たしい。 最初は、外務省という官僚組織での出世を願う俗物の思惑で、風前の灯にさらされ、さらに何の見識もない権力者のために、闇の葬られようとし、翻弄され続けた姉の人生がかわいそうでならない。 その姉の誕生日が11月1日にやってくる。 |
| 2008.10.3 「麻生総理!」 河村官房長官との面会時、突然、麻生総理が会見場所に麻生総理が現れた。歯切れのいい言葉で、早期の解決を誓った。 その中で、「粘り強くということを言う人たちがいたが、その時に感じたのは、既に30年も31年も過ぎようとしているのに、粘り強くもない」というものだ。 これは、まさに家族が感じていたことなのだ。 小泉政権以前から、外務省、他政府関係者は、「北朝鮮とは粘り強く交渉していくしかない」という言葉で言い訳を続けてきた。私が感じたのも何時まで粘り強く我慢しながら待たなければならないのかということだった。「粘り強く」交渉しながら既に11年が過ぎてしまったではないか。 その間、帰国できたのは5人の被害者とその家族のみ。 未だ100人を超えるといわれる日本人拉致被害者は帰国できないでいる。 何時まで、待てば姉と暮らしていけるのか不透明な状況が続いている。 「粘り強く」という言葉は、「何もしない」という言葉と同義語である。 どうにかして動かしていくという気持ちの現われが見えない期間が、長く続き家族は疲弊し、感動も落胆も最小限に抑えるようになってきた。 日本で待つ家族もいい加減ストレスが蓄積している。 これ以上「粘り強く」という言葉で誤魔化されたくない。確かに北朝鮮政府は交渉しづらい相手であり、子供のような政権であるが、それでももっとスピーディな解決方法があるのではないか? 一般の会社であるならば、プロジェクトが企画されて3年も進展しないような状況下では、プロジェクトの見直しか厳しい処置がなされるはずだ。 人質事件の場合も、警察は最初「粘り強く」交渉していくだろうが、最終的に「人質にされている市民の健康の限界」を考えて、強硬処置を取るのではないか? 北朝鮮というストレスの蓄積する土地で幽閉されている「被害者の健康」を考えると強硬な措置を取る時期にきているのではないか。 どこかの首相のように「相手を刺激するような政策は、良しとしない」などといっている場合ではあるまい。 麻生総理の「粘り強くは馬鹿げている」という言葉を信じたい。 |
| 2008.9.30 「拉致問題は、日本国が国家として滅びるかどうかの問題だ!」 これは、元CIA東アジア部長の言葉だ。26日、29日とアーサー・ブラウン元CIA東アジア部長と面談する機会を得ることが出来た。 その中で、彼が私たちに語った話の一つである。 ○北朝鮮が核を放棄することは考えられない。北朝鮮は、核を保有することで世界の列強と同じテーブルに 米国の情報機関であり、世界に冠たる情報機関のひとつであるCIAの人間は、退職後3年間は他国の政府にアドバイスすることは許されない。ブラウン氏は3年間沈黙を守ってきたが、今年2月その期間が過ぎて、人として「拉致問題」を許せないし、解決されなければならない問題だとして、世界に発信するために米国において「拉致事件」を一冊の本にしたいという考えだ。 |
| 2008.9.26 「小泉元総理引退!」 昨日夜、「小泉純一郎氏、政界引退」の報道が駆け巡った。私も感想を聞かれたが、小泉さんは本当に悔いは残らないのかなと思った。 |
| 2008.9.25 「真の保守政党の立ち上げとなるか?」 西村真悟代議士が、先に結成されていた「改革クラブ」への参加を表明された。「改革クラブ」とは、民主党参議員だった渡辺秀央(ひでお)さん、大江康弘さんが離党し、同じく参議員の新井広幸さん、松下新平さんたちと結成した政党である。 当初、姫井ゆり子議員を交えて「政党・改革クラブ」として発足させようとしたが、姫井議員の翻意により、人数不足で「政党要件」を満たすことができなかったものであった。 そこに西村先生が参加されるわけだが、もともと渡辺さんや大江さんとは、思想的に何の連携も無かった「姫井ゆり子」が参加するということがおかしかった。すっきりした形での船出となったことを祝ったほうがよいのであるが、イメージ的に負からの出発になったことは否めまい。 西村さんと大江さん、渡辺さんは元々近しい考えを持っており、西村さんが参加されるほうが自然ではあったが、国民的には負のイメージを持つ政党への参加には勇気がいる。 しかし、今日の記者会見で、西村さんは「いままで、政党として『拉致問題の解決』を掲げて選挙戦を戦うことが出来なかったが、今後は個人的な思いではなく、政党として取り組む問題として闘えることを喜んでいる」といわれた。 確かに、これまでどの政党も「マニュフェスト」に「拉致問題の解決」を入れることはあっても、政党として「解決」を目指すという政党は無かった。本来ならば、最重要課題として拉致問題を争点にして選挙を闘う政党があってもいいではないかという思いもあったので、西村さんの勇気ある行動に感謝したい。 これが、以前存在した「民主社会党」のような真の保守のかなめ要(かなめ)となる政党に成長していくことを望みたい。 次の閣議で了承されれば、中山恭子さんが「首相補佐官」に就任する予定だ。当然「拉致問題担当」ということになるだろうが、官房長官に対してもレクチャーをしていただけるとありがたい。又、中曽根外務大臣には、外務官僚より接触をもって、こちらを向かせていただきたい。どうも外務官僚の中には、融和的な考えが蔓延しているところもある。拉致被害者の救出には、融和的な考えで臨むことは危険であることを考えて欲しい。 今後は、麻生総理主導で「北朝鮮問題」の解決を図っていく体制つくりを考えているようだ。これまでの政府方針を崩さずにいくことを厳しく北朝鮮に対して表明して、スピード感を持って(斎木局長の言葉どおり)解決を図ってほしいものだ。 |
| 2008.9.22 「麻生総理誕生!」 長い総裁選が終わり、政局の始まりが見えてきた。 でも、本当にそんなことに東奔西走しているときなのか? 国内外に問題は山積している中で、ふたたび「総選挙による政治空白」を演出して、何の国益であろうか? ここは、確りとした「政治体制」を確立し、懸案事項を粛々と解決することが先決ではないか?経済の再構築と外交関係の健全化、さらに北朝鮮に対する「そなえ」等、喫緊の問題に対処してからでもよいではないか。 実際、解散権は総理総裁の専権であるから、麻生次期総理がどのように考えるのかによるのだろうが、今、解散しても自民党が議席を大幅に減らすことは確実だろう。 そうなった場合、民主党政権になるにしても自民党政権が首皮一枚で政権に残ろうとも、不安定な状況は解消されない。そこに漬け込む山賊集団もいるし、そこから生き残りをかけて、パフォーマンスに走ろうとする輩も現れる。そうなっては、混迷を深める政界情勢に対処できまい。少なくとも、自民党の議席が優位なうちに適切な政権運営が行われれば、国民の信頼を回復することも出来よう。 そのためにも、今度の組閣に対しては「論功行賞的」な人事を行って欲しくない。 次の大臣は、来年の任期まで全う出来る人物を選出してもらいたい。 個人的には、「拉致問題担当相」は留任し、外相に「安倍晋三氏」の就任が望ましい。 なんだかんだいっても「拉致問題の解決」のために必要な人物であることは間違いない。 総理としては、体力不足で体調を崩してしまったが、外相としての使命感と政治家としての思いの強さは他の代議士に引けを取ることはあるまいと思う。 この布陣であれば、北朝鮮も「ごまかし」や「時間稼ぎ」の出来る政権ではないという思いを抱くであろうから、早期の動きを見せる可能性もあるのではないか? 国民の中には、「安倍氏」が表に出てくることに抵抗がある方もおられるかもしれないが、「被害者の救出」に欠かせないというのが私の思いでもある。 どちらにしても、参議院の民主党優位は変わらないのであるから、解散時には、「インド洋での給油に関する問題である『テロ特措法』の是非を「郵政民営化」の際に用いた「ワン・イシュー」で、国民に問う形式を用いるべきだ。 この問題での国民の投票行動によって、「テロ特措法」を継続するか廃止するかを問うべきだ。 その結果によって、ねじれの中でも一番の難問である「テロ特措法」の解決を見ることも出来よう。 政策の違いがそれほど見えないのでは、国民は選びようが無い。テロ特措法に関しては明らかに「継続」・「廃止」で意見が分かれているのであるから、解散するならば、争点にすべき問題であり、国民の意思を無視できなくなるのであるから、結果を重要視していかねばならなくなる。 |
| 2008.9.19 「ベッドの上では・・・。」 金正日の病状が悪化説と回復説との二つで割れている。終いには、長男の金正男の北京での目撃証言にまでおよび、「ああだ、こうだ」と喧しい。 どちらにせよ金正日は、そう長い命ではあるまいが、果たしてベッドの上で安穏と死を迎えることが出来るのだろうか? チャウシェスクは人民のリンチに会い、無残な最期を遂げることになった。ミロシェビッチも裁判にかけられ、収監中の牢獄で寂しい最後を迎えることになった。 朝鮮人民の敵、金正日も穏やかに死することは許されまい。 日本の風習として、死者に鞭打たないというものがある。私も日本人として、このような気持ちになるのかも知れないが、どうしても「罪」を認めさせて、反省のうちに命を全うしてもらいたいのだ。 多くの人民の命を奪い、多くの外国人の人生を奪い、一人独裁体制の中で贅沢な暮らしを満喫していったことを考えると不公平な気持ちになる。 それにしても、日本での悠長な動きを見るにつけ腹立たしくなる。 今朝も、報道ワイド番組に「五人の自民党総裁候補」が出演し、それぞれの主張を述べていたが、一人として積極的に「拉致被害者の救出」をあげる候補はいなかった。 番組では、喫緊の問題として「リーマンブラザーズの破綻による金融不安」のなかで、暢気に総裁選などやっている状況ではないという意見も出ていたが、そのMCも「拉致被害者が救出できていない状況で『政治空白』は許されないとは言わない。 もう、被害者のことを忘れているような状況を憂いているようには見られない。 私たち家族にとっては、最重要課題として「拉致被害者の救出」をあげて欲しいのだ。 目の前で「おぼれる人」がいるにもかかわらず、皆が傍観者を決め込み、「かわいそうだが仕方ない」という姿勢を貫いている。 私が今後、このような国のために何かの奉仕をすることが出来るだろうか? 被害者が帰国したときに、「日本はいいだろう」と、旨を張って言えるだろうか? 父・正一が「日本を信じろ!」と遺言しているから、その遺言に従っているだけだ。母・信子が悲しむから、日本を離れることは出来ない。姉・るみ子が「助けを求めている」から救出行動をやめることはできない。 それでも、日々「苛立ち」や「ストレス」が蓄積していく状況に何時まで耐えられるのだろうか? |
| 2008.9.16 「揺れることなく!」 15日、家族会臨時総会及び「ウソと時間稼ぎは許さないぞ!緊急集会」が開催された。緊急にもかかわらず、多くの方々に参集していただいたことに感謝したい。 |
| 2008.9.10 「金正日、重体説?!」 またまた出てきた「金正日重体説」である。各報道が競うように報道の真贋を検証しようとしている。 北朝鮮・金正日総書記健康悪化説 病名は「脳出血または脳いっ血」 韓国情報機関(FNN) 米、北朝鮮の内紛や混乱懸念 金総書記の重病説(産経) 金総書記は脳いっ血か脳卒中〜韓国情報機関(日テレ) 露韓両外相、金正日総書記の健康問題で「新情報なし」(読売) 金総書記に「重病説」、真相は不明(TBS) 金総書記は回復・管理可能な状態、国家情報院が報告(yanhap news) 等々、どの報道でも真実は闇の中である。 どちらにしても、北朝鮮に政策決定能力が不足している状況であるということは問題だ。 早期の解決を目指す私には、金正日が回復しなければ動かないということでは困る。 日本の総裁選挙を見越して、「調査委員会」立ち上げを躊躇している状況と言う報道も分析をしなおさなければなるまい。 韓国は、いかなる状況にも対処できるように用意すると言う。わが国は如何なのだろう。 わが国のTVでは、5人の総裁候補が出てきて、ご自身の「国づくり」について語ったが、「北朝鮮問題」を重要な課題として積極的に発言する候補は皆無だった。 石破氏は、「国家の安全保障」を掲げながら、「インド洋の給油問題」を通して、国際的貢献という観点で、安全保障を語るが「拉致された国」と言う観点からの発言は聞かれない。 石原氏は「レフトウイング」と公言しているから、当然「北朝鮮問題」について言及しないのは判るが、総裁候補5人のうち2人は、元拉致議連の会長と副会長であり、現顧問として会合に出ている方もいる。麻生氏は、外務大臣経験時、海外の拉致被害者とも面会し、「拉致解決に努力する」と約束している。与謝野氏は、安部政権時に「官房長官と拉致問題担当相」を兼務しているのだ。 5人中4人が、何らかの形で「拉致問題」に携わり、救出のために尽力すると答えていたはずだが、総裁選の公約の中に「拉致被害者救出」や「早期解決」に言及していない。 まるで、わが国には「北朝鮮に拉致された人」はいないような総裁選だ。 政治部の記者にしても「拉致問題」について質問する人はいないようだ。 どうなっているんだろう? 安全保障の問題を言うなら、北朝鮮問題に言及すべきだし、今後の「国つくり」を国民に示すと言うなら「北朝鮮問題」をどのように対処すべきか言明すべきだ。 被害者の命は待ったなしである。 |
| 2008.9.5 「後手に回る日本外交」 「北朝鮮政府から、日本の新政権の北朝鮮政策を見極めるまで、拉致問題に関する調査委員会の立ち上げを延期すると通告してきた。」と外務省が発表した。 この流れは、福田総理辞任会見から予想がついたことだ。然程、驚くべきことではないが、北朝鮮政府の先手攻撃にはいつもながら感心させられると言うか、日本外務省の後手の対応に呆れる。 北朝鮮との交渉では、韓国の次に歴史的な経験を積んでいるはずの外務省が、何も学んでこなかったということではないか? 北朝鮮が今回の政局に反応する前に、外務省は「わが国の政権が変化しようと、拉致問題の重要性は変わらない。どのような政権が誕生しようと、わが国の政策変化はない」ことを言明すべきであった。さらに「速やかに『拉致問題解決』への対応をするべき」と北朝鮮政府に宣告しておくべきではなかったか。これは、日本政府に対する反省を求めるだけではない。私にも言えることだった。 私たちも、総理辞任での北朝鮮の対応をもっと露骨にいって、日本政府に先手の対応を求めるべきであった。 これまで、拉致問題の対応では、北朝鮮が報告してきたことに対して、日本サイドが判断し反応をするという繰り返しではなかったか。これでは、北朝鮮に振り回される構図が変わらない。 どこかで、流れを転換する必要があるのではないか。危機をチャンスに転換する。この際、北朝鮮が「8月の合意事項に違反する」として、制裁解除をしないと言明し、相手を慌てさせるために、「追加制裁」を発動する。 北京では、日・米・韓・中の六者代表が一同に会して、北朝鮮が核施設の復旧作業に入った事をうけての対応を協議している。これにしても先手を打たれた六者代表があわてる構図になっている。構図を転換しない限り、同じようなことが繰り返される。 六者も日朝も米朝も、圧力を捨てては前に進まないことを認識し、「北朝鮮の合意違反」に対して毅然と対応していくしかあるまい。 日本政府は、今からでも遅くない。北朝鮮政府に合意を履行するように強く迫るときだ。約束履行違反に対しては、毅然と対処するという意思を発するときだ。何時までも北朝鮮の出方に振り回されるときではない。 福田総理は、自分の任期中に拉致問題を解決したいといって、総裁選に出馬し勝利したわけだから、任期もまもなく無くなる時だから、解決を目指して毅然と対処してもらいたい。 今、総裁選に立候補している方々だけでなく、民主党総裁になるであろう小沢さんにも、「どのような政権になろうとも、北朝鮮政策に変化はなく。厳しき毅然と対処していく」と言明してもらいたい。 |
| 2008.9.4 「スパイは捏造!?」 朝鮮中央通信が韓国で問題となっている「女性スパイ事件」について、「南朝鮮当局が捏造した完全な謀略劇」と非難。「女性スパイは、国家と人民の前に罪を犯して逃亡した犯罪者であり、カネと変態(行為)、詐欺に狂った人間のクズ」と強い調子で批判している。 北朝鮮政府は以前にも、露呈した「脱北者安明進の証言」に対し、最初は「そのような人物は北朝鮮の公民ではない」と否定して認めようとはしなかった。しかし、最終的に「北朝鮮の公民であったが、詐欺や盗難をはたらいた唾棄すべき人間であった」と北朝鮮人民であったことを認めた。 今回は、いきなり「スパイ行為を行った女性」を北朝鮮の人民と認める談話を発表している。犯罪者としてではあるが、ここに北朝鮮の切羽詰った事態が窺える。 米国の「テロ支援国指定解除」を望む北朝鮮政府は、どうしても彼女に「暗殺指令」を出したことを認めることは出来ない。だからこそ、「人間のクズ」とののしりながら、彼女の言うことはウソであることを早期に強調しなければならないのだろう。 暗殺は、正しく「テロ行為」であり、指令を出していることが事実ならば、米国の国内法においても「6ヶ月以内に『テロ行為』あるいは、『テロへの支援をしていない』ことに違反し、核を放棄しようが、核施設を爆破しようが「テロ支援国指定」から解除されることは無くなる。 だからこそ、これまでに無く早い反応をし、スパイをうそつきであり、犯罪者であるという声明を出さねばならなかったのではないか。 それだけ、米国のテロ支援国指定解除を懇願しているということだろう。 やはり、圧力となる「制裁」は維持し続けていかなければ動かないということだ。 貧弱な政権が考えそうな「姑息な」手段に、日本に潜入している「スパイ」たちは如何感じるのだろう。彼らも韓国のスパイと同じ「金正日政治軍事大学」で学んでいただろう。 失敗したら「人間のクズ」と罵られ、唾棄される運命に甘んじていられるのだろうか? 国に見捨てられる自分たちの立場について、疑問も持たずに指令を遂行していくのだろうか? やはり「工作員」というものは、私たちとは違う世界で生きているのだろう。 映画だけではない、現実に彼らは命がけで活動中である。それが今、日本中に徘徊している事を忘れてはなるまい。 |
| 2008.9.3 「ジェスチャーの好きな金正日」 北朝鮮が、寧辺の核施設の原状回復を着手したという報道が、米国Foxテレビ(電子版)でなされた。 |
| 2008.9.2 「驚きの物語」 昨夜午後8時半ごろ、報道関係者から「午後9時半から総理会見があり、重要なことなので、注視しろという上からの情報がありました」というものだった。内容に関しては一切わからないが、もしかしたら北朝鮮がらみの発表かもしれないということで、9時半からTVを見ていたところ、突然の総理辞任会見であった。 しばらく、声が出なかった。福田総理のやり方では、拉致問題の全面解決は難しいという思いはあったが、このタイミングで辞任するか〜!というのが正直なところだ。 北朝鮮との協議において交わされた約束については容認できるものではないが、それでも数日中に北朝鮮の「回答」なるものが出るだろうと予測されていた時期であり、その「回答」に対する行動をどのようにしていくかをも話してきただけに、予想外の展開に声も出なかったのである。 これで、北朝鮮政府に約束履行の反故の理由を与えることになる。日本政府の譲歩を目的とした「再調査委員会」の設置と「調査」である。日本政府が確立していない状況では、北朝鮮が答えを出す必要はないのである。これで、今年中の動きが止まってしまうことを危惧する。 しかし、福田総理退陣で一番困惑するのは北朝鮮である。制裁の解除を早くして欲しい北朝鮮としては、日本政治の停滞は制裁解除の早期実効に少なくとも影響が出ることは確実だろう。 米国が「テロ支援国指定解除」の先送りを続ける中、日本からの支援他、実質的に政権維持のための何らかの動きが欲しい北朝鮮がこのまま動かなければ、弱っていくことは明らかだからだ。 さらに、次の総理と予想される「麻生太郎氏」は原則的に北朝鮮政府に対しては厳しい見方をしているから、国内に存在する「対北宥和派」が力を削がれ、動きづらくなることは予想される。 麻生氏が外相時代、ルーマニアやタイ韓国の拉致被害者家族に直接あっていただいたことは事実だし、これまでの言動からは「融和的な対北政策」にはならないだろうと推測するが、この混迷した政局の中で何処まで初志を貫けるかは不透明だからだ。 どちらにしても、私たちが負けることは出来ない。どのような政権が誕生しようが、私たちの信じる方向で動いていくしかあるまい。 昨年に引き続き、今年の9月に同じような出来事が起きるとは小説にも描けないシナリオだ。 |
| 2008.9.1 「大本営発表!?」 8月27日、拉致議連・救う会・家族会の合同役員会に際し、直前に斎木アジア大洋州局長の説明を受けた。 今回は、議連の先生方に対する説明であったため、主に議連の先生方からの質問に終始したが、最後に共同通信の記事「北朝鮮外務省筋の話として、『日朝協議の中で、白紙に戻して調査すると言ったことはない』と言明した。」という記事との日本外務省の説明と食い違いがあるが、実際のところ如何であるのかと質問させてもらった。 斎木局長は「北朝鮮は『白紙に戻しての調査』という言及はなかったが、すべての調査を厳密にするという合意をしたから、当然『白紙に戻して』という意味であると理解している」という説明であった。 さらに、「共同の記事を信用するか?私を信用していただけるかだ。」というのだが、北朝鮮に対し、「白紙に戻しての調査」という言質をとっていないという事は、どのように北が解釈しても弁明は出来まい。北朝鮮との交渉では、こちらの思いとおりに動いてくれるという希望的観測ではいけない。勿論、斎木局長は自身を持って次回の調査においては、誠実にやらせるということを言ってはいるのだが・・・・・。 今日、「統一日報」が入手したという「総連の指導層に対する『内部文書』の内容」を見た。8月15日の記事として、統一日報の一面に記載されたものである。 対日情勢分析では、6カ国協議で孤立した日本はこれ以上拉致を口実にした対北強硬策を続けられない状況にあると解説している。福田政権は、経済制裁解除の意思を表明し、北朝鮮に対話を要求しているとした。 つまり、日本政府は六者協議の中で孤立し始めている。韓国の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長が、「韓・中・露・米の6者協議代表は、日本がエネルギー支援に参加していない現状に決して満足していない」と言及し、協議の中では日本政府に対する圧力が出始めていることを匂わせている。 さらに、福田政権が安部政権当時の「対北強硬策」の誤りに気づき、謝罪し「宥和路線」の展開を余儀なくされているとしている。 締めくくりは、「総連の活動による勝利は近い」と言っている。 これは、日本国民に対する日本政府の説明とは大きく食い違うものとなっている。 北朝鮮政府から「総連」への内部資料であるから、当然内容に関して謀略の意味もあることは百も承知であるが、どちらが『大本営発表』なのかは、以前「藪の中」である。 |
| 2008.8.26 「迷走する日本外交」 北朝鮮外務省が、「核の無能力化措置を中断、原状回復も考慮」という声明を発表した。また、北朝鮮の駄々が始まったという感じである。この流れは、すでに予見できたはずであるが、北朝鮮をまともな国としか見なかったヒル国務次官補の過ちであろう。 テロ支援国指定解除というカードを切る以上、米国は最低限、「無能力化の検証」をすることは当然のことで、「北朝鮮も了解済みであろう」と希望的観測で進めようとした米国国務省の誤りが明確になった。しかし、ヒル氏は過ちを認めようとはしないだろう。それが、官僚の常識であるから。 過ちを認めると、時期政権での立場を確保したいというヒル次官補の思いが叶わなくなるので、あくまで自分の責任とはいわずに、強硬派の議会筋の責任に添加する可能性すらある。 バイデン副大統領候補が「米国外交の宝」とまで言い切ったヒル氏としては、話を進めるために再び譲歩するのだろうか?それとも、明らかな違反に対して、「米国の厳しい措置」がなされるのか? 吉田康彦教授なら、「米国が約束を守っていないから、北朝鮮の対応は理解できる」と言うだろうが・・・・・・・・・・・。 翻って、日本外交はどうするのだろう。 8月11,12日の日朝交渉で「北朝鮮への制裁解除」を「検証なしで行おう」とする日本外務省の間違いがはっきりしたのではないか? 北朝鮮と約束事をするときには、先ず、検証作業をしてから「約束」の履行をすべきであることは常識だが、わが国の外交は世界の常識とはかけ離れたものであることを露呈しようとしている。 高村外相は、「調査が始まったということの確認が出来れば、制裁を解除する」と言っており、中山拉致問題担当相の「立ち上がりました、はい解除、ということは想定されていない」という発言と大きく食い違う。 中山拉致問題担当相の言葉は、外務省藪中事務次官の「対北朝鮮制裁解除の合意尊重」の姿勢とも違い、閣内不一致と思われるが、真実を探ろうとしない外務省の前のめりの姿勢が窺える。 北朝鮮の先の対応を受け、米国が強行路線に転向した場合、日本政府は如何対処するのだろうか?「米国に右倣え」で、「やはり検証は必要」と言い出すかもしれない。いや「もともと『検証なしでの制裁解除とは言っていない』と言ったはずだ。」などと言い出しかねない。 その際にも、官僚は間違いと認めずに言葉を紡いで言い訳を繰り返すかも知れないな〜〜〜〜。 いい加減に目を覚ませて欲しいものだ。 それともやはり「拉致の共犯者」同士で庇い合うつもりなのか? |
| 2008.8.25 「オバマ氏の副大統領候補にバイデン上院議員」 バイデン上院議員という方は、私の知る限り「北朝鮮宥和派」のクリストファー・ヒル氏の擁護者である。ヒル国務次官補を称して「米国外交の宝」とまで言い切った人物である。 |
| 2008.8.18 「せいぜい頑張って下さい!」 7月25日のテレビ朝日「朝まで生テレビ」収録後の解散時に、吉田康彦氏が私に対して発した言葉だ。 今回の日朝協議の結果を見て、この言葉が蘇った。 6月26日、米国大統領が議会に対し通達した「北朝鮮をテロ支援国指定解除」から、2カ月に渡り、懸命に街頭に立ち、道行く人に呼びかけた結果が政府による「日本の制裁一部解除」であった。頑張ってもすでに決定済みの「政策」に対して抗うことは出来ないのか? 私がどんなに声高に叫んでも、振り向いてもくれない道行く人たちを見ていると、「せいぜい頑張ってください」という言葉が蘇り、私を打ちのめす。 家族会が今回の政府の政策を支持しているような報道があった。確かに、メンバーの中には、これを梃子に事態を動かしたいという願望がある。又、長く続いた「被害者救出の道」に疲れている部分もあるとは思う。斎木局長に対する信頼もあるのだろう。しかし、本音では大きな不安を抱えながら、成り行きを見ていくしかないという思いなのだ。 その家族の気持ちを逆手に取ったような政府の政策ではないだろうか? 北朝鮮との交渉も長い時間をかけすぎて、何がどのように動いてきたのかを忘れてしまったのではないか? 「調査のやり直し」は、小泉元総理の再訪朝時に金正日が約束したことではないか。今回の北朝鮮の言い分は、「調査のやり直しをするから、制裁の一部解除をしろ」というものだ。では、前回の約束は何だったのか。 わが国は、5人の子供たちを取り返すために、25万tの食糧援助と1000万相当の医療支援を行った。そして、金正日から「白紙に戻しての再調査」を取り付けた。しかし、北朝鮮が行った「再調査」は、誰の物かわからない「事故証明書」と「裁判記録」であった。さらに、先に提出した「死亡確認書」は捏造であったことを認めた。又、「めぐみさんの骨と称するもの」を提出し、日本政府を愚弄した。 つまり、この時点の約束を履行していないのだ。履行していない約束をもう一度やるから、「制裁を一部解除しろ」と言われて、北朝鮮の動きを促すためという理由で、北朝鮮の言い分を認め、解除に踏み切った政府の交渉のやり方には疑問を抱かざるを得ない。 「行動対行動」というなら、まず北朝鮮に約束を履行させてから、次の「行動」に対してわが国が行動をするというのでなければ間尺に合わない。 このような交渉では、「北朝鮮のペース」を崩すことは出来ない。北朝鮮にやるべきことを先ず教えるべきだ。約束を履行することが北朝鮮のやるべき「行動」である。 家族会は決して、「政府のやり方を容認するものではない」ことを知っておいてもらいたい。 |
| 2008.8.7 「不穏な動き」 11日、12日の日朝協議の開催を北朝鮮政府から応じてきたということが、何らかのメッセージであろう。これに対し、日本政府が何処まで毅然と拒否するところを拒否しうるのかが問われるところだ。 私は、11年間の活動の中で、何回も北朝鮮政府に裏切られ、日本政府に苛立ちを覚えてきた。それだからこそだろう、全ての交渉に対して懐疑的に見る傾向がある。 前回の日朝協議でもそうであった。日本政府が何故、北朝鮮との交渉において「制裁の一部解除を含めエネルギー支援は、全ての拉致被害者の存在を認めてからでないと出来ない」と厳しい姿勢をとらなかったのか? 外務省は、先の協議の中では「今までの『再調査』では駄目だ。生存者を帰国させることを明確にする『再調査』でなければならない」と強調したということだが、日本政府が確認できない「生存者」に関して、北朝鮮の主張する「生存者」を何処まで認めようというのかが不透明だ。 再び、「これだけしかいなかった」という回答で数人の被害者の存在だけを提示することで、「拉致問題の進展」と捉え、制裁の一部解除に走る事が起こりうるのだ。 中山大臣が一人、被害者全ての帰国を主張しても、政府内あるいは外務省内に「落としどころ」を探りながら、正常化への道を画策しようとする輩がいることは事実だ。 政府は、私たちに信じろというが、その政府内から「8人の死亡とされた被害者の中に生存者がいる。その人たちを含めた被害者全員の帰国が必要!」と強く主張する人がいない。 小泉元総理は、金正日との二度目の会談の中で「私はわからないが、被害者家族が信じていないので、『再調査』をお願いする。」他人事の様に言っている。そこに日本国民を自国の都合で拉致していった北朝鮮への批難はない。 つまり、日本政府は納得できるが被害者家族が納得していないから、納得できるだけの材料を出せと言って、出てきたのが「めぐみさんの骨と称する遺骨」であったことを思い出すとき、政権内のどの方が「全被害者の生存を信じて交渉をしているのか不透明だ。」 ある番組の中で「北朝鮮での調査の際に、警察も入るので、調査の仕方や手法報に関して素人の家族会には黙っていてもらいたい」といった代議士もいたらしい。 私たちが求めているものは、死んでいるという証拠ではなく、北朝鮮の工作機関の全てのファイルを出させることであり、北朝鮮の言い訳ではない。北朝鮮の出してきたものを検証するというのでは、時間稼ぎに使われ解決を遅らせてしまう。 せめて、全ての代議士、官僚が死亡をされた八人の生存を信じて交渉に向ってほしい。 |
| 2008.8.6 「日朝協議開催」 11日、12日の両日、北朝鮮の要望により「日朝協議」が開催されることが決まった。 11日と言えば、米国の「テロ支援国指定解除」が実行されるかどうかのタイミングである。微妙なタイミングでの「日朝協議開催」の要望ではないか。 北朝鮮政府の日本ゆさぶりが感じられる。おそらく、事前に米朝の「核申告」に関する検証問題の協議があると思われるのだが、これにあわせるように北朝鮮が日朝協議を望んだということ事態が何かあるのではという臭わせるものもある。 北朝鮮政府は当然のように「日本のエネルギー支援参加と先の協議で日本が約束した『経済制裁の一部解除』を持ち出すこと」はいうまでもないことだが、「再調査」に関して何も出さないということも考えにくい。北朝鮮の意図が何処にあるのか見えない中で、悪い頭で考えても仕様がないのだが、日本政府には毅然と北朝鮮の欲望だけを実らせることはして欲しくない。 外務省も現在の日本国内の情勢を知っているであろうから、国民の意思を無視した合意は出来ないだろう。 私たちは、粛々と国民に訴える一斉行動を行うことだ。 今回、Upした全国各地で行われる「全国一斉行動」に多くの方が感心を持って参加してほしい。 関東圏でも多くの活動が予定されているが、出来るだけ多くの活動に参加しようと思う。 |
| 2008.8.5 「タイからの帰国」 8月1日から、4日までタイ・バンコク市内とピョンヤン市内における「めぐみ〜失われた家族の30年」の上映会とそれに続く講演会をこなした。 |
| 2008.8.2 「手放しで喜んでいいのか?」 中山補佐官の「拉致問題担当大臣就任」という、私達にとってもサプライズと言える内閣改造であった。私が今回の内閣改造人事で一番危惧していたのは、来る10月に半年間の「制裁」期限が切れる時に、「継続」か「解除」かは閣議決定であるため、北の意を受付受けた人物が内閣に入り込んで「制裁解除」論が押し切られることだった。中山大臣の就任により、少なくとも「制裁解除」に関しては無原則に行われることは無いだろう。原則的な立場を貫いてくれるであろうから。 このように、中山大臣就任は家族会として歓迎すべきことではある。しかし、手放しで喜んでいいのか?不安はある。先ず、少子化問題も兼務するという点である。「拉致」・「少子化」というどちらも今の日本にとって重要な問題を同時に手掛けることになり、どちらも息を抜けないことから、果たして「拉致問題」に対しこれまでのように手腕を発揮出来るのか? |
| 2008.7.29 「国会議員アンケート」 昨日、国会議員に対するアンケート調査結果を発表した。質問は以前アップしてあるので割愛するが、結果は回答率33.9%という非常に低いものであった。(結果は救う会HPにアップしてある) 国会休会中でもあり、夏休みという季節的なものもあり、永田町にいる国会議員は多くない。しかし、秘書は必ず議員会館事務所にいる。 現に、アンケートを配布した際には9割の確立で秘書に手渡しできたのである。さらに、救う会事務局からは、しつこく電話をかけて回答の要請を行った。 それでも、33.9%という回答率は国会議員の意識のなさを露呈するものだろう。 今回のアンケートは、日本政府の「制裁一部解除問題」の発生を受けて、現職の国会議員がどのような考え(拉致問題解決のため)を持っているのかを問いたいという考えから、実施したものである。 同時に、次回の総選挙において有権者が投票する際のひとつの指標となればよいという思いからのものである。「拉致問題」は国民の命にかかわる問題であり、国民の生命・財産に対し責任を負う義務を持つ国会議員に問うということは、国会議員の資質を見る一助にもなるはずだ。(一方的な思いなのだろうか) 無回答の理由は多々あるだろう。 一つには、現職大臣として「立場」を明確にすることは出来ない。 一つには、いままでいかなるアンケートについても解答はしない。 一つには、政党としても統一見解を持って回答とする。(共産党) 一つには、党の役職についており「立場」を明確にすることは出来ない。 等々である。 私は、国会議員になった以上、どのような立場であろうと国家を運営する上での自分なりの考え方というものを持っているからこそ立候補し、国政に携わる意思を示していると思うので、アンケートに関しては、誠実に答えてほしかった。 これは、選挙のときに党として出す「マニュフェスト」と同様で、有権者が国会議員を選択する際に必要な指標と考えるからだ。 現在のように与党・野党問わず、党としての基本政策に全面的に賛同できない現状で、個人の考え方を明確にされることが選択肢の一つとなりうることを考えれば、是非、考えを聞かせていただきたいと思う。 |
| 2008.7.28 「『朝生』TV朝日、出演」 7月25日、TV朝日の「朝まで生テレビ」に出演した。パネリストは、平沢勝栄・山本一太・岩国哲人・森ゆうこ・(国会議員)、荒木和博・金慶珠(東海大学准教授)・重村智計・朱建栄(東洋大学教授)・手嶋龍一(外交ジャーナリスト)・森本敏(拓殖大学海外事情研究所所長)・吉田康彦(帝塚山学院大学)のメンバーだった。 岩国哲人代議士は思った以上に普通の人である。本当にリベラルな方なんだろう。考え方は違っても、人を威圧したり、ごり押しするような方ではないようだ。話し合いの余地はあるのではないかと感じた。 何時までたっても変化しないのが、吉田康彦教授だ。 相変わらず、北朝鮮政府の代弁者を繰り返している。先ず、北朝鮮は約束を守っているが、米国が約束を守らないから、あのような状況に陥っているということだ。米国が「約束を守れば、北朝鮮は核放棄する」ということだ。 「朝鮮半島非核化宣言」に調印しておきながら、核開発を続けてきたことは「約束違反」ではないらしい。 1994年「ジュネーブ合意」を受けて、米国は年間50万トンの重油の提供。日本・韓国は『軽水炉建設資金』を出してきたが、北朝鮮が「核開発」を続けていたことも「約束違反」ではないらしい。 パキスタンのカール教授は、1990年代後半、北朝鮮に対し核の情報提供をしたはずだ。そして、核開発の協力をしたという証言があったと記憶しているが、これは「約束違反」ではなく、あくまで米国が「約束違反」したから、核開発をせざるを得なかったということだ。 馬鹿げた論理である。 以前、左派系の日本人が「板門店」を北朝鮮サイドから見ると、「韓国や米国の軍事的脅威を感じるから、北朝鮮は武装をせざるを得ない」と、北朝鮮の先軍政治を容認するような発言をしていることを知った。 これと同様の見解である。彼らにはあくまで「悪いのは西側諸国であり、北朝鮮は防衛のために軍事力強化せざるを得ない」となる。そして、「日本が中国やロシアの脅威から身を守るために軍事力強化をすることは、戦争につながるから絶対にいけない」という。 何処の国の人が言う言葉だろう。吉田教授も同じ論理を展開する。 そして、「日朝国交正常化」こそ、問題解決の早道とのたまう。 この人の思考回路はどのようになっているのか、疑問視せざるを得ない。 裏話であるが、番組が始まる前に田原氏と二人で話していた内容が聞こえてきた。 「流れは正常化に向かいつつある。」 「今日は、そのことを強調しようと思う。」 強調できたとは思えないが、最後に私に「がんばってくださ〜い。」という侮蔑の言い方をしたことは許せない。 |
| 2008.7.23 「やはり外交の敗北なのだろう。」 2003年、家族会・救う会・議連では、ワシントンに代表団を送り、時のアーミテージ国務副長官の「拉致はテロ」という、米議会での発言があったことを受け、どうしても「米国の『テロ支援国指定』に北朝鮮を入れる理由として、「日本人拉致」という言葉を入れさせるために、議会関係者、政府関係者に会い、北朝鮮の日本人拉致について説明してきた。 |
| 2008.7.18 「アンケート配布」 17日、衆参両議院のすべての国会議員にアンケートを配布した。救う会事務局と家族会事務局、ボランティアの方々を3組に分け(正確には6人を3組にわけて二人ペア)て、衆議院第一会館、第二会館、参議院会館と手分けして各議員の事務所に手渡ししていった。 会館内は冷房が弱く、一会館約240の事務所一つ一つを訪問し、 「家族会・救う会では、今回すべての国会議員の先生方にアンケートへの対応をお願いしています。23日までにFaxでご回答いただければありがたいのですが・・・。」という口上を重ねていくうちに、重い書類とバッグを持つ腕が痺れ初め、汗が滴り落ちてきた。時間までに配り終わりたいという思いから、早足になって言ったのも汗を噴き出させた理由である。終了するころにはシャツがすっかり濡れてしまっていた。 どの事務所もアンケートを快く受け取ってくれたが、何処まで回答してくるかは不透明だ。締め切りまで不在の国会議員もいたし、アンケートには一切答えないという議員もいるようだ。又、政府の役職や党の役職につく議員の中には、私心を公にすることに対し、不公正さを欠く結果になるという理由からアンケートに答えられないとする人もいる。私はどのような役職にいようと政治家としての意見は持つべきであるし、公にすべきと思うが。 アンケート内容は、 問1、 北朝鮮が次のうち何をした時点で、制裁の一部を解除していいと思われますか。 a 全被害者の帰国に結びつく「再調査」結果が出た後。 b 北朝鮮が「再調査」に着手した後。 c その他 問2、北朝鮮が、拉致被害者の帰国に結びつかない「再調査」結果を出してきた場合、また何時までも結果を出さない場合、追加制裁をすべきと思われますか。 a 追加制裁すべきである。 b 追加制裁すべきでない。 c その他 個人的には、北朝鮮にかけられるすべての制裁をかけて、そこから制裁を徐々に緩める方法もあると思うのだが・・・・・・・・・。 |
| 2008.7.16 「六者会合報告」 今日午後02:00から内閣府において、斎木局長から説明を受けた。事前に首席代表者会合のプレスコミュニケで知られるように、拉致問題での動きは皆無であったため、家族会役員、救う会役員、調査会代表の限定的な面会となった。 北朝鮮の首席代表が金桂冠外務次官であったこともあり、日朝の間では何も進まないことは予想できた。対日担当の人間でない限り、日本との交渉は出来ないし、権限さえ持たされていないのは明らかである。それにしても、北朝鮮は前回の日朝協議の流れから何らかの反応はすべきであろう。 今回の報告で評価できることは、環境の整わない状況で「エネルギー支援に参加できない」(斎木局長曰く)という姿勢を崩さなかったことである。 尤も、公式のコミュニケの発表では「日本国は、環境が整えば、可能な限り早期に朝鮮民主主義人民共和国に対する経済及びエネルギー支援に参加する意向を表明」というもので、断固たる意思が感じられないのは残念である。 又、北朝鮮民主主義共和国という得体の知れない名称を連発していることにも違和感を覚える。これでは北朝鮮に遠慮しているという感じがするのだ。 斎木局長が言うには、「これまで、他の国々と北朝鮮との二国間協議の中で、北朝鮮に日朝関係の改善を促したことはあり、その都度、当事国(北朝鮮以外の)に対し、謝辞を述べてきたことはあったが、今回のように参加国の首席代表が一同に会した席上で、北朝鮮に対して『日朝関係の改善を早期に図るよう』促したことは初めてであり、評価できることと思う」という報告に、確かに北朝鮮へのプレッシャーも強くなっているという思いはする。 しかし、米国が「テロ支援国指定の解除」の動きを止めることは難しいという感触や、北朝鮮政府が今後どのような対応をとるのかは不透明であることを考えると安心してはいられない。 家族会も救う会も斉木氏に対する信頼は厚い。ただし、調査会はそれほどでもなさそうだが。斉木氏の手腕に期待するしかあるまい。 「福田総理も一貫してブレはなく、総理なりに懸命に取り組んでいる」という発言に対しては、「懸命にやってこんなもんか」との思いはある。 今後、北朝鮮が時間稼ぎをするようなら早期の追加制裁をすべきと思う。 |
| 2008.7.15 「連日の街頭行動」 緊急の拉致議連・救う会・家族会の三者合同役員会が開催された。この間の日本政府や米国政府の動きに危機感を感じたもので、今後の被害者救出のために三者の意思統一を諮るものだ。 議連としては、やはり米国の「テロ支援国指定解除」に向かう動きを牽制するために、米議会の全議会人に対し、「テロ支援国指定解除反対」の意思を伝え、日米の議員で連携を深める行動に出る。 さらに、日本の全国会議員に対し、救う会と家族会名でアンケートを行う。 北朝鮮船舶の出入りしていた「新潟・舞鶴・境港」において、「北朝鮮船舶の入港反対集会」を企画し実行してゆく。 今後、デモを含めた街頭行動を強化する。 等々、今やれることをやっていく。 私としては、自分が出来ることを懸命にやっていくしかないため、12日有楽町マリオン前、13日浦和駅周辺での街頭に参加した。署名に応じてくれる人の数が増えている。そして、政府のだらしなさを嘆く人が増えている。必死の姿を見せているから応じてくれるのだろう。若い女性の人たちも署名に応じてくれるようになった。 道行く人たちが、先月の日本政府の「制裁一部解除発表」を受けて、国民が怒りの声を上げ始めていることに気づいた。 7日の「愛媛集会」には3000人の人たちが集まって、制裁解除反対の集会を盛り上げた。 9日には、東京で緊急に召集したにもかかわらず、600人の人たちが大きな声を上げ始め、家族会の過激(?)な意見にも同調を見せている。 世論調査においても、80%が米国のテロ支援国指定解除の方針に「納得できない」とした。日本政府の「制裁一部解除」の方針に対しては、45%が「再調査の結果を見てから解除するか決めるべき」とし、40%が「緩和すべきでない」という回答をしている。 永田町や霞ヶ関にいる「外交のプロ」という方たちとは違う反応を示す。日々の現実を知る人たちには、今回の政府の対応が不可思議でならないし、許せるものではないという反応だろう。極めてまともな反応をしていると思う。 国民は苛立っている。何年たっても解決できない、否、しようとしない日本政府に対し、苛立ちを感じ始めているのだ。 日々の生活の中でも苛立つことは多く存在する。その苛立ちの中で政治家が、政府が自分たちを守ろうとしているのか疑問を持ち始めている。 このまま、政府の主体的な動きがなければ政権が瓦解していくのではなかろうか? 厳しい審判の日が近づいている気がする。 |
| 2008.7.11 「地村保さんが、加藤氏に怒りの抗議文」 7月10日、拉致被害者で帰国した地村保志・富貴江さんの実父・義父に当たる地村保さんが、加藤紘一議員の「国家と国家の約束だから、(5人を北に返した方が)よかった」との7月7日の発言に対し、同氏に「拉致被害者の一家族より」とする抗議文をFAXで送付した。「何度も電話したが出なかったのでFAXした」とのことである。原文をそのまま掲載します。 |
| 2008.7.10 「恥の上塗りだよ、加藤紘一さん!」 一連の「加藤紘一元自民党幹事長の発言」騒動に対し、あまりの世論の批判に耐えかねたのか、自身のプログ(http://www.katokoichi.org/)の中で、「西川のりおの言語道断」の番組中に加藤紘一さんの発言部分を引用して弁明をしているが、どう読んでも加藤氏の言う 「記事だけを見ると、唐突に「拉致被害者を北朝鮮に戻すべきだった」と述べたように受取られますが、是非、前後の文脈を知っていただいた上で、趣旨をご判断いただければと思います。」 判断が出来ないのだ。 あれを読んで、加藤氏が正しいと判断する人がいるとは思えない。寧ろ、加藤氏が北朝鮮の言いたいことを代弁していたという事実が浮き彫りになる。 先ず、間違いであるのは、24年も北朝鮮に拉致され、苦難の人生を過ごさざるを得なかった被害者の気持ちを全く無視した点である。被害者は自らの意思で「日本に残って、子供たちを待つ」という決意をしたのであり、彼らを北朝鮮に戻し政治の道具に利用しようとした発言は、人として許すことは出来ない。 そして、「また来てくださいといったら、何度も何度も交流したと思いますよ。でも、多分ね、一回返すと、平壌は殺しちゃうんじゃないかと」・「そこが、外交感覚の差ですね。そんなことができるわけがない。」の発言にいたっては、なんと無知な人だろうと思う。こんな方が、政府与党の元幹事長であり、今でも与党の一員であることはこの国にとって不幸なことである。 中東のレバノンの4人の女性は、1978年に拉致され、その後、解放されたのであるが、被害者のうち一人シハームさんは懐妊しており、敬虔なイスラム教徒であったシハームさんは、北朝鮮に帰らざるを得なかった。そして、国交を持つ祖国・レバノンに自由に帰ることは出来なかった。ただ一度、子供を北朝鮮に残し、帰国させてもらえただけだ。 又、私たちが被害者を帰国させたくなかったのは、北朝鮮に返った被害者が、監視の下に記者会見をさせられて「将軍様の庇護の下に幸せに暮らしているので、日本へ帰りたくない」と言わされるのは明らかであったろうからだ。そうなった場合、世界中にTVを通して発信された言葉は、本人の意思としての発言と捉えられ、その後、日本政府が彼らを取り返そうとしても「本人の意思」を無視した行為と海外から批判を受け、取り戻すことはできなくなったであろう。 加藤氏は、「拉致という犯罪で、日本人の人生を奪った北朝鮮にも強い怒りを感じます。」といいながら、その非道な北朝鮮に被害者を置き去りにすることを良しとしたのである。 全く素晴しい「外交感覚」である。 |
| 2008.7.4 「明日、デモ行進。集まれ!有志!」 5日、午前11:00 宮下公園から「拉致事件の早期解決」を訴えるため、デモ行進に参加する。 都議、区議らも大勢参加して、渋谷の町を練り歩く。 日朝公式協議後、この国はおかしな方向へ進もうとしている。それを危惧しての意思の発動である。 協議後、日本政府は「北朝鮮が再調査を実施する。よど号犯を引き渡すことに協力する。」という表明を受けた形で、「北朝鮮に対する経済制裁の一部解除」を表明した。この時点で、政府は即座に「制裁の一部解除」を執行するつもりであったようだ。 しかし、世論の反発を受けて「行動対行動」の原理原則という言葉を持ち出し、世論の緩和を図ったと思われる。言葉をうまく利用しながら、実は解除したいという政府の意向を隠しながら、実際には「制裁解除」の方向へ向けている。 姑息な手段である。 斎木アジア大洋州局長は「もう、辞めたい。」といっているという話が漏れ伝わってきたが、これも事実のようだ。とすると、局長の意に反して、官邸内部ではすでに「制裁解除」は規定路線になっていたのではなかろうか。 中山首相補佐官は、29日、川口の集会で「孤立している」と発言した。 これは、首相補佐官の対北原理主義を疎んじた人物たちが、中山はずしを画作中であるということだ。制裁解除に強行に反対する補佐官をはずし、「万景峰」の入港を認めようという動きであると見る。 今、万景峰を日本国内に入れることは「制裁」をなし崩しにすることであり、「万景峰」を利用して在日社会で築き上げた地位を失いはじめた朝鮮総連の事業を再開させ、在日社会でも信頼を失った総連の延命を可能にするものである。 これには、総連から頼まれた「親北」の国会議員らの動きがあると見るのが適当ではないか。 これらの議員たちが動いてきたことで、「拉致問題」の解決など出来なかったことは、周知の事実である。このままでは、再び「拉致被害者」が葬り去られる危険が強まる。 私は、被害者の実弟だ。これを座してみているわけにはいかない。 だからこそ、「デモ行進」や「街頭宣伝」を強化していく必要がある。 21日には、大阪でデモ行進がある。そちらへも参加するつもりだ。 被害者救出を願ってきた人たちの団結を願う。 |
| 2008.7.3 「シーファー大使面会の顛末」 昨日、アメリカ大使館が家族会数人とシーファー大使が面会すると、報道各社へ通達した。私の元には、某新聞社からの問い合わせによってもたらされたのが最初だった。 「目耳に水」の事態に俄かには信じられないものであったが、代表に電話した。 しかし、通じない。 内閣府のほうへ聞いてみたが、内閣府でも把握していないという。アメリカ大使館の担当官と連絡を取りたいと思い、アメリカ大使館に電話した。 オペレーターが出て、「家族会の増元です」と名乗ると、すぐにわかったようであわてたように担当官に繋いだが、席におらず留守電になっていたので伝言を残しておいた。 そうこうするうちに、代表に電話が通じて詳細を知ることになる。 「昨晩、アメリカ大使館から電話があり横田夫妻と飯塚代表に大使がお会いしたいということで、大使公邸においで願いたい」というものだったようだ。さらに「公にはしないので内密に・・・」ということだったようだが、結局アメリカ大使館から報道への通達があったのとは、符合しないものである。 これは「米国のアリバイつくり」との思いがつのった。 アメリカ大使館から連絡がないので、もう一度電話してみる。まだ、担当官がいないので、電話に出た人に「面会」の申し出を行った。 一旦、電話を切って返事を待った。200分ほどしてから「シーファー大使がぜひお越しください」との返事をいただき、午後3時からの面会が可能になった。 これが昨日の顛末である。 今回の面会が何を意味するものかは、わかると思う。米国政府が、日本国民の中に米国に対する不信感が広がることを嫌がって、とにかく「家族会」の代表に説明をして、理解を得たいということであったろう。それほど、今回の「テロ支援国指定解除問題」を日米同盟の観点から、米国自身も懸念している証だろう。 私は、シーファー大使が家族会・議連の意を受け、日本国民の意を受けて本国に対し具申してきたことを知っている。大使には本当に感謝しているが、やはりここでの「テロ支援国指定解除」には、家族の命がかかっていることでもあるので、物申していくしかない。 クリストファー・ヒル氏の前のめりの交渉がどうしても解せないからだ。 大使は、長い時間をかけて説明してくださったが、言い訳にしか聞こえてこなかった。 又、米国が北朝鮮に多大の人間的考え方をしてくれるのではという期待をかけていることもわかったが、相手は金正日政権である。 あのように甘い考えでは、「騙される」危険が強いと感じた。 今朝、「ブッシュ大統領の発言」が耳に入る。相変わらずの言葉であるが、踏み込んだ発言でもあった。 しかし、私は姉のために言うべきことはいっていかねばならない。 |
| 2008.7.2 「これは、抗議ではない!」 米国大使館への「はがきを送る」ことを呼びかけているが、これは抗議ではない。米国に対する、日本国民の意思表示と捉えている。 |
| 2008.6.30 「米国に物申していくべきでは?」 私たち、家族会では救う会・議連とともに昨年11月、今年5月の2回にわたり、ワシントンD.C.を訪ねて、国務省・国防総省・ホワイトハウスを訪問し、さらに議会関係者等に会い、そのつど、「テロ支援国指定解除」という事態になれば、日米同盟に禍根を残し、日本国民の米国に対する信頼を損なうと言い続けてきた。 それでも今回の事態がしゅったい出来してしまった。これも日本政府がしっかりと「テロ支援国指定解除」に対して反対の意を唱えてこなかったからであろう。 それどころか、日本政府首脳は先に「北朝鮮への一部制裁解除」を公表し、「日朝交渉の前進」という言葉で、米国の「テロ支援国指定解除」の道を明けてしまった。 又、米国が北朝鮮の「核申告」を得て、大統領が「テロ支援国指定解除」の通達を米議会に対して行ったことにも「容認」として、軽くクリアをさせている。 これでは、日本国民は何も言いはしないという米国政府の思惑通りになってしまう。だからこそ、今、日本国民の怒りや意思を米国に向けて発していかなければならないと思う。 これまで、米国の言いなりになってきた日本政府だが、国民はそれをよしとはしていないということを、ライス国務長官やヒル国務次官補、そしてブッシュ大統領に示していかなくてはならないのではないだろうか? 高い郵送料を払わずとも、50円はがきでいい、日本語で書いてもいい、 下記に日本国民の意思を伝えるために、立ち上がってほしい。 後、41日。それまでに・・・。 〒107-8420 東京都港区赤坂1−10−5 米国大使館内 J・トーマス・シーファー駐日米国大使 Ambassador J. Thomas Schieffer あるいは、 ジョージ・W・ブッシュ大統領 President George W. Bush 宛てに 「私たちは、貴国が北朝鮮をテロ支援国リストから除外することに反対する」 これだけでいい。 協力をお願いします。 |
| 2008.6.28 「福田総理よ、家族の声を聞け!」 家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は「訴えてきたことがこんなに簡単に解除になるとはノ。私たちの活動は何だったのか」と肩を落とした。 飯塚さんの怒りは、日朝協議で「再調査」の代償として経済制裁の一部解除を表明した日本政府にも向く。「首相はなぜブッシュ大統領に解除は困ると言ってくれなかったか。裏切られたようだ」。 神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さん=拉致当時(23)=の母、嘉代子さん(82)は、産経新聞の電話での取材に応じた。 有本さんは「拉致被害者の最後の1人が帰ってくる日まで、アメリカは日本を助けてくれると思っていたが甘かった。やはりアメリカはアメリカ、日本は日本だと思った」 と日米の拉致問題への温度差に、失望を隠さなかった。 そして「日本政府は北朝鮮に言うべきことを言って、拉致被害者を全員日本に送りかえすまでは、びた一文渡さないと伝えてほしい」と、強い口調で悔しさをにじませた。 さらに「私はもう何十年も北朝鮮と交渉をしてきたが、あの国は絶対に話し合いだけで拉致被害者を送り返すようなことはしないと思う。今回のこと(北朝鮮の核申告)だって、このままうまくいくとは到底思えない。アメリカが方向転換をしたからといって日本政府まで経済制裁をやめてもらっては困る。私たちはこれからも、拉致被害者を返せと言っていくしかない」 北朝鮮による拉致被害者の横田 めぐみさんの母・早紀江さんは「政府に頼るしかありませんから、だから本気に、真人間に皆さんやってくださいとしか言いようがないですね」と話した。 高村外相は「(ライス長官と)2国間会談をいたしますので、そういう中身をしっかりやっていきたい」と述べた。大きなテコを失ったこの問題が、解決に向けてどのような道をたどるのかわからないが、横田 早紀江さんは「30年間もそこにいることがわかっているのに、何にも助けることができない国家って一体なんですかね」と話した。 曽我ひとみさん(49)の夫、チャールズ・ジェンキンスさん(68)は 「指定が解除されれば、拉致問題についての日本の力も弱くなる」と家族の懸念を代弁するように語った。北で暮らし、北のやり方を知っている。「(制裁一部解除は)賛成ではない。万景峰号がまた入ってくれば、日本の北朝鮮関係者が行き来でき、スパイ活動が再び行われる」とも警告した。「北は拉致問題についてすべて知っている。被害者の記録はすべて残っている」としたが、これまで同様、「再調査」で北に裏切られる可能性は捨てきれない。 松本京子さんの兄、孟さんは「本当に拉致問題を考えているなら、解除に向かうことはあり得ない」と話した。 福田首相が「今後も(米国と)緊密な連絡を取り合うことが非核化に必要。同時に拉致問題を解決できる道が開ける」と記者団に話したことに対し、孟さんは「米国のいいなりではないか。拉致問題を解決する人のコメントとは思えない、むごい言い方だ」と批判した。 孟さんは「テロ指定解除になれば、再調査の結果はどうでもよくなる」と北朝鮮に不信感を募らせ、「指定を解除しないように訴えていくしかない。ぎりぎりまで頑張っていきたい」と語気を強めた。 家族会事務局長で拉致被害者、増元るみ子さんの弟、照明さん(52)は険しい表情で「テロ支援国指定という圧力がなくなることは、私たち家族の命に直結するかもしれない」と語った。 家族はこれまで米政府や議会関係者に、指定解除をしないよう直接働きかけていたが、指定解除でその「砦(とりで)」の一つが崩れることになる。 田口八重子さんの兄で、家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は「訴えてきたことがこんなに簡単に解除になるとはノ。私たちの活動は何だったのか」と肩を落とした。 飯塚さんの怒りは、日朝協議で「再調査」の代償として経済制裁の一部解除を表明した日本政府にも向く。「首相はなぜブッシュ大統領に解除は困ると言ってくれなかったか。裏切られたようだ」。 各位 愈愈、「テロ支援国指定解除」が議会へ通達されました。この政策に対して、日本国民は反対であるという意思表示をしていってはと思います。 宛先は下記に |
| 2008.6.23 「ホワイトハウスが「テロ支援国家指定解除」を発表」 急ぎお知らせ。 26日に、北朝鮮が中国に核申告を行うに当たり、ホワイトハウスは、アメリカが「テロ支援国家指定解除」の手続きに入ると発表。 アメリカの完全な裏切り。日本政府はまたも拉致被害者を見捨てた。 |
| 2008.6.23 「戸籍の回復」 18日、姉るみ子の戸籍を回復すべく動き出した。 |
| 2008.6.20 「二転三転する政府方針?」 5月13日、斎木アジア大洋州局長から「日朝協議結果」を聞いた際には、最後に中山補佐官が問い尋ねるように、「制裁解除はなされていないでしょう。」というと、斎木局長は戸惑いながら、「いいぇ、すでに手続きに入ったと・・・」 つまり、北朝鮮との交渉を終え、すでに「制裁解除」は規定路線であったはずだ。北朝鮮との密約が存在し、「制裁解除」が「再調査」の条件であったものと窺える。それが、凄まじい世論や国会議員(議連を含む)の反発を受けて、変更せざるを得なかった。いや、正確に言うと(最初からの方針として)制裁解除」は「北朝鮮の行動を見てから・・・」との見解を出さざるを得なかった。 18日の家族会の申し入れに官房長官が応じた際、官房長官は「制裁の解除は、北朝鮮の再調査の中身をみてから・・・」と答えた。 私の理解では、「北朝鮮が再調査を提示した後にその検証を行い、結果、誠意のないものであれば、制裁解除はしない」というものだった。無論、私は最後まで制裁の解除には反対であるし、とても満足できる話ではないが、北朝鮮の調査結果など誠意ある回答をするとは思えなかったから、制裁の解除には向かわないであろうと思えた。 それが私の判断だった。 19日、鹿児島から帰った翌日に「衆議院拉致問題特別委員会」が開かれた。政府方針の確認も含め傍聴することにした。 公明党枝代議士の「制裁のタイミングは?」の問いに、私の理解していた言葉とはニュアンスの違う回答がなされるのである。 官房長官が、「今現在は、『北朝鮮が再調査するという言葉』に対し、『制裁の解除を開始するという言葉』であって、すぐに解除するというものではない。開始した再調査の中身が見えてきた時点で考えるというものだ。しかし、北朝鮮が再調査を開始したということであれば、こちらとしても『何もしないということは出来ない』。」というものだ。 これを読み取ると、北朝鮮が再調査を開始したということであれば、「行動対行動」の原則(何の原則化はわからないが・・・)に基づき、制裁解除の手続きを始めていく。つまり、制裁解除に踏み切るということで、北朝鮮の再調査の中身は問題ではなく、再調査を開始したかどうかで制裁解除に踏み切るというものだ。 これでは、最初に報告を受けた時点の答えとなんら変わっていない。言葉を巧みに駆使しごまかしているとしか思えない。 先ず、「制裁解除ありき」の姿勢である。 国民を騙し騙ししながら、北朝鮮の望む方向に持っていこうというものだ。 これが、今回の政府対応ではなかったかと感じてしまう。 政府の方針がどの時点での言葉が本当なのかは、しっかりと見ていかねばなるまい。 |
| 2008.6.17 「申し入れ」 本日午後1時30分、町村官房長官・拉致担当大臣に、「申し入れ」を行った。 代表から、「報告は受けたが、その内容については納得できない、一部制裁解除を先行するということは、政府方針の変更という印象を受けた。再調査というのは、死亡とされた被害者のことも白紙に戻してという解釈でいいのか。」と問いかけた。 官房長官からは 「制裁解除問題に関しては、明日から即解除というものではなく、『言葉対言葉』の中で、制裁解除の用意をするといっただけであり、今後、北朝鮮がどのような対応をとってくるかによって、制裁解除を実施するかを判断することになる。」という原質をとった。 先週、斎木局長から聞いた内容とは食い違いがあったが、世論の動向を受け、政府としてもすぐに「制裁解除」に踏み切るわけにはいかないというところにきたのではなかろうか。 「産経新聞の記事を示し、重要な問題で政府内部に北朝鮮との内通者がいるのではないか」との問いかけに、 (官)「政府内部に内通者がいることはない。」と答えた。 「万景峰の入港ということになれば、私たちが『万景峰の入港を禁止してください』と長く訴え、ようやく実現したことが無に帰することになるし、『万景峰の入港許可』は北朝鮮に対する大きなカードになっていることや、人道関連物資といえども、金正日の御用船である船で物資が送られることは、大きな懸念を感じている。よく考えてほしい」との問いに、 (官)「万景峰の入港に関しては、交渉の中で激しいやり取りがあったと思う。北朝鮮の希望にも多少応えることも、話し合いを進めていく上では必要であり、政府も苦渋の決断をしたと思う。また、人道的物資は極めて限定的なものであること」を強調した。 「数人が帰国するということで制裁の一部解除することを認めているわけではない。制裁の解除はすべての問題が解決してからが本筋。再調査ということばではなく、北朝鮮の決断(返すという)を促しているという言い方にしてほしい。国民が『再調査=北朝鮮の善意』という誤ったイメージを持ってしまう。」 (官)「再調査という言葉は、北朝鮮が解決済みという姿勢を改めていく上で、彼らが使いたい言葉であり、彼らの面子を保つものである。勿論、私も再調査という言葉ではなく、北朝鮮に決断を促していきたいと考える。」 又、ほかに「北朝鮮が帰国予定者のリストを出してきたという事実はない。局長もそのような話はないといっている。大新聞の報道は、北朝鮮のプロパガンダに沿うものであり、それ以上でもそれ以下でもない。万景峰は、制裁のシンボルだが、北朝鮮の言うことも一定程度認める必要がある。話し合いを進めていく上では必要であり、政府は苦渋の決断をしたと思う。」 これが、今日の会談内容だ。 言葉の遊びに終わらないでもらいたいと強く思う。 |
| 2008.6.14 「何故、今政府方針の転換?」 昨日の斎木局長の説明を聞いて、「日本政府の対北政策の変化」を感じざるを得ない。 万景峰92は、日朝協議の初日にすでに新潟港への入港手続きを模索していたということである。これは、日朝交渉が始まる前に「万景峰92」の入港は織り込み済みだったということだ。 すなわち、日本政府の独自制裁であった「特定船舶の入港禁止法案」は、協議前に解除される予定であったということである。今回、日本政府は「人道支援に限り、万景峰92の入港を認める措置」をとった。人的な出入りは認めないというものの、大型工作船「万景峰92」の日本領土への侵入を認めるということだ。 ヒル米国国務次官補は、今年4月、「テロ支援国指定解除問題」で私たちに会ったとき、「米国は、北朝鮮船籍の船の入港を認めたことはない」と言い切った。つまり、(日本が入港を許可していた時期も、制裁の意味で入港を拒否してきたし、今でも拒否してきている。そんな日本が、米国に対して「テロ支援国家指定解除をするな」などといえるのか?)という意味である。 この論法からすると、今後「北朝鮮に対し、制裁の一部解除を容認した日本が何を言えるのか?」というものになり、米国に対する要請が出来なくなる。米国の共和党強硬派の議員たちが、ヒルの「対北政策」を批判する根拠―日本との関係悪化―をもなし崩しにしてしまうのは明らかだ。米国議員に申し訳ない結果になってしまった。 福田総理は、「交渉を始めなければ、進まないだろう」という言葉で、今回の譲歩を国民に納得させる気でいるらしい。そして、「行動対行動」の六者協議のことを持ち出し、北朝鮮の「行動」ではない「ジェスチャー」に対し、「制裁の一部解除」という愚挙を犯した。 なんと弱い国だ。犯罪者に手を貸し、テロ国家の延命に手を貸し、テロ支援国家の汚名を自国に着せてしまう行為ではないか? 何故、今このような愚挙を犯そうというのか? それは、永田町に再び蔓延りだした「北朝鮮宥和派」の巻き返しである。 昨日、斎木局長の報告の席に同席された中山拉致問題担当総理補佐官は、「今始めて、斎木さんの説明を聞くことが出来ました」と言っていた。事前の報道では、「官邸において、町村官房長官、高村外務大臣、中山補佐官同席の中、斎木局長が説明」とあった報道は、間違いであったということになる。これは、あからさまな「中山補佐官外し」ではないか。 北朝鮮に対し原則的な姿勢を崩さない補佐官を外し、制裁解除を決めてしまおうという宥和派の策動に官邸が乗ってしまったか、それとも官邸自身が宥和路線なのか・・・ 政府に「裏切られた思い」は、常に付きまとい、再び政府不信に陥ってしまう。 報告の中でも明らかにされなかった北朝鮮のどの行動に対し、制裁解除に踏み切ったのか、私たちが納得できる説明を政府に申し入れることを考えている。 その際には速やかに、家族会だけではなく、国民皆が納得できる説明をすべきである。 |
| 2008.6.14 「警戒警報」 「再調査」「よど号犯(引渡し)」の2文字に警戒警報!! 注1:これは、交渉に臨んだ斎木局長他への批難ではなく、急に政策を変更した政府への批判であり、また、家族会の総意ではなく、増元俊子の個人的な見解である。 |
| 2008.6.11 「日本政府は、本気で解決する意思があるのか?」 今日(11日)の衆議院の拉致問題特別委員会の傍聴をしてきた。参議院で「首相問責決議案」が採決されようとしている中、拉致問題特別委員会を開催されたことに敬意を表する。 民主党・渡辺周理事が質問に立ち、「政府は今回のG8『洞爺湖サミット』で、議長国として『拉致問題』と北朝鮮の人権問題を国際的な問題として特に取り上げる用意があるか」という質問をした。それに対し町村官房長官は、「G8で特に『拉致問題』を取り上げて話すということはどうでしょう。当然、“政治テーマ”の中で拉致問題を話すことはあると思うが、六者のフレームワークの中で話しあっているので、サブセッションとなる。G8はG8として話していかなければならない問題がある」と消極的な回答をしていた。 以前にも書いたことがあるが、2006年ブッシュ大統領が横田早紀江さんとの面会後、「G8ロシアサミットにおいて、重要な問題として話していく」と積極的に拉致問題を重要と捉えて、世界的に問題提起をしようとする姿勢をみせたのとは、大きな隔たりがある。 渡辺周議員は、「拉致問題を提起し、北朝鮮に対しても日本の決意を見せることが必要である。政治テーマの中で話し合われるであろうという希望的な意見ではなく、議長国として主導権を取って、『拉致問題』は世界各国に共通する問題として自由討議すべきだ。」と断じた。 まさしく、渡辺周議員の言う通りである。今回のサミットは、日本が議長国である。8年に一回の好機ではないか。確かに今回のサミットは、「環境サミット」と銘打って環境問題を主要議題とし、又、経済問題・「アフリカ諸国への支援問題」、政治問題と重要な問題はあるが、日本政府の並々ならぬ意思をG8という恰好の場所で問題提起していくべきである。そうしなければ、国際的に日本が「拉致事件」を重要であると考えていることは伝わらないし、引いては北朝鮮のテロ支援国指定解除に走りたい米国を止めることは出来ない。 全く煮え切らない回答しか見せない政府に、本気度が感じられないのは私だけではなかろう。気迫の感じられない政府答弁を聞いていると、今回のサミットで「拉致問題」の解決を必死に訴えることはないように感じてしまう。日本政府は、拉致被害者の存在をどのように考えているのだろうか。 6年もかけて何の進展も導き出せない政府が、今後、国際社会の協力を得ずして、単独で拉致問題を全面解決できるとは思えないのである。 |
| 2008.6.10 「反撃」 そろそろ反論を言っておかねばならない。 北朝鮮との交渉が始まろうとしているときに、いろいろな情報としてめぐみさんをめぐる実しやかな、しかし、得体の知れない記事・発言が続いている。 今日の日経の記事だが、崔成竜(チェ・ソンヨン)が勝手なことを言っている。今度の日朝協議の場で、「遺骨の返還」とか「ヘギョンさんとの面会」とかの問題が議題にあがるというものだ。 日本政府も外務省も、現在「遺骨」を返還する必要性を感じていない。何故なら、北朝鮮が遺骨を回収し、それをかの国の論理でどのようにでも使われる恐れがあるから、変換しないという方針だと思うから、議題にあげることはないだろう(少なくとも日本サイドからは)。又、「ヘギョンさんとの面会」に関しても、横田家の意向を踏まえているので、これも日本サイドから話をすることはない。 仮に日朝関係の進展として、北朝鮮サイドから話があったとしても、斎木局長もそれを容認しないし、日本国民も進展とみなすことはない。 それにしても、5月の大新聞の記事といかにも一致するというのはどういうことだろう。 キーワードは、「遺骨」・「ヘギョンさんとの面会」である。 遺骨に関しては、返還すると北朝鮮の謀略に使用される可能性があるからキープしておく必要があるのであって、これを返還せよという川上議員は、北朝鮮の意向を受けているとしか思えない。 ヘギョンさんとの面会については、永田町の中にも面会を推進したい国会議員がいるように思えるのだが、それに乗じて話をしていく人たちは、北朝鮮のエージェントといってもおかしくない。 山崎拓氏は、この二年間の強攻策が何も進展につながっていないというが、その前の15年間の宥和策が、何をなしえたか検証しているのだろうか? 1995年、加藤紘一幹事長時代50万トンの食糧支援(有償・無償だが、まだ有償の部分は返されていない)を行った。その結果は、北朝鮮政府の手痛い言葉で返されている。すなわち、「わが国は日本からの食糧支援など必要ないが、日本がどうしてもというなら、犬のえさにでも貰っておけばよい」と屈辱的な支援と化していった。そこで、「田口八重子さん」の話が進展したのか。まったく「拉致被害者の問題」は無視された。日本が弱腰で、お願いするような形では常に罵倒され、拒否されてきた。このような「朝貢外交」を再び繰り返そうとする愚は避けなければならないだろうに。 またぞろ、同じ轍を踏もうとするのは、意図的に拉致問題を矮小化しようとするものではないか? 日朝交渉が始まろうとするときだからこそ、国内の親北勢力との闘いを始めなければならないと思う。 |
| 2008.5.28 「嫌な雰囲気」 一昨日、昨日と「毎日新聞紙上」で、拉致事件にかかわる二つの報道がなされた。 今回も、官房長官がすぐにその報道を否定、「甚だ遺憾」とまで言わしめている。 しかし、今回もさきの「読売報道」と同様に、毎日新聞の名前を賭けてもいったん報道したものを変えることは考えていないだろう。 官房長官も、内閣府も、外務省も「そのような話は聞いていない。事実無根である」といっていることに、私がとやかく言えるだけの材料はない。外務省の担当者は、聞いている限り「うそをついている」とは思えないから、何処からでた情報か調べてほしい。 ここ、一月の間にいままで沈黙を続けてきた報道が、いっせいに「誤報かもしれない」記事を書いていることに不可解な気持ちを持つのは、私だけだろうか? 報道が独自の取材で得た情報を記事にし、政府がそれを即座に否定するという異常な事態が何を意味するものかは、私にも理解できない。 政府内において、何か起きようとしていることがあるのだろう。 そのひとつは、中山補佐官に対する批判を起こすことにあるという分析をする方もいる。政府内で、強硬派の補佐官を下ろすことによって、北朝鮮外交政策を転換するように画策しているということだ。 昨今、国会内において新しく作られた「議員連盟」の意向と合致するものでもあるが、事実は闇の中である。このような闇の動きが進んでいくとき、被害者のことは常に考えられたことはない。自信の都合だけで動いてこられたという被害意識しか持てない結果がある。今後、注意してみていかねばならないだろう。 もうひとつ、この記事が表に出て、困惑したり、迷惑しているのは被害者家族であることは間違いない。 |
| 2008.5.9 「讀賣報道を全否定」 今朝の讀賣新聞の1面記事をどう考えればよいか。 |
| 2008.4.24 「平成20年4月24日(木)」 山崎氏対北議員外交に不快感 官房長官――――――――4月24日12時36分配信 産経新聞 町村信孝官房長官は24日午前の記者会見で、自民党の山崎拓元副総裁が拉致問題解決に向けて北朝鮮との議員外交を展開する考えを示していることについて「いろいろな政治状況、外交状況によるが、議員外交が展開できる状況にはない」と不快感をにじませた。山崎氏は福田康夫首相の訪朝を今秋に実現し、日朝国交正常化に結びつけたい意向を表明している。これに対し、町村長官は「それは山崎氏に聞いてください」と述べるにとどめた。 【官房長官会見】【対北外交】 −−自民党の山崎拓氏が福田総理を秋に北朝鮮を訪問させたいと発言している。こうした山崎さんの発言は政府の外交と関連しているのか 「それは山崎さんに聞いてください」 −−北朝鮮問題については外交ルートを一元化すべきかどうかという議論が小泉政権以来ずっとあった。議員外交として北朝鮮との接点を探ることについてはどのように考えるか 「まあ、いろいろな政治状況といいましょうか、外交状況によってだろうとは思いますけれども、しかし、今の状況で、今の状況で議員外交が展開できる状況に私はないと思います」 1970年代に外国人女性28人が北朝鮮拉致、仏紙――――4月24日11時25分配信 YONHAP NEWS 【パリ23日聯合】北朝鮮の特殊要因が1970年代に28人の外国人女性を拉致していたとフランスの日刊紙ル・フィガロが23日に報じた。 同紙が最近の各種証言を基に伝えたところによると、北朝鮮は横田めぐみさん(1977年拉致)ら日本人のほか、フランス人3人、イタリア人3人、オランダ人2人、中国人2人ら、合わせて28人の外国人女性を拉致した。拉致されていたレバノン人女性3人が1979年に解放され証言したことで、こうした外国人拉致の全容が明るみになりだしたとしている。また、日本政府関係者が「北朝鮮は日本人だけでなくフランスやイタリア、オランダ、ルーマニア、レバノン、シリア、マカオ、タイ、韓国などの国民も拉致した」と話したとも伝えた。同紙は、日本政府は自国民の拉致問題に敏感に対処しているフランスのサルコジ大統領が7月に訪日する際、日本人とフランス人の拉致問題が取り上げられるよう望んでいるとの見方を示している。 日本は公式に確認された日本人拉致被害者数を17人と発表しているが、実際の被害者数は100人余りに達するものと推定している。 米朝会談が日程終了、米専門家チームは陸路ソウルへ 【ワシントン=宮崎健雄】米国務省のマコーマック報道官は23日、北朝鮮入りしていたソン・キム同省朝鮮部長ら米政府の専門家チームと、北朝鮮の金桂寛(キムケグァン)外務次官らとの会談が2日間の日程を終えたことを明らかにした。 昨年末の期限を過ぎても提出されていない核申告と、申告内容の検証体制について議論した。専門家チームは24日、陸路でソウルに戻る予定。―――――――――――4月24日11時33分配信 読売新聞 北朝鮮の労働新聞「日本の独島強奪策動を注視」 【ソウル24日聯合】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は24日の論評で、日本の外務省がホームページに掲載したパンフレット「竹島(独島)問題を理解するための10のポイント」を非難し、北朝鮮の軍隊と人民は日本の破廉恥な独島強奪策動に大きな憤怒を禁じえず、これを鋭く注視していると述べた。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。 労働新聞は、日本外務省の文書を「領土膨張と朝鮮再侵攻に目の色を変えた日本の反動勢力の破廉恥な貪欲さを、世界の前にはっきりとさらけ出した妄動」とみなし、こうした行動を厳重に見ざるを得ないと強調した。領有権問題は国同士の関係において非常に敏感で深刻な問題だとし、領有権問題のために不信と対立が引き起こされ、さらには武装衝突と戦争にまで広がった実例は少なくないと指摘した。また独島強奪の策動はアジア再侵攻の道に続くとしながら、かたくなに領土拡張の道に飛び込むならば、破滅と恥辱しか帰ってこないと述べた。――――――――――――――――4月24日15時48分配信 YONHAP NEWS 「米国と友邦関係築ける」北朝鮮最高人民会議議長 【ソウル23日聯合】朝鮮中央通信は23日、北朝鮮の崔泰福(チェ・テボク)最高人民会議議長が先ごろ南アフリカで開かれた列国議会同盟(IPU)総会に出席し、「米国が北朝鮮敵対政策を撤回し平和的に共存しようとするならば、北朝鮮は米国と友邦関係を築ける」との姿勢を繰り返し示したと伝えた。崔議長はその席で、半世紀以上にわたり米国と軍事的に対峙(たいじ)している北朝鮮において、平和的な環境は北朝鮮住民が豊かで文明的な生活を享受できるようにするための先決条件だと強調した。 しかし一方で、「米朝の対話と交渉が進み、昨年10月に『北南(南北)関係発展と平和繁栄のための宣言』(首脳宣言)が採択された後も、ブッシュ政権は南朝鮮(韓国)の反統一勢力とともに、今年3月に大規模な核戦争演習を敢行した」と指摘、力で北朝鮮を押さえつけようとする米国の企みが増大するほど、自衛力を強化しようとする北朝鮮の意志は一層強まると警告した。また「敵のいかなる挑発策動も崩し、人民が幸せに暮らす強盛大国を必ず建設しなければならない」と述べ、強力な戦争抑止力は北朝鮮が安心して経済建設に総力を挙げ、人民生活を向上させるための強力な担保だと主張している。―4月23日17時4分配信 YONHAP NEWS 北の空軍司令官、中国国防相に新型戦闘機購入を打診か 【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮人民軍の李炳鉄(リビョンチョル)空軍司令官(上将)が22日、中国を訪問し、北京で梁光烈国防相と会談した。 北朝鮮空軍司令官の訪中は過去10年以上なかったことから、韓国メディアは23日、李司令官が中国の新型戦闘機「殲−10」購入の意向を伝える可能性があると報じた。 韓国の聯合ニュースによれば、李司令官の前任の呉琴鉄(オグムチョル)上将は1995年10月の司令官就任以来、最近とみられる辞任までロシアなどを訪れただけで、訪中したことはなかった。北朝鮮軍用機の大半が旧ソ連かロシア製で、部品調達も依存していたためだが、最近、中国が「殲−10」を実戦配備して以来、各国が購入の動きを見せる中、北朝鮮も購入を打診したといわれる。――――――――――――4月23日20時29分配信 読売新聞 核申告に拡散活動関連内容を盛り込むべき、米国務省 【ワシントン23日聯合】北朝鮮の核開発計画申告問題と関連し、米国務省のマコーマック報道官は23日の定例会見で、「米国は6カ国協議の当事国と同様、北朝鮮が提出する申告書に核拡散活動に関する内容が含まれるべきとの点を明示してきた」と強調した。北朝鮮とシリアの核協力疑惑に関する質問に、核拡散問題は6カ国協議が扱う一部分であり、非常に重要な問題だとしてこのように述べた。米政府は24日、両国の核協力疑惑について議会向け非公開会見を行う。――――――――――4月24日10時0分配信 YONHAP NEWS 核申告に検証措置明記を=北朝鮮に要求−米高官―――――4月24日9時0分配信 時事通信 【ワシントン23日時事】アービズ米国務副次官補(東アジア・太平洋担当)は23日、6カ国協議の合意に基づいて北朝鮮が提出する核計画の申告に、検証措置を明記するよう北朝鮮側に求めていることを明らかにした。 副次官補は記者団に対し、「北朝鮮の(核開発に関する)これまでの歴史を振り返れば、われわれは北朝鮮が提供する情報が正確かどうかを見極める手段を確保しなければならない」と語った。 具体的検証措置については言及を避けたが、原子炉など核施設の運転記録提出や、核施設の査察許可を求めていることを示唆した。ただ、北朝鮮が応じるかどうかはなお不透明だ。 北、シリアの原子炉建設支援=米政府が議会に伝達へ、ビデオも準備 【ワシントン23日時事】ロイター通信など複数のメディアは23日、米政府当局者が24日に議会で非公開の説明会を開き、北朝鮮が過去にシリアの原子炉建設を支援していたとの情報を議員に伝えると報じた。これに関連して、ペリノ米大統領報道官やゲーツ国防長官は23日の記者会見で、北朝鮮とシリアの核開発協力に関する情報を近く公表する可能性を示唆した。 24日付のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によれば、ホワイトハウスは、シリアの原子炉とみられる施設に北朝鮮作業員がいたことを示すビデオの公表を準備しているという。 米朝はシンガポールで8日行った協議で、北朝鮮によるシリアの核開発協力疑惑や北朝鮮のウラン濃縮計画について、6カ国協議の合意に基づいて提出する申告書に付属する非公開文書で扱うことで暫定合意。「米国の懸念を認識し、真剣に受け止める」との文言を盛り込む方向で調整している。―――――――4月24日10時1分配信 時事通信 韓国大統領府がハッカー被害=北朝鮮から接続?−地元紙―――――JIJI.com 【ソウル22日時事】22日付の韓国紙・韓国日報は、同国の青瓦台(大統領府)のコンピューターシステムが今年2月中旬にハッカーに侵入され、重要な情報が流出したと報じた。中国か北朝鮮と推定される地域から接続されていることが確認されたという。 ハッカーが侵入したのは李明博大統領が就任する前で、3月末になって侵入事実が判明。ただ、どのような資料が流出したのか正確に把握できていないという。今月19日にも青瓦台のコンピューターへの侵入を試みるケースが把握されており、情報機関・国家情報院などが調査している。 南北共同宣言実践の南北委、部門別接触が今月末からー4月23日14時48分配信 YONHAP NEWS 【ソウル23日聯合】南北共同宣言実践の韓国側委員会と北朝鮮側委員会が今月初めの共同委員長接触で民間交流を続ける方向で同意したことを受け、委員会の各下部団体は部門別の南北接触を今月末から来月にかけ平壌や金剛山で開く予定だ。双方委員会の下には教育、労働、農民、文化芸術、言論、女性、青年学生、体育、学術の9つの本部(韓国側)・分科委員会(北朝鮮側)が設置されている。 韓国側委員会が23日に明らかにしたところによると、まずは韓国側の青年学生本部と北朝鮮側の青年学生分科委員会が26〜28日に金剛山で会い、事業計画などを話し合う。言論本部は来月7〜9日、女性本部は14〜16日にそれぞれ金剛山で北朝鮮側と代表者会議を開く予定だ。農民本部が30人程度での平壌訪問を計画しているほか、別の本部も訪朝を推進している。 韓国側委員会関係者によると、共同委員長接触の際に出席者は、南北関係が行き詰まりや緊張局面に向かうことに対し懸念を表明した。また、北朝鮮側は部門別接触を強化する姿勢を明らかにしたという。 拉致家族 ヒル氏が面会の意向――――――NHK 来週ワシントンを訪問する拉致被害者の家族らとの面会に、6か国協議でアメリカの代表を務めるヒル国務次官補が応じる意向を示していることがわかりました。家族らは、拉致問題が解決に向かわないかぎり北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除しないようあらためて要請することにしています。拉致被害者の家族会の事務局長で増元るみ子さんの弟の増元照明さんらは、来週、ワシントンを訪問し、アメリカ議会の関係者と会って拉致問題の解決に協力を求めることにしています。今回の訪問で、被害者家族らは、アメリカの北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除の行方が注目されるなか、北朝鮮との交渉担当者であるヒル国務次官補との面会を求めていました。これに対し、ヒル次官補側がスケジュールの調整がつけば被害者家族との面会に応じる意向を示していることがわかりました。今回、ヒル次官補との面会が実現すれば、去年11月のワシントン訪問の際に続いて2回目となります。北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除をめぐっては、ライス国務長官が、ことし2月、北朝鮮が核計画の申告などの義務を果たせば拉致問題に進展がなくても解除に踏み切る考えを示しています。このため、被害者家族らは、今回の訪問で、ヒル次官補に対し、拉致問題が解決に向かわないかぎりテロ支援国家の指定を解除しないようあらためて訴えることにしています。 日朝国交正常化へ超党派議連設立へ…山崎拓氏ら 自民党の山崎拓・前副総裁、民主党の岩國哲人・元副代表らは24日午前、国会内で会談し、日朝国交正常化を目指す超党派の議員連盟を今月中にも設立することを決めた。 北朝鮮が6か国協議の合意に基づき、核計画の申告と核施設の無能力化を実施すれば、議連メンバーで訪朝したい考えだ。 議連設立には公明、国民新の両党の有志議員も賛同しており、今後、共産、社民両党にも参加を呼び掛ける。――――――――――(読売新聞) |
| 2008.4.13 「人権?」 今、チベットへの弾圧に対する抗議行動が世界各地で広がりを見せている。日本においても著名人や有識者と言われる人たちからの非難がなされ始めてきた。当然の広がりだと思うのだが、この「チベット弾圧」は、今に始まったものではないことを考えると複雑だ。 オリンピックという世界的にも平和の祭典として認められているイベントを契機に、チベット問題が大きく取り上げられたことも大きいのだが、もっと人は弾圧がはじまった早い時期から抗議の声を上げていくべきだったのだろう。 もちろん、国内的にも世界的にも「チベット問題」を声高に発していた人たちは多くいた。その行為を取り上げてこなかったメディアの責任というものを感じてしまう。 北朝鮮問題もそうである。何年も前から「北朝鮮による拉致」を訴え、また、北朝鮮国内における「政治犯収容所」の問題や、独裁政権下における人民の苦難を訴えてきた人たちが多くいる。その中には、私財をなげうって脱北者の保護を行っている人たちもいる。 メディアはそのような運動に対してももっと目を向けるべきではないか?特に、日頃「人権、人権」と騒いでいるメディアに限って、「北朝鮮の人権問題」に関しては冷たい対応を取っているように見える。 日本における人権に対する考え方には偏りが見えるのである。 今回、「チベット問題」で大きな声を上げた著名人や有識者と、映画「靖国」の上映問題で報道の自由とか、権利といったことを声高に発しているそれらの人たちは、被ることはない。映画「靖国」の上映に関しては、当然上映されてしかるべきものであろうが、」その問題を声高に上げる人たちが「チベット問題」を非難するような声を上げていないことに不可思議な思いを持つ。 後者に関し、批判する人たちが「人間の尊厳や命」にかかわる問題では、沈黙あるいは遠慮がちなコメントをする姿勢を見る時、後者の著名人の「人権意識」を疑う。 世界で動き始めた「チベット問題」への抗議行動がなされている「聖火リレー」が長野にやってくる。今回の聖火リレーを「平和の祭典」という美名の下に「チベット問題」を不問に付すようなことがあってはならないのではないか?長野での暴力的な行為は許されないだろうが、抗議のための座り込みや、抗議の声を上げていくべきであろう。 オリンピックと政治を組み込むなと人は言うが、オリンピックを政治利用してきた人たちがいることも現実である。そして、オリンピックを商業化してしまったIOCに対しても批判が向けられてしかるべきだ。 日本の中に本当の意味での「人権」が芽生え、成育していくことを望む! |
| 2008.4.4 「朝鮮半島がきな臭い?」 先月末の北朝鮮軍の「ミサイル発射」に始まり、韓国の金泰栄合同参謀本部議長の「先制攻撃」とも取れる発言に対する北朝鮮の反応がエスカレートし、一触即発の様相を呈してきている。 相変わらず、北朝鮮は「この緊張は韓国の責任」と自分のことを棚上げし、韓国批判を繰り広げている。韓国側は冷静に対処し、これまでの経験から慌てることなく、この批判をかわしている。双方ともに、戦争への道は歩みたくないのは明らかであり、北朝鮮がどのように挑発しようが韓国がのっていくことは考えづらい。 今回の一連の騒動は、もともと北朝鮮のミサイル発射から始まったことであるのに、韓国サイドの責任として批判を繰り広げる北朝鮮の姿勢も、韓国の冷淡な姿勢もセレモニーのように感じられる。 この西海での軍事衝突もどきは、以前から韓国内では噂されていたことであるらしい。今年の5〜6月頃には、西海での軍事関係が一時緊張するという予測は聞いていた。この話は、調査会でも話されていたことであるし、韓国国内の関係者の間でも話題に上っていたことであるから、韓国サイドが慌てることはないのであるが、北朝鮮はなぜ、この時期に「ミサイル発射」や「軍事関係の緊張化」を策謀するのか? 盧政権から李政権へ代わった韓国政府の反応を見ようというのか? 金大中時代も、盧時代もこのような軍事的緊張は見えていた。この恫喝に韓国は穏便に対処し、支援を続けてきた。今、李大統領は「無意味な支援はしない」方針である。その動きを牽制するために作り出した北朝鮮の思惑かもしれないが、李政権を侮ることは結果を間違えることになるのではなかろうか。 まだ、はっきりと態度を示していない李大統領の対北政策の硬化を生み出すものだろう。 米国との話し合いでは、「核申告問題」で、優位に立ちたいという意向がミエミエだが、もう少しで米国との合意ができるという様相を呈しているこの時期に、無謀な緊張関係を作ろうとするのは解せない。 やはり、金正日の統制が緩み、党と軍部の対立がこの事態を引き起こしているのだろうか? 米国はあくまで「正確な核申告」を求めているのに対し、北朝鮮軍部はそれに応じたくないという意思の表れなのか?解せないことが多すぎる。 韓国の報道では、米国と北朝鮮が2〜3日の間にも、東南アジアのある地で「核申告」に関し、合意を得られるのではないかと報じられている。結局、米国の完全な譲歩から「玉虫色」の報告をもって、「六者協議開催」にこぎつけようとしているようだ。だからこそ、今回の軍事的な緊張は、この動きを阻止するようなものではないのか。 とにかく、北朝鮮の考えることは、我々一般人の思考の範疇にはないことは明らかだ。 この数日の商戦半島と倍長協議の動向に注視したい。 |
| 2008.4.2 「十分な時間与えた」 米国ヒル国務次官補と韓国の千英字(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長が会談し、ヒル次官補は「北朝鮮に十分な時間を与え、待てるだけ待った」との認識で双方が一致したとの報道があった。しかし、待てるだけ待って、何も進展が見られない状況をどのように打破するのかの言及はない。ただ、北朝鮮に対し「待ってるから早く申告してよ」と懇願しているように見える。 |
| 2008.3.26 「3月25日!」 家族会結成11年を迎えた。1997年、兵本達吉さんと石高健二さん、阿部さん(産経)御三方の肝いりで結成された「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」のその後の活動を思うと、長い年月でもあり、あっという間に過ぎてしまった年月でもあった。 当初、叫べども叫べども動かない政府やメディア報道に、意味なく苛立ちを覚えたり、批判的な人生に対し斜に構える心が芽生えていた時期、小泉元総理の訪朝騒ぎが起こり、期待と不安とさらに不安を重ねて迎えた「日朝首脳会談」を受けて、それまでの運動が大きく変化してきた。 メディアは、北朝鮮の非道に対し、怒りをもった報道をし、被害者の生還の為に北朝鮮報道をしてきたと思う。それでも、北朝鮮から帰国できたのは、北朝鮮政府が生存と発表した5人とその家族のみである。 そのほかの拉致被害者については、2002年9月17日から何の進展もない。 その後、日朝間での話し合いは何回も開催されたが、北朝鮮のペースでの会談が続き、本質的な問題解決にはならなかった。その間、田中均氏、藪中三十二氏、佐々江賢一郎氏、斎木昭隆氏と北朝鮮外務省担当者と直接交渉する日本外務省担当者も変化してきた。時には、前進しているように見える拉致事件も結局は何も見えてきていない。 家族会のメンバーの誰かが言っていたが、「担当者が次々に変る中で、私たちは被害者家族という立場には変化はないんです。」という言葉が生々しく残っている。 今更ながら、最初の小泉元総理の訪朝時に金正日と直接対話できる機会を生かせなかったことが悔やまれて仕方がない。少しでも前進したという人もいるが、被害者の概要さえ分からない状況を生んでしまっているというのは、前進しているとは思えない。 3月25日、拉致被害者の“蓮池薫さん”は、中央大学法学部を卒業された。拉致されてから30年近く経っての卒業である。片や、横田前代表夫妻は小豆島で講演を行い、「問題を解決するためには、世論の高まりが不可欠」と訴えていた。 好対照の被害者家族の姿が画面に出されるたびに、日本政府の積極的な動きの見えないことが口惜しい。 |
| 2008.3.18 「官房長官」 15日午後、官房長官との面会が実現した。今回は、飯塚代表の要請に応じていただいた面会であり、多くの家族会メンバーが参集した。 いま、永田町の中で囁かれ始めた「万景峰号入港禁止措置の解除」を阻止し、さらに被害者救出の動きを早めて貰いたいと「追加制裁」をお願いするためだ。 官房長官の答えは、「4月13日までには間がある。今後どのような事態が起こるか不透明なため、『制裁続行』を確約することは出来ないが、北朝鮮の姿勢に変化がない状況で、制裁を解除することはありえない」又「現在行われているジュネーブ会談の結果も踏まえ、適切に判断したい」というものだった。この発言は前向きのものと捉えられるし、現時点での政府方針は変化ないということを確認できたと思う。 そこでジュネーブ会談であるが、米国へ行っている斉木アジア大洋州局長との話し合いでは、米朝会談が不調に終わっているようだから、制裁の解除はありえない筈だ。 何故、家族会が「制裁」という武器を必要としているかは既に述べているが、米国が「テロ支援国指定解除」を条件に「核の無能力化」をバーターしようとしているときに、日本政府もこれに呼応するような「特定船舶の入港禁止解除」を断行することは、日本国民も日本政府も「拉致被害者のことをあきらめる」という表明になってしまうからだ。 一部の政治家が言っている様な「国交正常化後、解決すればよい」というものではない。このまま、不問に付すというメッセージを送る事は、北朝鮮政府にとって、現時点では存在意義のある拉致被害者の存在意義を失くしてしまう事になり、北朝鮮政府が被害者を保全する意味を失ってしまうことになるからだ。それでは、被害者の命を守ることが出来なくなってしまう。危うい策略が、日本国内において画策されようとしていることが表面化している事態に危惧を感じている。 何故、被害者の家族がここまで考慮しなければならないのか? 昨日、早紀江さんは「家族がここまでしなくてもよいように、政府がしっかりと動いて欲しいし、国会議員の皆さんにも頑張って欲しい」と言われた。 市川さんのお父さんは先日93歳の誕生日を迎えられた。健一さん(被害者・市川修一さんの兄)は、「修一と再会することだけを願って、弱った体で頑張っている」と言っていた。お母さんも92歳、思いは同じだろう。 私の母も80歳になり、年々足の痛みを訴える頻度が増えてきた。もはや猶予がなくなってきていることがヒシヒシと感じられる。 |
| 2008.3.14 「ジュネーブ協議」 13日、ジュネーブで米国ヒル国務次官補と北朝鮮・金桂冠外務次官が会談を行った。新聞各紙で報じられたが、新聞によって捉え方が違っているように見える。 核申告で溝埋まらず=米次官補(時事通信)、ヒル次官補と金外務次官、核申告問題で合意得られず(読売新聞)、<北朝鮮核>米朝溝埋まらず 断続的に9時間協議 (毎日新聞)、米朝溝埋まらず ウラン濃縮、拡散めぐり(産経新聞)、米朝協議、申告形式で進展か 内容は対立のまま(朝日新聞)、北朝鮮の核申告めぐる米朝協議は「極めて実質的」=ヒル米国務次官補(ロイター)、米朝首席代表が協議、ヒル次官補「実質的だった」(YANHAP NEWS)等々。 日本の新聞は、比較的朝日を除いて否定的な論調であったが、外国のものは「協議は進展した」等の肯定的な見出しとなっている。 北朝鮮の姿勢に慣れっこになっている日本の新聞は、会談の行方に肯定的になれず、話し合いの末に核問題を解決したい人たちは、否定的に書くことを躊躇うということだろう。 ここには、理解しづらい外交言葉というものの存在があると思う。 会談内容を公にすることが無い交渉では、「一定の進展があった」ということは、実質的には何もないということである。そして、14日の会談予定に関して、米国サイドが「北朝鮮担当者と会う予定は無い」と応えていることは、話し合いが決裂したということだろう。核の開発やミサイル開発を止めたくない北朝鮮が、何とか誤魔化そうとしても、米議会の厳しい見方がある米国サイドは、正確な申告なしでは妥協できないことから物別れに終わるのは仕方の無いことだろう。 しかしここで、問題の部分がある。「米国は対立点を申告書本体から分離して「秘密文書」化する案などを軸に北朝鮮に「正直な申告」を促した模様」という箇所である。米国の都合で、北朝鮮の核申告を「秘密文書化」されて、我が国に正確な情報が伝わらないことになると、我が国の安全保障上、大きな禍根を残すことになる。これで、「六者協議合意事項」として、我が国に支援協力を迫るようなことがあっては問題の解決にはならない。 又、金桂冠が「指定解除など昨年10月の6カ国協議合意に基づく米国側の約束履行が遅れていると不満を表明、それに合わせて(核申告を)遅らせることになった」と主張し、「我々はすべきことを行う。だから、米国が先に(義務を)履行しろということだ」と述べた。と記事は結んでいる。 拉致問題についても北朝鮮の言い分は、「解決済み」の姿勢を崩していないが、「偽の遺骨を持ち出し、被害者全ての深刻を怠り、解決済みの姿勢を崩そうとしない北の姿勢と何等変らぬ言い分であり、相手に求めるものだけは勝ち取りたいという意向がみえる。 ここで、妥協を重ねることは北朝鮮の言い分を認めてしまうことになる。あくまで、正確な「核申告」を求めていく必要がある。その姿勢が変らないのであれば、更なる圧力を加え、国際社会のルールを示していくべきだ。妥協などあってはならない。 |
| 2008.3.12 「日本人拉致に金総書記の側近」 珍しく朝日新聞が拉致事件に関与する「スクープ」を発表した。表題の件である。 |
| 2008.3.11 「万景峰号入港禁止の措置が危うい」 いろいろなところから、4月の対北制裁処置の緩和・解除が噂され始めた。当然のように政府関係者及び外務省は、この噂を否定している。 北朝鮮の拉致問題への姿勢が変らない今、北朝鮮への制裁は強化されるべきところを、対北融和派の攻勢により、「対話路線重視」という論調から、制裁の解除に踏み切るというものだ。このような動きに対して、大きな危惧を感じている。 そもそも、この話が聞こえてきたのが永田町からではなく、民間である朝鮮総連サイドから聞こえてきていることが不可解ではないか。 日本政府の方針を外国組織が容易に変えられるということ事態が、我が国が危うい状況にあるということである。 この状況は、小泉下総理再訪朝時にも見られたものだが、朝鮮総連主導で我が国の方針が決定されるという現象は、その後の「拉致事件」の解決が一向に進まなかったことを考えると、拉致被害者救出が遠のいていくことに繋がってしまう。 これまでの日本政府の基本姿勢は、生存する拉致被害者の全員帰国を求めるものである。安倍政権時代から一貫していた姿勢を崩すということだろうか? 政府関係者のなかには、この状況を大いに危惧している方々がいる。 今、事前に国民の声をして「対北制裁継続」の大きな声が求められよう。 ジュネーブでまたまた、「米朝会談」がヒル次官補と金桂冠との間で13日にも開催されるという報道がある。正確な核申告を求める米国に対し、ファジーな申告をもって「テロ支援国指定解除」を求める北朝鮮の方針に基づく会議になりはしないかと危惧を禁じえない。昨年、1月のジュネーブ合意に基づき、「六者協議合意」に至ったことを考えると危険な匂いがプンプンだ。 再び、弱腰ヒル氏の妥協が出てくるのではなかろうか? 米国は現在、大統領選挙の真っ最中で「北朝鮮問題」など眼中にない中、「核申告」が不充分なまま譲歩を重ねられては、日本の安全保障上も大きな問題であるとともに、勿論、「拉致問題」に関しても大きなマイナスとなる。 このようなときに、日本政府がふらついていては問題解決には程遠いことになる。 声を上げていくときではないか? 対北融和派のいる選挙区の有権者が立ち上がってくれることを望む。 |
| 2008.3.5 「宮崎での活動」 今月、宮崎県西都市・西都原で「署名活動」を行う。これは、昨年「家族会メンバー」から出された「このままでは、拉致問題が埋もれてしまう。何か、何でも私たちとして出来る限りのことをやりたい」という提案から、全国各地での街頭での訴えを強化していくことを考えた。しかも、人手の多い例えば祭りなど多くの人手が見越せるところに的を絞って、活動を広げていくことだ。 ここまで、家族会が苛立ちを隠せないのも、やはり安倍政権から福田政権にかわり、日本政府の対応が今ひとつはっきりしないことに端を発する。さらに、まるで「被害者が存在しないかのような国会の喧騒」を見るにつけ、国会議員の方々は忘れているのではないかと思えるからだ。 特定財源や道路のことは今後何年もかけられる問題である。それよりも、今このときに解決に向けて話し合わなければならない喫緊の問題があるのではないだろうか? 先日、横田ご夫妻にお会いした。 早紀江さんは、年初より風邪をひかれ、直りきらないまま活動を続けられ、やや痩せておられるようであった。先月誕生日を迎えられ、さらに齢を重ねている。その心労と疲れから痩せられたのではないかと推察する。 神奈川の講演会の場で、早紀江さんが言われた言葉、「めぐみが北朝鮮にいることがわかって10年がたち、北朝鮮が『めぐみのものだ』として出してきた遺骨が別人のものであることがわかったのに、いまだに救出できておらず、きょうも北朝鮮で助けを待ち続けています」と話しました。そのうえで「日本政府もきぜんとした姿勢を見せないとあなどられたまま終わってしまうのではないかと心配でなりません。すべての被害者がタラップから降りて来られる日まで、日本全体が怒りを持ち続けてほしい」と訴えられた。 これも、日本政府の毅然とした姿勢が見えないことへの苛立ちと忘れ去られる不安感から、日本国民に怒りを見せてほしいということではなかろうか? 今、私たちが街頭に出て訴えて、もう一度救出へのうねりを作成していく必要を感じている。そのためには、兄弟世代まで持ち越してしまっている「拉致事件の解決」を多くの国民に知って貰いたい。 |
| 2008.2.29 「金総書記と信頼関係結べぬ」 米国ブッシュ大統領が、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮の金総書記との個人的な信頼関係を構築することは不可能だとの見解を示した。 とある。いままで、我慢を重ねてきたブッシュ大統領も終に金正日の正体に気づいたということか。 この会見を鵜呑みにすることは出来ないが、先のライス国務長官の発言といい、ヒル国務次官補の焦ったような訪中を見るに、米国の対北政策の変更が考えられるのではないか?融和的な姿勢を示し、北朝鮮の「非核化」を達成するための譲歩を続けてきたが、一向に思い通りにならぬ金正日の反応に嫌気が指してきたと見たほうが良いのではなかろうか? 米韓軍の行動訓練といい、北朝鮮軍の冬季訓練強化といい、水面下での激しいやり取りがあったと見るほうがよい。NYフィルの生中継を実施した北朝鮮政府だが、国民の大半が聞くことの出来る「ラジオ放送」では、相変わらず「対米批判」を繰り返していたのと関係があるかもしれない。 これでは、北朝鮮の「核の無能力化」どころではない。ブッシュ政権が業を煮やして、イランへの経済制裁強化への道を急ぐことになるのかもしれない。 そんな時、日本の政治家の中には、「米朝関係の改善が進み、米朝国交正常化が先にされて、日本が取り残される」という見解で、北朝鮮との友好関係を結ぶために早期の訪朝を目指そうとする国会議員がいる。 今、北朝鮮が考えていることは「上手くいかない対米関係」と韓国の新大統領の「対北政策の転換」が進むにつけ、北朝鮮への援助も目減りし、外貨も稼げなくなったため、日本への接近を考え始める時期だ。これは、2002年9月の状況に似てきた。だからこそ、日本の融和的な国会議員を使って、日本国内の世論の軟化を図るというのは考えられる。 朝鮮問題半島研究会での委員会でもかまわぬが、今こそ、日本の重要課題である「拉致被害者の帰国」を強く求めていく時であるが、はたして、そこまでの姿勢が貫けるのか疑問も残る。 今、大切なことは日本国民の総意として、拉致問題は終結済みではなく、被害者の帰国まで、我が国は支援できないというときであろう。 |
| 2008.2.27 「北朝鮮は北朝鮮」 ライス国務長官の話として伝わってきた言葉である。正しくは「北朝鮮は北朝鮮であることに変りはない。ドボルザークが演奏されることで、全てを帳消しにすべきとは思わない」。北朝鮮に対して融和的な姿勢を見せてきたライス国務長官の言葉としては、厳しい見方であろう。片や、北朝鮮に米国のオーケストラを招きいれて、片や、海賊まがいに日本からロシアに自動車を運ぶ予定だったロシア船に北朝鮮兵士が乗り込み、北朝鮮に連行する行為をしていることに関する疑念も見せているのだろう。 |
| 2008.2.26 「NYフィルの公演」 平壌でのNYフィル公演が今日開催された。勿論、NYフィルの公演を通じて、北朝鮮を改革開放への道へ促していくことには賛成である。 が、平壌を訪れる全ての文化人・有識者が北朝鮮当局への賛辞を言うのではなく、今でも残る「強制収容所問題」や北朝鮮国内の人権問題を問い質していく必要はあるのではないだろうか? かつて、北朝鮮への観光旅行をしている中国人たちは、北朝鮮に対して「不気味な国」という感想を述べているが、今回、北朝鮮国内に入った西側の音楽家たちがどのような感想を持ったのか聞いてみたいものである。平壌劇場といわれている平壌市内だけの見学では、何も分からないのだろうが、当然監視員がついているはずであるから、その不自由さは感じることだろう。そこで苦しみ、世界の救出を願う人民の声を拾ってほしいと願う。 北朝鮮が国際社会に向けて、「開かれた国」をアピールし、国際社会の理解を求めようとしている戦略は理解する。だからこそ、北朝鮮を訪問する文化人に、北朝鮮の人権問題を憂えている国際社会の実態を正確に示して貰いたい。 音楽は国境を越えるといわれている。音楽を通して世界を平和にしていこうとする人々だからこそ、北朝鮮人民への思いを忘れてほしくない。 この瞬間も、強制収容所で苦しんでいる人民が存在することを忘れないでほしい。 中国政府が、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に対して、脱北者の亡命申請を受け付けないよう求めていると聞く。それは、「平和の祭典」といわれる「北京オリンピック」が終了までの期限付きであるという。 これは、本末転倒ではないか?平和の祭典を推進するのであれば、自由を求め命を懸けて脱北してきた人々を受け入れるのが本当ではないか?平和の祭典の為に、人民を見捨てるという方針や政策は間違いだろう。これに対し、UNHCRが唯々諾々と従うというのであれば、何のための国連の機関なのかという問題だ。国連の機関が今苦しむ人々を、一国家の都合の為に人権という問題をないがしろにしてはならない。 |
| 2008.2.22 「ヒルの認識」 米国国務次官補・クリストファー・ヒル氏が来日し、斎木大洋州局長らと相次いで会談している。その中で、ヒル氏が示した認識は「拉致問題の解決に関して、核問題の解決が先行していくことが大前提である」といったようだ。これは、米国の国務省の人間としては当たり前の見解であり、それを日本政府サイドがどのように捉えるかが問題である。 山崎拓氏他、加藤紘一氏、仙石由人氏、枝野幸夫氏らも同席して会談を持ったようだが、その中でヒル氏は「核問題」の解決への協力を求めたということだ。 ヒル氏は、行く先の事情で発言を変えているように感じるのだが、それでも米国国務省の役人であり、米国の国益を最優先していることは理解できる。しかし、日本の国益を優先すべき国会議員が、ヒル氏の発言に関し、何の反論もしていないのであろうか?日本にとって、拉致被害者の生命を優先させることを考えなければならない国会議員が、米国の国益優先の姿勢に対し、反論もしなければそれを容認しているのであれば問題であろう。 山崎氏らにとっては、国民の命よりも経済や北朝鮮の要求のほうが大切というのであろうか?山崎氏らは、「北朝鮮の核放棄に向け連携強化を確認するとともに、核拡散防止条約への早期復帰を求めることで一致とある。これが、「自民党の『朝鮮問題小委員会』の特別顧問の姿勢というのであれば、この委員会は、北朝鮮との友好関係を重要視する国会議員の集まりといってよいのかもしれない。 彼等が、拉致問題に関してどのような認識をし、被害者救出への熱意を見るのに良い機会となったと思う。そして、それが巷間言われるように「福田総理」の肝いりで出来上がったというのであれば拉致問題の棚上げに繋がる動きといわざるを得ない。 ヒル次官補は、「北朝鮮は今、解決済みといっているのであるから、再調査ということになれば進展とみなす」米国政府の考えを示したという。これは、現政権においても普遍である「進展の定義」とは明らかに違うものであり、その点に関しても質していないというのであれば、何をかいわんやである。 昨年、平沼議連会長を団長としてヒル次官補に直接談判した日本政府の立場を追随しなかったのは、ヒル氏に日本の拉致問題解決への重要度を示しえなかった点で、山崎氏らには猛省を促したい。 ヒル氏の認識や見解はあくまで米国の国益優先のものである。日本の国会議員は日本の国益優先の立場を示してほしかった。 ここらが、米国国務省のアービッシュ氏に「テロ支援国指定解除の容認」を求められた議連の代表が猛烈に反論したし姿勢とは大きく違う点でもあろう。日頃、親中・親北の表明をしている山拓氏らが米国指示を示し、親米派の平沼氏らが米国の姿勢を批判している姿勢とどちらが国益に沿うのかは国民世論を見れば明らかだと思うのだが。 |
| 2008.2.20 「北朝鮮の論調」 北朝鮮の内閣機関誌、民主朝鮮が19日づけの論評を通じ、「六者協議」からの撤退を促す報道をしている。愈々、切羽詰り始めた北朝鮮政府が日本の世論の切り崩しを画策したものと思われる。 それに呼応するように、民主党議員らによる「対北交流促進を勧める議連」を立ち上げるようだ。その名も「朝鮮半島問題研究会」。メンバーは、川上義博、千葉景子、山下八州夫、横峰良郎各参議委員や」平岡秀夫衆議院議員ら14人と国民新党の自見庄三郎参議院議員で、設立趣意書には、「日朝平壌宣言に基づいて国交正常化の道を切り開くことは国益(日本の)に資する」ということらしい。 先の自民党内に設立された「朝鮮問題小委員会」とも連動していくことは明らかである。ここで、日本の国益に資する要素とは何であろう。国民の生命をないがしろにして得る国益とは何であるのか?もちろん正面から「拉致問題」をどうするのか問うとすると、「拉致問題を解決するためにも・・・・・・・・」というのであろう。 韓国李明博政権も「対北政策」を経済的な観点から厳しく検討していく中、日本政府が北朝鮮に対して融和的な姿勢を見せることがなぜ「国益に資する」のか?はっきりと教えてほしいものだ。 川上議員といえば、昨年の「参議院拉致問題特別委員会」において、親北の発言を繰り返し、救う会全国協議会の島田副会長のプログ上でこき下ろされた人物であるが、もともと北朝鮮を幾度も訪問し、北朝鮮に対しやさしい議員である。北朝鮮に幾度も入れること自体が、北朝鮮にとって都合の良い議員であるということだが、総連からの指令でもうけたのか、北朝鮮政府の動きや言動と連動するような今回の議連立ち上げである。 先日、重村教授の講演を聞く機会を得た。そのときに何度も繰り返されたのは、北朝鮮と友好関係を結ぶことによって拉致問題が解決するなどといっている方たちは、稀代の詐欺師であるといわれていたのだが、この先生方も詐欺師ということになろうか。 また、その講演の中で「北朝鮮の拉致被害者担当と思われる(金英男氏会見の時もTV画面に登場した)人物と会談をした日本政府関係者の「8人全員が死んだとは思えない。一体何人生きている」との問いに、黙して指を4本立てたというのだ。さらに「めぐみさんは生きているか?」の問いには、指を口にあてて答えられない仕草をしたということである。 話の中には、検証材料を挙げて北朝鮮の「嘘」を看破されていたが、実は日本政府も生存者の確認をしているようなのだ。この確認に関しては、8人を含めて特定失踪者の多くが、かなりの確立で生存していると思われるという官職を得ているということだ。 なぜ、生存者の救出が遅々として進まぬのは、誰の責任であろう? |
| 2008.2.12 「不可解な外務省?」 9日付の産経新聞の一面と三面に載った記事である。 |
| 2008.2.8 「理解できない「ヒル次官補」の証言」 ヒル米国務次官補は6日、上院外交委員会の公聴会で証言し、日本人拉致問題と北朝鮮のテロ支援国家指定解除を厳密には関連付けない方針を示した。一方で、「日本と緊密に協議した後でなければ解除を行わない」との立場も確認し、北朝鮮に引き続き問題解決を働きかける姿勢を強調した。ヒル次官補は証言で、「(指定解除の条件を示した)米国の法律に拉致問題を厳密に関連付けようとする動きがあることは知っている」と述べた上で、「私はこのようなハード・リンケージ(厳密な関連付け)をすることまではしない。米国や日本などの利益にならない」と語り、拉致問題を指定解除の法的条件とは見なさない立場を明確にした。ヒル次官補は北朝鮮との交渉で、「拉致問題は我々(日米)にとって極めて重要な問題だ」と繰り返し明示していると説明。米国が拉致問題を置き去りにすることはないとの姿勢を改めて訴えた。 この報道によると「米国の法律は法律であり、何の制限も受けない」という当然の論調であり、反論できるものではない。その上で、「拉致問題は極めて重要な問題」として、「日本と緊密に協議した後でなければ解除を行わない」としている。 これでは、「テロ支援国指定解除」と「拉致問題」が関連されるのかどうか非情に曖昧な証言である。 私たち(議連・家族会・救う会)が要請していることは、米国の国内法においても「テロ国家」と現在の状況が変らないまま、「テロ支援国指定解除」問題を話し合うのは、米国のダブルスタンダードではないかということであり、またそのようなことになれば、北朝鮮に対し、「拉致問題を軽視してよい」という誤ったメッセージを送ることになるという危惧なのだ。 米国がリビアを「テロ支援国指定」から解除したのは、 1、 リビアが核開発を完全放棄し、IAEAの査察団に全面開示した。 2、 リビアが行った「航空機爆破テロ」を認め、遺族に保障を行った。 3、 リビアが行った全てのテロ行為を認め謝罪した。 その後、2年もの期間を過ぎて、漸く解除したものである。 今回の北朝鮮への対応は、それとは大きく違った手法ではないか。 その件に関して、米国国務省の前のめりの姿勢に疑問を持たざるを得ないのだ。この転移ついての説明がほしい。 しかし、ヒル氏が言っているのだが「日本政府との緊密な協議もなく、非核化に向けた進展もなしに解除することはない」と強調している。この点から言えば、もし、米国が北朝鮮を「テロ支援国指定解除」する事態となったとしたら、日本政府もそれを認めたということになるのだが、福田総理は同のように動くのだろう。 現在の状況で「我が国が指定解除」を認めるとは思えないが、米国の国内法を強調し、日本政府は逃げることができるという疑念が残る。 ヒル氏がこういっている以上、指定解除したとき、日本政府もそれを認めたということである。 |
| 2008.2.1 「北の姿勢は相変わらずだ」 中国の政府高官・王家瑞対外連絡部長との会談の中で、「北朝鮮は6カ国協議の推進を一貫して支持しており6カ国協議の合意事項を履行すべきという立場に変化はないとし、最近の困難な状況は一時的なもので十分に克服できる」と述べたということである。 米中協議の中身は見えていないが、米国国務省は「北朝鮮の核申告」を積極的に支持し、議会が懐疑的な立場にあるのとは対照的である。 そのような中、中国に対し「六者協議合意」に対する履行を主張しているところが、金正日政権の変らぬ姿勢を示すものである。 また、朝鮮中央通信を通じて「福田政権」に対する批判を繰り広げ始めた。内容に関しては、相変わらずの与太話を繰り広げ、天に唾する「恥知らず」の言葉で日本を非難している。北朝鮮の拉致事件は、狩猟である金正日の責任を回避しては語れない問題だ。そこを曖昧にしたまま、問題の解決はありえない。また、全ての拉致被害者を救出するには、金正日首領の「真摯な謝罪」がなければならない。 100名以上の拉致被害者とその家族に与えた苦痛を考えると、とても許される問題ではあるまい。このことを曖昧にするならば「国家権力」による犯罪を見逃すことになる。 しかし、なぜ今、北朝鮮が日本政府福田政権批判を繰り広げ始めたのか?おそらく、「六者協議合意」に参加しないにほんの市政を変えるために、日本の世論誘導も含め繰り広げようとしているのだろう。 このような展開を始めて効果があると考えられていることが片腹痛い。先日の世論調査で、「北朝鮮への対話」を重視し始めた世論が出始めていることに、意を強くしたのであろうが、今、日本国民はさほど甘い考えを有してはいない。北朝鮮問題を解決すべきと考えているが、ムチのない飴だけではだめだという意識を強くしている。 街頭署名を繰り返していると国民の怒りがはっきりとしていることに変化がないことを感じている。我が国政府が北朝鮮に対し甘い政策をしていくとしたら、福田政権に対する失望感が助長されると信ずる。 |
| 2008.1.25 「朝鮮問題小委員会」 山崎拓氏を最高顧問とし、衛藤征士郎氏を委員長とした「自民党朝鮮問題小委員会」の概観が見える。 22日に大東文化大学法科大学院において、韓国統一研究員が主催し、大東文化大学東北アジア平和発展フォーラムが主管した‘韓国新政府の北朝鮮政策と日韓協力’と題して開かれた政策フォーラムで、衛藤委員長が祝辞を述べたようだ。その内容は、「福田政権は李明博政権と連携していく。小委員会(自民党外交調査会朝鮮問題小委員会)は福田政権の強い意向で創設した。小委員会は拉致・核・ミサイルを一括して解決し、北朝鮮との国交正常化を進める。その上で東アジアの平和共存をしていく枠組みを設けたい」というものであり、主眼は「日朝国交正常化」であり、拉致被害者の救出ではないようだ。 ここで、衛藤委員長の頭の中に「日本国民の意思」というものがあったのであろうか?世論調査において8割強の国民が「拉致被害者の救出と問題の解決を願う」結果が出てきている中で、「拉致被害者」を再び放置して、国交正常化優先という意思表示は国民の意思を無視するものであろう。もし、これが本当に「福田政権の強い意思」というものであるなら、「経済的国益優先」であり、「国民の生命の軽視」ではないのか? 拉致被害者の多くが30年もの長きにわたり、国家から放置され、見捨てられてきたことに対し、日本国民は国家の責任というものを考える機会を得た。そして、経済的な国益を優先し、国民の命を軽視する政策にうんざりする思いを受けてきているのだ。 ここでふたたび、我が国が拉致被害者を見捨てるような政策を推進していくというのであれば、我が国は国民の信を失い国家としての体をなさなくなってしまう。それを許してはならない。小委員会が「日朝国交正常化」優先するならば、国民の反発を必ずや受けるだろう。 また、同じフォーラムに東大名誉教授・和田春樹氏が登場したようだ。和田氏は相変わらず「北朝鮮擁護」の発言を繰り返し、「拉致問題は一応解決している。死亡説明等で不充分な部分は国交正常化交渉で粘り強く交渉すべき。日本は南北朝鮮に対し、戦争責任や植民地、慰安婦問題を早期解決すべきである。日本人拉致問題での韓国政府の関与に反対する」等々、私には容認できない言葉を連ねている。 自由社会の一個人の発言とはいえ、非人道的な政権を擁護し、人権問題をないがしろにする発言ではないか?この人もまた、日本国籍を持つ日本人である。 昨日、早紀江さんは「日本国民が一つになって、問題解決に協力してほしい。」といわれた言葉とは、心にしみこむ言葉として大きな違いがある。 |
| 2008.1.24 「混乱している米国政府」 昨日、国務省のデル・デーリーテロ対策調整官が、「北朝鮮は、テロ支援国指定解除」の条件を満たしている、という内容の報道があったかと思えば、今日は、米国ホワイトハウスのペリノ米大統領報道官が、「疑いをもたれている核活動について全ての深刻を終えない限り、北朝鮮をテロ支援国指定から解除しがたい」との方針を示したという報道があった。 |
| 2008.1.23 「米国の本音?」 米国高官の談話として『テロ支援国、核申告次第で解除=北の拉致問題は事実上不問に−米 「北朝鮮はテロ支援国指定解除の基準を満たしているようだ」とする米国務省のデーリー・テロ対策調整官の発言は、日本人拉致問題などを事実上不問に付し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づく核申告の進展次第で解除が可能になるとの認識を示したものだ。』という報道が各紙で報じられた。 先日は、ライス国務長官が「レフコウィッツ北朝鮮担当大使」の発言を強く否定し、北朝鮮が核の申告を正確にしようとしていると、北朝鮮の擁護をしている。この流れでは、米国が「テロ支援国指定解除」に突き進むのではないかという憶測がなされても当然だろう。米国・ブッシュ政権が最後に外交成果として、北朝鮮の核無能力化を仕上げたいという気持ちがありありだ。 しかし、米国は先のクリントン政権と同様に北朝鮮外交で汚点を残してしまうことは明白であろう。そして、日本という同盟国の信頼を唾棄してでも北朝鮮の悪魔・金正日を助けるということが、公になるとしたら、米国の「テロ国家」殿戦いにも敗北することになる。この現象を反米の国々がどのように感じるのかを理解していない。 「核さえ持てば米国をも押さえられる」という誤ったメッセージを送り、反米国家の核保有に大きな動きを与えてしまうかもしれないということだ。 昨年、訪米した際に米国政府の元高官から聞いた話として、米下院での「慰安婦決議」を断行し、日本政府及び日本国民の反発がなかったが故に、次の「トルコのアルメリア人虐殺非難決議」をしてしまったが、トルコ共和国の大きい反発を受け、議会での非難決議に関して慎重になっていったということを。民主党が支配する新たな米議会が、他国の班パルの大きさに気づいたということだ。 即ち、日本政府は米国の「テロ支援国家指定解除」の処置に対して、大きな反発は起きないであろうという安易な考えで、北朝鮮外交に前のめりになったということだ。 米国が同盟国の国民の生命にかかわる問題で、何の支援も支持もしないというのであれば、我が国は独自で「安全保障の道」を模索していかなければならないという機運が日本国内に起こりうるという憶測さえ全く懸念しないということであれば、我が国は、米国にもなめられ、北朝鮮にもなめられた意思を持たない国家と成り果ててしまうということだ。 本当に我が国は、意思のない、気概のない国家と成り果ててしまったのであろうか? 先日、桜井よしこさんが理事長をされている「国家基本問題研究所」の提言も無視し、我が国の国会での決議や地方議会での決議―北朝鮮をテロ支援国から解除することに反対する―をも無視し、北朝鮮と手を握るというのであれば、考えざるを得まい。 |
| 2008.1.22 「安氏の証言」 先日、安明進氏と蓮池透氏の会談が放映されていた。なぜ、今頃と不信を抱かせるものである。確かに安氏の証言の信憑性に関して、疑義が話されていたことはあった。しかし、実際安氏の証言から「横田めぐみさん拉致」が大きな波紋を生み、北朝鮮による拉致が動き出したことは否めまい。また、9.17以前の安氏の証言に関しては疑問を抱くことはあるまい。 最終的に金正日が「めぐみさん拉致」を認める必要がなかったにもかかわらず、安氏の証言を立証するように「めぐみさん拉致」を認めたのであるから、安氏の目撃証言を疑うことは困難だ。 日本政府は、1997年まで「横田めぐみさん拉致」を公にしておらず、警察関係者も北朝鮮の拉致を否定するような発言をしていた。であるから、あくまで金正日が「横田めぐみさん拉致」を否定していたら、日本政府としても確証を得ることはなかったわけで、当に「めぐみさん拉致」を決定的にしたものは安氏の証言であり、金正日の裏づけなのであるから皮肉な結果である。 今、日本国民の中で「めぐみさん拉致事案」やそのほかの「拉致事案」を否定する人はいないだろう。問題は、北朝鮮が日本人を拉致していたという事実であり、彼らが死亡とした被害者の客観的な報告がなされていないという現実だ。彼らが提示した「死亡確認書」は後に「捏造した」と北朝鮮担当者は言っているのであるから、はっきりと生存者の帰国を求めていくべきだ。 北朝鮮による拉致は、金正日が三号庁舎という「工作機関」の見直しを図った上で、対南工作の一環として画策・実施させたものである。金正日以前にも金日成時代にも「拉致事案」が存在するのも確かであるが、見直され強化されたことも事実である。 それによって、1977年、1978年と日本各地で拉致が実行されていたのである。即ち、拉致の主犯は金正日その人であることは否めまい。その主犯を放置して「拉致問題の解決」などありえないのは自明の理である。 警察庁と公安調査庁は速やかに、すべての「拉致事案」を解明し、実行犯の確保を目指すべきだ。そうしなければ、「拉致の全容」など解析することは出来ない。 金正日が「拉致」を認めて5年余が過ぎても、国内の協力者の一人も特定しようとしない警察庁と公安調査庁の実態に情けない思いをしている。 既に、「田中実さん」の拉致実行犯は国内におり、日常の生活を送っていることに不思議な感情を持たざるを得ない。彼らが拉致した人々は、北朝鮮で寒い思いをし、空腹を禁じえない環境にいることを人としてどのように感じているのだろう。 |
| 2008.1.18 「どうなるのだろう?」 韓国大統領選挙で李明博氏が誕生し、韓国政府の「対北政策」が変化し始めている。李大統領は、盧政権の親北政策が米国との摩擦を引き起こしてきたと断じ、拉致問題に対しても前政権よりも積極的なかかわりを持とうとしている。 米国政府が推進してきた「対北宥和政策」即ち「核の無能力化」との引き換えに「北朝鮮をテロ支援国から指定解する」という動きも、北朝鮮の不透明な申告により頓挫していきそうに見える。米議会は、北朝鮮の不透明な申告に対し厳しい視線を送り続け、安易な妥協を許さないという姿勢を見せ始めている。 北朝鮮としては、核の正確な申告など、金政権の求心力低下に繋がるような妥協は出来ない。これでは、米国の協力も得られまい。もとより、中国の協力など一昨年の時点で求めることなど出来なくなったはずだ。 日本では、「北朝鮮シフト」とも呼ばれる外務省人事が断行された。北朝鮮政府としても先行き不透明な状況になりつつある。最早、判断できない状況になりつつあるのではないか? そんな中、山拓氏の「訪朝騒ぎ」が浮上していることを考えると、北朝鮮の工作機関の悪あがきが見え隠れする。 対中・対韓・対米・対日という金政権にとって延命に欠かせない外交が行き詰まって、どこかに活路を開こうとしているのではないか? このようなときだからこそ、日本政府には北朝鮮に対し「素早い対応」をせまってほしい。 |
| 2008.1.11 「衝撃」 新年そうそう、衝撃が走った。西村真悟代議士のご子息がなくなられた。お会いしたことはない。しかし、西村代議士のご子息である。我々にとっても衝撃的な事件でもある。 |
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