| 平成22年3月16日(火)ニュース
北朝鮮、4月初旬に6カ国協議復帰の可能性=報道
[ソウル 13日 ロイター] 北朝鮮は、同国の非核化に向けた6カ国協議の交渉の場に、4月初旬に復帰することを内部決定した。韓国の中央日報が13日、匿名筋の話として報じた。 中国・北京で中央日報の取材に応じた匿名の北朝鮮筋によると、北朝鮮は非核化に向けた独自の提案を行う見通し。ただそれ以上の詳細については明らかにしなかった。 北朝鮮をめぐっては、同国に対する交渉復帰への圧力が高まる中、金正日総書記が近く中国を訪問する可能性があると報じられている。 中国は6カ国協議を7月までに再開したい意向だが、同国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表は今月、7月までの再開実現が困難なことは認識している、との考えを示している。――――――15日10時40分 ロイター
中井拉致担当相「存命の日本人妻は約100人」
中井洽拉致問題担当相は15日の参院予算委員会で、配偶者らと北朝鮮に渡った日本人妻について「存命といえる方は100人ぐらいではないかと承知している」と述べた。 また「鳩山由紀夫首相からは北朝鮮にいる日本人の生存者すべてを救い出せという指示をいただいている」と指摘した。その上で「望んで北朝鮮へ渡ったとはいえ、収容所に収監された人たちの人生は想像を絶する。あらゆる機会にこの問題を世界に認識してもらい、一日も早く日本への帰国がかなうよう精いっぱい努力する」と語った。民主党の山根隆治氏の質問に答えた。――――――15日13時26分 産経新聞
金総書記、欧州に3600億円保有=国外逃避時の資金−英紙
【ソウル時事】英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は15日までに、北朝鮮の金正日労働党総書記が、国外逃避を余儀なくされた場合でも、ぜいたくな生活が続けられるよう欧州の銀行の秘密口座に40億ドル(約3600億円)の「緊急資金」を保有していると報じた。 同紙が韓国の情報当局者らの話として伝えたところによると、秘密資金の大半は、スイス当局がマネーロンダリング(資金洗浄)に対する規制を強化するまで、同国の複数の銀行に預けられていた。その後、記録を残さないよう現金で引き出され、ルクセンブルクの銀行に移された。 資金は核・ミサイル技術の売却や麻薬取引、保険金詐欺、外貨偽造などで得た利益という。韓国の情報当局者は同紙に対し、「北朝鮮住民がこの資金の存在を知れば、政権に対して蜂起する可能性がある」と話している。―――――15日16時21分 時事通信
ジョンウン氏が大衆大会組織か=精神不安定の金総書記鼓舞で−北朝鮮
【ソウル時事】韓国の対北朝鮮ラジオ「開かれた北朝鮮放送」は15日付のニュースレターで、北朝鮮の金正日労働党総書記が出席して6日に開かれた2.8ビナロン連合企業所(咸鏡南道)の工場完工を祝う10万人規模の大衆大会は、後継者に内定したとされる三男ジョンウン氏が組織したと伝えた。精神的に不安定な金総書記を鼓舞する狙いだったとしている。 金総書記が一般市民参加の大規模集会に出席するのは異例だった。同ラジオが平壌の消息筋の話として伝えたところでは、金総書記は最近、体制維持や軍需に投じる資金の逼迫(ひっぱく)で大きなストレスを受けている。特に経済状況が厳しいとの報告を受ける際には激しい神経症状を見せるという。―――――――――15日16時30分 時事通信
開城工業団地管理委に政府無償支援、今年54億ウォンーーーーー15日17時13分
【ソウル15日聯合ニュース】政府はことし、北朝鮮・開城工業団地の行政機関、開城工業団地管理委員会に約54億ウォン(約4億3098万円)を無償支援する。 政府当局者は15日、ことしから開城工業団地の出入者管理や消防署運営など、同委員会が政府に代わって行う業務に要する費用を南北協力基金から無償支援すると明らかにした。 2004年10月に設立された開城工業団地管理委員会は、韓国側が運営するものの法律上は北朝鮮の機関で、団地の運営支援と現地の施設管理などを担っている。これまでは主に南北協力基金から融資を受けて運営を続けてきたが、今後は韓国政府の無償支援と開城工業団地支援センターの運営による独自収入などで自立経営を確立し、融資を返済していく方針だ。
北朝鮮の金正日総書記、ルクセンブルクの銀行に体制崩壊に備えた秘密資金と英紙報道
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、ヨーロッパ・ルクセンブルクの銀行に、およそ3,600億円の秘密資金を保有しているとイギリスの新聞が報じた。15日付のイギリスのデーリー・テレグラフは、韓国の情報当局者の話として、金総書記のこの秘密資金は、核・ミサイル技術の売却や麻薬取引などで得た利益およそ40億ドル(日本円でおよそ3,600億円)だとしている。また資金は、体制崩壊などによる国外逃亡に備えたものとみられ、当初はスイスの複数の銀行に預けられていたが、スイス当局がマネーロンダリング(資金洗浄)の規制を強化したため、ルクセンブルクの銀行に移されたという。――16日0時52分 フジテレビ
北朝鮮、拘束米国人との接見認める
【ワシントン時事】クローリー米国務次官補(広報担当)は15日の記者会見で、北朝鮮での米国の利益を代表するスウェーデン大使館の職員が14日、今年1月に中朝国境を越えて拘束された米国人と接見したことを明らかにした。北朝鮮が、この米国人との接見を認めたのは初めて。―――16日6時19分 時事通信
【日々是世界 国際情勢分析】「10万人の前で示した金総書記の意思は」―16日7時56分 産経新聞
昨年11月のデノミネーション(通貨呼称単位の変更)断行以来、住民の不満噴出や混乱が伝えられる北朝鮮で、異例の出来事が起きているようだ。 北朝鮮の朝鮮中央放送と平壌放送は6日、東部の咸鏡南道咸興市で「国家の大慶事をもたらした近代的なビナロン(化学繊維の一種)工場の完工を慶祝する咸興市大衆大会」がこの日行われたことを伝えた。北朝鮮でこの種の大衆を動員した集会は珍しくはないが、10万人の市民が集まったという地方での大会に、最高指導者、金正日総書記が姿を見せたのだ。 ラヂオプレス(RP)によると、朝鮮中央テレビは大会の模様を約46分にわたり実況録画で伝えたという。この中で、金総書記が屋外のひな壇で大衆に向かって手を振る様子や、2年前に患ったとされる脳卒中の後、不自由になった左手を上げ両手で拍手する姿が放映された。 先月68歳になり、脳卒中を含む健康不安説が依然としてくすぶる金総書記の近況がともかく、注目されるのは、かつて人前にはあまり姿を現さないといわれたこの最高指導者が、10万人の人々の前に姿を見せたということだ。しかも、この行事は首都、平壌ではなく、地方都市で行われている。 北朝鮮メディアは2月に、金総書記がこのビナロン工場(2・8ビナロン連合企業所)を現地指導し、最新設備によって十数年ぶりにビナロン生産が再開されたことを伝えていた。北朝鮮の常識で言えば、経済的困難の中、国家事業的な工場で化学繊維の生産が再び始まったことは極めてめでたいことなのかもしれない。10万人の大衆大会に金総書記が出席したことがその証拠だ。 しかし、金総書記の“異例の登場”には、ほかの意味もありそうだ。韓国紙、朝鮮日報(電子版)は、1990年代前半に北朝鮮を脱出した姜哲煥記者の解説を掲載している。北朝鮮で家族ともども強制収容所に収容され、今回の大衆大会が開かれた咸興にも行ったことがある姜記者は、「咸興には暴力団も存在し、北朝鮮内部では最も統制がきかない地域となっている」と明らかにしている。その背景として、「公開処刑が多い」ことを挙げており、「北朝鮮のほかのどの都市よりも反抗的という印象がある」という。 その“反逆的”で治安が悪い咸興に、金総書記はわざわざ出かけ、危険も顧みずに10万人の前に現れたのだ。姜記者は、金総書記が「悲壮な決意」を示そうと咸興にまで足を運んだのではないか−と分析する。「最近、金正日総書記による貨幣改革(デノミ)で金銭的な損失を受けた商業者らが反発した地域の一つがまさに咸興で、被害も大きかった。祝賀行事(大衆大会)で金総書記は内外に向けて何らかの意思を示そうとしたに違いない」(姜記者)とみる。 経済が破綻(はたん)し、その解決策であったはずのデノミも失敗。首相が直々に失政を認めて謝罪するなど、混乱が伝えられるにもかかわらず、「金総書記は自らの権力が揺らぐことはなく、改革・開放も行わないという意思を示そうとしたのだろう」(同)という。 金総書記による今回の異例の行動を最も驚きの目で見ているのは、韓国や日本をはじめとした外部メディアよりも、姜記者をはじめとした脱北者らだ。姜記者は「金総書記が(北の)人民の抵抗に対して戦いを挑もうとしているのではないかと感じられてならない」と結んでいる。金正日体制を取り巻く環境はさらに厳しくなっているようだ。
北朝鮮に拉致された脱北者支援の牧師 死亡 自殺か?―――16日9時6分 サーチナ
中国の延吉市において脱北者の支援を行い、1995年に北朝鮮に拉致されたアン・スンウン牧師が死亡したことが明らかになった。 韓国政府は2009年秋に開かれた南北離散家族対面の際に、アン牧師の生死確認を北側に要請したが北朝鮮の返事は「確認できない」というものだったとしている。 また北朝鮮による拉致被害者家族会の代表チェ・ソンヨン氏によれば、09年10月ごろ、北朝鮮を訪れた海外の教会関係者が、アン牧師が亡くなったとの話を聞いたという。韓国側関係者は死亡説は把握しているが、まだ事実関係の確認中であると話している。 脱北者支援をしていたために、北朝鮮に拉致されたと考えられているアン牧師が、北朝鮮で死亡したとすれば、死因は何であろうか。韓国メディアでは死因は自殺であったと報道しているものもある。韓国政府は事実関係の把握を急いでほしい。(編集担当:朴プル)
「北指導部亀裂、可能性高くないがあり得る、ICG――――16日11時40分
【ワシントン15日聯合ニュース】国際シンクタンク「インターナショナル・クライシス・グループ」(ICG)は15日に公表した北朝鮮関連の報告書で、朝鮮労働党と軍部のエリートらの忠誠心にもかかわらず、北朝鮮指導部内に亀裂が生じることは不可能ではないと述べた。ただ、「起きるとは考えられないが」と前置いている。また、そうした状況は権力闘争、クーデター、政権崩壊、同様の危機が実際に進行するまで、外部には伝わらないだろうとした。 報告書は、北朝鮮は国際的制裁と極端に誤った政策選択、社会的不安定を触発させるいくつかの内部的問題で揺れていると分析。国際的制裁により外貨収入が減少しており、そのほか慢性的な食糧問題の悪化、大混乱を招いたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)など国内的圧力にも直面していると指摘した。これらの問題は個別では管理できるが、同時に起きれば政権の生存を脅かしかねないとしている。 アジアプログラム責任者のロバート・テンプラー氏は、北朝鮮内の事態はある程度進むまで外部から観測することはできず、こうしたシナリオが実際に起きれば、国際的介入を要求できる人道的非常状況となりかねないと見通した。 韓国と北朝鮮間の戦争リスクについては、「力の均衡が北朝鮮に不利に転じた。北朝鮮指導部も負けるであろうことを承知しており、戦争を始めることはないだろう」と分析した。 ただ、北朝鮮指導部の生き残りの意志が、外貨獲得に向けた危険な拡散活動につながる可能性を懸念した。金正日(キム・ジョンイル)総書記の政治的体制は政権を運営するだけの現金を求めており、北朝鮮政権はより切迫しているとし、これらを得ようとするいくつかの兆しがあると述べている。
北朝鮮は「巨大な監獄」 国連の特別報告者
【ニューヨーク=松尾理也】ロイター通信によると、国連のムンタボーン北朝鮮人権問題担当特別報告者は15日、ジュネーブの国連人権理事会に対し、少数の特権階級によって北朝鮮は「恐怖国家、あるいはひとつの巨大な監獄と化している」などと厳しく指摘する報告を行った。同氏は今回の報告を最後に6年間の任期を終え、6月末に退任する予定。 報告でムンタボーン氏は「軍事優先を掲げる北朝鮮政府は、一般国民の犠牲の上に、体制の永続をもくろんでいる」と指弾。北朝鮮に対し、すみやかに平等な食糧配給の復活や処刑、拷問の停止などを求めた。 報告後の会見では、「実際のところ、ここ数年で北朝鮮の人権状況はさらに悪化している」と指摘。国際社会を代表し、国連安全保障理事会が何らかの措置を取るべき時期が来ていると強調した。 同氏はまた、核問題をめぐる国連安保理制裁について、「体制上層部のみを対象とするよう注意が払われており、一般国民にとっての人権問題を悪化させていることはない」と評価した。日本人拉致問題の早期解決も求めた。――――――MSNニュース
拉致問題の解決へ「具体的な対話を」 長浜で被害者の兄が講演
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんの兄で、前拉致被害者家族連絡会副代表の蓮池透さんが14日、長浜市勝町の六角館で講演し「経済制裁ではなく、具体的な対話を」と訴えた。 蓮池さんは、拉致問題の解決が進まない現状を指摘し「悪化した日朝関係のかじを大きく切るには、政権が変わった今がチャンス」と強調。2006年から続く経済制裁については「被害者救出に全くつながっていない」と批判し、「北朝鮮が何を望んでいるかを分かった上で行動すべきだ」と交渉による解決を主張した。 講演会は「9条の会・こほく」(長浜市)でつくる実行委員会が開いた。 (対比地貴浩)――――中日Web
自民党、朝鮮総連祝賀会に出席した城島委員長を「軽率」と追及
今の国会で初となる審議が行われている衆議院・拉致問題特別委員会で、自民党は、委員長の城島光力(こうりき)氏に対して、朝鮮総連の祝賀会に出席したことは、「軽率な行動だ」などと、異例の委員長への追及を行った。自民党の古屋圭司議員は「ことし(2010年)2月ですね、金正日(総書記)の生誕を祝う朝鮮総連主催のパーティーに出席をされたと」と追及した。拉致特別委の城島委員長は「出席したことは事実でありますが、(朝鮮)総連の方は。祝辞を述べたようなこともありませんね」と反論した。古屋議員は、城島委員長が2月15日、朝鮮総連の金正日総書記誕生祝賀会に出席したことを「軽率な行動だったのではないか」と批判したのに対し、城島委員長は「名刺を渡して、すぐに退席した」と釈明した。――FNNニュース
<インタビュー>退任控えたムンタボーン国連北朝鮮人権報告者
【ジュネーブ15日聯合ニュース】国連のムンタボーン北朝鮮人権状況特別報告者が15日、6月の任期満了を控え国連ジュネーブ事務局で聯合ニュースとのインタビューに応じ、これまでの歩みを振り返った。 ムンタボーン報告者は、「だれが後任になるかは重要ではない。最も基本になるのは北朝鮮住民を暴力と人権侵害から守ること」と強調。「普遍的定期審査(UPR)」とは別に、特別報告者の制度を続けていくべきだと主張した。 UPRは、192加盟国が4年ごとに他の全加盟国から人権状況に対する評価と勧告を受けるという国連人権理事会の中核制度で、2006年6月に始まった。一方、特別報告者は国連人権理事会の決議で特定国の人権に関する報告者を任命する制度だ。 タイ・チュラーロンコーン大学法学部教授のムンタボーン報告者は、2004年から6年間にわたり特別報告者として活動してきたが、訪朝を拒否され続けた。北朝鮮は特別報告者制度の廃止を主張している。
以下は一問一答。
――6年間の任期で最も苦労したことは。 「北朝鮮に入れなかったことだ。そのため、人権状況把握には非政府組織(NGO)など別の消息筋や窓口を活用する以外になかった。また、(脱北者や海外労働者など)北朝鮮領土以外に暮らす北朝鮮住民の人権というテーマをいかに扱うかも問題だった」
――北朝鮮が特別報告者の訪問をまったく許可しなかったが、初期の信頼構築に失敗したとは思わないか。 「これまで北朝鮮政府に何度も丁重に訪朝許可を求めた。北朝鮮は受け取らなかったが、自分の報告書草案も送った。(北朝鮮が取り沙汰した西欧との連携)疑惑もあるが、あらゆる仕事を独立的に進め、報告書も自分でタイプして作成した。わたしは国連の職員ではなく大学教授として暮らしており、プロボノ(公益のため)という思いで活動してきた。プロボノは一種のボランティア活動だという点を人々が理解する必要がある」
――特別報告者としての任務遂行が、北朝鮮の人権状況改善に有益だったと思うか。 「特別報告者の役割は3つの角度から見るべきだ。一つ目は人権改善のため政府と向き合うこと、二つ目は事実を世界に知らせること、三つ目は被害者の声を聞くこと。これまで北朝鮮の人権に関する決議は多かったが、報告書はなかった。そのためわたしは脱北者の状況や公開処刑など実像に関するベースを提供しようと努め、韓国の脱北者定着施設を訪れて話を聞いたほか、モンゴルでも脱北者と会った」
――北朝鮮は、UPR制度があるため特別報告者は必要ないとして廃止を主張しているが。 「UPRは特別報告者とは異なるシステムだ。人権保護においてはけん制とバランスが非常に重要だが、その中でUPRはひとつの要素となる。だが、人権状況が劣悪な国はどうするのか。だれが被害者の話を聞くのか。そういったことは特別報告者がせねばならない」――――16日14時1分
<北朝鮮>特区に外貨上納指示 平壌の住宅建設資金足りずーーーー―16日15時0分 毎日新聞
【北京・西岡省二】北朝鮮指導部が首都・平壌で進める「10万世帯住宅建設」の資金不足を補うため、特別市に格上げした経済特区・羅先(ラソン)市に年間6000万ユーロ(約73億5000万円)という高額の外貨を“上納”するよう指示したことが分かった。国連安保理制裁などで外貨が不足、最重要課題である市民生活の向上もままならない北朝鮮の困窮ぶりが改めて浮き彫りになった。 北朝鮮指導部に近い関係者が毎日新聞に明らかにした。「10万世帯住宅建設」は金正日(キム・ジョンイル)総書記が提案した事業で、平壌の住宅難を解消するため、1950年代の戦後復旧時に建設された古いアパートを取り壊して高層アパートを新築する計画。昨年8月には平壌で市民8万人が参加した決起集会も開かれた。 計画通りの住宅建設には最低でも40億ドル(約3597億円)が必要とされるが、昨年のミサイル発射などを受けた安保理制裁決議により外資が途絶え、資金不足の状態という。 このため、事業を監督する金総書記義弟の張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党部長が中心となって昨年末、既に「経済貿易地帯」に指定されていた羅先を通じた資金調達策を検討。今年1月に羅先を特別市に指定し、それまで中央政府が統括していた経済貿易地帯の運営方針の決定権を地元に移す一方、年間6000万ユーロの調達を義務づける通達を出した。特別市長に相当する党責任書記には、党の資金調達機関「39号室」の副部長を務めた経済通の林景満(リム・ギョンマン)元貿易相を送り込んだ。 羅先では既に市内の羅津(ラジン)港をめぐる動きが出ている。中国吉林省延辺朝鮮族自治州の李竜熙州長は最近、中韓メディアに対し、北朝鮮が同省やロシアに一部ふ頭の使用権を認めるなど対外事業を活性化させていることを明らかにした。同関係者は「羅先は過去に貿易・観光で6000万ユーロ程度の収入があった都市だ。今後、貿易拠点としての機能を強化し、中露を中心とした外国企業との関係を強めて資金確保の役割を担うことになる」と指摘する。 北朝鮮当局は故金日成(キム・イルソン)国家主席の生誕100周年を迎える12年に「強盛大国の大門を開く」との目標を掲げ、10万世帯住宅建設は重要な事業の一つに位置付けられている。
拉致支援法案、衆院委で可決
衆院拉致問題特別委員会は16日午後、北朝鮮による拉致被害者への給付金の支給期間を5年間延長する拉致被害者支援法改正案を全会一致で可決した。週内にも衆院を通過する見通し。 日本永住を決めた拉致被害者は同法に基づき、2005年4月から給付金の支給を受けているが、今年3月に支給が打ち切られるため、被害者らが延長を求めていた。 ―――16日17時31分 時事通信
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