悲しい日々..初日

 ...初日...。この日は”Vesper”で”夏祭り”が開催されていた。私は特に何をするでもなく、その会場にひっそりと佇んでいた。そして、時は徐々にその躍動を始めるのだった。その始まりはどうという事の無い出来事だった。”Misery”さんからのICQが入る。「ダスタード最深部にて死亡。核爆」ここの所二日連続で”Jane Walker”に殺されている為か、やや死というものに無頓着になっていた私は「やめといたほうがいいよ−。」と言う忠告を無視!、早速手近にいた”taka.”さんを誘い、”Destard”へ向かう。そしてそこで数度の死を経験しながらも”Misery”さんと合流(”taka.”さんとははぐれる^^;)。最も彼女は私が死んでいる間に既に復活し装備を調えていた(爆 (役立たず?) そこで、現在行われているGMイベント”ダンジョン・クエスト”の今日のポイントがここだと言うことを教えて貰い。しばし探索をこなす。不審な宝箱は発見したが、開け方が分からず、面倒になり帰還(w
 その後私は”AKIRA”さんの依頼を受け、彼の友人”kutora”君の海釣りに付き合うべく港に向うこととなった。そして参加メンバーも集まり、後は船を海に降ろして出航!と言うときに”AKIRA”さんが「今、ブリで家売ってるって」と言い出した。どうやら”Leonard”君が”Britain”の銀行前で家を売っている人を発見し、彼にICQを送ってきたらしい。と、私の方にも先程別れた”Misery”さんから「いま、いえ売ってる人みつけたけど??」との連絡が入る。「(これだ!)」と思い(何がだ^^;)。”Britain”に飛ぶと確かにいました。そして”Misery”さんからICQ「でもねぇ−。 詐欺PKっぽいよ 直感だけどね(笑)」...確かに、其奴は怪しかった。その家売りは”Yan”と言う名前なのだが、そのキャラはどう見ても新規作成のキャラに見える。それなのに家はおろか、城まで売りに出している。更にはその値段はバカ安である。)それでも、もしも本当ならばこれ以上の話はないので、交渉を進めることにする。「(仮に詐欺だとしても上手く立ち回れば大丈夫やろ)」とこの時はタカをくくっていた。
 基本的にこの話に参加していたのは。私、”Misery”さん、”AKIRA”さん、そしてそこに丁度通りがかった”kyouta”はんの四人。当初は”2階建て”と言うことで話を進めようとしていたのだが。”kyouta”はんが「”砦”を買おう」と言ってきた。確かに彼の財産があればそれに少々の上乗せをすることで購入は可能だ。悪い心が頭をもたげてくる。「(上手く立ち回れば一緒じゃん。ここは強気に攻めてもいいんじゃねぇ?(実際情報料として取られる金額は2階建ては5万、砦は10万とそれほど大きな違いは無かった。))」そしてこの時、私は大事な事を失念していた。”Misery”さん、”AKIRA”さんとの間ではICQに置いて「彼が詐欺師かも。」と言う連絡を取り合っていたのだが、運悪くここ数日”kyouta”はんはICQの調子が悪く、その懸念を彼に伝えていなかった。(彼はUOにおいて、経験深い人なので上手く立ち回ってくれるだろう。と言う甘えもあった)」
 結果として...詐欺られました。彼(”Yan”)の手口としては。取引の際の受け渡しを現金ではなく家の”証書(Deed)”にすることで。取り扱いを容易にし、銀行でその受け渡しを行い。受け取った証書をすかさず銀行にしまい、逃走をはかると言うモノでした。家の下見の際にフレンドにしてもらうなどして、所有者であることの確認を怠ったことと、証書の受け渡しを銀行内で行ったのが敗因でした。”Misery”さんがそれを叫んだ時には既に、肝心な”証書”をもった”kyouta”はんは”Yan”にせかされるままに取引を終えていた...。


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