日 の 丸 に つ い て



石野真琴 武田家の家宝、御旗はどう見ても日の丸です。この旗は八幡太郎義家が後冷泉天皇から下賜され、弟の義光から代々甲斐武田家に伝わったものとされているようです。
 ところで、この日の丸というのは源氏の旗なのでしょうか。それとも天皇家の旗なんでしょうか。知っている方がいらっしゃれば教えて下さい。
 この問題を考えたきっかけは、日の丸・君が代問題で、日の丸を国際的な日本の旗として使ったのは幕末勝海舟であると聞いて、あれ、武田の御旗は何なのだろうと思ったのです。
 まあ、もう決まってしまった事ですが、日の丸の由来について興味があるので、ぜひ御存知の方がおられれば御回答下さい。


荒法師 日の丸ですが、著名なのは源平の合戦で、那須余市が平家の軍船に掲げられた日の丸の扇を射落としたことが、確か平家物語にあったと思います。また戦国武将は、日の丸の軍旗を良く用いていたと思います。そして、そもそも武士とは、官位を持つ貴族の武人の家柄ですから、天皇家と関連があったとは思いますが。また、日の丸というのは、本来太陽を表わし、太陽信仰が背景にあると思います。日本の神々と太陽とは深い関係にありますので、自然発生的なものがあったとも思います。ただ、国旗の問題は複雑なので答えることができません。


石野真琴  そうですね。僕もこの議題を提出してから、ふと色々な事を考えていました。日の丸すなわち日輪は、そのまま天照大神を象徴する物だとすれば、これはそのまま天照大神の子孫である大和朝廷・天皇家を現す物だとしても、なんら不思議ではないわけですね。そう考えると、日の丸はやはり天皇家を現す物であると考えるべきなのですね。なるほど、源氏の旗では無いのか。ちょっと残念です。


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