投稿者:にょろ&アヤ様
作品名:乱馬&あかねの家族で旅行記


「乱馬」
「何だよ」

色々な騒動が終わり今は平和な天道道場・・・・

「あのさぁ」
「何?」
あかねは恥ずかしながら答える
「みんなで旅行に行かない?」
「あぁ・・・別にいいけど」
あっけない態度に少しむっとし少しほっとした
「じゃあ旅館にする?ホテルにする?」
「いっつも旅館だったしたまにはホテルにするか」

「そうだね!」
あかねは嬉しそうに答える
乱馬が何かを提案する事が珍しかったからであろう
「でも何処のホテルにしようかぁ?」
「そうだなぁ・・・・」
「あっ!!この間チラシに入っていたあそこにしない?」
「あそこ?」
「隣町にある横須加ホテル!今なら割引だし♪(実在しません)」
「あかねがいいならそこでかまわないよ」
「じゃあ決定ね!・・・・あっ!かすみお姉ちゃんにも言っておかないと!」
「何で?」
乱馬が不思議そうにあかねに聞く
「だってかすみお姉ちゃんたちだって支度とかがあるでしょ?」
「かすみさんたちも一緒に行くのか?」
「へっ?」
乱馬がまたまた珍しい事を言ったのであかねは目をパッチリさせた

「乱馬?」
「・・・・あ・・・・かね・・・と」
「何よぉ!!はっきり言ってよぉ!」
「あかねと2人っきりで行きたいって言ってんだよ!」
「へっ!?」
あかねは顔を赤らめた、だがこのとき一番顔が赤かったのは乱馬であろう
「乱馬・・・本当に?」
あかねは嬉しそうなのを隠しながら乱馬に聞く
「いつまでも家族全員もいいかげん終わりにしないか?・・・これからは・・・俺たちが立派な家族
 なんだし」
乱馬は照れながら答える
あかねはその様子を嬉しそうに眺める
「じゃぁ2人だけで行こうね♪」
あかねは最高の笑顔で乱馬に言う
「おぉ」

「じゃぁ今から明日の用意してくるね♪」
そう言って道場をあかねは出て行った
あかねは鼻歌を歌いながら自分の部屋に戻って身支度をする

「聞いちゃった〜」

道場の後の影からなびきが怪しい笑みを浮かべている
「今すぐシャンプーとうっちゃんに会いに行かないと♪」
なびきはスキップをしながら道場を出て行った


「何やってぇ!?乱ちゃんが旅行に!?」
「その情報があるんだけど・・・結構高いわよぉ」
「仕方あらへん・・・3000円でどうだ!!」
「OK!実は・・・・・」




「乱馬が旅行に行くあるか!?」
「その情報があるんだけど・・・結構高いわよぉ」
「仕方ないある・・・3000円でどうだ!!」
「OK!実は・・・・・」



〜翌日〜

「乱馬支度はいい?」
「あぁバッチリだぜ!」
「じゃあ電車待とうね・・・今そこでジュース買ってくるから」



あかねはジュースを買いに行った



「どのジュースがいいかなぁ?」

「あかねちゃんじゃない?」
「右京!?」

右京があかねの目の前に立っていた

「どうして右京がここにいるの!?」
「えぇっと・・・・っ・・・・ほれ!乱ちゃんが皆も一緒に行った方が楽しいって誘ってくれたんや
 ・・・・なっ!ほな一緒のホテルに行かせてもらうってね♪」

右京のとっさについた嘘がかえってあかねを傷つけてしまう結果になった

「乱馬が・・・・・・」
「あかねちゃん?」

「・・・・このキーあげる・・・・」
「何のキー?」
「乱馬の部屋のキー・・・いらなかったらシャンプーにでもあげるといいわ」
あかねはそう言って別の通路から走ってきた電車にふらふらと乗っていった




「あかね遅いなぁ・・・」
「乱ちゃーん!」
「うっちゃん!?どうしたんだ?こんなところで」
「乱ちゃんと同じホテルに泊まるんや♪部屋も乱ちゃんと一緒やでぇ!」
右京は嬉しそうに答える
「何だって!?あかねは!?」
「このキー渡して反対側の車両に止まってた電車に乗ってったよ?」


(あかねを俺が怒らせた!?・・・俺が何かやったか?)

「うっちゃんあかねに何か言ったか?」

「何にも言ってないよ?・・・ただ・・・・」
「ただ?」
「乱ちゃんが皆も一緒の方が楽しいって言ってホテルに誘われたって言っただけど・・・ま
ずかったか
 なぁ?」
乱馬は大きなため息をついた
(それが原因だ・・・きっとあかねそれを聞いて俺が2人一緒で行くって言ったのにみんなを誘った
 と勘違いしてに怒ったんだ)

(でもあかねが何処に行ったのかわからない!?・・・一体何処に!?・・反対側の車両の電車?)

「乱ちゃんどうしたの?」
「うっちゃんごめん!良牙でも誘ってホテルに行ってくれ!!」
「そう言って乱馬は別の車両に来た電車に乗り込んだ)
「乱ちゃん!!」

(あかね・・・・あかね・・・何処行ったんだ?)

乱馬は電車の窓から見える景色を見ながらあかねの事ばかり考えていた

                       続く....