マザーボードのポストコードによる起動プロセスの表示

CPUとチップセットとメモリのすべてを考慮するとイマイチ買い換えるに足る製品がないので未だに440BXを使い続けてる。 って、それはともかく自分の使ってるEpoxのBX-6SEには二桁のデジタル表示が搭載されていてそれがマシンの起動状態を教えてくれる。 普段はどうでもいいがいざというときにこれがあると非常に助かるのだ。

自作PCってのは不思議なもので 静電気の問題なのかなんなのか、あるとき突然起動しなくなることがある。 大概は電源を完全にオフにしてメモリを抜き差しすると復帰するのだが、 まれにPCIに挿した拡張カードの初期化作業でとまることもある。 こうなるとPCIに刺さったカードをいちいち抜いたり静電気を取ったりして動くようになるまで電源を入れて切って、入れて切って、何度もトライしないといけなくなる。 自分以外にもダチや後輩もこの「ある日突然起動不可能」症候群に見舞われているので原因はともかく、なんの変更も加えていないの使っているうちに稀にとはいえ発生するということは確か。

んでこのときに件のポストコードによるエラー表示があればマニュアルと照らし合わせることによって一体どこで起動がとまっているか分るので無駄な作業が減って非常に助かるのである。 そしてこんなに便利な機能なのに搭載されているマザーは非常に少ない。 なんでこれを書いているかというと、調子が悪くなった他人のマシンをメンテするときに自分のマザーに比べて非常に面倒が多くていつもうんざりさせられるからだ。 この突発性機動不可能症候群、わたしの周りではBIOSが吹っ飛ぶよりも発生頻度ははるかに高い。BIOSの二重化よりも前にこの起動プロセスのエラー表示機能を搭載してもらいたいものだ。

搭載しているのはEpoxとAbitくらいだと思う。 Epoxの場合は走りなのでちょっと上位機種っぽい製品にはだいたい搭載されている。 Abitも最近は採用するようになってきた。 あとMSIもEpoxと同時期くらいからやっているがこっちのは三つのLEDの組み合わせで、付いている場所もカードの拡張具合によっては非常に見えづらい部分にあるのでイマイチどころかイマサンくらい使えない。 そんな感じです。 マザーを買うときに候補がいくつかあるのならこの「ポストコードによる起動プロセスの表示機能」を持ったマザーを選んでみると良いと思います。 いざというときに役に立ちます。