Last update Jan.04,2001

電源は超重要!

サブマシンの電源ユニットがついにお釈迦になったので新しい電源を買いました。 で、繋いでみた時の感動が忘れられないのでアップします。

買ってきたのはEnermaxEG351P-VEってヤツです。 OverTopで購入しました。 電源といえばGigaPalaceが安いことがマニアの間では有名ですが、このときはEnermax製品は前の型しかありませんでしたし、その前の型も何気にOverTopのほうが安かったです。 ツクモにも電源は結構ありますが、お高いですしね。 何気に侮れませんOvertop。

スペック的にはATX Rev.1.03で350Wです。まぁ、十分でしょう。 7200rpmHDD*3、両面メモリ*2、ファンタム電源まで供給できるHDDレコーディング用AudioCardと通常使用に比べてやたらと消費電力が高いですが、それでも楽勝。

Fanは二つ。温度センサーとFanの回転モニタ端子があるので、マザーに繋ぐとACPIからのコントロールが出来ます。サスペンド時に電源ファンを止めるってやつです。 とりあえず、Wisperシリーズというだけのことはありかなり静かです。 しかもセンサーで温度が上昇すると二つ目のファンが稼動してくれるので安定性もバッチリです。

と、どこのサイトでも書けるような芸の無い話はこのくらいにしておいて、きようびんぼうマニアックスならではな話に移りましょう。

この電源は本当に質が良いです。 オシロに繋いでまで確かめたわけではないですが、電圧の変動が少ないです。回路からのノイズも通常の電源よりも桁違いに少ないです。 間違いありません。わたしがこの目と耳で確認しましたから。

まず繋ぎ変えて起動後にビビったのは、CRTに映る映像が格段に綺麗になったことです。 黒がはっきりと黒く締まったので、全体域に渡るコントラストが向上しています。 にじみも減りました。デスクトップ上のアイコンも細部まではっきりと見えます。 つうか、背景画像に惚れ直しました。

ついで2nd impactは音周りです。 めちゃめちゃ音質が向上しました。 クソみたいなSoundBlaster Live!が3.5回りくらい良い音になってるんですけど・・・ 高音の抜けが数段良くなりました。音の分離が良くなったので音像の定位もはっきり出ています。左右にはかなり出るようになりました。奥行きについてはまだまだで、上下方向については相変わらずさっぱりですけど・・・まぁ、これならそろそろPCだと思えば我慢できる音でしょう。

ポテンシャルがLive!よりも数段高いEgoSysのMayaの方ではLive!ほどの性能向上は見られませんでした。1.7回りくらいですね。 こちらもLive!と同様に高音の抜けが目に見えて(見えないけど)よくなりました。 WaveファイルとMP3やWMAといった不可逆圧縮フォーマットとの違いが判別できる域まで来ましたね。

まぁ、どちらともその後の出力する環境が弱いと違いなんて吸収されちゃうので、意味がない人には意味が無いところですが。

さらにクロックアップ耐性も上昇です。 2MHzほど稼げました。

ここでマジかよ?と思っているそこのあなた! 事実は受け入れましょう。電源で変わります。 理由は後日、別にアップします。

もともとオーディオの方で電源が重要という話は知っていたのですが、PC用の電源でもここまで真面目に作ってある製品があったとは知りませんでした。 他にもPC用の電源でクオリティが高いことで有名なブランドはいくつかありますが、とりあえずseventeamはダメです。クソです。 以前になおっちが購入して家でテストしたことがあったのですが、ケースに最初からついている電源と何の差も無かったです。

はっきりいって¥8500という、箱物単品売り電源の中では爆安な実売価格と350Wという大容量を考えるとこれ以上の製品はないでしょう。

Enermax以外でマシそうなところはあとは・・・ 日本プロテクターとDeltaくらいですかね。 しかし、Deltaも型番(安いのと高級品)で結構差が有ります。 ましなヤツは楽勝で2万します。 使ったことは無いですが多分一番良いのは日本プロテクター製と思われます。

というわけでEnermaxのWisper超強力にお勧めです。 気をつけるのはWisperシリーズと言うことです。 以前の型番については大してよくないという噂をネットで見ました。

とりあえずCG屋さんや音屋は即、買い換えましょう。 解像度(色や音の)が悪いと気を使いたくても気を使えませんよ! わずか¥8500の投資で自分の技術が向上する素が手に入るなら安いものです。 もし、へぼいケース付属の電源からこれを試しても効果が出なかった場合は、そちらの環境が貧弱なのか、違いを認識する能力に欠けているかのどちらかです。当方には一切の責任はありません。