Last update Jul.04,2001
まずはこれを見ろ!
そしてこのトリッキーなヒートシンクを通常のCPUファンよりも大きい8cmファンで冷やそうってんだからすげー発想だ。
ゼリーの中をプロペラが回転して切りながら進んでいく状態を仮定する。 プロペラの回転が速くなるとゼリー自体を破壊してしまいプロペラはその場で空転してしまうことになり、プロペラからの回転力を推進力として伝えることが出来なくなってしまう。そんなかんじに冷却ファンも低回転で大口径の方が効率は良いのだ。
層流と乱流ということを考えるとフィンの間隔があまり狭いのも考え物なので、じつはフィンの数が少ない下位製品のほうが能力は高いかも。 ま、メーカの方も設計段階で何度もテストを取ってベストの結果がこれだったのだろうからこの構造だと枚数/サイズ/間隔のバランスはこれが一番良いんだろうな。と信じるしかない・・・
ということでリーサルウエポンの登場。こいつだ!
面倒なのでいちいち計測はしていないがセレロンの800MHz(内部倍率*8)をFSB133で1GHzという現在の激貧DOS/Vユーザーの常套手段であろうと思われる組み合わせに対しては、上の抵抗で回転数を落とした状態でも楽勝で冷却可能。 とりあえずパイ100万桁を三回ほど走らせといたんで問題ないでしょう。
しかもこのザルマンクーラーにはもう一つ画期的な点があって、通常のソケットタイプのマザーボードだとCPUソケットとAGPの間にNorthBridgeがあるので8cmファンだとNorthBridgeの冷却も可能になる。 FSBが素で133MHzを超える現状ではNorthの冷却はかなり重要で、しばらく前のマザーから以前はなかったNorthBridgeへのヒートシンク及びファンの実装からも分かってもらえるだろう。
ケースによっては取り付けられなかったり、そもそもPCIカードの固定ブラケットにネジ留めするなど面倒なところもあるがそれを補ってあまりある利点があるのでマジでオススメでございます。