羅宇屋
2000年01月23日
前々から羅宇屋といふバンド名は知っていて気にはなっていたものの、
なかなか機会に恵まれず、拝見するに至りませんでした。。
ほんの少しのきっかけで、こんなにも心を捉えて離さないバンドに出会えるなんて。。
始まる前のセットでバナ−を貼ったり、マイクスタンドに鶴をかけたり。。
しかもみなさん着物で。。お初でしたので、何もかもが新鮮でした。
そして、SEが流れて。。ジュリアナTOKYOでした。。
Vo.の静暮さんがストロボの中楽しそうに跳ねていらっしゃる姿が印象的でした。。
SEが終わると口上が。それに続いて始まった歌は「とおりゃんせ」のアレンジしたものでした。
曲は打ちこみなのに歌詞が童謡の為か、
何の抵抗もなく自分の中に『羅宇屋』の世界が入ってきました。
曲と曲の間に短い口上を挟みながら独特の世界を紡いで行く。。
何曲か披露された中に「とうりゃんせ」以外にも「うさぎうさぎ」や「さくらさくら」など、
聞き覚えのある曲が編み混まれていました。
見せ所は曲だけでなく、パフォーマンスにもありました。
扇子を持って、静暮さんときよさんが舞う。傘を持った静暮さんが切なげに歌い上げる、
Guitarを台の上に置き、琴のようにしてきよさんが弾く。
しっとりと、艶やかに。。時には楽しく無邪気に表現され、一つの物語を見ているようでした。
あっという間に『羅宇屋』の世界は、静暮さんの無邪気な「じゃあね。」という言葉を残して
終わりを告げました。心の中に懐かしくそして新鮮な感情を吹きこんで。。
さて。。私が『羅宇屋』さんを見に行くきっかけの一つとなったのが、特別ゲストの方でした。
gladのDrの克弥さんがBassを弾くとおっしゃったのが、そもそものきっかけでした。
克弥さんの微動だにしない男らしいBassの弾き方と対照的に艶やかな蝶のようなお二方。
克弥さんの赤い髪の毛と羅宇屋のお二方の黒い艶やかな髪の毛。。
どれをとっても対照的でアンバランスの中の絶妙なバランスが
儚い夢のようなステージを作り上げていました。
また、見に行きたいと非常に強く思ったLIVEでした。
Vo.静暮嬢と
G.きよ嬢
特別ゲストの克弥氏