at 03/05/07
by SANYO DSC-MZ3
なんとしても今回のアップの写真はバイクにしたかったのだ。
でもなかなか完成しなかったのだ(笑)
モタードホイールも入手したのだが、やっぱりオフ車は21インチに
ノビータイヤがかっちょいいねぇ。
また一月以上(どころか3ヶ月)たっちまったい。
つーことで最近の買い物事情を。
ついに買ったぞSXGA-ThinkPad!
最近のノートの新製品ラッシュと、それに伴う中古市場の値崩れのすごさに関しては言うまでもないと思う。PCのCPUなんて、Celeronの300Aもあれば十分じゃないか、と感じているオイラとしては、そんなに新しいマシンは必要ないのだが。CPUスピードよりも、持ち運べる環境として、画面の解像度の高いもの、高いものへと移動したいのであります。
デスクトップならずいぶん前から21インチ&1600×1200なわけだけども、問題はノート。最近の変遷で言えば、Vaioの737を買ったのが1998年秋?かな。これが初のXGAマシン。それ以前はCompaqのContura Aeroの425(モノクロ&VGA)、IBMのPC110、ここまでがWin31マシン。この当時、というかもっとずっと前から、デスクトップ環境では、98ですら、出始めたばかりの高解像度ボード(911とか、それ以前から)を載せてXGA解像度で使ってたんだけれども。まだまだノートは高いものだった。
で、95マシン&SVGA初が初代のLet's(タッチパッドのP133)。
CPUパワーよりも画面の解像度(大きさではなく)が重要なオイラとしては、Let'sからVAIOに換えて、XGAになった時点で、次に乗り換えるのは、SXGA以上のマシンしかなく、これで待った待ったの2001年春、Inspilon8000に乗り換えるわけです。これがP3-700にSXGA+(1400x1050)。
んで、Inspilonで全然性能的に不満はないんだけど、さすがに重くて大きくて、持ち歩くのが辛いので、ついにThinkPad T21(SXGA+、P3M-850)を購入。どーせ今の時期買うなら、なんでT30にしなかったかというと、高いから。値段、倍くらいするんだよ、まだ。
SXGA+モデルだと、中古市場(ヤフオク価格だけど)で、T21や22が10万ちょっと、T23が15万くらい、T30だと20万オーバーになっちゃう。きれいな奴だともっとするし。今のところ、P3MとP4の差を必要とするような使い方はしてないので、これで十分と言うこと。SXGA+液晶でP3のThinkPadが10万強で買えちゃうってのは恐ろしい時代だよね。ありがたいけど。
その代わり、下の価格帯はなかなか崩れない。XGA液晶を積んだThinkPadは最低3万くらいはつく。個人的には、XGAでいいなら5万クラスの軽量マシン、10万出すならSXGA、を勧めます。
T21、きれいだし速いし軽いしお気に入りなんだけど、ただ、強いて言えば、トラックポイントが不満。T30からはタッチパッドもつくんだよね。
トラックポイントは悪くはないんだけど、最近の性能のいいタッチパッドが多く、そっちに慣れちゃうとトラックポイントだとちょっとまどろっこしいところが出てくる。セッティングもいろいろできるのでいじってはいるんだけど、細かい操作と一気に大きく移動、ってのを両立させるのは難しいね。
この手の話を始めると、必ずタッチパッドを嫌ってトラックボール(これはLet's派に多い)やトラックポイント(これはThinkPad派に多い)を強硬に押す人も多いんだけど。確かに最初に手に入れた初代Let'sのタッチパッドはひどかった。初代505のタッチパッドもひどい出来だった。その辺の誤解を解き、タッチパッド派に変えてくれたのがVAIOの737だった。知り合いには、ボディが弱いのはわかってるけど、あのタッチパッドから離れられない、ってその後もVAIOを買ってた奴がいた(今はもう買ってないと思うけど)。VAIOは旧マシンへの新しいOSのサポートが弱く、2000にしたとたんにタッピングがどーしても切れなくなったのであきらめて乗り換えたけど。
トラックボールはどうしてもその構造上、薄くできないのが第一の問題。使い勝手も正直、最近のタッチパッドにはかなわないんじゃないかという気がする。現実に、最近トラックボールを使っているマシンはほとんどないと思う(Let's以外)。
先日、IBMに乗り換えてすぐの頃、どーしてもトラックポイントになじめずしょうがなくマウスをつないだが、もう手が動くのはだめだね。昔はマウスの方が使いやすいと思ってたもんだが。キーボードのポジションから離れるのは耐えられない(昔はタッチタイプじゃなかった、というわけではない)。
ま、この辺も、慣れの問題というのは大きくて、さすがに一月以上使うとトラックポインタでも全然不満がない程度には使えるようになるんだよなー。人間の順応性ってのは大したもんだと思うのであった。
んで、ポインタデバイスの話が出てくると、次はどうしてもキーボードの話もせざるを得ないと(笑)
キーボードのタッチは、慣れてしまうとDELLのInspilon8000の方が個人的には好みだ。ちょっとThinkPad T21は摩擦が大きいような動作をする。これがあえて意識的に入れた重さ(抵抗)なのかもしれないが。ちょっと動きが安っぽい。これなら変に摩擦感なく動いてくれた方が質感は高い気がするんだが。
久々にVAIO PCG-7シリーズ改(3コイチしているので、もうどれがベースかわからない)をさわってみたが、こりゃダメだね。このキーボードでよく2年も仕事してたもんだと感じる。キーボードに関しては未だに伝説的な存在になっているThinkPad600と、やはり評価の高い560も持っているので、ちょっとさわってみたりもするのだが。Tシリーズあたりだと、確かにあの辺に比べるとちょっと安っぽくなっている感は否めない。これは英語キーボードだから、という可能性もあるが(日本語キーボードの方が、うるさいユーザが多くてちゃんと作ってるかも、という予想)。ま、いずれにせよキーボードに対する不満はほとんどない。現状では。
ま、この辺も、乗り換えたばっかりの頃はちょっと気になったけど、一月も使うと全く気にならなくなった。そんなもんなんだろうね。
その辺に関連する話題として、そういう感覚をインプレッションする仕事の難しさというものを最近とみに実感する。特に、仕事柄自動車やバイクの評論なんて仕事。
数年前にル・マンの仕事でフランスに行ったとき、向こうでの足としてシトロエンのバン(日本で言えばハイエースみたいな感じ。ノーズがあって幅も広いんだけど)を結構乗り回して、日本に帰ってきて、空港から戻るのに自分のハイラックスに乗った瞬間、「なんてすべての操作がなめらかでスムースで、軽くて静かな車なんだろう」と思ったことがある。あんなにがさつで重くてうるさい、10年落ち以上のLN106ハイラックスピックアップのSR(商用車で、しかも真ん中のグレード)だというのに。
かなり主観性の強い、体感が大きなウェイトを占める何かを評価しようとするときには、必ずそれのベンチマークとなるべきものを使って、体をそこに戻す必要があるだろうなと言うこと。いまのバイクや4輪のジャーナリスト(バイクに関しては、かなり特殊な状況なので、プロフェッショナルな乗り手が多いとは思っているが)に、そういうことをちゃんとやっている人間がどれだけいるのだろうかとは思う。
必要なCPUパワーとかに関する駄文は、ちょっと書きためたものがあるので近日アップします。
ちなみにこの文章書いた(というかT21を買った)のが3月末。うーむ。
以前の駄文はこちらへ
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