at 05/06/15
今更ながらVaio U50を購入
メインマシンのT41と、U50。U50本体はStowawayのキーボードに付いている、PDAや
携帯を立たせるためのスタンドに立てかけてある。Bluetoothドングルを本体USBに
挿し、手前にはBluetoothマウス。その手前にあるのが標準のポトリとキーボード。
ここのところ日記が滞りまくりで、たまにでも見に来てくれている方、申し訳ない。見捨てた訳じゃないです。ちょぼちょぼと何とかやっていきます。
今更ではあるが(もう販売開始から1年だもんね)、VaioのU50を購入した。
普段持ち運べて、一応全ての仕事が出来る(多少は不便でも)、というのが購入のポイントだった。比較で考えていたのは、VaioのU1/U3/U101と、MURAMASAのCV50、そしてLet's NoteのR1/R2である。R2とU101はややはずれるが、それ以外は10万円以下(型落ちなので、当然中古しかない)で入手でき、持ち運びしやすい(小さく、軽い=1kg以下)ということで考えていたのだが。U1/U3はずっと考えていたのだが、いざ持ち運んで使うことを考えれば、あのキーボードは基本的に使い物にならないので、別に外付けのキーボードが必要になる。これはMURAMASAでも、R1でもあまり変わらない。それしか使わない、というのであれば、R1のサイズはぎりぎり何とかなるのだが、普段ThinkpadのT41で、フルサイズのキーボードを使っている以上、あの小さいキーボードに慣れてしまうのもちょっと、というのがあった。
そして、どうせキーボードを別に持ち歩くなら、キーボード無しで一番小さく、軽いものを、ということでU50という選択になったわけである。U1/U3に、サードパーティ製の折り畳みキーボードを組み合わせる、という手も考えてはいた。なんといっても、U1/U3の魅力はXGA表示にある。U50(というか、U70やU71Pも)の最大の弱点は、SVGA表示しかない、ということなのだ。
しかし、サードパーティ製の折り畳みキーボードは、たいていがPDA用の流用品というか、共用品なので、ポインティングデバイスがついてない。ということは、マウスを別途買わなくちゃならないということになるのだ。U50についてくる標準キーボードは、折り畳みの上に、Thinkpadなどのトラックポインタに似たポインティングデバイスがついてくるので、これが欲しかったのだ。ちょっと前に、単体でヤフオクに出ていたのだが、2万円以上ついてたまげたことがあった。やっぱりみんな考えることは同じなんだろう。
ところが、実際に入手してみてかなり印象が変わってしまった。このキーボード、U50/70オーナーのHPやブログでよく語られてはいたのだが、左右ボタン部分がちょっと高すぎ、スペースキーを押すのに気を遣わないとクリックしてしまう。そんなの慣れだろ、と思っていたのだが、こうやって文章を打っている(枕元では標準キーボードを使用)と、やっぱりたまにカーソルが全然違うところに移動してしまったりして不便なのであった。
また、折り畳みができる、そして軽量なのはいいのだが、そのためにかなり思い切った設計になっているようで、かなり作りが安っぽい。専用ケースは付いてくるが、ちょっと手荒く扱ったら、ヒンジ部分が外れてしまった。壊れた訳じゃないんだけど。また、このキーボード、開いた状態でちゃんと固定できない。膝の上などに置くと、固定されないので真ん中から折れ曲がってしまう。そして、ちょっとでも折れ曲がり始めると、真ん中にあるポインティングデバイスが偉い勢いでドリフトを始め、全く使い物にならなくなってしまうのだ。
基本的に、使い方がかなり限定された状況しか考えられていなかったようで、ラップトップで使うことは最初から想定になかったんだろう。電車の中などで、膝の上でキー入力作業をするためには、何らかのスタンドのようなものが必要になりそうだ。
本体は、標準添付のポートリプリケータがないと立てた状態で固定できない。こんなもん、本体のどっかにちょっとしたつっかえ棒みたいなものを用意してくれればいいだけだろうに。また、本体下側にAC電源コネクタがあるため、ポトリ無しで電源供給をした状態では、何か背もたれがあっても立てられない。これも詰めが甘いとしか言いようがない。PHSカードなどを入れる可能性からいって、CFコネクタが上なのは正しいが、ローテートして縦型として使えることを考えるなら、USBコネクタも左側、もしくは上に欲しかった。右にあると、縦にしたときに下側になってしまうので、縦型で下に置きながらUSBを使うことができない。縦型(に限らず)では基本的に手でもって使うことだけしか考えていないとしか思えない。まぁ、この大きさに入れなくちゃならなかったので、スペースの都合とうのは大きいのかもしれないが。
ポトリは本体のスタンドとして使わざるを得ないのだが、それには大きくてかさばるし、本体や周辺機器と比べると重い。自宅に戻って使うときに、各種周辺機器をつなぎっぱなしにできる、というのはいいんだが、これも持ち運べ、というのはどうかと思う。おおざっぱに見て、本体550g、ポトリ250g、キーボード200gでトータル1kgなのだ。ポトリは持ち歩きたくない、というのはわかると思う。
最大の問題なのは、U71Pでマイチェン版が発表されたとき、この辺に関して全く修正/変更がなされなかったことだ。ま、あまり市場の広くない商品で、機能強化くらいで販売台数を増やさないと、開発費とかもペイしないのかもしれないけどね。
ということで、購入前から他のユーザのHPなんかで情報を得ていたStowawayのキーボードと、Bluetoothのマウス&ドングルセットを購入してしまった。このキーボードには、写真にもある(といっても見えないけど)が、PDAや携帯用のスタンドが付いており、これにU50を立てかけられるのだ。これはものすごい便利。ちゃんと固定されるわけではないので、その状態でノートパソコンのように、膝の上に置いて作業するのはちょっと難しいのだが、これも固定方法を考えればそのうち何とかできるだろう。少なくとも、SONY純正のキーボードと違って、ちゃんと開いた状態でロックできるのがすばらしい。スペースや重量のためか、3列しかないのが最大の弱点だが、これだけきちんと作られていて、ワイヤレス(Bluetooth)で接続できて、標準のものよりも小さくて軽い、というだけで全く不満はない。後は、当初考えていた、ポインティングデバイスがないという点だが、Bluetooth用のドングルとセットで超小型のBluetoothマウスを購入したところ、これが使いやすく、そしてこれらをセットにしても、やっぱり標準キーボードよりもかさばらずに軽い、という点で全然気にならなくなってしまったのであった。標準キーボードのポインティングデバイスだと、スクロール(ホイール)機能が使えない、というのも大きかった。マウスなら使えるからね。
電車内ラップトップ使用では、ポインティングデバイスの問題は出てくるかもしれないが、本体にタッチパネル機能&ポインティングデバイスが付いてるから、そっちも使えるというのはあるんだけどね。
ポインティングデバイスを使った、WEBブラウジングみたいな作業がメインであれば、キーボードの必要性は低くなるし、エディタでのキー入力がメインなら、ポインティングデバイスはそれほど要らない(どちらも、電車内という限られた条件で、だが)ので、それほど困らないだろうと思っている。
ということで、ここまでいろいろと不満を書いてきた割には、結構お気に入りでいつも持ち歩いているのであった。ここのところ持ち運び始めて気づいたおもしろい使い方としては、無線LANのエリアチェックがある。以前超小型の、単独で動作する無線LANチェッカーを購入したことはあるのだが、レスポンスがイマイチで、暗号化チェックなども無かったため、そのまま全然使わずにどこかへ行ってしまったのだった。
普通のノートだって無線LANエリアのチェックは可能なわけだが、持って歩きながら、エリアをチェックしていく、という使い方はやはりこの辺じゃないと難しい。夜中、散歩をしながらうちの周辺をチェックしてみたら、やっぱりかなりチェックの甘いところが多い。普通に移動すれば、100mに一回はアクセス可能な場所を発見できるくらい。今までは、いつものバイク屋で無線LANが入らなくて不便だな、と思っていたが、50mも歩いたら通じるAPを発見してしまったので、その不満も解消。いいことではないんだろうけど、個人的には、各家のPCのセキュリティが万全であれば、無線LANアクセスはどこでも出来るようになったらいいなぁ、と思うのであった。
持ち歩きという点ではもちろん全く不満はないのだが(標準のキーボード用袋にStoawayのキーボード&ドングル&マウスとACアダプタまで全部入ってしまう)、いつも使っている、A4ノートも入るウェストバッグだと、大きすぎて中で踊ってしまうので、ちゃんとフィットするコンパクトなウェストバッグが欲しいところだ。もうちょっと涼しい時期までは、いつも着ているOakleyやFOXのジャケットのポケットに入ってしまう(両側に、本体と周辺機器で分けて入れる)のでそれでよかったのだが、これからの時期用に、なんらかの新しいバッグが必要だろう。ま、とはいえ、バイクで出かけるときなど、明らかに荷物が小さくなるので、そういう意味でのメリットはでかいと思うが。今年の夏(というか秋)の北海道なんかはどうなるか、まだわからないけど。仕事として行くなら、やっぱりスペア機も必要なので、2台もって行かざるを得ないだろうが、それでも片方がこれだけ小さくなれば、それなりのメリットはあるだろう。
ここのところ、この遅れに遅れている日記をやろうと(一応、毎日メモは取ってあるので、アップするために推敲&手を入れるだけなのだが、それができないのだな)持ち歩いているのだが、わかっていたこととはいえ、やはり画面が小さすぎる。一番使い勝手がいいのは、枕元に置いて、俯せに寝た状態で使うことだ。その状態だとディスプレイと顔の距離がちょうど良くなるわけだ。
そのときは家だし、ポトリを使うわけだが、ただ、寝る直前と言うことで、暗くした状態で作業することが多いので、キーボードや手元は全く見えず、このため、Stowawayのキーボードは使えない。タッチタイプはできるので、真っ暗な中で使うこと自体は問題ないのだが、Stowawayのキーボードは、3列配置のため、まだFnキーを併用する数字キーなんかの部分を体で覚えていないのだ。ま、枕元で使う分には、標準のキーボードでも全然問題はないのだが。
ただ、おいらはいつもエディタでALT+F&Sで保存、というのと、アプリ切り替えのALT+TABを多用するのだが、ALTキーの位置が悪いのか、いつもWindowsキー(こんなもん要らないよな)を押してしまう。CTRLとCaps Lockキーは購入早々に入れ替えたのだが、こっちも入れ替えないといかんな。あとは、家で使ってるとやたらワイヤレスネットワークの接続情報が出る(切り替わってるのだろうか。そんなに電波が悪い訳じゃないのに)のも気になる。なんでだろ。
画面に関しては、大きさとのトレードオフだし、これを見る限り、U1/U3にしなくて良かった、というのも本音だ。あとは、実際に仕事をしなくちゃならなくなったときにどうか、だろうな。
CPU的には、U70や71pのスペックが必要とは思えないし、あとはメモリ増設(標準は256Mだが、512にするには標準が無駄になる。サードパーティ製はない)と、大容量バッテリくらいだろうか。ただ、どっちも高いんだよなぁ。
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