PPP発足


 現在、それぞれが手がけている文化、企画活動を相互援助し、これを自主的で共同的な方向に実践的に推進していくことを目的として、活動組織「PPP」が発足しました。

 6月10日夜、4名の代表幹事を中心に結成が決定され、「PPP」は基本方向を定めたコミュニケを起草し活動を開始しました。
 これにともない、『勤労市民』は「PPP」活動の機関誌としてこれに参加することになりました。情報宣伝や活動をめぐる論議や決定などの媒体として、今後皆さんの前に登場します。

 発表された「PPP」活動のコミュニケは下の通りです。



PPP活動の目的と願い


 これから私達は「PPP」という活動を結成します。それは、3つの目的(PURPOSE)を掲げ、これを表す3つのPを名乗る活動です。
 私達は誰もが参加でき、誰もが自らを生かせ、誰もが楽しめるような企画、媒体、芸術、組織、活動等々を自らの手で創り出すことを目指します。第一に各人の主体性の実現、第二に各人の共同性の実現、第三にそのための実践的な場づくり、それが3つの目的です。日常の生活や消費の享楽の中で、企業や組織や学校や制度の下で、独りぼっちで自分というものを生かしながら、漂流せず地を踏みしめながら過ごしていくのは難しいとしても、多くの人々とともにならば少しは顔をあげて歩んでいける、笑いながらやっていけるかも知れない。それが結成の目的であり、私達の願いです。
 これから私達は、皆さんと一緒に数多くのユニット活動、出版や音楽、展覧会、鍋会、茶会、合宿、ゼミ、ダンパ等々を創り上げていくつもりです。それらは皆さんの参加によってどんどん面白く、とんでもないとして展開していくことでしょう。この活動のゆくえを決めるのは、参加する皆さんと私達なのですから。
 とりあえずこの「PPP」という名前を、胸に深く刻みこんでおいて下さい。皆さん自身が創り上げ、名乗る活動、それが「PPP」なのです。

1995年7月29日

PPP(代表幹事)


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