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何かに代えることはできない。

それは確かに、そこに在る。

在るが故に僕はまた傷つく。

もう幾つ夢を見ただろう。

美辞麗句では語られない。

在るものがまた僕を傷つける。


柔らかい陽射しの中で、優しい場所を探してみる。

騒がしい笑い声が聞こえる。がなり声もする。

みんながいる。

ふと、すねている俺を見付けて、我にかえった。

なにをやってんだ。

素直になってみよう。全てを委ねてみよう。

取り返せない時間は造り出せばいい。

俺達はかけがえのない季節を走り抜けてきた。

言い訳なんていらない。俺達はここにいるんだから。


風が吹いた。

いつだったか、二人で歩いた匂いだ。

近づきすぎた僕らは、ただ、ズレが許せなくなった。

結論だけ求め急いでも意味のないことは、

知っている。

今だから感じること。

静かに、強く僕に流れてゆくもの。

あたたかく、一番大切な風景。

今は今日を歩く。

ただ、明日を歩く。


懐かしきは友の声

優しきは君の歌

それぞれがそれぞれなるとも

生き続けるは確かな絆

風が吹けば集おう

涙すれば歌おう

失えない空と陽のもとに