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桂正和サイン色紙 |
オレが懸賞に目覚めたのは、中学生の頃だった。当時、友人から借りた月刊少年ジャンプに懸賞があり、送ってみたところ「ボクの婚約者」(弓月光)の腕時計が当たったのだ。<その後、毎月月刊ジャンプを買うようになった。
月刊ジャンプでは、他にも現在まで連載が続いている「わたるがぴゅん!」(なかいま強)のサイン入りソフトボールも当たった。
他では、週刊少年サンデーもよく当たった。毎週ハガキを出していれば3ヶ月に1度くらい当たっていたような気がする。週刊少年ジャンプは競争率が高かったが、1度だけ「ハイスクール奇面組」(新沢基栄)のポロシャツが当たった。(サイズが小さかったので、一度も着ることがなく紛失してしまった。)
この頃から、懸賞に加えて投稿にも目覚めていったものだ。
投稿で一番のヒットが「ウイングマン」(桂正和)だった。当時のジャンプコミックスには、巻末に読者欄?があり、それに投稿したら載ってしまったのだ。その時に掲載されたコミックスと、サイン色紙をもらった。
当時オレの年代で投稿する奴は、週刊ジャンプのジャンプ放送局が中心だったと思うが、ひねくれ者のオレはヤングジャンプによく投稿していた。さすがに競争率が低いこともあって、よく掲載されたものだったが、賞品はどうでもいいようなシールばかりだったと思う。
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石田ひかりテレホンカード |
高校生になった頃からオレの活躍の場は、ヤングジャンプから週刊サンデーに移っていった。巻末の読者参加コーナーはブレイクしかけていた「とんねるず」が担当していて、いくら投稿しても採用されることはなかった。やがて、「とんねるず」もブレイクしてしまい、発行部数の少ない週刊サンデーから撤退したのだった。
そして、「とんねるず」の後を受けたのが「石田ひかり」だった。担当とは言っても自分たちのセンスでハガキを選んでいた「とんねるず」とは違い、お飾り状態だったと思う。レベルが低くなったおかげで、ついに採用されたのだった。石田ひかりのテレホンカードは、その頃もらったものだが、採用されたからもらえたのか、別に懸賞があってもらったのか記憶が定かではない。
この頃は、ベビースターラーメンの懸賞によく送っていた。これがまた、ほとんど全員プレゼント状態で出せば当たる確実なものだった。この頃から懸賞だろうが投稿だろうが「狙いはマイナー」という自分の中でのスタイルが確立された気がする。
ラジオにもよく投稿したが、メジャーな番組では採用されなくても、地方局のマイナーな番組でLPレコードなんかをもらったりした。
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藤原久美サイン入りテレホンカード |
就職してからは、投稿をすることは少なくなったが、懸賞は変わらなかった。まだ隔週だったファミ通で、テレホンカードをよくもらった。藤原久美のサイン入りテレホンカードは、その時に当てたものだが・・・、テレビでも雑誌でも彼女を見たことはない。大ブレイクしたら高値がつくかと期待もしたが、すでに芸能界にはいないかな(笑)。<彼女をご存じの方連絡ください。
この頃、キリン・メッツの懸賞に大量に応募した。A賞は250CCバイク、B賞は50CCバイク、C賞はバイク型ラジコン、D賞はバイク型キーホルダーだった。毎日、大量にハガキを書きポストの取り集め時間ごとに2,3枚ずつ応募していった。締切直前には一度に100枚応募した。全部で400枚近くは応募したと思う。
結果は、残念ながらバイクを当てることはできなかった。が、D賞のキーホルダーが4個送られてきた。この結果から、大量に応募して大したものが当たらないのなら「オープン懸賞は1枚だけ」というスタイルを確立し、今に至っている。
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明星チャルコプター |
この頃よく当たったのは、新聞折り込みのスーパー広告だ。スーパーの広告では、企業の懸賞ノベルティーを同時期にプレゼントすることが多く、広告自体捨てられることが多いので、比較的当たりやすかった。実際、JTB旅行券(10,000円分)、明星チャルコプターなどが当たった。
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渡辺満里奈・出光Uカード |
また、雑誌では読み捨てられる率の高い、青年誌によく応募して成果を挙げた。よく当たったのが、隔週の「みこすり半劇場」だ。単行本を何冊かもらったと思う。恥ずかしかったのは、職場においてあったエロ週刊誌でAVビデオが欲しくて応募したら、名前は覚えていないがAV女優の使用済みパンティが当たったことだ。後にも先にも「当選者1名」に当たったのはこの時だけだ。別冊近代麻雀では、クイズに答えて現金10,000円ももらった。
テレビ、ラジオは、FAXでというのが多く応募することは少なかったが、日曜日に仕事があったときなどは、ラジオを聴きながら職場のFAXで応募したものだ。当時日曜日の12:00からFMでやっていた「渡辺真里奈のヒッツインモーション」にリクエストのFAXを送ったら番組で採用されたわけではないが、後日渡辺満里奈のUカードが送られてきた。
テレビでは、番組紹介などでのプレゼントが狙い目だった。フジテレビ系列の地方局で、ドラマのシナリオ本が当たった。
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玄人のひとりごと・テレホンカード |
そして、数年前職場に懸賞が好きな者が集まったため、「懸賞倶楽部」ができてしまった。主にクローズド懸賞に手を染めていった。
毎晩、ジョージアのシールを求めてゴミ箱をあさり「やすらぎパーカー」を狙ったものだ。多い日は、一晩で10口分集まることもあり相当数応募したが当たらなかった。並行して、セブンティーンアイスの上ぶたも集めて腕時計を狙ったが、仲間が1個当てただけで自分には当たらなかった。ちなみに時計を当てた仲間は懸賞に強く、約半年の間にMDプレーヤー、プリングルスのTシャツ、競走馬のテレホンカードなどうらやましすぎるくらい当てまくった。
その頃、SONYのMDを買ってバーコードを何枚か送っていたら、MD保管用のジェラルミンケースが当たった。また、職場の図書室の雑誌から無断で懸賞に応募したものがよく当たった。ビッグコミックオリジナルで「玄人のひとりごと」(中島徹)のテレホンカード、タウン誌で「フリスク」のブルゾンが当たった。
やがて職場で異動があったため、懸賞倶楽部は自然消滅していき、しばらく懸賞から遠ざかっていき、MENTOSのTシャツ3枚を当てたのを最期に今日に至っている。