中沢新一さんの講演に行ってきましたー。三位一体モデルについて、だったんですけど、面白かったです。
色々な思考方法が世の中あるんですけども、今、世界には、3を元にした考え方、2を元にした考え方、1を元にした考え方があるそうです。
一番勢力が強いのは、2を元にした考え方。今だとコンピューターの世界。すべてを0と1に分解して、すべて情報にしたり、貨幣価値に変えられるようにしたり、あいまいなものを排除するもので、資本主義の根幹?のようなもの?西ヨーロッパのキリスト教が、父と子と精霊という三位一体から、「父と子」と、「精霊」という2の原理に変わって、爆発的に発展してったそうですわー。
イスラム教とか、ユダヤ教の一神教は1の原理。1は2に強く反発。そして、日本なんぞは3の原理。人類が生まれた時から、基本的にセットされていたのは3の原理だと思われて、3の原理をセットしておくと、人間は、自然に幸福に向かっていけるのではないかー、ってお話だったんですけども。
イスラム教は、像を作っちゃいけないんですよね。神の像というのは作っちゃいけないもの。日本も、元々は神道なので、像は作っちゃいけなかったそうなんです。それが仏像が入ってきて、最初はいけないってゆってたのが、聖徳太子がかまうかい!ということで作られるようになりました。
でも、日本は、神道も残ったし、お寺も出来たしという両方いけるようにしまして。この辺りが3の原理といいいますか。ま、こっちも、そっちも、よしとしましょうか?な感じ(笑)?で、お金儲けをするためには、『像』って必要なんだそうですよ。なんで、今、お寺はお金持ってるけど、神社は貧乏なんですって(笑)
むー、面白かったなーー。