CHANGE

1話

<にらっち官邸に登場〜>
韮沢さんが、正式に特別補佐官に。
けーたんが秘書官の方々にご紹介。
で、なんの仕事をしましょう?
美「広報およびコミュニケーション戦略を」
韮「日本のリーダーがどんな人間か、何をやろうとしているのか、国民が何を期待しているのか、国民と官邸との橋渡しが私の仕事です」
けーたんを完全に隠して語る韮沢さん。み、見えないっっ、と後ろから覗こうとしているけーたん!
だから!!
可愛いからっっ!
け「僕の相談相手になってもらってっ」
握手する韮沢さん。
韮「的確なアドバイスしますから」
ひ「お茶くみも手伝ってくれたり?」
韮「もちろん」
官邸にけーたんハウス現れる、でございます。

<内服液を飲みながら予定を聞くけーたん>
レクは来週になり、経団連会長は風邪で寝込まれたんで、明日の会談はキャンセル。
け「はい。じゃ、お大事にと伝えてください」
美「ということは、夕方の記者レクはなし、夜の会食もなし、経済財政諮問会議も延期。・・・あれ!?ウソ」
け「なんすか」
美「明日の予定が・・・何もない」
け「えっ!?」
美「つまり」
け「休み!」
美「ということに!」
け「やった!やっと休める!僕東京見物やってないんですよ。浅草?東京ミッドタウン?あっっ!!美山さんこれ知ってます?ビバリーヒルズドーナッツ、これね並ばないと買えないんですよ!」
美「無理です」
えっ!けーたんショック!
だって総理の外出には警備計画が必要で、今からじゃ間に合わないんです。
け「プライベートな外出にも?」
そうですね。SPも、マスコミも、秘書官も、突発的な事態に対応するためについてきます。ちなみに、明日は郡司さんがついてきます。元工場長の郡司さん。
美「つまり、総理が動けばたくさんの人間が動くことになって一般の方々に大変な迷惑をかけるんです。東京見物は諦めてください。失礼します」
ぱん!
両手を合わせて、お願い・・・!って顔のけーたん。
け「これ、だけお願いします・・・!」
美「ドーナッツは私が買ってきます」
け「並びたいんです、出来たてが食べたいんで」
美「総理大臣はワガママ言わない!」
ぽつーーん。
かわいいーー!!どん!って地団太まで!?もーー!
このどんっ!の内股っぷりが。つま先の跳ね上がりっぷりが!

<けーたんハウスでも諦められないけーたん>
韮「日本で一番自由が効かないのは総理大臣」
け「どーなっつ・・・」
ひ「明日はDVDでも見てのんびりすごす。ね?」
メガネで雑誌ぐりぐり。枝豆も食べて。
け「はー・・・。じゃあ風呂いただきます」
ひ「はーい」
でも諦められないけーたん。

<初めての休暇、その朝のけーたん>
朝。
こそーーっと出かけようとしているけーたん。
こそーっとこそーっと。ドアうっすく開けて、厳しい目で外の様子をうかがってそっとしめて。
よーしって出掛けようとしたら。
警備「お出かけですか」
け「(びくっ!)DVD借りに行くだけです。そこのレンタルショップまでっ」
壇「レンタルショップ警備配置。不審者確認」
け「そんな大げさな」
記者団「おはようございます!何をお借りになるんですか!」
け「・・・・・・・・・・・・。コメディとか」
記者団「なぜコメディなんですか?ストレス解消ですか?ストレスがあるんですか!政治的なストレスですか!?」
け「・・・・・・・・・・・・・・・・(壇原の手首のマイクに)やっぱりやめます」
ダッシュ逃げるけーたん。玄関に入ってこける。こけさせても日本一。
け「これがストレスだっつの!」
電話もなります。
け「はいはいはいはい。はい!」
美「今、警備の方からドーナツだけはなんとか対応していただけると返事をいただけました」
け「えっ!?行っていいんですか?」
美「警察庁の秋山さんにお願いしてもらいました。総理がいつ次にお休みが取れるか解らないって」
け「いや、マジ嬉しいです、ありががとうございます」
美「ただし、周りの目がありますので、総理として相応しい格好でお出かけ下さい」
け「はい、そうします」
美「お願いします」
け「はい。・・・はいっ」
電話の向こうで、ものっすご愛想のいい太郎勘介もよい!
そしてけーたんも大喜び!

<ちょっとしたアクシデントがけーたんを襲う>
ひ「ビバリーヒルズドーナッツーー♪」
喜ぶひかるちゃん、髪を整えてきたけーたん。
け「韮沢さんも行きますよ」
韮「俺はもう準備できてるよー」
け「タンクトップ・・・」
ピンポーンと一緒に韮沢さんの電話もなり、やってきたのは郡司さん。韮沢さんは、かけてきた相手に驚愕。
郡司さんは、表の車でのんびり待機している予定が、
け「今日はでかけます。ビバリーヒルズドーナッツに」
壇「現地の警備体制が整ったと連絡が」
郡「ドーナッツー?」
郡司さん、きょとーーん。でも、けーたんは、とにかく早く行きたくてしょーがなく、韮沢さんにも声かけるんですが、いけません。
韮「ここにくる・・・!娘が」
け「娘!?」
ひ「韮沢さん家族いたの!?」
け「結婚してたんだ」
ひ「離婚したの!奥さんに捨てられたの?」
け「日本中選挙で飛び回っているから」
口々に楽しそうなけーたんとひかるちゃん。
け「かわいそーに」
という言葉も空虚です(笑)
その娘が何をしにやってくるか、韮沢さんにはわかりません。
韮「やな予感がしてきた。どきどきしてきた。指先が痺れてきた」
だからもうドーナッツなんていけない。いってきて・・・!とぐったり。
壇「ビバリーヒルズドーナッツ班、総理の出発がおくれそうです。ちょっとしたアクシデントがおこってしまいまして」
ぐったりの韮沢さんのためには、瑠美子先生を呼びます。
郡「やめますか、なんとかドーナッツ」
け「ドーナッツは絶対いきますよ!」
郡「でも韮沢補佐官が」
け「この人だったら大丈夫です」
ぴんぽーん。
娘さんが来た!色めき立つ一堂。まってくれ!な韮沢さん。
郡「私が行きましょう」
韮「あんた!」
美「おはようございます」
やってきたのは、今日のタイムテーブルを説明にやってきた美山さん。
美「なにか問題が起こったんですか」
郡「大げさなんだよ!あの補佐官は」

<とんでもないアクシデントがけーたんを襲う>
美山さんも参加したところで、またぴんぽーん。
郡「じゃ、私が」
韮「あんた!」
壇「アメリカ通商代表です」
クラッシャービンガムがやってきました。
テーブルの向こうから覗いてる4人が可愛い・・・!
韮「叩き潰す・・・!」
美「押しつぶす・・・!」
け「こわーー」
韮「湾岸戦争では、一人敵陣地に乗り込み見方の捕虜20人を救助した上に、軍事施設をすべて破壊して帰ってきたそうだ。あくまでもウワサだが」
ひ「ランボーみたい」
美「ターミネイターよ」
け「話、つくってませんか?」
韮「ウワサだ!」
壇「ビバリーヒルズドーナッツ班。総理の出発がさらに遅れそうです。とんでもないアクシデントが起こってしまいまして」

<まずは打ち合わせ>
かたかたかたかた・・・。びくびくしながらひかるちゃんがバッドティーを出すひかるちゃん。
まだ、テーブルの向こうから覗いている3人。
け「僕は何をされるんですか・・・?」
郡「突っ込んだ話になったら私が答えますから」
あっ!ひかるちゃんの代わりに郡司さんが(笑)!可愛い!

<ようやくご対面>
けーたん、美山さん、郡司さんでご挨拶。
しかし、さっそく本題に入ろうとするビンガムさん。
け「本題?」
郡「本題!?」
ここは、うつむいてごにょごにょ再確認の3人。
総理は適当にうなずいてくださいの郡司さんに、だったらいなくても、っていうけーたん、逃げないって美山さん。
ビンガムさんは、きっちりやりたいんですが、やたらピンポンはなるし、ひかるちゃんと韮沢さんは騒ぐしで、大変。
ようやくあちらをお先にどうぞ、となったところでけーたんが出ていくと、瑠美子先生。

<韮沢さんの診察につきあうけーたん>
もう、和室に戻りたくないんですね。けーたんは韮沢さんに付き添ってます。
瑠「血圧が高いわ」
ひ「娘さんがくるんで動揺中なんです」
瑠「バカねー、男って。血圧また上がった!」
ビンガムさんは、目が血走っており、足も痺れており、大変。
残念ながら診察終わって、処置おわったらけーたんも戻らざるを得ません。
話しなきゃ、と、思ったけども、またぴんぽーん。
ビ「向こうを先に・・・・・・・!」
け「すいません!」
美「ごめんなさい!」

<展開予測不能なアクシデントがけーたんを襲う>
ついに、韮沢さんの娘登場。
なつこ「国会王子♪」
壇「ほんものです」
け「誰?」
韮「俺の、娘だ」
瑠「若いお父さんで嬉しいわね」
なつこ「別に?」
一堂「・・・・・・・・・」
政治の中枢で活躍し、日本の大黒柱をなった韮沢さんも、娘と二人にさせられるのだけは耐えられない。
一人にするな!と誰もテーブルから離させません。
でもお父さんにどうこじゃなく、なつこは、結婚したいので、やってきました。お母さんを説得してほしい。
この話し合い。郡司さんも、耳だけは参加してます(笑)
その彼は、ミュージシャン。
なつこ「よかったらライブ見に来てください♪渋谷ハチ公前♪」
韮「渋谷ハチ公前!?」
美「つまり?]
け「ストリートミュージシャン」
あああ!それはいけない!反対するお父さん。
瑠「解るけど」
美「私も」
共感する年上の女性たち。
誰も解ってくれない!うわーーん!と飛び出していこうとしたなつこは、玄関に向かい、和室に向かい、最後にけーたんのお父さんの書斎に。
け「なんで親父の書斎に入るんですか?」
瑠「外はマスコミがいるから」
ひ「親子そろって変わってるなー」
壇「総理の出発がさらにさらに遅れそうです。展開予測不能なアクシデントが起こってしまいまして」
そう。立てこもりです。総理の家で、立てこもり。若い娘が立てこもり。
壇「立てこもり!?」
美「閉じこもったんでしょ」
瑠「引きこもったといった方が」
壇「総理。立てこもりは任せて下さい。皆さん下がって。ちょっとした立てこもりです。対処します」
きりっ!な壇原。
壇「警察です。ここは総理のご自宅ですよ。シャレになりませんよ、立てこもりは。返事をしなさい」
・・・・・・。
ひ「ダメじゃん!」
韮「なにやってんだ」
ひ「泣き声も聞こえない」
け「まさか・・・!」
美「えぇ!?」
瑠「やだわぁ・・・」
韮「えぇっ!?」
まさか、中で娘が!?ドアを壊すぞ!って韮沢さん。
瑠「お待ちを!」
しゃきーん!聴診器をドアに当てる瑠美子先生。それだ!ち全員でドアに耳をくっつけたら。どーん!
美「なんか投げた!」
瑠「耳が・・・!」
壇「無駄な抵抗はやめて!」
特殊警棒壊れる!
ひ「だめじゃん!」
け「もしよかったら僕が話を聞くんで!」
瑠「耳がぁ〜〜!!」
百坂「総理の家でいったい何が起こってるんです!」
まったくです、百坂さん。

<ようやくアクシデントが収束しそうになるけーたん>
美山さん官邸に戻ってしまい、壇原さんは特殊警棒を直そうとし、けーたんは、耳がーってなってる瑠美子先生の耳元で、ぱちんぱちんしてます。いいな、いいな♪
最後のお客さんがここで登場。
なつこの彼氏。ストリートミュージシャンの小柳健介です。いかにもすぎます(笑)
健介「ちぇす」
け「・・・ちぇす」
表記するのが難しいですが、ちょす、とも聞こえますね。
け「体育会系の部員がよく」
ひ「こんちゃーすとか」
け「一応敬語です」
韮「なんでミュージシャンが体育会系なんだ!」
またここに、ちゃいやす!も入ってきます。
け「違います!」
瑠「紛らわしいわー」
韮やっぱり会わないほうがよかったな」
健介「彼女どこですか」
ひ「喋った」
け「あそこの奥の部屋に」
韮「今は何を言っても無駄だ」
ひ「総理が説得しても黙ってんだから」
健介「なつこ!」
韮「娘を呼び捨てにしやがって!」
しかし、なつこあっさり登場。
謝って帰っていきます。
け「割といいやつじゃんねぇ」
ひ「礼儀もなってるしね」
瑠「おとなー」
韮沢さんから睨まれる3人。
け「ちぇす」
さぁ、やれやれと、瑠美子先生も帰り、ようやく静かになったけーたんハウス。
韮「おまえ、誰か待たしてるんじゃないのか」
はっ!!

<お怒りのビンガム様>
け「かなり怒ってらっしゃいますよね、いい加減待たされて・・・」
郡「当然でしょーー」
しかし、待たされたことでは怒ってません。他のことで怒ってます。
け「あ、なんだ。えっ!?」
正座しなおし、話始めるビンガムさん。英語が解るのは郡司さんなんで通訳しなきゃいけません。
郡「えっ!?」
け「えっ?」
郡「アメリカ合衆国政府は・・・」
け「なんですか?」
郡「総理は何も」
け「いいから教えてください」
郡「今回の日米構造協議の結果に強い不満を持っています。我々は最重要な同盟国であり運命共同体です。にも関わらず、我々の要求を日本は拒否しています。これは大変心外です」
ビンガム「(英語)」
郡「いやいや、ビンガムさん!」
ビンガム「トランスレイト!」
郡「・・・日本は、アメリカの農産物をもっともっと買うべきです」
け「・・・」
韮「きた・・・!」
郡「私にノーと言った官僚たちは私を甘く見ています。私はなんとしてもこの要求を通す覚悟で日本に参りました。このまま手ぶらで帰るつもりはありません。あなたは日本の総理大臣です。あなたの判断で今この場で、イエスとお答えいただきたい」
あぁ・・・!
ここで総理がうんって言っちゃうんじゃないか!郡司さん、はらはらのこのシーン。
け「それは違うんじゃないですか」
郡「えっ!?」
け「そんな一方的な押し付けを日本が飲む訳にはいきません」
そんなことを言い出すとは、郡司さんも、ビンガムさんも、思ってもいませんから、何が!?と驚愕。
郡「総理は、協議の内容をご存知ないでしょうからご説明します。特に強く主張しているのは第2章農産物・・・」
け「日米構造協議の内容ですよね。それは解ってます。だから、ご説明いただかなくても」
郡「総理、何か勘違いを」
け「いやホントに知ってます」
ビンガム「(英語)」
け「なんて?」
郡「そこまでおっしゃるなら、お答えください」
け「はい」
郡「アメリカ通商代表部要求第2章農産物貿易第13項とはなんですか」
け「13項?」
すわっ!と資料を調べに走る韮沢さんと、ひかるちゃん。資料のダンボールを飛び越える韮沢さんのかっちょいいこと!
ひ「こっちこっちこっち!」
け「アメリカは日本に対して、飼料用穀物の輸入量を前年比50%アップを要求する。1993年の日米構造協議以来、継続して提示している年度要求額は1900億円。それに対し、2007年の輸入実績はとうもろこしの111万2000トンを始めとする、1251億4000万円に過ぎない。日本は貿易不均衡を是正するためにもこの要求を呑むべきだという感じの文書でしたよね。郡司さん」
韮「完璧だ・・・!」
けーたんカッコいい!!こんな無意味語覚えられるなんて、たくちゃんもすごい(笑)!
このねー、バカだバカだと思われてた人が、そんなことないですよってシーンはねー、伝統的なカタルシス。好き・・・!
け「この13項に対する僕の答えは、ノーです。いや、つまり、この交渉に当たった担当者の回答は一緒だと思ってもらって結構です」
郡「今のお答えはアメリカ合衆国とケンカになってもいい、そういう意味と受け取ってよろしいんですか」
け「ビンガムさん、僕は、この国の利益を守らないといけないんです。でもあなたはご自分の国の利益を考えてらっしゃいますよね。ぶつかるのは当然です。でもこの13項のために、けんかをすることがどちらかの国益なるとは、僕は思わないんですけど。でも、それでもやると言うなら、引く訳にいきません」
郡「総理!」
専務(笑)!
け「僕は内閣総理大臣です。日本の国民を守る責任があります」
きりっ!と言い切ったけーたんですが、基本、おどっとしてますんで。
け「・・・あ、すいません。今偉そうなこと言いましたけど、以前僕は小学校の教師をやっていたんです。去年は、5年生を受け持っていたんですけど、とにかくよくケンカするんですよ。でも中には陰湿なものとかあって、そこからイジメに繋がっちゃったりもするんですけど、そういう問題があったときには僕は、子供たちにこう言ってました。
考えようって。クラスメートなんだから気にいらないことがあったりしたら自分の言いたいことはちゃんと相手に言って、相手の言うことはちゃんと聞いてお互いにとことん考えようって。そうすれば」
郡「解りあえると」
け「いえ。相手と自分は違うんだということに気付くんです。同じ人間だと思ってるから、ちょっと否定されただけでムカついたり、誰かが一人別行動とったりしたら、なんだあいつって。ケンカとかイジメが始まるんです。でも、同じ人間なんていないじゃないですか。みんな、考え方も事情も違う人間ですよね。だから僕は、子供たちに自分と相手は違うんだってことを理解して欲しかったんです。その上でどういう言葉を使えば、自分のきもちが相手に伝わるのか。どうすれば相手を説得できるのか、そこを考えろって言ってきました。
外交も同じだと思うんですよ。さきほどビンガムさんがおっしゃったとおり、僕たちは同盟国です。でも、やっぱり違うんですよ。日本とアメリカは。だから、ビンガムさんが思ってることとか、言いたいことがあったら、全部言ってください。僕もそうしますから。日米構造協議は今年で終わったわけじゃないですよね。これからもっともっととことん話し合いましょうよ。そうすれば、お互いが納得できる答えがきっと見つかると思うんです」
言うだけいったら、また、おど、っとするけーたん。
郡「そ、総理の今日の予定?」
け「は、ビバリーヒルズドーナッツに・・・」
ビンガム「ビバリーヒルズドーナッツ?」
郡「あの美味しいドーナッツがお食べになりたいのなら、早く行って並ばなければなりませんね」
け「ですよね(笑)」
そこでようやくバッドティーに手をつけるビンガムさん。渋そう。
みんな足も痺れてますし、立ち上がるのも大変です。
よれよれと立ち上がり、お互いに握手。
ビンガム「(英語)」
け「今なんて?」
通訳「光栄です」
け「ありがとうございます」

<帰るビンガムさん>
ビンガム「(英語)」
壇「なんて?」
通訳「私が聞いていた情報は間違っていたと」
ビンガム「どうやら我々はやっかいな交渉相手を持ってしまったようだ」
郡「はぁ?」
ビンガム「あなた方は素晴らしいボスの下で働けて幸せですね」
壇「(にや)」
郡「イエス」

<最後のアクシデントに襲われたけーたん>
け「早くしないと店が閉まるーー郡司さんも行きますよ!ドーナッツーー♪」
やっといけるやっといける!うきうきしてるけーたんに、竜巻被害が!
一万世帯が停電中。
け「すぐに現地に向かいます」
韮「停電?懐中電灯だ」
ひ「ラジオも欲しい!」
け「すく手配してください。郡司さん、行きますよ」
郡「あっ、はい!」
そして、自衛隊の基地へ。実際には入間駐屯地へ。
被災地の現状を聞き、さらに停電が広がっているもよう。
け「懐中電灯を全世帯に配ってください。ラジオも!」
太郎勘介「懐中電灯の備蓄は4600しかありません」
け「だったらスーパーでもコンビニでも行って買い集めて!被災者を不安にさせないことが第一なんです!」
百坂「しかし急に言われましても」
郡司「いいから!言われたとおり集めろ!」
秘書官ズ「??????」
郡「・・・。あっ!総理の指示ですから!お願いします!」
け「お願いします!」
美山さんもやってくる。
美「総理!」
け「美山さん」
ヘルメットを渡されましたけども、その中には・・・!
け「おっ」
美「それも持ってってください」
け「行列は!」
美「割り込みました・・・!」
じーん・・・!けーたん感動。
け「いってきます!」
美「いってらっしゃい!」
ヘルメットの中にはドーナッツ。
匂いかいで、幸せそうなけーたん。
1つは郡司さんに。
郡「あ、ありがとうございます。・・・うまい!」
け「うまいっすねーこれ」
軍用ヘリの中で美味しくドーナツいただいて。最後はむせる。あぁ!むせさせても日本一(笑)!