伝説の教師

第6話

<今日の風間先生>

淡々と板書している風間先生。今日は、中間テストの範囲の発表だ。教科書のレッスン1からレッスン5が範囲で、広いよー!と文句を言われている。
「試験で試されているのは生徒だけじゃない、われわれ教師も試されているのだ」
ちょっと突き出した唇。上目遣い。笑った口元。なんとも可愛らしい様子だ。
「平均点が低すぎりゃ教え方が悪いって言われるし、、よすぎりゃ簡単すぎるって非難される」
中間試験が近いということで、職員室への生徒の出入りは禁止される。そんな張り紙を見ながら職員室に入ると、なんだか楽しそうな南波先生がいた。
「・・・気にしてないヤツもいるけど、俺には関係ない」
南波先生は試験問題を作っていたのだ。よっし!できたぁ!と嬉しそうに教頭先生に見せようとする南波先生は子犬のように可愛い(笑)
そして問題は、高校生活を俳句にしろ。という1問。
・・・理科の先生じゃなかったのか・・・(笑)
国語の先生だったのだ、南波先生は。この問題のポイントは、「高校生活」というところ。ここのむずがゆいのがポイント!
しかし叱られた。そんなもんが受験になんの役にたつ!と叱られたのだった。
あぁ、「5・7・5 合わせて17 夏近し」
俳句を詠った俳句まで作ったのに・・・!

「いくら言ってもこの男には無駄だ」
しょんぼりと帰ってくる南波先生を見て、ふふんって嬉しそうに笑う風間先生。唇をぷるんっと指で弾いているのが、軽くキュートで軽くせくしぃ!

と、電話が鳴った。風間です、と出たところ。
南「なんか文句でもあるんか。何へらへらしとんねん!」
後ろの席の南波先生からだ。相手にせずがちゃんと切るとまた鳴る。
風「なんですか?」
南「何をへらへらしとんねんゆうとんねん」
風「いや、あなたはテストの問題も作れないのかなって思って」
南「うるっさいわ!おまえの欠点250個ゆったろか!見栄っ張り、すぐごめんって言う、それでいていかり肩。長いわ!ぼけ!」
がちゃん!と切られ、風間先生はすました顔でかけ直した。
風「叱られて、小さく見えるカーディガン」
南「うっさいわ!アホ!」
がちゃん!
風「ここにきて、色もつきたね、」
風・南「「カーディガン」」
南「やかましわ!あほ!!」
電話をきって風間先生は得意げだった。

<翌朝の南波先生>

南波先生の朝はズームイン朝で始まるようだ。ズームイン!されたのに、突然テレビが切れた。あれ?あれ!?と思っていると、先週壊された壁が再びおっこち、リフトに乗った借金取りが!
お土産として、「めしべの雫」をくれたが、それは女子高生がブルマを売って金を作るというのに付き添った時に貰ったもの。ブルマ1枚が5000円で売れるのだ!今だに!?
ともかく、南波先生は宝の山で仕事をしているのだ。

「あんたんときの女の生徒は何人だ」「何人といわれましても・・・」
借金取りは手にしたチェーンソーの電源を入れる。あぁ!!危険!危険!!「努力してみよーかなーー!!」と叫ぶしかない南波先生だった。
よろよろと出勤した南波先生の目に、バレー部の(決めつけ)ブルマはまぶしすぎる。
欲しい・・・!強くそう思う南波先生だった。

<試験中の南波先生>

寝ている。・・・か、可愛い・・・!!!壁にもたれて寝ている様が!なんとも可愛らしい!
チャイムで起きた南波先生、答案を回すように指示をする。しかしその時、こいつカンニングしました、という告発が。
答案を見られたという森田の後ろにいたのが、田中。処分してくださいと森田は言うが、おまえの点数が減る訳じゃないし、ええやないか、と南波先生は言うのだ。田中にも以後気をつけるようにとだけ言う。
収まらないのは森田だ。カンニングしたのにそれだけ!?と食ってかかり、なんでカンニングはあかんのよ、と聞き返される。誰だってそんなこと解ってるといっても、誰、というのは、具体的に誰と、誰を指しているのか、と揉め始め、ついに廊下を歩いていた風間先生が登場。
カンニングした方じゃなく、された方を怒ってるってそれはどゆことです!?と文句を言うが、南波先生には、なぜカンニングがいけないのかが解らない。
そもそも、試験のために一時的に覚えるよりも、カンニングした方が、1192年が鎌倉幕府と覚えられる。一生忘れない方がタメになるだろう。ゴールはものを覚えるってことではないはずだ、と南波先生は主張するのだ。
大体、この世のすべてはカンニングなのだ。頭のいいヤツは教科書からのカンニング、東京タワーはエッフェル塔のカンニング。眼鏡はとんぼのカンニング!
では。
風「そのカーディガンは誰からのカンニングですか」
南「これは、ブッシュ大統領。休日の」
風「坊主頭は誰からのカンニングですか?」
南「キアム・リーブス、スピード1の」
風「関西弁は誰からのカンニング?」
南「宮路社長や!なんでもええねん!!身になってたら!」
では、田中の身にはなったのだろうか。
田中が身につけたこと。「問3は645年」
あぁ・・・!たろちゃんと一緒だ・・・!わが社の姫、たろちゃんにも同じ経験がある。たろちゃんは、漢字ドリルの1ページから読みの問題が出されるという時は、ただ、その読みだけを順番に覚えていくタイプだ。あいせき、あいまい・・・とそこだけを覚える。途中から出されたらどうするつもりだったんだろう、たろちゃん・・・!
ともかく、田中の一生に刻み付けらたのは、問3が645年という役に立たない情報だけだった。

どこぞの大学の、愉快なカッコした数学の先生が言うことには、これからの試験というのは、教科書のみならずパソコン使ってインターネットで調べたってかまわない、というほどになるそうだ。求められていることに到達する思考なり、技術なりが問われるらしい。それは問題作る方も大変だー!

<連行する南波先生>

はっ!南波先生はひらめいた。こいつは俺が説教する!と田中を連れて教室を出る。
風間先生は、お、珍しい、と思ったが、とりあえず追いかけた。大事にせず、しかし厳重に注意をして欲しい、と。
解っとるがな!
南波先生が少したくましく見え、口笛を吹く風間先生だった。「今回は大丈夫そうだな」
それはどうかな(笑)

<説教する南波先生>

田中は1年の時にもカンニングをしており停学をくらっていた。今度もまた停学ですかねぇ、という田中に、どうにもならん訳でもない、という南波先生。もみ消せないこともないのだ。
ただし・・・!
それには、出来る限り多くの使用済みブルマが必要なのだった!

<見つけてしまった風間先生>

教室に生徒たちが残っている。試験中なんだから帰って勉強しろ、と教室を出した風間先生は、消しゴムを拾った。中にはカンニング用のメモが・・・。
それは森田の机にあり、風間先生はまさか・・・!と軽いショックを受けるのだが、受けてる場合じゃない。

<今日もデートよ風間先生>

先生は、車のサイドミラーに顔を映しつつ、考えこんでいた。
そこにやってくるのは、看護婦のミナコ。
「ちょっとたまんないな、白衣姿。初めて見たよ」
そしてスカートをひっぱる風間先生。いいなー、これー、と成年男子として正しいリアクションをする。おっきな花束を見せたりもするけど、すぐに引き上げて、あぁ、今日はこの子と過ごしたいのに、今日は遅くなるからって言われちゃう。
「うそぉん!」
ショックだなぁ、と思いつつ、大きな花束を渡す風間先生。
「待っちゃおっかなー♪」
という笑顔が、ほんとに愛らしい。愛らしい!!待っちゃってたりしたら、さらっちゃうぞーー!という様子なのだった。
ってこの看護婦!女子アナもやってる!?

<受け取る南波先生>

体育館に田中が入ってきた。おどおどした田中に、ステージの上から声をかける。ジャイアンツの帽子で変装だ。田中は10枚ほど用意してきて、なかなか仕事が速いじゃないか!と満足する。この後の試験もがんばるように先生らしいセリフも吐き、うはうはだ。

<受け渡す南波先生>

阪神の帽子で変装した南波先生。指定されたグラウンドにおどおどと入ってくると、南波先生!とスタンドから呼ばれた。10枚ほど用意してきましたとブルマ入りの紙袋を渡す南波先生は、その場で確認しようとする借金取りを止める。こんなところでブルマなんて出されたらたまったもんじゃない。
借金の方から棒引き、よろしくお願いしますとお願いして、何を?って顔をされる。はっ!棒引きにする気がなかったのか!?
南波先生危機一髪!!

<盗まれたブルマ>

何はともあれ、これで5万円くらいはチャラだなー、ウキウキ♪と職員室に戻ってきた南波先生を待っていたのは、女子生徒のブルマ−が盗まれた!という知らせだった。俺はほんまにしらんし!!と思わず言い張ってしまう南波先生に、あんたが犯人なんて言ってないけど?という風間先生。
しかし、うちのクラスの生徒らしいのだ!生徒手帳が落ちていたのだ!
あぁんのボケぇ!!!!
南波先生危機一髪!!
風間先生は、指を頬に当て、話してみないと解りませんし、と考えている。可愛らしい。
南波先生は、あれくらいの年齢だったら、ムラムラくることもあるんじゃないか!目くじらをたてなくてもいいんじゃないか!と主張。
そしたら、他の先生たちも、ここは一つ穏便に、という論調に変わったのだ。
何しろ我が校のホープなのだから。

・・・ホープ?なんであんなんがホープやねん、と不思議に思う南波先生。すると連れてこられたのは、田中ではなかったのだ。
誰やこいつ・・・と思ったら。
あぁ!森田ではないか!カンニングされたと言っていた!
やった!!南波先生狂喜した。田中ではなかった!森田だったのだ!!
しかし、カウンセラーの永作先生信じなかった。何かの間違いなんでしょう?というのだが、森田は僕がやりましたと言う。
南波先生はうはうはだ。現場に生徒手帳が落ちとる訳だから、と詰めていこうとし、黙っててください!と叱られる。こわっ!おびえる南波先生。
風間先生にも信じられなかった。成績優秀で、陸上部のホープなのだ。誰かに言われてやらされたんじゃないかと思うのだ。
そして、森田は言ってしまう。田中に言われたと。
田中は1年の時もカンニングで停学をくらい、それでも成績は最下位で、授業料も滞りがちの問題ある生徒。その見事な犯人像が先生たちの気に入った。森田がそんなことをする訳がない。
あぁ!!南波先生やばし!田中でなければ誰がつかまったっていいのに!!
風間先生と田中を探しに教室にいったが、田中はおらず、ようやく一息つけた南波先生だった。

<理事長室で>

理事長は、当然のことのように、田中を処分し、森田の心のケアを指示。そんなことをされてはたまったもんじゃない南波先生は、片方の話しだけをきいて田中の話をきかないのはいかがなものか、と反対。どうして田中くんの肩をもつんですか?と風間先生に聞かれて、おびおびしながら、陸上部のエースで成績優秀なヤツは問題を起こすはずがないと決めつけているような気がして、というのだった。
永作先生は何度も話したことがあるというのだけれども、人の心を扱うのが仕事やのに、なんで決めつける?と痛いところを疲れてしまうのだ。
ともかく、田中からも話を聞いて、真相を明らかにするように!
理事長からの指示だった。

<関西人ではなかった南波先生>

土地カンが自分の方があるから、と探そうとする風間先生。しかし、風間先生に先に見つけられては困る南波先生はそんなもん自分の方が知ってるっちゅーねん、と言い張るのだ。
だって!
だって南波先生は関東人なんだもの!バカやろう、俺は東京にいたさよ、なんだもの!東京しか知らないから恥ずかしいと思っているくらいなんだよ!東京のずっと中心で生きてきたんだよ!都庁のあたりをぐるぐると(笑)!
風間先生の車なんかに乗らなくったって、校舎の前にハーレーも止めてあるんだよ。今日はやけに蒸すんだよ(笑)

<田中を探す南波先生・できれば消えてもらいたい気持ち度120>

田中はアパートにはいなかった。このままおらんようになってくれたらええのに・・・。南波先生は思う。
「田中、俺のたちに高校中退になってくれへんか。高校中退の人生。それも素敵やん♪・・・あかん、無理ある」
そしてまた探しにいくのだった。口は先に封じねば(笑)

<カウンセリング室の風間先生>

永作先生は、前の日に森田が元気なかったことを気にしていた。どうして気づいてあげられなかったんだろう、と考えてみれば、カウンセラーらしいことをあまりしてなさそうな先生だ。しかし風間先生はニセフェミニスト、自分を責めないでくださいなんて優しい言葉をかけてあげるのだった。
そして、自分が見つけてしまった、消しゴム入りカンペを出してきた。筆跡は間違いなく、森田本人。これを見つけられて脅迫されたんじゃあ・・・!
指先を頬に当てている風間先生は、とても綺麗なのだった。

<荒れる森田>

森田を呼び、二人は自分たちの推理を話すのだった。カンニングなんかしていないという森田に、おまえの字だろ?という風間先生。これを見られていいなりになったんじゃないの?と永作先生も聞いた。先生は森田君のこと信じてるから、ホントのこと話して、と。
しかし森田は荒れるのだ。先生の知りたい本とのことってどんなことなのかと。勉強が好きで、走るのが好きで、学校のスターだけど、実は心がゆがんでて、といういい材料だって思ってるだけなんだろう!?と。
おまえ何言ってんだ!
風間先生は怒るのだが、ホントのことなんて、知る気ないんだろ!?何でも解った顔してんじゃねぇよ!!
そして出ていってしまった・・・。
カウンセラーは毎回、毎回、えらい目に合わせれていて気の毒なのだ(笑)
前にカウンセリングしたこともあって、今はもう大丈夫だと思っていたのに、思い上がりだったみたい・・・。しょんぼりする永作先生だった。

<やってくる南波先生>

田中が見つけられずに、先に見つけられたんじゃあ!とびびってカウンセリング室に南波先生はやってきた。
しかしまだ発見されていないっことで、ホ(笑)
そして、俺が一人で田中を探してるのに、おまえら二人がかりで森田の話も聞けないのかい!と騒いだりするのだ。ぴりぴりしてるんだから仕方ないでしょ!って風間先生は言うが、カウンセラーの仕事やないんか、と意地悪を言う南波先生。このまま森田一人の犯行になったらいい・・・!そう思っていた。そして、あいつのド変態の心をなんとかしてやったらええねんな。なんてことまで言って、永作先生を怒らせるのだった。
出ていった永作先生。風間先生も、「あんた!一言多いんだよ!」と怒る。
「あ、怒っとる・・・!二人でおんなじぐらい怒っとる・・・!」

<素敵な南波先生のアパート>

南波先生のアパートは、今や壁なしの素敵なお住まい。すかーんとしているその部屋に、借金とりが待っていた。
はっ!ブルマをとりあえず返してもらわないと・・・!えらいことになる!!
南波先生は頼んだんだが、事態は更にひどいことになっていた。
だって、田中が持ってきたブルマは新品だったのだ!!新品じゃだめなんだ!汗と、匂いと、プラスアルファがないと価値がない!!
そんなはずは・・・!とおびえる南波先生は借金とりに言われるがままに、ブルマの匂いをかぎ、し、新品・・・!と認識するのだった。
「おい!」「きゃっ!」「痛い目にあいてぇのか。・・・痛みを感じねぇようにしてやるか?」
そして、壁から下に落とされる南波先生は、綺麗に気をつけした状態で、地面に落ちるのだった。
あぁ!南波先生!!

<田中とブルマ>
東京産まれ、新宿育ちの南波先生は、田中を探していた。ゲーセンにもいないし、マンガ図書館にもいない。マンガ図書館にいたのは、こないだ池袋ウェストゲートパークでねずみ講の会場にいて、なおかつ、ガキのつかいによくでてくるキャラが立ちすぎてるおばちゃんだけだ!
そして、ブルマの竪琴、という映画をやっている映画館の前で、二人はついにであった。
逃げる田中!追う南波先生!
田中が教室からいなくなったのは、南波先生に怒られるのが怖かったからなのだ!!
森田にブルマ盗ませたのはどういうことだ?と尋ねる南波先生だが、田中は、そんなこと、何もしらないのだった。
はぁーん・・・そーゆーことかぁ・・・。南波先生にはすべてが見てとれたのだった。

<森田のうちの風間先生たち>

もう一度、森田と話しをしようとしていた風間先生たち。そこに南波先生がやってきた。
お宝を盗んだのは森田だったのだ。
ブルマどこや。
南波先生は問答無用で尋ねる。部屋を荒らす南波先生を止めようとする風間先生。しかし、ブルマは森田が座ったソファの下から発見されてしまった。
あぁ・・・!森田は、もう限界だったのだ。ひざも限界、頭も限界。イライラして、ついいろんなものを盗んでしまってたのだ!そんな!生理中の女じゃあるまいし!!
いや、下手にお利口な子は何をしでかすかわからんという最近の傾向を如実に表しているのかもしれない。
田中は、ただ前の日にカンニングされた腹がたったから名前を出しただけだった。自分がカンニングしようと思っていたのに、邪魔をされてしまったのだから・・・。成績が最下位でも平気な顔で、女の子とも平気で喋って、そんな田中が嫌いだったのだ。
女の子と平気で喋ってって、どこに価値観を置いているのかは解らないけれども、彼は挨拶だけでも緊張するタイプなのだ。
陸上部のスターだって、周りに見られ、親も、先生も、友達もそういう目でみるから、期待に押しつぶされそうになっていたのだ・・・!

が。

「ええ加減にせぇ。何が期待に応えるや。自分が一番可愛いくせに。親や教師のせいにすなや!」
南波先生は言うのだ。
「ブルマかぶって喜んでる変態やってばれるのが怖いだけや!」
「違う!」
「変態でええやないか!これがおまえのホントの姿や。みんなに見てもらえや!何が学園のホープや。何が優等生や。このブルマー泥棒が。このド変態が!」

べしっ!!!

ついに永作先生の平手が炸裂した。
「あんた何様だと思ってんですか!あんたの価値観、人に押し付けないで下さい!」
人と調和しながら生きていこうとしている人もいるし、秘密も持っていて、それを抱えて生きていくのもその人の人生でしょう!こっそり生きてる人もいます!」
森田を追いかけていく永作先生。
そして二人が残った。

南波先生の隣にしゃがんだ風間先生は、とんでもないセリフを来た。
「キレたら綺麗な・・・」
「は!?」
「怒鳴られて、なんかドキドキしたな」

「おまえが変態だろ!!」
あぁん!?って顔をしながら心の中で叫んだ風間先生だった。

「誰が変態やねん!」
「えっ?き、聞こえた?」
「変態ゆーたな、今!」

永作先生と森田の今までの関係を南波先生に教える風間先生。期待に応えられないって森田に、せっかく才能を持って産まれてきたんだから、といったことで、余計追い込んだんじゃないかと気にしていたのだ。永作先生は。
期待されたことのない南波先生には解らない心境だ。
「でも、森田のヤツ、ブルマが欲しくて盗んだんじゃないような気がするんですよ。何でもよかったんじゃないかな。一番自分を貶めるものを盗むことで、気が安らいだんじゃないですかね」

<ブルマの行方>

学校で森田は発見されていたが、それとは関係なく、南波先生は宝箱(ブルマ入り)を持って風間先生と歩いていた。
「じゃ、俺家こっちやから。お疲れ」
伝説のぉ〜♪と歌いながら帰ろうとする南波先生を、ダッシュで追いかけてくる風間先生。
「あっちですよ!これ学校に持ってって、理事長に事情説明しないと!」
え!?南波先生、自分が何を持っていたのか気づかない振りをしたかったけれども、風間先生はそれを許してくれない。
はいこっち!と歩く風間先生だったけども、ついてきていない南波先生を見て、ぬおぉぉぉーー!!とのけぞるのだ(笑)走って戻ってきた風間先生に、つい南波先生はいってしまった。
「宝の山をゴミ箱に捨てるようなことしたらあかん」と。
「俺の知ってるルートに行ったら」
「あんた、まさかこれ・・・」
「そゆ訳じゃないんだけどぉ!7・3?いや、五分五分!山分けせぇへんかなぁ!」
うりゃあ!!宝箱をひったくり学校に向かう風間先生。
「おまえ汚いわ!それ!!解ったぞ!独り占めしようとしてるな!おまえ以外とそゆとこ汚いよな!イメージ的には俺の方が汚いようだけど!!」

<中間テスト最終日>

風間先生が今日は監督。森田が、田中に答案を見せてやっていた。
「そんな方法で、田中に罪滅ぼしをしようなんて、森田!おまえは間違っている!と言おうと思ったけど、いえなかった。なんで?って聞かれたら、多分、答えられないからだ」

<借金とりと南波先生>

ブルマを自分がはきましょうか、とグラウンドでいっている南波先生。汗と匂いとプラスアルファがある意味ある。と思うのだが、それはあまりにマニアックすぎる(笑)
「解ってんのか?もう時間がねんだよ!」
「お金ほしいなー・・・」
南波先生の危機一髪はどこまで続くのか!!


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