せっちゃん伝説第41話『やっぱりきみこ伝説』

(ねえちゃんラブラブ)

1番上のねえちゃんは今ラブラブである。毎週休みになるとお弁当を作って電車に乗って彼に会いに行く。そんなことをするねえちゃんの姿は久しぶりであるが、お弁当を作ったら作りっぱなしで片づけをせず急いで駅に向かう。そこで白川由美こと美しく冷静なママは言う。
マ「あんた、片づけしてから出かけなさい!」
姉「片付けくらいしてくれたってええやろ!娘が結婚できるかできんか大事なときやのに、もしできんかったらどうすんな!」
マ「何が結婚な!片付けもできんようやったら結婚やできんわな!」
姉「うるさいな!」
こうして姉ちゃんはやっぱり片づけをせず出かけていく。そのやり取りを聞いていたとうちゃんは言う。
父「出かけていくばっかりやなしに、たまにはこっちに来てもらったらええんとちゃうんれつか?」
姉「ん、とうちゃん。こんなことするんは今のうちだけやけん、そのうち嫌でもこっちに来てもらいまつよ。とうちゃんもうちょっと待っとってな!」
父「あいよ!いってらっしゃい!気をつけてな!」
姉「いってきまつぅー!!」
ほんまとうちゃんは甘いんやけん、とママはご立腹である。

(きみこのクレーム)
きみこんちに行く前に一緒にケーキ屋さんに寄っていくつか買って帰った。きみこはロイヤルシューを食べていたが突然叫んだ。
「いや、何これ?!カビちゃうん?」
「どれどれ?えー違うやろぉー??」
「ほなこれ何な?この黒い点々は?カビやろ。」
「えー??なんかよう分からんけどカビじゃあないやろぉーー」
「いや、これはカビや。ちょっとこれ持って行ってくるわ!こななん黙とったらいかんぜ。」
聞いていたママが言った。
「きみこ、あんた止めなさい。そななんいちいち言うもんでないわな。商売にケチつけるようなこと言うてどないするんな。違うかったら恥ずかしいやろ?」
「なんでなママ?こんなカビ生えたん売ってからきみこの他にも知らんと買う人やって絶対おるんやけん早めに言いに行かないかんやろ。ほんだらちょっと行って取り替えてもらうわ!」
「行かんでええわな!」
こうしてきみこは皆が止めるのも聞かずチャリに乗ってすっ飛んで行った。しばらくして帰ってきたきみこは怒っていた。
「どうやったん?」
「ちょっと聞いてよ。これカビとちゃうんやと。バニラビーンズとか言うシャレたげなもんなんやと。」
「ほらーーやっぱりちゃうんやんかぁー」
「いや、あれ絶対ウソやで。引っ込みがつかんけん私が知らんと思って適当なこと言いよんじゃわ。」
「引っ込みがつかんのはあんたとちゃうんな?」
「え?いやいや、これはカビじゃわ。普通やったら新しいんと替えてくれるのにほんまケチくさいんやけん!」
そしてママが言った。
「ほれ見てみな。分からんくせに言いに行くもんでないやろ。大袈裟に騒いで恥ずかしいんやけん。」
それでもきみこは「バニラビーンズってなんな?」と言いながら繁々とシュークリームを眺めていた。
このように時として正義感に燃えることがあるが大抵はきみこが間違っている。知らんくせにクレームをつけてくる客はやっかいである。

(ママの行動)
ある晩きみこから電話があって「お葬式に行くことになったんやけどかばんと靴ってどういうんがタブーなんやろか?」と聞かれた。エナメルのように光沢のあるものはだめなのか、ワニ革のように型押しされたものはだめなのか、かばんは口が金や銀で光っているものはだめなのかなどということである。
聞かれた私も何となくは分かるけど詳しいことは自信がない。
「あんたお母さんに聞いたら?」
「もちろん電話したけどおりませんねん。」
「え?だってもう夜遅いのに?」
「へえ、どこを遊び歩きよんか知らんけどこの時間におらんちゅうことはまたどこかで歌いよんとちゃうん。」
「ほなうちのお母さんに電話して聞いてみるわ。」
ということで私の実家に電話して教えてあげた。
またある時は「あさりの酒蒸しってどうすんな?」と電話があったので
「私もまだ作ったことないけどお酒振り掛けて口が開くまで蓋して蒸すだけでええんとちゃうん?」と言うと「ほんまにそれでええんな?」と言うので「料理やったらママに聞いたらええんちゃうん?」と言うと「へえ、どうせまた電話してもおらんやろうけんあんたに電話したんですわ。『ママこの前の晩はどこ行っとったんな?』て聞いたら『犬の散歩じゃわな』って言うんやけん。『犬の散歩に夜中の12時過ぎまで2時間も3時間も行くわけないやろ。』って言うても『犬の散歩やぜ♪』って言い張るんやけん、どない思う?」と言っていた。ママはどんなにバレていてもシラを切りとおす。

(ママは負けず嫌い)
きみこ一家はママと三人姉妹なので華やかでにぎやかである。その時は誰の顔が1番きれいか、誰がママに似ていて父ちゃんに似ているか、顔が小さいのは誰かという話をしていた。そこで姉ちゃんが「ママが1番きれいやけど顔は1番大きいんとちゃうんな?」と言い出した。じゃあ鏡の前で並んで比べてみようということになり顔の小さいきみこが「ちょっとママこっちに来てん。」と呼ぶと「かまんぜ。」と1mくらい後ろに立って「一緒やがな。」と言う。「ママ横に並んでよ。」と言っても動かずに「どこっちゃ大きくないがな。きみこの方が大きいぜ?」と言い張る。3人からちゃんと計れと言われたママはそんなことをしている暇はないとどこかへ行った。「ママや遠近感で勝負すんやけん、ほんま負けず嫌いなんじゃわ。」ときみこは言う。

 

せっちゃん伝説第42話『わんぱく近藤ミニミニ伝説』

わんぱく近藤。先生の8歳下の弟である。我が家には、先生たちの他に、先生の年子の弟もおり、おめでたくも一姫二太郎。さて、この度、わんぱく近藤のとてつもないイラストをHPに載せるにあたり、彼の事を紹介しようと思う。ひっそりと愉快なヤツである。

 

せっちゃん伝説第43話

あわじん画伯がお届けするせっちゃん伝説「アンビリーバボーの巻き」

(見知らぬお金が!)

といっても大金が転がり込んだとか言うわけではない。ある日カード会社から利用代金明細書が届いたがそのままテーブルに放っておいた。夜の11時ごろ帰宅したるるるが何気に見ながら
「あれ!?これ間違ってるで!?」
と言った。確かに買った覚えのない代金が引かれようとしている!カードを落として不正に使われたということではない。ちゃんとここにある。確かにその店で約20,000円ほど買い物をしたが、その下の行にさらに66,000円と書いてあるのだ。
「ええー!?これ絶対に買ってないわー!だって。。」
1ヶ月ほど前のことはよく覚えている。その店は確か開店初日か2日目ですごい混雑ぶりだった。カードで支払って帰宅するとすぐに電話が鳴った。
「先ほどお買い上げいただきました**ですけど、実はカードの登録がうまくできていませんでしたのでもう1度お客様のカード番号を教えていただきたいんですけれど。。。」
ということだった。もちろんすぐに信じるわけにはいかない。話を聞いてみると品名も金額も状況もあっていたので確認の上、番号を教えた。今までそんなことはなかったのでよく覚えている。
「もしかしてあれが何かいかんかったんやろか???」
とにかく次の日たまたま休暇を取っていたるるるがカード会社に電話することにした。

電話してみると「ではそのお店から控えや書類を取り寄せてお調べいたしますので2、3日ほどお待ちください」ということらしい。
「どうする?私たちがウソついとるって思われたら??証拠を見せろとか言われたら。。絶対ウソちゃうのに!」
めっちゃ不安だ。
夕方家に着くと今度はその店から電話があった。
「大変ご迷惑をおかけしております。100%こちらのミスでございまして。。」
ということで今からお詫びに伺いたいということで1時間後に店長がやってきた。
「実はその日途中でレジが止まりまして、その際に20件ほどデータが飛んでしまいました。その後は手打ちで再度登録し直していたんですがおそらくその際に他のお客様のデータを一緒に打ち込んでしまったものと思われます。本当に100%こちら側のミスでございます。大変ご迷惑をお掛けいたしました。。」
ということだった。カード会社にもすでに引き落とさないように連絡済みだという。こちらとしては当然のことであるが心配していたようにウソをついているなどと疑われることもなく丁寧な対応だったので一安心した。
だが普段くじ引きさえ当たらないのに、店の中がごった返すほど、そしてレジがダウンするほどいた客の中から20件吹っ飛んだ中に入るというのはかなりの確率に当たったということだ。
ちなみにたろちゃんは知らないうちに自分の口座に100万円近く振り込まれていたことがあった。この差はなんだろうか。。
あ、たろのは銀行の手違いではなく、お母様が都合上一端振り込んでいただけのものだった。確か「今のうちに使ってしまおうか。」と言ってたような気がする。。

(新商品)

そんなたろとまつもっちが帰っていたときのこと。某有名店の前を通りかかったときたろがこう言った。
「今な、ここ『飲茶パフェ』やりよんで。」
「え?飲茶パフェですか??」
その話を聞いたさこちゃんは「飲茶パフェってアイスクリームの上に餃子やシュウマイが乗ってるの??」と言った。
ア、アイスの上に餃子??シュウマイ???トッピングは辛子かラー油か???新手の新製品だ。
最近めっきりカタカナに弱く、まるでじいちゃんやばあちゃんのようなたろ。本当は「飲茶フェアー」と言いたかったことがわかった。
こら、たろきち、飲茶パフェや気持ち悪いんじゃーー!!!

(羅刹の家)

最初の話、身に覚えのない請求が来たというメールを打ったらまつもっちから返事が来た。
「私はカードをなくしました。それも自宅でです。カード会社に電話したら手数料に525円いるといわれました。自宅でなくしたことを言うと『ご心配でしたら警察に連絡されたほうがいいかと思いますが。』と言われました。では110番して『家族が盗ったと思うんですが』と言えばいいんでしょうか。私にはそんなことはできません。」
プププププウ。まつもっちんちは羅刹の家か?母と子の血に染まる争いが??そう返事を打ったがもちろん誰が盗ったわけでもなく、泥棒が入ったわけでもなく、まつもっちの部屋のブラックホールに入ってしまったらしいということだ。そゆことってみんな1度はあるよね??
しかしカード会社の人もきっとマニュアルに沿ってアドバイスしたと思うがこの場合はかなりおかしい。なんでも言うたらええっちゅうもんやないで、ほんま。

(大ショック!)

おにこの友人がある日トイレに行くと血が混ざった。最近疲れているし、これは子宮からの出血に違いない!と慌てて総合病院の産婦人科に行った。だが検査結果は異常無し。「肛門科にまわしておきます。」といわれた。
「え?どうして肛門科なの??」
で肛門科で検査を受けた結果は
「痔ですね。」
「えーー!!??私が痔ですかーー???!!」
そう言って友人はその場に倒れた。
「大丈夫ですか!?」
「せ、先生、吐き気がします!!」
「じゃあちょっとそこに横になって!」
しばらくしてもう1度先生と話をした。
「そんな自覚症状はぜんぜんないんですけど。。便も固くないし、切れた感じもしなかったんです。」
「そうですねぇ〜。。」
少し困っていた先生はこう言った。
「じゃあ固かったことにしましょう。」そう言ってカルテに書き込んだ。その後仕事に行った友人は「私、痔なんですよー♪♪」とみんなに知らせてまわった。こらこら、自分が痔やなんて信じられんかったんとちゃうんか。倒れたんとちゃうんか??ガンやあるまいし痔で倒れたらあかんで、しかし。

(さこちゃんの場合)

カルテで思い出した。さこちゃんは最近医者に通っていた(皮膚科だったかな??)がある日、先生との会話で「私主婦なんです。」と言うと「え?!主婦ですか?」と信じられないようにいい、カルテに「4月*日、主婦。」と書き込んだ。おいおい、カルテってその日の病状を書くんとちゃうんかい。さこちゃんが主婦とうそをついているとでも??まあ先生の気持ちも分かるけど。

 

せっちゃん伝説第44話。あわじんがお送りする「海外:オーストラリア編」

(ゴールドコーストにて)
約3年前、新婚旅行でオーストラリアに行った時のこと。最初にゴールドコーストに寄った。新婚旅行と言えばいつも以上にお土産に気を遣うもので、お餞別をくれた方、式へ出席してくれた方、親戚、友達などなどに買い忘れがないようしっかりメモした紙を持っていざショッピングへ♪ある免税店で買い物をした後、ふと現地係員の「この免税店は買ったものをホテルまで無料で届けてくれます。」という言葉を思い出した。かなりの重さだったし、まだまだ寄りたいところがあったのでそれならここで頼んで部屋まで届けてもらおうということで日本語が分かるレジのお兄さんに頼みに行った。
「すいません、この荷物をホテルまで届けてほしいんですけど。」
するとお兄さんは言った。
「オゥ!キョウハァ、マンデーデ、スイヨウナノデェ〜、アナタハァ〜 8ジニィ〜ハタラキタイデスカァ〜???」
な、なんだとぉ?????もう1度聞いてみた。
「今日はマンデーで水曜なのでぇ〜、あなたは8時に働きたいですかぁ〜?」
ええ?!なんだって???今日はマンデーだけど月曜じゃなくて水曜日で、だから8時に働きたいかどうかってか?????なんじゃそれ。どれを取っても全然意味が分からん。まぁーったく分からん。荷物を届けてほしいって言ってるのに、なぜ8時に働かなければいけない??仮にもハネムーンに来ているわたくしが?そしてマンデーなのに水曜日とは??確かその日はマンデーでも水曜日でもなかったと思う。この複雑難解な言葉をいろんな角度から解釈しようとしたけれどどれ一つとしてわからなかったし、もう1度聞き返してもやっぱり同じ質問をされた上にレジにいる他のメンバーも誰一人として爆笑することもなく私たちに向かってニコニコと微笑み続けていたので、こやつら怪しいと思った私達はここは無難に自分達で持って帰ることにした。
ホテルに帰って夜の8時ごろもしかして仕事の斡旋の電話でもかかってくるのかもしれないと思ったが何事もなかった。
未だに彼の言わんとしたことは分からないが、もしかしたら実は彼はとても日本語が分かる人で、荷物を配達する手配が面倒臭く、わざとああいう言葉で私たちを煙に巻いたのかもしれない。。おそるべし、オーストラリア青年。。。

(シドニーにて)
シドニーでは恐ろしいほどに誰が見てもお見合い結婚なのね、と分かるカップルに出会った。それはオプショナルツアーでのこと、オーストラリアはちょうど真夏だったのでほとんどの人がTシャツかポロシャツという格好なのに「スーツにネクタイ、革靴」&「ワンピースにヒール」といういでたちの夫婦を発見。なんだあれは?とこっそり見ていると、係員の説明が終わっていざツアーへ出発、バスに乗り込むぞという時にそのスーツ姿で少し薄めの髪を丁寧にとかしつけてめがねをかけた彼は一目散に走った。走って1番にバスの入り口に立ち、後から来た彼女を「こちらへどうぞ」とエスコートし、1番前の席に陣取った。私たちはその斜め後ろの席を確保した。なあなあ今の夫婦見た??とるるると話しているうちにその奥さんの方が懐かしのシブガキ隊のやっくんこと薬丸にそっくりなことが分かった。なのでそれ以降私たちは彼女のことを「つべこべ言うなよさん」と呼ぶことにした。彼とつべこべ言うなよさんは丁寧語「ですます調」で会話をしている。どうみても皇族には見えないのであの格好もあるしこれはやっぱりお見合いで知り合って間もないうちに結婚したであろう夫婦と結論づけた(by先入観)。
バスはシドニー郊外へ向けてひた走り、途中ガイドさんがクイズらしきものを始めたが車内はざわつき、まともにクイズに答える人はいなかった。
「この通りで1番多い店は何屋さんでしょう?」
「はい!」
彼が元気よく手を挙げていた。
「はい、どうぞ♪」
「中古車センターですっ。」
「当たりでーす!」
パチパチパチッ♪byつべこべ言うなよさん
「うぉー、クイズに真面目に答えてるで!しかもなぜ当たる?」私たちは感激した。
「では次の問題です。その中古車センターは何件あると思いますか?」「はい!」
「どうぞ♪」
「約300件かな。」
「すごいですね〜!当たりです!」
パチパチパチッ♪byつべこべ言うなよさん
クイズに積極的に参加し、ことごとく正解する彼に彼女は満足そうだった。
「オーストラリアは何度か来られているんですか?」
「ええ、仕事で何度か。」彼はちょっと自慢そうだった。
「へえ〜彼はリピーターなんやぁ〜」また私たちは感激した。目的地に着いた後も彼らは目立っていたが、昼食タイムになり、4人がけのテーブルに2組ずつ座ることになった時は彼らと同じ席になりたくもあり、なりたくもなかった。

(昼食にて)
そして残念ながら彼らとは一緒になれなかったが、一緒になったカップルのこれまた男性のほうは別の意味で印象に残った。私たちの会話を聞いていたのか彼の方が「関西の方ですか?」と聞いてきた。その時住んでいたのは高松だったけどお互い出身が兵庫県で関西弁でしゃべくっている私たちは面倒臭かったので「はい。」と答えた。
「じゃああの地震は大変だったんじゃないですか?」
「ええ、地震の影響でまだ披露宴をやっていないんです。」おそらくその場にいるカップルのほとんどがその前の土日に式を挙げたのだろう。旅行をしたのは2月半ば。その1ヶ月ほど前にあの地震が起き、神戸で式を予定していた私たちは延期せざるを得なかったが当初の予定通り一緒に住み、旅行にも来たことを簡単に説明したのだった。
「それは大変でしたねぇ〜。。」そして彼は自慢そうに言った。
「僕たちは東京會舘で結婚式したんです。」
シーン。
東京會舘とはどんなものか知らなかったが彼が確かに自慢そうなのが分かったので何か特別な、ステイタスなところかもしれないと思った。反応が返ってこないのを不思議に思ったらしく「東京會舘ってご存知じゃないですか?」と聞いてきた。
「はい。。」
「迎賓館のようなところなんですよ。」とこれまた自慢そうで奥さんもうなづいている。そうなんですか。。と一応相づちを打つ私たちにどれくらい立派で由緒正しい所かについて話してくれるがこいつ自慢しているなと分かった途端聞く気が薄れる私はどんなだったかもう忘れた。そのうち話は変わって
「ゴールドコーストからいらっしゃったんですか?」と聞かれたのでそうだと答えると僕たちはケアンズから来たんですというので「海はきれいでしたか?」と聞いた。ツアーを選ぶ時シドニーとあと一都市ゴールドコーストかケアンズか迷ったこともあってどんなところか興味があったからだ。すると彼は
「それほどでもなかったですよ。別にいいとこじゃなかったなぁー。クルーズもしたけど全然大した事なかったですよぉー。」と言った。
何だか否定的な人だなと思いながら聞いていると「料理も別に美味しくないし、シドニーもなんだか面白くない。」行ったところ全てが面白くないようなことを言う。そんなに否定したら奥さんが気の毒じゃないかと思うほどに。
前夜にシドニーで1番高いというタワーの展望台に登って360度の素晴らしい夜景を見たと言うと奥さんは「じゃあ今日にでも行ってみます♪」と言うが彼の方はまたどうせそれほどのもんでもないんだろ?というような顔をしていた。
なんだか胸くそ悪い気分になる彼だった。あの夫婦、今ごろどうしているんだろう。

(空港までの車内にて)
帰国する日の早朝5時くらいに係の人が迎えに来た。各ホテルを周り箱バンに何組かが乗合わせて空港へ向かう。早朝だったのもあり車内はシーンとしていたが日本にステイしていたことがあるという係員さんはとっても陽気な人で「ミナサン、オハヨウゴザイマァ〜ス!!」と元気いっぱいで話し掛けてくる。ちょっと小太りで童顔で愛想がよく愛敬のある彼はシーンとした車内を盛り上げようと家族の話などいろいろと話題を提供してくれ、次第に寝不足の皆も盛り上がってきた。すると突然彼が
「アッ!ミナサン、アソコヲミテクダサァ〜イ!!ハヤク、ハヤク!!」
と窓の外を指差した。
「アノキノウエニ、コアラガイマァ〜ス!!」
おお!?オーストラリア最後のコアラか!こんな街中の木にもいるんだ!と全員が急いで指差す方を覗き込むと
「ジョウダンデェ〜ス!!」
とぬかしやがった。「おいおい、冗談かよ?」と突っ込みが入る。寝ているところを相手に起こされた人もいたので気の毒だった。しばらくすると今度は
「ア!ミナサンアノヒトヲミテクダサァ〜イ!」
と前方のバイクに乗った人を指差した。
「アノヒトハ、シドニーデユウメイナヒトデェ〜ス!」
という。うん?誰だ?芸能人か?と思って見てみると
「シドニーノ、ボウソウゾクデェ〜ス!」
とぬかしやがった。また「おいおいー。」と突っ込みが入る。またしばらくすると
「コレカラ、ニホンデユウメイナヒトヲムカエニイキマァ〜ス!オーストラリアニキテイルコトハ、ナイショミタイデェ〜ス!ダレダトオモイマスカ?」
と言う。ざわざわ言ってると
「タモリデェ〜ス!」
とのこと。へえ〜と思ってたらまた
「ジョウダンデェ〜ス!」
と言った。すると後ろの席のおそらく関西人らしき男性が「おいおい、あいつまた言うてるで。昨日もあんなんやったぞ。」と言った。どうも前の日のオプショナルツアーでガイドだったらしく「冗談でぇ〜す!」を連発していたらしい。
空港に着き彼は私達に
「スグモドッテキマスカラ、2、3プンマッテテクダサァ〜イ!」
と言って、別の夫婦を連れ遠くのカウンターへ消えていった。だが10分経っても20分経っても彼は現われない。あいつ逃げたんか??と心配していたら30分後にようやく戻ってきた。が、
「アッチデトラブルデェ〜ス!モウスコシ、マッテテクダサイネェ〜」
とまた消えた。どうもある夫婦のチケットに印刷してある名前が音読み・訓読みが違っていてパスポートと名前が合わないから搭乗させないと言っているらしくかなり困っていた。なるほどと思いながら待っているとまた30分後に現われて
「ダイジョブ、カイケツシマシタァ〜♪オマタセシマシタネェ!」
ということだった。
飛行機に乗り遅れた後また「冗談でぇ〜す!」と言われるのかと心配していたのでとりあえずホッとした私達だったがダニエル・カールのように東北地方にステイして東北弁混じりでしゃべる陽気な彼のことは憎めないのであった。

 

せっちゃん伝説第45話『海外:ハワイ&プーケット伝説』

(マウイ島の運転手のおっちゃん)

さこ夫婦と一緒に行ったときのこと。最初にマウイ島へ行った。乗合いの箱バンで空港からホテルへ直行プランだったが、運転する現地のおっちゃんがサービス精神旺盛でホテルまでの道すがらあちこちで車を停めてミニミニ観光をしてくれた。おっちゃんはほとんど日本語が話せないが持ち前の明るさと雰囲気で言いたいことは伝わってくる。車内で「日本人といえば私には山本さんという友達がいて、その人はとてもいい人だ。」というようなことを話してくれた。ふむふむ、と聞いていると突然、
「ヤマモトサン、クネクネ!!」
と言い出した。アメリカン・ホーム・ダイレクトのCMのような手つきをして「クネクネ!」というところで手首を2回くるくるさせる。何のこっちゃか全然意味が分からなかったがおっちゃんが連発するので私達も悪ノリして「ヤマモトサン、クネクネ!!」の大合唱。車内ではおっちゃんの指揮の下「オウ、ヤマモトサン、クネクネ!」が続く。時には調子に乗ってハンドルから両手を離してやっている。他に2人女性がいたがその人たちは「クスクス♪」と笑ってはいたが一緒にやってくれなかった。
20回くらい叫んでいると飽きてきたのでさこちゃんのダンナ、げっぴーちゃんが「おっさん、もうええんじゃ!」と言ったがあいにく日本語がわからないので、喜んでいると解釈されそれからも果てしなく続く。途中で止んだので海を見て「きれいなやぁ〜♪」と浸っていたらまた突然「ヤマモトサン、クネクネ!!」と始まるので慌てて「クネクネ!!」とお返しする。
ホテルに着いておっちゃんが引き上げていく時最後に一発、みんなで「ヤマモトサン、クネクネェエーー!!!!」と叫んであげたら「クネクネェーー!!」とご機嫌で帰っていった。

一体どういう意味だったんだろう。。

(オアフ島の運転手のおっちゃん)

オアフ島でのこと。ワイキキから片道30分ほどのところにあるアウトレットのショッピングセンターまでタクシーで行くことにした。掴まえたタクシーの運転手さんはこれまた陽気で「ニホンカラキマシタカ?ニホンノミュージックガアリマァ〜ス!」とやおらカセットテープを取り出した。どんな選曲かい?と思っていたらやけにテナーな声が流れ始めた。え?これはもしかして??
それは伸びに伸びてしまったテレサ・テンの「つぐない」だった。ワイキキの青空の下、何が悲しゅうておっさんみたいな声になってしまったテレサ・テンのつぐないを聞かねばならぬと思ったが「コレイイウタネ♪」とお世辞でも日本びいきなところに免じて許してあげようと思った。
その後も青い珊瑚礁だのいとしのエリーだの80年代を回顧させる曲が次々と流れ、せっかくアメリカンな気分になっていたのに西日が差すセピア色の日本を思い出させてくれた。きっとこのタクシーに乗った日本人はみんなそんな目にあっているんだろう。おっちゃんもテープがおかしいん気がつかんのか??

(インド洋で大ピンチ!)

大学の卒業旅行でプーケットに行ったときのこと。学生の割にはゴージャスなホテルに泊まり、プライベートビーチで女5人が寝そべっていた。そこへ現地の色黒のタイ人青年たちがどっと集まってきて「ジェットスキーシマセンカ?」やら「パラセイリングシマセンカ?」挙げ句の果てには「ヨル、デートシマセンカ?」と誘ってくる。断り続けても「ヤスイネ!タッタノ200バーツネ!」と跪いてしつこく迫ってくる。もちろんそんな手に乗るはずもなくそのうちあきらめたのか兄ちゃんたちは去っていった。
しつこかったなーと言いながら友達と2人で細長い長方形の大きな浮き輪を持って海に出た。2人でそれにつかまってバチャバチャやっていたが、透明度抜群のあまりに綺麗な海だったので足の着かない沖合いのほうまで出てみた。「ふー、天国、天国!」と日焼けするのも気にせずにしばらく浮いていたらそこへジェットスキーに乗った青年がやってきた。
「イッショニノリマセンカ?」
「ノーサンキュー。」
「タダデース、ウシロニノリマセンカ?」
「ノーサンキュー。」
「フリーヨ、フリー!」
「ノー。」
と言ってたら突然私達がつかまっていた浮き輪のはしっこをぐっと掴んでエンジン全開にして走り出した!ジェットスキーから吐き出される水と浮き輪が作る波をもろに受けて前が全然見えない。不幸にも泳げない私が前になったので噴射される水で息は出来ないし、目は開けられないし、手が濡れて今にも浮き輪からはずれそうだし、ここで放り出されたら間違いなく溺れる。インド洋で土左衛門かいー!!!と必死になって掴んだ。
「ストォーーーップ!!!!!!」と必死で叫んだがエンジン音でかき消される。たまに後ろを見るタイ人青年の顔は不気味に微笑んで、ちっとも止めようとしない。私達はずっと引きずり回されていた。しかし友達は私が壁となってあまり水をかぶっていない。またまた私だけがこんな目にぃー!!??
「ジェットスキーってスクリューやったっけ?!スクリューやったら巻き込まれて足がバラバラになるぅーー!!!やめてくれーー!!」
マジで死ぬと思ったので
「止めろーーー!!!!止めんかいわれぇえーーー!!!!」
と日本語で叫んだ。すると最後のとどめのようにさらにアクセルをふかした後手を放した。
「何???なんでこんなことされるん???でもまた来たらいかんから早く岸に泳ごう!!!」と必死でバタ足で泳いだ。
後にも先にもあんなに危機感を感じたことはない。顔を上げた平泳ぎがちょっとできるだけでそれでもすぐ力尽きて25mも泳げない。なのにあんな足の着かない深いところで浮き輪なしに放り出されたら間違いなく土左衛門になるところだった。インド洋で土左衛門。インド洋でミンチ。。。

あれから私はいくら海外に行っても沖には出ないし、ダイビングもシュノーケリングもやらない。覚えてろ、あいつめ!!

ちなみにジェットスキーはプロペラのスクリューではないようです。

 

せっちゃん伝説第46話『毎日アホのおにこちゃん伝説』

(多胎妊娠の場合)

おにこの知り合いが双子を産んだという話をしていたときのこと。排卵誘発剤を使用すると双子以上が産まれる確率が高くなるとかなんとかって話しているうちに、イギリスで8つ子を妊娠した人がいるというのをテレビで見たことを思い出した。それくらいにもなるとお腹で全員無事に育つ確率は極めて低く、むしろ産まれるものも産まれなくなってしまうのでまだまだ早いうちにいくつかを排除する手術が本人同意の上でされるという話をした。

私「8つ子にもなったら全員育つんはほとんど100%無理やけん、仕方ないけどいくつかは排除してしまうんやって。でもイギリスのお母さんは手術を拒否して全員産むって頑張ったんやけど結局全員だめになってしまったんやと。どっちもどっちやなぁ〜難しい問題やわ〜」
お「ええー!?そんな可哀相なことするの???」
私「うん、生命を操作するって問題にもなってるみたいやけどでも全員ダメになってしまうよりは何人かでも産んだほうがってことなんやろうなー母体の安全もあるし。」
お「8つ子全員産んで放っておくの??」
私「なにが?どういう意味?」
お「全員産まれたあとに放っておいて生き残った子だけ育てるの??」
私「・・・・。それやったら全員産まれてるんやから意味ないやろー!!ちゃうわい!全員お腹の中で育てるのも産むのも無理やから受精して間もない頃に注射して調整するんじゃい!8つ子でも9つ子でも全員産まれたらもう調整する必要ないんじゃー!!」
お「なんだーそっかー♪産まれて2〜3日放っておいて生き残った子だけ育てるのかと思ったー!可哀相なことするなーと思ってー♪」
おにこはイマイチ理解力が足りない。

(おにこの気持ちもわかってよ)

本屋に行ったときのこと。最近話題の「こぶたのきもちもわかってよ」があったのでおにこに教えてあげた。
「これってな、今話題なんで。」
「なんでそんな絵本が?」
「私達が子供の頃に思っていたことをこぶたに置き換えてお母さんとかに語り掛けてるような内容なんやー。私らくらいの年の人が感動しましたとか、1人で泣きましたとか絶賛やで?」
「ええー!?またまたうさんくさいー!うそやわー、そんな絵本で感動せんよー。プププウ♪」
「ほなちょっと読むで?『ぼくはもうちょっとゆっくり見たいのにママは ・・・』」
「うわっ、もう止めてー!!ダメー、ほら、うるうるしてきた。。」
「ええ!?1行しか読んでないのに?!あんたさっきそんなんでや感動せん、うさんくさいって言いよったのにもうやられてんの?」
「はい。。。。うるうる。。」
「それ早過ぎるやん!ほんまに泣きよん?」
「はい、この目を見てください。。」
本当に涙がたまっていた。あんなこと言っておいて1行そこそこで泣きが入るとは思わなかった。おにこの方がよっぽどうさんくさい。

(本のありか)

このHPの1コーナーにスラムダンクがある。このコーナーが作られる時沙夜子先生から私に「木暮くんとミッチーのイラストを描け」という私の意志を無視した依頼がきた。バスケのマンガがあるのは知っていたけどテレビもマンガも見ていなかったので中身が分からない。しばらく放っておいたが毎日「本を送るから早く描け。」と脅されたので、ま、いっちょやってみるかとその気になってきた。
ところでおにこはややアニメオタクでもあるので、何気なく「スラムダンク持ってる?」と聞くと「うん、全巻持ってるよ!」と思わぬ返事が。だったら先生にわざわざ送ってもらわなくても借りれると思ったがマンガにしてもCDにしても実家においてきてるものも多くあるので「それって今どこにある?」と聞いた。すると「あそこにあるよ♪」と指差した。指差した先はロッカールーム。
「ええ?!ロッカーに????全巻???」
「え?あ、間違えましたー♪♪えっと、あっちじゃなくて、こっち?」
と社宅方面を指差した。
「おいおいーー、あの細長いロッカーの中に31巻も持ってるんかと思ってめちゃめちゃびっくりしたわーー。そんな女おったらびっくりやで。」
「へへへ!」
ちょっとせっちゃん的なところも持ち合わせているおにこである。

(カレーに入れるのは)

沙夜子の部屋にてカレーとはなんぞやってことについて語られていた。うちやおにこんちは1度にたくさん作るので3日くらいはカレーが続くが1日で終わる人もいれば2日はいける、2日目はカレーうどんにする、スパゲティーにするなどなど様々な意見があった。その中に「チョリソーを入れる」というのがあったが全然わからなかったので次の日おにこに聞いてみた。
「カレーに入れるものでチョリソーって何か知っとん??香辛料??」
「ああ、あれじゃない、ディズニーランドで売ってる細長くて甘いシナモンの棒みたいなやつ。」
「???それはチュロスじゃー!!そんなもんカレーに入れるんかい!」
「え?ププププウ♪違うの??なんだーあれを小さく切って入れるのかと思ったーー!」
確かにチョ行やリ行やソ行はあってるけど、そんな不気味なカレーはありませんのです。

(永遠に)

ある日ふと仕事中に聞いてみた。
「おにこちゃん、今ひま??」
「ええ!?『おにこちゃんフォーエバー』って??葬られるの???」
「・・・・・・・・。」
葬ってやりたいくらいあほあほちゃんである。

 

せっちゃん伝説第47話『せっちゃん新たなる伝説への歩み!』

SMAPに興味がなくっても、誰でもこのコーナーは好きなはず。そんなせっちゃん伝説の真の意味での主人公、せっちゃん!会社が別になってしまったため、日々のボケには触れられなくなってしまったが(ささいなボケではせっちゃんの記憶には残らない)、たまにあった時には、さすがはせっちゃん!というナイスな話を教えてくれる。久々にあったせっちゃんは!

<せっちゃんついに痛い目にあうの巻>

今までも、ボケてもボケても、別に自分自身に何の被害もなかったせっちゃんが、珍しく被害を受けてしまったみずからのボケ。
せっちゃんは、友達の結婚式に出るため、飛行機の予約をした。出発は8月29日、戻りは9月2日。ところが、出発も近づいた頃、時間変更をしなくてはならなくなった。なので、航空券を買ったJTBに行き、出発の時間を変更してもらいたいとの旨をおっちゃんに告げた。
ところが、おっちゃんは不思議な事を言ったのだった。
「こちらはもう終わってますので」
はい?
「終わってる」って何がやねん。今の希望に対して、「終わってる」ってそらどーゆー意味なん??
せっちゃんはもう1度言った。
「いえ、あの、同じ日付で、時間だけ変更してもらいたいんですけど・・・」
「ですから、こちらの航空券はもう終わっております」
何ぃ?なんでこんな簡単なことを解ってくれないのぉ!?さすがにせっちゃんもムっとしようとしたところ、おっちゃんは、航空券をせっちゃんに向けた。
「『7月』29日ですから」

え。

『7月』29日!?
おっちゃんはこちらのミスかもしれませんので、と書類を捜しに行ってくれたが、見つかったのは、せっちゃんの字で、「出発7月29日、到着8月2日」と書いてある申込書だけだった(笑)
「どうりで早割にならんなーって思ったんやぁ〜」

<そのせっちゃんが高松空港で>

なんでも、もう出発してしまった飛行機をキャンセルするには6000円かかるらしい。ふーんとうなずいた後沸き上がる疑問。これは、きっと飛行機代をカードかなんかで支払うようにしてたからよな?現金で飛行機代を取られた上に、てめぇ乗らなかったな!?と6000円取られた訳じゃないよな??
もう一度航空券を買い直し、やっぱり早割りは聞かないせっちゃん。出発日の夕方、高松空港へやってきた。出発は6時5分のANA。せっちゃんはANAの航空券を持ち、ANAのカウンターに並ぶ。6時5分の東京行きの表示がない!何っ?と驚くせっちゃん。しかも人がいないし!おかしい・・・。JASには人がいっぱいだわ・・・。
ふらふらとJASのカウンターをのぞくせっちゃん。なんとそこには、6時時発の東京行きという表示が!
せっちゃんは驚いた!
別の航空会社が5分間隔で東京便を飛ばしているなんて!!

もちろんせっちゃんが見ていたのは、9月2日の東京から高松への航空券だった。

<東京で待ち合わせるせっちゃん>

せっちゃんの友達が結婚するのは、「シェ松尾」知ってる人も多いであろう有名レストラン。ところがせっちゃんはこの店を知らなかった。東京では、友達のえみちゃんと待ち合わせをするせっちゃん。待ち合わせ場所は、表参道(確かね)アンデルセンの2階にある喫茶店。ここは、せっちゃんとはつきあいの長いえみちゃんが、せっちゃんでも解る!と判断した数少ない場所のようだ。その場所を決める時に、結婚式がシェ松尾であるとせっちゃんが言っていたのだが、後日電話をしているとえみちゃんが、「あの店、すごい有名な店よ!」と言った。
え!せっちゃんは驚いた。
「そんな有名な店で、待ち合わせですーってできるんかなぁ〜」
アンデルセンの二階がか!

<せっちゃん新たな伝説へ!>

9月3日、せっちゃんと久しぶりにあった。せっちゃんはカラーコーディネイトの先生もやっていて、その教室の案内とかをくれたのだが、せっちゃんの先生がやっている講座は高すぎて、おいらにゃあ手が出ない・・・。なぜ・・・、なぜ、15万も20万もする・・・!
お昼ご飯を食べながら楽しいトークタイムを繰り広げ、すっかりごはんもなくなったころ、せっちゃんは言った。
「あのねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、実は結婚するんやぁっ!」
なんですとぉぉぉぉぉおおおおおおお???????????
寝耳に水!寝耳に水である!驚いた!とても驚いたが、とりあえず日取りを聞け!といつ?と聞いた私に、
「10月10日」
と答えるせっちゃん!そう!平成10年10月10日!今年結婚したいなーと思った人間なら、誰もが狙ってみようかと思ったこの日取り!なんとこの日取りをGETしていたとは!今年の1月に結構しようということになって式場を押さえたというのは、結構運がいいのでは!?
香川にはそんなに式場もないし、それはすごい!と思って、場所を聞いたのだが。

「それがなぁ〜・・・」
半笑いのせっちゃんは言った。
「総本山・善通寺(笑)」

いやいや、勘違いしてはいけない。香川県にそんな名前の結婚式場がある訳じゃあないぞ?
これは。お寺(笑)御遍路さんがやってくる、立派な!お寺である!!
「せっちゃん結婚」<「総本山・善通寺」って感じで驚きは凌駕された(笑)大受け!お寺で結婚式!仏式!参列者は数珠持参!!
だんなさんが仕事の間系でちょっと善通寺さんを知っていて、仏教にも興味があり、さらにあまり派手なことはしたくないって事から、選ばれたこの会場。すごいなー。善通寺で結婚式かぁ!カラーコーディネータの資格を持ち、友達の結婚式やーゆーたら、似合いのドレスを選んであげていたせっちゃんが白無垢でなあー。ふんふん・・・。
もちろん、式場が決まったら、挨拶にも行くし、実際に式を行う場所にも連れていってもらえる。そしてせっちゃんと、派手なことを嫌った彼がこちらです、とつれていかれた場所は(笑)
本堂というのか、なんというのか、ともかく、参拝に訪れた人たちが、お賽銭を投げ入れる、その目の前にある場所だったらしい(笑)
10月ともなれば、御遍路さんがいっぱい!見知らぬ大量のギャラリーを前に、結婚式は執り行われる事になるようだ。私も見に行く!!と叫んだのは言うまでもない(笑)

<ちなみにせっちゃんの彼とは>

我が社を辞めてから、付き合いだした。せっちゃんよりも、6歳ほど年上である。派手なことが嫌いである。
理由:バツ1だから(笑)
私「あ、そおー。バツ1なんや」せ「うん。やから、披露宴とかじゃなくて、近くの料亭で、親戚とかだけでやるんやぁ。それで、もし友達とかも呼べるようになったら沙夜ちゃん(仮名)にも来てほしいんやけど」私「いやいや、ともかく、総本山・善通寺までは行くけん(笑)」せ「私は友達とか呼びたいけど、向こうはねぇ、2度目だから、親戚と、親と、子供とぉ・・・」

子供!?子供おるんかい!!

私「え?子供・・・ってだんなさんとこに、いるん?」せ「うん(笑)最初お父さんめちゃめちゃ反対やったんやぁ(笑)」私「いくつの子ぉ?」せ「ポケモン大好きな10歳の男の子と、5歳の女の子!」
結婚と同時に母親かい・・・。
せ「でも、なんか私、そのうちの長女になるって感じぃ〜」

<そして彼の家族とは>

10歳のポケモン大好きな男の子は、まつげばしばし!のめちゃ愛くるしい顔をしていて、小さい頃は、どこに行っても、まぁ、かぁわいいぃぃぃーー!!と絶賛を浴びていた。
が。
今現在は、将来は、小錦か、ウガンダ、って感じらしい(笑)
また、彼の母親は、式まで後一月になった今でも、せっちゃんに尋ねる。「ホントにいいの?ホントに?ご両親はホントに賛成してくれてるの?」バツ1、子供二人の息子に、せっちゃんのような、ボケてはいるけど可愛い嫁が来るというのは、親戚に聞いても、そんなうまい話はないやろ!といわれてしまうようだ(笑)

<おまけ>

この話をただちに会社でしたところ、みな驚いてくれて満足していると、「Kさんといっしょぉー・・・」とも言われた。Kさんは、松山でワープロのインストをしていた、これまた正統派美人で、8月一杯で退職し、9月に結婚するのだが。
私「えっ!?Kさんの相手もバツ1!?」「子供もいるって・・・」

世の独身男性よ。なぁ。どうなん。せっちゃんも、Kさんも、ほんま綺麗な子やでぇ?そんな二人を、むざむざと子持ちのバツ1男に持ってかれてどーすん!!!
しっかりせぇぇーーーー!!!

 

せっちゃん伝説第48話『せっちゃん結婚!!』

<ご主人お披露目>

結婚式に先立ち、せっちゃんによるご主人様のお披露目があった。とある中華料理屋に、私、たろ、さこ、まつもっち、そしてキョーコちゃん、そしてせっちゃんとだんなさんが集まったのだが!
だんなさん、かっちょえーんよ。
あら。いやだ。
ほら、バツ1やし。子供二人おるし。
そんで、かっちょよかったら、再婚できるんやね!そうなんやね!そっかぁ・・・。
爽やかで、真っ当な雰囲気の人でございました。まぁ、やっかましい女6人の中に男一人で放り込まれて、ニコニコとお話できるだけでも立派かもしれなーい!

<可愛いせっちゃん>

せっちゃんが、私たちを紹介してくれた。たろちゃん、さこちゃん、まつもっち、キョーコちゃんを紹介して、そして、私の紹介の時、せっちゃんのHPを作っていると言ってくれた。
せ「なんやったっけー、あのー・・・、可愛いせっちゃん?」
私「は?」
せ「あれー!違うー?あのーほらー!素敵なせっちゃんっ?」
私「・・・せっちゃん伝説やろ!」
確かにせっちゃんは、可愛く、素敵。

<せっちゃんの入籍>

『入籍』あぁ、これで、私は愛するあの人と同じ戸籍に入れる・・・!そこまで夢見がちな人でなくても、やっぱり大切な儀式ではないかと思われる。なので、普通の人は、役所に行き、婚姻届を貰ってきて、二人で書き入れ、間違いがないか確かめたり、なんか、あんまり綺麗に書けなかったら書き直したりするのだろう。さらに、入籍するのを何日にするかとか、色々考えて提出するだろう。
しかし、せっちゃんは普通ではない。
よーし!今日入籍するぞー!となった二人は、高松市役所に向かった。戸籍謄本を取るだの、印鑑証明をとるだの、色々な書類の束の中から、よいしょっ!と婚姻届けを取り出し、あの、ビニールが引いてあるテーブルでささっと書き、そこで二人ははた!と硬直した。
・・・保証人・・・?
そう。婚姻届には保証人が必要なのだ!
こらー!だんなー!あんた2度目やんかー!!
だ「忘れとった・・・」
せ「市役所に友達とかおらんの?」
だ「市議にはおるけど、頼めん」
せ「私もおるはずやけど、どこにおるか解らんしー・・・」
そこで、だんなさんは思い出したのだ。市役所のそばに我が社がある事を!
せっちゃんは、元々自分がいた課ではなく、隣だったまつもっちの課の電話の方をよく覚えていて、まつもっちに電話をかけた。
せ「もしもしー?あのなー、今日ってぇ、みんな、おる〜?」
ま『いますよ』
せ「ほんまー。忙しーん?」
ま『いや、そんな事、ないですけどねぇ』
せ「あの、なぁ?あの、みんなぁ、会社に認め印とか、おいとんかなぁ〜」
ま『は?』
せ「今、市役所なんやけどぉ、これから行くから、ハンコ押してもらいたいんやぁ!」
ま『婚姻届けですねぇっ!?』
なぜ解るんだまつもっち!しかしその通りだ(笑)!結局、まつもっちとキョーコちゃんが二人の保証人になったぞ!
なお、なぜその日入籍したかというと、実家の車の名義変更をするため、どうしても!その日でなくてはならなかっただけだ(笑)!

<せっちゃんの軽いボケ>

せっちゃんは、その入籍をへて、10歳の男の子と、5歳の女の子のお母さんとなった。女の子5歳といえば可愛い盛り。結婚式で可愛いお洋服を着せてあげたい!カラーコーディネータでもあるせっちゃんは、その上品なセンスで、あゆちゃん(娘)にぴったりのお洋服を選び、それをプレゼントしようと思っていた。ようやくあゆちゃんにぴったりのお洋服が決まり、だんなさんにも見せてあげようとその店に連れていった。清楚な紺と白のワンピース。なんと可愛らしい!せっちゃんは大満足しつつ、それをレジに持っていき。
せ「あらっ?」
財布がなかった。
結局あゆちゃんのワンピースは、お父さんが、その時持っていたすべての現金を使って購入することになったのだった。

<その子供たち>

ポケモン大好きなお兄ちゃんは、ちょいとふっくらしている。ある時せっちゃんは聞いてみた。
せ「ゆうちゃん(男の子)は体重何キロあるの?」
ゆ「40kg」
40!10歳で40kgとは危険な!せっちゃんはどうにかダイエットさせねばなるまい!と思う。しかしそんなゆうちゃんは、焼き肉をする時、野菜の下に肉を隠して食べてしまう、そんな子供だった(笑)さらに衝撃の事実!!
ゆうちゃんの真の体重は、『55kg』!!
なぜ15kgもサバを読む・・・(笑)

<その子供たち2>

あゆちゃん5歳。5歳の女の子というのは、大体こまっしゃくれてるものである。そして、めちゃめちゃ本音トークしてしまうものである。彼女は、せっちゃんを見て、
あ「どーしてせっちゃんのおめめは、あゆちゃんみたいに、ぱっちりしてないの?もっと、ぱっちりすればいいのに」
などというのだ!
そういうあゆちゃんの目も、消してぱっちりはしていない(笑)(せっちゃんは上品な美人顔だが、子供には分かりにくいかもしらん)
あゆちゃんはお絵描きも大好きで、可愛いお人形の絵をたくさん描く。そして、自分で本も作るそうだ。タイトルは、「せつこのひみつ」
・・・一体何を書いてるんだ!あゆちゃん!!あゆちゃーん!!

<せっちゃんの結婚式>

1998年10月10日。素晴らしい晴天に恵まれ、せっちゃんの結婚式当日がやってきた。場所は総本山善通寺。私は、はたして何分でそこまでいけるのか解らないまま、10時ごろうちを出た。式は11時・・・!間に合うのか!高速をぶっ飛ばす私。しかし、寺の駐車場に入った時は、45分だった。なーんだ、近いじゃん、善通寺!そして入った本堂には、椅子と座布団が用意されており、おぉ!ここが会場ね!と確認できた。本当に、参道からまっすぐに突き当たった場所にあり、お賽銭箱、おみくじ、お守り、御札の販売、戒壇巡りの受付などをやっている、お寺中最も賑わう場所!
そのうち、親戚の方たちが現れ座布団に座る。おぉ!あれがあゆちゃんとゆうちゃん!はぁっ!ゆうちゃんったら!ゆうちゃんったら、辺見えみり似!なんてこったおまえ痩せろ!痩せるか背を伸ばせ!いけるぞ!あゆちゃんは、おかっぱにした、小さな女の子で、紺のワンピースがよくお似合い!それが新しいお母さんのお見立てて、お父さんが買ってくれたワンピースなのね(笑)そして、この5歳と10歳の子供も、座布団に正座するのだが、その後ろ姿は、ゴールデンハムスター(兄)と、ジャンガリアンハムスター(妹)めちゃめちゃ可愛らしかった!
そうこうしているうちに、たろちゃん、まつもっちも到着。他の友達もきて、お賽銭箱の横辺りで、これから何が起こるかを眺めていると、ついにせっちゃん登場!白無垢綿帽子のせっちゃんが!!
あぁ、思い返せば、せっちゃんとであった平成元年より9年と半年・・・!こうやってせっちゃんの花嫁姿を見る事ができるなんて・・・!
などと感涙に浸ってる場合ではなかった。
お寺の人が、内側まで入れてくれて、カーペットの上に正座していたのだが、後ろでは、チャリーン、チャリーーン!とお賽銭の投げ入れる音がひっきりなしに続いている(笑)
お遍路さんが団体バスでついていた・・・(笑)
かつて、小学生だったせっちゃんは、「チャリン。私はこの音が大好きです」という書き出しで、『貯金』という作文を書いた事があったが、それにふさわしいはなむけとゆーか、なんとゆーか(笑)
さらに、戒壇巡りをするにあたって、おばちゃんお遍路が、ものすごい大声で、「ちょーっと待って!ちょーっと待って!!一人400円で!400円!!」と怒鳴っている。普段は500円なのだが、団体割引でも聞いたんだろう・・・。

どあほー!!おまえの目には、あそこの白い衣装が、お遍路さんの衣装に見えるんかーい!!

そんなもん、誰かがまとめて払えっちゅーねん!!

と、このように、一時たりとも静かになることなく、式は進んだのであった(笑)
また、別に結婚式のための場所ではないため、お坊さんの声はこちらにはまったく聞こえてこない。二人の近いの言葉も聞こえない。指輪の交換をしているんは解った。その程度。そして、私の足はしびれが切れてもう大変・・・!
それなのに、10歳と5歳の子供たちはとてもおりこうちゃんであった。お兄ちゃんは、音が気になったのか、きょろきょろしていたが、立ち上がる事さえせずにじっとしているし、あゆちゃんも、きちんと座っている・・・。足いてーよぉー!とじたばたしている自分たちが情けない・・・!でも崩したよ。立ち上がれなくなるもん。いや、マジで。
そして、式は終わり、せっちゃんが退場。そのそばによると、それはまぁ、綺麗な花嫁さんであった・・・!

ここで会場は映り、写真撮影。私たちは、まるでおっかけのように、遠巻きにそれを眺めていた。せっちゃんは、とても幸せそうで、遠目にも歯が見えた。見せすぎ。笑いすぎ(笑)おっちゃんカメラマンが、ものすごこまかぁーーーーく!!指示を出し、最終的には、私たちおっかけに、被写体に目線を向けるなというのだ!被写体が照れるからと!く、くやちい・・・(笑)!(なお、ここで、式には間に合わなかったキョーコちゃん登場。遅すぎるっちゅーねん!)
でもその後、せっちゃんとの写真も撮れた。カメラマンは、せっちゃんの弟。かつて、「おはよっす、パンク」というマンガを描いていたらしい。そのマンガは、せっちゃんが今度持ってくるなーと言ったきり、もちろん、持ってこられることはないものだったが・・・(笑)弟は、保阪なおき3に、シャ乱Qしゅうを7の割合でブレンドした感じだったな。

せっちゃんは白無垢から振り袖に着替えて披露宴会場である料亭に行くという。私たちは披露宴にはいかないので、その振り袖姿も見せてもらおうと、またまたおっかけのように、控え室のある建物の玄関に突っ立って待っていた。そこには、親戚の人とか、あゆちゃん、ゆうちゃんもおり、あゆちゃんは、ピカチュウのぬいぐるみを持っている。お兄ちゃんがあゆちゃんの世話をしてあげてるって感じが可愛かった!しばし、5歳児とのトークを楽しむ。
そのうち、一人、また一人とその建物を出て、披露宴会場に向かって行く。ゆうちゃん、あゆちゃんも、お父さんそっくりのお父さんの弟に連れられて行ってしまった。せっちゃんのお父さんも、私たちに、皆さん結婚されてるんですか?という縁起でもない言葉を残して行ってしまった。
そして、そこはシンと静まりかえる。
おっかけたちは焦った。
だって、せっちゃん家の控え室は3階と書かれており、玄関にはせっちゃんのものらしきハイヒールも草履もある。私たちが立っているのは、エレベータが正面に見える場所だし、降りてきたら絶対解るはず・・・!
ま「裏から出たんですかね・・・!」
私「嘘ぉ。逃げられた・・・?」
そのうち、キョーコちゃんが、友達と五重塔の下で待ち合わせてると謎の言葉を残して、1度この場を去る。まだまだ動かないエレベータを見ながら、私たちのトークは続く。
私「キョーコちゃん遅いね」
ま「そうですね」
私「どーする?五重塔の下で死体になって発見されたら」
なぜか西村京太郎サスペンスになっていた(笑)
まつもっちのPHSがなり、その相手がキョーコちゃんだった時も、
私「偽装やわ!その声、ほんまにキョーコちゃんなん!?」
た「もう、殺されてるんですねぇー」
不穏当すぎるっちゅーねん!!

そのおっかけたちの騒ぎがいけなかった。お坊さんに、誰か待ってるんですか?と聞かれてしまったのだ。
私「あの、Tさんって、もう帰られました?」
坊「はい。もう・・・」
うそぉ!!
実はその時、玄関前にはタクシーが1台ついていて、誰かを待っていたのだ!
絶対これにせっちゃんが乗るはず!おっかけたちはそう思っていたのに・・・!
なんてこった・・・。すごすごとその場を立ち去り、おみくじを引きに行こうとして、いや、でも絶対おかしい!と振り向いた私が見たものは!

その建物の玄関から出てくる、ピンクの振り袖のせっちゃんであった!!!

ちきしょー!おっかけともあろうものが、スタッフの嘘を信じるなんてー!!先を行く二人に、出て来た!!と声を上げ、ダッシュで駆け戻る私!
しかし、せっちゃん、だんなさん、せっちゃんのお母さん、でタクシーに乗るところだったので、正しいおっかけとして、離れた場所から手だけ振った(笑)せっちゃんは、華やかな振り袖がほんまによー似合ってて、可愛かった・・・!あぁ、写真が撮りたかったよ・・・!ちきしょー!クソボーズー!そして、私たちが手を振り、車の中からせっちゃんも手を振り、まるで皇室の方のお見送りのような状況が発生したのである。

いや。楽しかった。また新生活のどたばたぶりを伝えていきたいものである。

 

せっちゃん伝説第49話『不思議少女編』

毎日メールで続々と届くおもろい話。たろ姫の侍従であり被害者であるもっち、そしてさこちゃんから届いたメールから抜粋して「不思議少女編」と題し私の解説付でお送りしまつ。

(もっちより姫についての報告その1)(元木注:『もっちょり』姫と読んでしまった(笑))
家に辿り着くとピッチが鳴り「もしもし、もっちもう家についたん?早いな(昨日は姫に車で送っていただきました。ゆえに自分だけ先に帰ってって怒られるのかとドキドキしていました。)月見て月見て!!!すごいおっきいで♪」と言われました。何事かと思い空を見ると真っ赤ででっかい月が空に浮かんでいました。「これからみんなに電話するわ♪ぷぷぷぷぅ」と電話を切られました。家についても安心出来ません。

<解説>このように抜打ちで姫から電話が入るためもっちは自宅でも気が抜けません

(もっちより姫についての報告その2)
T堂(和菓子屋)の近くで
も「今日はすごい待たせてしまいましたし、白玉おごりますよ」
姫「当然じゃわ」
とてくてくてくと歩いて行くと
も「は?!もう閉まってました・・。」
姫「本気で言よん?」
と冷たく言われました。

<解説>このように姫は冷たく言ったものの、わたしに「おごってあげる♪」と言いながら4回ほど財布がないふりをしたことがあります。

(もっちより姫についての報告その3)
姫は午前中私がメールを立ちあげる前に私に打ったつもりで自分で自分に「もう、むかつく」と打ったそうです。そして返事が「もう、むかつく」と返ってきて「なになに?もっちもむかついとん?」と思ってまた自分に「だれ?」と聞くとまた「だれ?」とかえってきて「もうっ!もっちふざけとん???」と、私の知らない間に怒りをかってたようです。

<解説>このように自分の知らないところで怒りをかわれていたことは私にも経験があります。そして姫は一人上手がお好きです。自分の課に電話を掛け、出ちゃ切れ出ちゃ切れしたこともあります。(元木注:流行の、チャットみたいになってるメール。あわじんは、現在、丸っきり別の場所にいる私にも使えるようにしてあげたいと、何度もトライしてくれているが、現在いる職場のセキュリティは、ペンタゴンより厳しいらしく、成功したためしがない。そして、セキュリティは強くなる一方だ・・・)

(もっちより姫についての報告その4)
昨日も姫はふしぎ発見でしたよ♪ベーグルの店で新しくフォカッチャっていうパンが出てたんだけどどうもうまく言えなくて「フォカ?フォッカチャ?ふぉ?ふぉふぉふぉ???」て言ってました。そのあとMさんに「シーザーサラダって何が入ってるの?」と聞かれて自信満々で「蟹です。シーザーって蟹やろ?」と言ってました。で「ほらシザーハンズっていうやん?だけん蟹はシーザー♪」

<解説>このように姫は思い込みが激しい面があります。

(もっちより姫についての報告その4)
<このメールの背景>
あるお客がもっちの部署にオシロスコープという電圧の時間変化を計測できるものを持ち込んで質問してきた。ので、担当と思われるたろ姫がいらっしゃる部署の課長へまわした。
そしてもっちからのメール

その後姫が型名とか調べてて(現物を見て)「もっち、これってお城とかを下から照らすやつとちゃう?」とおっしゃいました。オシロスコープのオシロってお城なのか?????

<解説>どうも姫の頭の中にはどらえもんが住んでいて「お城スコォープゥー!!」と叫ぶようです。

(さこちゃんより姫についての報告)
Mさんに「たろちゃん、ピルってなんかしっとん?」と聞かれ、「妊娠する薬やろ?」と言うてました。えらい薬やがな。もうそろそろ性教育した方がえんとちゃうんかなー?

<解説>このように姫は思い込みが激しい面があります。

(さこちゃんより姪っ子ゆりのぷーについての報告)
最近、ゆりのはお姉ちゃんに「本をよんだげる。」といって、読み出すらしい。字はよめんのやけど、絵や記憶で読むらしんだけど、とってもおかしいらしい。でも、本人はいたってまじめなので読んでる間笑えない。笑おうもんなら、怒られるから。
ゆ「さにとかる。」
 (さるかに合戦の’さるとかに’の意)
母「えっ?」
ゆ「....。さっ、さー、さにとかる。」
母「(ぶぶぶぶぶうううっ!!)...。」
大変らしいで。

<解説>ゆりのぷーは将来有望です。

(さこ本人から告白メール)
昔々、私が物心ついた幼稚園のころ(高松にもどってすぐやろなー)から、お母さんはたこやきやにパートでいってたのでした。当時幼稚園へバスで行っていた私は運転手さんに「たこ焼き屋の娘」とかわいがられ、ときどき、たこ焼やの前でおろされたものです。でも、お母さんは「たこ焼屋につとめとるって、みんなにいわんのよ。」と口止めしていたのです。たぶん、かっちょ悪いからでしょう。
私が小学校にはいってからも、もちろんお母さんはたこ焼やで働きつづけました。それゆえ、幼い頃を知っているS課長に「首から鍵をさげていた」といわれる所以であります。(定期だけどね。)小学1年のとき、授業参観がありました。教科は社会科。1年生の社会科とは、まず、身の回りに目を向けること。お母さんの1日をおっていました。普通のお母さんは、朝起きてご飯を作り、みんなを送り出した後、掃除や洗濯をする。しかし、うちは共働きだったため、夕方帰って、ごはんをつくって、洗濯をする。そういう家庭も参考にしたのか、先生がみんなの前で、私に発表させたのでした。それまで、何をきかれ、何と答えたのか、記憶は定かではありませんが、はっきり覚えているのは先生に「お母さんはどこにつとめているの?」と聞かれ、私は困ったな、でもいいつけをまもらねば!!と思い、父兄の前で「それは言えません!!」と、断言したのです。
教室は爆笑のうずにまきこまれてしまいました。
当時私はみんな何にうけとんやろー?と疑問に思っていました。確かうちの親は来てなかったと思うんだけど、たこ焼屋のとなりのM君のおかあさんにばらされ、親の耳にもはいったのでした。でも、母上、あなたの教育の賜物です。

<解説>こんな昔から「それは言えません。」というギャグを使っていたさこちゃんって素晴らしい。

(さこちゃんより、甥っ子そーちゃん、姪っ子ゆりのぷーについての報告)
さこちゃんが、お姉ちゃんのうちに電話をした。用件は、「眠れる森」第1回のビデオを借りたい、ということ。しかし電話に出たのは、小学校低学年の甥っ子そーちゃん。
さ「ママおる?」
そ「ママいない」
さ「そーちゃん、眠れる森のビデオ、どこにあるか解る?」
そ「知らない」
さ「じゃあ、パパに聞いてくれる?」
そして、そーちゃんは、近くにいたパパに聞いた。
そ「ねー、ねー、ねむえるんもりのビデオ知ってる?」
その電話の向こうでは、ゆりのぷーが、何らかのメロディーに乗って、
ゆ「ねむっえーるもーりーのびでよぉー♪」
と歌っていたのだった。

<解説>子供には「眠れる森」は難しいらしい。

 

せっちゃん伝説第50話『せっちゃん娘伝説』

せっちゃんと会った。せっちゃんと会うのは、ジャスト1ヶ月ぶり。お昼を食べた。結婚して1月。せっちゃんは変わらぬままのせっちゃんであった。そして今回の主眼は、せっちゃんの娘となった5歳の幼稚園児、あゆみっちの事であった!

・あゆみっちは結婚式が終わったと同時に、せっちゃんの事を「おかあさん」と呼び出したそうだ。そして、せっちゃんの弟であり、自分のおじさんになったトールくんに、デジカメのディスプレイで、撮った写真を見せてもらったらしい。
「おかーさん、おかーさん、トールくんがね、うちゅうじんのしゃしん、みせてくれた」
せっちゃん驚く。何!我が弟にそんな趣味が!これが私も見せてもらわねば!!そう思いつつも、いやいや私も人の親として、いきなり弟に宇宙人の写真見せて!とは言えん、そこで
「どんな宇宙人やったん?」
と聞いてみた。あゆみっちの答えは、
「しろーいかおして、しろーいぬの、かぶってた」
・・・それは、白無垢姿で和服用の白塗りをされ、フラッシュを浴びたせっちゃんだった。それはお母さんで!とせっちゃんは言うのだが、あゆみっちは、ううん、うちゅうじん、と認めようとしないのだった(笑)

・あゆみっちは毎日せっちゃんにお手紙をくれる。「おかあさんへ あゆみより」という手紙の内容は、「おかあさん、おげんきですか。あゆみはげんきです」という文面に限られている(笑)

・あゆみっちはマンガも描く。先日の傑作は、「さらなるぴんち」という16ページに渡る大作で、りりちゃん(仮名)がみみちゃん(仮名)の大事なものを盗った、しかし、みみちゃんは叱られ、暗く、寒い思いをする、という物語である。キャラクターの数も多く、表情も豊か、しかもキャラクターの描き分けもできているという優れもの。またタイトルが「更なるピンチ」と素敵!
なのだが、あゆみっちは、「サラナルピンチ」という名詞として発音をしているらしい。意味は知らないのだった。

・ある日せっちゃんは、あゆみっちから小さく切った紙の束を渡された。「これ、マルナカ(地元スーパー)か、はるやまにいったら、おかいものできるから!」はるやまにスーツを持っていけば1万円の商品券になるCMを見たらしい。

・またある日、なんとなくあゆみっちの体調が悪そうだったので、せっちゃんは大丈夫?と聞いてみた。あゆみっちは、
「カンポがあるからだいじょうぶ」と答えた。
カンポのCMを見たらしい。
「カンポにはいったら、だいじょうぶなんやって。カンポにはいろうかなー」
あゆみっち・・・!素敵・・・!

・あゆみっちは、時々おうちで店を開く。ソファに品物を広げてせっちゃんに買わせるのだった。先日せっちゃんが買ったのは、あゆみっち作、ポケモンマンガ。これは、名作「さらなるぴんち」に比べると、ストーリーの解らない代物であった。
こういう遊びが色々あるらしく、せっちゃんは階段を上がるたびに、チケットを切られるらしい(笑)

おうちでやるのは、食事とその片づけだけ、というせっちゃん。掃除、洗濯、アイロンがけ、お風呂などはダンナさんがやってくれているのだった!知らない間にアイロンがかけられ、タンスに並んでいるせっちゃんのハンカチ!実家にいる時以上に大事にされてどおする(笑)!!

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