エンジン 第3話

05/05/02

あぁ、次郎ちゃん。
なんて可愛い次郎ちゃん。

☆勝負内容決定次郎ちゃん。
現役ファーストドライバーヒロトにグチグチと文句を言われる次郎ちゃん。一応、失礼しましたと丁寧目に頭を下げたりもしたんですが。
勝負をして勝ったらファーストドライバーを譲ってもいいけど、負けたら二度とチームに出入りしてほしくないと。
ヒロト「教え子、先輩?そういうべたべたした関係はスマートじゃないですからね」
次「解った。もし俺が負けたら二度と顔はださない」
監督「勝手に決めるな。レースの結果をどう判断するかは私が決めることだ。明日午後1時、4ラップのマッチレースを行う」
F1好きいわしくんによると、車椅子の闘将ウィリアムズのパクり、一之瀬監督退場。お辞儀する次郎ちゃん。
ヒロト「ありがとう。おかげで久しぶりにドキドキしてきましたよ」
次「俺も」
ヒロト「でも中途半端じゃすまされない。コースレコードを狙う感じで行きましょう」
次「そっちがそれでいいなら」
それじゃ、と、荷物を持って去ろうとした次郎ちゃんだったのだが!
ヒロト「神崎さん。怖くなって逃げるのは無しですよ」
次「ドライバーにとって、逃げるのは負けるのと同じでしょ」
ヒロト「でもヨーロッパから逃げて帰ってきたんですよね」
くきーーーー!!!!!
次「俺は別に逃げたわけじゃ・・・!」
ヒロト「その答えは明日コースの上で聞きます」
くきーーーー!!!で帰る次郎ちゃんでした。

☆子供の数減少風の丘ホーム。
まったくーーと帰ってきた次郎ちゃん。えっらいちゃらい系の車が出ていくのを発見。
次「なんだあれ・・・。こんなとこでいきがって」
それは、ハルミちゃん(子供美人)のお母さん。家に帰れる子供らは、しばしうちに帰りますのでその一環。お母さん国生さゆりで、解りやすい血縁関係が見てとれます(笑)
次「どしたの。またまたまたまた深刻な顔して」
小雪「いえ。・・・いつも気楽でいいですね」
次「気楽じゃねぇよ。緊張してんだよ」
小雪「それはよかったですね」
次「よくないよ」
ってなところで、部屋の中でえらい大きな音が!んもーーってうちに入る次郎ちゃん。食堂を覗いたら高校生のダイスケが暴れてます。
あれは多分ねぇ、お父さんの顔が怖いからじゃないかと思うんですよ(笑)
ダイスケ「何見てんだよ!」
次「何がんばってんのかなーと思って」
ダイスケ「がんばってねぇよ!」
そしてドスドス!と部屋に戻るダイスケ。帰る両親。うがいしながらぺこぺこお辞儀してみる次郎ちゃん。
パパ「おまえな・・・。ややっこしいときに帰ってくんな!」
次「俺!?」
パパ「君!」
次「なんもしてない!おめ、なんだっけ!何もしてないよな、俺な!」
と、子供(太)に急に声をかける次郎ちゃん。
次「返事くらいしろよ!」
突然泣き出す子供(太)きっ!と次郎ちゃんを睨むパパ!
次「いや、してねって!俺!」
パパ「誰かいじめたのか?」
ってパパに見られ、やばいと逃げる次郎ちゃんでした。

☆晩御飯の次郎ちゃん。
子供(太)は迎えにくるといっていたお父さんが迎えに来てくれず、ものすごしょんぼりです。
お父さんは、お酒もパチンコもやめて、新しい仕事も見つけたはずだったんだけども。牧師さんだか神父さんだかも来てて、せっかく来てるんだったら、もっといいことゆってよーーー、なんですが。
次「無理だよ。そういう状況聖書に書いてないもん」
そんなことはないです。聖書に書いてることは、人生のすべてにあてはまるんですよ?
この子供(太)のように迎えが来なくてがっくりの子もいますし、ダイスケのように迎えにはきたけど、暴れて帰らなかった子もいます。
皮肉ですね、とかゆーのはシュウヘイ。
子供(太)こともっちゃんが元気ないんで、いなりずしが提供されます。それを子供より先にとる次郎ちゃん。
全員から、冷たい目で見られてもしょうがない所業でございましょう。
次「え。これ、違う。盛り付けだって。こいつの。ほら!」
でも、食べないんですよ。もっちゃん。
次「早く食えよ」
元一郎「いいじゃないですか。好きにさしてやりましょう」
次「だってこいつ食ってないと美味くないもん!」
姉「あんたのために食べてる訳じゃないの!」
しかし、食事中に小雪がもっちゃんのお父さんに電話をして、明日は迎えにくるという約束を取り付けてきました。ただ、時間がまだ解りません。
パパ「おい次郎!おめぇ、明日モリオをうちまで送ってけ」
次「俺が!?」
パパ「元にいとトモミ先生は明日から連休だ」
迎えにくるってゆってるのに!明日は午後から予定が入ってるのに!
パパ「午前中行けばいい」
ちくちょー!
そんなとき、次郎ちゃんにお客様。
次「俺に?」
小雪「女性です」
全員の目が集中。ぎくしゃくしながら、よっし!と食堂を出る次郎ちゃん。鏡をチェックし、上着を着て玄関から出ると岡本綾が。
岡本「ごめんなさい、急に。昔の携帯の番号しか知らなかったから」
次「あ、そうか。・・・でもなんか、似合わねぇな、全然(笑)うそうそうそ。どした?」
岡本「ちょっと、話がしたかったから」
次「あ、じゃあ中はいれよ」
岡本「いい。私子供苦手だから」
その子供らの小さい子チームは、とても楽しそうに覗いてます。
次「あっち行け、こら」
子供「こいびとー?」
子供「チュウするーー?」
楽しげな子供らは小雪によって家の中に連れていかれました。
岡本「今の人は?」
次「先生。ガキどもの」
岡「へー、綺麗な人ね」
次「あー・・・、でもカチカチなんだよね。大学院出てるらしいんだけど、理屈ばっかり」
岡本「明日サーキットこないで。マッチレースなんてやめたほうがいい」
次「なんで」
岡本「危険だから。1対1なんてヒートアップするにきまってるもの」
次「心配してくれてるの」
岡本「あなたじゃなくて、うちのドライバーのヒロトを心配してるの」
次「ま、でも大丈夫ですよ、絡まずにやさしーくぶっちぎるから」
そんなことできるはずないじゃないかって岡本綾。でも、監督が許可してくれたから次郎ちゃんは乗るのです。
岡本「監督・・・。あなたに諦めさせようとしてるんじゃないかしら。この世界は狭いもの。明日のレースの結果によっては、他のチームでも走れなくなると思う。負けたら、シャレになんないわよ」
そう言って帰って行く岡本綾ことタマキ。
次「タマキ!俺逃げねぇかんな!」
そうゆったけども、タマキは足を止めることなく行ってしまったのですわーー。
子供「あぁー、振られたー!」
子供「チュウできなかったー!」
次「ははは・・・!うるせぇ!笑ってんじゃねぇぞ!!」
窓からそういわれたけども、中に入ったら入ったで、階段に鈴なりになってる子供らから、ふられたー!ふられたー!次郎がふられたー!コール(笑)
次「俺がフッた!うるせぇ!ガキはさっさと寝ろ!」

☆筋トレ次郎ちゃん。
部屋に戻り、あれこれ思いながら文庫本を使って首を鍛えております。
佐藤琢磨は米袋がいいとゆってました。重さといい、フィット感といい。
今朝のことから、ヨーロッパのことから、負の記憶と向かい合う次郎ちゃんでした。

☆CM次郎ちゃん。
キーが見つからなくって。
「行くから行くから!待ってて待ってて!お願いお願いお願いっ!!」
が、がばいい・・・!!

☆むっちゃんを送る次郎ちゃん。
バスに座ってキーをくるくるまわしている次郎ちゃん。午後1時にレースなのに、なかなかむっちゃんが出てきません。
でも、ようやくパパが連れてきて、バス出発。途中、心配で、と休みなのに出てきた小雪を自転車ごとのっけて再出発。
しかし小雪よ、その体型のもっちゃんにプリングルスを与えるのはどうであろうか・・・。
車の中では、とにかく時間が気になる次郎ちゃん。青になっても気づかないほど。
そのせいでもあるんでしょうかねぇ。目的地まで到達しても、子供のウソに振り回され、狭い道をうっろうろうっろうろさせる羽目に・・・!

☆その頃の元一郎先生♪
もーー、素敵!かくれんぼの最中、机の下に隠れながら押入れのパパと話す元一郎先生!
真剣に話さなきゃとよじよじして出てきながらも、子供たちがやってくれば、一応隠れよう!と机の下に入ろうとするあたり、素敵!素敵よー!元一郎先生ーー!

☆逃げるむっちゃん、しかし彼のやれることには限界がありすぎる。
いつまでも家まで到着しないむっちゃんに、イラっとさせられる次郎ちゃん。
そんなキツく言わなくてもいいじゃないですか、と言われるほどキツめになってしまいます。なんせもう11時ですから。
見てくるともっちゃんは車を降り、次郎ちゃんはやってらんねー気分。
小雪「何イライラしてるんですか?何かあるんですか?今日」
次「あぁ!」
小雪「モリオくんに当たらなきゃいけないほどの?」
次「当たってねぇよ!」
小雪「そうでしょうか」
次「俺の一生がかかってんだよ!」
小雪「一生?大げさな・・・」
次「何も知らねぇくせに言ってんじゃねぇよ!」
小雪「知りません。知りたくもありません!」
次「だったら黙ってろ!」
きぃぃーーってなったら、バックミラーの中にもたもたと逃げるもっちゃんが。運転席から出ておいかける次郎ちゃん!
んでも、瞬捕。
もっちゃんは、お父さんに会うのが怖かったので逃げたのです。お酒もパチンコもやめてなくて、仕事もしてなくて、酔っ払ってまた暴れるだけに違いない。
そんなお父ちゃんには会いたくない、怖いと。
それじゃあ帰ろうと言う小雪とむっちゃんを見ていた次郎ちゃんの目が綺麗!
次「おまえ逃げんのかよ!ダメな父ちゃんって決まったわけじゃねぇだろ!パチンコばっかやって、働いてないかもしれないけど、おまえの父ちゃんなんだろ?よその真面目なカッコいい父ちゃんと替えることなんかできないんだから、ちゃんと自分の目で確かめた方がいいんじゃねぇか?あのな。逃げるのは・・・、負けんのと同じだぞ」

☆もっちゃんちまでやってきた次郎ちゃん。
ぼろいアパートの、布団を干してある部屋に向かうもっちゃん。
大丈夫。天気がいいからって布団を干すような人間に悪いヤツはいませんって!
しかし、布団を干したもののお父ちゃんは留守。がっくりと帰ろうとしたもっちゃんでしたが、そこに帰ってきたのはぬっくん!!
お父ちゃんのあぶらっけがすべて息子のところへ!!怒鳴られた小雪も、結構次郎ちゃんもびびり気味だったんですが、はっ!そのスーパーの袋に入っているのはいなりずし・・・!もっちゃんの好きないなりずしだ!!
よし大丈夫!と次郎ちゃんは判断し、僕たちはこれで失礼します!と小雪をつれて帰ろうとします。
ぬっくん「あんたは?」
次「あ?僕は、あ・・・、友達です!」
ぬっくん「友達だ?」
次「えぇ、だから、・・・名前なんだっけ・・・!もっちゃんの」
えーーって細目になるもっちゃん。真似する次郎ちゃん。
そして、小雪をひっぱって去っていくのでした。
小雪「放してください!なんて人なの!?」
次「早く乗って!」
小雪「急いでるなら勝手に・・・!」
次「いなりずし」
小雪「え?」
次「お父ちゃん買って来てたでしょ。おいなりさん」
小雪「あ・・・!」
もうイチイチ心配するこたぁないってことで、急いで発進の次郎ちゃんでした。

☆小次郎敗れたりの次郎ちゃん。
1時過ぎてようやくサーキットに到着した次郎ちゃん。
次「遅れてすいませんでした!あの、もしお許しいただけるなら、改めてマッチレースお願いしたいんですが」
監督「どうする?遅れてきたのはこいつだ。ヒロト、お前に任せる」
ヒロト「やりますよ。そのつもりで準備してましたから」
帽子を被りなおし、ありがとうとゆってから荷物を出す次郎ちゃん。ヘルメットや、レーシングスーツにはカメのアップリケがついていて、それを見ている小雪。
そして、ヒロトも、何もこんなアホな子らを選りすぐって連れてこんでもよろしいがな、という女二人(笑)

☆スタート直前次郎ちゃん。
初めて乗るマシンでスタートラインにつく次郎ちゃん。
あああ!!ヘルメットで顔がぎゅってされて、おっきなたれ目ちゃん系の目がつり目になってる!!次郎ちゃんがつり目に!
そんで、こんなところで次週にいかれても!