エンジン 第7話

05/05/30

あぁ、次郎ちゃん。
なんて可愛い次郎ちゃん。

☆大変だぜ次郎ちゃん!
さあ大変だ。施設の前にパトカーが!なんか一瞬伊武雅刀ちっくなひとがいたような気もいたしました。さらに、同級生のおかあちゃんまで来ています。
そこに急いで帰ってきた次郎ちゃんとトモミ先生。
ダイスケが人を殴って逃げたんです・・・!大人たちは、色々状況の確認。次郎ちゃんは、コーヒーをもらって飲んでます。大人チームじゃないのか、次郎ちゃんは(笑)!
殴られて骨にヒビが入ったマヌケ男は、トシくん。ハルミの元カレ。あぁ、って納得してみる次郎ちゃん。ダイスケがやってなかったら、次郎ちゃんがバスでひっかけてたかもしれない相手ですからね。
そこに、ものっそ怖いダイスケのお父さん、嶋田久作登場。あー、怖い怖い!
父「どんな教育してるんですか!!」
とものっすご怒っている嶋田久作。自分ちでもてあまして施設に預けてる割には態度がでかい久作ですね。
そうはゆっても、パパも元一郎先生も大人ですから、とりあえずどうぞ、とソファを薦めたら。
そこには、コーヒーを飲みながらマンガを読んでる次郎ちゃんが。
次「・・・・・・・・・?」
何??となる次郎ちゃん、しばらーーくして、あっ、すみません。と横にずれました。
立ちません(笑)
席も外しません(笑)
マンガは投げられてちぃーーって顔(笑)
そして嶋田久作は、問題にならないように、先方への謝罪はちゃんとしてくださいと。
パパ「じゃあ、お父さんは一緒に行って下さらないということですね?」
父「あなた方の責任でしょう!!私が謝りに行ったらダイスケの思うツボですよ。私たちを困らせ、苦しめたくてやってるんだ」
あぁ!?とムカつく次郎ちゃんは、コーヒーカップを持ってって、レイコさんに渡します。
次「おごちそうさまでした!」
レイコ「置いといて」
次「ここでいいですか?すいません」
お父さん、と困っている大人たちですが。その場から離れる時には。
次「ちゃんと言えばいいじゃん」
けっ!と捨てゼリフを残していくのでした。
出ていった先では、子供小チームが待ってます。
ダイスケ兄ちゃんはーー?と心配そうです。
次「しーー・・・っ!!ケンカだ、ケンカ。おまえらゲームばっかでケンカなんかしたことねーだろ」
蹴り蹴り!ってしながら子供らを部屋へと追いやる次郎ちゃん。アオイ兄妹も、ダイスケの同室シュウヘイも出てきますが、彼らも部屋へと追いやり、自分も部屋へ。

☆ナチュラルセクハラ次郎ちゃん
さーーって、部屋に入って着替えるか!と思ったら、女子チームが部屋に。
ハルミ「私のためにやったの、私がトシくんに」
次「着替えるつったろ!」
子供「捕まっちゃうの?」
次「相手ケガさしてばっくれたんだから・・・」
と、上を脱いじゃう次郎ちゃん。
きゃーー!!真剣な話してるのにーー!!と慌てる女子たち!可愛いぞ女子たち!
きゃー!きゃーー!と急いで部屋を出ていくんだけども、ミサエだけは出ていかない(笑)ミサエ・・・。大人じゃの・・・(笑)
次「おまえ、どこ見てんだよ」
女子たt「ミサエちゃん!早く!!」
ゆっくり見させておあげよ、女子たち(笑)

☆叩き起こされる次郎ちゃん。高校時代の可愛い思い出とともに♪
床で、かーーーっと寝ていた次郎ちゃん。乱暴に起こされる。
次「俺?」
姉「ダイスケのご指名」
次「うー、さぶ・・・」
ごそごそとふとんをかぶる次郎ちゃん。可愛い〜・・・♪
次「なんで。そういう時さぁ、普通元にいとかいくんじゃないの」
姉「来て欲しいんだって。一人で」
次「タイマンやる訳じゃねぇじゃん・・・」
ごそごそと寝ようとしている様がアホほど可愛らしい!ああああ・・・!!
姉「自分だってやってたくせにぃ」
次「何を」
姉「忘れたの!?ケンカして補導されて、『ねぇちゃん・・・、一人で警察に来てくれよ・・・』って頼んだの」
次「似てねぇし」
姉「こんな感じだったよー。お父さんに怒られるの怖くてさ!『ねえちゃん、一人で警察に来てくれよ・・・』!」
次「も、昔のこと持ち出すなよ!」
姉「あたしにとってはつい昨日のことなの!あんたの通信簿に卒倒したのも!女の子の電話に居留守使ったことも!ほらほら!ほらほらほら!!」
次「・・・全部ダイスケに関係ねぇじゃん、それ」
眠たいよぅ、と枕をかかえている次郎ちゃんをどうしてやったらいいの!ちょっと白醤油なんぞをつけて、頭からバリバリ齧っちゃえばいいの!?
姉「(準備、準備)ダイスケさぁ、お父さんでも、元にいでも、トモミ先生でも、本当の親でも、もちろんあたしにでもなく、あんたになら話せることあるんだよきっと。ね?」
次「くーー・・・・・」
このままじーっと見ていたほどの可愛い次郎ちゃん♪♪
を。
姉「(べし!!)」
次「!起きた」
姉「うん」
次「おきた・・・」
いいなぁぁーー!!ねぇちゃん!こんな可愛い次郎ちゃんなんか見飽きているなんてさぁぁーーーー!!!

☆教会での次郎ちゃん。
眠さをこらえ、バスで教会に向かう次郎ちゃん。
あわわ!と出てきた神父さんに言うのは。
次「夕べのピアノの鍵盤、あれですからね!あれ、俺じゃなくて、ほんと、聞いてください!」
なぜピアノにだけこんなにも必死なのか、次郎ちゃん(笑)
次「いや、ほんと聞いて下さいよ。実は、俺も1回押したら戻らなくなって、でも全然問題なかったんですよ。ほんとに!」
神父「お願いしますよ・・・!」
次「(ちゅーー)俺じゃないですからね、あれ!」
とにかく、何よりも、この世の中にあるどんな事柄よりも!教会のピアノのことが気になる男、次郎ちゃん。
そんなにダイスケと喋るのがイヤなんでしょうか(笑)
だって、来いって言うから来てんのに、なんだよ、とかゆーんですもん。
次「なんだよじゃねぇよ。用があって俺のこと呼んでんだろ?」
ダイスケ「別に」
・・・!!このガキ!と拳を固める次郎ちゃん。やっていい!?って神父さんにおうかがいもたてますが、
いいってゆってくれる訳もなし。
あーーー、イライラするーーー!と貧乏ゆすりな次郎ちゃん。
次「なんでもいいから話せよ。先輩が聞いてやっから」
ダイスケ「おまえに話すことなんかねぇよ」
次「解った!好きにしろ!」
と、立ち上がりさっていこうとする次郎ちゃんを押しとどめる神父さん。
次「だってあいつが言った!」
ダイスケ「警察だよ。警察に連れてけ。あのボロバスで」
次「連れて、け?け!?け!?だこの野郎!!言い方考えろてめぇ!!(はっ!!)俺じゃなくて、バスですか!?じゃあ!!」
バスの付属品だった次郎ちゃん(笑)

☆CMの次郎ちゃん。
あーら素敵♪こういうスタイルって好きだわーーー♪似合うー!

☆軽くお仕事中次郎ちゃん。
へー、気温が違うだけでこんなにセッティングが違うんだーー、と、セッティングシートだとかゆーものを眺めてながら、あ、電話。風の丘ホームに電話して、警察にちゃんと送り届けますと連絡。
ダイスケを連れてきた神父さんには、
次「(ピアノ)ほんとに俺じゃないっすからね!!」
ピアノは高いものだと思い込んでいるんでしょうか・・・(笑)
ちなみに風の丘ホームでは。
元「次郎さん一人でほんとに大丈夫なんでしょうか」
と最もなことをゆーておったのでした(笑)

☆送迎次郎ちゃん。
次「あーー眠い!(ずずー)おまえのせいでなぁ!なぁ!!返事くらいしろ!?」
ダイスケは一番後ろの席でじーーっとだまってます。
次「おまえハルミのことが好きなのか」
ダイスケ「そんなんじゃねぇよ」
次「ハルミちゃんを捨てやがってパーンチ!じゃねぇの?ダイスケはハルミがダイスキ。おまえ変えれば名前、ダイスキに」
ダイスケ「のど」
次「はぁ?!のどがなんだよ。痛ぇのか、乾いたのか、撫でて欲しいのか!出せあご!ほら!!」
やーん!撫でて撫でてーー(笑)!
ダイスケ「乾いたんだよ!」
次「だったらはっきり言え!バカ!!」

☆コンビニ次郎ちゃん。
店員「こんにちは。いらっしゃいませ♪」
次「こんにちは」
朗らかな挨拶を交わす二人ですが、ダイスケは仏頂面。次郎ちゃんが買ったジュースをとろうとしましたが、それは次郎ちゃんが飲んじゃう。
ダイスケ「おぃ!」
次「なんだよ」
ダイスケ「俺のは」
次「あー?しらねぇよ自分で買えよ」
ダイスケ「金なんかねぇよ!」
次「・・・(振り向く)そういう時なんてんだ」
ダイスケ「おごれよ」
このガキ・・・!と挑発的にジュース飲む次郎ちゃん。
ダイスケ「先輩だろ?」
しかし、ジュース飲みます。飲んで飲んで・・・。
ダイスケ「早くなんでもいいからおごれよ!!」
次「・・・。何でもいんだな」
ダイスケ「あぁ」
次「すいませんこれください」
買ったものは『まむしいっぱつ』(笑)
なんでもいいんですからね。そりゃもう、問題なしです。問題なし!
ひゃひゃひゃ!と子供のように喜んでいた次郎ちゃんは、はっ!とやばいことに気づきました。
次「もしもし!」
岡本綾『どうしたの。メカニックの始業時間過ぎてるわよ』
次「ごめん、今ね」
ダイスケ「・・・早くしろよ・・・」
次「えっと、ちょっとね。寝坊しちゃって、寝坊」
岡本綾『セッティングシート、あなたが持って帰ったんでしょ。早く来てもらわないとみんなが困るのよ』
次「すいません!だから。今からすぐにシャワー浴びて、着替えたらすぐに行くんで!とにかく、すぐいきます!ごめん!」
次郎ちゃん。
そのセッティングシート、今持ってるんだから、コンビニからFAXすればよかったのよ?解った?
困った困ったと思っていたら、運転席にダイスケが座り、カギかせ!ゆーてます。
慌てず騒がず部屋の鍵を渡す次郎ちゃん。
あれ?あれ?となってるダイスケは。
・・・高校生じゃないのか!?ものすご幼い感じですが!ダイスケ!
次「気づくだろ!バカ!ダメダメダメ!無理無理!ハルミは無理!どけ!」
ダイスケ「ハルミは関係ねぇだろ!」
次「早く乗れ!なんだこれ!」
席に落ちてるまむしいっぱつをサイドポケットに。
が、ダイスケはふらふらーーっとどっかに行こうとしてます。
次「も、なんなんだよほんとに!も、ハルミって言わねぇから!!」

☆チェイサー次郎ちゃん。
ダイスケを追いかける次郎ちゃん。グラウンドに逃げ込むダイスケを追いかけ、ラクロスをしている女子たちの間でチェイス!飛び越え方もカッコいい次郎ちゃんは、女子たちの間で見事にダイスケをホールド!!
そこに電話が!
捕まえてるダイスケに逃げられないように押さえつけながら、電話に出てみるとトモミ先生。警察署の前で待っているようなのです。
次「いいから待ってろ!!」
乱暴な次郎ちゃん。
次「おまえ、警察行くつったのはったりか!?なぁ。まむしいっぱつおごってやったじゃねぇか、だましてんじゃねぇぞ、この野郎!そんなんだからオヤジに見捨てられんだよ!(暴れるダイスケ)だから、疲れることやめろ!おれだって仕事あんだよ最後まで付き合ってらんねーぞ!(電話)ちょとまて!電話・・・!なんなんだ・・・!だから!トモミ先生待っててってつってんじゃん!もぉ!」
岡本綾『はい?トモミ先生?』
次「あ・・・、やば・・・!」
岡本綾『あたしじゃあ悪かったみたいねぇ』
次「いや、だからさ。シャワー浴びたらすぐ行くって言ったじゃん」
岡本綾『近くにセッティングシートある?新しいフラップの角度知りたいの』
次「フラップ?フラップは、19度」
岡本綾『19度。よく勉強してるじゃない?』
ブチ!!
えっ!と驚く監督。
岡本綾「(えへ♪)」
あら、可愛らしい(笑)

☆さらにチェイサー次郎ちゃん。
次「間違えちゃったじゃねぇかよ!!」
しかしまたまた電話!
次「ちょと待てちょと待て!」
ダイスケを押さえつけつつ、名前の確認。
次「トモミ先生」
てなところで振り払われ、放り出される携帯。ダイスケに拾われ、さらに投げ飛ばされる携帯!
トモミ先生「もしもーし!なんで答えないの!?次郎お兄さん!?」
携帯をひろったコギャル「・・・次郎お兄さんとか言ってる・・・」
トモミ先生「次郎!!」

★その頃の元一郎先生。
元「・・・つながりませんね。だから僕は反対だったんです!息子さん一人行かせるのは!」
パパ「いやしかしダイスケが」
元「園長。我々は保育の専門家なんです」
きりり!とパパに意見する元一郎先生。しかし、パパにはパパの考えがあるんですねぇ・・・。

☆さらにさらにさらにチェイサー次郎ちゃん。
さらに追いかけてる次郎ちゃん。その上、追い抜いていく次郎ちゃん(笑)
次「よっしゃ!!フゥー!お前俺に勝てると思ってんのか。俺レーサーだよ?」
ダイスケ「メカニックだろ」
次「うるせ。お前警察行くのびびってんだろ」
ダイスケ「びびってねぇよ」
次「ハルミにも言っとくからなぁ。ダイスケは警察が怖くて逃げ回ってたって」
ダイスケ「だから逃げてねぇって!」
つかみかかり、振り払われるダイスケ。
次「はー・・・。好きにしろおまえ」
そうして、次郎ちゃんはダイスケを置いて帰ろうとするのです。
ダイスケ「おい!おい!待てよ!」
あーー、足いて、と叩きながら歩いている次郎ちゃんに声をあげるダイスケ。
ダイスケ「行きたいとこがあんだよ!警察行く前に、行きたいとこあんだよ!!」
その必死な声に、振り向く次郎ちゃん・・・。

☆病院までやってきた次郎ちゃん。
バスがやってきたのは、ダイスケの実家であるクリニック。でかいです。兄貴が継ぎます。
行けよって次郎ちゃんは言うけども、そんなことをするとたたき出されちゃうダイスケ。
なのでどうするかってゆーと。
ダイスケ「午前の診療が終わったら、オヤジで手くるから」
次「午前の診療!?」
時計を見て、電話を見て、あーーあーーあーー!な次郎ちゃん。ダイスケに向かっても、あーあーあー!!!って激しくアピール。ムシされてますけども(笑)
次「ぜってーまずいよこれ・・・。あのなぁ、うちらの会社も厳しんだよ!おまえの親父も厳しそうだけどさ。・・・良くあんなのつっかかってくなおまえ」
ほんとにねぇ。よくあんな顔の長い人につっかかっていけますよねぇ。
ダイスケ「・・・ずっと誤解されてきて」
次「え?」
ダイスケ「俺、親父や兄貴みたいになんでも上手くできなくて、いつも必死にでやってんのに、恥をかかせたいのかって」
口元にペンをあてている次郎ちゃん♪何かくわえたら日本一を越えて、口元になにかあったら日本一!
次「何度も何度もいわれて、だから言いたいだ。親父やお袋を苦しめたくてやったんじゃないって。誤解されたまま、警察に行くはイヤだから」
次「・・・。そっか」
しんみり。と、バックミラーに嶋田久作が!はっとシートで口元を隠し。・・・なぜ?いや、可愛いからいいけども(笑)
おい、とダイスケに合図。次郎ちゃんはシートを助手席に投げ、ダイスケはバスを降りるのです。

☆見守る次郎ちゃん。
バスから、ダイスケの様子を見守っておりましたが、嶋田久作は車を出してしまいます。次郎ちゃんは、その車が横に来たところで、クラクションを激しく鳴らし、無理やり車を止めさせました。
いけ、とダイスケに合図。
開けろよ親父!ゆーてたダイスケが、開けてよ父さん!に変わったんですが、先週くらいから、あれ?ダイスケっていくつ??感が非常に高くなってまいりました。
確か高校生だと思っていたけれど、実は中学生?やっけに幼くない!?かと。大学生ともめてるところなんか、まったくもっての子供だったんですが。高校1年くらい??
そんな幼いダイスケの訴えにも、嶋田久作は車を出してしまい、次郎ちゃんはハンドルをバン!!と。番宣でも流れ、はねるの扉でも真似られた印象的なシーン。
ここの顔がグゥでしたなぁぁぁ!!
車においてかれたダイスケは、とぼとぼとバスに戻ってきて、バスを通り過ぎ、ずーーっと坂を登って、見えなくなる前に振り返って、でも行っちゃいました。
じーっとそれを見送る次郎ちゃん。どこまで行くねん、ダイスケ思いましたら、しかしダイスケは戻ってきたのです。
ライトをちかちかさせて合図する次郎ちゃん。
徐々に急ぎだすダイスケ。
ふっと笑う次郎ちゃんは、サイドポケットからまむしいっぱつを取り出し、窓をあけます。バスの前に立つダイスケに。
次「ひかれんぞ!」
と、投げ渡すのでした。
車に乗ったダイスケは、一番後ろの席で、しくしく泣き始め、電話が出ても出られない次郎ちゃん。トモミ先生からの電話に出ないまま電源切って、好きなように泣かせてあげたりなんかして。
んーー、お兄ちゃんっぽい!

☆警察署の次郎ちゃん。
トモミ先生「何してたんですか!」
次「え?いや、まだいてくれたんだ」
トモミ先生「だってあなたがここで待ってろって言ったんじゃないですか!どこ行ってたんですか!」
次「だから、あいつと。・・・ドライブ」
両手でピースの次郎ちゃん。
トモミ先生「すっごい非常識ですね。いつもいつもっ」
次「ちょっと気分転換で!」
ダイスケはバスを降り、トモミ先生と一緒に警察へ。
ダイスケ「俺、戻れるかな。ホームに」
次「戻れんじゃねぇの?(小指をたてて、口元でハ・ル・ミ)待ってるし」
ダイスケ「そんなんじゃねぇし!」
ちょっと勢いもついて、実際に警察署に入っていくダイスケには、ダイスケ!待ってるぞ!って、声かけついでに、まむしいっぱつを飲むようにも指示。元気を出してもらいたいもんです。
で、ふと時計を見て。
次「シット!」
もう夕方ですよ?次郎ちゃん。

☆謝る次郎ちゃん。
結局1日会社に来れなかった次郎ちゃん。マシンの前で、ごめん!!と岡本綾に謝りました。FAXで送って休むって言えばよかったのにー。まだまだサラリーマンのやり方をしらないな?
岡本綾「長いシャワーだったわね。一体どこを洗ってたの?」
次「ごめんなさい!ほんとに!」
岡本綾「セッティングシートはエンジニアが作り直しておいたわ」
そうね。誰かが作ったもんだから、データとかは残ってるはずだものね。
次「じゃ俺今からリチェックするわ」
岡本綾「今から?」
自分の工具箱に向かうと、メモが貼ってありました。『もしもしカメよカメさんよ。どうしてそんなに遅いのか!!!』って。最初は、坂本って誰!?と思ったけども、よくよくみたらメカニックの名前が全部書いてあるんですね。ヘイポーって誰だよ!ヘイポーって!リアルダメ人間はよ(笑)!
岡本綾「ねぇ。今日、何かあったの?」
シャツを脱ぐ次郎ちゃん。
次「いや」
シャツを腰に巻いて、時計をはずして、さ、ようやくお仕事です。

☆いいとこを邪魔する次郎ちゃん。
子供たちにダイスケのことを説明するトモミ先生。そして、暴力っていうのはなぜいけないかについて元一郎先生が語ろうとしたところで。
次「ただいまー」
子供たち「じろおー、じろおー、ダイスケにいちゃんがかえってくるってーーー」
あああ!また元一郎先生のご機嫌を損ねちゃったよ!次郎ちゃん!!
次「なんだよ一人へりゃ少しは静かになったのに」
なんてことをノンキに次郎ちゃんがゆってる時、パパはスーツで外出・・・!

☆夜、次郎ちゃんの部屋で。
頭にチューブを巻いたままうつらうつらしていた次郎ちゃん。ドアがノックされ、はうっ!と起きたらチューブが首のところに。
入ってきたのはトモミ先生で、うーーって眠たそうな次郎ちゃんは、何・・・とちょと無愛想。
トモミ先生「あ、えっと、ダイスケくんが伝えてほしいって」
次「ん?」
トモミ先生「まむ、まむ・・・」
次「まむ」
トモミ先生「ほら」
と飲むまねをすると。
次「まむしいっぱつ?」
トモミ先生「それです!美味しかったって」
次「あ、そぉ」
トモミ先生「ダイスケくんのお父さんに会いに行ったんだったら、先に言って下さいよ。怒ったあたしがバカみたいじゃないですか」
次「そっか。ごめん」
トモミ先生「でも、ほんというと、あなたはちゃんとダイスケくんを連れてきてくれるって思ってました」
首からチューブはずす次郎ちゃん。
次「俺も」
そして、頭にかけなおします。
次「ほんというと、ちゃんと先生が待ってくれてると思ってました」
トモミ先生「・・・」
ふふ・・・(はぁと)なラブな空気。
トモミ先生「そうですか」
ラブ、な空気になったところで、また次郎ちゃんの首に落ちていたチューブを引っ張るトモミ先生。トモミ先生、さすが、細かいことを気にしないお人柄!
次「ちょと、なに!」
トモミ先生「(首をしめかけたことは気にしない)これなんですか?」
次「いや、首を鍛える、やつ」
トモミ先生「へー、面白そうですね」
次「やってみる?」
で、なんかラブラブとチューブをでこにかけてみたり、なにやらかにやらと楽しげに♪やっていたらそこにお姉ちゃんが!
これは気まずい!!
姉「(驚愕)トモミ先生・・・!」
トモミ先生「(驚愕)あのダイスケくんとまむしの」
姉「・・・?」
トモミ先生「失礼します」
そうしてラブだったトモミ先生は出ていっちゃったのでした。残るのは、テンション低めのお姉ちゃん。
次「なんだよ」
姉「あぁ。何って訳じゃないんだけど」
チューブを再びデコにあてる次郎ちゃん。
姉「まだ諦めてないんだ。レース」
次「何回も同じこと聞くなよ」
姉「ま、がんばんなよ」
次「ん?」
ってお姉ちゃん見る次郎ちゃんなんです。そんなことをお姉ちゃんが言うなんて・・・?
姉「お父さんも、ほんとはそう思ってるのかもしれないね」
次「い!?」
姉「あたしは応援しないけどね、全然!」
いつものように反射的に叩こうとしたお姉ちゃんだったけども、その手はとまり、今日こそは!とセッティングシートで頭をカバーした次郎ちゃんは、いつまでもやってこない打撃に、こっちか!と横をカバーしたりもしたんですが・・・。
お姉ちゃんは何もしないまま、出てっちゃいました。
次「あれ?いつも・・・。(叩くまね)ん?」
その夜は風が強かったです・・・。

☆数日後の休日の次郎ちゃん。
食堂でテーブルに突っ伏して寝ている次郎ちゃん。子供たちも全員集められていて、なんとなくわいわいした雰囲気。次郎ちゃんは子供と小競り合いを始める始末。
そこにパパが。
パパ「ちょっとみんな、聞いてくれるか」
子供たちざわざわ。
元一郎先生「ちょっと静かにしてくれるかな」
トモミ先生「あきらくん!次郎お兄さん!」
次「みんなの前で言うのやめろよ!」
えっ!じゃあ二人っきりならいいの!?それが二人のラブな呼び名(笑)!?
次「なんなの休みの日に・・・」
そして、ぐてーーって寝に入る次郎ちゃんだったんですが・・・。
パパ「話しておかなくてはいけないことがあるんだ。この風の丘ホーム、を、残念ながら、閉じる事になった」
え?って次郎ちゃん、子供たち。
パパ「びっくりさせて申し訳ない。急にここを出ていかなきゃならないことになってね。でもこれは誰の責任でもない。私一人で決めたことだ。で、みんなの行き先は」
テーブルに突っ伏していたけども、起き上がる次郎ちゃん。
パパ「私が責任を持って探すんで、心配ない。ただ全員の卒業を最後まで守ってやれなくて、その点は申し訳ない」
次「急に何言ってんの?ねぇ」
子供たちもざわざわ・・・。
パパ「これはよくよく考えたことだから」
元「園長、ホントに方法はないんでしょうか」
パパ「この土地を貸してくれてる地主さんってのがいてね。その人の希望なんだ」
トモミ先生「お願いの余地はないんですか?」
元「説得する方法なら、いくらでもあると思いますよ」
パパ「そう思ってやってきたんですが。すみません」
しーーん。
次「・・・。それ、冗談でしょ?じゃ、はいはい!!俺はどこに行けばいんですか!」
パパ「おまえはどこだって暮らせるだろ」
次「・・・じゃこいつらは。こいつらどーすんの」
パパ「だから」
次「だから何」
パパ「さっき言ったろ」
次「それ勝手だろ。どうすんだよこいつら、なぁ、姉ちゃんどうすんだよ。・・・元兄さんもさ、黙ってないで、ねぇ!トモミ先生も!解んないじゃん、そんないきなり言われたって!・・・。じゃ何?こいつらバラバラに放り出すってこと!?」
姉「やめなさい次郎!」
パパ「そういことで、ほんとに申し訳ない」
次「そういことじゃないよ。親父!ちょっと待てよ!親父!!」
食堂を出るパパをおいかける次郎ちゃん。
次「ちょと待てよ!解るようにちゃんと話せよ」
パパ「そりゃ俺だってばらばらなんかにしたくなかったよ。だけど、世の中どうにもならないことがあるんだ」
次「どうにもなんないって、何簡単に諦めてんだ!」
パパ「何も知らないくせに勝手なことを言うな!この数日間、地主の前で何度頭を下げたと思ってんだ、近所の弁護士とも徹底的に話したよ。全然耳を傾けてこようとしない」
次「俺が話つけてくる!」
パパ「おまえが行ったら元も子もない!」
あーー、そうねぇーーー(笑)
次「通していいのかよ、こんな話!」
パパ「借地料だってそれは、ひょっとしたら出ていかなくてもいいかもしれない。近所の誹謗中傷だって、徹底的に戦って認めさせたケースもあるよ。でもそれはね、ものすごく時間かかることで、その間は泥沼だよ。地獄だよ。そんな揉め事、子供たちに見せられるか。出てけ出てけって言われてる場所にいて、子供がどんな思いするのか考えてみろ」
次「だからって!・・・それで出てくなんて、ただの負けじゃねぇかよ!なんだそれ・・・!」
パパ「・・・どうしたんだ、次郎」
次「何が!」
パパ「おまえが、子供が嫌いだったんじゃなかったのか」
黙ってしまい、窓の向こうに見えてる子供たちを見る次郎ちゃん。
パパ「次郎よ。この仕事には、勝ちってことはいらないんだよ」
そんなパパを次郎ちゃんは見ます。
パパ「子供たちを守るために、あえて負けるんだ」
苦悩するお父さんの横顔をじっと見る次郎ちゃん。耳をかりかりして、もう一度子供らを見て・・・。子供らも見てますよーー!
果たしてどうなってしまうのか風の丘ホームーー!