2010/6/21 7話
<蓮タン解任…!>
葉月蓮介の解任を提案された蓮タン。
蓮「解任の理由をお願いします」
インド進出の件やら、上海工場の凍結の件やら、一連の騒動で会社に被害を与えたことなどが理由でございます。
なので、蓮タンを解任して、風見を次の代表取締役にしたいと。
それを聞きながら、小首傾げてるのかーわいーー
部下「何かご意見は」
蓮「特に」
部下「では、この件を取締役会に」
蓮「その必要はありません。皆さんとの意見の相違が明らかになった今、これ以上ここに立ちたいとは思いません。
お疲れ様でした」
シャツひらーん
続いて、社長室のお片づけ。
二宮「どういうつもり」
蓮「何が」
二宮「ホントにそれでいいの」
蓮「後はあいつらがなんとかしてくれるよ」
写真立てを取り上げて、ひっくり返してギターケースにおいて。
蓮「二宮(ナイス角度!)今まで。ありがとな」
ちゃき、っとサングラスかけて、かっちょいいですけど。かっちょいいですけど、夜!社長夜っっ!
そして、蓮タンは車で帰っていくのでした。うぃーんって屋根閉めて、きゅきゅきゅー!<エルカ、カラオケ中でも友達のことを気にかけています。いいやつ!>
エルカだけに、イルカを歌おうとしたところで、携帯ニュースにレゴリスのことが出ているのを発見。いち早くゆっちゃんに電話。
ゆっちゃん「てかちょっとごめん。いま取り込み中なんだー」
エルカ「それどこじゃないよ。葉月さん、首になっちゃったんだって!」
ゆっちゃん「えっ!?うそ!」
返す刀でパパに電話。
ゆっちゃん「やっぱり組んでたんだね、風見くんと」
ゆっちゃんパパ「柚月、それはだな」
ゆっちゃん「言い訳なんか聞きたくない!」
ぶちっ!
その後、レゴリスとマストポールとは業務提携へ。<業務提携発表&ぱーちーの席で>
風見からワインを渡される二宮。
二宮「シュウメイどこいったんだろうねぇ」
風見「やっぱり気になるんですね。シュウメイのことも蓮さんのことも」
二宮「風見くんさぁ、蓮介のこと陥れるために、あたしに近づいたー?」
風見「違います。それだけは本当に」
二宮「それだけはー?って」
風見「特に深い意味はないですけど」
二宮「風見くんと蓮介って、見たとこすごくいいパートナーって感じしたけどな」
そんな空気になっているとはつゆ知らず、助手たちが真絵美さーん!と食べ物を持ってきて、やっべー!と二人の間を通り過ぎていく。
がさつである。
お似合いである(笑)
風見「父の口癖は、貧乏人にはなるなでした。僕は小さい頃からずっと勝つ方法を考えてきた」
その頃の蓮タンは、車を運転中。
風見「そしたら蓮さんに出会ったんです。この人についていけば絶対に間違いない。そしてその勘が当たりました。だから蓮さんには感謝してます。うちに残ってくれますよね?」
どうするの、どうなるのと気にしている助手たち。
風見は、ゆっちゃんパパと記念写真お願いしますって呼ばれてその場を離れるのでした。<蓮タンあっちへふらふら、こっちへふらふら>
車を停めたら、矢沢永吉のチケットが取れた!と喜ぶ若い女の子二人が。
なんでYAZAWA!?
YAZAWAにかけらも興味がないタイプです。
そのYAZAWA女子たちに気づかれ、クビになったんでしょ?とか言われてる蓮タン。
相手にせず、餃子屋へ。
ここで、いつもの席っぽいとこに行きましたが、二人客が来たんで、カウンターに移動。
この店に一緒に来たシュウメイのことが思い出される…。
吸おうとした煙草を折って灰皿へ。
その後、ホテルで荷物の整理。テレビ見ながらこうやって入力してて、後からみると、『霊視』ってなってました。
蓮タン、ホテルで何してたの!?
整理でしたよ(笑)SEIRIとREISI(笑)うちまつがい(笑)
写真立てを持ち続けているものの、ひっくり返しておいてね。
また煙草を折って、二宮からの電話に出ません
こうして、何年も住んだホテルをチェックアウトしていったのでした。
何年も過ごしてそんなすぐに…。荷物を増やさないタイプかー!<二宮とよく似た蓮タンママ、あれこれ気になる>
素敵なテラスにて、よく似た女二人が語るの巻。
蓮タンママ「あの子のことはね、基本、ほっといたの。でも、たまーに、心配になんの。たまにね。一人でも生きてけるようにって小さい頃から突き放して育ててきた。あの子のためを思って、あたしは女を捨てるってことしなかったわ。だから、あの子がいい年してあんななのは、あたしのせいじゃないかなーって。時々ね。いつまで一人で肩をいからせて、生きていくんだろって」
そんなことを言いつつ帰っていく蓮タンママ。
蓮タンママ「真絵恵ちゃん!蓮介のそば、離れないでいてあげてね。後でさ、なんか美味しいもん、おごるから」
離れませんよ、二宮は。ほの暗い思いを抱えている女ですから…!<田鶏の可愛い看板娘ちゃん♪>
そのほの暗い思いを抱えつつ、二宮が田鶏に行ったら。
ゆっちゃん「へいらっしゃい!」
二宮「何やってるの」
ゆっちゃん「ここで働くことにしたの。時給730円」
マスター「本業の合間に働かせてくれないかって言うから。願ったりかなったりだと思って。いい看板娘になってくれると思うんだよねっ」
二宮「出来るの、料理とか」
ゆっちゃん「あのね、バカにしないで。あたしだってこれくらい!」
しかし芸術的なあわあわがマスターにひっつくばかり!
マスター「ゆづちゃん!真絵恵ちゃんに水出したげて」
ゆっちゃん「はい〜」
二宮「来ると思ったんじゃないの?蓮介。ここで張ってれば」
きっ!
ゆっちゃん「自分だってそう思ってるくせに」
きっ!と素敵なゆっちゃん。
テツさん「ううっ、うっうっっ」
マスター「ごめんね、うるさいよね。迷惑だからに二階いこ!」
ぴょーーん!と出てくるテツさん。
テツ「あれいたいのか。シュウちゃんがいなくなっちゃったー!」
はいはい!上行こう!とおっさん二人がいなくなり、ゆっちゃんは、二宮の隣にちょんと着席。
ゆっちゃん「シュウメイ、上海に帰っちゃったのかな。だって葉月さん、プロポーズしたんだよね」
二宮「そうだね」
ゆっちゃん「じゃなんで」
二宮「あいつね、自分の生き方変えられなかったんじゃないかなー」
ここで、地下鉄のホーム?にいる蓮タンが!背中からですが、傾き加減が!もーーー
この角度美人め!!
斜めったまま、シュウメイのポスターを見てるんですよ!
ナイス角度!
二宮「迷ったんだと思うんだけど、レゴリス選んだんだね」
ゆっちゃん「なのにレゴリスも失った」
二宮「違うな」
ゆっちゃん「え?」
二宮「失ったのじゃなくて気づいたのかも。違うって」
蓮タンは、首を抑えつつ、ホームを立ち去るのでした。可愛い〜〜♪
二宮「新しい答え、みつけようとしてんじゃないかな」
ふーんってゆっちゃんでした。<ゆっちゃんパパーーー!おまえ何を言うーーーー!!>
蓮タンは、フリマをふらふら。
よさげな椅子を見つけると、作った兄ちゃんが、半額でいっすよと。
蓮「いや、1万、それ以上だな」
兄ちゃん「えっ?」
蓮「いいよこれ」
でも、買ってはくれないんっすね、兄さん。続いてあれこれ見ようとしていたら
ゆっちゃんパパ「葉月くん!」
唐突にゆっちゃんパパが。
ゆっちゃんパパ「いやー、懐かしいな。君と初めてあったのはこのフリーマーケットだった。君は手作りの家具を売ってた。いい腕をしていた」
蓮「あなたが俺に一番最初のお客さんでしたね」
ゆっちゃんパパ「うん、うん」
蓮「しかしうまくやりましたね」
きりっ!顔の蓮タン。
蓮「マストポールとレゴリス。この二つが手を組めば、敵なんてないんじゃないですか?まぁ、風見と一緒に家具業界を引っ張ってって下さい」
やや上目!そして去っていく蓮タン…。
ゆっちゃんパパ「待ってくれ!…やり直してみないか」
蓮「お断りします」
ゆっちゃんパパ「どうしたんだ!プライドがそんない大事か!一度くらい涙を流して私の手を握ったらどうだ!ありがとう。恩に来ますって」
パーパーーーー!!!何をゆーておるのかーーーー!!
怖い!ゆっちゃんパパが怖い!
ここで、赤い怪獣ちゃんが、ドラマ『素直になれなくて』について言っていたことを思い出すのです。渡辺えりが、玉山鉄二にとんでもないセクハラをするってゆってました。
どんな!?と思ったんですが、そんなことが脳裏をよぎる。
パパーーーー!!
こらーーーー!!!
ゆっちゃんみたいに可愛くもないのに何をゆーておるのか、パパよ!
蓮「…ありがとうございました」
一応、頭は下げてみましょう。
ゆっちゃんパパ「君の才能を私は心から買っていた。それだけは本当だ」
にしても、パパ、何を口走っておるのか…!!<まぁ!ショートカットと短パンが♪>
レゴリス社内でうだうだしている二宮に、こりゃいかん!と行動したショートカット。仏像の頭を小脇に、小粋に抱えた短パンを引っ張って二宮のもとへ。
ショートカット「真絵恵さん!行って下さい。私たちにかまわず!ホントは葉月さんのこと探したいんでしょ!?」
二宮「何言ってんの?どしたの?」
ショートカット「私のことはこいつが面倒みますから」
短パン「えっ?」
ショートカット「えっ!?私のこと好きなんでしょ!?だから、あたしたちにかまわず行って下さい。もうとっとと葉月さんのもとに行って下さい!」
そしたら、ほんとにとっとと行っちゃったようです。
ショートカット「いやー、まさかあんな一言で動くとは。大人って物事を複雑にかんがえすぎなんだな」
短パン「指輪のサイズ、どのくらいかな」
ショートカット「何気にしてんの!無理!」
いや、いいカップルだと思うよ。CMでやってた、ほとちゃんと、永作博美っぽい感じかな?<契約打ち切りに行く二宮>
風見「あなたは僕の何を知ってるんですか。僕は蓮さんが持っていたもの、やっと全部手に入れたんだ」
二宮「あいつは手に入れるなんて1ミリも考えなかったと思うよ。あいつがやろうとしてたのは、ばらまく。だったの。家具に想いを込めて世界中に。私はそれをちょっとでも手伝ってあげたかったんだよね。社長、もういっかな?」
出て行く二宮。そしてやっぱり社長室の証明って素晴らしいよね!風見も綺麗〜〜!<そうは言っても、レゴリスを眺めてしまう蓮タン>
レゴリスの前に車を停めて、見上げていたら、エスカレーターから降りてくる雉畑ん発見。
電話しちゃれ!
雉「葉月さん?」
蓮「前から思ってたんだけどそのスーツに、そのネクタイ。違いません?」
雉「あれ!?どこ!?」
慌ててきょろきょろしたら、道路の向こうで手を振ってる蓮タンが。可愛いにゃ〜
そして二人でオープンカフェへ。おされオープンカフェ。
雉「風見から連絡があって、戻ってほしいと言われました。でも、断ってきたところです」
蓮「どうしてですか」
雉「私にとってのレゴリスは葉月さんですから。葉月さん今こそ、やり直しませんか。また1から私たちの手で家具作りを」
蓮「葉月さんって言うの、やめて下さい。蓮介でいいです
。気持ちは嬉しいんです。風見からオファーがあったなら、レゴリスに戻ってやって下さい。そしてレゴリスを、見守って下さい」
雉「そんな…!」
蓮「お願いします」
手を出す蓮タン。もー、指の反り方ぜつみょー
そして、にこっと笑って、ネクタイする真似をして帰っていくのだった。
かわゆすーーー<田鶏のほんとに可愛い看板娘、ゆっちゃん>
田鶏で、水まきしてるゆっちゃん。
かーわーゆーすーー!
そしてついに、張っていた甲斐があって、蓮タン登場。
あれ?って蓮タン。にこーー!なゆっちゃん。
せっせとお茶も入れますね。
蓮「なんでゆづがいるの?」
ゆっちゃん「なんでってー?マストポールの娘とか、会社とか全部ぬきにして考えてみたかったの。なんであなたにちゃんと相手してもらえなかったのか、とか色々」
蓮「相手してたけど」
ゆっちゃん「してなかったよ!」
お茶を出して、カウンターによっかかり。
ゆっちゃん「パンダの着ぐるみはないよ?」
そこから、椅子に座るゆっちゃん。
ゆっちゃん「なんかすっきりしちゃったね、お互い」
蓮「あぁ」
ゆっちゃん「これで初めて裸なおつきあいが出来るって感じじゃない?」
蓮「うん、そうかも」
つつつと椅子を寄せていくのも可愛いなー。
ゆっちゃん「じゃさ、じゃさ、これから裸で付き合い。する?」
じーって見つめあう二人。
蓮「まだお昼前だよ?」
で、二階見ると、降りてくるマスター。
あ!これこれ!と、シュウメイの国語ノートを持ってきて、ほら、社長さんとの写真!とか見せちゃって、あああ、何すんのさー!って、思わずお茶ぶっかけるゆっちゃん(笑)
マスター「ゆづちゃん何するの!」
ゆっちゃん「ごめんなさい!着替えとかなきゃ!」
そのまま、えいっ!とノートをひっつかんで持っていくゆっちゃん。
蓮タンはまた煙草を折って、田鶏を後に…。
蓮タンいなーい!と、ゆっちゃんは二宮に電話。
ゆっちゃん「いたのさっきまで!でも、いなくなっちゃって。ちょっと目を離したすきにどっか消えちゃったんだよ」
二宮「元気だったのね」
ゆっちゃん「うん、元気だったけど。でも、」
二宮「でも?」
ゆっちゃん「なんか、優しすぎて怖かった。今にもどっかきえちゃいそうだった。ね、心配だよ。どこ行っちゃったの?心当たりない?」<城南美大!>
どこなんだそこ!という海のそばにその美大はありました。
キャンパス内で鳥グッズを売る学生までおります。
そして、作業用の部屋?ですかね、そこに蓮タンが、木槌をもって、ぼけーーっと。
蓮「見つかっちったか」
二宮「なんかここにいるかなーと思ったんだよね」
蓮「自信あった」
二宮「ない。ないけど、あった。…はー変わってないなーこの眺め15年前と一緒。机だって、みてー、ぼろのまんま一緒だよー。普通変えるよね、これ」
蓮「人は変わってんのにな」
二宮「蓮介、やっぱりさぁ、忘れられちゃうのって怖いの
。前に話してくれたじゃーん、中学の時だっけ。転校が多いからって名前覚えてもらえなかったのがショックだったって」
こんな可愛い子が中学生ののときに目立たなかったと!?絶対女子が覚えてるよ。やたら可愛い転校生がいたって。名前はともかく、顔は覚えてると思うな。
二宮「やっぱり空しかったりするの?今」
とんかち、こんこん。
蓮「随分頑張ったんだけどなー。卒業して、会社立ち上げて、会社大きくして、大勢の人の上に立ってみて、でも結局、何にも変わってないんだ俺」
ちらってみるのが、んもーー!ですよ。この目か!この目かーーっ!ってやりたくなるねっ。
ふーってごみ飛ばして、こっちこっちを外に行く蓮タン。
キャンパス内にあるどでかい木のまわりをぷらぷら歩き、でっかいなぁ。
そしておなかすいた二宮は、あれが食べたい!とリクエストするのでした。<そこ、高くないっすか。怖くないっすか?>
堤防?とでもいうんでしょうか。そこに腰かけて、豚丼を食べる二人。前も、背中側も、すっげー高い!って印象を受けるんですが。
蓮「なんで学食の飯、わざわざこんなとこで食べなきゃいけねんだよ」
二宮「丼だけ帰しときゃ大丈夫なんだから!」
蓮「豚丼のくせに、相変わらず豚すくねーよな。キムチの方が多くね?」
二宮「それ15年前も聞いたよ」
蓮「あ、そうだ。これ何か知ってる?」
ポケットから、青い鳥を出してくる蓮タン。
二宮「あ、これさっきのだ」
蓮「にわしどり。これ鳥の中でも、結構面白くて、オスがメスの気を引くために、巣の中を、花びらとか木の実とか貝殻使って飾るの。インテリアする鳥」
二宮「蓮介だ」
蓮「あ?」
二宮「蓮介みたいだね、こいつ。ちゅちゅん」
鳥の模型でつつきにいく二宮。
蓮「食べろよ早く」<ゆっちゃん、芸術的にあわあわさせてる>
どしたのその泡!テンプレートな泡!芸術的な泡!を使って、洗い物をしていたゆっちゃん。しかしそこに電話が。
あぁん、手があわあわ!と、マスターになすりつけて、電話に(笑)
すごいなー。美しい泡だったなー。
ゆっちゃん「もしもし」
二宮「もしもし〜。いた!」
ゆっちゃん「えっ!?」
二宮「いたよ。生きてる」
ゆっちゃん「生きてる!あーーー!よかったー!」
二宮「今ね、母校の大学にいるの」
ゆっちゃん「母校。へぇ。二人の思い出の場所か」
二宮「代わる?」
ゆっちゃん「いい。真絵恵さん、葉月さんのこと頼むね。じゃ」
マスター「いた?」
ゆっちゃん「波の音がした」
マスター「えっ?」
ゆっちゃん「波の、音がした。海にいるんだ、二人で…」
トイレから出て来たテツさん「お嬢さん。その音、一生忘れちゃいけねーぜ。それがあんたの、恋の音だ。マスター、彼女に最高級の葡萄酒つけてくれ」
マスター「うち、紹興酒しかないよ」
ここら辺も、二宮のほの暗い想いを感じるのです。私は気づいたかんね、っていうね…!
でも、テツさん、素敵…♪<浮かれているので、がつがつ行く二宮>
はたして、何時が最終バスなのか知らないけども、早くバス乗らなきゃ!と急ぐ二宮。
バスを停めて、ありがとな、と二宮だけ乗せる蓮タン。
蓮「気をつけてな」
二宮「どっか泊ってくの?」
蓮「いや」
二宮「…」
蓮「二宮。サンキュな」
で、バスは出ましたが、すぐ止まって二宮降りてくる。
蓮「なんだよ」
二宮「忘れ物しちゃった!今気づいたのー」
そして大きな階段教室に向かう二人。
蓮「何だよ忘れ物って。ここ来てないだろ」
二宮「あそこだよ!あるかなー。あればいいんだけどーー…。あった!」
蓮「何が」
二宮「あったよ早く!こっちこっち!」
机の上に、REGOLITHと掘ってある。
二宮「レゴリス誕生の地。これ蓮介が掘ったんだよ。この名前に決めたって。覚えてないでしょ。あん時の、嬉しそうな顔、今でも覚えるよー。かけっこで一等賞とったみたいな子供みたいな顔してんだもんね。まだあったか、これすっごいなー」
はしゃぐ二宮を見ている蓮タンなのでした。<今日はそのまま美大でお泊り>
二宮「なんで今夜ここにいようと思ったの?」
蓮「月に行きたい。4年間、ずっとこうやって月見て、レゴリスって決めた。それで、あそこに刻んだ」
ベンチにもたれて上向く蓮タン。月明かり照明。これもお見事…!
蓮「なぁ、月ってさ、気が付いたら上にない?」
二宮「ぽかーんって浮かんでんね」
蓮「主張しないんだよな、光り方が。だから気づかない。見失った時に、初めて気づくのかもな、月の存在」
二宮「蓮介。起きて!」
蓮「なんだよ」
二宮「いいから起きて、早く!」
葉月選手〜、的肩もみをする二宮。
二宮「10年分のこりがたまってんな、これ」
蓮「会社でやったらセクハラだぞ」
二宮「いやん!かっちかち…」
蓮「二宮。アイスクリームみてぇだな、お前の匂い」
二宮「バカ!何言ってんだよ」
とか言いつつ隣に座る。
二宮「生まれかわったら何なりたい?」
蓮「ん?」
二宮「あぁ、これだこれ!にわしどり。ちゅんちゅん♪」
蓮「…社長ってのはもういい」
二宮「なんで?」
丸いお皿に入れてた貝殻を机にあけて。
蓮「俺に向いてない。人と繋がってるってことが。うまくできない。そんな根本的なことに気がつくのに、10年だぜ」
くるくるーと、そのお皿を回し。
蓮「バカじゃね?」
二宮「なこと言わないでよー。人はね、人と繋がらないことなんてできないんだよ。繋がっちゃうんだよ、自然と。生きてるだけで、関わった人の心や人生を動かしちゃうんだよ。それを、俺ずーっと一人だって傲慢もいいとこだよ。なこと言ったら、今まで蓮介についてきた来た人たちどうなっちゃうの。シュウメイだって、雉畑さんだって。柚月ちゃんなんか、ほんとに心配してんだよ。風見くんだって、ほんとはずっと繋がってたんだと思うよ。それにあたし…」
蓮「ん?」
二宮「ごめん!今のなし!」
いやいや。それにあたしってゆっても、別に全然おかしなことないし!雉畑んと同じ文脈に入れるし!
二宮「あのさ、知ってる?大きく育ちすぎた木は伐採されないんだって」
蓮「なんだそれ」
二宮「今日見たみたいな、一本だけ大きく育った木は強いけど、体にぎゅっと力入れたまま生きてきたから、木のくせがついちゃってて、材木に向かないんだって。その代わりね、大きく枝を広げて、旅人の道しるべになったり。雨をしのぐ場所になったりするんだって」
蓮タン、手の中に何か入れて…。貝?入れてるのかな?それを、すそーーーって匂ってるの。
二宮「1本でも十分役に立ってる」
目を閉じてる様が!!
うきーー!!
二宮「蓮介もそんな木になってくれたらいいのになー」
そして二宮は自分が寝るようのベンチに。
二宮「さっきの変な風に聞こえたらごめん。気にしないで。また明日ね。変なことしないでねぇ〜♪」
この、なんでしょうね。押すなよ!絶対押すなよ!というフリ的な、『気にしないで』ダチョウ倶楽部か。
蓮「二宮」
二宮「ん」
蓮「何にもしねーよ」
そして、とりあえず横になった二人ですが、起き上った蓮タンは、鳥の模型を見て、貝殻やら拾って、楽しそうに作業。
二宮が起きた時、蓮タンはいなかったけど、かぁわいい鳥の巣の模型ができていたのでした。可愛いーー!<その頃風見は>
ブラインド前の様子が、ボス!
ボス風見!
そしてボスは、シュウメイも手中に収めていたのだった。
風見「また日本語の勉強?真絵美さんはレゴリスを辞めて、蓮さんの元に行った」
シュウメイ「真絵恵さんと一緒なら安心」
風見「明日から復帰だよ。よろしく」<さーて、来週のガツの恋人最終回は!?>
泣かないでゆっちゃーん!
ゆっちゃーーーん!!ところで、このドラマの撮影が何度かされているのが、コルトーナ東京アルコバレーノ。アルコバレーノ!?って呪われた赤ん坊って意味じゃないの!?と思うのは、家庭教師ヒットマンリボーンをぼんやり読んでる人間が思うことでございます。
正しくは、虹、という意味だそうで(笑)