東急ハンズの危険な誘惑
０１／０７／１９
高松には東急ハンズはない。『東急』に『東』って字があるから、きっと西日本に到着するには時間がかかるに違いない、と勝手に思っているけども、四国にないってことだけかもしれない（笑）
今年の秋、ＬＯＦＴがデパートの中に入ることになっているけれど、ハンズがやってくる日は、４７都道府県すべてにハンズがある日までやってこないような気がする。
そんな私が、たまにハンズに入ってしまうと、えらいことになる。ということが、判明した。
やってきたのは、大阪、心斎橋のロフト。
一緒にいるのは赤い怪獣。
その日の予定は、大体終わって、後、私が化粧水をいれるガラス瓶が欲しいから、とちらっと寄っただけの場所だった。
ハンズへ来たら、最上階まで上がり、一階ずつこらしめていくのが私のやり方。最初は、順調だった。順調にこらしめられていた。
こらしめるっていうのは、見るだけ見て買わないって言うことだ。
あっちやこっちや、楽しく眺めて、これ可愛いねー！これ、おもしろいー！と楽しんでいた私たち。
赤い怪獣が猫ちゃん用のミルクを買い、私が化粧水をいれるためのガラス瓶を買い、なんとなくそれでほんわか和んでいた。
アミノ酸関係のサプリメントもあって、また後でどれか買おうかなー、くらいのテンションだったのだが。
ちょっと変わったのは、石鹸コーナーについてから。
石鹸は、数が一杯あって、燃える。石鹸系ＨＰは大変熱い場所だとも聞くし。
その中に、結構評判のいいシリーズの石鹸もあって、どれか欲しいー、と選んで選んでいた。脂性肌用、乾燥肌用、ストレス肌用。
「ストレス肌ってゆーのはなんなんれつかね」
「なんだろうね。荒れてるってこと？」
そんなことをいいながら、あ！釜だし一番もある（笑）！ぼっちゃんの顔が不気味でステキなせっけん（笑）！
「台所用って書いてあるやないですか！」
「敏感肌にも使えるって書いてあるやないの！」
などと盛りあがっていたら、
「アロエがいいですよ」
と後ろから声が。
む？と振り向くと、若い店員の兄ちゃんが。
赤い怪獣は、ストレス肌ってゆーのは、どーすんですか？と聞いてみた。
兄ちゃんは、ナイス答えをくれたね。
「うーん。そう書いてあると、お客さんがいいように思うんじゃないですかねぇ〜（笑）」
ナイス！
まぁ、仕事とかが大変で肌が荒れた人、とかって感じにゆっていた。
そして、その兄ちゃん、ただの兄ちゃんではなかった。今、日焼け止めを売っている兄ちゃんで、ちょっときてきて、と連れていかれる。
イエロー、ピンク、オークル、ナチュラルと、肌色に合わせて選べる、下地にもなる日焼け止め。
この夏は、野外コンサートに行けねばならない私たち。そら気になるブツである。私はまた、ちょうど化粧下地が切れたところでもあったし。
今なら、同じシリーズの化粧水や、美容液がついてくる、という兄ちゃんが、赤い怪獣の手をとって、甲にナチュラルを塗ってみると。
あらーーー！！白っ（笑）！いや、日焼け止めが白い訳じゃなくて、手の色が白く見える！やってない手と比べると、明かに違う・・・！
ふーしーぎー！！
買っちまいました（笑）
再び燃え上がったのは、2階。食品関係のコーナー。これは燃えるわー！！でも、結構歩き疲れてしまっていたので、喫茶もあったから、そこにも入る。
店の外のディスプレイには、どでかいケーキが並んでいた。
でけぇな！どれも！と思ったのだけど、席についたら、メニューには可愛いイラストがついていて、美味しそうだなとチョコレートケーキを頼んだところ。
「こ！ここはアメリカですか！？」
というサイズのケーキが！！
カットしてこのサイズということは、ホールはどんなにでかい！？アメリカだ！ここはアメリカ！アメリカのおうちに遊びにいったら、冷凍庫から出してきて、チンするケーキだ！そんなでかさだ！
そんなとってもアメリカナイズされた背の高いケーキをおそるおそる食べたら。
「あ！ここはアメリカじゃない！」
大丈夫。
スポンジもクリームも軽くて、この軽さならこのでかさもＯＫ〜でございます。
ケーキといえば、よしながふみというマンガ家の描いている、「西洋骨董洋菓子展」。雑誌で、作者のインタビューがあって、その話をしたりした。
食べ物が、どれもこれもおいっしそーーー！！！なマンガで、インタビュアーがそう言ったら、自分たちも資料を見ながら、食べてーーー！！って騒ぎながらやってるので、そう思ってくれると嬉しいって・・・！
そう。いつも思ってるよ！食べてぇーーー！！！！って（笑）
この喫茶で休んだ後は、食料品を懲らしめに。
沖縄料理コーナーなんかもあり、やっぱりちゅらさん効果もあり？なんて思う。それにしても、ものすごい数の調味料やら、ハーブやら、燃えるわーー！
料理したい気持ちも、お菓子を作りたい気持ちも消えた訳じゃないのよぅーー！！
はっ！ビタミンＣなんてもんまで売ってある！サラダとかに、レモンの代わりにかけろって！すげ！かんすいもある！ラーメン作れる！？んむ！？
お菓子コーナーには、アイスといえばこれだよ！って器も売ってて！
銀色の、足つきの器！バニラアイスをかぽっとのせて、ウェハァスを添えて、スプーンも、銀でひらべったいヤツ！ってあれ！くかー！なつかちーー！！
はっ！こ、これは！
そこには、シャービックの中身だけも売られていた！
もう袋に入っただけのメロンシャーベットの元。思わず買っちまいました・・・（笑）
さらに、手作り豆腐キットも！お！そうなの、そうなの！手作り豆腐作ってみたかったの！それも１つ買ってみて（笑）ミキサーもないのに（笑）
でも、ミキサーなかったら、すり鉢とかですり下ろしてもいける、という噂を聞いたし！
そうそう。赤い怪獣は、クロテッドクリームを探していたけれど、ありませんでした。
デパートで、英国展なんてのをやってれば売ってるけど、普通に売ってるところがないって。高松でも見たことないっす。クロテッドクリーム。
「クロテッドクリームがあるんだったら、マフィン作ってあげてもよろしくてよ？」
何様！？な赤い怪獣がマフィンをつくるはずがない！ことを私は知っている（笑）
そのフロアは、そういった食品関係が終わったら、鍋などの調理器具だ。
大阪らしく、たこ焼きグッズも充実！
そして、ついに見つけたのだ！可愛いオーブントースターを！！
デザイン的にちょっとかっちょいいオーブントースターといえばデロンギ、みたいな感じだが、デロンギは高い！そして、デロンギはむしろオーブン！私は、１、２分でトーストが焼ける、そんなオーブントースターが欲しいだけ。
普通にお店で売っているものの中で、買ってもいいかなーと思えるものは、ナショナルかどっかの、結構大きめなもの。形も可愛いし、色も好きだった。
けど、それとて、まぁ、どっかの店で安くなってたら、って、まだ買っていなかったというのに。
「こここ、これが欲しいでつーーー！！」
そんなポップなやろうが！明かに日本製ではない、ポップなオーブントースターがそこに！
これを送ってもらおう・・・！
本体がシルバーで、両側がスケルトンのブルーになっているというオーブントースター♪
温度が3段階に調整できて、後はタイマーがついてるだけの、簡単なオーブントースター♪
レジに、シャービックの中身だけ、と、豆腐作りキットを持っていき、後、あそこにあるオーブントースターを送ってくらさい！とお願いすると、レジのお姉ちゃん（岩崎ひろみ激似！可愛い）が、その２品をレジの中にいれ、レジをしめて一緒に見にいってくれた。
これです！と青いポップなヤツを示すと、在庫確認してきます、とゆったっきり帰ってこない（笑）
どー考えても、数が出るような品ではなく、在庫を調べるのも大変だろう。そもそも、在庫がない可能性は高い・・・！だったら、この展示品でもいい！
それほど盛りあがっていた私に、岩崎ひろみは、在庫が切れておりましてーと言うのだ。
んむー！じゃあ、これは無理ですか？とお願いすると、もう１度調べにいってくれる。
すまない、岩崎ひろみ！
今度はもう一人の店員さんとやってきて、壊れてないかどうかを確認し、マニュアルを探してくれる。
マニュアルは、コピー用紙２枚くらいだ（笑）海外製品って感じ〜（笑）マニュアル、現地の言葉を誰かが訳したって感じ〜（笑）
私はそんなんでも全然構わなかったけど、新しくやってきた兄ちゃんによると、新しいのは、来週中には届きますけどってゆった。
え？そなんですか？？
うーん・・・。だったら、それを送ってっ（笑）！
岩崎ひろみに随分な迷惑をかけた私だった。
そして、何が驚くって、もう7時がこようとしていたことだ。
え！？4時ぐらいに到着したと思っていたんだけど！？マジで！？マジでぇ！？
もう帰らなきゃ、と思いながら、１階までようやく降りてきたところで、ん？と私たちは不思議なものを見た。
オーダーできるサンドレス。
サンドレスなんだけど、上から１枚羽織って、帯をしめると浴衣に見えるというもの！
な、なんですとぅ！？つまり二部式着物みたいなものか！？
詳しくは、7階クラフトコーナーにこい！と書いてある。
今いるのは１階。せっかくそこまで降りてきたけれど、もう１度7階だ（笑）！
しかし、7階では、そんなに盛りあがっているコーナーではないようで、レジのとこにひっそりとオーダー票がある。
ロングかミニかを選び、後は生地を選ぶようになっていて、１３８００円とか。普通の浴衣より、まぁ、安い。激安ではないけど、そこそこ安い。
出来あがりまでが3週間。
・・・広島には間に合う！
注文しちまいました（笑）浴衣風サンドレス（笑）うっしゃっしゃ！！バカバカしくていーー（笑）！
と、このように、ハンズというのは危険な場所だ。
日頃から行くように心がけていないと、こんなひどい目に会わされる。
ぜひ気をつけてもらいたい（笑）