HERO

01/01/08

第1話「最悪の出会い」

<お引越し>
久利生公平は、青森から引っ越してきまして、今はまさに引越しの真っ最中。荷物が入る前に床を拭いたりしながら荷物を着々を運んでもらうのです。ベッドはマットレスだけなのです。荷物が入ったら、よかったら、みんなで食べてくださいってお土産を渡したりして、うぅん、やっさしーー(笑)!そして、後は何をやるんだっけ・・・と辺りを見まわし、あっ!と気づいて、ぱたぱたっ!と走っていくのです。

<その頃の皆さん>
ガサ入れ中。
かかか、カッコいい・・・!!芝山さん・・・!岬代議士のうちも素敵!!
表にマスコミを集めておいて、裏から代議士を連行。連行されたはいいけれど、まさか自分の左右で、雨宮と中村がバトルを繰り広げるとは思っていなかった岬代議士。そして、こういった部下を持つ牛丸部長。
お疲れっす(笑)
何をバトっていたかというと、明日からやってくる新しい検事の事務官に、雨宮が立候補したから。すでに、江上の事務官でもある雨宮なのだけど、二股といわれようが何しようが、キャリアアップを目指すには、切れ者と呼ばれる検事についとかない手はないですね?うふふふふ。

<通販>
マットレスだけのベッドに座って、じーっとテレビを見ている公平。そのうち、おヒップがふりふりされはじめ、ん?おちっこ行きたいの(笑)?と思わせておいて、テレビに夢中だったんです(笑)金魚運動のマッシーンを眺めながら、それはもう嬉しそうな顔で電話をする公平が可愛い!
「腰クネクネクネクネさせるやつ。それ欲しいんですけど。・・・黄色でいいです。あ、クリュウ。久しい利口な生き方。公平です。公の平ら」
電話を切って、きりっ!としたいいお顔っ!そして口元がちょっと、にっ、と!
素晴らしい!
これだけスムーズにややこしい主人公の名前を漢字まで紹介できたドラマがあっただろうか(笑)!後はもう、学校の先生とか、転校生が、黒板に名前を書くくらいしかないじゃないか(笑)!

<オープニング>
曲好きーー!あぁ、芝山さん、やっぱりカッコえーーー!不敵な顔だわぁーー!公平ったらぁーーー!!

<初出勤>
初出勤なので、誰よりも早くやってきてるなんて、なんて感心な!
と思ったら、今日はボディブレードの通販に見入っている公平。それなのに、テレビの画像が悪くなるだなんて!公平ショーーック!直さなきゃ!直さなきゃ!!

<その頃の皆さん>
皆さんも出勤です。
芝山のバーカ!といいながら、本人が出てくると、毎日やりましょう!ガサ入れ!とゆってしまう遠藤に、「偉くなれよぉー」と遠くから声をかける末次!LOVE!足でかいからと、しょっちゅう足を踏まれてしまう芝山!LOVE(笑)!

<テレビが・・・>
えいえい!とテレビを叩いて直そうとする公平(笑)
そこに、皆さん入ってくるけれど、どう見てもテレビを直しにきた人にしか見えない公平に気づく人はいない。人は、簡単に人間を認識できなくなる。「誰も尋ねてきませんでした」という時の「誰も」の中に、郵便配達の人が含まれないように。これが記号化!?(意味不明(笑))
ともかく、公平があれこれやっていると、皆さんさんやってきて、公平の話で盛りあがっている。文句を言う人たちの中で、雨宮だけは、憶測だけで人を判断しちゃいけませんと、立派なことを言いました。
雨宮は固い女なのです。たとえるならば、小学校の学級委員のような。
そして全員がそれぞれの部屋に入り、
「直った」
と、満足した公平は、

「ん?」
周りに人がいなくなったことで、キョトン?としちゃうのです。かかかか、可愛いぃぃぃーーー!!

<おみやげ>
「ん?」
と思ったのもつかの間。荷物を置いたら、すぐさま共有スペースに出てくる皆さん。
まだ公平の話は続いていて、お菓子がなかったら、新米に買ってこさせればいいだの、手土産に菓子折りくらい持ってくるだろ、それもこてこてのりんごとか。
なんて話してたんで。
どん。と、りんごをテレビの上におき。
「つまらない、もの、ですが」
と、様子をうかがう顔が!!かぁわいいぃぃぃーーー!上目遣いでかぁわいいぃぃぃーーーー!

<お片付け>
お部屋のお片づけをしていると、雨宮が事務官です、と挨拶にやってきました。政治家の収賄事件で呼ばれたんだわ。青森地検とはいえ切れ者ですもの。うふふ。と、とっても嬉しい雨宮なのに、公平は、政治家の収賄?さっすが東京!と感心するばかり。
ん?じゃあ、大学でも聞いてうっとりしようか、と思ったら、
「大学?すごいよ。ほんっとに!・・・なーんて、行ってないけどね」
「え?」
「俺、ほら、高校中退だからさ。どうなるんだろう。最終学歴がね。んー・・・、中卒か」
ちゅ、ちゅ、ちゅ!中卒ですとぉぉぉぉーーーーーー?????
「司法試験って受けて見るもんだよ、ホントに。任官も通っちゃったし、すべての運を使い果たしたって感じ。これすごいんだよ。本も読めて」
がーんがーんがーん!激しいショックを受けている雨宮には、公平がかけている便利な眼鏡なんて見えないのです。上を向いたまま、下の本が読めるというすぐれものなのに!
「今日は、青森から直接こられたんですよね・・・!?」
ふるふると震えながら、暗に、なんじゃ、その服装は!学生か!というカッコのことをゆってみると、これ?とTシャツに触って。
「俺、いつもこんな感じだよ?これついてるでしょ?」
きゃあーーーー!!シャツの端っこにバッジがつけてあるぅーーー!!
「欲しい?これ」
へへっ!って笑う公平に、あぁ欲しいさ!欲しくてしょうがないさ!!

「昼飯どうする?なんだったら一緒に・・・」
「用があったら呼んでください」
このままだと殴るかもしれない恐怖を覚えたので、慇懃に部屋を出ていく雨宮でした。

「・・・ご飯はどうするのかを聞いてるんだけど、今・・・」

<その頃の皆さん>
遠藤と芝山は、雨宮の噂話で持ちきり!部長と出来てるのか、江上と付き合ってんだか。江上は検事としても、事務官の雨宮にかけもちされるってことだから、もう大変。でも、末次曰く、世間知らずのボンボンの江上は気づいてないんだろうなぁ・・・。
なんてところを江上が立ち聞きしていたからさあ大変。
末次、江上からいわれのない嫌がらせをうけることに(笑)!
雨宮は、雨宮で、キレいかけながら部長に直談判をしていたけれど、柔軟に対応するように心がけて、なんて説得を受けてます。岬代議士が来る頃ですけど、とやってきた中村と、またちょっと揉めたりもして、ああ、部長、大変(笑)仕事の面では悪いようにはしないから・・・といわれてしまいました。

<肩は弱いの>
「終わったよーーん・・・」
と部屋から出てくる公平。だれーも共有スペースにはいないので、うーんっとあちこちを眺める。後ろで伸ばして組んである腕が、かぁわぁいぃいぃぃぃーー!よその部屋も覗いて、アメミヤさーーん・・・と呼んでみるけど空。
「アメミヤさんは、いないの」
チューって、口で音を出しながら、部屋に入っていくけど、そこは中村の部屋。ちゅーってしてるのもとてつもなく可愛い・・・!
そしたら、その机に、代議士家族の写真が。うわー、すげーと写真を見ていたら。
あぁん!肩!肩は弱いのっ!
肩、触らないでぇっ!!
と思わず身をよじってしまう肩に、中村の手が。
「ごめんなさい!勝手に入っちゃって」
「いいの。来るもの拒まずだから」
「いい性格してますね」
その後も、肩に手をかけられ、肩に手をかけられ、ひっつかれ、あぁん、どきどき!な公平でした(笑)
これは、代議士のアリバイを証明する写真で、それを見ながら、さらにぴとっとくっつかれた時でした。

「久利生検事。仕事です」

<お仕事です!>
東京にきて最初の仕事は、下着泥棒。
「警察の方でも色々聞かれたと思うんですけど、黙秘権って権利と、弁護人が選任できるって権利がちゃんと保証されてますから」
と、両手を上げている公平も、かわゆらしい・・・!
「ね?で、これホントは盗ったんじゃないの?」
「買ったの」
「これ、全部使ったヤツだよ?」
「あるでしょー」
「あ!ポラロイドの!本人の写真つきの!あぁいうのって、本物なの?」
やたらもりあがる公平と被疑者(笑)
「俺は素人もんがいいね」
「でしょ!?」
「だって、綺麗なお姉さんが住んでる家があって、え!あの人、こんなのはいてんの!?ってそこに近寄ってって・・・」
目の前に出された下着を思わずとってしまう被疑者。
「窃盗って書いて」
「そういうの誘導尋問って言うんじゃないの!?」
「なんでそんな言葉知ってんだよ!」
大人しく書類を書いていた雨宮、再びキレかけ。きぃ!と被疑者を責め、デスクを叩き、公平びっくり!
「びっくりしたあ!なんで叩くの?太陽にほえろのゴリさんみたいに(笑)」
でも、びっくりしているうちに、まんまと被疑者は拘留されてしまったのでした。
「絶対洗濯しないでよ!」
と言いながら連れていかれる被疑者。
「・・・誰が盗ったんだろうね」
「起訴しますか?久利生検事」
「何でちゃりんこ乗り捨てたんだろうね」
イライラしてくる雨宮に、あ、今日だ、とつぶやく公平・・・。

<届いた!>
これは、何・・・?と皆さんが呆然と見下ろしている謎の物体。アリバイ崩しに必要な何かなのか・・・!
と思ったら、公平が頼んでいた、マーメイドスリム(笑)日中に届くんだったらこっちの方がいいかなって、とニコっと笑いながら部屋に戻る公平でしたが、皆さんは、呆然。
歓迎会どーするのよってことになり、あまりやる気はないけど、さっさとやっちゃうか、と雨宮に誘わせました。それは事務官の仕事です。
えぇー・・・と部屋に入った雨宮は、直ちにドアをしめ、背中で押さえました。
恐ろしい。恐ろしい・・・、ものを・・・!見てしまったのです・・・!
じーっと皆さんから見られて、しぶしぶ部屋に戻っても、それが幻覚ではなかったことが確かめられるだけ。
青森地検の切れものにして、己が事務官としてついている検事が、マーメイドスリムで、腰をクネクネクネクネさせているではありませんか・・・!
歓迎会があると聞いた公平は、そんないいよ、わざわざと、日本人らしく、ちょっと遠慮したんですけど、あ、じゃあ、とそのまま中止にされそうで、あわわわ!明日の夜の歓迎会を楽しみにしつつ、被害者の女性を集めて、捜査礼状もとっておいてくれるように依頼するのでした。
腰、くねくねくねくねさせながら(笑)

<エンパイヤアパートメント>
公平の家かと思ったら、田村の家。ここで、じーーっと裏ビデオを鑑賞している公平は、裏ビデオは押収してもいいんですよね!?となんだか嬉しそう。ところが、持ってるだけだと犯罪にはならないそうです。ちぇーっと、アリバイになっているビデオを見にいった公平は、問題の日のビデオを発見、それを見ていたところ、なんと途中から、またも裏ビデオに!
「押収!アニメ系は全部(笑)!」
嬉しそうだ!公平ーー!!

<その頃の皆さん>
その日の夜、末次は、言われないヤツ当たりのため、仕事中。事務官ってなんなんすかねーという遠藤の問いかけに、「やめよ、あんまり深く考えるの」と静かに答えるのです。素敵・・・!末次・・・!
雨宮は、江上と飲んでいたけれど、かなり怒っているので、ペースが早い。飲めないはずがペースが早い。文句をいおうとしていた江上も、「おい!だいじょぶかぁ!?」しか言えないまま、突然、沈没!
芝山は、ベッドで喫煙タイム。
バスルームからは、中村が出てきます。あらま!検事で知名度を上げ、タレント弁護士になるという、とっても解りやすい夢を持っている芝山は、新しい事務所ができたら、来ないか?と中村を誘いますが。
「やめとく。被疑者責めたてる方があってるから」
クールです。中村。そして二人が並んだら!!
でか!!芝山でかーーー!!
その芝山の口から、タバコを抜き取り、末次の視線がエロっちぃからセクハラで訴えてあろうかな、と物騒なことをいう中村。中村を見て、エロっちぃ視線にならない男はいない、と、チュウしようとしたところで、電話が。
「パパでちゅよーー!もう帰りまちゅよーー!」
「・・・帰ろ・・・」
芝山、子煩悩パパでしたか・・・!

<通販>
カップ焼きそばを食べながら、しつこく通販番組を見ている公平。
そこには、今日届いたマーメイドスリムが映っていて、なんと、二つで10800円に変わっており!!
「・・・うそぉ」
そりゃあもう、焼きそばも、てろんと唇から零れ落ち、可愛さを凶悪なまでにアップさせることになりますわ!!

<叱ぁらぁ〜れて〜♪>
城西署から、今回は至りませんで、という口調の、クレームがあったと叱られる公平。
え、なんで?と思う公平ですけど、公平のやったことは、毎朝末次が拭いてくれている机を、自分でやらなきゃ気がすまないと、末次の前で拭きなおすようなものなのです!
「え!末次さんが、部長のデスク拭いてんですか!?」
確かにねぇ・・・。確かに気になるよねぇ・・・。もっと下っ端ちゃんがいるのに・・・(笑)
部長の部屋を出て、被害者の女性は部屋に呼んでありますといわれ、どうもありがとお、とちょっと会釈して部屋に入る公平を見て、皆さん、テンションひくっ!と嬉しそう。
江上は、前夜、隣でぶったおれた雨宮が心配だったけど、雨宮ぶっ倒れた割にとっても元気です(笑)

<通販魂>
さすがにへこんだか、と部屋に入った雨宮は、この世のものとは思えない光景を目にしましたね。
「イテ!イテテテ!」
「超イケてるーー!!」
「イケてるって!」
「下向いて、こうやったりするんだよね!」
切れ者と呼ばれている検事が、Tシャツ、ジーンズの上から、女性物の、ブラとパンチーをつけているじゃあありませんか!。
ブラするときの、胸の収め方までしっているじゃあありませんか!
そしてブルーだった理由も、部長に叱られたからじゃなく、マーメイドスリムが、1日のうちに、2個セットになっていたことに対するものだったというではないか・・・!
いちゃいちゃと女の子たちと楽しげな公平。通販で買ったものを、次々に披露している。
確認のために呼んでみた彼女たちだったけども、押収された証拠品は彼女たちのものではなかったのです。だって!70のGカップだったりするんだもの!
7、70のG!!アンダーがそれだけしかなくて、G!!きょ、巨乳!!
雨宮ショーーク(笑)!!
海外通販とかじゃないと買えないサイズの彼女たちと、この私は・・・ううううう・・・!
そして、彼女たちも通販好きとして、ソニケアプラスも持ってるし、防犯ブザーも持っていて、
あーーー!!公平が抜いちゃったーーーー!!!
ものすごい音が、フロア中に響き渡り続けたのでした。

<アタック25>
ついに登場、アタック25!こと、鍋島次席検事!完全にキレている雨宮なので、普段なら絶対言わないんだけども、少し変わった男ですけれど、って言葉に、「かなり」とつっこみをいれたりしています。
でもね。
「あれが、久利生公平ですから」
と静かに言われてしまいました。何をしっているの!次席検事!

<お仕事中>
じーーーっとアニメのビデオを見ている横顔が素敵!!奥から光が当たっていて、また素敵ー!!公平ーー!

<どこにいったの??>
アリバイ崩しは難航していましたね。でも、お昼にいかなきゃ、ということで、公平も誘ってあげたら?と再度誘わせられる雨宮。でも、部屋はも抜けの殻で、地図を持ってくるように電話がかかってきたのです。
言われた場所は、町を一望できるような高台。そして、田村が自転車を乗り捨てた場所でもありました。公平、雨宮に背中を抜けて、じっと下を見てました。
「でかける時は言ってください」
「だって、忙しそうにしてるんだもん」
『だもん』!『だもん』だなんて、地検1のかわいこちゃんの座を狙っているのね!?
「なんかひっかかってさ。田村がなんでこんなとこにチャリンコ捨てていったのかと思って」
が。
その先は、石段。ずーっと下に続いている石段で、鉄腕DASHの自転車をこがずにどこまでいけるがあっても、これは危険とリタイヤさせられろうな危険な場所。バカいってんじゃねぇよ、こんなとこ自転車でおりられねーだろ!と思う雨宮だけども、この辺りに住んでる田村が、こんなところに逃げ込むのがそもそもおかしいと公平は思っております。
でも、慌てたらそうなります。そんな被疑者を、私は何人も見ています!と断言する雨宮。
「あ、なるほど」
納得する公平は、後ろで笑ってる警官に、僕の事務官なんですけど、すごいキレるでしょ?と紹介。例のヤツと、なぞのブツを渡し、雨宮が持ってきた地図もたくします。
手をあげて、にこっとしながら雨宮のところに戻ってきて、最後は、「よろしこ」と手を上げて。
あぁ、ニコっとしている公平の可愛らしさときたら・・・・・・!ううううう・・・・・!
そして、ようやく気づいたように、じーーーーーっ雨宮を見て。
「アメミヤさん」
「アマミヤです」
「アマミヤさんか」
そして、じーーーーーっと見つめて。
「・・・ゆで卵みたいな顔してるよね」
ゆ、ゆで卵!?
「腹減った。減んない?」
「ゆで卵・・・!?」

<ゆで卵とは>
茹でた後、冷水に漬けると、殻がぷるんっ!って剥けるものであって、「湯上りタマゴ肌」というのは、美肌の代名詞。ゆで卵みたいな顔ってのは、綺麗な卵型の輪郭ともとれ、かなりな誉め言葉に入らないこともないですが、やっすい食堂につれていかれている雨宮には通じません。
その食堂で、ゆで卵を剥こうとするのだけど、冷水につけてないもんだから、ぷるんっ!って剥けない。
「普通、ここまで捜査しません」
「そうなの?ふーん、そうなんだ。おひたしもらいまーす」
体に気をつかった素敵なメニュー構成ね!
「俺たちも捜査権って持ってんじゃん」
「それはもっと大きな、汚職のような事件の時にやるもんじゃないですか?」
「ふーん・・・。事件に大きい小さいってあるんだ」
この程度の言葉でひるむような雨宮ではなく、あやまって一人殺すのと、意図的に10人殺すんだったら、そっちの方が大きいし、1万円猫ばばするより、5億の収賄の方が大きいでしょう?って言います。
「犯罪は犯罪でしょ?」
でも、公平も納得なんてしない。
ここで、定食がやってきて、お箸をくわえた公平は、おそばの湯気で、くもってしまった眼鏡をはずした雨宮を見て。
「アメミヤさんさ」
「アマミヤです」
「アマミヤさん。アマミヤさんもさ、殻、とっちゃった方がいいんじゃないの?」
眼鏡とったら美人てかーーー(笑)!!!
でも、公平だって、なんかくわえさせたら日本一よ(笑)!

<海よー、俺のうーみよーー♪>
「俺がおごるって言ったじゃねぇかよ」
「借り、作りたくないですから。350円くらいで」
「ぐらいっつったろ!」
あーもー!なんか、ごみごみしたところから、一刻も早く立ち去ろうとする雨宮ですが、公平は、逆方向へ。どんどん海に向います。
そして、やってきたのは、クルーザーなんかがとまってるマリーナ。
どこだそれ!!
ボラいる!ボラボラ!とはしゃぐ公平は、どっかのTKとかいうヤツみたいに、海からきた人魚姫かも知れません。
「すげえ、久しぶりだな。上がっちゃおっかな」
勝手に近くのクルーザーに乗っちゃう公平を、船舶でも住居侵入です!と怒る雨宮。
「いいから。気持ちいいから来てみ。ほら、カバン!」
と、カバンを受け取り、さらに手を差し出すのだけども、雨宮は、その手は借りず、自力でクルーザーの登ったら、登ったで気持ちがいいです。
「あ、気持ちいい」
「だろ?」
満足そうな公平。
「ちょこっと上がっただけで海の見え方全然違うもんな。・・・でも見えないものもあるんだろうなー」
クルーザーの甲板で、くるーっと辺りを見まわす公平。
「堤防の向こうも、海の中も。見えてるモノより、見えないものの方が多いんだよ、きっと。パンツ盗んじゃう男の気持ちとかさ。エロビデオみちゃう男の気持ちもそうだし、通販にはまってる女の子の気持ちもね。そこまいかないと見えてこないんだろうね」
そんなことを言いながらクルーザーの船室を向き、先端にもたれて、指でファイダーの形をつくる。
何よ、何よ、私をとりたいとかってこと?とどぎまぎする雨宮。
「じゃまじゃま」
しかし指先でしっしと追い払われました(笑)このファインダーを作ってる指先もいいねぇ!!綺麗ねぇ!!
「この辺から撮ったんだろうな」
それは、あの代議士の写真。家族全員が映っている写真で、この写真が撮られた日付が、現金の受け渡しの日でなければ、アリバイが崩れるというもの。
家族全員の写真を撮るには、三脚をたてるくらいしかやりようがないけど、このぎりぎりに三脚をたてたら、ファインダーのぞくには、クルーザーの外からじゃないと見られない。そもそも、三脚が立てられそうな天気でもなかった。
秘書も、ボディーガードもおらず、船を操縦していたのは、長男。家族以外、誰もいないはずの場所に、少なくとももう一人、写真を撮った人物がいることになるのだ!
ああああーーー!!びっくりしーーー!!!

じーーっとアップになる公平。
雨宮も、女の人が髪を押さえていた写真を思い出す。
一昨日の朝8時にがさ入れした時に、アリバイがあると言い出したんだ、という雨宮に、今度は公平が驚く。
「ガサ入れって朝の8時なの?」

<やったね公平くん!>
そうかそうか!!と驚きながら、中村に電話する雨宮。
興奮して喋り出す雨宮に、どこにいるの?とたじろぐ中村。どこにいるかっていうと。
と、振り向くと、もうそこには公平はいない。あれ?と思いながら、代議士のクルーザーを調べるのが先決だ!と置いてある場所を聞いたところ。
品川にある、サンセットハーバーだという。
・・・品川の、サンセットハーバー・・・?
クルーザーから降り、急いで歩いていた雨宮は、おそるおそる振り向いたら、あらーー!!ここがサンセットハーバーじゃあないのぉーーー!!

『船の名前は、セントメリー号』
それは今まで乗っていた船ーーー!!

こうして、岬代議士のアリバイは崩れ、自白に持っていくことができたのです。

やったな!と皆さん、雨宮を誉めてくれたのだけども、公平の事件は、不起訴になってしまってました。
どうだかなぁ〜、と続々帰っていく皆さん。
あれ、でも、私じゃあ・・・、と部屋に入っても、誰もいなくて、ビデオテープがあるばかり。ガサ入れの時のビデオテープがあって、中村から、不起訴の決済を貰いに行く前、それを見てたわよと教えてもらいました。
じゃあ、私もみよう、と二人して見ていたけど、それはただ、8時から5分ほど、特別ニュースが流れて、芝山とかが映っているだけ。
中村も帰っていき、それでも見ていたら、突如、あのアニメが!
始まりの時間が、ずれている!いつもなら8時に始まるアニメが、8時5分から!

そこに、あの警官がやってきて、久利生検事いらっしゃいますか?と嬉しそうに話しかけてきました。
「実はあの、初めて、犯人を検挙しまして!」
とニコニコ顔で報告され、はい?という気持ちの雨宮。
「真犯人です!下着泥棒の!」
公平の渡した紙袋には、例の防犯ブザーをしこんだ、オトリ下着がセットされていて、それを盗んだら、ものすごい音がするようになっていて、それで犯人を捕まえることができたというじゃあないですか!あらーー!

<バー>
素敵・・・。このバーは死ぬほど素敵。だって、マスターが、魚屋です(笑)!誰ー、誰ーと思っていたけど魚屋でしょう?光ってのはこういうことか?と子供にゆってる魚屋さんよね!素敵!!
そのバーで、ダーツをして笑っている公平。ビールをもらって、にがっ、ってお顔になりますわ。ラブリ!
そこに雨宮登場。
「捕まったそうですよ、下着泥棒」
「あ、そう。早かったね」
「下着が盗まれた時、田村はうちにいたんだ」
留守録なら、最初の5分が、おかしくなるはずですからね・・・。
タバコをくわえて、なんとなくテレビを見ている公平。テレビの中では、ボディーブレードの紹介が。
そして、公平はおずおずと口を開きます。
「みんな、遅いよね」
「え?」
「・・・今日でしょ?俺の歓迎会って」
「・・・あ」

<その頃の皆さん>
次席検事、部長は、記者会見中。
遠藤は合コン中、末次は社交ダンス中、江上は一人で飲み中、芝山と中村は、またもや二人っきり中。
ここで、中村は、今日って歓迎会じゃなかった?と思い出したんだけども、誰かいってんじゃないか?で終わらされ、そして、またたばこを取って、吸って、キスしようとしたところで、電話。
「はーーい、パパでちゅよーー!」
「・・・帰ろ・・・」

<まだばー>
「非常に遅いよね」
「来ないと思いますよ。みんな」
「来ないんだ・・・」
「多分・・・」
「多分」
「間違いなく」
きょとんって顔してかわいいー!!かぁわいいーーー!!
そんな公平くん、ちょっとせつない顔で、

「・・・俺、嫌われてんのか?」
捨てられた子犬攻撃!!
「元々、そういう人たちなんですよ。みんな好き勝手やってる」
「俺もそうおもったんだけどね」
捨てられた子犬には、ムチじゃなく、アメを上げてしまうのが、人類のクセだ!

「一つ、聞いていいですか?」
「どんどん聞いて?」
「最初からあのクルーザーがあること知ってて?あの食堂に?」
「ん?」
公平、ふっと笑って返事をしないままテレビを見たら。

『このマーメイドスリム!なんと、10台で値段すえおき、10800円!!』

「うっそぉ!!!」

が、がばいすぎるぅぅぅぅぅーーー・・・・・・・!!!
もう、期待期待、これからにも超期待!!


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