HERO

01/01/15

第2話「帰れないふたり」

<裁判中>
バンドエイドをした手のアップから始まった今日のHERO。
きゃ!!公平ったら、そんなカッコもするのね!素敵!!黒の革ジャンに、グレーのタートル!好きっ!
今日は、裁判中で、被告人に10年の求刑したのはいいんだけども、なんだか、弁護士がとてつもなく情状酌量に訴えてきちゃって、あー、どーしよっかなーーと思っていたら思わず、くしゃみ!

おーまーえーはーーかーわーいーこーちゃーんーかぁぁーーーー!!!

<その頃?の皆さん>
海外では、弁護士ドラマが一杯ありますね。とゆっても私がちゃんと知ってるのはLAロー7人の弁護士くらいですけども。その画面は、白黒のドラマ。カネコイサオのモデルもやってたはずのかっちょえーおっちゃんが、弁護士として、喋り出す場面。
「こんな弁護士いないよ」
「いるんだよ」
「いますね」
「カッコいいなー、弁護士は・・・!」
「検事はジミでだめですか」
「検事いじめる人、弁護士守る人。それが、あたしたちのイメージだもん」
「どっちが正義の味方だと思ってんだよ」
芝山、中村、遠藤は、そう言いながら、江上の部屋の様子をうかがった。
・・・女の被疑者に怒鳴っている。
公平の部屋の様子をうかがった。
・・・首伸ばしマッシーンで気持ちよーく首を伸ばしている。
「・・・やっぱり弁護士だな」
「じゃ、片付けますね」
コーヒーを片付ける遠藤は、悪いなって芝山に事務官ですから、と答えつつ、残業はなしで!とお願いするのです。だって今日は合コンだから♪
そして、芝山さんも残業する気なーし!だって、今日は大ちゅきな子供の誕生日なんでちゅものぉ〜。

それを聞いた中村の目が、キラリ、と輝き、予定を聞かれると満面の笑みを浮かべながら、
「7時に青山のマヒマヒー♪」
はっ!
慌てて机に戻った芝山は、己の予定表をチェック!あああーーーー!!今日は7時にマヒマヒになっているじゃあないのぅぅぅぅーーー!

<雨宮の夕べって一体・・・>
そして、何が子供の誕生日よ!ぷんすか!となってる中村をさらに怒らせる雨宮。仕事の山を持ってきて、自分は先に公平の仕事をなんて言うもんだから、プライベートでも二股かけてるって噂だもんね、なんて言われちゃうんです。
そんなこと!!部長となんて何もーーー!!!
「雨宮ー、どーして起こしてくれなかったんだよー。寂しかったぞーー!」
ぎゃーーー!!部長ーーー!なんてことを言うんですかぁぁーーーー!!か、鍵も返しますっ!あああ、どうして受けとってくれないのうぅーー!どうしてドアを閉めちゃうのぅぅぅーー!!
「夕べはあっちにお泊りっ?」
ひいっ!遠藤さんっ!
「だぁいじょうぶ、誰にも言わないから。だぁいじょうぶだぁいじょうぶ」
「ちがっ、あのっ!遠藤さあーーーん!!」
遠藤の笑顔・・・!素敵・・・!

<K1>
がっくりしながら公平の部屋に入ろうとする雨宮でしたが、検事ってホントヤな人種!と怒っている被疑者が江上の部屋から出てきて、末次も付き添っていっちゃったもんですから、そこから雨宮くん、って呼びとめられちゃいました。
呼びとめといて、すーーっと隠れる江上・・・(笑)
雨宮は、こないだ酔っ払って曖昧にしてしまったけど、二人の関係をきっちり確認しておきたかったんです。でもそこにK1のチケットが!行きますーー!!と叫ぶ雨宮だけども、そこはそれ、冷静な雨宮。
「ダメ、行けない・・・!あ、でも・・・、私たち、ただの検事と事務官ですよね・・・?」
「何言ってんだよ、あたりまえじゃないか」
「よかったー!恋人だと思われてるのかと思って!」
「・・・・・・・・7時からだから」
冷静ではあるけど、切りつける時は遠慮しない女、雨宮・・・。

<末次さん♪>
うきうきっ!と雨宮が出ていって、入れ替わりに帰ってきた末次。デートすかぁー、羨ましいなぁー、って平板に言うのです(笑)女はめんどくさいよ、なんて、言ってしまう江上に、カッコいいなー、と言いながら、お顔がうさぎになっているのです(笑)末次さーーん!!好きぃぃーーー!!

<キング・オブ・通販>
K1!K1!とウキウキと公平の部屋に入ってきた雨宮は、軽いめまいに襲われましたね。
先週は、マーメイドスリムでくねくねくねくねしていた公平が、腹筋運動をしているじゃあないですか!キング・オブ・通販!アブローラープラスで!
「ホント、汗かいちゃった。あ、ねぇ、ボディビルのさ、大学選手権見たことある?」
ある訳がありません。いくらのK1好きであっても、筋肉好きではないんですから!
公平は、青森で見たことがあります。舞台の上にずらっと並んだ筋肉の群れにむかって、後輩たちが
「ナイス腹筋です!」とか言うんですって(笑)
「筋肉誉めるって、あんまりしないじゃん」
公平が楽しげに喋っている間に、雨宮は、とっとと片付けながら、もう被疑者がくるから片付けろ!と散らかった部屋を片付けて、ちゃんと服を着るように言い残りして部屋を出ます。
「でも、俺的には、ナイス!二頭筋って言う・・・!段ボール捨てんなよ?」

「解らない・・・。ほんと解らない・・・」
首を振りながら捨てに行く雨宮でした。

<取調べ中>
取調べになりますと、いつも同じことを言わなくてはならないようです。よく海外の警察ドラマとかでも、犯人が逮捕された後に言われてますが、そーゆーヤツですね。
連れてこられた若い男は、顔中にすごい青タンで、黙秘権や、弁護士請求の権利が保証されてますから。ね?ってゆっても返事をしない。
うーん、とちょっと居心地悪そうに身動きした公平が、お約束として、氏名、生年月日、本籍を聞いたけど、返事がない。
あれ。返事しないぞ?あれぇ?
「・・・・・・もしかして、黙秘系?」
「うそぉ」
うわーめんどくせーって下からちょっと見てる顔がすーてーきーー!!

本人が喋らないんじゃ仕方ない。シャーペンを立たせようとしながら、調書を読みあげる公平。正当防衛ですね、と雨宮は言うんだけども、なんだか気に入らなくて、じーーっと相手を見つつ、どん!とテーブルの上に、キングオブ通販、腹筋マシンを置く。
「これ、効くよ。腹筋マシン、知ってる?」
「久利生さん!」
「固いでしょ、この人」
雨宮を指差しつつ、真剣な顔でさらに聞きます。
「マーメイドスリムって知ってる?」

<その頃の皆さん>
芝山は、トイレから携帯で中村に電話中。君との約束を忘れたりする訳がないじゃないか!とええ声で言うけれど、そのええ声がウソくさい(笑)
「じゃ、7時にマヒマヒでいいのね?」
「えっ!?じゅ、10時に変更してくれないかな・・・」
「10時ぃ!?」
「9時!」
「いいわ」ガチャ。
はーー・・・と息をついた芝山は、まさかその会話が、遠藤に立ち聞かれていたとは知る由もなかったのです!
末次に芝山の不倫のことをとっとと喋る遠藤。
いいなー、みんなー、という末次だけども、中村が肩こっちゃったーといえば、僕もみましょうかっ?と嬉しそう(笑)
結っ構ですっ!と厳しく拒否されたけどね・・・。
「末次さん。中村検事のこと、お好きでしょ」
「えっ」
「ほらほら。顔に出た」
「違うよ。・・・・・・誰にも言わないでよ?」
約束。と、小指と小指をからめあう、末次と遠藤でした。・・・か、可愛い・・・(笑)!

<弁護士の圧力 しかし柿ピーは美味しい>
警備の人と柿ピーを食べている公平ったら、可愛い・・・!そこで、有名な弁護士がやってきたことを知るのです。坂之上という名前を聞いて、他の皆さんもどんどん出てきて、最後は部長が、早くあの被疑者を出すようにまで!
「あ、弁護士が圧力かけてきました?」
柿ピーを手に、公平は聞くのです。
「代議士がお父さんだからしょうがないか。ちょっと出かけてきます」
なんですとーー!!
部長は、もう、今すぐにでも釈放して欲しいのに、柿ピー一気食いした公平、ぱんぱんっとつなぎで手を払っておでかけー。つなぎも可愛いー!
出ていく公平をおいかけて、警備の人の机に激突する部長!その机から、金属探知機がおっこちて、ああ!ってなってる警備の人もいい!!
・・・こうやって、隅々まで見たくなっちゃうようなの、好き・・・!

<早く行きたいのになぁ>
一人とっととエレベータに乗り、1階につきました。そのエレベータの中の顔も好き・・・!
そしたら、雨宮が階段で降りてきていて、他の仕事はどうするんですか!って怒られちゃいました。でも、正当防衛を証明するような証拠ばっかりあつめてきて後は黙秘なんて、弁護士がこっちに何もさせないってゆってるようなものだから、自分で調べるんです!
それなら、それで、事務官が一緒にいかない訳にはいきません!調書とってくるから待っててください!って雨宮でした。
歩き方も素敵ね、公平・・・!肩から前に出るってヤツでね(笑)

<その頃の皆さん>
公平と入れ替わりに坂之上がやってきていて、担当検事がいなくて、今は動かせないことを知り、いやーな圧力をかけてきます。そこへ、雨宮があたふたと戻ってきて、公平は目撃者に直接あって話を聞くそうなんで、こっちの仕事お願いします!と、どっちゃり仕事を残していくのです!
なんですと?となる弁護士にどうにかお帰りいただきまして、あ、この時、なんとなーく受話器をあげてみたりする、江上と末次、よかったんですけど(笑)
雨宮は、ダッシュしたんだけど、もう公平はおらず、んきぃーー!と調書から、目撃者の住所を見てでかけていくのです!コートもスーツも可愛いよなぁ〜・・・。
そして残ったのは、公平がやるはずだった大量の仕事。
「末次さん!振り分けて!」
部長に言われ、え、私がですかい、となる、末次(笑)
「合コンの予定入ってんですけどね!」
「雨宮がいないと取調べができない」
「子供の誕生日なんだ」
「多いよ!ちょっと!K1のチケット取ってあんだよ!」
こうやって、一人一人に文句を言われる末次・・・。でも、中村の時には、ふふっ、って微笑んだりしたんだけどね。そして・・・
「俺だって、社交ダンスの日なんだよ・・・。スロースロー、クイッククイックっっ!」
いい・・・!みんな良すぎる・・・っ!!

<話聞き中>
クラブみたいなところで掃除してた若い兄ちゃんに話を聞いている公平ですけど、なぞの座り方(笑)。椅子の足に座ってたりして(笑)
そこに雨宮がやってきて、兄ちゃんの気持ちがそれちゃったんで、ねーって兄ちゃんの服を引っ張るのが可愛い!!なによ!!自分より相当若い兄ちゃんすら、上目遣い攻撃でどうにかしようと思っているのかーー!!
でも、そこで得られた証言は、調書と寸分たがわないもの。ボコボコに10発くらい殴られた、というものでした。
それをふーんって顔で聞いていた公平は、帰り道、なんか熱っぽいな、風邪ひいたかな、って雨宮に訴えます。腹筋マシンで汗かいちゃって、そのまま出てきたから、風邪ひいたのかも!なんてゆってたら、タクシー呼びますっていわれちゃいました。
「せっかく来たのに、もう帰るの!?」
驚く公平に、さらに驚く雨宮。だって、急がないと拘留期限が切れちゃうって言うんですよ!
「起訴するつもりですか!?」
「あったりまえじゃん」
咳しながら、次の目撃者に会いに行く公平なのです。

<その頃の皆さん>
部長は、坂之上からの電話に怯えてます。
公平からは、まだ帰れないって電話がありました。
芝山は、早く次を呼べ!と怒鳴り、江上は、検事だから女の気持ちも解るんだよと言い、末次はウキウキと中村の部屋へ。雨宮がいないですからね、掛け持ちです♪
芝山は、残りの仕事を見れば、もう定時は絶望的。ああ、と、長い足なのに窮屈そうに椅子の上で体操座りを!でも!
「俺は、検事!傷口を広げない努力!」
そして、パパでちゅよー!とお子さんに電話をするのです(笑)
中村は、被疑者いじめが大好きなので、後10日間拘留延長でじっくりいじめてあげる、とかなりな迫力。末次うっとり(笑)
「いいなー、中村検事の取り調べは・・・」
「次、お願いします」
幸せそうな末次・・・(笑)
そして、末次が出ていったのを見計らって、すーーっと現れる芝山は、バラの花を一輪中村に捧げます(笑)
「やっぱり10時にしてくれないかな」
「今日はもうやめにしない?せっかく遊びの付き合いなんだから、無理することないでしょ?」
「・・・久利生の野郎・・・!」
不倫してる人間の1日は26時間。貴重な2時間を返せ!と思う芝山でした(笑)

不倫ではなくて、恋愛をしている(はずの)江上は、雨宮に電話。今、愛しの雨宮がいたのは、浅草でした。
亡くなった人がお勤めしてた和菓子やさんです。
じーーっと、ディスプレイをのぞきこんでいる公平は、「綺麗なもんすねーー」と感心。ちょうどみていた和菓子「冬椿」が、亡くなった人が得意だったものでした。
話し込んじゃってるけど、絶対帰ります!という雨宮ですが・・・。

ちなみに、江上の持ってるチケットは、金券ショップで、1枚4万2千円で買ったものでした(笑)遠藤は、なんでも見ています(笑)

<冬椿>
ちゃっかりお店の中で、冬椿をいただいている公平。雨宮の分もあります。お店の人も、食べてやってください、とおっしゃるので、そういう人には笑顔で挨拶の雨宮。
「これね、案外見た目と違って甘くなくていい」
説明してくれる公平には答えず、お店の人にいただきます、とゆって食べ始める雨宮を、公平は、つんつんと肘で突つきます。
「ねぇ。なんで事務官やってんの?」
しかし、こっちも黙秘系・・・。
「甘くないでしょ、結構」
指を舐める仕草も愛らしい公平・・・!
「内部試験で検事さん目指してるとか?あ、やっぱりね」
お茶碗を回している雨宮は、つん!となんですか?って言うんですけど、マジメすぎるってのも、どなんだろうね、って公平。
「マジメがいけないんですか?」
「いけないんですかって・・・、これ、苦い。これ、ね?」
近くでじーーーーっと顔をのぞきこみ、眼鏡、外した方がいいんじゃないの?って、今日もゆってみる公平でした。
苦いでしょってお茶も、かーーーっ!と飲み干す雨宮は、時計を見て、さぁ、帰ろう!とアピール。
「ないの、こう。ゆとりとか、遊び心とか」
「そういうの必要ないと思います。新事実は見つかったんですか?」
「残念ながら、まだ」
ほらごらん!と怒って出ていく雨宮に、これいただいていきますー!と冬椿を持ってついていく公平。
雨宮は怒ってるんですけどね、もう一人の証言者の女の子に会いにいくんですよ。公平は。もう6時なんですけどね・・・。咳もしてるんですけどね・・・。

<その頃の皆さん>
江上絶望!!雨宮は、今、多摩!公平の仕事はまだまだ残っているし!弁護士からの電話はかかってくるし!!部長も絶望!!

<多摩は寒い>
「歩いても歩いてもつかない・・・。あそこに見えてんだけどな・・・」

寒そうーーに歩いている公平と雨宮。大きな建物は近くに見えます。伊勢崎町からランドマークタワーまで歩いた私が証明します。近い、と思ったんです・・・!
寒いよー、寒いよー、と女の子の部屋にいたら、この寒いのに、アイスを持って登場。
「・・・温かい部屋で食べるアイスって美味しいよね」
恐い・・・。
ふいにきた見知らぬ男から、こんなことを言われたらとっても恐い(笑)でも、いいや、男前だから(笑)。
誰と聞かれ、「東京とっきょ・・・」と、つかれたことをゆってしまう公平に、もう散々喋ったからいいでしょってドアを閉められそうになり、慌てて手をいれたら、挟まれてーーーー!!
いってーーーーー!!!!
冷たくなった手の先に、それだけの衝撃・・・・・・・・・・・
ねぇさん、人の体の痛みには敏感な女・・・・・・・!涙ちょちょぎれます・・・!
雨宮もびっくりしているので、公平は、言います。
「このお姉ちゃんね、キレつとマジ恐いよ。ホントに・・・」
って、痛そうなんだけど、ここの二重がまた、綺麗で!!綺麗で綺麗で!キリっとしててね!

そして、外で得られた証言は、またもや、調書や、さっきの男の子と、一言一句たがわぬものだったのです。

<帰り道>
ジュースの自動販売機で何か飲む?って公平ですが、雨宮はすっかりぷんすかになってるので、シカトしていっちゃいます。
「シカトかよ、ちょっとー!」
温かい缶コーヒーを渡しても、いりませんって。怒ってるんです。『一応』検事だから、何かあるのかと思ってついてきてるのに!って失礼なことをさらっと言いながら、
「人のことなんかどうでもいいんですね!久利生さんは!」
って言われて、そんなこと・・・・・・、あるか。って公平・・・。

吹きっさらしの駅のホームで、雨宮の携帯がなり、公平は、ベンチに座ってて、とっても寒そうーー!咳もしているーー!!
「8時、回っちゃったよ?」
どこか空虚な江上の声。もうどう考えても無理なんで、一人で行ってくださいって言うんだけど、それじゃあダメなの!それじゃあ意味がないのよ、江上には!
こっちも仕事がまだ終わってないんだ。取りあえず待ってるからって絵が見は、8万4千円をパーにした・・・。

がらすきの電車の中、向かい合って座る二人でしたが、公平は、指がとっても痛そう。だって、内出血だか打ち身だか、色が変わっちゃってます。それを気にして、雨宮はバンドエイドを出してあげました。
「ばんそうこう・・・貼ってもあんま、意味ないんじゃないかな・・・」
つったら、さーーーっと雨宮が離れていくので、あああ!!一応貼っとこうかな!って公平(笑)可愛い!
「指出してください。・・・久利生さんは、どうして検事になったんですか?」

「そんなに俺が検事やってるのが信じられないの?」
「理由をお尋ねしてるんです」
「・・・被害者の味方してあげるの、検事しかいないでしょ?」
バンドエイドは指にまかれ、サンキュとお礼をゆったら、雨宮は、また向いの席に。公平は、背もたれから離れて、前に体を持ってきます。
「今日のさ、お菓子あったじゃん。あの綺麗だったやつ。あれって練り切りって言う指先の職人技なんだって。・・・あーゆーさ、お菓子なんかを作る職人さんがだよ?素手で人のことぶん殴ったりするかな。怪我するかもしんないじゃん。K1の選手でもない普通のヤツが、10発も殴るのに時間がかかるでしょ?」
仲間もいたのに、殴られっぱなしってのはおかしいし、みんな話が同じ。ぼこぼこに10発ぐらい。調書と同じことしか言ってません。
「口裏合わせて!?」
「それが証明できなきゃ意味がねっつってんの」
いらいらと、つり革に捕まる公平。
「死んだ被害者は、裁判で証言なんかできねんだからさ。かわりに懇意なってやるの、俺らしかいねーじゃん。被害者が一番キツいに決まってだから」
前に座りなおした時も素敵だったわぁー・・・捕まってるのもいいけど、こんなにぶら下がったら、大人免許とれないけどーー(笑)
「もう一つ回ってくるわ。付き合わせちゃってすみませんでした」
そして、電車を下りる公平ですが、後ろからは雨宮が。
「あ?」
「事務官ですから。最後まで立ち会います」
「あ、はい。はい、これ」
ぽっけから缶コーヒーを出して渡す公平でした。

<現場>
先週も階段が出てきましたが、ここの階段も相当高いです。
「ここからあんなところまで・・・」
痛ましそうな雨宮。公平は、ちゅちゅちゅって口を鳴らしてます。
「被害者、どんな気持ちだったんだろうな・・・」
雨宮は飲んでしまった缶コーヒーをゴミ箱に投げ入れたのだけど失敗。その缶コーヒーが、その日の被害者のように、階段を落ちていくのです。
しゃがんで、その缶を見ている公平。雨宮は、それを追いかけて一番下まで階段を駆け下り、そして、顔をあげるとそこには!!そこには、ラーメン屋が!!
はっ!と公平を見て、あれ!と教える雨宮。
え?あ!!って降りていく公平!屋台なんて、調書には書かれてなかったんです!ぱっと時間を見る公平、まだ時間はあるのですーー!

<その頃の皆さん>
ようやく長かった1日にも蹴りがつけられそう。後は1つずつくらいです。
江上はK1に行けなかったし、遠藤は合コンにも行けません。合コン大好きだけど、10回に1回しかいけない。それが事務官・・・!芝山は子供の顔なんて、寝顔しか見てないから、電話してくるおじさんくらいの認識しかなさそうだし、中村はマヒマヒなんて行けてません!

<帰ってき公平>
「すみません!遅くなりました!!」
そこへ帰ってきて、ぎゃーーー!!!て言う文句に、
「あ、ちゃんとあの、たっぷり怒られますから!12分だけ待って下さい!」
と部屋に入ろうとして、拘留請求するつもり!?と驚かれます。
「ええ、しちゃおうかなーって・・・」
だって、ラーメン屋のおっちゃんから、証言もらったんですもん。被疑者が先に殴られたってことはなかったって。
でも、たったそれだけの証言でなんて、無理だって!!と責められる中、雨宮は、信じてもいいと思うとゆったのです。
「この人は、ホントに非常識ですけど、この事件に関しては、こだわったから、新証言が出てきたんです!」
「そりゃそうだけどさー・・・」
部長は、弁護士に責められてもうへとへとなんですよ・・・。

<弁護士登場>
廊下は禁煙ですぅ、と気の弱そうな警備の人を無視しながらやってくる弁護士。
じーっと見ている公平は、ちょっと首を傾げて、始めましてとご挨拶。あぁ、可愛い!小首傾げ攻撃!小首傾げ爆弾!!
「彼を起訴するつもりかね」
「はい。ケンスケくん、殴られてませんよね」
顔は青タンだらけでも、被害者に殴られた訳じゃあないんです。
「なんか、おかしいんですよね。事件が起こったのが、午後の10時なんですよ、でも、警察に出頭してきたのが0時。2時間あるんですよ。何やってたんですかね。考えたんですけど、1つ目が弁護士さんとの打ち合わせ、2つ目が友達のマモルくんにぶん殴ってもらった。3つ目が、口裏合わせのリハーサルみたいな」
3つをカウントする時の指が好き・・・!
「俺、思うんですけど、殺した人間を悪者にして逃げるなんて、汚くないすか?」
しかし、弁護士は、さすがに有名弁護士。この程度の証言じゃあ、裁判でひっくりかえされて、検察のメンツは丸つぶれですよ、未来ある若者を犯罪者にするなんて、なんてことを言われたら、ぷちっ!って来ちゃいますよ!
「いきなり人を突き落とすようなヤツを、ここじゃ、未来ある若者なんて、いわねんだよ!」
ただでさえおっきな目が、なおもおっきく!なってゆくのです!!かっちょいい!!!
それに、最終的には、部長もキレました。
「そりゃ違うな!先生、人が一人死んでんですよどこがつまらん事件ですか。我々検事はね、プライベートをけずり、残業手当もも無しに働いてるんだ。高い金もらって、代議士のバカ息子を弁護しているあんただけのセリフにしてくれ!時間だ、拘留請求の手続きをしなくちゃならないので、どうかお引取りを」
あぁ!!部長ったらカッコいい!
誇らしげな公平のアップも素敵!!
「君の名前は」
「久利生公平です」
「よく覚えておくよ」
公平は、相手の顔を見たまま、腰だけさげてお辞儀。そして、皆さんの方を見て、えへって笑うのです。
なんだか、いい空気が部屋に満ちたんですけども。
いいんですか?とみんなは部長に意地悪をしました。次の転勤先は、空気のいいところでしょうねぇ、って(笑)

<アタック25>
坂之上が次席検事の同期だったんで、さすがサラリーマンとして、謝りにいった部長ですが、まぁそれはいいですっ、全然平気。でも、公平のことじゃあ大変だろうねってねぎらってもらっちゃいました。
「久利生のこと、よくご存知なんでしょうか」
「まあね、彼はきっと、僕のことは、知らないだろうが、ね」
え!何それ、気になるじゃないの!!

<マスターが喋った!マスターが喋った!おじいさーん!マスターが喋ったー!>
バーで咳をしながらポトフをいただいている公平。ふーふーしている姿が、めちゃ可愛いー!!でも、もう味も全然解りません。離れた席にいた雨宮が、玉子酒って出来ます?てゆってくれたんですけど、そんな!このマスターがそんなものつくってくれるはずじゃいじゃん!と止めようとしたら。
「作るよ、玉子酒」
って!・・・おじーさーん!マスターが喋ったーー(笑)!クララが立ったくらいの喜び(笑)
「それ飲んで、きょうは早く寝て下さい」
「どうしたの。なんか、優しいじゃん」
「仕事休まれると困るんです」
「・・・あぁ、そういことね」
「じゃ、私、約束がありますんで」
12時まで仕事してて、その後約束かい!なんてタフなんだ、雨宮!!
「K1のチケット、無駄にさせちゃったから」
「ああ、彼氏か」
「違います(きっぱり)。そういの、いりませんから私」
ふーんと見送った公平の手元にやってくるのは玉子酒。どうもって目が綺麗な茶色でーー!んもー!綺麗でーー!!そして、バンドエイドのされた指先で、玉子酒入りグラスを持って、ちょっと飲んだら、うわーーー!!って味で、急いでポトフを飲み込むのです。

<そして裁判中>
弁護士が、情状に訴えている間に、またくしゃみ、が出そうになって、くしゅ!!また、かわいこちゃんくしゃみ攻撃で!
「失礼しました」
なおも、続く弁護士は、公平の求刑を批判、全員に睨まれる公平は。

「やっぱり悪もんだなー・・・」
とつぶやき、くしゅ!
「失礼しました」

なのです(笑)


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