HERO

01/02/05

第5話「二人きりの夜」

<今日はもう帰ろう>
と帰ろうとするくりゅたん。お疲れ様でしたって雨宮に、
「あ、そだ。雨宮さ、たまには俺と飯でもいかない?」
「今日中に調べておきたい判例があるんで」
おぉう。雨宮、今日もそっけないぜ!
「そんな勉強ばっかしててひからびない?」
「ひからびませんね」
「ね、判例もいいけど、たまには俺と・・・」
「お疲れ様でしたぁー!」
判例から顔も上げない雨宮に、ちょっとくしゅーんなくりゅたん。あぁん、こんなにくりゅたんは可愛いのに、雨宮ったらもったいなーーーい!!
くりゅたん、出ていきながらも、雨宮を見ているんですよ!んも!くりゅたんったら乙女♪

<セクハラ江上>
あー、勉強って大変、とコーヒーをいれていた雨宮。そこに突如洗われた江上が、ここにはもう僕たち二人きりだ!と抱き着いてきて!えええ!!!何をするんですかぁーー!!とコーヒーをぶっかけて、逃げる雨宮!

<そして海>
急いで廊下を逃げていて、角を曲がったら、そう。そこは、海。
そして海岸に立っているのは、おっとこまえなくりゅたん♪
「久利生検事?」
微笑みながらやってくるくりゅたん・・・!あぁ、素敵!素敵ねくりゅたん!
「ちょっと、あるかねぇ?」
「ん?」
と訳の解らないまま、海岸を歩くくりゅたんと雨宮。それはもう美しい海!綺麗な海でございます!夕焼けでとっても美しい!!そしてちょっと先を歩くくりゅたんが、寒くね?と雨宮に聞くのです。
さ、寒くねって、言われても??と顔中「????」な雨宮、いきなり肩をだかれて、え!?えぇぇ!???
腕をさすられ、ななななんとですとぅぅぅぅ???????
そしてその上!
「愛してる」
へ!?
「おまえのこと」
そしてくりゅたんの前に体をもってこられ、あああ、キスされるの!?私、キスされちゃうの!?久利生検事にキスされちゃうのぅぅぅぅーーーーーーー?????
あああーーー!くりゅたんの顔が雨宮に近づいてーーー!!日本一可愛いキスシーンがーーー!!!と思ったら。

<起きろよ?>
バスで寝ていた雨宮。はっと起きると、まだ降りるところじゃなくって、よかったね。でも、2ヶ月も彼氏いない女子高生は欲求不満になるって言うし、女性週刊誌の中吊りは、欲求不満ばかり書いてあるし。
あああああ。ノイローゼかしら・・・。

<手抜き>
最近ちょっと手抜きしてない?
とご立腹な中村。ランクが下がってきてるんです。レストランも、プレゼントも。キスの仕方さえも!
そんなことはないって芝山に、じゃああの店は何よ!って文句をゆってたら、そこに雨宮がやってきて。
「次の公判ではその点を突いてみるから」「絶対に有罪に持ち込んでね」
と、さらっと交わす、さっすが大人♪
でも、雨宮はそんなことには全然気づいていなくて、くりゅたんのお部屋に入っていきます。邪魔者がいなくなったところで、愛してるよ、なーんて囁いていたら、またドアが開き!
うぅん、ドキドキ!

<不倫>
ウキウキー!とテンション高く遠藤登場。一緒に末次も登場。
ついやっちゃったんだって、そしたらはまっちゃったって、可哀想にー、なんて話をしていて、中村がなんの話?って聞いてみたら、それは特捜の武藤が飛ばされた本当の理由について・・・!
遠「あれ実はね」

<一緒に撮影できないアタック25>
部「(電話中)不倫だったんですか!」

<こんな遠藤大好き♪>
遠「奥さんと別れるって適当なこと言っちゃうから」
末「こじれにこじれて、ぐっちゃぐちゃだったんだって」
遠「多分、一生地方周り?」
地方周り?でにこっと首を傾げる遠藤!大好き!遠藤のこういうところが大好き!

<一緒に撮影できないアタック25・2>
そういえば、彼とあったことがあるのは、部長、江上、雨宮くらいなもんなんですね・・・。そんな次席検事は、検察のスキャンダルにはマスコミがくらいつくので、代議士の公判が佳境の今、足元をすくわれないようにと、部長に厳しくいいつけるのでした。
うちにはそのようなことはございません!と自信を持ってる部長。本当に・・・?本当にそうなのか・・・(笑)?

<爆弾発言>
芝「地方周りか、バカなことしちゃったもんだよね、武藤さんも」
中「バカなことって、不倫をしたこと?それとも奥さんと別れる約束をしちゃったこと?」
芝「・・・周りの人間をね不幸にしたってこと」
普通じゃいられない、芝山と中村です。でも、あくまではこれはオフレコでって、遠藤は言ってます。
言ってますが、
「おはようございまーす」
と現れたくりゅたんにも言う気まんまんです(笑)
そして、雨宮も、あっ!くりゅたんが来ちゃった!とドキドキ!おはよ、と言いかけてもらっても、何も言えずにじーーっとくりゅたんを見ていると、失礼なほどに目前まできたくりゅたんが。
「眼鏡、ちゃんと拭けよ。俺はやなんだよ、汚いの」
なーんてゆうです。そんで、部屋に入ろうとしていたくりゅたんを引きとめる遠藤。たまには話しましょう!って座らされて、いつもしてるじゃん、ってゆったのですが。
遠「はぁはぁはぁはぁ!!!」
って激しく笑うのです(笑)そして、武藤が不倫してたことを言い、オフレコじゃなかったの?って中村から言われてしまいました。
末「約束したんなら、さっさと離婚してりゃよかったのに」
遠「そう!」
芝「そんな簡単にできないよ」
遠「できない、できない」
中「じゃあ、不倫は遊びだったってこと?」
雨「遊びに決まってるじゃないですかぁ!」
くりゅたんのコーヒーを入れてた雨宮がいって、中村のこめかみをぴきっとさせ、芝山は、武藤は真剣に愛してたと思うと言うしかなく・・・。
でも、雨宮からしてみれば、そんなのはサイテー!そして。
中「恋愛の一つもしたことない人がいっても、全然説得力ないのよ」
って言われてしまい!
く「お!それに対してどうでですか!」
マイクの手を差し出され、おくての人ほど欲求不満が爆発したりして、とも言われて!
雨「失礼なこと言わないでください!私にだって恋人くらいいます!」
全「え!?」
江「え!?」
ちょうどそこにやってきていた江上。そんな!来たばっかりなのに、もうここでゆっちゃうの!?ゆっちゃうなんて、まずいよね!きゃー!まずくない!?ねぇ、久利生選手っ!
とうきゃうきゃしていたら。
雨「相手に奥さんいるし!」
えええーーーー!!!
く「え、それはほんとですか?」
雨「本当です!」
がーーんがーーんがーーん。江上呆然!
末「江上さんじゃなかったの!?」
とっても嬉しそうな末次(笑)
ははははは・・・と崩れ落ちそうな自分を必死に立てなおし、ぱたぱたとコーヒーを入れにいった雨宮に、嘘だろう?とすがりつき。
そして結局コーヒーをかけられてしまうのです。
その騒ぎの中、資料も飛び散り、慌てて拾ったくりゅたん。あ。と顔を上げました。
「不倫のもつれによる傷害。だ、そうです」
あぁん!!素敵なアップ!!

<ぱちくり>
可愛くぱちくりしてみてしまうほど、被疑者の矢口は、黒づくめ。でも、派手。
妻と愛人と3人で不倫の清算について話をしているうちに包丁を持ち出し、止めようとした奥さんの腕を傷つけたという容疑です。でも、矢口は、包丁を持ち出したのは奥さんで、自分で勝手に怪我をしたといいます。
く「ん?奥さんは、それを矢口さんのせいにしちゃったと」
矢「訳解りませんよね、女は」
雨「それはおかしいです」
雨宮はきぱっ!といいます。だって、愛人の川原麻美もそうだって言ってるんですもの。二人して嘘をついてるって矢口に、あなたを巡って争ってた女二人が、同じ証言をするのはおかしい!って雨宮。
雨「起訴ってことで」
く「何ムキになってんの!」
雨「だって卑怯なんですもん!」
く「座れよ!」
びしぃ!!というくりゅたん。未だかつて、くりゅたんがこんなにキツく言ったことがあったでしょおか!あぁん厳しいのも好きぃ!
く「すいませんね。今日なんかね、ずーーっとピリピリピリピリしてんですよね」
雨「久利生検事」
く「なんだよ」
きっ!と睨むくりゅたん。ああああ。睨んでぇぇぇ・・・・!
く「そのスーツいいスーツですよね。どこの?」

<武藤さん>
芝「で?どういう状況だったんだ?」
遠「はい?」
芝「飛ばされた武藤さん」
遠「うーん、すごいことにはなってたらしいですよ」
芝「だからどんな?」
遠「さぁ?」
あぁ・・・。こういう遠藤の笑顔って、なんって!素敵なのかしら。さぁ?にこっ!ってこの笑顔!あぁ!遠藤スマイル(邪悪)!
遠「聞いときましょうか?」
芝「いや・・・」
遠「やめときます?アンタッチャブルな扱いになってるって言うし」
芝「一応聞いとこうか」
遠「んっ!?」
ああああ!!!LOVE遠藤スマイル(邪悪)!!!!

<部長必死>
雨宮が不倫!辞めてくれ!俺の足元を揺らがせないでくれぇぇーーー!!
そして、たまには一つ、いろんな話をしないかい?でも、悩みの一つや二つはある雨宮は、帰りが遅くなります。傷害事件の調査で、千葉の御宿にいくからです。
「いいよ。7時でも、8時でも。私はずっと待ってるから!」
部長必死やん(笑)

<トイレ>
トイレには秘密が一杯♪
遠藤は、武藤さんの件、女の方がワザともらしたってホントっ?って電話で問い合わせ中。
末「なんでトイレで話してるの?」
だって、秘密はトイレだから♪
武藤が不倫していた相手は、偉いさんの親戚だったんです。だから、武藤が左遷されちゃったんですね。独身の男と付き合えばいいのにって二人ですよ。しかも、雨宮まで!
遠「江上と付き合ってると思ったのに」
末「それはないよね。雨宮くん、全然気がないもん。江上さんの空回り。ピエロってヤツ?」
遠「はぁっは!で、ピエロって誰?」
そんなトイレの中に、江上が座っていようとは!まだ末次は知る由もなかったのです!あぁ!幸せだったその時の末次は!!

<芝山と中村>
入ってきた音をきき、やっぱり女がばらしたんだろ!?って振り向いた芝山。
でもいたのは中村。どうしてそんなに気になるの?私との関係がばれて、自分も飛ばされるのが恐くなったんでしょ。遠藤をつかってこそこそ調べさせて、がっかりだわ。
あぁ。中村の機嫌は、どうやったら直るのか・・・!

<伸びるくりゅたん>
うーんと机に伸びてるくりゅたん。かわいいー!!のびくりゅたん♪
不思議だなぁって調書を眺めてます。相手の家に乗り込むほど好きだったのに、事件があったら、がらっと変わって正直にお話しますっておかしくない?って。
でも、雨宮からしてみれば、嘘の証言なんかしたら、自分も犯罪者になるんだから当たり前じゃないですか?です。だって、たかが恋愛ですもの。
く「言っちゃったでしょ。たかがって」
雨「言いましたけど?」
く「俺は結構いると思いますけどね。たかだ、で人生棒に振っちゃう人が」
雨「そういう人はバカです」
く「そこまで言う!」
雨「他に人生の目的がないから、恋愛なんかに逃げるんです」
つん、って雨宮。なんだとぅ!と、くりゅたんは、自分の前に雨宮を座らせました。そして、検事と被疑者、って感じにしておいて。
く「はい。雨宮舞子さん。・・・・・・・あなたの彼氏はどんな人?」
雨「はい?」
く「ここまでくると興味があるから」
雨「お話する必要はありません」
く「あぁそうですか。・・・・・・・はったりこいてんじゃないの?」
雨「なんではったりこかなきゃいけないですか?」
んむーー?

お互いの腹の探り合いって感じになってきましたが、行きますよ!って追いたてられちゃうくりゅたんなのでした。

<そして海>
美しい御宿の海。
く「おー、すげー!冬の海ってのも結構いいな」
にこっ。
雨「忙しい東京を忘れちゃいますね」
にこっ。
ご機嫌だった雨宮は、はっ!と思い出しました。こ、これは、夢と同じシーンでは!?歩こっかって言われて、肩を抱かれて、あ、愛してるって、言われて、き、き、き、キスされそうになった!?
このムゥーってなってる雨宮は、恐ろしいことに、光浦に似ています。
・・・・いえ、ホントです。見なおしてください。光浦に似てますから(笑)
く「寒くないの?」
き、きたぁ!!!

雨「全然っ!?」
あせあせっ!と答えると。
く「寒いよ。どんな皮膚してるんだ」
肩を抱いてくれることなく、向こうに見える川原麻美の実家がやってる旅館に歩くのでした。

<その頃の末次>
部屋に入ってきたら江上がいない。ぽんと資料を投げて、
「どこいってんだ、江上ー」
なんて座りながらゆってると電話。
「はい」
『中世ヨーロッパの魔女裁判の判例あつめといて。700例、今日中に全部ね』
あぁ。
あぁ、末次・・・!

<お話中>
いかにも薄幸が似合う川原と玄関先で話をしているくりゅたん。調書の内容を確認してますが、喋りながら、ん?って目が動くのが好き!
川原の話は調書通りで、雨宮は、帰りましょ!ムードたっぷりですが、くりゅたんは、どうも納得がいきません。
く「あ、川原さん。今言ったことは、まぁ、ホントでしたら、矢口さんは、傷害罪で起訴されますけど」
川「間違いありません」
く「・・・・・・・・・・。はい。解りました」
全然解ってないくりゅたん(笑)
帰る前にタバコを買おうとしてたらお札が使えなくて、小銭に両替してもらいました。どうぞ、と川原が出してくれたのですけど、綺麗なクリーム色のバックの中から出てきたのは、黒い財布。くりゅたん、その財布をじっと見てました。

<帰らないくりゅたん>
42分の特急に間に合いますから、タクシー呼びます!といわれてるくりゅたんは、海を見ています。口がくにゅんってなってるのが可愛いーーー!!!
く「俺、泊まってこうかな。せっかく来たんだしさぁ」
えええ!!なんですってぇぇーーー!!驚く雨宮ですが、すげえ風!って飛ばされていくくりゅたんなのです(笑)!その強い風に前髪がふかれているのも、なんかええ感じーーー!!

<さすが遠藤。そして恐怖>
遠「ふー・・・!プリクラだそうです!」
芝「プリクラ・・?」
遠「武藤さん、携帯の浦に奥さんと子供と3人でとったプリクラを貼っていたんです。それを愛人がこっそりはがした!」
えええ!驚愕の芝山!
遠「何も知らずに武藤さんは帰ってきた」
芝「ドキドキしてきた・・・!」
遠「クライマックスはこれからです。背広を脱ぐ武藤さんに、奥さんが言う。あなた、お風呂は?あっはは!もう入ったなんていいません!石鹸すら使わなかった武藤さんが、その日2度目のシャワーを浴びた主観!携帯電話が!てぃろてぃろてぃろろん♪」
芝「まさか!!」
遠「そおぅ!愛人から!しかも番号表示して!!」
芝「なんてことだ!」
遠「携帯電話に浮かび上がる電話番号と女の名前!奥さんが出る!はい、武藤の携帯でございます。すると愛人は、あ!とだけ言って電話を切る!何気なく、携帯の裏を返したその瞬間。奥さんの顔から表情が消えた・・・!そこには仲良く家族が微笑んでいたはずなのにぃ!!」
芝「プリクラははがされていたんだろ!?」
遠「いいえ!貼ってあったんです!見なれたプリクラの代わりに!」
芝「代わりに!」

<その頃の末次と中村>
中世の魔女裁判の判例・・・。資料を集めてくる末次。そして芝山の部屋の様子をうかがっていた中村は、あたかも、地中から引きぬかれたマンドラゴラの悲鳴のごとき芝山と遠藤の声を聞いた。
芝・遠「うわぁーーーーーーー!!!!!!!!!!」

<おこた>
あーー・・・・ってお茶飲んでるくりゅたん。
く「ほっとすんな。これ、ほうじ茶かな」
雨「ほうじ茶じゃないでしょ?なんで、私たちがこうやって、おこたに入ってくつろいでるんですか!?」
くりゅたん、うれちい!くりゅたん嬉しいお顔です。
く「おこたなの?これ(笑)おこただって。可愛い言い方すんなぁ〜♪」
でも、雨宮は浮かれることなく、矛盾点はなかったんだから、帰りましょう。とゆってます。でも、くりゅたんは、お母さんから川原の写真を借りて、見てるばかり。その時に、アルバムが汚れないように、おこたの上を拭いたりして、気配りさん♪
お母さんは、娘がこんな事件に巻き込まれて気が気じゃありません。まして検事さんまでくるなんて・・・!とすがるように雨宮を見ています(笑)
検事だとはかけらも思われていないくりゅたん、アルバムの川原を見て、こういう大人しめの服が好きなんだと確認。似合ってますと雨宮も同意。
一体どうして、そんな写真を・・・?と不安そうなお母さんに向い、アルバムを閉じたくりゅたん。
「お母さん。・・・・・・・ほうじ茶、もう1杯もらっていいですか。みかんいいですか?」
もー、くりゅたんったらーー!!ほうじ茶なんかリットル単位で持ってくるよーー!みかんだって、キロ単位でぇーーー!!

<部長必死>
雨宮が不倫だなんて!と中村に問いただす部長。不倫ってことになったら、移動を考えないと!なんてゆって、中村の怒りを買います。今日の中村は、売ってないけんかを売らせてでも買うぜ!な超戦闘モード。
監督不行き届きで、部長が飛ばされたっていいんですよ?とさらに部長を追い込んでいくのです!
あぁ、部長!幸楽ばかりか、ここでも、不幸に(笑)!
雨宮からも、帰りはまだ遅くなりそうって電話がかかってきて、もっと遅くてもいいよ、と静かに言う部長・・・。気持ちの整理をつけさせてもらいたいんですぅ・・・。

<やっぱり泊まるくりゅたん>
なんなの?と部長の態度に首を傾げる雨宮。そして、くりゅたんは、まだ海を見ています。いつまでもいつまでも海を見ています。
雨「もうすぐバス来ますから!」
く「・・・俺、帰んのよすわ」
雨「はい?」

く「泊まる」
雨「泊まる!?」
堤防の上を歩きながら、川原に嘘をつかれてるんじゃないかと疑ってるくりゅたん。あぁは言うけど、まだ矢口のことが好きなんじゃないないかって。だって、あんなに優しい色のものばかりを持っている川原が、黒の!しかもベルサーチの財布なんて使うだろうか!と!
それは、黒尽くめで派手な男矢口にもらったか、一緒に買ったってものだろう!と思うのです。
喋りながらしゃがんでみたり、ぽんと降りてみたり。あぁ、くりゅたんの体は軽やか!
しかしくりゅたん・・・!
雨宮の言葉に、真実の一端があったのですよ・・・!
雨「ただ気に入ってつかってるだけかもしれません」
その通り!!それはあるのです。比較的無神経な女は、昔の男がくれたもんだろうが、なんだろうが、モノ自体を気に入っていれば、そのまんま使いつづけることができるのです!
昔の男がくれた指輪でさえ!そのまましていられるのです!!!
えーーー!!!それって私のことぉーーーーー(笑)!!!!
・・・だって、指輪は可愛いんだもん♪

く「そーだけどぉ」
雨「100歩譲って久利生さんの言う通りだとしたら、かえって矛盾してます」
そう。まだ好きなら、なぜ、不利になるような証言をするのか!
く「・・・好きだから、こそ、あえて罪に陥れるとかさ」
雨「どうして?」
く「恋愛からむと、何すっかわかんねぇんだもん・・・」
んむうって俯いてるくりゅたん。
とにかく、雨宮の言い分はわかる。でも、自分の考えだって可能性がない訳じゃないでしょ?
ね?ってちょっと前のめりになるくりゅたん。明日1日あるんだから、ゆっくり確かめよう!ときぱっ!と言いました。
雨「・・・のんびりしたいって、顔に書いてあるような気がするんですけどね」
く「あ?・・・・・・・・・・・・解る?」
やっぱりー!やっぱりなのねーー!!と怒ったら、じゃあ、もう帰っていいよって言われました。部長に呼ばれてますからね。ところが、はい、それじゃって雨宮の背中に恐ろしい事実がつきつけられたのです。
く「がんばれよー、色々彼氏のこととか聞かれると思うけど」
雨「彼?」
く「いま、やばいんでしょ?検察官の不倫問題。大変だよ、きっと。不倫だから」
うわ、あぶね!とつまずきながら、くりゅたんは、右へ、雨宮は左へ、いくはずだったのに。

<一部屋>
く「泊まることにしました!」
雨「急いで帰るのもなんだし」
くりゅたん、自分の後ろから突如あらわれた雨宮にちょとびっくり(笑)可愛い(笑)
く「矢口さんの拘留期限なんですけど、明日までなんで、何か思い出したらなんでもいいんで」
そう川原に念を押して、一部屋ってお願いするんですが、雨宮は当然ニ部屋!でもね。ゲタ箱には靴が一杯でしょう?とてもじゃないけどニ部屋は無理。
川「「あいにく、1部屋しか・・・」
雨「えぇ!?」

<その頃の皆さん>
末「魔女裁判の判例なんて、やっと200です」
江「後500じゃない。がんばって」
魔女裁判の判例が200あるってことが、もう、どうなの!?って感じですが、江上はコーヒーを入れてます。
そこに、もう、幸楽で、母親と嫁の板ばさみになってるような部長がやってきて、俺の悩みを解決してくれ、エース!って呼びかけるのです。
江「えーすぅ?」
江上は、エースって言われるのが、大好き♪
部「うちのエースは君しかいない!」
江「末次さん。もう十分です。お疲れ様」
そんな江上の頭の中は、えーすぅ?で一杯のはず(笑)!末次は喜んで帰りの準備です。あぁ、まだ末次は本当の不幸を知らない・・・!
ずったずたのプライドが急速に修復されてきた絵が見。どうしたんですか?と余裕で部長に尋ねたところ。
部「雨宮くんが、今度は久利生と問題を起こしそうだ・・・!『気になることがあるんで、こっちに泊まります』」
江「・・・それ、誰ですか」
部「久利生だよ!しかも相部屋だってさ!」
江「相部屋!?」

ばんっ!と開く芝山の部屋のドア!
遠「そりゃ、やっちゃいますねっ!!」
芝「あったりまえだよ。そりゃやらなきゃ失礼だろ!」
芝・遠「あっははははは!!」
すごい笑顔だー!すごい笑顔だ!遠藤、芝山ー!!遠藤の後ろからちらりと見えてる芝山なんてたまらないぞぅーーー!!!
そして、すっかり帰る準備を整えた末次も、すごい笑顔だーー!!
しかし、末次の、社会人としての常識が、末次を不幸に叩き込むぞぅーー!!
末「あ、それじゃ、お先に」
江「なんで帰ろうとしてるの?」
末「は?」
江「はじゃないでしょ?まだ500例残ってるでしょ?」
末「え!?」

<お布団はぴったり並んでる♪>
お部屋に入ったら、お布団がぴったり並んでて♪久しぶりー!と嬉しく横になるくりゅたんは、その布団でぐるぐる巻きにして、浴衣の帯で、ぎゅっ!と2箇所ほどくくって連れて帰りたいほどの愛らしさ!
うーんって枕を抱いてしばし布団を楽しみ、くるくるーーっと隣に回転していくなんて、そのまま回転させて部屋までつれていきたいほどに可愛いっ!!
でも、雨宮は硬直。
く「・・・すこし離す?」
雨「当然です!」
うぃーーーん!と部屋の端っこまで持ってっちゃう雨宮(笑)
く「そこまでしなくても・・・」
雨「なんですかっ!」
く「なんでもあありません。あ、ビール飲もう?」
雨「いりません!」
せっかくの二人のお部屋なのにぃ・・・。

<バーで>
マスター、今回ここだけ・・・。ちょっとしょぼん・・・。飢餓感煽られてる・・・(笑)
芝山と中村が喋ってるんだけども、中村、部長に全部話しちゃったって嘘いいます。今すぐ別れるなら、聞かなかったことにするって言われたって。
どうするの?とダーツを投げつづける中村ですが、そこに電話が!
ためらいながら出た電話は、もちろん芝山の子供から。今日はすごく遅くなっちゃうんだよー、おちごとでーって芝山は答えました。
中「・・・遅くなってもいいの?」
芝「はー・・・。子供は可愛い。哀しませたくないんだ」
中「解ってる」
芝「でも。地方にだったら行ってもいいよ」
ま。芝山がこんなことを言うなんて!
いきなりご機嫌の直った中村。椅子を近づけて座りなおすのでした。

<雨宮の彼氏>
ビールを取り出してる雨宮は、とっても楽しそう。
二人の部屋は、様々な試行錯誤の末、布団の間に机を置くってことで、一応の決着を見ています。
く「おまえもうやめたほうがいいんじゃないの?」
雨「相部屋なんて、飲まなきゃ眠れませんよ」
く「おまえ今日、酒強くない?」
雨「言っとくけど、少林寺拳法2級だよ」
く「タメ口なの?」
雨「マジで」
く「2級って、強ぇの?」
よえなーーい!と騒ぐ雨宮にくりゅたんは、彼のことを聞きます。
く「俺、一回会っときたいんだけどね」
雨「それは難しいかな」
く「どして」
雨「あんまりね、日本にいないから」
え!?くりゅたん驚愕!
く「え?雨宮の彼氏って、なにをやってる人なんだ!?」
くりゅたん、右に回り込み、机で向かい合うのではなく、隣の辺に移動!しかし、雨宮も右に回りこみ、二人はそれぞれの布団の上で、また向き合うことに。くりゅたん、布団に横になっちゃったわ!きゃ!可愛いっ!!
雨「漁師」
く「漁師!?」
雨「東シナ海で、かつおの一本釣りしてるんです」
く「えー!ま、まじでぇ!?どこで知り合ううの?」
雨「インターネット。で」
く「あーー!インターネットね!あぁ、顔は?」
雨「顔?!どなかなー・・・、あ。ゲタみたいな感じで」
く「ゲタ・・・?」
くりゅたん、体を起こして、何をかじってんですかね、昆布ですか。ひたすら齧ってます。
雨「目が細くて、顎が四角くて、色は黒くて、筋肉質で、笑うと歯が白くて、歯並びも、とてもいい感じ」
そういうのが好み!?
くりゅたん、とってもびっくり!だって、くりゅたん、目が大きくて、顎は華奢で、色は黒くて、筋肉質だけど、そんなにめちゃめちゃ歯並びがいい訳じゃないんですもの!
でも、好みの人と付き合うとは限りません。
くりゅたんだってそう。フェロモンばりばりのお姉ちゃんが好きなのに、最終的に惚れるのは違ったりします。
優しい子が好きなのに、短気で気が強い女に引かれたり、チャラチャラした女がすごくいいのに、マジメで固い子を好きになったりするんです!
雨「ね!」
そうでしょう!と得意げな雨宮。自分が何を言われているか、さっぱり解っていないのです。
うぅん。もったいないお化けが大挙して押し寄せるぞうぅー!こんなにくりゅたんが上目遣いなのにぃーー!!
く「雨宮さ、漁師でゲタのどこが好きなの?」
雨「あ!もう寝なくちゃ!お風呂行ってきます!」
く「・・・いってらっしゃい」
そして机に残される、7本の缶ピール。

<お・ふ・ろ♪>
雨「漁師はまずかったかなー・・・」
く「漁師か」
あああああ!!素敵!素敵!その肩!いやーーー!!齧らせてぇーーー(笑)!!腕でもいいーーー!!!ざばって出てくるのが!出てくるのが、きゃーーーー!!!

<雨宮と川原>
お風呂上りの雨宮、川原と話をしてみました。そこで雨宮は、彼はいないってことを、彼女には言えるのです。くりゅたんがいないことを確認してね。
でも、くりゅたん、二人が喋っていたことまでは知ってます。
ワガママだから、自分のことより、相手の幸せを考えられるくらいちゃんと好きにならないと恋愛は無理だと思うんです、なんてのを聞いてて、んーーっと思いながら、一人卓球場へ・・・!

<卓球温泉>
ほっこりする映画でしたね・・・(笑)
温泉、浴衣、卓球・・・。美しい日本の風景の中、壁打ち卓球にいそしむくりゅたん(笑)
また、ものすごうまいし(笑)!!
多分、やりはじめたら止まらなくなるんでしょう。

せっかく風呂入ったのにさー、また汗かいちったよ、俺、って帰ってきたくりゅたんを迎えたのは!

<あら可愛い!!!>
布団の上で丸まってる雨宮でした。これは素直に、可愛いっ!!って思いましたわ!手が可愛いー!って打ってましたもの!くりゅたん、自分の布団から毛布を引っ張り出し、そぉーーっと、雨宮にかけてあげます。
可愛い、可愛い!なんて可愛いシーンでしょう!顔にかからないように気をつけながら、口半開き!あぁ!口半開きビーム(笑)!!この無防備さがLOVE!眼鏡はどうしようかなー・・・とちょっと戸惑う指先にLOVE!!やっととった眼鏡を、またうーーんって体を伸ばして机において、また見下ろしているのです。
ぷちゅぷちゅほっぺの雨宮を!
ふふっ、と冷蔵庫に向い、ビールビール♪と取り出したくりゅたん。冷蔵庫の上にある、御宿のパンフを見て、そういうことかーって笑いました。ふっと口角があがるのが好き!!ぷしっ!と大きな音をさせちゃって、起きた!?ってびくってしてるのも、かぁわいぃぃぃーーー!!!

<翌朝>
さむー、と目が覚めた雨宮。しかし、部屋の中は自分一人!くりゅたんは、ちゃんと自分の布団をたたんで、部屋から出てました。慌てて降りてきて、パンフレットを見ていたくりゅたんに、起こしてくれてもいいじゃないですか!って怒る雨宮。
じゃあ、帰りましょうか、と玄関に向ったところで、川原も、地検にうかがいますというのです。
半そでです!!半そでで証言の変更にやってくるんです!
く「そすか」
雨「え!?」
ん?って雨宮をみて、じゃあ、って促すくりゅたんなのです!

<その頃の皆さん>
なんと!末次は、魔女裁判の判例を700も集めたのです!集め終えたのです!末次おそるべし!!!
江「末次さん」
末「江上さん。700軒、集め終わりました」
江「え?」
末「魔女裁判の判例。中世ヨーロッパの」
江「そんなことよりさ」
末「そんなことより!?」
江「雨宮と久利生、なにかあったかなー、夕べ」
末「知るかそんなこと。・・・・・・知るかーーー!そんなことーーーーー!!!!」
そして、去っていく末次!あああ!末次に幸あれ!
芝山は、武藤の特殊な性癖について教えてくれようとするのをもういいよって止めてました。
芝「いくら知恵しぼっても女の強さにはかなわないんだよ」
遠「なんの話ですか?」
芝「写真、立てといてね」
そして、疲れ切った部長に、中村は機嫌よく教えてあげます。
雨宮みたいなガキに不倫なんて、できるはずがない。不倫ができるのは、大人の女だけだと。
あぁ、そう。
と、安心していい訳のない部長(笑)

<一番不幸な女>
川「彼、必死になって謝ってました」
川原は、騒ぎになった時、矢口が自分のことなんか目にも入っていなかったって言います。そして包丁を持ち出したのは、やっぱり奥さんだと。
く「あの、どうして本当のことを言おうと思ったんですか?」
川「私も、相手の幸せを考えられるような、恋愛をしなくちゃって、思ったから」
そう言われ、顔を見られ、え?となる雨宮。くりゅたんも見てますよ!
く「でも彼を不幸にしようと思った訳じゃないですよね」
雨「まだ愛しているのに、どうしてあんな証言を?」
く「うん。そこがね、そこが解んないんですよね」
川「検事さん。一番不幸な女って、どういう女だと思います?醜い女?捨てられた女?
く「え、どちらですか?」
川「私、思うんです。一番不幸なのは、忘れられた女だと。だから、嘘ついたんです。じぶんを刑務所にいれた女のことは、きっと一生忘れないでしょ?」
綺麗に別れて思い出にされるくらいなら、一生消えない傷をつけてやりたかったんですねい・・・。

く「・・・川原さん。あなたは犯人隠避の罪に問われるかもしれませんけど」
川「解ってます」
うんってうなづくくりゅたん。
く「解りました」
と、ほころぶ口元なのね。ちょっとだけ口角あがってね!

帰っていく川原を見送った後、彼女の言ってたこと、私にはよく解りませんと雨宮は言います。
く「人の気持ち、全部理解しようとする方が無理なんじゃねぇの?(進行方向に雨宮がいるので)どいて」
雨「そりゃそうですけど」
く「つちのことかさ、いるじゃない?ミステリーサークルとか。(コーヒー)飲む?」
雨「いえ」
く「そゆーさ、人の常識を越えるものが、存在するの。恋愛の世界ってものには、ね?例えば」
雨「もういいです」
く「いいから、聞きなさい娘さん。いないにも関わらず、彼氏いますなんてバレバレの嘘ついちゃう女の子とかいるんだよ」
雨「はい?」
何をゆってるのかしら、と部屋に入る雨宮。そこではくりゅたんが、くるくるまっしーん(適当な名前(笑))で体を鍛えていました。
そして、その机の上には!!!
御宿のパンフレットが!!!!
く「なんだっけ?目が細くて、色黒で、ガタイのいい料理だっけ?彼氏」
ふるふると首を振る雨宮は、またもや光浦に似ているのです(笑)
そして苦しい顔のくりゅたんが倒れたところで、また来週ーーー!


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