HERO

01/02/12

第6話「彼女の一番大切なモノ」

<深夜の通販>
解る。解るよ、雨宮。深夜の通販番組は危険だよね?うん。雨宮は、帰ろうとしながら、つきっぱなしのテレビの通販番組を見ていました。警備の人は居眠りしてるし、ダッシュ!でくりゅたんの部屋に入り、携帯ですばやく電話!初通販!

<AM 10:50>
ぼちぼち働くかー!という検事たち。片付けましょーって言葉で、じゃんけんするのは、末次と遠藤。負けちゃった末次が片付けをする時、くりゅたんはマジメにお仕事中〜♪
でも、シャツがまたとっても可愛い!取り調べうけてる人は、本籍が香川!手を震わせて、どんな罰でもお受けしますってその人をくりゅたんはじぃーっと見てます。
「安田さん、なんかやってたんですか?」
え?と何を聞かれてるか解らない安田。
「いやいや、スポーツ。ガタイいいじゃないですか」
「柔道です」
「あ、柔道」
立ちあがったくりゅたんは、パンチングマッシーンってゆーの?それのグローブをはめて、また席に戻ります。
事件は、車の止め方で警官と口論になって、相手を持っていたナイフを刺してしまったというもの。
「短気だなぁ」
と、じぃーーーっと見てます。
「何でナイフなんか持ってたんですか?」
「護身用です」
以前若いヤツにからまれたことがあって、その時やられてしまったので、それから護身用に持ってるんです。
「あぁ、それで護身用にナイフね」
うんうん、と頷いてるくりゅたんは、今日も今日もとっても可愛いーー!!ちゅちゅ、って唇鳴らしてます。そこからの上目遣いが!きゃーーー!!

<AM 11:35>
柔道をやってた人が、そんなやられちゃうっておかしくないですか?ってくりゅたんは、んもーーーー!!アホほど可愛いのよ!だって、グローブしたままコーヒーを両手で受け取ってるんですもの!可愛いーー!!
さっき、お休みは終わったはずの皆さんも出てきて、おやつターイム!
そしたら、お届けものが来たですよ!早坂由紀夫が来た訳じゃないですけどね、きました!やった!ってグローブ脱いですっとんでいくくりゅたん!今回は、目の疲れを癒すグッズです。
目が疲れてる人!ってゆったら、全員の手が挙がるようなお仕事場ですしね。見た目もかっちょいいサングラスタイプで、内側のイボイボがいい感じなんです!
芝「目が疲れてるの通販の見すぎじゃないのか?」
く「・・・そうかも!」
と、そこにもう1つの荷物が。ピンクの立体な封筒が雨宮に届きました。
中「雨宮も通はーん!?」
雨「捜査資料だこれぇ!」
大焦りな雨宮。でも、ピンクの封筒よ、ピンクの!末次も遠藤も、何ぃ?とのぞきこもうとしていたところ。
江「末次さん、ナッツ」
末「落花生?」
あぁ、落花生・・・!

<えへ!雨宮>
雨宮は、それを持ってトイレにダーッシュ!自宅に届けてっていったのにぃ!と中身を見て、にやり。
買っちゃった・・・・・!えへへへ・・・・!

<一人で祝杯>
「キールロワイヤルを」
雨宮に言われ、何を?なマスター。でも、今日の雨宮は超ウッキウキ♪
なのに、その視界に入ってきたのは、くりゅたん。あぁん、せっかくいい気分なのに、な雨宮ですけど、くりゅたんは、ビジネスマン二人とダーツ勝負中。
くりゅたん、多分動物的な勘があるんでしょう。人の気配は見逃しません。
「残業終わったの?」
「部長は人遣いが荒すぎです」
そうすると、え、都会には、こんなビジネスマンがホントに生息してるんですか?というビジネスマン二人組も近寄ってきたです。今日、くりゅたんとお友達になったそうです。あぁ、私もくりゅたんとお友達になりたい・・・!
そりゃあどうかと思いますよぅ?って雨宮だけども、お友達になりたぁーーい!
ダーツ超ウマって男の一人は、多分、ココリコの田中です。ええ。もう一人も相当濃く、今度は金賭けてやんない?って言いますけど、そりゃあまずいです。じゃあ彼女かけよう、とベタなことまでゆってるし!
おい、失礼なこと言うなよってココリコ田中。ちゃっかり雨宮の隣で話をすることに。
じーっとバックにいれてあるピンクの封筒を見つめる雨宮。そのうち、店を変えませんか?って言われちゃいました。
「久利生さん、彼女、お借りしていいですか?」
え!?なくりゅたん。
「あ、別に、俺に断ることじゃないから、全然」
なーんて強がっちゃって!
だから、まさか行くの?って感じで、雨宮を見てて、じゃ、明日、ってゆったら、はい、明日って行っちゃうんですもん!
ダーツの前を通る雨宮に、どうぞって手で示すくりゅたん。見送るくりゅたんが可愛いのー!可愛いのー!うっすら紗がかかってる具合がいいー!素敵ぃーーー!!

<その頃の芝山>
職場で夜食中。そこにくりゅたんあての連絡が入ってきたんで、カップラーメン、ずずーー!ってさせながらくりゅたんに電話です。
昼間の被疑者が留置場で自分は身代わりで自首したって言い出したのです!
「まじっすか!」

<ハングリーハート>
ココリコ田中と飲んでいる雨宮。ほんとにご機嫌です。遊んでるヒマないのに遊んじゃうほど。運命を感じちゃうほど?また、ピンクの封筒を見て微笑む雨宮。
と、そこにくりゅたんから電話。
「ごめん、もう盛りあがっちゃってる?」
「もう、盛りあがっちゃって、盛りあがっちゃって♪」
「おまえって結構簡単に釣れちゃうん女なんだね、びっくりしちゃった」
なんだか冷たいくりゅたんの声・・・!
くりゅたんは、事務所に戻って今日のファイルを探し中です。
「私、戻りましょうか?」
「けつこうです!どうぞごゆっくり打たれちゃってください」
ぽん!って電話も、ファイルも投げちゃうくりゅたんなの!あぁん、くりゅたん、イライラっ!

<雨宮パクられる>
電話が終わって帰ってきたら、ココリコ田中がじゃあ、奥行きましょうってゆって、え?な雨宮。いや、表でいいんですけど、え?え??となっていたら、そこにガサ入れが!!この店、奥は賭博場になってたです!
ココリコ田中が逃げ出したことで、店内は大騒ぎ、雨宮は突き飛ばされ、バックがばさー!書類がばさーー!踏むなーー!踏むなーー!!な雨宮ーー!
けども、そのまま警察に連れていかれ、検察事務官なんです!ってゆっても全然だめで、やっと取り調べが終わったのが、もう朝。
そしてぐったりと廊下に出た天宮が見たものは!

<天使>
あぁん!
警察の廊下の突き当たりに天使がいるだなんてぇぇ!!
天使が寝ているだなんてぇぇ!!
真上の窓からの柔らかな日差しを受けながらまどろむ天使・・・・あぁ、ほら、周囲に10分の1スケールのくりゅたん天使が飛んでいるのが見えるじゃあないの。おこさないでー、おこさないでーって、ほら!かわゆらしく飛んでいるじゃあないのぅぅぅぅーーー!(すんません。妄想癖があるんです。私も天使とともに飛びますので、しばらくそっとしておいてください)
あぁ、起こしちゃだめ、起こしちゃだめ、こんなきゃわゆらしいくりゅたんを!
バッグにもたれ、コートを抱いて寝ている、くりゅたん!くりゅたーーーん!!!
雨宮も、あら、どきどきっ、ってしたと思うんですけども、ともかく、そろーっとバックをとったら、がっくんってくりゅたん倒れちゃって、んっ、って不機嫌なお顔で、雨宮を見上げるけどその不機嫌なお顔と上目遣いがぁぁーーー!!!いやーーー!!ぎゅーーーってしたーーい!ぎゅーってぎゅーってして、このおばかーーー!!ってぐりぐりしたいぃぃぃーーー!!
その挙句に、お目目こしこしするのよ!こしこしって!!!
いたいけ爆発ーーーー!!!
く「おはようございます・・・」
雨「雨「おはようございます・・・」
く「いきなり電話かかってきてよ、おたくの事務官迎えにきてくださいって言われて。んむー・・・、びっくりしたー・・・。こゆとこプライベートでくるの2回目だっつーの」
2、2回目なんですか!
雨「私のこと、バカだと思ってるでしょ・・・。ナンパについてって、こんな目にあって」
く「おたく厄年でしょ」
そういって歩き出すくりゅたん。雨宮は、もう、くしゅーんです。だって絶対部長に叱られるんですもの!
でも、くりゅたんは、そんなことないだろって安心させてあげます。
雨「ほんとに?」
く「ほんとぉ。部長だってそんなバカじゃないんだから、怒る訳ないでしょ。行くよ、ほら」
雨「はっ、はい!」
でも。

<バカ部長>
そらもう、めっためたに怒鳴られました(笑)前代未聞だよ!って怒られながら、嘘つきぃ・・・ってくりゅたんを恨む雨宮。

<その頃のくりゅたん>
「あーー、気持ちいいーー・・・・・・・」
とアイケアマッシーンでマッサージ中(笑)

<その頃の皆さん>
誰と行ったんだ!と怒り怒られている部長席のドアに貼りついていた遠藤、にやり!と振り向きます。
もう、皆さんの心は、雨宮のことで一杯!
カジノ賭博なんて一人じゃいかないだろうけど、雨宮が自分のキャリアに傷つけるような相手を選ぶとは思えないし、それに。
末「江上さんだって、手も握ってもらえなかったんでしょう?」
江「うるさいよ!何も知らないくせに。しかも過去形かよ!」
芝山の膝に手を置いちゃって、うりゃ!って払われてる遠藤もよかったなぁ〜。

<ピンクの封筒>
んもー・・・と叱られていた雨宮。ふと、自分のカバンを見ると、黒いカバンに明るいアクセントを与えていたピンクの封筒がない!ピンクの封筒がなーい!!
きゃあ!!と説教途中で飛び出した雨宮、くりゅたんの部屋に飛び込み、私のバックに入ってた!って聞きますけど、くりゅたん、マッサージ中で、なにぃ?な感じ。
雨宮も、あれの中身のことは言えない・・・!と外へと急ぐのでした。

<注意される部長>
もちろん、アタック25にも報告しなくちゃ行けない自体なんで、注意をされる部長です。そしてそれはそれとして、警察殺しの件で、新しい被疑者が出てきたけども、警察は、自分とこの面子もあり、どうも急いでいる様子があるので、くれぐれも、解決を急ぎ過ぎないようにと指示をするのでした。

<やさぐれ雨宮>
警察にピンクの封筒がなかった確かめに行く雨宮。でも、事務官でしょ?といわれて、検事じゃなきゃダメなんですか!?とぴりぴり。でも、その封筒の中身が何かは言えません・・・!それは雨宮のひみちゅ・・・!
「随分ぴりぴりしてますけど?」
「寝てないんすよ!関係ないのに朝まで拘束されて!失礼します!」
むきぃーー!!と出ていく雨宮だけど、コートもマフラーも可愛いー・・・。
そうなると、あの店に落としたとしか考えられない。いくか、ってところで電話です。
『もう少しで取り調べの被疑者、きちゃうんですけどぉ』
くりゅたんです。そう、取り調べは、事務官がいなくっちゃできません。末次さんか、遠藤さんに代わってもらてくださいって雨宮に、
『どしちゃったのおまえ、なんかあんだろ』
にって笑っているくりゅたん。見えるはずのないその微笑が見えるような気がした雨宮、仕方なく職場に戻るのでした。

<ああ!あの人だわ!>
ほら、アノ人よ!沙粧妙子に出てた恐い人!!あの人が被疑者よ!こわいわーー!!
その太田川、やっぱり恐い人です。
く「太田川さぁーん。あなたの会社って、結構新聞ざたになってるんですね。てゆっか、・・・随分人殺してますね」
太「検事さぁん。勝手に、皆さん、首くくって死んだんですよ?」
く「はぁ。でも取りたてって、ちょーーー厳しいんでしょ」
太「もぉー、検事さん」
そんな甘えた風な太田川が許せない雨宮。だってだって!こうしているうちにも、アレが・・・!
警察の考えは、借金のある安田(本籍香川・柔道4段)に、身代わりで出頭させたけど、本当は太田川が犯人というもの。凶器のナイフからは太田川の指紋が出たし、現場から立ち去るのも見られてます。
しかし、事件のあった2月4日から、つかまる前日2月8日まで、彼は湯布院に行っていたんです。
く「てことは、アリバイはばっちりっすね」
にこ、と笑顔のくりゅたん。ところん調べてもらっていいですよって太田川も笑顔なので、
く「はい。じゃ、めちゃめちゃ、調べます」
えへへ、ってにっこり笑顔!口角がちょっとあがる、素敵な横顔ー!不敵ーー!!

<つちのこ>
コーヒーのみながら部長室に入ってくるくりゅたん。太田川のアリバイがあるってことで、部長はちょいと及び腰。でーもー。
部「何が気に入らないんだよ」
く「いっこだけ気になるとこ、あるんですよ、予感でね・・・、これだ。3年前の新聞なんですけど」
それは、太田川が泊まった旅館のおかみが、つちのこがいたと嘘をついて客を集めていたという記事。
く「ね?かなりやばいでしょ、ここ。買収しようと思ったら、簡単ですよ」
部「つちのこだぞ?」
く「つちのこですよ!?それに、太田川から借金してんですよ」
部長びっくり!そゆこと早く言えよ!です。
くりゅたんは、その4日間に、東京にいたってことを証明できればいいんでしょ?と部屋を出ていきますが、冤罪だけは!と弱腰部長。
解ってます。はぁい。ってお返事して、部屋に戻ったところ、雨宮がおでかけ準備中。
どこに行くのって聞いたら、ハングリーハートって言うので。
く「おまえがパクられた店ね」
雨「そういう言い方しないでください!」
でも、これから家宅捜索ですよん。えーー!!でもーー!な雨宮に、
く「ばぁか、警察が全部持ってっちゃうじゃねぇかよ。これもって、事務官!そして事務官!いくよ!」

<家宅捜索>
わーいと太田川のうちに入っていくくりゅたん。
「ザッツ成金って感じじゃない?あ!うまうま!うま!」
ってとっても楽しそう。とってもきゃわゆい。とってもキューツ!
部屋の中も、とっても成金チックで、2月4日に東京にいた証拠を探すくりゅたんも、なんだかありがいんだかわからないような金ぴかの仏像風味のものに手を合わせたりしています。
そして、また、金ぴか風味の壷を覗き込み、雨宮を呼びます。
く「ね!ちょちょっと!ちょっと!はやく見て!見てよこれ」
雨「マッチですね」
く「・・・んなんこと解ってるよ、楽しくやれよ、仕事」
雨「マッチでぇ〜〜す」
く「集めてんのかな」
雨「あたしに聞いてるんですか?」
雨宮相当!やさぐれモード。くりゅたん、じっと雨宮の顔を見ます。そう、ゆで卵みてぇな顔ってゆった時のように、じぃーっと。
く「おまえ、目ぇ血走ってるけど、なんで?」
雨「30時間くらい。寝てないっすよ」
へっ、となおもやさぐれる雨宮(笑)。くりゅたんは、これ、押収ねって、壷をひっくり返して中のマッチをどんどん出すのでした。

<走れ雨宮!>
ハングリーハートに向って走る雨宮!しかしなんてことでしょう!ハングリーハートは立ち入り禁止!あったりまえー!こまったなーー、と思ったけど、テープが貼られてるだけだから、いける!と階段を降り、ドアを引っ張ると。
・・・そりゃ、鍵かかってるよなぁ(笑)
うそぉぉぉーーー!!!とがっくりな雨宮。そこに警官までやってきて!でも、大丈夫!第1回で、くりゅたんのおかげで初手柄をあげられた警官だから!
雨宮も、やった!って鍵をあけてくれるようにお願いです。警官も、はいはい、って開けてくれようとしたんだけども。でも。やっぱりだめ。だって。
「だって、パクられたんでしょう?」
「そぉいう言い方しないでくださぁい・・・」
雨宮、くっしゅーん・・・

<その頃のくりゅたん>
山盛りのマッチを、都内とそうじゃないものに分割中。地道ーー。

<その頃の江上>
裁判官も鬼じゃないから、と万引犯にゆってましたけども、じゃあ不起訴にして!と言われちゃいます。厚岸の生牡蠣は返すからって(笑)
はー、がっくり、と帰ってもらう江上。末次が次の被疑者を連れてくると部屋を出たところで、ドアの外には、雨宮が。
雨宮、コーヒーでーすって持ってきて、お願いごと。ハングリーハートに入れるように、警察にゆってもらいたいんです。
江「君がパクられた店」
雨「そういう言い方しないでください」
そりゃあ、江上は嬉しい。あぁ、雨宮、やっぱり雨宮が頼れるのは、僕しかいないんだね。まかしときなさ、あまみやーー!でも。
江「何しにいくの?」
雨「大事なもの、忘れちゃって」
江「何?財布?鍵?日記?なんでそんな店に行ったのかな・・・?」
雨「・・・。他の人に頼みます」
あああ、雨宮ったらーーー!!!江上躍らされてるぅーーー!!
もちろん、城西支部のエース、江上は、警察にもびしっとお願いできますよ。うちの事務官がいくからって。
・・・でも、そしたら、雨宮が、夜中に忍び込もうとしていたなんて言われて・・・。
びびりぃの江上、今のはなかったことにって電話切っちゃいます。困るのは雨宮。でも、ダメなものはダメで、がっくりと出ていくのです・・・。

<そして皆さんは>
芝「警察にマークされてる?」
中「雨宮が?冗談でしょう?」
江「俺だってそう思いたいよ!」
遠「あいつなにか犯罪にかかわってんですかね!」
末「犯罪って?」
そこに、かよわき部長が出てくるので、みんな部長のことを心配してあげます。胃カメラ飲めないなんて、部長可愛いー!って。遠藤なんて手までふってお見送りー。そしてまたこしょこしょ話は続きます・・・!
果たして雨宮はどうしたのか!なぜあんなに落ちつきがないのか。その封筒の中身はなんなのか・・・!
しっ!って末次さんに全員が黙ったところで、今度は雨宮が登場。
遠藤は灰皿、芝山はリモコンを無意味に眺めていたりするけど、そんなの全然気づかず、ぼーーっと歩いて、ぼーーっとくりゅたんのお部屋へ。
中「ぜぇったいにおかしい!!」

<ラッキー雨宮>
くりゅたんは、都内のマッチを目の前において、眺めています。
く「あいつがアリバイを主張してる期間内に、このうちのどっかに顔出してれば面白いということで、いっけ」
雨「一軒、一軒、あたってみようと」
く「おまえ、解ってきたね」
解りたくて解ってる訳じゃないわいっ。ちきしょうっ。ううっ、と資料をかたづける雨宮。くりゅたんは、マッチの店名を適当に読み上げていきます、神田の藪そばがあったり、料亭しらたきがあったり、ハングリーハートがあったり、クラブラブラブがあったり。
雨「今なんて言いました!?」
く「・・・クラブ・ラブラブ?」
雨宮くりゅたんの隣にダーーーシュ!!
雨「ハングリーハート!あの店じゃないですか!」
く「あ、おまえがパクられた店だ」
雨「そういう言い方しないでくださいっ!こんなことって奇跡だわ!」
でも、従業員もいないのに、その店に手がかりがある訳がないのです。
く「その店は一番最後」
雨「えぇ!?」

<てきぱき雨宮>
ハングリーハートが最後ならー!それまでの店を早くにあげるだけじゃーーー!!とマッハで動く雨宮。くりゅたん、ああああ、です。来てますか?来てません、で終わりです。
く「れんこんとれ」
雨「らんこんと」
く「なんでこれがそうなんだよ!」
フランス語の店名に文句たれてる間にも、雨宮は、どんどん聞いていきます。

<その頃の皆さん>
江上の部屋のドアを末次があけ、そこから出てくる江上。そのまま末次は芝山の部屋へ・・・。
そして集まった皆さんは・・・。
あの賭博のがさ入れは、別件だったってことを知るのです!
中「どこからの情報?」
江「警視庁記者クラブ・・・!」
たたた、大変だぁ!

<藪そばだぁ!>
なんか憧れよね、神田藪そばって(笑)くりゅたん、まっちを店名にあわせて、あってるかななんてやってるんだけど、雨宮はだーーーって店にはいって、また、たーーって二人で出ていくです。
く「そば食ってこぉよぉー」
雨「おなかすいてません」
く「俺がすいてんのっ!」
雨「1日くらい食べなくても死にません!はい次!」
く「そんなにあそこ行きてぇのかよ」
雨「行ってくれるんですか!」
きらん!!雨宮、お目々きらん☆

<その頃の皆さん>
なんのためのがさ入れだったのかを考え中。
中「いきなりのがさ入れって言ったら・・・」
江「・・・まさか!雨宮がそんなことにに関わってる訳ないでしょ!」
中「そうよねぇ!」
遠「でもあいつなんかやばいものがはいってる封筒探しまわってたんでしょ?」
芝「兄が入ってたんでろうね」
江「・・・あぁ!言わないでよ!」
遠「でもあいつ夜中に、忍び込もうとまでしたんですよ!?」
芝「賭博で大金が乱れ飛んでた店に、だよ」
中「どうして雨宮はあの店に行ったんだろう」
芝「だからその封筒を届けに行った訳だ」
遠「受け取りに行ったのかも」
中「取引」
江「取引って?何の!?」

末「麻薬でしょ。普通」

さらっと言っちゃう末次。素敵ー!好きー!きゃーーー!!!

遠「やっぱり」
中「麻薬・・・」
江「雨宮が」
芝「麻薬かぁ・・・!」
遠「あ」
その声で、みんなが目線を上げると。
ロフトのとこに。
部長が。
いて。
部長!部長ーー!!!

<やだやだ雨宮>
雨宮、ついに正々堂々とハングリーハートに入れます。嬉しい、とっても嬉しい!だから、くりゅたんと警官が、その節は、なんて挨拶してるのなんて待ってられません。早く!鍵!とドアの前に急ぎます。
と、くりゅたんに電話。
雨宮は一緒か、という声は、ちょっと聞きなれない声。
く「え?その声は誰?」
部『雨宮つれてすぐ戻ってこい!!!!』
く「いってーー!!雨宮!おまえなんかやったろ、部長帰ってこいってよ。なんで俺が怒られなきゃいけないわけ?」
耳、ほじほじしながら、雨宮に近づき、がっと後ろから羽交い締め。
「やだ、やだ!いやぁーーーーー!!!!!」
か、可愛い、雨宮!!!連行されていく雨宮(笑)!

<この世の不幸はすべて部長の上に?>
部長は震えていました。
部「雨宮くん」
雨「すぐ戻りたいんで、手短にお願いします」
皆さんも、ドアの外に貼りついてます。
くりゅたんは、おそばも食べられなかったし、ハンバーガを食べてます。
部長は今にも死にそうな苦しさで、一体、この汚れてしまった部下を、どう、更正させればいいのか、知恵を絞ります。
部「昔、どこかの警察署に、こんなポスターが貼ってあった。ある、プロ野球選手がね、こう、構えているんだよ」
バッターのポーズにはい?と首を傾げる雨宮。
部「その横にかかれたコピーはね、『覚せい剤打たずにに、ホームランを打とう!』」
ちゅちゅ、って指を舐めてるくりゅたんは、んもーんもー!もっと汚して、ちゅ、ちゅってやってーー!!ってかわゆらしさ!!
部「覚せい剤も麻薬も、体によくない。そうだろ?」
雨「話が見えません」
部「そんなものに手を出すくらいなら雨宮!ホームラン打とうじゃないか」
もう訳も解らず、失礼しますと部長室を出る雨宮。貼りついてた人たちも、慌てて逃げます。
そして、外へと向う雨宮の背中に、部長は!
「雨宮!麻薬は辞めろ!おまえ一人じゃない!俺も責任を取る!」
ま、麻薬ーーーーー?????
何をゆってるんですか!?と驚く雨宮に、江上も詰め寄ります。
江「なんであんな店行ったんだよ」
芝「ハングリーハート」
部「雨宮!本当のこといってくれ!」
雨「それはー。それわぁ・・・・・」
んーって、きょろきょろするくりゅたん。おくちもぐもぐ。あぁ、もぐもぐすら愛らしい・・・!
雨「それはぁ・・・」

く「うてうてにナンパされてついてったって言った方がいいよ」

江「うてうてだーー、うてうてだぁぁーー!」
顔を覆って苦しむ江上(笑)!!え、でも、聞き間違い?うてうてって何?私って世間知らず!?
部長「あぁーーー・・・!なんぱされて、麻薬ってーーーあぁ・・!!」

<やっとこさハングリーハート>
なんであんなこと言うんですか!って怒る雨宮だけど、そうでも言わなきゃ、余計にややこしいことになっちゃうんですもん。
ハングリーハートいかないの?ってくりゅたんに、行きますっ、な雨宮。夕日に照らされたくりゅたんは、いい。すごく、いい・・・!
く「行かせてください、だろぉ!」
たかたか急ぐ雨宮を軽やかに跳ねる足で追いぬいていくのが、かーわいーーー!!
そして、ほんとのほんとに入れました、ハングリーハート。もう、雨宮感涙・・・!
でも、くりゅたん的には、もう空っぽなんです。マッチなんて、たくさんあっても役にもたちゃしません。
ダメダこれ、ってなったところで。
雨宮は一人状況を再現。バックを落として、踏むなー!ってやってるのを、恐いものを見るように見つめるくりゅたん。
く「・・・雨宮。おまえ、何やってんの・・・」
雨「・・・この辺りに、太田川が来た痕跡がないかと」
ふっと立ち直っていう雨宮だけど、やっぱり従業員がいなきゃダメ。しかし、雨宮は必死に探しています。

<その頃の皆さん>
帰宅中。
芝ナンパとはねー」
遠「ついていっちゃうんだ」
中「雨宮がねぇ」
末「元気だして」
ニコ。
江「うるさいよー」
警備員「お疲れさまでしたー!」
江「うるさいよ!」
芝「ナンパかー」

<その頃の部長>
部長室で苦しんでます。テーブルに足投げ出して、どうしていつも・・・と苦しんでます。

<その頃の雨宮>
まだ探してます。もう帰ろうよってゆっても後10分!ってゆって帰りません。
く「雨宮、もういいって」
雨「真相究明のために、とことん粘るのが久利生さんのやり方でしょう!?」
く「照らすなって!」
懐中電灯で顔を照らされいやがるくりゅたん。
く「今までの店と、全然違うじゃねぇかよ。おい!一緒に探すから・・・」
雨「だめーーーー!!久利生さんはこっから動かないで下さい!!」
両手を広げて、ちょっと高い場所から降りられないようにする雨宮。
く「は?」
雨「いいから!そこでのんびりしててください!あたしがやりますから!」
また照らされて、んもう!と座りなおすくりゅたん。そして雨宮は、また膝をついて、狭い隙間に入ってないかと腕をいれ、触ったものをひっぱりだしますけど、それはマッチ。
違う!と投げたものを、くりゅたんが拾います。
く「ほんとは何を探してんの?」
返事をしない雨宮、ソファの下に、ピンクの封筒を発見!やった・・・!
やっと、やっと・・・!やっと戻ってきた・・・!
く「もしかしてさぁ」
でも。中身がなーい!!振っても振っても、中身が出てこなーーい!!
く「ね、おまえが、探してるものって、さぁ・・・」
言いながらぽっけに手をつっこんで、タバコを出したくりゅたん、マッチで火をつけようとして、見てみると。
あれ?
マッチの裏が、太田川のものと、違うんです!
く「マッチはどこだっけー!マッチ!どこだっけ」
慌ててマッチのたばを探すくりゅたん。そしてみつけたマッチは、太田川と同じもの。そして、その底に1個残っていたものは、店に落ちていたのと同じもの!!
これを見ているくりゅたんはね!耳にたばこをひっかけてて、これがまた可愛いのーーー!!あぁ、金沢のコンサートで、耳にお花を飾ってたきゃわゆさを思い出すわーー!たかがタバコなのにー!なんて可愛いのーー!!
これ持ってて!と一つを警官に持たせ、もう一つも持たせて、裏の印刷が違うってことを確認するくりゅたん!
「はい、OK!!」
にっこーー!!って笑顔は、前歯のおっきさまで、かーわいぃーーー!!

そんな可愛いくりゅたんなのに、雨宮は、ぐったり。
あ「もうだめだぁ・・・」
く「あっまみーやさん♪だめじゃない、かも」
マッチをすってタバコに火をつけるくりゅたん。あぁ、素敵なアップ!!

<やったね、くりゅたん>
太田川に、いつハングリーハートに行きました?って聞くくりゅたん。覚えてないって太田川ですけど、おかしいんです。マッチのデザインが変わったのは、2月4日。太田川が湯布院に言ってた日の夜から変わったんです。
東京から遅れてきた人が持ってきた、なんて言うけど、名前が言えない。
そして、あ!と思い出しました。
九州から羽田について、自宅に戻る前に、ハングリーハートに行ったってことを。
く「てことは、2月の8日ですよね?」
太「そう」
く「はぁん・・・」
にやってくりゅたん。
く「何時ごろですか?」
太「夜、11時ぐらいだったかな」
く「え、その時間にですね、このお店で何があったかってのを、雨宮事務官、お願いします」
雨「その日は、カジノ賭博の一斉摘発がありました!時間は、22時30分!あたしもパクられたのよ!そんな修羅場に酒飲んでる客なんか、いる訳ないでしょう!!!」
く「・・・だ、そうです」
くりゅたん、満足!
く「なので、太田川さん、あなたの拘留はですね、最長で二十日間、延長できますので、じっくりとお付き合いできますので、よろしくお願いします」
ソフトフォーカスなくりゅたん・・・!素敵・・・っ!!

<バーで>
く「あー、でもあの店でおまえがねばってくれたから、まじ、助かったぁ」
雨「よかったですね」
く「うん。おまえお手柄なのに、なんで元気ねぇの」
雨「私にかまわないで下さい。はー・・・」
結局、アレは見つからなくって、ぐったりの雨宮。くりゅたんは、ポッケを探って、何かを取り出しました。
く「MAIKO AMAMIYA 1976年10月15日生まれ、ね、誕生日もちゃんと彫ってある。はい、ご褒美」
きゃーーーー!!それは、雨宮が買ったペンダントですーーー!!!
自分が探してるときに見つけていたんですねぃーーー!!!な雨宮。
く「え?おまえそれを探していたの?なんだ俺はてっきり、証拠品を探してたのかと思った(棒読み)」
どしたのそれは、なんて聞かれて、いや、ネックレスをね、あんまりアクセサリーとか持ってないし、買っただけで?って雨宮。

そしてその時。
マスターと、くりゅたんの視線は、テレビに釘漬けになりました。

かけるだけで恋人が出来る、そんなマジカルパパワーのあるペンダントが紹介されているのです!!
ちなみに、この会社、ユノモトナオキのパパが元々働いてが会社ですよ。えぇ。B&Gって会社だと思います。えぇ・・・。BOSSのCMを見てください(笑)司会者の人も出てますから(笑)ぷぷぷ(笑)

く「意味なかったな」
雨「これ、あれ?似てるー。すっごい似てるー」
不思議そうーに、テレビと見比べてみる雨宮も可愛いーし!仕事がうまくいくブレスレットも売ってるって聞いて、甘いものやけ食いしながら見てて、すぐさま電話してる部長も可愛いー!!
でも、ふぅーーーん?って至近距離でいたずらっぽく雨宮を見ているくりゅたんにはかなわなーーーい!!!

<おまけ>

2月14日の「とくだね」で、マスターの特集が組まれてました♪
CM前、「あるよ」とポップコーンかなんか食べながらのマスター!あぁ!マスター!
取材を申し込んだら、プロデューサーが、無口で無愛想な役なので、素顔を見せたくないと渋ったほどの隠し玉、マスター!!
今更なHEROの説明なんぞがありまして、マスターのご紹介。
店の名前は、St.George’s Tavernで、マスターの名はサブ(テレビ誌でちらりと見た時には、正式な役名はなくて、こう呼ばれてるとも書いてあったっす)
役者さんは、田中要次さん、37歳。俳優歴10年。「要次」と書いて、自分では、「ボバ」と読ませてるらしいっすよ!ボバて(笑)!St.George’s Tavernは、オーナーがいて、彼は雇われマスターらしいっすよ。
そーしーて!!8月8日生まれ!いやーん!同じ日ぃ〜〜♪

さて、そのSt.George’s Tavernに、前田忠明がやってきて、
マ「まだだよ」
前「何か飲ませてよ。ビールある?ビール」
マスター、むぅとした顔で、ビールを注ごうとするけど、サーバからビールが出ない。
マ「ないよ」
前「ないって・・・。じゃあ、ジンライム」
マ「何だそりゃ」

の直後。

田「すいません!すいませんでしたぁ!」
ものすごふかぶかと頭を下げる田中さん(笑)なんで、ないよって言うのって聞かれて、
田「あんまりあるよって言う言葉に期待されるのがイヤで、たまにないよって言ってみたかったんです(笑)」
自分の役について。
田「この役ですか?いやー、あの、出番もセリフも少ないのですが、少ないがゆえにあのキャラを出していくのは、大変難しい。あの一言をうまく言わないといけないってことで、実はすごくどきどきしています(笑)」
久利生検事について。
田「素敵ですね・・・!はは(笑)うーん、やっぱ違いますね。輝いてまね(笑)」
そこに入って演技するってすごいですねと言われて。
田「こっちはもう負けじと、負けちゃいけない!と思いながら、心の中では(笑)」
他にセリフあるんですか?
田「(あれ?ってあごを触りながら、ええぇ〜しわがデコに!)広島風って。1回目の時は、ビールっていいましたね。商品名と、あるよしか言ってないですね(笑)」

といったところで、インタビュー終了。みじけぇ!!この後は、スタジオで皆さんのトークに。
小倉「HEROの中で、一番存在感がある役なんですよ。セリフがなくても、すごい気になる。これがきっかけで爆発しそうな気がする」
そんな田中さんは、元々はJRの職員!あーやーしーー!!こんな職員恐すぎ(笑)!
映画に興味を覚えて、照明助手なんかをやってるうちに、ちょっとやってみないかと芝居をしてみたら面白くなって、10年目。この個性に目をつけたある会社が、彼のCMを作ることになってるそうです。
んが。
CMデビューちゃうよなぁ!魚屋やろ!?NTTかなんかのCMに出てたよなぁ!
はっ!!NTTだけに、西日本だけ!?うっそぉーーん!めちゃ面白かったのに(笑)!!
これも「あるよ」しか言わないの?って気にする小倉さんは、ほんとにHEROが好きなんだな。ゲストコメンテーターの飯干けいこが見てないんですってゆったら、
小倉「面白いのになぁ〜。浅井さん(もう一人のコメンテーター)は、見る時間ないですよね」
浅井「いえ、見てみたいんですけど」
小倉「コメディタッチな部分もあるけど、シリアスな部分もあって、難しい法律を抱えてるじゃないですあ。それに、ロマンスも芽生えそうで、ほんとに良く出来てるね」
小倉さん・・・!ええ人や・・・!
女子アナ「1話完結だから、見やすいですね」
浅井「田中さんのように、何もいわなくて存在感あるって実に羨ましいですね」
小倉「私なんかここにいて黙ってたら、次の日仕事ありません(笑)」
男子アナ「次のコーナー、『あるよ』(笑)」

同じ誕生日ということで、ますますLOVE!なマスターなのでしが。次は、ぜひ末次さんの特集を(笑)!


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