華麗なる一族

07/02/4

第4話

<あっめーりぃかの鉄平しゃん>

昭和42年秋、高炉建設すでにスタートずみです。鍬入れ式、6月でしたからね。
鉄平しゃんは、シカゴです。アメリカンベアリング社との契約ですよ。新素材の耐久性が絶賛されたって新聞にも乗ってますよ。
ただ、ベアリング社社長があやしーーー!ほんものの外国人だろうに、にせものっぽく見える(笑)!

<帰ってきた鉄平しゃん>

ご自宅の方では、明日が結婚式なのでそろそろ銀平のうちが完成しようとしてます。鉄平しゃんはおうちで出張報告会。わっはっは!とご機嫌な工場長。息子の太郎は、・・・久々登場ですか?パパの肩をとんとんです。かわゆーい!
今回の契約で取引倍増、20%利益があがるってなもんですが。
銭「しかし、原料の確保はどうするんですか」
鉄「確かに、帝国製鉄からのこれ以上の供給は難しいと思いますが。一之瀬さんが話をとりつけてくださった、第一製鋼さんでしたら」
工場長「当たってみる価値はあると思います」
鉄「できれば明日お会いしたいとお伝えしてもらいますか?」
工場長「そうおっしゃるとおもって!明日の10時にアポイントとってました!」
鉄「すごいね〜」
って太郎と拍手する鉄平しゃん。
工場長「ありがとうございますぼっちゃん!」

<ダイニングでの鉄平しゃん>

早「大丈夫ですか?明日銀平さんの結婚式ですよ」
鉄「式は夕方からだろ。お昼過ぎに名古屋を出れば間に合うよ」
早「遅れないで下さいね。近頃、相子さんの態度がどんどん大きくなって。明日の結婚式が思いやられるわ」
鉄「・・・そっか。じゃ、いただきます」
づけ茶漬けですか。美味しそうですねぃ〜。
太「おいし?」
鉄「おいしい♪」

<第一製鋼の鉄平しゃん>

新幹線で移動の鉄平しゃん。いつ見ても昔の新幹線は狭い。
山「あんたは立派だー、専務の要所につきながら今でも開発なさってる
第一製鋼
鉄「いえ、ただいいものを作りたい、ただそれだけです。
山「あなたが、間とベアリング社に提出した新素材。あれね、帝国さんと同じようにうちも入手したんですよ。いやーー、びっくりしたなぁーー。あんなものが世界に出回ったら、恐怖すら覚えますよ。帝国さんの気持も少しは解ります」
鉄「いや、しかし山田所長」
山「技術で負けたら正々堂々技術でやりかえす。あなたと会って思い出しましたよ、鉄鋼マンの心意気ってやつをね。帝国さんほどの銑鉄はありませんが、おたくが高炉を完成させるまでの間、できるだけのことはさしていただきます」
ふわーーー、よかったぁ〜〜・・・!な鉄平しゃん。
鉄「山田さん、ありがとうございます」
握手して頭下げ、そして高炉見上げる鉄鋼マン二人なのです。

<結婚式の鉄平しゃん>

銀平の結婚式、始まる前からもめてるところに遅れて来る鉄平しゃん。すがすがしい気持で帰ってきたのにねぇ。
鉄「なんのつもりです。万俵家の家族でもないあなたに、そこまで心配していただかなくても結構です。それに、今日の披露宴、できればあなたに遠慮していただきたい」
相「突然何をおしゃるの?」
鉄「あなたがいると、家族の祝いの場が不愉快になる」
一「あたしも、鉄平お兄様に賛成ですわ。相子さんは遠慮すべきよ」
美「よさないか、一子」
大「万俵家の超は私だ。私が、相子の出席は私が認めている」
鉄「でも」
大「気に入らないなら、鉄平が出席を遠慮すればいいじゃないか」
ぬ?長男が出席してないのと、愛人が出席してないのだと、みため長男が出席してないほうが悪そうと思うんですけども!それはよしですかい??
銀「まあいいじゃないですか、兄さん。所詮万俵家と安田家の閨閥作りのための結婚なんですから」
スネオな銀平ちゃんでございます。

そして披露宴。拍手してる鉄平しゃん。大蔵大臣もいますよ。ふくまる旅館もいますね。丸テーブルじゃないんですねぇー。
銀平のところには、永田大蔵大臣が。
永「いやおめでとう。おめでとう、ささ」
と、注ごうとしたところに。
ふ「ご一緒さしてくださーい♪」
やってくるふくまる旅館。いやそうな大臣(笑)次期総裁候補両名ですのでね。
そんな中、お父さんは、万樹子のお父さんをうろうろしながら話中。座ってしゃべればよいのに(笑)!三栄銀行の面白い噂話とかを。
早「なんだか銀平さんも、万樹子さんもお疲れのようね」
鉄「誰もかれも、結婚する当人のことはそっちのけだからな」
一「永田大臣のスピーチではとうとう銀平お兄様も、万樹子さんの名前、一度もでなかったわ」
そんな盛り上がらない家族テーブルに、昔美人だったご夫人が。
小泉「まぁ、お綺麗だこと」
相「二子さん、小泉夫人が縁談を世話して下さるんですって」
二「でも私は・・・!」
相「小泉夫人、大川先生ご紹介いたします」
二「鉄平お兄様、私・・・!」
首をふる鉄平しゃん。
鉄「おまえはこんな不毛な結婚することはない。おまえはおまえの人生を生きればそれでいい」
そんな、不毛って決め付けちゃあ・・・(笑)
その頃も、お父さんは、なおもひそひそ噂話。女子か(笑)!それを後ろから見ている鉄平しゃんの目つきがわるーい!
しかし、このせっかくのスキャンダル、ちょっと使えそうもなかったのです、がぁ〜〜・・・。

<港でもめる鉄平しゃん>

出荷倉庫で、チェックをしている鉄平しゃん。
鉄「よっし!オッケーです!」
工場長「今月の間、なんとかぎりぎり間に合いそうですね」
鉄「いやでも、次からはベアリング社分が増えますからね。ひょっとしたらここに入りきらないかもしれません」
工場長「嬉しい悲鳴ですよ。出荷倉庫に入りきらないなんて。ついにここまできましたね」
鉄「何言ってんですか、まだまだですよ!」
わっはっは!となってると、大変でーす!!

沖中士と港でもめてます。
ジープでやってくる鉄平しゃん。
六「なにが専務や、若造が偉そうにしやがって」
荷物は多いのに、時間がないだの、丁寧に扱えだの、きーーー!!ってなってるんです。鉄平しゃんは謝りつつも、持ち場に戻って欲しいというのです。
やってられっかーー!
もみ合いーーー!
鉄「みんなに船積みしてもらってるあの製品は、日本の技術力を世界にしらしめる大切な製品なんだ!そのために僕たち社員は徹夜を続けて生産増量に対応してきたんだよ」
六「何が世界や!あんなもんただの鉄やないけ!」
鉄「そのただの鉄を作るために、僕たちは命をかけてきたんだ!あの鉄は僕たちの血と汗の結晶なんだよ!」
離れる二人。
鉄「出航までに、もうすでに2時間を切ってる。頼むから作業に戻ってくれ」
にらみ合う二人。
六「・・・あんた肝がすわってるやないか・・・。よっしゃ!作業再開や!」
あらくれ男どもも戻ってくれました。ほっとする鉄平しゃん。
鉄「なにしてるみんなも手伝え」

<家族そろって夕食中の鉄平しゃん>

家族揃っての夕食には、万樹子もおります。うき♪ってしてる万樹子。
建築材すべてヨーロッパからあつらえていただいたんですよ♪
万「私とっても感激しておりますわ♪」
相「鉄平さんときは鉄平さん任せだったのに、銀平さんのことになると力のいれようが違うようで」
二「やだ!鉄平お兄様はものを作ることが大好きだから、ご自分で全部やりたかったでけですよね?ね、早苗さん」
早「えぇ」
寧「引越しの荷物は片付きました・・・?」
相「もちろんですわ。寧子さんは何もなさらなかったからご存知ないのね」
ん?ってなってる万樹子。そこで動揺したのか、カトラリー落としてしまって、しょうがなく拾おうとした万樹子。テーブルの下で、高須相子のあんよが、お父さんの足をすりーーってしてるのを見てしまい、目が落ちるわ!というほどにびっくり。でも、そのリアクションは、二子だったら、赤い顔っ!となりそうなところを、はいぃぃーー??と。呆れ気味というか。
どこで何をしとんねん!?というアホちゃうか?感を感じましたね。
そんな中、鉄平しゃんには四々彦から電話っが。うきっとする二子。
しかしまたもや大変なことにー!

<自宅で緊急会見の鉄平しゃん>

第一製鋼が契約を白紙にしたいとゆってきたんです!帝国製鉄が裏で手を回しているようなんです!
工場長「大川先生にお願いして通産省に働きかけていただいた方が・・・」
鉄「事情はわかりました」
そんな中、にこーとやってくる二子。
あーーー、まためちゃめちゃ可愛いお洋服ーー!
二「そろそろお仕事の話、終わったかと・・・、あっ!」
まさかお父さんも来てるなんてっ!
早「そうよ、二子さん。工場長もいらっしゃることだし、二人のことを報告するいい機会じゃない!」
工場長「報告って。・・・あ!まさか!」
四「はい!」
工場長「四々彦!」
このやろーーー!!と激怒のお父さん。お嬢様になんてことをーーーー!!
鉄「二人の交際は僕も早苗も応援してるんです!」
二「一之瀬さん、よろしくお願いします!」
四「お願いします!」
そして空気が和むか、と思われたその瞬間。
相「どういうことかしら?そんな交際、あたくしは許しませんよ」
鉄「きみの方こそ、勝手に入り込んでどういうつもりだ。出てってくれ」
相「あら、突然お帰りになるから、敬介さん(チョイミス兄貴てっさん)の13回忌の案内状、わざわざ持ってきて差し上げたのに。・・・小泉夫人の縁談の件、お話しましたたわよね?」
早「結構は当人の意思ですることです。閨閥結婚の押し付けは、あなたの身勝手だわ」
相「閨閥結婚を否定なされる?それはご自分の結婚を否定なさることよ。鉄平さんだって、あなたが通産大臣の娘だから結婚したんです」
鉄「いい加減なこと言うな!」
相「覚えてらっしゃい。この縁談を潰されたら、あたくしもこの家庭を壊したくなるかもしれませんわよ」
帰るところで電話がリンリン。
相「さっさとお出になったら?」
こえーーー!!高須相子こえーーー!

そしてかかってきた電話は、早苗のお父さんが倒れたという知らせだったのでした!

<病院の早苗>

いや、なんせ、また可愛いセーターなんですよ。早苗ーー。
「さーーちゃん」って呼ばれ方も可愛い。さすがふくまる旅館(笑)
ふくまる旅館は、こんな時でも鉄平しゃんの新聞記事を見ているほどに鉄平しゃんが好き。
ふ「男は忙しいのがなによりだ。鉄鋼業界のホープだからな」

<謝られてる鉄平しゃん>

早苗は病院、鉄平しゃんは第一製鋼。
山「申し訳ありませんでした」
鉄「帝国製鉄から横槍が入って、通産省から圧力あったというのは本当ですか」
山「勘弁してください・・・!」
帰ってきて、珍しく路面電車に乗ってる鉄平しゃん。せまっ!幅うすっ!
なんか、千と千尋みたいですね。
手帳のメモを見てますけども、確実に他人の字ですな。でも、鉄平しゃんはこういう字を書いてくれないと困りますもんねー。
手書きといえば、会社の人と、この時代、全部手書きなんだよねーって話をしてました。銀行も、手書きで仕事してんでしょうー?基本的には。すごい時代だわーー!全部手書き!そうかーー!
千と千尋な路面電車の外は雷風味。

<将軍と鉄平しゃん>

雨の中、将軍と語ってる鉄平しゃん。ペットに話かけるシーンはこれまでのドラマでも多々あれど、鯉に話かけてるのは堂本剛以外にはなかなか見受けられませんね。
鉄「将軍。また銑鉄をとめられてしまいました」
しゃがんでまでも語りかける鉄平しゃん。
鉄「こんなくだらないことばかりしていては、日本の先進国の仲間入りは夢で終わってしまいます」
そうかいそうかいと、やってくる将軍。
鉄「明日、通産省へ行ってきます」
しかし、すぐさまどっかいっちゃうく将軍。あれ?とふりかえるとお父さん。
鉄「どうしたんですか、こんな時間に!」
大「おまえこそ、何をしている」
鉄「いや別に」
大「こんな時間まで仕事か」
鉄「えぇ、色々ありまして、まだ見舞いにもいけてません」
大「見舞いに?」
鉄「聞いてませんか?大川先生が恵慈医大病院に入院されたんです。半年前も手術されてて、ちょっと心配で・・・。お父さんも上京する機会があったらよってあげてください」
そうか・・・!と考えているお父さん。ん?と見る鉄平しゃん。
鉄「どうしました?お父さん!」
第「大川さんにはくれぐれも養生するようにお伝えしろ」
鉄「はい・・・」
大「おやすみ」
鉄「・・・おやすみなさい」
帰っていくお父さんです。心配しているのか。そうじゃないのか・・・?

<お見舞いの鉄平しゃん>

ご陽気なふくまる旅館。
ふ「俺ずっとO型だと信じてたんだけど、戦時中の検査で間違えてて、あなたB型ですよって言われちゃって!」
鉄「・・・でもお元気そうで安心しました」
ふ「どうしたよー、鉄平くん。なんか秒瓶の俺より元気ねぇな。仕事のことでなんかあったんだったら、俺にちゃんと言ってくれよ?」
鉄「お義父さんには、もう十分にお世話になってます。僕の心配なんかより治療に専念なさってください」
ふ「ならいんだけど・・・」
そして、鉄平しゃんにはおつかいを依頼。つる乃屋の女将さんが同じ病院なので、フルーツを持ってってくれってな。
ふ「おかみはバナナだ好きだからね。バナナが一杯入ってたのがいいんじゃないかな」
早苗にバナナ山盛りのフルーツカゴを渡されて、しおしおとお使いに行く鉄平しゃん。
今日もまた可愛い衣装の早苗ーー!にくしーー!
鉄「じゃいってきます」
しおしおーー。
ふ「早苗。鉄平くんになにがあったんだい?」
早「・・・」
ふ「さーちゃん。何があったかいいなさい」
もー、お父さん、やっさすぃーー!

<お見舞い2鉄平しゃん>

女将が入院している507室発見。ノックしたら、元気などうぞ!の声が。
もちろんそれはふっこですよ、ふっこ。
芙「てっちゃん!」
鉄「大川のオヤジが、これを女将さんに渡してくれって」
芙「どうも」
鉄「こないだはありがとう。ふっこの言葉で目が覚めた」
芙「そう」
鉄「そろそろ戻らないといけないんで」
芙「ありがとう」
ううんって口元の鉄平しゃん。
鉄「女将さんにお大事にって伝えて」
それを聞いてる女将さん、はぅわーー・・・!ってなってます。はぅわーーー・・・!!
女将「また鉄平さんにあったのかい?」
芙「おかあさん」
芙「絶対に会わないって言ったじゃないか!これ以上関わっちゃいけない!7年前に約束したことはうそだったの!?」
ああ!てっちゃんとふっこの間には何があるの!?韓流ドラマなら二人は兄弟よ!?

その病院から通産省に向けてタクシーにのる鉄平しゃん。そのすぐそばの公衆電話にはきんぱっつぁんが!

<通産省の鉄平しゃん>

帝国製鉄からのなんか言われてやってんじゃないですか!って鉄平しゃん。
通産省「失礼な男だな。我々は高炉建設は認可したんだ!その恩義も忘れて。さぁ!帰りたまえ次の客がつかえてるんだ。さぁ!まったく・・・」
ぷりぷりしてたんですけども、二人揃って大臣室に呼ばれまして。
なんだよと行ってみたら、ふくまり旅館が!さっきまでお見舞いしてたふくまる旅館が!
一気によれよれったふくまる旅館が!
ふ「石橋くん。通産省の空気がだいぶよどんでるようだね。帝国製鉄と癒着して、あーた、出世を約束されてると思ってるらいしが、それで、日本産業の舵取りを誤るようだと、あんた命取りになるよ?」
通産省「私は、けっしてそのようなつもりでは」
ふ「水谷くん、あなた大臣として、見過ごすつもりか?」
大臣「いいえ!」
ふ「だったら今すぐ!くだらんジャマは辞めさせろよ!」
きゃーー!カッコいいーーー!!!
大臣「石橋くん、そういうことだ。話を収めてくれ」
通産省「わかりました」

ふくまる旅館から見られ、ありがとうございますと頭を下げて出ていく鉄平しゃん。その後、お父さんに腕を貸しつつお見送りです。
鉄「大丈夫ですか?」
ふ「大丈夫だ、大丈夫だ」
鉄「お義父さん。ご病気をおしてまで僕のために・・・」
ふ「私にはね、遠慮しないで、甘えてほしいんだよ」
鉄「はい・・・」
ふ「私はな、君のことを、本当の息子だと思ってるから。子供の役にたてるってことは、親にとっちゃあ、一番の喜びだから」
鉄「はい。ありがとうございます」
かっこいいわー、ふくまる旅館。
お辞儀して見送る鉄平しゃんでした。

<お礼を言いにきた鉄平しゃんだけど>

鉄「無事に第一製鋼から銑鉄の供給されることになりました。社員一同お義父さんに感謝してます。明日の、先代の13回忌にもいい報告ができそうです」
しかし、そこで弁護士さんだかなんだかが・・・。
新聞に不正献金の記事がのっちゃったんです!
ふ「どうしてこんなことを・・・誰の仕業だよ・・・。誰の仕業だよ・・・、誰の仕業だよ!」
お父さんでーーす。

<鉄工所の前の鉄平しゃん>

持てる鉄を見つめている鉄平しゃん。
持ってる新聞ぐしゃーーー!
もうどうすればよいのかー・・・!

<13回忌当日の鉄平しゃん>

ぐったりの早苗にお茶を持ってきてあげる鉄平しゃん。やっさすぃーー!手も握ってあげて、やっさすぃーー!
二「優しいのね、鉄平お兄様。あんなに早苗さんに気をつかって」
一「一番辛いのは早苗さんですものね。よりにもよっておじい様の13回忌にこんな記事がでるなんて」
2回から降りてくるお父さんとお母さん。
大「もう13回忌か」
チョイミス兄貴てっさんを見るお父さん。
大「私はあの日のことを一日たりとも忘れたことがない。死んだ人間は何もしゃべってくれないな」
お母さん、しょぼーん。
万樹子も、お茶を持って登場。コーヒーですか。
万「早苗さんも大変でしたね」
相「同情する必要はないんじゃありません?大川先生は万俵家に恥をかかせたのよ?」
鉄「なんだと?」
相「事実でしょう?万俵家の親族から犯罪者が出たのよ?」
鉄「口を慎め!大川の父に謝れ!早苗に謝れ!」
もみ合いーー!珍しく美馬も止めに入ってますー。
大「鉄平!そんなことでいちいち動揺していては、経営者など務まらん」
鉄「そんなことですって?先生が侮辱されて、お父さんは腹がたたないんですか!?」
大「昨日の記事のことは、私も胸が痛い。だが、あれは大川先生の自業自得でもある」
鉄「よくそんな言い方ができますね。万俵家のために尽力してくださった恩人に対して。僕はこんな記事を書かせた人間を絶対許さない」
大「おまえはその人間が憎いのか」
鉄「・・・はい。もし今、目の前にその人物が現れたら、・・・撃ち殺してやりたい」
大「そうか。そんなに憎いか」
見詰め合う二人なのだが。
あっ!今日は鉄平しゃんの最後の一言がなかったですねーー。

<つづく>