2009/2/18

“人をつなぎ知をつないでいく”シリーズ「六本木ライブラリー・シナプス」
第1回:『面白い』を生み出す仕組みと方法

というのに言ってきましたよ。
ただただ、面白法人カヤックの柳澤さんが見たかったからです。
面白法人カヤック
カヤックで検索しても、『面白 会社』で検索してもトップで出てくるという会社で、さらに『経営理念』で検索してもトップに来る、経営理念を大事にしている会社なのでした。
まぁ、私はHPで見た、メガネ、さらさらヘア、ななめ前髪、という私の中での男前度を上げるアイテムの多さから、実物が見たいくらいの感じでしたが♪
カヤックは、ちょいちょいメディアにも登場しますが、テレビなんかで多いのはサイコロ給。毎月さいころをふって、出た目に基本給をかけて、それがサイコロ給としてお給料にプラスされます。
人事評価は、かなりな部分で人の好き嫌いなどに左右されてしまうものだから、サイコロのように自分ではどうしようもない部分があってもいいんじゃないか、という発想だそうです。
また、鎌倉のオフィスは、畳の広間周りに縁台があって、そこが机になっていたりだとか。掘りごたつがあったりだとか、ユニークなオフィスとして取り上げられることも多いです。見に行きたい。
そして、オフィスの1階は、どんぶり屋さんをやっていて、その店先(だったと思う)では、世界初の、ブログを書く植物、緑さんがいたりするのです!
法人としての人格を、『面白い人』としただけのことはある面白い会社だと思います。

■カヤックとは?
1.何をするより誰とするか
元々、学生時代のお友達3人が始めた会社。社員を採用する時は、この人と働きたいかを重視。5・6人で面接して、一人でも、この人とは働きたくないかもといえば、採用されない。
2.鎌倉本社と旅する支社
IT系なので、普通は都内にあります。六本木だったり、渋谷だったり。でも、ネットの環境さえあればどこでもできる仕事でもあるので、地元の鎌倉に鎌倉本社があります。海の近くなので、朝サーフィンしてから会社に来てもOK。
・・・私はサーファーに反射的な反感があるので、えぇ?と思いますけど(笑)
そして毎年旅する支社といって、海外で仕事をします。
社会人になったら、長い旅行行けないよねー。でも、1か月休みがあって、ずーっと海外で遊んでたら、もう社会復帰できないよねー、なんて話から、じゃあ、1か月海外いって仕事すりゃいいじゃん。という発想でスタート。
去年はフィレンツェで仕事してましたよ!?
フィレンツェでネット環境そろえて、鎌倉と同じように仕事。社員さんは、交互にやってきて、2週間くらいから、1か月くらい、フィレンツェで過ごしたという。
すご!!
日本と同じ環境で仕事ができるんだったら、やってみたいですよねー。IT系とか、もともと在宅、なんて人ならできそう。
3.サイコロ給とスマイル給
サイコロ給はさっき書きましたね。スマイル給は0円なんですが、毎月ペアになってる人が決まっていて、お互い、今月あなたはこういうところがスマイルでした、ということを
言い合う。そしてそれが給与明細に0円で載るってもの。
4.それってマンガっぽい?
経営者3人が少年マンガどんぴしゃ世代なので、そこもポイント。
また、苦しい時は、これはマンガ道でいうと、あそこのあたりだな、などとも考えるようです(笑)
5.量が質を生む
カヤックは、webサービスを作る会社なので、とにかく数を作る。2007年は77本。2008年は88本。2009年は99本の新しいサービスを作ります。
また、ブレインストーミングをよくやる会社でもあって、そこでも、できる限り多くのアイディア出しをすると。そうすると、しょーもないアイディアでも出さざるを得なくなります。100個アイディア出せっていわれたら、空を飛ぶとか、そういうのも入れていかなきゃいけなくなって、選択の幅が広がっていくとか。
能力のない人が、ある人と同じようなアイディアは出せないんだけども、数を出すだけなら、訓練で出せるようになっていく。
アイディアがたくさんある人は、深刻化しないそうです。
難しい時代だから、っていうのは簡単だけど、自分はその中でどうするか、っていうアイディアをできる限り出す。いやもう、100出す!そうすると深刻にならずにすむのかなぁ、と思いました。
これは大会社勤務だろうが、働いてなかろうが、できることですよね。
ま、それもあって、私は毎日しょーもないHPを更新している訳です。いつか質を生む。・・・10年毎日やってものにならなかったら首をやるといった人がいたので、首をもらわなきゃいかんと思ってますが。

■カヤックの経営理念
『つくる人を増やす』
これはもう、カヤックのHPを見ていただいた方がいいんですが。
何か、手を動かして作っている時に、いやーな気分には多分ならない。
ものを作るのは楽しいことだと思います。
そうして作る人が増えていくと、楽しい世の中になるのでは。そういう経営理念がカヤックにはあります。

■カヤックのすごいところ
バランスがいい、ネット的など色々ありますが、変化を推奨する文化があります。
社員さんは、どこが変わった?と聞かれる。変わるために、新しいものを作り続けなくてはいけない文化。
そしてどういう人は、どこにいっても通用する人になれる。変われる人はそれが可能です。
このあたりは、派遣切りされたらどうしよう、会社なくなったらどうしよう、という人が心がけられることかなー。
私か!そうか私か!!
変化が苦手なので、このあたりは訓練していかなきゃいかんですな。
採用に関しては、『変人採用』をしているそうです。ただ、自分で自分のことを変人だというような人は、まったく変人ではないので、他薦のみ受け付け中。
ただし、この枠で採用された人なし(笑)

柳澤さんは、なかなか感じのいい人でした。
主催していた小山龍介さんも、メガネ男子で感じよし。
感じのいい人はいいなーーと思う次第です。

カヤックで作られたブログパーツ貼り付けてみました。
どんな感じですかね。ありがとうを集めるブログです。楽しんでもらえるとー。

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