What’s up SMAP

5月30日

「30代も半ばの僕木村拓哉ですが、
若い頃を振り返って、でたらめなヤツだったなーなんて思うこと多いですね。今時点の自分からすると10代の俺なんて20点ですね。赤点!落第!」

木村さんはどんなきっかけで変わった?チェンジの歴史を教えてというメッセージがきております。

「確かに、変わるのは難しいことなのかもしれない。でも自分ひとりで変わるのが難しいだけ。人と関わる中で変わるのは、さほど難しいことじゃないと、僕は思います。ちょつと真面目にこんなテーマで。
木村拓哉の人生をチェンジさえた5人の男たち!
音楽的に僕をチェンジさせてらたバンドといったらかかせまえんね。聞くんじゃなくて、見るを与えてくれましたね。これはねー、ジャケット最高です!ジャケ買いです!よく聞きました」

1曲目、ボンジョビ「ウォンテッドデッドオアアライブ」

「人生をチェンジした5人の男たち。
一人目、やっぱり大きいと思うので、この人にします。
ジャニー喜多川!
べたべたですけどね。べたべたですけど、この人がユーたち明日からSMAPだからって言ってなかったら、俺ここで喋ってないと思うんですよ。
親戚が履歴書に送り、それが目に止まったらしく、是非きてくれという話になったんですけど、2回3回ばっくれたんですよ。4回目くらいに連絡が来た時に、誰にでも経験できるようなことじゃないんだから1ッ度経験してみれば?という意見が身内から出てきて。
六本木のテレビ朝日、第1リハーサル室にいったら、いっぱいちびっこが、先輩もいたんですけど。ただひたすら踊っているのを見てたら、ちょっと来てって言った人がジャニー喜多川でしたね。
この人は違うんだろうなって、ジャニーさんじゃない人が、俺にここはこういうところでって説明のおじさんが来たんだと思った。
そしたらそれがジャニーで、そん時にですよ。そん時にすごいなーと思うのがおっかけの女の子。今ではありえないなと思うんだけど、初めて行ったの。初回。誰も俺を知ってる訳ないって時に。初日!ですよ。
6個手紙貰ったんですよ。
拓哉君とも書いてないんですよ。初めましてって書いてある。そこで見て書いたのかもしれないんだけど、何?と思ったら、周りでも色々いただいてたりとかして、なんだここ!って。
どこをどう良くしてくれたとか、何をしてくれたってことは具体的なものはないんだけど、SMAPってのものをジャニーが決めた。面子を揃えたのもジャニーだし、名前を決めたのもジャニーだし。
いま現在の自分は、一人での仕事もありますけど、SMAPのメンバーとしての自分な訳だし。ベースは全て用意してもらったなって。
データ?もなにも。全員団地っ子だもん。
高島平と湘南と千葉と埼玉と、団地っ子勢揃いよ。唯一一戸建てなんて慎吾ぐらいじゃない?
それが今SMAPに至ってますからね、怖いくらいじゃない?」
ほんとに。
ジャニー・・・!このメンツを集めてくれてありがとう・・・!拝むわ、ジャニーの神通力!
「この人と会った事がきっかけで結構変わったなーという人の話。感覚を変えてくれたのは、この人かなー。蜷川幸夫さん!
日本を代表する舞台の演出家なんですけど、16の時に蜷川さんともしよかったらやってみるかってお話をいただいて。舞台の。
どういう方なのかも知らなかったし、舞台と言う経験も想像もできなかったし、ユーたちSMAPだからって言われた、3日後か、4日後くらいだったんですよ。青山の喫茶店でお会いして、初めてもらった台本が舞台の台本。盲導犬。
前評判は聞いてたんですよ。灰皿が飛んでくるだのなんだの。たまたま体調悪くして、禁煙してたんです。だから、灰皿は飛んでこないんですけど、菓子パンがひゅっ!とか舞ったことはあったんですけど。ほんとにびっくりしたのは、目の前で、ほんと、この距離ですよ。俺とおさむのこの距離で、はじめ!って手を叩かれて、セリフを言うものをわーーって言ってみるんですけど、見てくれなくて。ずーっと本読んでるんですよ。
あるとこまで来ると、はい、もー一回って言われて。大声でセリフを言ってんですよ。ずーっと本読んでて。
2日目くらいなってこっちを向いたとなって、もう一度って。
自分という肉体を使って色々やっては見るものの、全然伝わってないって結果で、1週間くらいしたらようやくもうちょっと強く言ってみてとか。始まってきましたね。
できないってことが、自分を充実さされいくっていう、できないからやりたいって気持ちが自分を前に前にちょっとずつ押し始めたのがそのころじゃないかと思います。
与えてくれた人として、相当でかいし、半端じゃなくでかかった。その時の時間と経験。今、こうやって考えると相当なものをその時期に経験させてもらったんだなーって。キツかったですねー。
3人目いきましょう。
野口強さんといいまして、スタリストとしてやってくれた方で、知ってる方多いと思いなすけど、10代の頃から今まで色々やってくれてるんですけど。面白い話が。野口強さんの師匠が大久保さん。ドラマCHANGEのスタイリングをしてくれてるんです。華麗なる一族も。
大久保さんのアシスタントが、野口さんや馬場圭介さんがアシスタントしてて。エンジンの時は、馬場さが主にスタイリングしていて、そのグループと僕は付き合いが多い感じしますね。
野口強さんと知り合ったのが、今で言う、クラブじゃないですか?いけてるって言ってくれたりとか、それはいけてないんじゃないの?って。
めちゃイケって番組があるから、イケてるって言葉として成立してるかもしれないけど、その言葉画出てくる前に、それイケてないんちゃうの?ってジャッジ、チョイスのアンテナ?を、自分に設置してくれた。人みたいな感覚ありますね。
その前は、自分がモトリークルーのトミーリーがかっこいいと思ってたら、着てるものは全部カッコいいと思ってたから。それは違うよ、それは自分のアンテナじゃなくて、自分発のアンテナを設置してくれた感じしますね。
洋服ってものがこんなに楽しくて、価値もあって、あえて、それこそ、人が着てた服?新品じゃない服、古着というものが市民権を得たというか。それは全然イケてるんじゃないの?逆にって。
色んなことを、同じタイミングで経験した人。ファッションに興味なかったもん。髪の毛伸ばしたのも影響あるかもしれない。
このバンドも大きく関わってる気がしますね」

2曲目、(バンド名わからず)「ドントクライ」

「続いて4人目。
業界チックかもしれませんけど、荒井さんかな。うちらが夢がMORIMORIって番組で、ジャニーズ事務所なんだけどバラエティやってみればって感じで。あれ、夢で、あえたら?、だっけ。その後だっけ。
夢つながりなんだよね、そうそうそう。
フジテレビの荒井さん、荒井あきひろ。今はもうフジテレビのエロい人、あ、偉い人です。
僕が会った時はバラエティのディレクター。
夢がMORIMORIってバラエティの初代ディレクターだっかな。その後プロデューサーになって、後にスマスマを立ち上げくれた人なんですけど。ご存知ですよね。
その荒井さんと夢MORIを始めたとき、個人的には人前でおどけたことをするってこと自体にすごい抵抗があったし、何をやってるんだろうって中で、徐々に面白さっていうか、気づいてきたんですけど。そこの現場で立ち会ってくれたのが荒井さんで、珍しく俺らを怒ってくれた人というか。怒られるって認められることに等しいと思うんですけど。
すげえ真剣に怒られたの覚えてますね。一列に並べられましたからね。
ディレクターが荒井さん。プロデューサーが佐藤さん。佐藤さんどうしてるんだろ」
オサム「退社しました」
「ひょきん族の。点滴が好きな人。点滴が好き(笑)お酒飲みすぎて、すぐ病院行って点滴打っちゃう人なんですけど、音松くんとかやれっていわれた時は、は!?って。なんすか?って衣装はこれ、ってかつらかぶれっって言われて。
仕事だからなになにってめんたまじゃないんですよね。荒井さん。
怒る時も、一緒にやって笑ってる時も、今でもそうなんですけど、可能性をどんどん探ってくれていたような気がしますけどね。
あ、合宿とかしなかったっけ。収録しないんですよ?何も収録しないで、どっか行ったの覚えてるんですよ。放送作家の人たちと一泊で。飯食って、夜、カラオケやったりとか。
今ないでしょそういうこと。新鮮なかんじしない?今考えると。
最後はやっぱ、この人ですけね。
ここ数年で、そうだね、一番、栄養というか、価値観というか、変えてくれたのはさんまさんかな。
ドラマで共演させてもらったので、でも初めてはたけしさんとさんまさんが深夜やるってなった時に、SMAPがちょっとだけ参加しますってなった時が初めてで。
がんばりましょうって曲をやってる時に参加させてもらって、決め言葉を言ったら必ずがんばりましょうが流れるから、おまえら振りつくってきやって言われたのが初めて会った時なんですけど。
ひょうきん族で僕らは見てたほうだし、そんな人とドラマで共演させてもらったりお話をさせてもらって。
この間も、さんまさんの田舎から、とこぶしの煮つけ?三回忌あって帰られたんだって。その時に田舎の人が大量に作って送ってきてくれて、わー嬉しいなって言って、実際好きだし、食べたらしいんだけど、この味は絶対にあいつも好きやって勝手に。解る?勝手さ。
間違いなく好きやって思ったらしく夜の11時ぐらいにぴんぽんってなって、は?と思って、ぱっとモニターに切り替えてみたら、タッパーあるじゃないですか。タッパーと真空冷凍されたものを持った人が立ってて。よーく見たらさんまさんだったから、なんすかって言ったら、これおまえ絶対好きやって。絶対好きやで!って上がってきたんですよ、家に。
ほんまおまえ絶対好きやからって、ありがとうって。風呂入った後だったし、寝るカッコだったんですよ。
ありがとうってあんまりにも好きやって言うから、タッパーの汁がこぼれないように止めてあるガムテープ外してとこぶし食ったら、美味かったんですよ。
美味い美味いって言ったら、せやろ、思った通りだとか言って、それから1時間くらい、ふつーに、煙草吸いながらいるんですよ。喋るだ喋ってから帰るって。
そんなことするの、さんまさんと忌野清志郎さんくらいですね。一人暮らししてる頃に、朝9時くらいにぴんぽんってきて、中日ドラゴンズの帽子被った人が。引越しおめでとうって、近所だから、引越しおめでとう!って、清志郎さんが着てくれたんですけど、大御所の人になればなるほど、人っぽいうか、意外と普通の人ばかりですね。
そんな人に恵まれてますね。その部分は大事だと思いますけどね。
SMAPの曲の中ではこの曲で、なんか自分の中で流れというかSMAP的にも流れが変わったんじゃないかなって。真剣にカッコつけていいかもしんないって」

3曲目、SMAP「$10」

「怒られたり、否定されること多いんだけど、誉められることって少ない。スタッフって誉めないよね。注文されることはあるんだけど、今のよかったですよーって誉められることはあんまないですよね。
実感できるのは、現場じゃなくて、それを実際に手に取って、味わってくれた人がうめー!って言ってくれたのを後て聞いたりする時だけかな。
ラジオのHPに送られるメッセージだったりとか、リアクションだけでやってるような気がしますね。
みんな僕を誉め誉めするメッセージを送ってくれてもいんですよ?遠慮しないでくださいね?
突っ込んだ方が面白くなるとか考えなくていいんですよ?たまには僕を誉め倒して見てください。
味わったことがないので、この機会にぜひどうぞ!
ドラマCHANGE、次回が4話ですね。3話のほうで内閣総理大臣にならせていただいたんですけど、内閣総理大臣って大変なんですね。4話は寝れません。寝れません(笑)!」

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